JPS6047454B2 - 掃気管制御装置 - Google Patents

掃気管制御装置

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JPS6047454B2
JPS6047454B2 JP3180479A JP3180479A JPS6047454B2 JP S6047454 B2 JPS6047454 B2 JP S6047454B2 JP 3180479 A JP3180479 A JP 3180479A JP 3180479 A JP3180479 A JP 3180479A JP S6047454 B2 JPS6047454 B2 JP S6047454B2
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JP
Japan
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hole
scavenging
piston
hydraulic
control valve
Prior art date
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JP3180479A
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English (en)
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JPS55125318A (en
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邦彦 下田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 従来のユニフロー掃気2サイクル機関では、第1図に図
示されるように、シリンダライナーaに設けられた掃気
孔をは、ピストンcにより開閉され、排気弁dは排気カ
ムeにより開閉されるようになつていた。
このときの筒内圧力P−容量V線図は第2図に図示され
、排気弁dが閉じ終つたクランク角度θ。
から筒内ガスの圧縮が始まり、筒内圧力pが高くなり始
め、圧縮行程の終り付近で筒内に燃料が噴射され、燃焼
行程に入り、燃焼終了後、膨脹行程となる。また膨脹行
程の終り付近でクランク角度θ、から排気弁dが開き、
高圧排気が始まり、θ2這の高圧排気期間て、筒内圧力
はP、から掃気圧力Po以下迄下がる。
さらにθ。
から掃気孔をが開き、θ。迄の掃排気期間で、掃気孔を
から新気が筒内へ供給され、排気弁dから前サイクルの
燃焼ガス(排気)の排出が同時に行なわれる。この時の
掃気孔をおよび排気弁dの開口面積は、第3図の実線て
示されるように変化する。
即ち、排気弁dはθ、から開き始め、θ、て閉じ終り、
この開閉のタイミングは前記したように排気カムeの形
状によつて決定され、従つてカム形状を変更することに
よつて容易に変えることがてきる。また、掃気孔をはθ
2て開き、θ3て閉じるが、ピストンcによつて開閉さ
れるので、θ。
およびθ。は、下死点てのピストン位置から掃気孔上端
迄の高されで決まり、下死点(BDC)に対して対称の
クランク角度となる。しかしながら、機関の燃料消費率
を改善する有力な手段の1つに、ピストンcの有効スト
ローク(膨脹行程)を長くすることがあるが、このよう
ノにすると、第2図において排気弁開き始めをθ、から
θ5迄遅らせることになるが、斜線部で示すΔPmiだ
けピストンの受ける仕事が増大し、燃料消費率が向上す
る。
ところて、排気弁開き始めをθ、とし、筒内圧5力が掃
気圧力Ps以下迄下がるに必要な期間、即ち高圧排気期
間を取ると、掃気孔開き始めはθ。
となり、このため、掃気孔をの高されを小さくする必要
があり、さらに掃気孔開じ終り角度もθ、と早くなる。
この結果、hが小さくなつて、第3図の点線で示される
ように、掃気孔の開口面積が減少し、開口期間も短縮す
るため、掃気孔開口時間面積が不足して掃気流量が減少
し、筒内空気過剰率の低下から燃焼悪化、排気温度の上
昇等の性能悪化を生ずる。
即ちθ5に排気弁開き始めを遅らせることができない。
本発明はこのような難点を克服した2サイクル内燃機関
の改良に係り、2サイクル内燃機関において、シリンダ
ライナに設けられた掃気孔の油圧ピストンで上下動され
る同掃気孔の管制弁を設け、前記機関のピストン下方に
配設され同ピストンで直接に作動されるプランジャを有
し、かつ該プランジャは前記ピストンによる前記掃気孔
の開き始めに遅れて作動され前記油圧ピストンに高圧油
を供給し前記管制弁を開側に駆動して保持する吐出孔と
、前記ピストンの上死点付近で前記油圧ピストンの前記
高圧油を排出する戻し孔とを具備してなる油圧ポンプを
設けた構成に特徴を有し、前記機関のピストンによつて
プランジャを直接に作動せしめ、該プランジャて開閉さ
れる高圧油の吐出孔と戻し孔とを有する油圧ポンプを設
け、該油圧ポンプによつて掃気孔の管制弁駆動用の前記
油圧ピストンを駆動制御する構成にしているため、掃気
孔の開き始めを遅らせて十分な掃気開口時間面積を確保
でき、かつピストンに対する管制弁の駆動制御精度が著
しく高められ、掃気性能およびその信頼性が著しく向上
されて、機関の低燃費化を可能とする掃気管制装置に供
する点にあ!る。
本発明は、前記したように2サイクル内燃機関においた
、掃気孔を開閉しうるようにシリンダライナの外側に上
下に摺動自在に掃気孔管制弁を嵌装し、ピストンの下面
により往復駆動されるプラ3ンジヤを有する油圧ポンプ
を設け、同油ポンプにより吐出される圧油により往復動
して前記掃気孔管制弁を駆動する油圧ピストンを設け、
前記機関のピストン下方に配設され同ピストンで直接に
作動されるプランジャを有し、かつ該プランジャは4前
記ピストンによる前記掃気孔の開き始めに遅れて作動さ
れ前記油圧ピストンに高圧油を供給し前記管制弁を開側
に駆動して保持する吐出孔と、前記ピストンの上死点付
近で前記油圧ピストンの前記高圧油を排出する戻し孔と
を具備した油圧ポンプに構成されているため、前記ピス
トンの上面が前記掃気孔に達しても、同掃気孔は前記掃
気孔管制弁て閉塞されたま)となるので、排気弁開き始
めを遅らせても、筒内圧力が掃気圧力Ps以下に下がる
に必要な高圧排気期間を充分に取つて掃気孔開き始めを
確実に遅らせることができる。
また本発明においては、前記ピストンが下死点近く迄下
降して、前記油圧ポンプのプランジャにフ接触し、同ピ
ストンの下降により前記プランジャが下方に駆動され、
同プランジャの下降で油圧ポンプから高圧の圧油が前記
油圧ピストンに供給され該油圧ピストンが作動されて、
前記掃気孔管制弁が開放方向へ強制的に駆動されるので
、短時間7内に大きな掃気孔開口面積が得られ、しかも
掃気孔閉塞時期が確実に遅延されるのて、掃気孔開口時
間面積が充分に確保されて、掃気流量が増大し、筒内空
気過剰率が向上されて、充分な燃焼が得られ、かくして
性能悪化を斎らすことなく、低ノ燃費化が可能となる。
さらに、本発明においては、掃気孔の管制弁を駆動する
油圧ピストンを設け、機関のピストン下面で直接に作動
されるプランジャを有し、同プランジャによつて開閉さ
れる高圧油の吐出孔と戻し孔とを設けた油圧ポンプの構
成とし、該吐出孔から供給される高圧油て前記油圧ピス
トンを駆動し管制弁を開側に駆動して保持するとともに
、前記戻し孔によつて前記油圧ピストンの前記高圧油を
排出する構成に特徴を有するものてあつて、機関のピス
トンに対する管制弁の駆動制御精度が著しく高められ、
掃気性能および信頼性が著しく向上されており、また、
前記油圧ポンプはコンパクトな構成になつていて、機関
のピストン下方に容易に配設されるなどの効果を有して
いる。
以下本発明を第4図に図示の実施例について説明すると
、1は掃気孔2を備えたシリンダライナーで、同シリン
ダライナー1にピストン3が上下に摺動自在に嵌装され
、同シリンダライナー1の頂部に図示されない排気カム
により開閉される排気弁(図示されず)が配設され、前
記掃気孔2の下端は下死点(BDC)でのピストン3の
上面と一致するように形成されている。
また前記シリンダライナー1の外側に掃気孔管制弁4が
上下に摺動自在に嵌挿され、同掃気孔管制弁4は油圧ピ
ストン5に連結されており、油圧の作用しない時にはば
ね6の復元力により下方のストッパー7に押付けられ、
前記掃気孔管制弁4の下降で前記掃気孔2が閉塞される
ようになつている。
さらにピストン3の下方に油圧ポンプ8が配設され、同
油圧ポンプ8はプランジャ9およびバレル10よりなり
、同バレル10には給油孔11、吐出孔12、排油孔1
3および戻り孔14が設けられている。
さらにまた給油孔11、吐出孔12および戻り孔14に
はそれぞれ逆止弁15,16,17が設けられ、吐出孔
12および戻り孔14には共通の高圧管18で前記油圧
ピストン5に接続されている。
しかもパレル10内にははね19が配置されており、ピ
ストン3が上方に移動して、ピストン下面がプランジャ
9に接していない時には、プランジャ9が戻り孔14よ
りも上方に位置するように賦勢されるようになつている
こ)でピストン3が下死点(BDC)にある時のピスト
ン上面から掃気孔2の上端迄の距離H2、ピストン下降
時にピストン下面によりプランジャ9が駆動されて排油
孔13を閉じバレル10内を圧縮し始める位置かれ下死
点(BDC)に至る迄の距離をh1とする。
また吐出孔12および給油孔11の上方に排油孔13が
配設され、さらにその上方に戻り孔14が設置されるが
、排油孔13および戻り孔14の距離1はH2−h1よ
りも大きく設定され、しかもH2は第1図に図示の従来
機関のhよりも大きく設定されている。
第4図に図示の実施例は前記したように構成されている
ので、従来機関よりも図示されない排気弁の開き始めを
遅らせ、第5図に図示するように、クランク角度θ5か
ら高圧排気を開始させても、この高圧排気期中に排気管
制弁4がばね6の復元力て掃気孔2を閉成しており、そ
の結果ピストン3が掃気孔2を開いても掃気は開始しな
い。
また従来機関と同等の高圧排気期間の後、クランク角θ
8となり、ピストン3が第4図のh1の位置に達すると
、ピストン下面で駆動されているプランジャ9が排油孔
13を閉じ、バレル10内の作動油を圧縮し始める。さ
らに圧縮された作動油は逆止弁16を通り、高圧管18
を経由して油圧ピストン5のシリンダに流入し、油圧ピ
ストン5はばね6の復元力に抗して上方に動される。
この結果、掃気管制弁4が上方に動き、掃気孔2は開放
され始める。さらにまたピストン3が下降を続けて下死
点(BDC)に達すると、掃気管制弁4は掃気孔2を全
関する。
こ)で掃気孔2の高さH2を従来機関の掃気孔の高さh
よりも大きく取つているので、第5図に点線で図示され
た従来機関の掃気孔開口面積の最大値よりも、実線て図
示された本実施例の掃気孔口面積最大値の方が大きい。
またクランク角が下死点(BDC)を過ぎ、ピストン3
が再び上昇し始めると、掃気孔2はピストン3により閉
じ始める。この時、ばね19の復元力によりプランジャ
10も上昇し始め、バレル10内の油圧が下がるが、逆
止弁16が作用し、高圧管18内の油圧は下死点(BD
C)での高さのま)保持され、従つて掃気管制弁4も掃
気孔2を全開させた位置に留まつている。
さらにピストン3が上昇すると、バレル10内には給油
孔11から作動油が供給されながらプランジャ9も上昇
し、クランク角が第5図のθ9になつた時、ピストン上
面が掃気孔2の上端に達し、掃気孔2は閉じ終る。
さらに続けてピストン3が上昇すると、プラン・ジヤ9
が戻り孔14より上方に位置して、同戻り孔14が開き
、この結果高圧管18内の油圧が低下し、はね6の復元
力により油圧ピストン5および掃気管制弁4は下降し、
掃気孔2は閉じられて、次の掃気の準備が整えられる。
このように第4図に図示の実施例では、第5図に図示さ
れるように、従来機関より遅いクランク角度θ8て掃気
孔2が開き始めるが、掃気孔高さH2を従来のそれのh
に比べて高くすることにより、下死点(BDC)におけ
る全開時の掃気孔開ノロ面積が大きく、しかも閉じ終り
クランク角度もθ9と遅くなるので、従来機関と同等の
掃気孔開口時間面積を取ることがてきる。そして掃気孔
開口時間面積を従来のものと略同程度取つたま)、掃気
孔開き始めを遅くてきるため、排気弁開き始めクランク
角を遅くすることができ、ピストンの有効ストロークが
長くなつて、燃料消費率が大巾に改善される。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものてはなく、本発
明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を施し
うるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のユニフロー掃気2サイクル機関の縦断側
面図、第2図はそのP−■線図、第3図は同機関の掃気
孔および排気弁の開口面積の変化とクランク角度の変化
との関係を図示した特性図、第4図は本発明に係る掃気
管制装置の一実施例を図示した要部縦断側面図、第5図
は同実施例の掃気孔および排気弁の開口面積の変化とク
ランク角度の変化との関係を図示した特性図である。 1・・・・・シリンダライナー、2・・・・・・掃気孔
、3・・・・・ゼストン、4・・・・・・掃気孔管制弁
、5・・・・・・油圧ピストン、6・・・・・・ばね、
7・・・・・・ストッパー、8・・・・油圧ポンプ、9
・・・・・・プランジャ、10・・・・・・バレル、1
1・・・・・・給油孔、12・・・・・・吐出孔、13
・・排油孔、14・・・・・・戻り孔、15,16,1
7・・逆止弁、18・・・・・・高圧管、19・・・・
・ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2サイクル内燃機関において、シリンダライナに設
    けられた掃気孔に油圧ピストンで上下動される同掃気孔
    の管制弁を設け、前記機関のピストン下方に配設され同
    ピストンで直接に作動されるプランジャを有し、かつ該
    プランジャは前記ピストンによる前記掃気孔の開き始め
    に遅れて作動され前記油圧ピストンに高圧油を供給し前
    記管制弁を開側に駆動して保持する吐出孔と、前記ピス
    トンの上死点付近で前記油圧ピストンの前記高油圧を排
    出する戻し孔とを具備してなる油圧ポンプを設けたこと
    を特徴とする掃気管制装置。
JP3180479A 1979-03-20 1979-03-20 掃気管制御装置 Expired JPS6047454B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3180479A JPS6047454B2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 掃気管制御装置

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JP3180479A JPS6047454B2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 掃気管制御装置

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JPS55125318A JPS55125318A (en) 1980-09-27
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS58101208A (ja) * 1981-12-12 1983-06-16 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 2サイクル内燃機関の掃気管制装置
JPS5896016U (ja) * 1981-12-24 1983-06-29 三菱重工業株式会社 デイ−ゼル機関
JPS60139033U (ja) * 1984-02-25 1985-09-13 三菱重工業株式会社 掃気管制装置
JPH063141B2 (ja) * 1985-01-10 1994-01-12 三菱重工業株式会社 ユニフロ−機関の掃気ポンプ装置

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JPS55125318A (en) 1980-09-27

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