JPS604975B2 - 画像形成用感光性組成物 - Google Patents

画像形成用感光性組成物

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JPS604975B2
JPS604975B2 JP51148689A JP14868976A JPS604975B2 JP S604975 B2 JPS604975 B2 JP S604975B2 JP 51148689 A JP51148689 A JP 51148689A JP 14868976 A JP14868976 A JP 14868976A JP S604975 B2 JPS604975 B2 JP S604975B2
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JP
Japan
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hydrogen atom
group
photosensitive
lower alkyl
dyes
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JP51148689A
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進 鈴鹿
繁雄 前田
伸義 遠藤
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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Hodogaya Chemical Co Ltd
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は光照射によって着色画像を直接に焼き出し、つ
づいて熱を加え、定着画像を得る画像形成用感光性組成
物に関するものである。
本発明の画像形成用感光性組成物は、従来この種の公知
となっている画像形成用感光性組成物に比較して、画像
の濃度および保存安定性の向上において特徴をもつもの
である。
感圧記録紙などに使用される酸性物質と接触することに
より発色する本質的に無色な染料と光照射で遊離基を発
生し得る有機ハロゲン化合物を組み合わせた感光性組成
物が光照射により着色画像を形成することは、すでに公
知となっており、たとえば特公昭38一24188号公
報、特公階49一204号公報、特開昭50一1262
28号公報などを挙げることができる。
しかしながら上記公知文献にみられる画像形成用感光性
組成物は、発色濃度が不十分であり、保存安定性が悪い
欠点および画像濃度定着に130〜18000の高温度
をかけるため、色相の退色、画像寸法の変化などの欠点
を露呈する。本発明者らは上記の諸欠点を改良するため
鋭意研究した結果、光照射により遊離基を発生し得る有
機ハロゲン化合物、酸性物質と接触することにより発色
する本質的に無色な染料、窒素含有複秦環化合物および
結合剤からなる感光性組成物により解決できることを見
出し本発明を完成した。すなわち本発明による画像形成
用感光性組成物は、発色画像濃度の向上、保存安定性の
向上および露光後の画像を90〜12000に加熱定着
することで、色相の退色、画像寸法の変化などをきたさ
ないなどの長所をもっている。本発明組成物の一成分と
しての共役系窒素含有複秦環化合物は、従来有機ハロゲ
ン化合物と組合わせ、画像形成用感光組成物の呈色剤に
利用され、たとえば、特公昭39一17701号公報、
特公昭43一29407号公報、特公昭45一1282
1号公報、特公昭51−1356y号公報、特関昭51
−29921号公報および特開昭51一17428号公
報などに見ることができる。
しかしながら本発明による、酸性物質と接触することに
より発色する本質的に寒色な染料と有機ハロゲン化合物
との組合せに共役系窒素含有複秦環化合物を添加する画
像形成用感光性組成物は、いまだ文献上にみることがで
きない。
本発明の組成物において共役系窒素含有榎素環化合物添
加の効果は、上記文献記載の星色剤としての働きが、ほ
とんどなく、本発明に用いる他の呈色剤すなわち酸性物
質に接触することにより発色する本質的に無色な染料へ
の糟色効果と、添加される有機ハロゲン化合物が昇華性
であることに起因する保存安定性の悪い点を、これらの
共役系窒素含有複素環化合物が有機ハロゲン化合物と電
荷移動錯体を形成し、室温での有機ハロゲン化合物の昇
華性を阻止して保存安定性の向上に寄与することにある
以下本発明の感光性組成物について具体的に示せば、‘
1’ 光照射により遊離基を発生し得る有機ハロゲン化
合物、たとえば一般式‘a} R−CX3 (式中Rは、アリール基、アルキル基、アリル基、アロ
ィル基、アルケニル基、水素原子、ハロゲン原子または
複秦環銭基を表わし、×はハロゲン原子を表わす) で表わされる化合物、四臭化炭素、ヨードホルム、ヘキ
サクロロエタン、2・2・2一トリプロモエタノール、
p−ニトロベンゾトリクロライド、ベンゾトリブロマイ
ド、Q・Q・Q・Q・Q●Q−へキサクロロキシ レン、ジクロロフロムメタン、2−の・の・のートリク
ロロメチルー6−ニトロベンゾチアゾール、の・■・の
ートリブロモキナルジン、4一の・の・のートリブロモ
メチルピリジン。
b) (式中Qは、アミノ基、アルキルアミノ基、ァラァルキ
ルアミノ基、アリールアミノ基、アリール基またはアリ
ル基を表わし、Xはハロゲン原子を表わす。
)で表わされる化合物、たとえばトリクロ。
ァセトアミド、Nーエチルートリブロモアセトアミド、
pーニトロ−Q・Q・Qートリブロモアセトフエノン、
Q・Q・Q−トリクロロアセトフエノン。C〉 (式中、W、Y、Zは水素原子、塩素原子または臭素原
子を示すが、同時に三者が水素原子となることはない。
Aはアリール基、アルキル基、アリル基または基でW、 Y、Zはさきの定義と同様であるが、この場合三者が水
素原子であってもよい。
)で表わされる化合物、たとえば、ベンタブロモジメチ
ルスルフオキサイド、ヘキサブロモジメチルスルフオン
、トリクロロメチル−フエニルスルフオン、ヘキサクロ
ロジメチルスルフオン、2ートリブロモメチルスルフオ
ニルー6ーメトキシ−ペンゾチアゾール、1ーメチルー
2ートリブロモメチルスルフオンーベンゾイミダゾール
、2ートリブロモメチルフオニルー5−ニトロ−ペンゾ
チアゾール。
■ 呈色剤としての、酸性物質と接触することにより発
色する本質的に無色な染料たとえば、3.3ービス−(
4′−ジメチルアミノフエニル)−6ージメチルアミノ
フタライド、3−(4′−ジメチルアミノフエニル)一
3一(r‘2′ージメチルインドール一3−イル)ーフ
タラィドなどに代表されるフタラィド系染料、3ージエ
チルアミノー7ージベンジルアミノフルオラン、3−ジ
エチルアミノーベンゾー(c)−フルオランに代表され
るフルオラン系染料、3−ジメチルアミノー6−メトキ
シフルオランーy一4′ーニトロアニリノラクタム、3
−ジエチルアミノー7ージベンジルアミノフルオランー
ツーアニリノラクタム、1・3・3−トリメチルインド
リノーベンゾスピロピラン、1・3・3ートリメチルイ
ンドリ/−ブージエチルアミノベンゾスピロピランに代
表されるスピロピラン系染料およびビスー(pージメチ
ルアミノフヱニル)−フェニルメタンに代表されるトリ
フェニルメタン系染料、‘3’ 結合剤としてのポリス
チレン、エチルセルロース、ポリビニルアセテート、ポ
リ塩化ビニリデソ、ポリメチルメタクリレート、ブチラ
ール樹脂、ポリカーボネート、塩化ビニルー酢酸ビニル
共重合樹脂およびスチレンーブタジェン共重合樹脂など
の高分子化合物、【4} 増感剤および保存安定性向上
剤としての共役系窒素含有複秦環化合物、たとえば一般
式(1> {a} (式中R,は水素原子、低級アルキル基およびペンジル
基、R2は水素原子、低級アルキル基およびフェニル基
、R8は水素原子および低級アルキル基、R4およびR
5は水素原子、R2とR3およびR4とR5はそれぞれ
結合しベンゼン環を形成する残基を示す。
)で表わされる化合物、たとえば、カルパゾール、Nー
ェチルカル/ぐゾール、Nーメチルカル/ぐゾール、N
一ベンジルカルパゾール、3・6一ジプロモカルパゾー
ル、インドール、2ーフエニルインドール、2−メチル
インドール、1・2ージメチルインドール、1−エチル
−2ーメチルインドール、2ーフエニルピロー′レ(b
) (式中R6は水素原子およびフェニル基、×は酸素原子
およびイミ/基を示す。
)で表わされる化合物、たとえば、2・5ージフェニル
オキサゾール、2−フエニルオキサゾール、2一フエニ
ルイミダゾール【C} (式中R7は水素原子および低級アルキル基を示す。
)で表わされる化合物、たとえば、フエノチアジン、N
一エチルフエノチアジン、N−メチルフェノチアジンな
どの共役系窒素含有穣素環化合物などを好適にあげるこ
とができる。さらに、増感効果を大きくするために添加
剤としてフェロセン化合物を添加することもできる。
この場合のフェロセン化合物としては、フヱロセン、フ
エロセニルメタノール「1ーフエロセニルエタノール、
1・1′ージメチルフエロセン、1・1′−ジーn−ブ
チルフエロセンおよびtーアミルフェロセンなどを好適
にあげることができる。本発明の方法を実施するに当り
画像形成用感光性組成物の調製は、1.0部〜3.の邦
の有機ハロゲン化合物、1.0〜5.0部の里色剤、0
.5部〜3.0部の共役系窒素含有後表環化合物および
5.碇都〜8.礎部の結合剤を100部の有機溶媒に安
全灯下で溶解することにより容易に得ることができる。
さらに必要ならば増感剤として、0.5部〜3.0部の
フェロセン化合物を添加することもできる。この際好適
に使用される有機溶媒としては、たとえば、ベンゼン、
トルエン、キシレン、テトラヒドロフラン、アセトン、
メチルエチルケトン「シクロヘキサノン、アクリロニト
リル、メタノール、エタノール、メチルセロソルブ、エ
チルセロソルブ、酢酸エチル、ジオキサンなどをあげる
ことができ、さらにこれらの混合溶媒も好適に使用する
ことができる。また本発明の画像形成用感光性組成物を
使用しての感光シートの作製は「支持体として紙、バラ
ィ夕紙、合成紙または合成樹脂フィルムなどを便**用
し、安全灯下に、回転塗布、ロールコータ−あるいはブ
レード法などにより感光液を塗布することによって容易
に行なうことができる。以下実施例により本発明を詳細
に説明するが、これらは本発明の範囲を限定するもので
はない。
なお実施例および参考例中の部はとくに説明のない限り
重量部を表わす。また画像濃度およびかぶり濃度は、マ
クベス透過濃度計TD−504型で測定した結果を示す
。実施例 1 3ージエチルアミノーベンゾ−(c)−フルオラン3.
5部、四臭化炭素3.$部、2−フェニルィンドール2
.磯部およびポリスチレン10.碇部をトルエン13の
都とアセトン2碇部とからなる混合溶媒に溶解し「感光
液を調製した。
この感光液を支持体としてのポリエステルフィルム上に
、5.0タ′での割合で塗布、乾燥して画像形成用感光
フィルムを得た。この感光フィルムに写真ネガ原版を重
ね、真空嘘枠(大日本スクリ−ン製造株式会社製p−1
13−B)で2分間露光し、11000の熱風乾燥器で
2分間加熱定着して鮮明な紫赤色画像を得た。参考例と
して、実施例1の感光液組成のうち2−フェニルィンド
ールを除いた感光液を調製し、実施例1と同様に処理し
、110q0の熱風乾燥器で60分間加熱定着して紫赤
色画像を得た。(参考例1)。以上の結果を表−1に示
す。一1 一方色相については、実施例1、参考例1および実施例
1の感光液組成のうち3−ジェチルアミノ−ペンゾ−(
c)ーフルオランを除いた感光液を使用し、参考例1と
同様に処理した発色フィルム、計3点の可視スペクトル
を図一1に示した。
表一1と図一1の結果より、添加した2−フェニルィン
ドールは、発色剤としてではなく、増色、定着速度の短
縮および保存安定性の向上に、効果があることを明白に
示している。本実施例の中で、2−フェニルィンドール
の代りに表−2に示した共役系窒素含有複索環化合物を
使用しても同様の結果を得た。
それらの結果を表−2に示す。
表−2 以上の結果、共役系窒素含有複素環化合物の添加の効果
は、明白である。
実施例 2 実施例1の感光液組成にフェロセン2.碇都を添加した
感光液を使用し、実施例1と同様に処理して紫赤色の鮮
明な画像を得た。
参考例として、実施例2の感光液組成のうち、2−フェ
ニルィンドールを除いた感光液を使用し、実施例1と同
様に処理したが、未露光部も発色し、画像の判定が不可
能であった(参考例2)。
結果を表−3に示す。−3 以上の結果、フェロセンおよび2−フェニルィンドール
の添加の効果は「増色およびベースのかぶり防止にある
ことが理解できる。
本実施例の中で2−フェニルインドールの代りに表−4
に示した共役系窒素含有複秦環化合物を使用しても同様
の結果を得た。
それらの結果を表−4に示す。表−4 以上の結果、本発明の共役系窒素含有榎素環化合物およ
びフェロセンの効果は、実施例2の場合と同様に明白で
ある。
実施例 3 3.3−ビスー(4−ジメチルアミノフエニル)−6−
ジメチルアミノフタライド4.2部、四臭化炭素3.3
部、2ーフェニルィンドール3.碇部およびェスレック
BM−2(積水化学株式会社製)7.$部をテトラヒド
ロフラン15碇織こ溶解して、感光液を調製した。
この感光液を使用し、実施例1と同様に処理して、鮮明
な青色画像を得た。参考例として、実施例3の感光液組
成のうち、2ーフェニルィンドールを除いた感光液を調
製し、参考例1と同様に処理して青色画像を得た(参考
例3)。得られた物理的データを表−5に示す。
表−5 本実施例の中で、2ーフェニルィンドールの代りに表−
6に示した共役系窒素含有複秦環化合物☆を使用しても
同様の結果を得た。
表−6 表−6に示した結果より、本発明の共役系窒素含有複素
環化合物の添加の効果は、明白である。
実施例 4実施例3の感光液組成にフェロセン2.碇部
を添加した感光液を使用し、実施例3と同様にして青色
画像を得た。
得られた結果を表−7に示す。参考例として、参考例3
の感光液組成にフェロ*セン2.0部を添加した感光液
を使用し、実施例3と同機に処理したが、未露光部も発
色し、画像の判定が困難であった(参考例4)。表−7 以上の結果、共役系窒素含有複素環化合物およびフェロ
センの添加により、増色およびかぶり防止の効果がある
ことは、明白である。
実施例 5〜12 表−8に示す組成の感光液を使用し、実施例1と同様な
方法で実施し、それぞれ鮮明な着色画像を得た。
表−9にそれらの発色色相、画像濃度およびベースのか
ぶり濃度を示した。なお参考例として、表−8中の感光
組成のうち、第三成分を除いた感光液を使用した場合の
結果も( )内に併記した。■ 船 表−9 洋:表中の濃度値は、各フィルターでの 測定値の中での最高値を示す。
【図面の簡単な説明】
図一1は、本発明の画像形成甲感光性組成物(曲線A・
実施例1および曲線B・実施例2)と比較のための本発
明外の画像形成用感光性組成物(曲線C・参考例1およ
び曲線D・実施例1の感光液組成のうち3ージヱチルア
ミノ−ペンゾ−(C)ーフルオランを除いた感光液を使
用した場合)との波長に対する吸光度を示すグラフであ
る。 図一l

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 光照射により遊離基を発生し得る有機ハロ
    ゲン化合物、(b) 酸性物質と接触することにより発
    色するフタライド系染料、フルオラン系染料、ラクタム
    系染料、スピロビラン系染料およびトリフエニルメタン
    系染料の本質的に無色な染料および(c) 結合剤 からなる感光性組成物にさらに次の一般式(d) 一般
    式(I)、(II)、(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R_1は水素原子、低級アルキル基およびベンジ
    ル基、R_2は水素原子、低級アルキル基およびフエニ
    ル基、R_3は水素原子および低級アルキル基、R_4
    およびR_5は水素原子、R_2とR_3およびR_4
    とR_5はそれぞれ結合しベンゼン環を形成する残基、
    Xは酸素原子およびイミノ基、R_6は水素原子および
    フエニル基、R_7は水素原子および低級アルキル基を
    示す。 )で表わされる共役系窒素含有複素環化合物を添加した
    ことを特徴とする画像形成用感光性組成物。
JP51148689A 1976-12-13 1976-12-13 画像形成用感光性組成物 Expired JPS604975B2 (ja)

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