JPS6047457B2 - 内燃衝撃型エンジン - Google Patents

内燃衝撃型エンジン

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JPS6047457B2
JPS6047457B2 JP53102959A JP10295978A JPS6047457B2 JP S6047457 B2 JPS6047457 B2 JP S6047457B2 JP 53102959 A JP53102959 A JP 53102959A JP 10295978 A JP10295978 A JP 10295978A JP S6047457 B2 JPS6047457 B2 JP S6047457B2
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piston
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chamber
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ジヨ−ジ・ジエイムス・ドウンドラキス
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    • F01C1/00Rotary-piston machines or engines
    • F01C1/02Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents
    • F01C1/063Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents with coaxially-mounted members having continuously-changing circumferential spacing between them
    • F01C1/073Rotary-piston machines or engines of arcuate-engagement type, i.e. with circular translatory movement of co-operating members, each member having the same number of teeth or tooth-equivalents with coaxially-mounted members having continuously-changing circumferential spacing between them having pawl-and-ratchet type drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B71/00Free-piston engines; Engines without rotary main shaft
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02B75/00Other engines
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般にエネルギーをトルクに変換するエンジ
ンに係り、詳細には内部エネルギーの一部分を運動エネ
ルギーとして蓄積する内部衝撃ピストンと、位置エネル
ギーの形態にピストンの運動エネルギーを瞬間的に蓄積
し、シャフト上に卜jルクを発生させるためそのエネル
ギーを解放するエネルギー蓄積室を含む新規にして有用
な内燃機関に係る。
エネルギーを利用可能なトルクに変換する最も広汎に使
用されているエンジンの1つは1個以上フの弁を閉端部
の近くに備えた1つの閉端部と、シリンダー内の往復動
ピストンとを有するシリンダーを利用する内燃機関型の
ものてある。
可燃流体と空気はピストン上方のシリンダー空間内に噴
入され、次に圧縮される。圧縮後、その流体と空気はス
パーク・プラグの使用によるか又はディーゼル・エンジ
ンの場合圧縮行程で発生した熱によつて点火され、流体
と空気の混合気から発生した燃焼生成物たる膨脹ガスの
ためピストンがシリンダー内で下方へ押しやられる際仕
事が行なわれる。ピストンはシリンダー内の圧力によつ
てトルクが与えられる回転クランク軸に通常連結してあ
る。慣用的なピストン型エンジンではクランク軸の低エ
ンジン速度での2〜3度の回転から高速度での50度を
越える回転まで続行する燃料の燃焼中に、ピストン上方
のシリンダー内のガスは燃焼過程が原因で高度にエネル
ギーが加えられることになる。ガスの温度及び圧力は、
シリンダーの周りの大気温度、大気圧をはるかに上回わ
る値まで上昇する。
通常、ガスの温度は約70.4k9/CIL(1,00
0PSI)の圧力と組合つて約5,000Lの値である
。シリンダー内部とシリンダー外部のエネルギー状態の
較差が高いため、高温ガスからシリンダー壁まで流れる
熱の形態を以つて相当のエネルギー損失が発生する。こ
の熱は究極的にはこの目的のために設けてある冷却シス
テムに奪われる。この熱損失で高温ガスの温度と圧力が
低下し、そのためクランク軸に与え得る仕事の量が低減
する。このエネルギー損失と合わせて、膨脹過程中のピ
ストンの運動は高温ガスの容積増加に対応して激しくな
る。この容積増加はガスからピストンに伝えられた仕事
を表わしている。フィート・ボンドを単位にして測定し
た実際の仕事量は、増加時点においてガスの圧力を掛け
合わせた容積増加量−の積に等しい。この仕事遂行は熱
エネルギーの機械エネルギーへの変換を表わすものであ
り、膨脹するガスがこの仕事を行なうのに伴なつて、そ
のガスの温度及ひ圧力は更に低くなる。上記各過程でこ
のようにして消費されたエネルギーは、別の.過程でそ
のエネルギーを消費する時の割合を低くするものと思わ
れる。ピストンがクランク軸に直結してあるところから
くる慣用的なピストン型エンジン内でのピストンのほぼ
正弦波形状の運動が原因でピストンは・TDC(上死点
)の近傍でも比較的低速度て運動するが、シリンダー内
のガスの温度は高温状態のままである。
シリンダー壁による熱損失がガスと壁の温度差に比例し
又、ピストンがTDC附近にとどまる時間にも比例する
ところから、慣用的なピストン型エンジンでの熱損失は
、ピストンが″Mc近傍にとどまつている間の伝熱と輻
射が原因で、高くなる。ピストンがTDCから±15原
内にとどまつている間に1000r.p.mでは燃料内
の熱の35%程度がシリンダーの壁に吸収され得るとい
うことがコンピュータの使用により判明した。特にガス
の膨張する初期段階においてピストンが自由に移動出来
るとすれば、燃焼室の急速な膨ノ張で温度と圧力が急激
に低下し、その結果、燃焼室の壁を伝わる伝熱作用によ
る熱損失の量が低下し、そのため大量の熱エネルギーを
有益な仕事に利用出来ることは明らかである。ピストン
がクランク軸との直結状態から解放されると、ピストン
・の運動はピストンの質量及びピストンに加えられる力
を基にした衝撃の原理に従つて決定される。内燃機関の
最も基本的な形態を表わしている銃を例にとると、銃身
内の銃弾は自由加速され、抵抗は銃弾自身の質量と銃身
壁との摩擦のみであると・ころから、熱は極めて高程度
の熱効率を以つて仕事に変換される。銃弾の運動は衝撃
の原理に一致している。銃の場合は実際上、圧縮比が著
しく高いエンジンに対応しており、銃弾が銃身を離れる
前に大量のエネルギーを仕事に変換することが出来る。
内燃機関の圧縮比は燃焼室内で移動するピストンによつ
て決定される燃焼室の最低の容積、例えは、銃身内の銃
弾の場合は推進薬を内蔵している薬きようの容積により
分割される銃身の容積で割つた燃焼室の最高容積である
この割合は又全ゆる内燃機関における熱効率を示してい
る。慣用的なエンジンは圧縮比が8。
5:1程度で作動するよう設計することが出来る。
これより高い圧縮比の場合は使用燃料が高オクタン価の
場合でも燃料混合気の『ノッキング」として知られてい
る異常爆発が発生する。異常爆発中、火焔前端の速度は
著しく増加して燃料を殆んど瞬間的に熱に変換する。ピ
ストンがTDCにおいて極めて緩やかに移動している時
、燃焼室の壁により失われる熱損失が著しく増加し、そ
の結果同じような破損がピストンに生じる。その熱的散
逸は限定されている。本発明による衝撃型ピストンを提
供するエンジンにおいては、燃焼室の急激な膨張で燃焼
室内のガスの温度が急に低下し、こうしてガスの異常爆
発でもエンジンに有害な作用を及ぼさないよう熱損失の
割合を低くする。内燃衝撃型エンジンはエンジンの熱効
率を更に高めるような特性たる高い圧縮比て作動させる
ことが出来る。衝撃型ピストンによる燃焼室の急激な膨
張に伴なうその他結論として、TDC附近での燃料の燃
焼割合を高めて熱効率を更に高めるため可燃性の高い低
オクタン価の燃料を使用する設備が考えられる。内燃衝
撃型エンジンの技術思想は、標準的なピストン型エンジ
ンを基にしている単純化された実施例の使用によつて最
も良く説明することが出来る。衝撃型エンジンは、以後
一層完全い説明するように第2図に示されたクランク軸
に接続された1個の往復動ピストン即ち反動部材を内部
に有する円形シリンダーを含むことになろう。シリンダ
ー内の往復動ピストンの下方の空間内で自由に移動する
自由移動型ダブル・ピストンは往復動ピストン即ち反動
部材から隔置されている。「ダブル」という用語は、自
由ピストンがダブル・ピストンに堅牢に取付けられ、下
方の円筒状空間を別々の2個の燃焼室に分割する摺動壁
が燃焼室を通つて軸方向に延在した形態を呈することを
意味している。
これらの室は、一方の室がオツトー・サイクルの動力行
程にある間に他方の室が吸気行程になるよう作動される
。往復動型ピストンとダブル◆ピストンの間のシリンダ
ー空間は、空気の如き圧縮性媒体を充填出来る空胴即ち
エネルギー蓄積室を定める。
自由移動するダブル・ピストンの下方の空間はこうして
シリンダーの燃焼室を定める。吸気弁と排気弁、吸気口
と排気口は点火栓と共に各燃焼室に設けてある。自由移
動するピストンに取付けられた摺動壁の延在部はシリン
ダーの端部を越えて突出し、ラチエツトと爪の機構を具
備してある。作動にあたつて、自由移動ピストンがその
最上方位置にある時、燃焼のためのガス/空気の混合気
で以前充填された室の1つは標準的なオツトー・サイク
ルの動力行程の体勢になる。
空気/ガスの混合気が各室の1つの室の内部にある点火
栓て点火されると、自由移動するピストンは往復動型ピ
ストンに向かつて上方へ押される。燃焼室の平均圧力を
掛けた容積変化と等しい値の、燃焼室の急激な膨張で発
生したエネルギーは運動エネルギーに変換されており、
衝撃型ピストンと壁によつて形成される室に蓄積される
。衝撃型ピストンが往復動ピストンに向かつて移動して
いる時、その運動エネルギーは膨張して『エネルギー蓄
積室』を圧縮し、かくして衝撃型ピストンの運動エネル
ギーはエネルギー蓄積室内て位置エネルギーに変換され
ている。蓄積室内の圧力はクランク軸に連結してあるピ
ストンを外方へ駆動し、トルクをクランク軸に与える。
自由移動するピストンが膨張するガスによつてシリンダ
ー内のその最上位置迄移動されると、爪とラチエツトの
機構が自由移動型ピストンの突出部に係合し、自由移動
型ピストンを一時的に往復動型ピストンに向かつて且つ
エネルギー蓄積室内の空気の圧力に抗して上方に保持す
る。
自由移動するダブル・ピストンがシリンダー内で上方へ
移動する際、別の室はオツトー・サイクルの吸気段階に
あり、吸気口を通じて空気と燃料が供給される。
クランク軸により駆動される際往復動型ピストンがシリ
ンダー内で下降し始めると、爪とラチエツトの機構は所
定の時点において相互連結機構を通じて解放され、自由
移動型ピストンを再度クランク軸から得られた下降する
往復動型ピストンとエネルギーにより生じたエネルギー
蓄積室内の圧縮空気の作用の下でシリンダー内て下降さ
せることが出来る。下降する自由移動型ピストンは次に
第1燃焼室でオツトー・サイクルのその排気行程を行い
、その第2燃焼室でその圧縮行程を行う。この時点にお
い、単純化された内燃衝撃型エンジンは第2の燃焼室か
ら第2動力行・程の用意が整う。上記単純化された内燃
衝撃型エンジン内て自由移動するピストンの運動はピス
トンの質量、エンジンの2つの燃焼室のどちらか一方の
燃焼室内での燃焼によつてピストンに加えられるエネル
ギ・−、エネルギー蓄積室内の空気の容積、圧力特性に
よつて決定される。
以上説明したエンジンは例えば自動車用エンジンとして
必すしも使用上適しているものではないが、このエンジ
ンは衝撃型エンジンの技術思想に含まれる原理を説明す
るため)のものである。要約すると、本エンジンの作動
及び特徴は以下の通りてある。燃料の燃焼時に燃焼室内
の内部エネルギーの一部分は自由移動型ピストン上に運
動エネルギーとして与えられる。
運動エネルギーは引続き燃焼室と並列に並んだものと考
えることが出来るエネルギー蓄積室内で位置エネルギー
に変換される。エネルギー蓄積室内に貯蔵される位置エ
ネルギーの一部は有効仕事としてクランク軸に移送され
ており、残りのエネルギーは、衝撃型ピストンの加速目
的に使用される。新たな燃料/空気の混合気の圧縮は次
に自由移動型又は衝撃型ピストンがシリンダー内で下方
へ移動する際当該ピストンの運動エネルギーを使用する
ことにより達成される。
自由移動型又は衝撃型ピストンは、クランク軸に直結し
てある往復動型ピストンが当該自由移動型ピストンに接
近するのに伴なつて、エネルギー蓄積室内に形成される
圧力により加速される。これより以前に、衝撃型ピスト
ンは例えば爪とラチエツトの機構といつた特別の解放機
構によつて往復動型ピストンからの離動が阻止されてい
る。
両方のピストンの間の圧力の度合、従つて、衝撃型ピス
トンをシリンダー内で下方へ押しやるエネルギーは解放
装置の励起時点の近傍値に依在している。この圧力に対
するエネルギーはエネルギー蓄積室内に貯蔵された位置
エネルギー及びクランク軸のはずみ車作用から得られる
。燃焼室内て達成される最低の容積は当該燃焼室内のガ
ス混合気の量と圧縮する衝撃型ピストン内の運動エネル
ギーの関数となろう。
従つて圧縮比は燃焼室内へ流入する燃料の吸収量の関数
である解放時における両ピストンの近傍値を制御するこ
とにより調節出来る。これは逆に内燃衝撃型エンジンを
使用している車に設けてあるアクセル・ペータルによつ
て制御出来る。燃料の燃焼は点火栓又は高圧縮、又は点
火栓と高圧縮の両方を使用することにより達成出来る。
自由移動しているピストンは燃焼燃料混合気の高圧力で
緩衝され、燃焼エネルギーの大部分が自由.移動型又は
衝撃型ピストンの運動エネルギーに変換されるようシリ
ンダーの端部から自由離動し始める。自由移動するピス
トンが第2ピストンに向かつて移動する際、相当の力が
第2ピストンとクランク軸に与えられる。その運動エネ
ルギーの残・部はエネルギー蓄積室内に蓄えられる位置
エネルギーに変換される。このエネルギーは次の行程中
に使用され、新たな燃料混合気の圧縮に供される。衝撃
型ピストンを使用している内燃衝撃型エンジンの諸利点
は以下の通りである。
燃焼ガスの膨張開始時点におけるエネルギーと仕事の変
換割合が高いことで燃焼室内の温度及び圧力は急速に低
下する。
従つて冷却システムによる熱損失の割合は迅速に減少さ
れる。高圧縮時の燃料は発生する圧力を一層効果的に使
用出来るよう行程の初期段階において点火されている。
その他、燃料はエンジンに対する損傷又ノは冷却システ
ム内での逆点火の可能性を伴なわずに圧縮行程中の任意
の時点に点火され均一に燃焼出来る。膨張、従つて温度
と圧力の両者の低下は、自由移動型ピストンに対して著
しく高い割合で達成さ.れるところから、燃料の異常爆
発は慣用的なピストン型エンジンの場合に見られる程、
エンジン壁面に対して有害ではなくなろう。
このような場合又は異常爆発により発生した衝撃波に耐
え得る適当な材料を使用した場合、異常爆発は実際上エ
ン゛ジン内での通常の燃焼過程と看做することが出来る
。従つてエンジンは、低等級の高可燃性ガソリンで作動
出来る。従つて、アンチノツク添加剤を加えない低オク
タン価のガソリンを使用することが出来る。このエンジ
ンが提供出来る高圧縮作用のため、更に薄い燃料混合気
を使用することが出来、更に燃料の効率を高めることが
出来る。
空気量が多くて更に薄い混合気は炭化水素の一層完全な
燃焼を可能にし、妨害になる一酸化炭素を実質的に削減
することが出来る。このエンジンの場合窒素酸化物(N
Ox)の量も少量になるものと思われる。このエンジン
の場合高温度とNOxの生成が妥当になるものと思われ
るが、この高温度は生成されるNOx全体の量が低い値
にとどまるよう極めて短時間の間続くもとと思われる。
冷却システムへ流れる熱の量を減少させると冷却システ
ムを小型にすることが出来ると共に水の循環のために消
費されるエンジンを削減することが出来る。更に、調節
可能な高圧縮比は有効な仕事出力達成のため動力行程の
開始時に必要とされる高圧力を提供出来るが、自由移動
型ピストンはエネルギーを更に仕事に変換するようその
行程の長さに亘つて延在する。
内燃衝撃型エンジンの原理を適用するに当つて各種構成
のものを使用することが出来る。
従つて、第3図と第4図を参照しながら、以後一層完全
に説明されるように、標準的なピストン型エンジンは、
レバー装置によつて2つの標準的なピストンの連接棒に
接続してある中心軸の周りに設置されたアンギユラー(
AnguIar)シリンダー又はドラムを提供する衝撃
型ユニットと現行のクランク軸を置換することによつて
効率的な衝撃の原理を含むよう改変することが出来る。
中心軸は逆に、アンギユラーシリンダー内で回転するボ
ス部分に接続され、アンギユラーシリンダーを2個の等
しい半円筒状室に分割するラジアル・ピストン部材を突
出させている。アンギユラーシリンダーの内部から半径
方向内側へはボス部分の露呈周縁部まで延在して当該周
縁部に沿つて載置しているラジアル反動部材が突出して
いる。ラジアル反動部材とラジアル・ピストン部材はア
ンギユラーシリンダー内の斜交空間を4個のエネルギー
蓄積室に分割する。アンギユラーシリンダー内の中心軸
には更にラチエツト、爪装置が設けてあり、オーバーラ
イド●クラッチを介してエンジンのケーシングに連結し
てある。
斜交シリンダーは更に出力軸の出力歯車と噛み合うこと
か出来る駆動歯車に接続してある。慣用的な各々2個の
シリンダーは1個のアンギユラーシリンダーで用が足り
るので、6気筒エンジンの場合3個のAngularシ
リンダーを設けて衝撃型エンジンに変換する必要がある
。アンギユラーシリンダーあたり2個のシリンダーは以
前説明した単純化してある実施例の同じピストンを利用
する2個の室に対応している。作動にあたつては、慣用
的な第1ピストンの動力行程が中心軸を衝撃的に回転さ
せ、当該中心軸と共にアンギユラーシリンダー内の内側
ラジアル・ピストンを回転させる。
アンギユラーシリンダーには一方路弁と、ラジアル部材
の非移動時に空気を大気圧状態でアンギユラーシリンダ
ー室に流入させることが出来るボート装置が設けてある
。中心軸が回転する際、ラジアル・ピストン部材はラジ
アル反動部材に向かつて回転され、これら2個の部材の
間に定められた室の内部にある空気が圧縮される。エン
ジンの衝撃質量体に作用する運動エネルギーは2個のア
ンギユラーシリンダー・エネルギー蓄積室内に蓄えられ
た位置にエネルギーに変換されている。中心軸上の内側
アンギユラーピストンはドラム上の外側ピストンより早
く回転しているので、4個のエネルギー蓄積室の中の2
個のエネルギー蓄積室内の圧力が形成され、有効エネル
ギーが仕事として駆動歯車を通じて出力軸に与えられる
。エネルギー蓄積室内に高圧力があるため、中心軸が後
方へ強制される時点が来る。中心軸がこの圧力に逆らつ
て後方へ反動するのを防止する目的から、オーバーライ
ド・クラッチ装置が相互に作用し、ラジアル・ピストン
部材を圧力に抗して保持する。
外側ドラムが外側ピストンと共に実質的に一定の角速度
て回転し続ける際、2個のエネルギー蓄積室内の圧力が
減少し、エンジンのはずみ車の作用でアンギユラーシリ
ンダーの内側のその他の2個のエネルギー蓄積室内に圧
力が形成される。現時点でこの圧力は中心軸を前進回転
方向に回転させるが、爪とラチエツトの装置は爪が解放
される時が来る迄、中心軸の回転を阻止する。第2の対
のエネルギー蓄積室に蓄えられる位置エネルギーは、中
心軸、連接棒、慣用的なピストンに運動エネルギーとし
て迅速に変換される。
この運動エネルギーは逆に中心軸に連結された2個の慣
用型シリンダーの一方のシリンダーの圧縮で消失する。
単純化された実施例の場合の如く、一方の慣用型シリン
ダーがオート・サイクルの動力行程を実行している間に
、他方のシリンダーは吸気行程を実行する。内燃衝撃型
の改変例については本発明者に発行された米国特許第3
,989,01?に従つて形成された3ローター型エン
ジンにも適用することが出来る。
全体的にラジアル構造を使用してあるエンジンの個有の
利点には、優れた熱力学的特性、低・摩擦損失、寸法及
び重量が小さいこと、燃料混合気の燃焼エネルギーを出
力軸上の利用可能なトルクに伝達することが簡単になる
ことが含まれている。上記出願の3ローター型構造を使
用してある衝ノ撃型エンジンは、ハウジング内て回転す
る上方の定速ドラム、ハウジング内で回転する下方の定
速ドラム、円筒型ハウジング内に軸方向に配設され上下
両方の定速ドラムに接続された出力軸、上方の定速ドラ
ムに隣接し出力軸に接続された上方円形板、下方の定速
ドラムに隣接し上方円形板から隔置され且つ出力軸にも
接続された下方円形板を含む。
上方円形板と下方円形板は上方定速ドラムと下方定速ド
ラムの間でエンジンの中心に向かつて位相幾何学的に位
置付けてある。上方定速ドラムと下方円形板の周りには
周縁方向に隔置された3個の歯車が設けてあり、出力軸
の周りには第2の組の3個の歯車が周縁方向に隔置され
、当該歯車の軸は下方の定速ドラムの上面と上方円形板
の間に設置してある。
個々の歯車を受入れるため上下両円形板には対応する孔
が設けてある。6個の歯車は上下両円形板の間の空間に
ある個々の周縁部分が近接している歯車と噛み合う。
下方内側ローターは下方定速ドラム内に回転自在に設置
してあり、周縁方向に隔置された第2の組の3個の歯車
と係合する下方駆沈歯車を有し、上方定速ドラム内で回
転可能な上方内側ローターは周縁方向に隔置された第1
の組の3個の歯車と係合する上方駆動歯車を有している
。上下両内側ローターは個々のローターから半径方向外
方へ延在する内側ラジアル・ピストンを有し、上下両定
速ドラムは個々の内側ローターに向つて半径方向内方へ
延在している外側ラジアル・ピストンを有している。
従つて上下両装置のラジアル・ピストンは上下両定速ド
ラム内に部分的な角変位する室を定め、当該室は内燃機
能に供する燃焼室として機能する。衝撃型エンジンの改
変例を含む構造にはロータリー・エンジンの円筒型ハウ
ジング上の個々の上下両方の位置に配設される上下両エ
ネルギー貯蔵ドラムが含まれている。
上下両ローターから延在している角変位する部材は上下
両エネルギー貯蔵ドラム内に配設されたオーバーライド
●クラッチの内輪に接続してある。オーバーライド●ク
ラッチの外輪は、個々のエネルギー貯蔵ドラム内で回一
転可能なボス部分即ち内側ローターを形成している。反
動部材はエネルギー貯蔵ドラムから半径方向内側へ延在
している。別のラジアル・ピストン部材はエネルギー貯
蔵ドラムの外輪即ちローターから半径方向外方へ延在し
、反動部材と共に部分的な角変位するエネルギー蓄積室
を定める。本開示内容で以後詳細に説明されるように上
下両ローターの保持及ひ解放を交互に行なうため上下両
内側ローターと出力軸の延在部の間にはラチエツト、爪
装置が設けてある。ボス部分のオーバーライド・クラッ
チ及び上下両エネルギー貯蔵ドラムのラジアル●ピスト
ンを介して接続してある個々の上下両内側ローターは、
個々の内側ローターがロータリー・エンジン全体の構造
の一部分としてその通常の作用で駆動されるところから
エネルギー貯蔵ドラム内のエネルギー蓄積室内に蓄えら
れたエネルギーを利用することが出来る。本発明の形態
によるピストン型エンジンの諸要・素を第1図に概略的
に示す。ピストン10の運動はクランク軸12によつて
制限されている。更に、上死点(TDC)におけるクラ
ンク軸の位置を基準位置として00と仮定すればピスト
ンはクランク軸が−200乃至+20れの間で回転する
際、移動が困難になる。特に低速度においては、この時
間間隔中に燃料が燃焼して高温、高圧をガスに与えるの
に十分な時間がある。ガスはこの時間間隔中、温度がガ
スより低いシリンダー壁にその熱の30%程度が失なわ
れ、極めて僅かの仕事しか実施出来ない。行なわれる仕
事の量はシリンダー内でのピストンの変位置に依存して
いる。第2図は、クランク軸12の形式の出力装置に直
結されない動力ピストン14の形式のピストン装置すな
わち第2ピストンを有するエンジンを概略的に表わして
いる。
このエンジンは内部で移動自在の動力ピストン14を有
するケーシング即ちシリンダ−25を含む。共通の壁1
6は第2図の下方て自由移動の動力ピストン14から延
在し、室1と室2を定める仕切り壁を成している。個々
の室には点火栓1a,2aが設けてあり、各室には更に
各々吸気弁1b,2bが設けてあり、各々排気弁1c,
2cが設けてある。弁1c,1b,2c及び2bは空気
/燃料混合気の様な燃焼媒体を通過させ且つ、点火栓1
a,2aと共にピストン14用動力装置を構成する。往
復動型ピストン22すなわち第1ピストンはシリンダー
25内で移動自在であり、クランク軸12に機械的に連
結してある。新鮮な混合気が圧縮され引き続いて点火さ
れる室内に於ける吸気弁1b,2bによる様な新しい燃
料取込み装置、点火栓2aによる様な新しい混合気点火
装置及び排気弁1c及び2cの様な発生した排気ガス放
出装置は動力装置を意味する。ケーシング即ちシリンダ
ー25内の往復動型ピストン22と自由移動型の動力ピ
ストン14の間にはエネルギー蓄積室3が定められてい
る。
この実施例の室3はエネルギー蓄積及び変換装置を含み
、クランク軸12に連接するピストン22はトルク発生
装置を含む。シリンダー25に隣接してb爪18が設置
され、共通の壁16上のラチエツト20と係合可能にな
つている。室1及び2は各々オツトー・サイクルの4行
程(即ち、吸入、圧縮、爆発、排気)の通常の順序を踏
む。これらの行程は、一方の室が爆発行程を実行してい
る間に1他方の室が燃料吸入行程を実行するよう互い違
いになつている。従つて、2つの室における行程は各々
以下の通りである。即ち、室1における順序は、圧縮、
爆発、排気、吸入、圧縮等てあり、室2における個々の
行程は、排気、吸入、圧縮、爆1発、排気等てある。例
えは、室1の爆発行程の後て、自由移動型の動力ピスト
ン14は上方へ押しやられて爪18はラチエツト20と
係合し、一時的にその自由移動型の動力ピストン14を
その頂点位置て保持す2る。
次にエネルギー蓄積室3内の空気が圧縮されて往復動型
ピストン22を上方へ押しやり、クランク軸12を回転
させる。クランク軸12のはずみ車的作用が原因で、往
復動型ピストンは次のシリンダー内で自由移動型の動力
ピストンに向かつ冫て下方へ移動され、自由移動型の動
力ピストンをエネルギー蓄積室3内の空気の圧力に抗し
て下方へ押しやる。この時点で、爪18は機械的にラチ
エツト20から解放されて自由移動型の動力ピストン1
4を下方へ移動させることが出来、室2内!ては圧縮行
程を、室1内ては排気行程を行う。次に、室2は点火栓
2aの励起時に動力行程即ち爆発行程を受ける。自由移
動型の動力ピストン14は次に再度シリンダー25内で
急速に上方へ移動し、爆発行程の室2の熱エネルギーを
自由移動型.の動力ピストン14の形態を取つて運動エ
ネルギーに変換する。自由移動型の動力ピストン14は
往復動型ピストン22に接近するのに伴なつて遅くなり
、その運動エネルギーの一部分は、エネルギー蓄積室3
内に圧縮空気の位置エネルギーの形態で蓄えられる。次
にエネルギー蓄積室3内の圧力は往復動型ピストン22
の再度自由移動型の動力ピストン14から離動させ、こ
うして仕事をクランク軸12に伝える。次に往復動型ピ
ストン2はクランク軸の連続回転が原因でシリングー2
内の自由移動型の動力ピストン14に向かつてz動する
。然し乍ら、ラチエツト20と爪18のi置は、動力ピ
ストン14の実際の逆方向運動を1止し、自由移動型の
動力ピストンが往復動型ピくトンに向かつて上方へ移動
した状態て該自由移力型の動力ピストンを一時的に保持
し、こうして個の目的を達成する。即ち更に仕事をクラ
ンク軸12に伝えるためエネルギー蓄積室3内に高圧力
を維持するのを助ける。
シ クランク軸の回転角に関係ある時点で自由移動型の
動力ピストンを解放出来るようにすることで次の行程の
開始時点を調時化させる。
3往復動型ピストン22でその戻り運動の途中に空気に
圧縮可能となし且つ衝撃型即ち自由移動型の動力ピスト
ン14が解放される前にエネルギー蓄積室3内の圧力を
増加可能ならしめることにより圧縮比の値の制御を助け
ることが出来る。
従つて、この圧力は室1又は室2の一方の室に含まれる
新しい燃料混合気に対して自由移動型の動力ピストン即
ち衝撃型の動力ピストン14を更に動的に加速すること
が出来る。4 サイクルの時間間隔に亘つて最低の持続
状態を確立する。
この時間は数式T=a/2Sに従つて決定される。ここ
で、aはピストンの質量て割つた平均力に等しい平均加
速度。Sはピストン停止前にピストンが移動する距離。
時間Tはピストンに作用する力が小さくなるのに伴なつ
長くなることに注意されたい。同一圧縮比の場合のピス
トンに作用する力は主としてエンジンに連結されたスロ
ットル装置によつて燃焼室に充填される燃料の量により
制御される。こうしてスロットル装置は車のアクセル・
ペダル及ひ連結機構とすることが出来る。従つて、例え
ば1ノ燗きのスロットル状態下で燃料を消費させる場合
にはTは2個の因子の中の1個の因子のみで増加するて
あろう。Tの値はクランク軸の回転周期の112より低
い値にとどまるのが望ましい。それは迅速に自由移動す
るピストンを意味しており、当該ピストンは、燃焼室の
完全膨張後に、爪とラチエツトの装置により保持される
。クランク軸12の自由移動型の動力ピストン14の間
の同期はクランク軸回転の機能としてピストンの調時的
な解放によつて達成され、自由移動型の即ち衝撃型の動
力ピストン14の元の周期Tによつては達成されない。
解放時点は、クランク軸12によつて駆動される往復動
型ピストン22が自由移動型の動力ピストン14に向か
つて戻る際の自由移動型動力ピストン14と往復動型ピ
ストン22の間の所定の距離を以つて設定することが出
来る。このプロセスには自己調整が行なわれる。即ち、
自由移動型の動力ピストン14がその通常取ると思われ
るシリンダー25の更に上方に達する場合には、動力ピ
ストン14はクランク軸の回転に対して相対的に早目に
停止して、そのために次のサイクルでは余り高位置に達
しないようクランク軸によつて早目に到達し且つ解放せ
れるであろう。爪18による自由移動型の動力ピストン
14の解放に要する往復動型ピストン22と動力ピスト
ン14の間の所定の距離は調節可能な状態にとどまり、
これは圧縮比に対する自動的な調節をもたらすと思われ
る。
この距離が長くなれればなる程、圧縮比は高くなる、こ
の特徴は、燃料充填量が少ないことや慣用的なエンジン
での速度が比較的遅いことからもその圧力が通常低く、
熱損失更には熱効率を低減させる機会が多発するような
低速度において特に役立つであろう。従つて、アクセル
・ペダルを後退させるような場合、自由移動型の動力ピ
ストン14を解放すつべき時点での動力ピストン14と
往復動型ピストン22の間の距離は更に短かくなるよう
自動的に6調節される。
現行のピストン●エンジンの場合のようにエネルギー蓄
積室3内の増加圧力に対するエネルギーはクランク軸1
2から得られる。現行のピストン・エンジンと関連して
内燃衝撃型エンジンの原理を使用することについては第
3図と第4図に図解してある。標準型ピストンのシリン
ダー100,102について第3図に示してあり、これ
らはこの実施例の動力装置とピストン装置から成つてい
る。各シリンダー内の(図示せざる)ピストンには当該
ピストンから延在する連・接棒104,106が備えて
ある。連接棒106はレバー腕即ちクランク108に連
結してあり、当該クランクは中心軸110に連結してあ
る。第4図の分解図から最も良く理解出来るように、全
体的に114で示されたオーバーライド・クラッチの内
輪112は中心軸110の周りを回動する。オーバーラ
イド◆クラッチ114の外輪116は、ピン118によ
つて保持ブラケット120に堅牢に接続してある。外輪
116には爪部材124と係合可能なラチエツト122
が設けてある。
爪124は、そのピボット点126の周りを回動し、当
該ピボット点はピン128を介して爪保持延在部130
に接続ノしてある。爪保持延在部130は中心軸110
にキー止めされ、当該中心軸と共に回転する。内側カム
132はピン134を介してオーバーライド・クラッチ
114の内輪112に接続してある。内側ローター13
6は爪部材124に接続されて内側カム132上に乗り
、当該内側カムは爪部材124をラチエツト122から
その適当な角度で非係合状態にする。全体的に138に
て示されたエネルギー蓄積ドラム即ち定速回転ドラムの
外周縁部には外側カム140が設けてある。爪部材12
4には外側ローター142が設けてあり、当該外側ロー
ターは外側カム140に乗つて爪部材124をラチエツ
ト122から外側カムの適当な角度て非係合状態にする
。第3図から最も良く理解されるように、エネルギー蓄
積ドラム138には、堅牢に接続された一対の外側ラジ
アル・ピストン144が設けてある。内側ボス146は
中心軸110に接続され、内側ボス146には当該ボス
から外方へ延在し定速回転のエネルギー蓄積ドラム13
8の内側面に沿つて乗る一対の内側ラジアル・ピストン
148が設けてある。同様にして、外側ラジアル・ピス
トン144は内側ボス146の露呈面に沿つて乗つてい
る。内側ラジアル・ピストン148及び外側ラジアル・
ピストン144はエネルギー蓄積ドラム138即ち定速
回転ドラムを4個のエネルギー蓄積室に分割している。
図面には3個のエネルギー蓄積室が138a,138b
,138dを以つて示してある。
エネルギー蓄積ドラム138には駆動歯車152と噛み
合う歯車150が設けてあり、当該駆動歯車は逆に出力
軸154にトルクを与える。出力軸154は、エネルギ
ー蓄積ドラムとトルク発生装置を含む軸154間の連接
部と共に出力装置を構成する。エネルギー蓄積ドラム1
38には更にリード弁156で覆われるボート157が
設けてある。このボートと弁の装置はエネルギー蓄積室
が最高膨張状態にある時エネルギー蓄積ドラム内の室を
大気的に到達せしめ得る目的て設けてある。第4図から
最も良く理解出来るように、爪保持延在部130にはカ
ム板スロット160内で内側カム132に乗る爪保持柱
158が備えてある。シリンダー102内のピストンが
その標準的なオツトー・サイクルの爆発行程を実施する
作動状態下において、連接棒106は上方へ押しやられ
、中心軸110を反時計方向に回転させる。次に、内側
ボス146はその内側ラジアル・ピストン148と共に
反時計方向に回転し、エネルギー蓄積室138a及び第
1図に示されていない反対側の室にある空気を圧縮する
。次に、シリンダー102内のピストンはエネルギー蓄
積室3内の圧縮空気に抗して第2図の動力ピストン14
の移動様式と同様の様式を以つて自由に移動している。
エネルギー蓄積室138a及びその反対側の室における
増加した圧力はエネルギー蓄積ドラム138にトルクを
与え、従つて歯車150及ひ駆動歯車152を介して出
力軸154にトルクを与える。中心軸110のエネルギ
ー蓄積ドラム138より早く回転すると、中心軸110
が停止してエネルギー蓄積室内の高圧力の下でその運動
方向が逆になるよう強制される時点が得られる。中心軸
110がその回転方向を逆にする際、中心軸110に連
結してある爪保持延在部130もその運動方向を変える
。次に、爪保持柱158は内側カム132のカム板スロ
ット160内で時計方向に移動する。番号138aから
138dまての室はエネルギー蓄積及び転換装置を構成
する。内側カム132のオーバーライド・クラッチ11
4の内輪112と堅牢に係合しているところから爪保持
延在部130と内側カム132の間の相対的運動が発生
する。
オーバーライド・クラッチ114の外輪116は保持ブ
ラケット120に堅牢に接続してある。従つて、内側カ
ム132の回転運動は、その時計方向の回転がオーバー
ライド・クラッチ114によつて阻止されていることか
ら、反時計方向の回転に制限される。爪保持延在部13
0に対する内側カム132の相対的運動て内側ローター
136が解放され、爪部材124は外輪116のラチエ
ツト122内へ下げられる。中心軸110の時計方向の
移動は以前説明した如く内側カム132が時計方向に回
転出来ないところからカム板スロット160の内部て移
動する爪保持柱の範囲に制限される。中心軸110、従
つて当該中心軸に接続せる内側の対の内側ラジアル・ピ
ストン148は、外側の対の外側ラジアル・ピストン1
44を支承しているエネルギー蓄積ドラム138が回転
し続けている際にエネルギー蓄積室138d及び138
b内の圧力がエネルギー蓄積室138a及び図示せざる
反対側のエネルギー蓄積室内の圧力より高くなる時点が
来る迄、この位置で待機する。次に中心軸110は再び
反時計方向に移動し始める。
爪部材124はピボット126上に装着されており、該
ピボット126は中心軸110に固着している爪保持延
在部130と接続している。従つて爪部材124は中心
軸110の反時計方向への回転と共に同方向へ回転しそ
の結果、爪部材124は下げられ、ピン118により保
持ブラケット120に固着されている外輪116の外側
面のラチエツト122と係合する。従つて、中心軸11
0の運動は、エネルギー蓄積ドラム138上の外側カム
140が外側ローター142を上方へ押して爪部材12
4をラチエツト122から離すようになる迄、再び停止
される。該爪部材124がラチエツト122から離れる
ことにより中心軸110は反時計方向に自由回転する。
次に、爪保持柱158は爪部材124が外側カム140
と外側ローラー142によつて保持され続けている間ノ
にカム板スロット160内て時計方向に移動する。この
爪保持柱158の移動は中心軸110と共に爪保持延在
部130よりいく分速く反時計方向に回転する内側カム
132との関連により相対的に時計方向に、すなわち内
側カム132より遅7れて反時計方向に移動するもので
ある。この時点で、内側カム132はオーバーライド・
クラッチ114の内輪112とピン134により固着さ
れており、一対の内側ラジアル・ピストン148の回転
により該内輪112は加速され、同時に内側フカム13
2も加速される。中心軸110とその関連ある連結棒が
得る加速作用、従つて運動エネルギーは外側カム140
が外側ローター142上で作動して爪部材124を解放
するタイミングに依存していることに注意されたい。
従つて、このタイミングはシリンダー102とシリンダ
ー100の圧縮比を制御するのに使用することが出来る
上記圧縮比の制御は、アクセル・ペダル(図示せず)に
よつて行なわれる。従つて、爪部材の解放時点について
はアクセル・ペダルの位置によつて制御される。然し乍
ら、この制御が無い場合でも、圧縮比は燃料混合気の少
ない量に対して高い値に自動調整される。内側の対の内
側ラジアル・ピストン148、従つて中心軸110、連
接棒106、連接棒104の、エネルギー蓄積室138
b及びエネルギー蓄積室138d内の圧力により生じた
運動エネルギーはエンジンのはずみ車的作用により与え
ら、引続き排気段階のシリンダー102内でその全体が
消費されてシリンダー100内の燃料と空気の新しい充
填物を圧縮する。シリンダー100内に現在ある燃料充
填物の燃焼は前述の諸段階を繰り返し、従つて、単一の
エネルギー蓄積ドラム装置で位相シリンダーの中の2つ
のシリンダーの作動を可能にすることが出来る。
エンジンの標準的なりランク軸を第3図及び第4図の装
置と置換することは複雑になるように思われるが、その
他の因子についても考慮しなければならない。
この新しい装置で熱効率が高まるとすれば、同じ駆動出
力に対して所要燃料は少量で済ますことが出来、そのた
めシリンダーの寸法も削減可能である。更に、冷却シス
テムの容量を削減することが出来、燃料タンクの寸法を
削減する.ことが出来る。従つて、連接棒と駆動軸の間
が複雑になる解決策はエンジン内の別の諸システムの複
雑性及びその重量を低減化させることによつて一段と補
償される。内燃衝撃方式を利用する別の利点は出力軸が
シjリングーとピストンに最早直結されていないことか
ら来る作動上の円滑性にある。
作動を円滑にするため中間の空気クッションが設けてあ
る。こうした理由から、作動の円滑性を犠性にしないで
シリンダー全体の個数を少なくすることが可能になくる
。ピストンとシリンダーが比較的自由に移動するところ
から、高温度が摩耗の主要因たるシリンダー前方部分に
おいてシリンダーの摩耗の低減化が予測可能である。こ
の新しい装置に関連して温度の低いシリンダー・ピスト
ンが予測されるところから、ピストンの摩耗が更に削減
されることも予測出来る。第5図乃至第8図は、全体的
に209で表わしてある3ローター型動力ユニット即ち
ロータリーエンジン構造を利用する衝撃型エンジンの実
施例を示す。
3ローター型駆動ユニット209にはケース212の反
対側端部において固定された上方エネルギー貯蔵ドラム
210と下方エネルギー貯冫蔵ドラム211が設けてあ
る。
全体的にこのエンジンは214で全体を示してある中央
相互連結ユニットの周りで対称的な上方部分と下方部分
に分割出来る。
各部分には出力軸220に堅牢に接続されて当該出力軸
と共に回転・する定速ドラム216,217が備えてあ
る。各定速ドラム216,217内には各々上方内側ロ
ーター222と下方内側ローター型223が回転自在に
設置してある。上方内側ローター222と下方内側ロー
ター223から半径方向外方へは内側ラジアル●ピスト
ン22牡の個々の対が延在している。これらの内側ラジ
アル・ピストンは内側ローターから半径方向外方へ延在
し、図面に示されていないが各々上方及び下方の定速ド
ラム216,217に設けられた外側ラジアル・ピスト
ン225の対と共に装置されている。各種ラジアル・ピ
ストンの作動については、これらの要素の作動並びに上
下両エネルギー貯蔵ドラムとの相互関係の概略的な流れ
図である第8図を参照し乍ら本開示内容内で更に詳細に
説明する。
3ローター型駆動ユニット209の上方移動部分と下方
移動部分については図解明瞭化のため一部分が破断して
ある中央相互連結ユニット214の詳細図たる第7図を
参照し乍ら更に説明する。
中央相互連結ユニット214は3ローター型駆動ユニッ
ト209の上方内側ローターと下方内側ローターの間に
連結された差動装置を含む。上方板226と下方板22
7は出力軸220に堅牢に接続してあり、中央シリンダ
−228に堅牢に接続された上下両定速ドラム216,
217と組合つて回転する。上方内側ローター222と
下方内側ローター223には出力軸220の周りで自由
回転する上方トルク歯車230と下方トルク歯車231
がキー止めしてある。下方板227と上方の定速ドラム
216の間には3個の上方遊星歯車232が回転自在に
設置してある。同様にして、上方板226と下方の定速
ドラム217の間には3個の下方遊星歯車233が設置
してある。上方遊星歯車232と下方遊星歯車233は
5個々の上方トルク歯車230と下方トルク歯車231
に噛み合い、上方遊星歯車232と下方遊星歯車233
の合計6個の歯車は上方板226と下方板227の間の
領域内で回転係合する。
作動にあたつて、上方の定速ドラム216内で回転する
1上方内側ローター222によりもたらされる時計方向
の回転は、下方の定速ドラム217内の下方内側ロータ
ー223を反時計方向に回転させ、又、この逆の作動も
行なわれる。従つて、中央相互連結ユニット214は、
ピボJツト点としての出力軸に堅牢に接続してあるエネ
ルギー貯蔵ドラムと上下両板材を使用するところから、
一方の内側ローターに駆動トルクが与えられている時に
他方のローターの回転が阻止されるような場合、駆動ト
ルクの値の2倍のトルクが出;力軸に与えられるかのよ
うに思われる。
従つてこのドラム及びローターはトルク発生装置を構成
する。一方の内側ローターに駆動トルクが与えられて他
方の内側ローターが自由回転する場合、出力軸220に
は何らトルクが与えられず、全体の駆動トルクは両方の
ローターの回転運動エネルギーに変換される。エンジン
の内燃衝撃特性を示す出力軸又は他方の内側ローターの
どちらか一方との内側ローターの係合によつててはなく
内部圧力によつて単独に内側ローターの運動が決定され
るのはこれらの期間中てある。その他、第7図に示され
た中央相互連結ユニット214の実施例は、上方内側ロ
ーターと下方内側ローターの間に一定の回転関係を提供
する堅牢な構造である。
従つて、この中央相互連結ユニットは、本願て以後説明
するように内側ローターを逆回転させるのに要する2個
の内側ローター間の相対回転の270要の角度を提供す
ることが出来る。ここで、上方エネルギー貯蔵ドラム2
10の分解斜視図たる第6図を参照する。
上方内側ローター240の一部分は上方内側ローター2
22から上方へ延在し、オーバーライド・クラッチ25
0の内輪242に固定してある。オーバーライド・クラ
ッチ250の外輪244は、上方エネルギー佇蔵ドラム
210内でシール要素248,252と共に回転する2
個のラジアル・エネルギー貯蔵ピストン246に接続し
てある。エネルギー蓄積及び転換装置の一部を構成する
上方エネルギー貯蔵ドラム210には更にオーバーライ
ド・クラッチ250の外輪に向かつて半径方向内方へ延
在する2個のエネルギー貯蔵ピストン254が設けてあ
る。
第6図に於ては、循環連続行程にある、室260の一個
の動力行程状態にあり、ピストン246に運動エネルギ
ーを伝達している。圧縮行程にある室260は潜在エネ
ルギーを蓄積し且つ、その為にエネルギー蓄積及び転換
装置の主要部分を提供する。上方エネルギー貯蔵ドラム
210は更にケース212の上方部分に堅牢に接続され
、ラジアル・エネルギー貯蔵ピストン246及びエネル
ギー貯蔵ピストン254と共に4個のエネルギー蓄積室
260を定めている。上方の定速ドラム216の上面に
室ボート264が、又ケース212に方位角的に排気ス
ロット262及び吸気スロット263が切削成形されて
おり、該排気及び吸気スロットは各々第6図において2
62″及び263″で示された排気開口及び吸気開口に
連通している。また上記定速ドラム216の上面は上記
ケース212に摺動状に接触している。従つて、上記室
ボート264と上記排気スロット262又は吸気スロッ
ト263が整合する場合に上記排気及ひ吸気開口262
″,263″を介して排気及び吸気作動が達成される。
ノ 上方エネルギー貯蔵ドラム210の上には全体的に
270で表わされた爪−ラチエツト・ユニットが設けて
ある。爪保持スリーブ271は上方内側ローター240
と更に上方内側ローター222に堅牢に接続してある。
爪保持スリーブ271に5は爪ピボット277上に枢着
された爪272が接続してある。突出する柱278が出
力軸220の上に設けてあり、解放アーム・シリンダー
280のシリンダー・スロット279内に入つている。
解放アー″Oム・シリンダー280からは爪272のロ
ーター273と係合可能なフック282を備えた爪ラッ
チ274が延在している。爪272はラチエツト部分2
75を有する曲つたドラム延在部276内で回転する。
一般に、爪一ラチエツト・ユニット270は、上方内側
ローターが解放されて所定の時点前に前進するのを阻止
するよう上方内側ローター240をエンジンのケースに
係合させる機能を有している。3ローター型駆動ユニッ
トの実施例における爪−ラチエツト装置の機能は、第2
図の単純化された実施例及ひ第3図と第4酔に関連して
説明した実施例に関連付け乍ら説明した爪一ラチエツト
の機能と類似している。
作動にあたつて、上方内側ローター222が時計方向に
回転すると、内輪242に接続してある上方内側ロータ
ー240もこの方向に回転し、オーバーライド・クラッ
チ250の内輪と外輪を係合させ、この係合が逆にラジ
アル・エネルギー貯蔵ピストン246を上方エネルギー
貯蔵ドラム210内で移動させ、ラジアル・エネルギー
貯蔵ピストン246がその回転方向を逆転させて上方内
側ローター240を前進方向に回転させ爪272がラチ
エツト部分275に係合してこの回転を停止させるよう
な程度に圧縮する。
(3ローター型駆動ユニット209の引続き行なわれる
動力行程が原因で一定の前進、反時計方向回転をする)
出力軸220にはシリンダー・スロット279を貫通し
て爪のフック282を爪272のローラー273の下側
へ押す柱278が設けてある。この運−動て爪272は
ラチエツト部分275から離され、上方内側ローター2
22及び当該上方内側ローターに接続せる全ての部品を
解放する。エネルギー貯蔵ドラムの衝撃効果及び3ロー
ター型駆動ユニット装置に対する当該ドラムの接続!に
ついて理解するには第8図を参照すべきてある。
第8図は3ローター型駆動ユニットにおける6個の連続
的な位置と本発明のエネルギー蓄積ドラム部分の複合図
である。ラジアル・ピストンがオツトー・サイクルの4
行程を実行する時のラジ5アル・ピストンの相対的運動
は矢印と点線で示されている。例えば、上方エネルギー
貯蔵ドラム内のラジアル◆ピストンは各図A,b,c9
d9e,f,aで示す如く連続的に位置付けられる。同
時に、下方エネルギー貯蔵ドラム内のラジア4ル・ピス
トンの対応する位置はD,e,f,a,b,c,d等に
なる。
各主要図の上方右肩に描いた部分図は特定の上方内側ロ
ーター222に組合つた上方エネルギー貯蔵ドラム21
0内の位置を表わしている。
点線は主要図に描いた対応する軸と上方右肩の部分図に
描いた軸の間の機械的連結を示すため使用してある。各
部分図は第6図に更に詳細に示してある如くオーバーラ
イド・クラッチ250を介してエネルギー貯蔵室又はド
ラムの内側ローターと係合する燃焼室の内側ローターを
示している。燃焼室の内側ローターが時計方向に回転す
ると、当該内側ローターは共に一対のラジアル・工ネル
ギー貯蔵ピストン246,246を支承するエネルギー
貯蔵ドラムの内側ローターと係合する。
曲つたシリンダー部分A内で空気は、本例の場合静止状
態にある上方エネルギー貯蔵ドラム210に固定された
エネルギー貯蔵ピストン2547の対に抗して圧縮され
る。2種類のピストンの間に圧力が生じると上方内側ロ
ーター222の運動エネルギーがシリンダー部分A内で
位置エネルギーに変換される。
上方内側ローター222がその運動を逆転させようとす
ると、上方内側ローター222は第8図に概略的にのみ
示してある爪302、ラチエツト304の装置によりと
らえられる。こうした爪とラチエツトの装置の実際的な
構造については第6図に示してある。上方エネルギー貯
蔵ドラム内のラジアル・ピストンが第8図のa図に示す
如く位置付けられていると仮定すれば、爪302とラチ
エツト304の装置は、本エンジンにおいて反時計方向
となる正の回転方向に内側ラジアル・ピストンが回転す
るのを阻止する。
外側ラジアル・ピストン225は出力軸220と共に反
時計方向に一定速度て回転する。a図は上方内側ロータ
ー222が爪302によつて解放される時点を示してい
る。1,■,■,■て表わされた4個の室は、この時点
て各々吸入、圧縮、爆発、排気の室を圧縮、爆発、排気
、吸入の各室に切換える。
b図から明らかな如く、燃焼室の上方内側ローター22
2を解放すると、当該上方内側ローターは正の方向即ち
反時計方向に移動する。当該上方内側ローターは更にシ
リンダー部分Aの室の圧縮空気から衝撃を受け、オーバ
ーライド・クラッチ250を介して上方内側ローター2
22と係合する上方エネルギー貯蔵ドラム210のラジ
アル・エネルギー貯蔵ピストン246を押し付ける。こ
の過程において、エネルギー貯蔵ドラムは第8図のa図
とb図で表わされた時間間隔で当該エネルギー貯蔵ドラ
ム内の貯蔵エネルギーを回復する。
この同じ物理的構造(即ち、上方内側ローター222)
は、この時間間隔で内燃衝撃の原理に従う反動部材とな
る。爪302て上方内側ローター222を解放すると、
自由回転している燃焼室の一対の内側ラジアル・ピスト
ン224は、衝撃法則に従つて作動し、オーバーライド
・クラッチ250とシリングー部分Aの室の蓄積圧を通
じてエネルギー蓄積ドラムから与えられるトルク及び燃
料の燃焼により生じた室■内の圧力によつて加速部分図
aにおける上方エネルギー貯蔵ドラム内の上方内側ロー
ター222の解放される時点の直前に、部分図dに示さ
れた一対の内側ラジアル・ピストンも支承している下方
エネルギー貯蔵ドラム内の下方内側ローター223は正
確に出力軸220の速度の2倍に等しい速度で回転して
いる。
この時点で室1内の新しい燃料装荷物が圧縮されている
。内側ラジアル・ピストンは、部分図aにおける上方エ
ネルギー貯蔵ドラム内の上方内側ローター222が解放
される時点まで同一速度で移動し続ける。第5図に全体
的に214で示されている、上方エネルギー貯蔵ドラム
と下方エネルギー貯蔵ドラム内の上方内側ローター22
2と下方内側ローター223の間に中央相互連結ユニッ
トがあるところから、部分図aに示されている室■の内
側ラジアル・ピストンの間の角度は、部分図dに示され
た室1の内側ラジアル・ピストンの間の角度と等しい。
部分図aに示された内側ローターの解放後、これらの角
度は、上方エネルギー貯蔵ドラム内の上方内側ローター
222が静止状態から出力軸220の速度まで加速され
、下方エネルギー貯蔵ドラム内の下方内側ローター22
3が出力軸220の速度の2倍の速度から正確に出力軸
220の速度に減速されるのに要する時間に亘つて減少
し続ける。
この時点において両方の室は常時同じ割合でその容積が
減少し始めるので、各室にある内側ラジアル・ピストン
の間の角度は常時同一値を保持し続ける。内燃衝撃モー
ドの間中、部分図dの室1の寸法は、反時計方向に移動
する外側ラジアル・ピストンによつて急速に増加される
同じ角度増加は、内側ローターが高い回転速度に加速さ
れる部分図aに示される室■に適用される。然し乍ら、
部分図eに示された内側ローターが時計方向に移動し始
めると直ちに内側ローターはオーバーライド・クラッチ
250を介してエネルギー貯蔵ドラムの内側ローターと
係合することに注意すべきである。シリンダー部分Aの
室における圧力は、この室を定めている両ラジアル・ピ
ストンが相互に接近するのに伴なつて増加する。
燃焼室とエネルギー貯蔵ドラム内の両方の内側ローター
は最終的には停止状態になつて、その運動方向を逆にす
る傾向がある。この時点において、その連続的な運動は
、部分図aに概略的に示され且つ第6図に詳細に示され
ている如く、爪とラチエツトの装置により停止される。
従つて、上方エネルギー貯蔵ドラム内で自由移動する内
側ピストンは点火に引続いて直ちに高速度になる。
室■内の角度は部分図eの室1内の角度と同一に保持さ
れなければならないので、上方エネルギー貯蔵ドラムの
自由移動する内側ピストンは下方エネルギー貯蔵ドラム
のシリンダー部分Aの室の圧力が増加するのに伴なつて
減速し始める。下方エネルギー貯蔵ドラム内の内側ロー
ターが停止する時点に、上方エネルギー貯蔵ドラム内の
内側ローターは、上方エネルギー貯蔵ドラム内の内側ピ
ストンを表わしている部分図cの出力軸の速度の2倍に
等しい速度て移動しており、一方、部分図fは下方エネ
ルギー貯蔵ドラム内の内)側ピストンを表わす。部分図
eと部分図fの間の移行時間中、内側ローターは爪とラ
チエツトの装置によつて保持されることに注意されたい
。一方、上方エネルギー貯蔵ドラムの室■は、室1内の
新しく吸入された混合気が圧縮されている位置・に到達
する迄、正の方向(反時計方向)に回転し続ける。更に
、下方内側ローターが固定状態に保持されている期間中
、出力軸は各室、即ち上方エネルギー貯蔵ドラムの室■
及び下方エネルギー貯蔵ドラノムの室1から等しい前進
力を受取る。
部分図aでは、各ラジアル・ピストンに力Fがあると仮
定する。外側ラジアル・ピストンの場合圧力がその前部
にあるところから力Fを受けるが、以前説明したように
上方内側ピストンは力Fを受け、下方ピストンは固定状
態に保持されているので(部分図dと部分図e)、出力
軸には+iの力が効果的に与えられ、従つて部分図bの
上方エネルギー貯蔵ドラムの室■から出力軸に加えられ
る合計力もFになる。部分図eに示されている如く、下
方エネルギー貯蔵ドラム内の室1もラジアル・ピストン
あたり十Fの力を供給する。
圧力は内側ラジアル・ピストンの背部から得られるので
出力軸は+Fの力を直接シリンダー部分の室から受取る
が、上方ラジアル・ピストンの内側ローターは全速力で
移動するのて、上方内側ローターから出力軸に付加的な
りが与えられることはない。従つて、部分図eの下方エ
ネルギー貯蔵ドラムの室1の内部の圧力から出力軸によ
つて受取られた合計力も+Fであり、上方エネルギー貯
蔵ドラムと下方エネルギー貯蔵ドラムの両室から出力軸
によつて受取られた全ての力は+fである。部分図D,
e,fで表示されたように、前の行程中に下方内側ロー
ターが実施した逆方向の運動を次の行程中に上方内側ロ
ーターが実行するということを示している部分図dに部
分図cはその効果上同一であるが、下方エネルギー蓄積
ドラムの内側ローターは第8図の各部分図て示された如
く先の行程中上方内側ローターの実施した前進運動を実
行することに注意されたい。基本的な衝撃型エンジンの
場合(第2図)における如く、3ローター型駆動ユニッ
ト(第5図)においては、圧縮比は、爪による内側ロー
ターの解放タイミングに依存している。
このタイミングはエンジンを使用している車輛のアクセ
ル・ペダルの関数として制御することが出来る。この特
別の制御がない場合でもエンジンは、室に含まれる燃料
混合気の量が少ないと最高圧力も小さくなり、そのため
に衝撃型ピストンの運動が逆にされ−る前に到達するシ
リンダーの角度が小さくなるところから、エンジンは或
る程度の圧縮比自動調節を行なう。3ローター型駆動ユ
ニットの構造は自ずと衝撃型エンジン方式に適している
ことに注目出来よ−う。
一方の室が他の室に一定割合で追随するので、隣接する
2個の室を分離する内側ピストンは、動力行程を実行す
る室から圧縮行程を実行する室まで移動する衝撃型ピス
トンになる。圧縮行程を実施している後者の室は次に、
隣接する先の室に対するエネルギー蓄積室として作用す
るので、別々のエネルギー貯蔵室を設ける必要がない。
即ち、各室はオツトー・サイクルの各行程を実行し、各
室は圧縮行程にある場合ても、動力行程を行なつている
室の隣りのエネルギー蓄積室としても機能する。第2図
に示す型には含まれていないが、外側のエネルギー蓄積
室260は更にエンジンの熱効率lを更に高める目的て
内側ピストンと外側ピストンの両者により同時に動力行
程を行つている室の膨張を可能にする特徴を有している
ピストン●エンジンは3ローター型駆動ユニットと容積
、重量、機械効率の点で立ち打ち出来な.いが、衝撃方
式を適用することでリニア・ピストン・エンジンの熱効
率を改善出来る。
本発明の好適諸実施例について詳細に説明して来たが、
当技術の熟知者には本発明の技術思想から逸脱せすに各
種改変を本実施例に実施可能なこ゛とが理解されよう。
図面の簡単な説明第1図は、標準型ピストン・エンジン
のピストンとシリンダーの一部破断概略斜視図。
第2図は、標準型ピストン●エンジンのシリンダーに対
する基本的な衝撃型エンジン改良例の一部破断概略斜視
図。第3図は、標準型ピストン・エンジンの2個のシリ
ンダーに対する衝撃型エンジン改良型の概略斜視図。第
4図は、第3図に示した実施例の各部分の分解詳細図。
第5図は、内燃衝撃型の改変例を有するロータリー・エ
ンジンの一部断面斜視図。第6図は、第5図に示したラ
ジアル衝撃型エンジンの上方部分にある衝撃装置第5図
に示された上方貯蔵エネルギードラムの外側円筒部材及
び頂部プレートを省略した主要部分の分解斜視図。第7
図は、第5図に示したロータリー・エンジンの上方ロー
ターと下方ローターを相互に連結する差動歯車装置とド
ラムの一部破断斜視図。第8図は、内側ローターとドラ
ム及ひ第5図の実施例の対応する衝撃型ローターとドラ
ムの相対的位置及び相対的運動を概略的に示す。主要部
分の符号の説明、1・・・・・・室、1a・・・・・・
点火栓、1b・・・・・・吸気弁、1c・・・・・・排
気弁、2・・・室、2a・・・・点火栓、2b・・・・
・・吸気弁、2c・・排気弁、3・・・・・エネルギー
蓄積室、10・・・・・ゼストン、12・・・・・・ク
ランク軸、14・・・・・・動力ピストン、16・・・
・・・壁、18・・・・・・爪、20・・・・ラチエツ
ト、22・・・・往復動型ピストン、25・・・・シリ
ンダー、100・・・・ウリンダー、102・・・・シ
リンダー、104・・・・・連接捧、106・・・・・
連接棒、108・・・・・・クランタ、110・・・・
・・中心軸、112・・・・・内輪、114・・・・・
・オーバーライド・クラッチ、116・・・・・外輪、
120・・・・・・保持ブラケット、122・・・・ラ
チエツト、124・・・・・・爪部材、126・ゼボツ
ト点、128・・・・・ゼン、130・・・・・・爪保
持延在部、132・・・・・内側カム、136・・・・
・・内側ローター、138・・・・・・エネルギー蓄積
ドラム、138a・・・・・・エネルギー蓄積室、13
8b・・・・・・エネルギー蓄積室、138d・・・・
エネルギー蓄積室、140・・・・・・外側カム、14
2・・・・・・外側ローラー144・・・・・・外側ラ
ジアル・ピストン、146・・内側ボス、148・・・
・内側ラジアル・ピストン、150・・・・・歯車、1
52・・・・・・駆動歯車、154・・・・・・出力軸
、156・・・・・・リード弁、157・・・ボート、
158・・・・・爪保持柱、160・・・・・・カム板
スロット、209・・・・・・3ローター型駆動ユニッ
ト、210・・・・・・上方エネルギー貯蔵ドラム、2
11・・・・・・下方エネルギー貯蔵ドラム、212・
・・・・・ケース、214・・・・・・中央相互連結ユ
ニット、216・・・・定速ドラム、217・・・・・
・定速ドラム、220・・・・出力軸、222・・・・
・・上方内側ローター、223・・・・・・下方内側ロ
ーター、224・・・・・内側ラジアル・ピストン、2
25・・・・・・外側ラジアル・ピストン、225″・
・・・外側ラジアル・ピストン、226・・・・・・上
方板、227・・・・・・下方板、228・・・・・・
中央シリンダー、230・・・・・・上方トルク歯車、
231・・・・・・下方トルク歯車、232・・・・・
上方遊星歯車、233・・・・・・下方遊星歯車、24
0・・・・・・上方内側ローター、242・・・・・内
輪、244・・・・・外輪、246・・・・・ラジアル
・エネルギー貯蔵ピストン、248・・・・・・シール
要素、250・・・・・・オーバーライド・クラッチ、
252・・・・・・シール要素、254・・・・・エネ
ルギー貯蔵ピストン、260・・・・・・エネルギー蓄
積室、262・・・・・・排気スロット、263・・・
吸気ス罎ント、264・・・・・・室ボート、270・
・・爪一ラチエツト・ユニット、271・・・・・・爪
保持スリーブ、272・・・・・・爪、273・・・・
・・ローター、274・・・・・・爪ラッチ、275・
・・・・ラチエツト部分、276・・・・・・ドラム延
在部、277・・・・・・爪ピボッ)ト、278・・・
・・・柱、279・・・・・シリンダー・スロット、2
80・・・・・解放アーム・シリンダー、282・・・
・・・クック、302・・・・・・爪、304・・・・
・・ラチエツト、I・・・・・・室、■・・・・・・室
、■・・・・・・室、■・・・・室、A・・・・・・シ
リンダー部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a ケース b 前記ケース内に設けられ内部圧力を断続的に発生せ
    しめる少なくとも一対の動力装置、c 前記ケース内に
    摺動可能に装着し前記動力装置に組合うと共に前記動力
    装置の内部圧力の作用する面を形成し且つ該内部圧力に
    より駆動し前記動力装置の内部エネルギーを運動エネル
    ギーに変換するピストン装置、d 前記ケース内で前記
    ピストン装置と対向して摺動可能に装着し前記ピストン
    装置のエネルギーをトルクに変換するトルク発生装置、
    e 前記トルク発生装置に連接し前記トルク発生装置の
    トルクを機械的作動に変える出力装置、f 前記ピスト
    ン装置及びトルク発生装置間、及び前記ケースの内側に
    より限定され、内部に圧縮性気体を有するエネルギー蓄
    積室から成り前記エネルギー蓄積室の容積が低減したと
    き前記圧縮性気体が位置エネルギーを蓄えるようにし前
    記ピストン装置に与えられる運動エネルギーを位置エネ
    ルギーとして伝える動力行程を行うエネルギー蓄積変換
    装置から成る内燃衝撃型エンジン。 2 前記ケースが細長い形状のシリンダーから成り、前
    記出力装置がクランク軸を含み、前記トルク発生装置が
    、前記クランク軸に接続され、トルクを前記クランク軸
    に与える目的で前記シリンダー内にて往復動可能な第1
    ピストンを含み、前記第1ピストンから隔離された第2
    ピストンは前記第1ピストン及び前記シリンダーと共に
    内部に圧縮性気体を有しているエネルギー蓄積室を定め
    、前記シリンダー内に配設された動力ユニットは内部燃
    焼によつて動力を発生させる目的で前記第2ピストンに
    接続されている特許請求の範囲1)に記載の内燃衝撃型
    エンジン。 3 前記細長い形状のシリンダーが前記第2ピストンに
    隣接した端部において閉じられており、前記第2ピスト
    ンに接続され前記閉端部を貫通し前記第2ピストンの背
    後にある前記シリンダーの一部分を2個の燃焼室に分割
    する壁延在部から成る動力装置及び前記各燃焼室と組合
    つた点火栓を含み、該点火栓により前記燃焼室のどちら
    かで前記圧縮性気体が燃焼したときに前記第2ピストン
    が上昇することを特徴とする特許請求の範囲2)に記載
    の内燃衝撃型エンジン。 4 前記壁延在部がラチエツトを含み、爪が前記壁延在
    部に隣接して前記ハウジングに枢軸的に接続してあり、
    前記爪が、前記第2ピストンを前記第1ピストンに向う
    位置で前記室中の前記気体の圧力に抗して保持する目的
    で前記ラチエツトと係合可能になつている特許請求の範
    囲3)に記載の内燃衝撃型エンジン。 5 前記動力装置が少なくとも1個のシリンダー及び前
    記シリンダー内で移動自在のピストンを含み、前記ピス
    トンが前記トルク発生装置に連動可能に構成してある特
    許請求の範囲1)に記載の内燃衝撃型エンジン。 6 前記トルク発生装置が、湾曲したエネルギー蓄積ド
    ラム、前記ドラムに回転可能に接続された中心軸、前記
    中心軸を同軸上に囲む内側ローター、前記ドラム内の前
    記内側ローターから半径方向外方へ延在している少なく
    とも1個の内側ラジアル・ピストン及び前記ドラムから
    前記内側ローターまで半径方向内方へ延在する少なくと
    も1個の外側ラジアル・ピストンを含み、前記内側及び
    外側両ラジアル・ピストンと前記エネルギー蓄積ドラム
    の一部分が内部に圧縮性気体を有するエネルギー蓄積室
    を定め、前記内側ラジアル・ピストンが前記動力装置に
    より発生した内部圧力の作用を通じて前記外側ラジアル
    ・ピストンに向かつて移動する際前記出力装置を移動さ
    せる目的で前記エネルギー蓄積ドラムが前記出力装置に
    接続してある特許請求の範囲5)に記載の内燃衝撃型エ
    ンジン。 7 静止ハウジング、及び前記軸が逆回転に回転される
    際前記軸を前記静止ハウジングに係合させ、前記内側ロ
    ーターが前進回転方向に回転する際静止ハウジングを前
    記軸から非係合にする目的で前記内側ローターと前記エ
    ンジンのハウジングの間に接続されたオーバーライド・
    クラッチを含む特許請求の範囲6)に記載の内燃衝撃型
    エンジン。 8 前記内側ローターを前進回転方向に回転させるよう
    作動する前記外側ラジアル・ピストンが該内側ローター
    に近接することにより所定の時間間隔中に前記内側ラジ
    アル・ピストンを前記エネルギー蓄積室内の前記圧縮性
    気体の圧力に抗して保持する爪ラチエツト装置と、最適
    圧縮比となるような時点に作動する爪解放装置とを前記
    エネルギー蓄積ドラムの前記内側ローターが含むように
    して成る特許請求の範囲7)に記載の内燃衝撃型エンジ
    ン。 9 前記出力装置が出力軸、前記出力軸に接続せる第1
    歯車、前記エネルギー蓄積ドラムに接続され、前記内側
    ラジアルピストンとの接続され、前記内側ラジアルピス
    トンとの接続並びに前記エネルギー蓄積室内での圧縮性
    気体の作用を通じての前記エネルギー蓄積ドラムの回転
    時に前記出力軸の回転目的のため前記第1歯車と係合す
    る第2歯車を含むようにして成る特許請求の範囲8)に
    記載の内燃衝撃型エンジン。 10 前記動力装置が、出力軸、前記出力軸に接続せる
    少なくとも1個の定速ドラム及び前記出力軸の周りで回
    転自在で且つ前記定速ドラム内にある内側ローターを有
    するロータリー・エンジンと、前記内側ローターから前
    記定速ドラムまで半径方向外方へ延在する少なくとも1
    個の第1ラジアル・ピストンと、前記定速ドラムから前
    記内側ローターまで内方へ延在する少なくとも1個の第
    1外側ラジアル・ピストンと、間に燃焼室を定める前記
    第1内側、外側ラジアル・ピストンと、前記内側ロータ
    ーが前記燃焼室内の燃焼によつて前記定速ドラムに対し
    相対的に動力を受ける際回転を前記出力軸に与えるよう
    前記内側ローターと前記定速ドラムの間に接続された差
    動装置を含むようにして成る特許請求の範囲1)に記載
    の内燃衝撃型エンジン。 11 前記トルク発生装置が前記内側ローターに接続せ
    るエネルギー貯蔵ピストン、前記エネルギー貯蔵ピスト
    ンの周りに配設され当該ピストンに対して相対的に静止
    状態にある前記エネルギー蓄積変換装置から成る貯蔵ド
    ラムを含み、前記エネルギー貯蔵ピストンが前記エネル
    ギー貯蔵ドラムに向かつて延在する少なくとも1個の第
    2外側ラジアル・ピストンを含み、前記第2の内側、外
    側両ラジアル・ピストン及び前記エネルギー貯蔵ドラム
    の一部分が内部に圧縮性気体を有するエネルギー蓄積室
    を定め、前記室及び気体が前記動力装置により内側ピス
    トンに与えられる運動エネルギーを前記エネルギー蓄積
    変換装置に蓄えられる位置エネルギーに変換するエネル
    ギー蓄積変換装置を含むようにして成る特許請求の範囲
    10)に記載の内燃衝撃型エンジン。 12 前記内側ローターが前記燃焼室内の燃焼により動
    力を受け、前記エネルギー蓄積室内の前記圧縮性気体の
    膨脹によつて前記エネルギー蓄積室内の位置エネルギー
    が内側ローターの運動エネルギーに変換される時点に前
    記内側ローターと前記エネルギー貯蔵ピストンを係合さ
    せる目的で前記内側ローターを前記エネルギー貯蔵ピス
    トンの間に接続されたオーバーライド・クラッチを含む
    特許請求の範囲11)に記載の内燃衝撃型エンジン。 13 更に、前記第2内側ラジアル・ピストンが前進方
    向に回転するものを一時的に保持する目的で前記エネル
    ギー貯蔵ドラムと前記内側ローターの間に接続された爪
    ラチエツト装置を含むようにして成る特許請求の範囲1
    2)に記載の内燃衝撃型エンジン。 14 前記出力装置が、出力軸と、前記出力軸に接続さ
    れた上方定速ドラムと、前記軸に接続された下方定速ド
    ラムと、前記上方定速ドラム内で回転自在の上方内側ロ
    ーターと、前記上方、下方の両ローターと前記出力軸の
    記に接続された差動相互連結装置と、各々前記上方、下
    方内側ローターから前記上方、下方定速ドラムまで外方
    へ延在している少なくとも2個の内側ラジアル・ピスト
    ンと、各々前記上方、下方定速ドラムから内方へ前記上
    方、下方内側ローターに向つて延在し且つ前記内側ラジ
    アル・ピストンの間に装着された少なくとも2個の外側
    ラジアル・ピストンを含み、前記ラジアル・ピストン及
    び前記定速ドラムの一部分が上方及び下方燃焼室を定め
    るようにして成る特許請求の範囲1)に記載の内燃衝撃
    型エンジン。 15 前記相互連結装置が更に前記上方、下方定速ドラ
    ムの間の前記出力軸に接続されて前記出力軸から半径方
    向に延在する上方板と、前記上方板から隔置され前記上
    方、下方定速ドラムの間の前記出力軸に接続され当該軸
    から半径方向に延在する下方板と、前記上方定速ドラム
    と前記下方板の間に回転自在に設置せる少なくとも1個
    の第1遊星歯車と、前記上方板と前記下方定速ドラムの
    間に回転自在に設置され前記上方、下方両板の間の領域
    内で前記上方遊星歯車と係合する少なくとも1個の下方
    遊星歯車と、前記上方内側ローターに接続され前記上方
    遊星歯車と係合する上方トルク歯車と、前記下方内側ロ
    ーターを通じて接続され前記下方遊星歯車と係合する下
    方トルク歯車を含むようにして成る特許請求の範囲14
    )に記載の内燃衝撃型エンジン。 16 前記トルク発生装置が、前記上方、下方内側ロー
    ターに接続された上方、下方エネルギー貯蔵ピストンと
    、前記上方、下方エネルギー貯蔵ピストンの周りに当該
    ピストンに対して相対的に静止状態にある上方、下方エ
    ネルギー貯蔵ドラムと、前記エネルギー貯蔵ドラムから
    前記エネルギー貯蔵ピストンに向かつて延在する少なく
    とも1個の外側ラジアル部材を含み、前記外側ラジアル
    部材、前記エネルギー貯蔵ピストン及び前記エネルギー
    貯蔵ドラムの一部分が内部に圧縮性気体を有するエネル
    ギー蓄積室を定め、前記室及び前記気体が前記エネルギ
    ー蓄積変換装置を含むようにして成る特許請求の範囲1
    5)に記載の内燃衝撃型エンジン。 17 更に、前記上方、下方エネルギー貯蔵ピストンの
    間に接続された上方、下方オーバーライド・クラッチを
    含み、前記上方、下方内側ローターが各々前記内側ロー
    ターが前記燃焼室内の燃焼により動力を受け、引き続い
    て前記エネルギー蓄積室内の圧縮性気体の膨脹時に位置
    エネルギーが運動エネルギーに変換される際に、前記エ
    ネルギー貯蔵ピストンと前記内側ローターの間を係合さ
    せるようにして成る特許請求の範囲16)に記載の内燃
    衝撃型エンジン。 18 更に、前記上方、下方内側ローターとエンジンの
    静止したハウジングの間に接続された上方、下方爪ラチ
    エツト装置を含むようにして成る特許請求の範囲17)
    に記載の内燃衝撃型エンジン。
JP53102959A 1977-08-26 1978-08-25 内燃衝撃型エンジン Expired JPS6047457B2 (ja)

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