JPS6047122A - 法面緑化工法及びその工法用緑化ネット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は土木工事によって人工的にｊ；（！成された土
や岩の斜面又は水害ど３によって崩落した裸地面を緑化
により保護するための法面緑化工法及びその工法に用い
る緑化−ネットｅこ関するものである。

本発明者は、先に！寺許第９９２８１３号ｆ・こおいて
７　コンニャクの飛粉による種子吹付工法ｅこ係る発明
を提供した。その結ル、従３１この法面吹付工法に用い
られていたアスファルト乳剤や尿Ａ４−ホルムアルデヒ
ド樹脂発泡体粉末等の化学薬剤の代りに１ｌｌｌ＋植物
性のコンニャク飛粉を使って法部表層に被膜を形成した
ことにより２種子やファイバーが風力で飛散流失するこ
とが防止できるとともに。

遅効性肥料にもなっていた。而も刺激臭や異臭が全くな
く、薬害ｔこよる環境破壊などの公害防止にも役立つ効
果を有している。

ところで、前記の１１等許発明はコンニャク飛扮に種子
・肥料・ファイバーを水とともに攪拌ｆＵＪ、合してス
ラリーを作るため、当然に種子がスラリーに混ざり合っ
ている。従って、該スラリーによる吹付層の厚さは１〜
６胡程度が普通である。一方。

本発明者は前記特許発明；・こ客土を加えて吹イ′：ｊ
ける工法も提供した（特願昭５５−１１８５８０−弓一
）。

これによると２客土を含む吹（＝ｔ　Ｎの厚さが１〜１
０ｍの範囲で設定される。そこで、吹イ、げ・７が１〜
２副程度の厚さであれば２層内ｅこ埋没している種子も
正常に発芽する。ところが２例えばトンネルなどの堀削
工事によって切崩した岩片土砂で作られた法面や、硬岩
切Ｗ部ｔこみられる地表面の凹凸が激しい法面は、いず
れも土質が極めて不良でちるから、その緑化（・こは吹
付層の厚さを１０ｃｍ前後に分厚くする必要がある。こ
のような場介には、吹（＝ｊ層の表面近くｅこ埋没して
いる種子は発芽に支障ないが、吹イ」層の中程ないしは
底部近くに埋没している種子は２発芽しにくくなり、そ
のまま枯渇してしまうことがあって種子成育の歩止まり
が悪い。

そこで本発明は、上記特許発明の関連技術を利用すると
共Ｐこ、更に新規な技術を加えることによって、従来の
問題点を解決し、法面緑化をより一層効果的に得ること
を目的とする。

上記の目的を達成するために２本発明の１つは。

山砂、コンニャクの飛粉、コーティング肥料を予め攪拌
し、これを水と混合しながら地表面に吹付けて植生基盤
を形成する第１工程と、ネット体に。

内面に接着面を有す、る無数の小孔付紙体を重ね合せ、
当該紐体の接着］６１に乾燥した牧草又は椰子の繊ｔｆ
Ｅ類をイで１着して略均−の厚さの植物層を形成すると
共に当該植物層に種子を散布付着した緑化ネットを形成
する第２．ｒ、程とから成り、植生基盤に緑化ネットを
、そのネット体の内面に種子・植物層が位置して前記（
１４生１１を盤ｔこ接するように張設固定したものであ
る。

本発明の他の１つは、ネット体の片面に、内面に接着面
な有する無数の小孔付紙体を重ね合せ。

当該紐体の接着面に乾燥した牧草又は椰子の繊維類を植
物性糊で付着して略均−厚さの植物層を形成すると共に
２当該植物層に種子を散布付着した緑化ネットに係るも
のである。

すなわら２本発明は特許＠９９２８１３号の発明におけ
る１種子・肥料・ファイノ（−・コンニーＹりの飛粉及
び水を攪拌混合して成るスラリーのりら２種子を除き且
つ了めスラリーを作る代りに。

山砂ヲ用い、こジｔにコンニャクの飛粉・コーティング
肥料を了め攪拌しておぎ、ノズル噴射するときに水と混
合しながら地山１の表面１１に吹付けて共に、その植物
層に種子６を付着させて緑化ネット　を形成しておき、
当該蹄ｒヒネソトを埴生基盤２に密着させ、アンカー８
で固定することにより。

種子は植生載盤の表面において発芽及び種子根が成育す
るようにしたものである。

植生基盤２０山砂は、本来であればイ１Ｎ質の多い黒土
のような良質な壌土を用いることが望ましいが、工事現
場が山間耕地をはじめとする苛酷な条件の下３こあるこ
とが多いので、大学の良質壌土を；周速するのは困６箋
である。そこで、いままでは養分が少ないため敬遠され
ていた軽石を含む山砂を用いて尚吐つ有効な壌土と同様
にしたものである。

また、コンニャクの飛粉は、コンニャク芋かｒ〕コンニ
ャク粉を精製するとき石臼から飛散して精粉として不適
格な粉末のことであり、その飛粉の一般的成分（％）は
。

水　分　１３．６　４ 粗蛋白質　１４．３０ 酊１　ｌＩ旨　月方　０．４８ 灰　分　８．２６ 繊　維　５．１３ 可溶無窒素物　５８１９ ０通りである。

更ｔこ、コーティング肥料は２例えば土壌温度２５℃の
とき窒素養分の８０％がｒ写出するのにかかる日数が１
００日から７００日の範囲において。

１００日、１８０日、６６０日、７００Ｅｌｔこ設定し
た連動性肥料を適宜組合せて用いるものとし。

具体的には市販のハイコントロール（＝商品名、旭化成
工栗■）が適している。

そして又、緑化ネット７はネット体３が幅Ｗが２ｍ、網
目が５　ｃｍ　Ｘ　６　ｃｍ程度を成すポリエチレン。

ナイロン等の合成樹脂で作り、そのネット体の片面に重
ね合せる艇体４は、その内面に水溶性の接着剤が設けら
れ、且つその紙体平面の約２分の１ｅこ無数の小孔４２
が形成されているものを用い。

これをネット体３にホッチギス剣等でずれないＪ：うに
止着する。そして前記艇体の接う；キ面４１にイ′：１
着形成する植物層５は、適宜の長さに細かく裁断して乾
燥した飼料用の牧草又は乾燥した椰子の繊維を特殊な機
械を用いて吹付けるか、又は人手ｔこよって略平均した
量で載置付着した後回ｅこ０．５〜２、０　ｃｍ程度の
均一の厚さになるようにローラー等で均らしておくもの
とする。

因みに緑化ネット７の製造例を説明すると、モーターｍ
で駆動するベルト（金網製）コンベア１１の−にに、進
行方向基端部側から、ホソノ（−１３及び投入室１４．
水分供給ローラー１６．肥料及び種子散布ｔｆｆ１７．
圧縮ローラー１８を設ける。

そしてコンベア１１の基端側からネット体６を載置して
除々ｅこ進行方向に繰出すと共に、当該ネット体の上面
に重なるように艇体４をネット体３と同期して繰出し、
ホッパー１６には裁断槽１２によって適当な長さに裁断
された千草を入れると。

ホッパー内に設けられている電動による攪拌及び送給機
構（図示省略）ｆこよって投入室１４に落下供給し、こ
こでファン１５等で千草を略平均した厚さにする。

一方、投入室１４の手前で水分供給ローラー１６で予め
接着面４１を濡らした艇体４の接着面４１に干草を付着
させる。次いで種子・１肥料の散布イＹＩ１１７で千草
の上に種子６を肥料と共に散布付着させた後、圧縮ロー
ラー１８で千草を０．５〜１ｃｒｎ位の均一厚さに圧縮
する。なお、千草の上に散布した種子６は、ネット体３
・艇体４・植物層５がコンベア１１による進行中に、そ
のほとんどが艇体４の接’ｒＷ面４１に落下して付着す
る。

次に本発明の施工例を示すと、吹付層の厚さ１０副、吹
付部Ｑ　１００　ｍ当りの配合は２次の通１つである。

（１）　１ｉｉＩ生基盤（第１工程） 山砂（軽石を含む）　１７ｍ” コンニャクの飛粉　２５５　Ｋｙ ココ−ィング肥料（遅効性肥料＝ 商品名　：ハイコントロール１８０，７００等）　１５
１Ｘｑ水　１５００〜２０００　１ （２）　緑化ネソ）・（第２工程） ネット体（網目１．２Ｃ１ｎＸ　ｔ２ａｎ）　１２０　
ｒｒ？植物層（飼料用乾燥牧草）　５０〜１００’　７
＋１”艇体（孔径５ＭＸ３１１２のだ円、片面に水溶性
接着創刊）１２０ｍ２種子　（ケンメッキ６１−フエス
ク、クリーピングレソドフエスク、その他）　２　Ｋｇ アンカー（メイン）　１５本 アンカー（目出）　６００本 更齋こ本発明による法面緑化工事の施工手順を説明する
。まず施工しようとする法面の浮石や木片等を取り除き
、公知のモルタル 予め計量し，且つ水を混ぜないで攪拌したＩＩＪ砂・コ
ンニャクの飛粉・コーティング肥料を投入する。

これをコンプレッサーの風圧でノズルまで送り。

ノズル噴射時に水を加えながら，前記吹付機械及びコン
プレッサーを介して噴射ノズルで地表面１。

ｅこ吹イτ［けて、１．０〜１０ｃｒｎの範囲において
設定厚さもの植生基盤２を形成する。この場合，植生基
盤２の硬さは，土壌硬度計（山中式）で計測した場合，
硬度２７をこえると種子板の侵入発達が悪くなり，反対
に硬度２６より低いと，根糸の発達は良くなるが，吹付
は層が固まらないで流出し。

所定の基盤厚さが得られない。そのため、根糸の発達が
良好で而も基盤２が適度に固まって所定厚さに吹付固定
するように±ＩＲ硬度２３前後に設定しておくものとす
る。

そして前記第１工程の吹付けによる４Ｍ生基盤２０表面
水が引けて固まったならば，第２工程の緑化ネット７を
，その種子６・植物層５・艇体４が植生基盤２とネット
体３との間に介在するようにして植生基盤２に張ると共
ｔこ，前記基盤に緑化ネットがよく密接するようぐこ土
羽打ちし，且つ隣り合うネット体同士の縁辺を重ねて、
その部位及びその他所要個所にアンカー８を打込んで固
定する。

本発明はＥ記の構成であるから、植生基盤２は。

養分はないが容易に入手できる１ｍ水２通電性に富む山
砂ｅこコンニャク飛粉とコーティング肥料とをと昆ぜる
ことによって１００日ないし７００日位の長期にわたっ
て養分が溶出する遅効性のある植生ノ１（盤２つ；得ら
れる。而もコンニャクの飛粉は、粘着剤として用いられ
ているが、窒素分が６７９９に含有しているから、土壌
温度が２５℃の条件で。

３０日経過すると、そのうら１２．５％がＩ１１！！末
日こ変り、伸子の発芽生長をより一層イ足進する。

そして植生基盤２に張設した緑化ネット７は。

ネット体６の内面に無数の小孔付紙体４．植物層５が形
成され、その層内部及び紙体接着面４１（・こ種子６が
１）り布４７１着しているから、ハＲ子６が発根すると
、植物層５から植生基盤２に侵入発達して。

やがて地山１に根付いて活着する。また前記種子は紐体
４によって太陽の直射及び雨風からも避けられるので、
乾燥ｅこよる枯死等２種子の生長初期における乾燥害が
防出され、且つ洗堀ｅこよる流失を防ぐことができる。

そして前記紐体にはその全体面積の約半分は無数の小孔
４２で占有されているから、賜先の養分を適度に吸収す
ると共に２発芽の折曲がりを防止することができ、而も
発芽開始が露出種子に比べ°Ｃ少なくとも６〜５日位早
くなると共に発芽成育の歩止まりが大幅に向上する。

さらｅこ、緑化ネット７を植生基盤２に張りイτｊけ固
定したことにより、雨畢雪が直接植生基盤２に当ること
がない。従って、施工初期において長期の降雨等ｅこ出
合っても植生基盤２に水を含むことが少なく、適度な土
壌硬度を保持するので前記基盤２の施工場所が、急な勾
配であったり、又は寒冷地のため凍土しやすい場所（・
こおいても植生基盤２の滑落や崩落を防止し、地山１に
安定さぜることかできる。而も、緑化ネット側の植物層
５は予め乾燥した千草であるから、施工抜水を含むと１
ケ月位で腐蝕をはじめ、これが有機質肥料に反り。

種子の発芽生長を促進する効果がある。而も緑化ネット
のネット体は合成樹脂繊維から成り、且つ紐体４の介在
によって植物層５の浮りがりや（よみ出しを抑制するか
ら、網目を比較的大きくして発芽の支障を少なくすると
共に、網目を大きくした分だけ素材紐条を太くすること
ができて耐久性を向上することができる。さらに植物層
５は千草であることによって、嵩は大きい割に軽量であ
る為作業性が良く、法面緑化工法及びその工法用緑化ネ
ットとして新規有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法面緑化工法及びその工法用緑化ネット
の実施例を示す概略正面図、第２図は第１図の２−２線
ｔこ沿う拡大断面図、第６図は緑化ネットの斜視図、第
４図は緑化ネットの製造工程を示す概略説明図。 １・・・・・・地山、２・・・・・・植生基盤、６・・
・・・・ネット体。 ４・・・・・・小孔付の紐体、５・・・・・・乾燥植物
層、６・・・・・・皿子、７・・・・・・ネット体６２
紙体４．乾燥植物層５゜種子６とから成る緑化ネット。 特許出願人　−１−毛緑産工秦株式会社代　理　人　弁
理士　磯野政雄 第１図 １ 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　＋１．＋　ｒ＋少、コンニャクのフ臣粉、コー
   ティング肥料を予め攪拌し、これ？水と混合しながら咄
   表面に吹付けて植生基盤を形成する第１工程と、ネット
   体に、内面に接着面をイ］する無数の小孔伺紙体を重１
   ａ含せ、当該紙体の接着面に乾燥した牧草又は椰子の繊
   維類を４１１着して略均−厚さの植物層を形成すると共
   ；・こ当該植物層（・こ種子を散布イ」着して緑化ネッ
   トを形成する第２工程とから成り、第１工程の植生基盤
   上に第２工程の緑化ネットを１種子・植物層がネット体
   の内面に信性して植生基盤ｅこ接するように張設固定し
   たことを特徴とする法面緑化工法。
2. （２）　ネット体の片面に、内面に接）；１而を有する
   無数の小孔１１紙体を重ね合せ、当該紙体の接着面に乾
   燥した牧草又は椰子の繊、ｌ１ｆｌｉ類をｌｉｔ：？物
   １／１：糊で付着して略均−厚さの１ｉｉ！ｉ物ｎを形
   成すると共に、当該（直物層に種子を散布イτＩ’　Ｑ
   　シたことを特徴とする法面緑化工法用緑化ネ、１・０