JPS6047746B2 - Icチップの気密封止方法 - Google Patents

Icチップの気密封止方法

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JPS6047746B2
JPS6047746B2 JP53030940A JP3094078A JPS6047746B2 JP S6047746 B2 JPS6047746 B2 JP S6047746B2 JP 53030940 A JP53030940 A JP 53030940A JP 3094078 A JP3094078 A JP 3094078A JP S6047746 B2 JPS6047746 B2 JP S6047746B2
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JP
Japan
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solder
chip
tin
bonding
thick film
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JP53030940A
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亮二 岩村
充也 鎌田
正則 中村
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミナ基板上に搭載されたICチップの気
密封止に関するものである。
時計モジュール等のICはその信頼性のためアルミナ
基板上に搭載されたものが気密封止されることを必要と
されている。
この場合、一般的には第5図の断面側面図に示すよう
に、アルミナ基板1の表面上に印刷、焼成によつて形成
された銀−パラジウム合金よりなる下部厚膜導体2の表
面上にガラス絶縁層3を形成し、その表面上に、銀−パ
ラジウム合金よりなる接合用厚膜導体4を形成し、その
表面に金めつき7を施したコバールキヤツプ6をはんだ
付けすることにより、アルミナ基板1に搭載されたIC
が気密封止されているものである。
なお、図において5ははんだ、8はICチップである。
この場合、気密封止のコバールキヤツプの内部にフラ
ックスがはいると、ICの信頼性を損なうことになるの
で、接合はフラックスを使用しないで行う必要がある。
従来技術において、このような接合には、8喧量パーセ
ントの金と2喧量パーセントの錫よりなる共晶はんだが
一般に用いられていたが、価格低減を計つて、錫に富む
共晶合金である、w重量パーセントの金と9腫量パーセ
ントの錫よりなるはんだが用いられているのが現状であ
る。 しかしながら、このような合金はんだによる接合
では、Ag−SnおよびPd−Au−Snの金属間化合
物が生じやすく、リフローピーク温度、またはリフロー
時間(はんだ融点以上の保持時間)によりその量が異な
り、それが接合強度につながりさらには気密封止信頼性
の低下となるものである。
本発明の目的は上記のごとき従来技術の欠点をはんだ材
料の選択により取り除き、部品の生産安定化を計るとと
もに、生産原価の低減を計ることにある。上記の目的の
ための本発明のICチップの気密封止方法の特徴とする
ところは、アルミナ基板上に搭載されたICチップを、
基板上に形成された接合用厚膜導体と、めつきを施した
コバールキヤツプとを、フラックスを使用することなく
、純錫はんだにより接合することである。
前記のコバールキヤツプに施されるめつきは金でよく、
またアルミナ基板上に形成される接合用厚膜導体は、印
刷、焼成により形成されたAg−Pd合金よりなるもの
でよい。なお、コバールキヤツプに施されるめつきは、
金以外の、錫、銀、銅、鉛等のはんだ錫と相互拡散しや
すい金属、または、はんだ錫の融点を下げる金属でもよ
い。このようにして、はんだ中の金成分を除くことによ
り、すなわち純錫のはんだを用いることにより、金属間
化合物生成用元素の量を少なくして、接合部における金
属間化合物の生成量を抑えることができるものである。
上記のように、本発明は、接合強さが高く、その経時劣
化が少ないはんだ材料に係るもので、その目的を達成す
るため、接続強さを低下させる金属間化合物の生成元素
である金をはんだ材料から除き、はんだ付け時に生成さ
れる金属間化合物量の低減を図つたものである。本発明
の作用を具体例を挙けて述べると、例えば、厚さ100
PTrLの10Wt%Au−Snのはんだを用い金めつ
きの厚さを1.5μmとした場合、この金めつきが均一
にはんだ中に溶融すると、溶融はんだ組成は概略13W
t%Au−Snとなり、金属間化合物が均一に生成され
ると、その量は約40Wt%である。
これに対し、純錫をはんだとして用いる−と、溶融はん
だ組成は概略4Wt%Au−Snとなり、生成される金
属間化合物量は約7Wt%と大幅に低減される。従つて
、本発明においては、従来技術における、接合の強さの
経時的劣化、気密性の経時的劣化を改善できるとともに
高価な金成分を必要としないので原価面における経済性
の点でも有利であるという効果がある。
以下に、本発明を試験例につき説明する。
この試験例における被接合材としては、アルミナ基板の
表面上に、市販のAg−Pdを用いて印刷、焼成した導
体と、金めつきを施したコバールとを用いた。
これらの被接合材に対し、接合用はんだとして本発明方
法における純錫(純度:99.99%)を用いて接合し
たものと、従来技術である、90Wt%Sn−W幇%A
uを用いて接合したものとについて、被接合材に対する
はんだの拡がりは、表1に示すような結果であつた。
すなわち、本発明方法における純錫は良いぬれを示して
いることがわかる。なお、このときのリフロー条件は、
純錫はんだおよび(社)憇%Sn−10Wt%Auはん
だのそれぞれにおけるリフローピーク温度が280℃お
よび260℃、リフロー時間は双方共2.紛である。つ
ぎに、これらにつき、リフロー時間を2.5分として、
リフローピーク温度を変えて接合したときの、接合強さ
をグラフに示したのが第1図である。
第1図における曲線a1は本発明方法である純錫をはん
だに用いたもの、曲線A2は従来技術である匍幇%Sn
−10Wt%Auをはんだに用いたものの特性である。
これかられかるように本発明によれば、従来技術のもの
より強い接合強さが得られる。また、これらにつき、リ
フローピーク温度を、純錫の場合280℃、90Wt%
Sn−10Wt%Auの場合260′Cとし、リフロー
時間を変えた場合の接合強さを測定してグラフに示した
のが第2図である。
第2図において、曲線\は本発明方法の純錫の場合、曲
線B2は従来法であるSn−Auの場合である。これか
らも、本発明方法による場合の方が強い接合強さである
ことがわかる。第3図は、第2図に示した試験における
試験品中、リフロー時間が2.紛であるものにつき、1
50℃の雰囲気に放置した場合の、高温放置時間に対す
る接合強さのグラフである。
曲線C1は本発明方法の純錫の場合、曲線C2は従来法
である。Sn一Auの場合である。この試験においても
、本発明方法による場合の接合強さで、接合強さの劣化
についても、劣化開始時間が従来法の場合に比し、約1
皓となつている。第4図は、第3図と同一の条件におけ
る多数の試験品につき、気密性の経時劣化を良品率によ
つて試験したときの結果のグラフである。
この試験においては気密性劣化をHeリーク試験と、バ
ブルリーク試験とにより行つた。第4図かられかるよう
に、本発明方法による曲線d1に示したものは従来法の
曲線山に示したものに比し、気密封止信頼性において大
幅に高いものであることがわかる。上記の試験において
は、コバールに施されためつきは、金であつたが、めつ
き材料として錫、銀、銅、鉛等はんだの錫と相互拡散し
やすい金属、または融点を下げる金属は同様に用いるこ
とができることがわかつた。
以上の説明に明らかなように、本発明方法によれば、ア
ルミナ基板上に形成した厚膜導体に対するコバールキヤ
ツプの接合強度の経時劣化は、従来法の場合に比し著し
く改善され、優れた製品が安定生産できると共に、はん
だ中に金を含まないために、はんだ材料費は20%程度
低減できるものであり、本発明の効果は極めて大なりと
いうことができる。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第4図は、本発明方法と従来法とにおける
接合試験品の比較試験結果のグラフで、第5図は、一般
の、ICチップを搭載したアルミナ基板上に形成した接
合用厚膜導体と、めつきを施したコバールキヤツプとの
接合を示す側断面図である。 1・・・・・・アルミナ基板、2・・・・・・下部厚膜
導体、3・・・・ガラス絶縁層、4・・・・・・接合用
厚膜導体、5・・・・・・はんだ、6・・・・・・コバ
ールキヤツプ、7・・・・・・金めつき、8・・・・・
・ICチップ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミナ基板上に搭載されたICチップを気密封止
    するため、該アルミナ基板上に形成された銀−パラジウ
    ム合金よりなる接合用厚膜導体に、メッキを施したコバ
    ールキヤツプを、フラックスを使用することなく、はん
    だ接合するICチップの気密封止方法において、純錫は
    んだを用いて接合するとともに、前記コバールキヤツプ
    に施されためつきを、金めつき、または錫、銀、銅、鉛
    等のはんだ用の錫と相互拡散しやすい金属、あるいは錫
    の融点を下げる金属のめつきとしたことを特徴とするI
    Cチップの気密封止方法。 2 該接合用厚膜導体が、印刷、焼成によつて形成され
    るものであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載のICチップの気密封止方法。 3 該接合用厚膜導体が、アルミナ基板の表面上に形成
    された下部厚膜導体の表面上に形成されたガラス絶縁層
    の表面上に形成されたものであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第2項のいずれかに記載のIC
    チップの気密封止方法。
JP53030940A 1978-03-20 1978-03-20 Icチップの気密封止方法 Expired JPS6047746B2 (ja)

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JPS54123874A JPS54123874A (en) 1979-09-26
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