JPS6049378A - 熱磁気記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は転写後に記録媒体上に残留した磁性トナーの清
掃が確実に行ない得るようにした熱磁気記録装置に関す
る。

〔従来技術〕

従来の熱磁気記録装置として、例えば、第１図に示すも
のがある。この熱磁気記録装置は、エンドレスに形成さ
れたペース層の表面に磁性体層が設けられた磁気記録媒
体ｌと、磁気記録媒体ｌを装架し所定の回転速度で移動
させるロール２及び３と、記録情報に応じて磁気記録媒
体１を加熱し、後述するバイアス用磁石５０弱＼ 磁界によって磁気潜像を形成する加熱ヘッドアレイ４（
該磁石５は、磁気記録媒体１に予め与見られた磁界の方
向と逆の弱磁界を付与する）と、磁気潜像を磁性ト≠−
を用いて現像する現像器６と、現像された像の磁性トナ
ーを普通紙１０に転写する転写器７と、転写後の磁気記
録媒体１の表面に付着している残留磁気トナーを弾性ブ
レードを磁気記録媒体面に接触させてから落す清掃装置
８と、磁性体層を予め所定の方向に磁化し、転写終了後
の磁気潜像を除去する消磁器９とよシ構成される。

なお、清掃装置８としては、柔軟性のある繊維を起毛さ
せたブラシを磁気記録媒体に機械的に接触させながら高
速回転させて残留磁性トナーを除去する構成のものを用
いることもできる。

以上の構成において、磁気記録媒体１はロール２，３の
回転によって周回移動しており、消磁器９によって表面
が一様に磁化された磁気記録媒体１に記録情報に応じて
加熱へラドアレイ４で加熱し、バイアス用磁石５で逆方
向の弱磁界を与える。ここで、磁気潜像が形成され、こ
の磁気潜像に現像器６によって磁性トナーを付着させて
現像する。ついで転写器７によって現像画像を静電的あ
るいは磁気的に普通紙１０に転写し、さらに図示せぬ定
着器によシ熱および圧力を付与して定着することによシ
、記録画像を得ることができる。

転写後の磁気記録媒体１上には転写されずに残留した磁
性トナーが付着しているが、この残留磁性トナーは清掃
装置８によって除去される。

清掃された磁気記録媒体１は消磁器９によって磁気潜像
が消去され、所定の方向に一様な磁化が付与されたのち
加熱へラドアレイ４側へ移送される。なお、消磁及び新
たな磁気ＺＷ像を作らずに現像をくシ返せば、同一画像
を所要枚数転写することも可能である。

しかし、従来の熱磁気記録装置にあっては、清掃装置が
ブレードやブラシによる機械的接触にのみ依存する構成
であるため、磁気吸引力で吸着している残留磁気トナー
を完全に除去することが困難であるばかりでなく、経年
イリ１用による部品の消耗、劣化によって清掃能力が徐
々に低化する不都合がある。また、消札品の点検、交換
等の定期的な保守点検も不可欠である。

〔発明の目的及び構成〕

本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、残留磁気
トナーの清掃能力を向上させるため、転写器と清掃装置
の間で磁気記録媒体を加熱して磁気トナーに対する磁気
的引力を消去し、清掃装置による磁性トナーの除去を容
易にした熱磁気記録装置を提供するものである。

以下、本発明による熱磁気記録装置を詳細に説明する。

〔実施例〕

第２図は本発明の一実施例を示し、第１図と同一の部分
は同一の引用数字で示したので重複する説明は省略する
が、清掃装置９の前段において、磁気記録媒体１０ベー
ス層に接触させて例えｉＪ：、１００℃程度に加熱する
ヒートロール２０を配設したものである。

第３図はヒートロール２０と周辺構成の詳細を示すもの
であり、磁気記録媒体１は磁気潜像が形成される磁性体
層１１およびフレキシブルな材料が用いられて磁性体層
１１に対する基材となるベース層１２より構成され、磁
性体Ｉ’ｌｌの表面には清掃装置８のプレー−ドが一接
触し、ベースＲ１２の内側でかつ清掃装置８の直前の位
ｆＫヒ−）ロール２０がベースＲ１２に接触可能に配置
こされる。

ベース層１２は５０μｍ厚のポリイミドフィルムが用い
られ、この表面に５μｍ厚に均一に０ｒＯ−の磁性粒子
を塗布して磁性体層１１が形成される。磁性体層１１を
ベース層１２に塗布するに際しては、例えば、０ｒＯ１
粒子を約３０ｗｅｉｇｈｔ％の割合でポリイミドやボリ
アリレート高分子樹、・脂中に約５時間分散し、厚さ５
μｍになるように幅２７０霧程度のポリイミドのベース
層１２に塗布する。

また、ヒートロール２０は、例えば肉厚１０問、Ｍ径５
０　調のシリコンゴムによるロールを用いることができ
、通常、複写機の定着器に用いられているものを流用す
ることができる。また、至近距離よ＃）磁性体層１１を
ヒータ等により加熱する構成等、種々のものが適用可能
でちる。

以上の構成において、転写が終了したのち磁気記録媒体
１に付着した残留磁気トナー１５は、その付着が磁性体
層１１の磁気吸引力によるもので１あるため、１摂氏百
数十度に加熱されたヒートロール２０によって磁気記録
媒体１に熱を与えることによシ、磁気吸引力を除去し、
或いは、弱めることができる。従って、残留磁性トナー
１５の磁気記録媒体ｌに対する吸着力が弱くなり、清掃
装置８のブレード８１による清掃が容易になる。なお、
潜像形成、現像、転写の処理は前述の通りであるので説
明を省略する。

第４図は磁性トナー（Ｃｒｏｗ）の温度による残留磁化
特性を示すものであり、図より明らかなように１００℃
以上に熱せられると残留磁化Ｂｒは半分以下に減じられ
ることがわかり、ヒー、トロール２０を用いることによ
る効果が証明できる。磁性トナーは高融点トナーが望ま
しいが、通常の電子写真装置を用いるトナーであっても
２５０℃〜３００℃において粒形を維持できることが確
認された。

第２図に示した装置によシ実施を試みたところ、清掃能
力が向上したため、１０，０．００枚以内の転写におい
てはクリー二ング不良による画像の画質劣化等は見られ
なかった。

なお、磁気記録媒体としては、前述のＣｒＯ２を用いた
ものの他、Ｔｂ　−Ｆｅ　＊　Ｇｄ　−Ｃｏ　＠Ｆの比
較的キュリ一点の低い熱磁気材料であれば同様に用いる
ことができる。

また、磁気記録媒体１の形状としては、ベルトを用いる
例全示したが、ドラム形であってもよい。

さらに、清掃装置としては、ブレード８１を用いる構成
のほか、ファーブラシやウェブクリーナを用いるもので
あってもよい。

以上説明し之通シ、本発明の熱磁気記録装置によれば、
磁気記録媒体をヒートロールにょシ加熱して残留磁気ト
ナーに対する磁気吸引力を減じ或いは消滅させるように
したため、清掃装置の負担ｆ：軽くシ、清掃能力を向上
させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の熱磁気記録装置の溝成図、第２図は本発
明の一実施例の１１り成図、第３図は本発明に係るヒー
トロール周辺の詳細楢成図、第４図は磁性トナーの温度
による残留磁化変化特性図。 符号の説明 ｌ・・・磁気記録媒体、　２．３・・・ロール、４・・
・加熱へラドアレイ、５・・・バイアス用磁石、６・・
・現像器、７・・・転写器、　８・・・清掃装置、９・
・・消ＴＢＲＬ　２０・・・ヒートロール。 特許出願人　富士ゼロックス株式会社 代理人　弁理士　松　原、　伸　２ 同　弁理士　村　木　清　旬 間　弁理士　平　１）　忠　椎 間　弁理士　上　島　淳　− 同　弁理士　鈴　木　均 一【 第１図 第２図 第３図 用 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 所定の方向に磁化された磁気記録体を記録情報に応じて
   加熱して磁気潜像を形成する加熱ヘッドと、該磁気潜像
   を磁性トナーで現像した後記録紙へ転写する現像および
   転写手段と、転写後の残留磁性トナーを除去する清掃手
   段を備えた熱磁気記録装置において、 前記清掃手段の前段に配置され、前記磁気記録体を加熱
   して前記残留磁性トナーの磁気吸引力を低減する加熱手
   段を設けたことを特徴とする熱磁気記録装置。