JPS6048498B2 - テレフタル酸の製造法 - Google Patents

テレフタル酸の製造法

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JPS6048498B2
JPS6048498B2 JP52008723A JP872377A JPS6048498B2 JP S6048498 B2 JPS6048498 B2 JP S6048498B2 JP 52008723 A JP52008723 A JP 52008723A JP 872377 A JP872377 A JP 872377A JP S6048498 B2 JPS6048498 B2 JP S6048498B2
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静男 東
清 山本
功 広瀬
将夫 鈴木
浩 酒井
憲一 加藤
弘之 沖津
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、p−トルイル酸とテレフタル酸モノメチルエ
ステルとからテレフタル酸を製造する方法に関する。
更に詳しくは、p−トルイル酸とテレフタル酸モノメチ
ルエステルの混合物をコバルト化合物の存在下加熱せし
めることによるテレフタル酸の製造法に関するものであ
る。
従来、ポリエチレンテレフタレートの製造法として、主
としてテレフタル酸ジメチルエステルを使用するエステ
ル交換法と、テレフタル酸を使用する直接重合法による
ものとがある。
かかるポリエチレンテレフタレートは、合成繊維のみな
らずフィルム、塗料、樹脂等にもかなりの用途を有して
おり、それらの原料としてのテレフタル酸及びテレフタ
ル酸ジメチルエステルは極めて高純度のものが要求され
ている。かかるテレフタル酸を製造する方法は、従来数
多く提案されており、中には企業化されているものもあ
る。
例えば、テレフタル酸はp−キシレンを溶媒或いは無溶
媒系で直接酸素酸化して得ることが可能であるが、かか
る酸化によつて得られたテレフタル酸は、例えば中間生
成物たる4−カルボキシーベンズアルデヒドとか、p−
トルイル酸等の不純物を含有する為、その精製に多大な
労力を必要としている。
かかる不都合を解決すべく、本発明者らは鋭意研究した
結果、p−トルイル酸及びテレフタル酸モノメチルエス
テルとから、高純度のテレフタル”酸を容易に製造しう
ることを見出した。
従来、トルイル酸とフタル酸モノメチルエステルとから
、フタル酸を製造する方法とし丁、特公昭33−417
6号公報記載の方法が知られている。
本発明者らは、該公報記載の方法について詳細に検討し
た結果、当初、かかる方法において、フタル酸を有利に
製造することは、不可能であろうと予側した。即ち、該
公報には、キシレンからフタル酸を製造するプロセスフ
ローシートが記載されており、更に第1例において、「
図面に示されるような分離した酸化帯に於て、キシレン
及びトルイル酸メチルは液相に於て空気で酸化される。
モノメチル、フタレートJ及ひトルイル酸は転化帯14
中に導かれ、その際の両者の重量割合はモノメチル、レ
タレートが27部、トルイル酸が40.8部であり、重
量割合で21.血Vのフタール酸が製られる。転化帯で
の処理温度は420゜Fであり又系統を通じて処理圧力
は100wLHgである。」と記されている。
本発明者らは、かかる知見に基づいて、後記比較例4に
示すごとき実験条件で実験した所、反応中に反応原料た
るp−トルイル酸が留出してしまい、目的とするテレフ
タル酸は、ほとんど生成しなかつた。更に本発明者らは
、比較例5に示されるごとく、触媒として酢酸コバルト
・4水塩を添加して反応せしめたが、かかる条件におい
ても同様に反応はほとんど進行せす、目的とするテレフ
タル酸は、わずか1.2モル%であつた。又、前記公報
記載の第2例においては、 「単一酸化帯に於てキシレン及びトルイル酸メチルの酸
化を行うように図面に説明される操作を修正した。
87%(重量)のキシレンを含有す.る供給キシレン1
26.1部(重量)及びトルイル酸メチル83』部(重
量)を酸化帯に装入し、そして液相に於て空気と接触す
ることにより酸化する。
酸化生成物を酸化帯から取り出して分溜し、キシレンか
ら成る上部(低沸点)生成物;;主としてトルイル酸か
ら成る分溜生成物、主としてモノメチル、フタレートか
ら成る第2分溜生成物;残留部分を分離する。トルイル
酸及ひモノメチル、フタレートは転化帯中に導き400
゜Fで処理しそこでトルイル酸メチル及びプタKール酸
に転化する。トルイル酸メチルは再循環する。連続操作
を行つて消費したキシレンの各 [10瑯(重量)に対
し正味生産量はフタール酸73.3部(重量)、トルイ
ル酸18.3部(重量)、安l息香酸14.3部(重量
)低沸点生成物14.6部(重量)及び残留生成物16
.1部(重量)である。供給キシレンは不純であつて約
4.5%のエチル、ベンゼン及び約9%のバラフィを含
み、これら不純物は所望のフタール酸以外の物質を生成
する原因となる。」と記載されている。
本発明者らは、かかる条件に関しても後記比較例6の如
き条件下、実験した所、テレフタール酸の生成量は極微
量であつて、かかる反応は、工業的に実施するのは、極
めて不利であるとの知見を得た。しカルながら、本発明
者らは、更に広範な研究を行つた結果響くべきことにか
かる先行文献から得られる予測に反して、特定量のコバ
ルト化合物を使用すれば比較的低温であつても高い反応
速度を有し、しかも無着色のテレフタル酸を製造しうる
ことを見出し本発明に到達したのである。
即ち、本発明は、p−トルイル酸と、テレフタル酸モノ
メチルエステルとを加熱してテレフタル酸を製造する方
法において、該加熱を金属コバルトに換算して0.1重
量%以上のコバルト化合物の存在下、180℃〜300
℃で行うことを特徴とするテレフタル酸の製造法である
。本発明において用いられるp−トルイル酸及びテレフ
タル酸モノメチルエステルは、種々の方法により製造し
うる。
p−トルイル酸及びテレフタル酸モノメチルエステルの
混合物として得られるものでも、又、それぞれ別個に得
られるものでも、本発明の原料として適用しうる。
かかるp−トルイル酸及び/或いはテレフタル酸モノメ
チルエステルは、それらの製造において通常用いられる
触媒、例えばコバルト化合物等を含有していてもさしつ
かえない。
しかし、精製されたp−トルイル酸及び/或いはテレフ
タル酸モノメチルエステルを用いるのが、高純度のテレ
フタル酸を得る為には好都合である。
又、p−トルイル酸をテレフタル酸モノメチルエステル
に対し過剰量用いるのが好ましい。
本発明に触媒として用いられるコバルト化合物は少くと
も一部が、反応条件下溶解しうるものであり、それらは
コバルトの硫酸塩、リン酸塩、炭酸塩、硝酸塩、ハ1ケ
ン化物(例えは塩化物)等の無機酸塩;酢酸塩、ナフテ
ン酸塩、等の有機酸塩;及び酸化物、水酸化物、等が用
いられる。就中酢酸塩、ナフテン酸塩等の有機酸塩及び
ノ和ゲン化物等の無機酸塩が好ましい。前記コバルト化
合物の添加量は、反応温度等の条件により若干変化しう
るが、金属コバルトに換算して、仕込みp−トルイル酸
及びテレフタル酸モノメチルエステルの0.1重量%以
上、好ましくは0.踵量%以上であり、特に好ましくは
0.5重量%以上である。
又、上限は、特にないが、w重量%あれば十分であり、
あまりに多量に用いることは経済的に好ましくない。
触媒の添加量が少いと、テレフタル酸の収率が低くなる
傾向があるが、反応温度を高くし、反応時間をのばすこ
とにより、収率を上げることができる。
本発明を実施する際の反応温度は、180℃〜300゜
C)好ましくは200℃〜290゜Cである。
反応温度が高くなると生成するテレフタル酸が着色する
傾向があり、従つて特に好ましくは230℃〜280℃
てある。特に3000Cをこえると、テレフタル酸の着
色がおこる上、脱炭酸による収率低下等の不都合が,:
テレフタル酸生成率= 一 ””″ ”” ”ァレフタ
ル酸モノメチルにより求めた値てある。
また、実施例中のテレフタル酸の粒子径とは、顕微鏡写
真により測定したもので、平均径を採用した。
実施例1〜4、比較例1〜2 P−トルイル酸13.6部、テレフタル酸モノメチルエ
ステル18.面V及び酢酸コバルト4水塩を所定゛生じ
る。
本発明においては、特に溶媒とか稀釈剤を使用する必要
はないが、反応及び反応液の取扱い等の都合上、必要に
応じて用いてもさしつかえない。
かかる溶媒等を用いる場合はもとより、無溶媒で反応す
る楊合でも、圧力は系を液状に保つに十分な圧力とする
必要がある。従つて、加圧或いは常圧であることが好ま
しいが、場合によつては減圧でもよい。又、反応系は、
閉鎖系が好ましい。
開放系では、反応温度によつてはp−トルイル酸が留出
する傾向がある。しカルある程度、反応が進行した後、
開放系にすることによソー方の生成物たるp−トルイル
酸メチルエステルを留出せしめて、反応を更に進行させ
る等の手段を講じることも可能である。かかる本発明に
より、短時間でしかも、無着色のテレフタル酸を好収量
で得ることができる。
以下、実施例をあげて本発明を記述するが、本,発明は
これらに限定されるものではない。尚、実施例中「部」
は「重量部」であり、テレフタル酸生成率は、下記(1
)式゜[−6’「、 ×100・・・・・・(1)スァ
ルの仕込みモル数量オートクレーブに仕込み、250℃
にて3時間反応せしめ、冷却後反応物をガスクロ分析し
たところ、表1の如き結果を得た。
但し、この時の100℃から250℃までの昇温スピク
ードは、平均約4゜C/分であつた。
又、反応生成物の一部をメタノールと水で洗浄して得た
テレフタル酸の結晶の粒子径を表1に示した。実施例5
〜8、比較例3 P−トルイル酸27.3部、テレフタル酸モノメチルエ
ステル18.可及び酢酸コバルト4水塩を所定量オート
クレーブに仕込み、所定の温度で3時間反応せしめ、反
応後の混合物をガスクロ分析したところ、表2の如き結
果を得た。
この時の100℃から反応温度までの昇温スピードは約
4℃/分であつた。
実施例9 〜11 反応温度を表3の如く所定の温度に変える以外3−は実
施例4と同様にして反応せしめると、表3の如き結果を
得た。
実施例12〜13* P−トルイル酸13.6部、テレフタル酸モノメチルエ
ステル18.呼、塩化コバルト6水塩、あるいはナフテ
ン酸コバルトをそれぞれ所定量オートクレーブに仕込み
、250℃にて3時間反応せしめたところ、表4の如き
結果を得た。
この時の100℃から250℃までの昇温スピードは、
約4℃/分であつた。実施例14× P−トルイル酸13.6部、テレフタル酸モノメチルエ
ステル18』部、酢酸コバルト4水塩1.25部及びバ
ラキシレン21.識をオートクレーブに仕込み、265
゜Cにて3時間反応せしめたところ、、表5の如き結果
を得た(金属コバルト0.9?量%)。
この時の100゜Cから265゜Cまでの昇温スピード
は約4℃/分であつた。比較例4 ゛ P−トルイル酸27.庶、及びテレフタル酸モノメチル
18.面Γを反応容器に仕込み反応系内の圧力を100
WfLHyにし、215℃にて4hr反応せしめ、留出
物及び反応器中の残留物をガスクロマトグラフィーによ
り分析したところ下表の如く、ほとんど未反応のまま回
収された。
比較例5 酢酸コバルト4水塩1.25部を加える以外は、比較例
4と同様に反応せしめたところ下表の如き結果を得た(
金属コバルト0.65重量%)。
比較例6酢酸コバルトの存在下に、バラキシレン及びP
−トルイル酸メチルを酸化して得られた生成物を蒸留し
て、P−トルイル酸27.識及び、テレフタル酸モノメ
チル18.Ξより主としてなる留出分を反応容器に仕込
み、204℃にて4hr反応せしめたところ下表の如き
結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 テレフタル酸モノメチルエステルを、p−トルイル
    酸と加熱しテレフタル酸を製造する方法において、該加
    熱を金属コバルトに換算して、0.1重量%以上のコバ
    ルト化合物の存在下、180℃〜300℃の範囲の温度
    で行うことを特徴とする、テレフタル酸の製造法。 2 テレフタル酸モノメチルエステルより過剰のモル数
    のp−トルイル酸を用い、金属コバルトに換算して0.
    2重量%〜10重量%のコバルト化合物の存在下、20
    0℃〜290℃の範囲の温度で加熱反応せしめる特許請
    求の範囲第1項記載の製造法。
JP52008723A 1977-01-31 1977-01-31 テレフタル酸の製造法 Expired JPS6048498B2 (ja)

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DE2804156A DE2804156C2 (de) 1977-01-31 1978-01-31 Verfahren zur Herstellung von Terephthalsäure

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JPS5395936A JPS5395936A (en) 1978-08-22
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