JPS60500281A

JPS60500281A - 嫌気性発酵用装置

Info

Publication number: JPS60500281A
Application number: JP84500537A
Authority: JP
Inventors: マツコーン、ケヴイン　ジヨセフ
Original assignee: バイオマス・リミテッド
Priority date: 1982-12-24
Filing date: 1983-12-23
Publication date: 1985-03-07
Also published as: US4613433A; WO1984002518A1; EP0129590A1

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、有機液体物質、特に有機廃棄物の嫌気性発酵用装置の改良に関する。

従来、有機廃棄物の嫌気性発酵は、撹拌手段を有する閉塞容器内で行なっていた。さらに、化学技術工業の分野において蒸留塔やスフラッパーなどに使用されているバッキングエレメントの規則列または不規則列を話め込んだ容器内で′嫌気性発酵を行なうことも提案されてきた。

本発明により、嫌気性発酵が行なわれる媒介物としてはなく、嫌気性発酵区域を形成する透過壁とじでバッキング層を使用することがでさ゛るということがわかった。このようなバッキング層を使用することにより、２つ以上の嫌気性発酵区域を有し生産能力゛の高い反応容器が提供される。

本発明による嫌気性発酵用装置は、（ａ　）少なくとも２つの隔室に分割されており、前記隔室の各々が、床部および天井部と、床部と天井部との間で前記隔室を左右方向に横切って延びており下面が床部から一上方に隔離し上面が天井部から下方に隔離している液体透過性バッキング層とを有する容器と、（１））一連の前記隔室を連結していて、第１隔室の天井部とバッキング層との間の空間部と、隣接した第２隔苗の床部とバッキング層との間の空間部とを連結している液体用導管と、（Ｃ）処理される液体を前記第１隔室のバッキング層と床部との間の空間部に導入するだめの手段と、（ｄ）処理された液体を一連の隔室のうちの最後の隔室のバッキング層と天井部との間の空間部から排出する処理される液体は、適当な導管により第１隔室の床部とバッキング層（発酵区ＩｎＡ＞どの間の空間部に尋人される。

次に、液体は、バッキング層を通って上昇し、適当な導管によって隣接した第２隔至の床部とバッキング層との間の空間部に送られてから第２隔至のバッキング層を通って」−昇した後、隣接した第３隔室に下降されられるが、２つ・の隔室からなる反応容器である場合、第２隔挙のバッキング層を通って上界した段階で処理済液体物として排出される。

大体の場合、各隔室には、嫌気性発酵中に生じるカス（特にメタン）を排出するための手段が配設されるが、ガス排出手段は、隔室のバッキング層の上面と天井部との間の空間部に連結される。さらに、少なくとも１つ以上の隔室には、発酵区域に溜まったスラッジを排出するための手段が配設されていてもよい。

本発明による発酵用装置の一連の隔室は、上下方向あるいは左右方向に設けることができる。

以下、図面に示す実施例に基いて本発明を説明する。

第１図は、隔室が上下方向に設けられている本発明による発酵装置の一実施例を示す縦断面図、第２図は、隔室が左右方向に設（プられでいる本発明による発酵装置の他の実施例を示す縦断面図である。

第１図に示すように、本発明による装置は、天井部（２）と床部（３）とを持つ略円筒状のシェル（１〉を有する閉塞容器から成っている。容器は、仕切り部材（４，５）によって、３つの重なり合った隔室に仕切られている。各々の仕切り部材（４，５）および容器の床部（３）は、皿形をしており、中心に凹部（６）を有する。３つの隔室の各々には、隔室の天井部と床部との間で隔室を左右方向に横切って延びているパッキ゛ング層（７）が設けられており、バッキング層（７〉は、各隔室を、バッキング層の上面と隔室の天井部との間の下方空間部（８ａ、９ａ、　１０ａ　）と、バッキング層の下面と隔室の床部（３）との間の下方空間部（８ｂ。

９ｂｊＯｂ）とに分割している。下方に延びている導管（１１）は、一番下の隔室の上方空間部（８ａ）と中間の隔室の下方空間部（９ｂ）とを連結しており、同様に、導管（１２）は、中間の隔室の上方空間部（９ａ）と一番下の隔室の下方空間部＜１（１１］）とを連結している。導管（１３）は、処理される液体を導入するために、一番下の隔室の下方空間部（８ｂ）に連結されており、導管（１４）は、処理された液体を排出するために、一番下の隔室の一ト方空間部（１０ａ）に連結されている。ガス排出管（１５）は、導管（１１，１２）の上端部の上方においで上方空間部（８ａ、９ａ　）に連結されているとともに、導管（１４）の」７方にａ５いて下方空間部（１０ａ）に連結されている。凹部（６）に溜るスラッジを除去づ−るために、凹部（６）の各々には導管り１６）が配設されている。

処理される液体は、導管（１３）から一番下の隔室の下方空間部（８ｂ）に導入された後、前記隔室のバッキング層（７）を通って上昇しＣから、導管（１１）を通って中間の隔室の下方空間部（９ｂ）に下降し、中間隔室のバッキング層（７）を通って上昇する。その後、液体は、導管（１２）を通って一番下の隔室の下方空間部（１０ｂ）に下降し、最後に、下方空間部（１０ｂ）のバッキング層り７）を通った後導管（１４）から排量５れる。隔室で発生したガスは導管（１５）から排出され、隔室の底に溜ったスラッジは導管（１６）から排出することができる。

第２図に示す装置は、天井部（２）と床部（３）とを持つ略円筒状シェル（１）を有する容器から成っている。容器の内部は、容器の天井部（２）から床部（３）に延びている略垂直仕切り部材（１７）によって仕切られでいる。このようにして仕切られた隔室の各々には、第１図に示す装置と同じように、隔室を上方空間部（１８ａ、１９ａ　）と下方空間部（１８ｂ、１９ｂ　）とに分割している略水平バッキング層（７）が配設されている。略垂直導管（２０）は、第１隔空の上方空間部（１８ａ）と第２隔室の下方空間部（１９ｂ）とを連結している。

処理される液体を導入するための導管（１３）は第１隔至の下方空間部（１８ｂ　）に連結されており、処理された液体を排出するための導管（１４）は第２隔室の上方空間部（１９ａ）に連結されている。各隔室の上方空間部にはガス排出用導管（１５）か連結されており、導管（１５）は、第１隔苗において導管（２０，、）の上端部の上方に配設されており、第２隔室において液体排出用導管〈１４）の上方に配設されている。

処理される液体は、導管（１３）から第１隔至の下方空間部（１８ｂ）に導入された後、第１隔室のバッキング層（７）を通って上方空間部（１８ａ）に上昇してから、導管（２０）を経由して第２隔空の下方空間部（１９ｂ）に下降する。

その後、液体は、第２隔至のバッキング層（７〉を通って上昇し、最後に導管（１４）から排出される。

本発明による装置の重要な特徴は、各隔室にバッキング層を設けたことである。

このバッキングは、穴をあけたプレート、垂直プレート、あるいは傾斜したプレートなどのバッキングエレメントを規則正しく整列させたものであってもよいが、バッキングエレメントを不規則に並べたものであればより好都合である。゛不規則″バッキングは、バッキングエレメントを無造作に並べることによって反応容器の中に簡単に導入できるという利点を持つ。不規則バッキング用のバッキングエレメントには、通常のラツシピリング、ポールリング、サドル式バッキングが適当である。

しかしながら、縦横比が１以下（例えば０．６６以下、好ましくは０．５〜０．２５）のバッキングエレメントが、本発明装置に用いられるバッキング列を形成する上で特に有用であるということがわかった。上記の縦横比率基準を満足させるバッキングエレメントとしては、側壁に孔を有していても有していなくてもよいリング、内半径あるいは内直径リング、および゛テレレット″リング（トロイド状螺旋から成るバッキングエレメント）が含まれる。

このような不規則バッキング用のバッキングエレメントは、穴をあけた適当な支持体上に支持されていなければならない。また、不規則バッキング層は、編成あるいは織成の金属あるいはプラスチックフィラメントなどの゛デミスター″材料で形成してあってもよい。

本発明による発酵用装置は、一般家庭から出る下水、および飲食物製造工場や精油所から出る排水などのような広範にわたる有機排水（有機廃棄物の水溶液および懸漏液を意味する）を処理するために使用することができる。この発酵用装置は、２つの主要機能を果す。すなわちその１つは排水の生材学的酸素要求量を減少させることであり、もう１つは廃棄物からメタンなどの有用物質を生成することである。本発明による発酵用装置による発酵は、通常の嫌気性発酵の為の条件、すなわち２０℃〜８０　’Ｃで行なうことができる。

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Claims

【特許請求の範囲】

（１）（ａ）少なくとも２つの隔室に分割されており、前記隔室の各々が、床部（３，４，５）および天井部（２，４，５）と、前記床部（３，４，５）と前記天井部（２，４，５）との間で前記隔室を左右方向に横切って延びており下面が前記床部（３，４，５）から上方に離隔していて上面が前記天井部（２，４，５）から下方に離隔している液体透過性バッキング層（７）とを有する反応容器（１）と、（ｂ）一連の前記隔室を連結していて、第１隔室の前記天井部と前記バッキング層との間の空間部（９ａ、１０ａ）と、隣接した第２隔苗の前記床部と前記バッキング層との簡の空間部（８ｂ、９ｂ　）とを連結している液体用導管（１１，１２，２０）と、（Ｃ）処理される液体を前記第１隔室のバッキング層（７）と床部との間の空間部（８ｂ）に導入するための手段（１３）と、（ｄ　）処理された液体を前記一連の隔室のうちの最後の隔室のバッキング層（７）と天井部との間の空間部＜１０ａ）から排出するための手’ｆｆ１（１４）と、から成っている嫌気性発酵用装置。弁部との間の空間部に連結されているガス排出手段〈１５）を有することを特徴とする請求の範囲第１項記載の嫌気性発酵用装置。〔３〕少なくとも１つの前記隔室が、スラッジ排出手段（１６）を有することを特徴とする請求の範囲第１項または第２項のいずれか１項に記載の嫌気性発酵用装置。