JPS6047586B2 - 感光体 - Google Patents

感光体

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JPS6047586B2
JPS6047586B2 JP7684075A JP7684075A JPS6047586B2 JP S6047586 B2 JPS6047586 B2 JP S6047586B2 JP 7684075 A JP7684075 A JP 7684075A JP 7684075 A JP7684075 A JP 7684075A JP S6047586 B2 JPS6047586 B2 JP S6047586B2
Authority
JP
Japan
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photoreceptor
electrophotographic
zinc oxide
phthalate
photosensitive layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP7684075A
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English (en)
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JPS522435A (en
Inventor
勤 上原
毅 上野
良経 藤森
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Photoreceptors In Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は光導電性酸化亜鉛を主成分とし、転写方式
に使用できる電子写真用感交体に関する。
従来、酸化亜鉛を用いた感光材料は転写方式の複写装置
に電子写真感光体として用い、くり返えし使用すると、
その感光体の特性が低下する。このような現象は前歴効
果と呼ばれ、この感光体を構成する上記感光材料を含む
感光層の樹脂の結着剤を工夫したり、酸化亜鉛を前処理
したりしてある程度の改善はなされた。 しかしながら
この前歴効果による劣化を抑制すると全体的な感度をあ
る程度犠性にしなければならず、感光層の安定性に問題
があり、また感光層を製造するのに手数がかかる等の欠
点があつた。
この発明の目的は従来の欠点を改善し、感度が高く、
しかも前歴効果による劣化の少ない、画像転写方式てく
り返し使用可能な電子写真用の感光体を提供するにある
。 以下この発明の実施例について説明する。
本発明に用いる電子写真感光材料は、光導電性酸化亜
鉛粉末、所定の増感色素、結着剤樹脂、周期律表の第■
a、■を族に属する金属のカルボン酸塩およびフタル酸
エステル系、りん酸エステル系、塩素化パラフィン系、
エポキシ化大豆油から選ばれる少なくとも1種の可塑剤
とを加えてなるものてある。本発明に用いる酸化亜鉛電
子写真感光材料に使用される結着剤樹脂はアクリル樹脂
、シリコーン樹脂、アルキッド樹脂、酢酸ビニル樹脂、
スチレン−プタジエン共重合体、その他あるいはこれら
の組合せなどでよく、増惑色素はローズベンガル、ヨー
ドエオシン、フルオレツセイン、ブロモフェノールブル
ー、パテントブルー、その他あるいはこれらの組合せな
どでよく、そして周期律表の第■a、■を族に属する金
属のカルボン酸塩は、ステアリン酸、オレイン酸、パル
ミチン酸、力プリン酸、ナフテン酸、安息香酸、シクロ
ヘキサンカルボン酸などとマグネシウム、力ルシウム、
バリウム、亜鉛、カドミウムなどとの金属塩であればよ
い。例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグ
ネシウム、安息香酸マグネシウム、フタル酸マグネシウ
ムなどであつて、これらの添加量は酸化亜鉛10娼に対
して0.05〜5部が好ましいが、この添加量が多いほ
ど感光度は増加するが、暗減衰も大きくなる傾向にある
のて、使用する結着剤樹脂の特性との関係で最適添加量
は決つてくる。可塑剤としては、たとえばジオチルフタ
レート、ジヘブチルフタレート、ジブチルフタレート、
ジイソデシルフタレートなどのフタル酸エステル系可塑
剤、たとえばりん酸トリ2−エチルヘキシル、りん酸ト
リフェニルなどのりん酸エステル系可塑剤、二塩基酸エ
ステル、多価アルコールエステル、脂肪酸エステル系の
可塑剤、塩素化パラフィン系の可塑剤、エポキシ化大豆
油などが有効で、酸化亜鉛1(4)部に対して0.1〜
5部存在させるのが好ましい。
これら可塑剤の作用機構は不明であるが、前歴効果を除
去し、画像転写用感光層としてくり返し使用することが
可能となる。以下本発明の実施例について参考例と比較
して説明する。本発明に用いる電子写真用感光材料は例
えは第1表に示した組成の混合物を磁製ボールミルで2
0時間混練して得られる。
次に上記混練して得たもの、すなわち乳剤を導電処理を
施したマイラーのベースに塗布し乾燥して電子写真用感
光体を得る。
このようにして得られた電子写真用感光体をペーーパー
アナライザにかけ、その帯電特性を測定すると、第1図
に示すような特性を示す。
第1図はよこ軸に時間(秒)を、たて軸に表面電位(一
■)を取つて表わし、始めの1叩2間感光体に帯電し、
次の2@間まですなわち始めから3@間は光を与えず、
(至)秒後に光を照射して得られた表面電位の曲線図で
ある。なお第1図の実線で示す帯電特性は初回の場合で
、点線で示す特性曲線は帯電露光を連続してくり返えし
行ない5回目の特性を測定した場合を示す。すなわち、
このような感光体材料を用いることによつて、第1図か
らも明らかなように、非常に感度がよく、しかも前歴効
果による劣化の少ない”感光体が得られる。
なお、第1表中の塩素化ノルマルパラフインの代りに、
エポキシ化大豆油、ジイソデシルフタレート、商品名R
EOFOS65と称するりん酸エステル系可塑剤であつ
ても同様な結果が得られた。その他の実施例として、前
記実施例で示した第1表中のステアリン酸マグネシウム
を除き、塩素化ノルマルパラフインの代りにエポキシ化
大豆油2重量部を混在した場合は第2図に示すような、
前歴効果による劣化が極めて少ない電子写真用感光体が
得られた。参考例として、第1表に示すステアリン酸マ
グネシウムと、塩素化ノルマルパラフインを混合させな
い場合には、第3図のような帯電特性となる。
すなわち、くり返えし使用することによつて、前歴効果
による劣化が著るしく実用できないものとなる。すなわ
ち、本発明によれば感光度が非常に良く、しかも連続く
り返し使用してもその特性にあまり変化がなく、画像転
写用感光体として実際に使用しても安定な画像が得られ
十分実用的であることが判つた。
さらに従来の製造工程をほとんど変えることなく製造で
き、感光度が良く、前歴による疲労効果を除くことがで
きる。なお、前歴効果をあまり気にする必要のない場合
は、テアリン酸マグネシウム等の添加量を増加させれば
、より高感度の感光層を作ることができる。
また塩素化パラフィン等の可塑剤を添加すると帯電電位
が高くなる傾向にあるので、感光層の厚さを従来より薄
くすることも可能である。またこれら2種類の物質を添
加することによつて感光乳剤の分散性及び流動性が良く
なりしたがつて塗工が容易になるとともに、乾燥後、感
光層の表面が非常に平滑になるという利点も合せもつて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は電子写真感光体の帯電特性で、実線
は何ら前歴をうけていない感光層の帯電特性、点線は帯
電と露光を連続くり返し5回行なつたときの帯電特性で
あり、第1図および第2図は本発明の実施例のものを示
し、第3図は参考例のものを示す特性図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 転写方式の複写装置に用いる電子写真用の感光体に
    おいて、増感色素化合物と、結着剤と、周期律表の第I
    Ia、第IIb族に属する金属のカルボン酸塩と、フター
    ル酸エステル系、りん酸エステル系、塩素化パラフィン
    系、エポキシ化大豆油のうち少なくとも1種の可塑剤と
    を光導電性酸化亜鉛粉末に添加してなる電子写真感光材
    料を用いたことを特徴とする感光体。
JP7684075A 1975-06-24 1975-06-24 感光体 Expired JPS6047586B2 (ja)

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JP7684075A JPS6047586B2 (ja) 1975-06-24 1975-06-24 感光体

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JPS522435A JPS522435A (en) 1977-01-10
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JP5578396B2 (ja) * 2009-03-18 2014-08-27 株式会社リコー 電子写真感光体、電子写真感光体を有するプロセスカートリッジ、及び電子写真装置

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JPS522435A (en) 1977-01-10

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