JPS6049585B2 - 複合パネル及びその製造方法 - Google Patents

複合パネル及びその製造方法

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JPS6049585B2
JPS6049585B2 JP2839577A JP2839577A JPS6049585B2 JP S6049585 B2 JPS6049585 B2 JP S6049585B2 JP 2839577 A JP2839577 A JP 2839577A JP 2839577 A JP2839577 A JP 2839577A JP S6049585 B2 JPS6049585 B2 JP S6049585B2
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slurry
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俊弘 久志本
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は耐熱性、耐水性の優れた壁材に適する複合パネ
ル及びその製造方法に関する。
従来壁材としての複合パネルは石綿繊維強化セメント板
を木毛セメント板、合板等の下地材に樹脂接着剤で貼着
して製造し壁面として施工する際、該複合パネル間の目
地部をコーキング材で密封して施工するか或は固定した
下地材の表面をラス張り等を併用したモルタル又はプラ
スターを左官仕上げ或は吹付け工法等により表面仕上し
て複合パネルが形成されてきた。
しかし前者の方法による複合パネルはセメント板表面か
らの透湿及び目地部からの漏水により接着剤の耐久性が
劣り、又熱を受けた場合接着剤が容易に脆化及び分解を
生じて下地材とセメント板を剥離し、又後者の方法によ
る複合パネルは表面材自体の物理的強度が小さく、又下
地材との乾燥収縮の不均一等により表面材に亀裂及ひ材
料相互間に剥離を生じる等の欠陥を有している。
本発明はか、る従来の複合パネルの問題点を解消せんと
して鋭意研究の結果完成したものでありその目的は耐熱
性及び耐水性を有して構成材料間に剥離や亀裂を生せず
物理的強度の大なる複合パネル及びその製造方法を提供
するにある。
即ち、本発明は下地材の少なくとも一面に耐アルカリ性
て且つ接着性を有する樹脂を含有せるセメント層更に該
層上に耐アルカリ性ガラス繊維強化セメント層を積層し
てなる複合パネルである。
更に本発明は下地材の少なくとも一面に耐アルカリ性で
且つ接着性を有する樹脂をセメント類固形分に対して1
5〜5唾量%を混合せるセメント系スラリーを少なくと
も0.2k91d施工し、次いで該層上に耐アルカリ性
ガラス繊維含有セメント系スラリーを5〜30k91d
施工することを特徴とする複合パネルの製造方法である
。本発明に用いる下地材とは合板もしくは多孔質系板で
ある。
多孔質系板としては例えば発泡スチロール、ポリウレタ
ンフォーム等の如き合成樹脂発泡体、木毛セメント板、
木片セメント板、木毛木片セメント板等の如き木質系セ
メント板、石膏ボード、石膏ラスボード、ケイ酸カルシ
ウム板、炭酸マグネシウム板、気泡コンクリート、ロッ
クウール、グラスウール、岩綿保温板、パーライト板、
石綿パーライト板等である。該下地材のうち特に合板、
合成樹脂発泡体或は木質系セメント板は軽量で且つ遮音
性断熱性等の特長を有しており複合パネル用下地材とし
て好適−である。
又合板としては耐水度第1類で厚みが3〜36T!1m
のベニヤが好適である。
更に本発明に示す耐アルカリ性で且つ接着性を有する樹
脂含有セメント層に於て適用する樹脂は、ポリアクリル
酸エステル、ポリ酢酸ビニル、エチレンビニル系モノマ
ー共重体等の如きビニル系樹脂、或は変性コムラテック
ス、等であり該樹脂のうち特にビニル系樹脂が水性エマ
ルジョンにした場合の分散安定性及びコストの面から好
適であ!る。
セメント層に於ける該樹脂の混合量はセメント類固形分
に対して15〜50重量%であり、混入せしめる際、樹
脂分を20−(イ)重量%含有する水性エマルジョンと
して適用する方法がセメント系スラリーとの均一混合性
に優れている。
セメント層中に含有せしめる前記樹脂量がセメント類固
形分に対して15重量%未満の場合は、接着力が劣り本
発明の目的を達成することができず、又5鍾量%を超え
た場合、樹脂の保水性によるセメント系スラリーの流動
性が過剰となり又硬化遅延を生じて該層上に積層せる耐
アルカリ性ガラス繊維強化セメント層との乾燥収縮差に
よる層間剥離を生じ、更に下地材との接着力が過剰とな
り、例えは合板を適用した場合合板を構成する複数枚の
単板を膠着せる接着力より強力になる等過剰な性能を付
与しコストの増大を生ぜしめる。
前記範囲量の樹脂を含有するセメント系スラリ・−を調
製する際の全水量はセメントに対して25〜8鍾量%の
範囲が適当であり、必要に応じて骨材例えば珪砂或は川
砂をセメントに対して15呼量%以下の範囲で混合して
もよい。骨材が該範囲を超えた場合をセメント層の強度
が低下するので好ましくない。
該樹脂含有セメント系スラリーの施工はコテ又はローラ
ー仕上げ或は吹付法等によつて下地材の一面に対して少
なくとも0.4kgITr1が望ましく、好ましくは0
.5〜1.5k9177!′であり特に好ましくは0.
7〜1.0k91イである。
該施工量が0.4k91d未満の場合、下地材と耐アル
カリ性ガラス繊維強化セメント層の接着性及び下地材に
対する断熱材としての効果が不充分であり又15kgI
dを超えた場合該層が必要以上に厚さを増しコストアッ
プになるため好ましくない。
該樹脂含有セメント層は耐アルカリ性で且つ接着性を有
する樹脂とセメント系スラリーの相乗効果により従来の
樹脂単独接着剤の如き水及び熱による脆化を生ずること
なく耐久性、耐熱性を有する強力な接着性を有するもの
である。更に本発明に示す耐アルカリ性ガラス繊維強化
セメント層とは耐アルカリ性ガラス繊維含有セメント系
スラリーからなり耐アルカリ性ガラス繊維とはセメント
中の強アルカリに対し実用的に強度が低下しない繊維を
意味し、例えばEガラス、Cガラスから成るガラス繊維
を耐アルカリ性のある樹脂で被覆したもの、又はZr塩
のコーティング焼成によるガラス繊維或はZrO2を5
モル%以上含有する耐アルカリ性ガラスから成るガラス
繊維等である。
該耐アルカリ性ガラス繊維の中でも特に次の組成範囲か
らなるガラスを溶融紡糸して得た繊維をセメント層中に
適用した場合、優れた強度及び亀裂防止効果ならびに耐
火性が得られる。
組成(モル%) SlO25O〜69 z,029〜14 R20(Na,Li) 10〜25K
201〜7R″00〜10 CaF20〜2 B2030〜7 P20,0〜5 (その他金属酸化物) 0〜10F20〜
3但しR2O(5K20の合計は14〜25モル%であ
り、R″はアルカリ土金属又はZn.Mn,pb,であ
る。
その他金属酸化物はAl2O3,TiO2,Fe2O3
,ceO2,snO2等であり、又沸化物はF2に換算
せるものである。セメント系スラリーに含有する耐アル
カリ性ガラス繊維の量はセメント類固形分に対して2〜
15重量%である事が肝要である。繊維含有量が2重量
%未満では、物理的強度が小さく亀裂防止効果も不満足
となり、又逆に15重量%を超えると繊維同志の交絡を
生じ空隙の多いスラリー層となつて物理的強度はむしろ
低下するので不適当である。耐アルカリ性ガラス繊維の
含有量は特に3〜10重量%の範囲で優えた効果が得ら
れる。
セメント系スラリー中に混合して使用される耐アルカリ
性ガラス繊維の太さは概して5〜40μの繊維径のもの
が有効であり、繊維径が上記範囲より細い楊合はスラリ
ー中に均一分散し難く、又逆に上記範囲を超えて太い場
合は繊維の取扱いが難しくなり、また耐アルカリ性ガラ
ス繊維の断面積当りの引張強度が低下して良好な結果が
得られない。
か)る意味から特に好ましい繊維径の範囲は9〜20μ
てある。
繊維長は3〜50wLの範囲が好ましい。
繊維長が上記範囲よりも小さい場合には十分な亀裂防止
効果及び物理的強度が得られず、又逆に長すぎると分散
性が低下し不均一となるため十分な効果が得られす、ま
た作業性も低下して好ましくない。
か)る意味から、特に6〜2577!77!の範囲が好
適である。
又繊維長の異なる耐アルカリ性ガラス繊維を2種以上混
合して用いる方法も分散性を向上させる効果を高める意
味に於いて好ましく、このような場合、繊維長が1:2
〜1:5程度のものを用いるとよい。
又必要に応じて該ガラス短繊維以外にガラス繊維のフィ
ラメント或はストランド使いによる編織物、不織布、ネ
ット或はチヨツプドストランドによるマット又はベーパ
ー状のものを使用してもよい。本発明で云うセメント系
スラリーとはセメント類固形分即ち一般の水硬性セメン
ト例えばボルトランドセメント、白色セメント或はフラ
イアッシュセメント、シリカセメント、アルミナセメン
ト、ジユツトセメント、等の混合セメントの如き市販の
セメントと必要に応じてこれに珪酸カルシウム、石膏の
如き水硬性物質、珪砂、川砂、パーライト等の骨材、タ
ルク、珪藻土、粘土、石綿や岩綿の粉末等の充填物、分
散剤、硬化促進剤、リターダー、或いは顔料の如き各種
混和材料等と水との混合物である。
該スラリー中の水量はセメントに対して25〜80重量
%が適当である。
セメント系スラリーに前記耐アルカリ性ガラス繊維を含
有させる方法としては、予めセメント系スラリーと該ガ
ラス繊維とを、乾式又は湿式状態で攪拌混合する所謂プ
レミックス法や、セメント系スラリーと該ガラス繊維を
別々のガンを使用し空気圧を以て吹付け、空間中又は吹
付面て接触混合する所謂スプレー法が採用できる。
又前記ガラス繊維からなる編織物、不織布、ネット,マ
ット或はベーパー状形態で適用する場合はセメントモル
タル中に埋め込み積層することにより耐アルカリ性ガラ
ス繊維強化セメント層が得られる。
前記樹脂含有セメント層の表面に施工する耐ア.ルカリ
性ガラス繊維含有セメント系スラリーの量は5〜30k
91d未満の場合は壁体としての強度が低く、又30k
91dを超えると施工面て部分的に流動して厚みが不均
一となり又コストの増大、更には運搬時の重量増加等支
障をきたす。
ノ 該スラリーの施工時期は樹脂含有セメント層が完全
に硬化する以前であれば施工可能てあるが作業効率の点
から樹脂含有セメント系スラリーの施工後連続して施工
することが好ましく更に通常の養生硬化方法ならびに条
件に従つて製造される。
又、複合パネルの用途に応じて下地材の片面、両面或は
全面を樹脂含有セメント層及び耐アルカリ性ガラス繊維
強化セメント層で積層して本発明の複合パネルが得られ
る。更に本発明の複合パネルの最外層を塗装仕上け、壁
装材の粘着等任意の方法により美観を呈する表面仕上げ
を行なつてもよい。
本発明の複合パネルは、耐衝撃性、断熱性、遮音性を有
し、複合パネル中に介在する耐アルカリ性て且つ接着性
を有する樹脂含有セメント層により熱による下地材と耐
アルカリ性ガラス繊維強化セメ,ント層が剥離すること
なく優れた耐火性を有する内装材と外壁材の性能を兼備
する建材てある。
以下実施例により本発明を説明する。
実施例中に於ける各種測定方法は以下の通りである。
接着強度:JIS−A−5538に準拠し、サンプル(
5cm×5cm)5ケを壁体パネルから切出し断面積に
対する引張り接着破壊荷重の比率を算出した。
耐熱性:JIS−Al3Olに準拠して防火度3級に応
じた昇温加熱を行い材料表面の外観を観察した。
曲げ強度:JIS−A−1408に準拠し、3号試験体
にて破壊荷重を測定し5ケの平均値を表示した。
耐衝撃性:JIS−A−5403に準拠し1kg重量物
を3TLの高さから落下せしめるテストを1敗について
実施して貫通孔及び亀裂の発生の有無で表示した。
亀裂:JIS−A−1410に準拠して暴露試験をし、
3ケ月放置後材料表面の外観を表示した。
実施例1厚み4醜耐水度第1類の合板の表面にセメント
1(1)部、5号珪砂1(4)部を混合し、更に水及び
ポリアクリル酸エステル5鍾量%含有水性エマルジョン
(商品名ベルタツクM1カネボウNSC社製)の所定量
を添加して系中の水量が印部になるように調製して攪拌
混合せるセメントスラリーをスプレーガンにて10kg
1d吹付けた。
更に該樹脂含有セメント系スラリー層上にセメント1(
4)部、5号珪砂1(1)部を混合し更に水43部に減
水剤としてマイテイ150R(花王石鹸社製品)を0.
5部加えた水溶液を徐々に添加し攪拌したセメント系ス
ラリーと、下記組成の耐アルカリ性ガラス繊維を長さ2
57r0nにカットしつつセメントスラリーの固形分に
対して5重量%りなるようにスプレーガンにて両者を空
気中で合体せしめ、15kgIdを施与して積層した。
該操作を合板の裏面にも同様に施工した。尚、用いた耐
アルカリ性ガラス繊維は組成がモル%でSlO2:61
.5,Zr02:12,Na20:15.5,K20:
5,B205.:3,P205:0.1,A1。
03:2.9からなるガラスを溶融紡糸した繊維径13
.0μ,フィラメント数204本のストランド状繊維で
ある。
製造した各種複合パネルは28日間自然養生を行ない図
示せる構造のパネルを得た。又比較対照試料として、前
記の合板及び耐アルカリ性ガラス繊維とセメントスラリ
ーを前記と同一条件下でスプレーして施工ならびに養生
硬化せしめたセメント板に前記ポリアクリル酸エステル
の水性エマルジョンを0.3kgIイ塗布して接着せし
めて複合パネルを得た。
製造した各種複合パネルは接着強度及び耐熱性を測定し
て第1表に示す結果を得た。
第1表から明らかな如く、セメントスラリー中の樹脂含
有量が15〜5踵量%の場合接着強度、耐熱性に優れた
複合パネルが得られる。
該範囲より小さい場合接着強度が低く、又範囲を超える
と乾燥硬化が遅延して養生中に耐アルカリ性ガラス繊維
強化セメント層が反りを生じ剥離した。
又合板と耐アルカリ性ガラス繊維強化セメント板を樹脂
のみで接着したものは耐熱試験の初期の温度で剥離した
実施例2 木毛セメント板の表面にセメント100部に対してエチ
レン−ビニル共重合体(4)重量%含有水性エマルジョ
ン(商品名ベルタツク、カネボウNSC社製)を5Cg
、水5部を添加して混合せるセメントスラリーを所定量
(A層)施工した。
次に下記組成のガラスから製造せる耐アルカリ性ガラス
繊維を12.5wunに切断しながらセメント類*8固
形分に対して3重量%になるように実施例1と同様の方
法で耐アルカリ性ガラス繊維強化セメントスラリーを前
記樹脂含有セメントスラリー層上に10k91d(B層
)を施工した。
使用したガラス組成はモル%でSlO2:64,Zr0
2:10,Na20:15,K20:5,B203:3
,P205:0.1,A1203:2.9からなり、溶
融紡糸して繊維径15p,フィラメント数204本のス
トランド状繊維である。得られた複合パネルは各々28
日間自然養生した後接着強度、耐熱性を測定して第2表
に示す結果を得た。上表から明らかな如く樹脂含有セメ
ントスラリーが施工面に対して0.4kgIイが望まし
く、好ましくは0.5〜1.5k91ボ特に0.7〜1
.0kgIイの施工量が作業性及び接着性、耐熱性に優
れている。
実施例3 合板(厚さ4TmffL耐水度第1類)の両面にセメン
ト1(4)部SBRラテックス45.5重量%含有水性
エマルジョン(商品名二ツポールLX2O6,日本ゼオ
ン社製)を5嘲、水を3部混合せるセメントスラリーを
施工面に対して1.0k91r!f施与し、A層とした
次に実施例1で使用した耐アルカリ性ガラス繊維強化セ
メントスラリーの施工量を種々変化せし)めてA層上に
施与しB層とした。
得られた各種複合パネルは28日間自然養生し、亀裂発
生の観察、曲げ破壊テスト、耐衝撃性テスト、耐熱性テ
ストを行い、得られた結果を第3表に示した。
第3表から明らかなように耐アルカリ性ガラス繊維含有
セメント系スラリーの施与量が5〜30kgノdの範囲
に於て優れた結果が得られた。
施与量が少ない場合は亀裂が発生し、衝撃などの負荷を
受けた場合大きな亀裂が入つた。また温度上昇とともに
亀裂が増長した。逆に施与量が多すぎる場合はズリ落ち
現象を起こし表面の平滑性が得られなかつた。実施例4 実施例3に於て、耐アルカリ性ガラス繊維強化セメント
層中に混入せしめる耐アルカリ性ガラス繊維量を種々変
化させ、該スラリーの施工量を一面当り15k917T
1として同様にして複合パネルを製造し、亀裂発生の観
察、曲げ破壊テスト、耐衝撃性テスト、耐熱性テストを
行い、得られた結果を第4表に示した。
第4表から明らかなように耐アルカリ性ガラス繊維の含
有量が2〜15重量%の範囲に於て優れた結果が得られ
た。
含有量が2重量%より少ない場合には亀裂が発生し、1
5重量%より多い場合には繊維の絡まりのため不均一分
散を生じ強度も逆に低下した。実施例5 密度が0.028、厚みが30TWLのポリスチレンフ
ォームからなる下地材の両面にセメント1(4)部、実
・施例1で使用せる水性樹脂エマルジョンをw部、水加
部を混合せるセメントスラリーを施工面に対して10k
91イを吹付け、次いて耐アルカリ耐ガラス繊維強化セ
メントスラリーを実施例1と同一条件にて10k91d
施与し、28日間自然養生して複合パネルを得た。
比較例として、ポリスチレンフォームに厚み3.5朗の
フレキシブルボードを溶剤型ビニル系樹脂(商品名KB
K#10カネボウNSC社製)を塗布して貼着し複合パ
ネルを得た。
得られた複合パネルの耐衝撃性を試験した結果、本発明
によるものは小さな窪みを呈したのに対し比較パネルは
大きな亀裂が発生し、その性能差は顕著であつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものて本発明に係る複合パ
ネルの一部分の斜視図である。 1・・・下地材、2,2″・・・樹脂含有セメント層、
3,3″・・・耐アルカリ性ガラス繊維強化セメント層

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下地材の一面に耐アルカリ性で且つ接着性を有する
    樹脂をセメント類固形分に対して15〜50重量%含有
    するセメント層を積層し、更に該層上に耐アルカリ性ガ
    ラス繊維をセメント類固形分に対して2〜15重量%含
    有するセメント層を積層してなる複合パネル。 2 下地材が合板である特許請求の範囲第1項記載の複
    合パネル。 3 下地材が多孔質系板である特許請求の範囲第1項記
    載の複合パネル。 4 多孔質系板が合成樹脂発泡体である特許請求の範囲
    第3項記載の複合パネル。 5 多孔質系板が木質系セメント板である特許請求の範
    囲第3項記載の複合パネル。 6 耐アルカリ性で且つ接着性を有する樹脂がビニル系
    樹脂である特許請求の範囲第1項記載の複合パネル。 7 耐アルカリ性ガラス繊維がZrO_2を少なくとも
    5モル%含有するものである特許請求の範囲第1項記載
    の複合パネル。 8 下地材の一面に耐アルカリ性で且つ接着性を有する
    樹脂をセメント類固形分に対して15〜50重量%含有
    するセメント系スラリーを0.4〜1.5kg/m^2
    施工し、次いで該層上に耐アルカリ性ガラス繊維をセメ
    ント類固形分に対して2〜15重量%含有するセメント
    系スラリーを5〜30kg/m^2施工することを特徴
    とする複合パネルの製造方法。 9 耐アルカリ性ガラス繊維含有セメント系スラリーの
    施工が樹脂含有セメント系スラリーの硬化以前に行なう
    ものである特許請求の範囲第8項記載の複合パネルの製
    造方法。
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