JPS6047792A - 漁船用エンジンの過負荷防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は漁船用エンジンの過負荷防止方法に係る。漁船
用エンジンの漁労作業時の負荷は魚網の巻き揚げを行う
漁労油圧装置と発電機の駆動負荷並びに船を定位置に保
持するためのスクリュー駆動負荷に大別されるものであ
るが、可変ピッチ式のスクリューを装備しない漁船にお
いては、漁労作業時はエンジンの回転数を６０％程度に
降下させるのでエンジン出力がＲ下し、大部分が発電機
や漁労油圧装ｆ１１に消費されて船を定位置に調整する
ことが不可能になる。即ち、このような状態でエンジン
に負荷をかけ続けるとエンジンの寿命を極端に低下させ
ることになり大きな経済的損失を来すことになる。

そこで本発明は上記の欠点を解消すべく漁労作業時のエ
ンジンの過負荷を防止してエンジンの寿命を延命するこ
とを目的として開発したもので、該目的はスクリューに
対向して船首側から推進軸をとりまくように所要数配列
した空気吐出管より空気を噴出させ、スクリュー近傍の
海水を排除することによって達成される。

ここで本発明を実施例に基づき添付図面を参照して具体
的に説明すると、第１図に示すようにスクリュー１に対
向して船首側より所定の距離を隔てて推進軸２の周囲を
とりまくように空作業時の漁労油圧装置、発電機等の駆
動力に対して船の推力に要する動力を調整することによ
りエンジンの過負荷を防止するものである。即ち、別個
の空圧動力源により船の推力に要する動力を補助してエ
ンジンの過負荷を防止することが、スクリュー１を可変
ピッチ式のものに改１′トしたり、更には魚網の巻き取
り装置を間接巻き取り装置に改造”する方法より経済的
に安価に目的を達成することが大きな特徴でもある。即
ち、高額の改造費と大規模な改造工事を要することなく
極く簡単な改造工事と簡便な駆動源によって実行可能と
なるものである。第６図に示したものは空気吐出管６の
他の実施態様を示すもので、この場合は推進軸２を中心
にして包み込むようにリング状吐出管４を配設し、該吐
出管４の周上においてスクリュー１と対向するように所
要にバランスよく開孔した吐出口５より空気を噴出させ
てスクリュー近傍の海水を排除し、本発明の目的を達成
するものである。

以上のようにスクリュー近傍の海水を圧力空気の噴射で
排除することによってエンジンの回転数を上げることが
でき、従ってエンジン自体の出力を上げて高出力領域で
運転できるのでエンジンの過負荷を防止することになり
、よってエンジンの寿命を延命する゛こととなる。尚、
スクリュー１に空気を噴射するのでキャビテーションを
助長することが起り得るので該キャビテーションによる
侵蝕を防止すべ〈従来より２〜６倍程度の防蝕亜鉛をス
クリュー１に被覆して使用すると効果的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る方法により配設した空気吐出管の
取り付は側面図、第２図は第１図における空気吐出管の
スクリュー側より見た正面図、第６図は本発明による他
の実施態様を示す空気吐出管の正面図を示す。 図中、１はスクリュー、２は推進軸、３は空気吐出管、
４はリング状吐出管、５は吐出口。 特許出願人 進藤茂雄

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 気を噴射させ、スクリュー近傍の海水を排除してスクリ
   ューの負荷抵抗を軽減して成る漁船用エンジンの過負荷
   防止方法。 （２）　空気吐出管がリング状吐出管より成る特許請求
   の範囲第（１）項記載の漁船用エンジンの過負荷防止方
   法。