JPS6046939B2 - チユ−インガム菓子 - Google Patents

チユ−インガム菓子

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Publication number
JPS6046939B2
JPS6046939B2 JP57233149A JP23314982A JPS6046939B2 JP S6046939 B2 JPS6046939 B2 JP S6046939B2 JP 57233149 A JP57233149 A JP 57233149A JP 23314982 A JP23314982 A JP 23314982A JP S6046939 B2 JPS6046939 B2 JP S6046939B2
Authority
JP
Japan
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chewing gum
film
strips
highly
chewing
Prior art date
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Expired
Application number
JP57233149A
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English (en)
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JPS59125846A (ja
Inventor
正佳 福田
登茂代 鈴木
啓三 山地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kracie Foods Ltd
Original Assignee
Kanebo Foods Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Foods Ltd filed Critical Kanebo Foods Ltd
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Publication of JPS59125846A publication Critical patent/JPS59125846A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は風味の持続性が極めて長く、長時間 その
風味を楽しむことができるチユーインガム菓子に関する
ものてある。
一般に、チユーインガムは甘味が早く抜け、味が早期
になくなるという欠点を有している。
これを解消するため、甘味料をポリ酢酸ビニル、ポリエ
チレン、エステルガム等の樹脂被膜で被覆し、その溶解
を適度におさえて使用したり、あるいは甘味料を無機質
被膜てコーティングして使用することが行われている。
しかしながら、このように甘味料の溶解性を適度におさ
えるようなコーティングは技術的に困難であり、実際上
問題があつた。他方、高甘味度を有する甘味料を用いて
甘味の早く抜けることを抑制するという方法も考えられ
た。例えば、甘味の倍率の高いアスパルテーム、リーマ
チッ、ステビアを甘味料として使用することが検討され
た。しカルながら、これらの甘味倍率の高い甘味料も、
その溶解性は甘味料の主原料である砂糖、ブドウ糖、ゾ
ルピット等と大差はないため、やはり甘味が早く抜け味
が早期に失1われるという欠点を解消することはできな
かつた。 また、チユーインガム本体とは別に、味の濃
いガム小片を用い、チユーインガム本体の味抜け時にガ
ム小片を同時に咀喘し味を再生するというこ・とが提案
されている。
しかし、この方法は、1枚のチユーインガム本体が味抜
けしたときもう1枚チユーインガム本体を口に入れ同時
に咀噛するのと本質的に同じであり、口中におけるチユ
ーインガムの量が増えるため咀噛しにくい欠点がある。
この発明者らは、このような問題を解決するために鋭意
研究した結果、オブラート、プルラン等のフィルムに、
サッカリン、ズルチン、チクロ、ステビア等の甘味倍率
の高い甘味料を含有させて細片化し、これをチユーイン
ガムの味抜け時に口中に入れてチユーインガムとともに
咀噛すると、甘味が再び惑じられるようになるばかりで
なく、ガムの噛みかす(チユーインガムベース)から香
りも再び出てきて、甘味と香りの双方によつて風味が再
度発現するようになることを見いだし、この発明に到達
した。すなわち、この発明は、チユーインガム本体と、
このチユーインガム本体の味抜け時にチユーインガム本
体と共に咀喘する高甘味性フィルム細片とを備えている
チユーインガム菓子をその要旨とするものてある。
つぎに、この発明を詳しく説明する。
この発明で用いるチユーインガム本体としては、通常の
風船ガムおよびそれ以外の板ガム等広い範囲のチユーイ
ンガムがあげられ、砂糖入りタイプもしくは砂糖抜きの
シユガーレスタイプ等いずれであつてもよい。
また、高甘味性フィルム細片としては、サッカリン、ズ
ルチン、チクロ、ステビア(ステビアレバウデイアナ
ポルトニー),ソーマチン(ソーマトコツカスダニエリ
),アスパルテーム(L−アスノマラチルーL−フェニ
ルアラニンメチルエステル)等の甘味の倍率の高い甘味
料をオブラート,プルラン等のフィルムに含有させ、こ
れを細片化したものが用いられる。
なお、上記オブラート,プルラン等のフィルム以外に植
物性繊維フィルム等も使用することができ、さらにチユ
ーイン.ガム基材となる酢酸ビニル樹脂等以外の合成樹
脂フィルムを使用することもできる。すなわち、高甘味
性フィルム細片のフィルムとしては、咀喘時につぶれて
噛みやすく違和感の少ないものであればよい。このよう
な特性を最も有しているもの,は、だ液に対して多少の
溶解性があり、咀噛時に歯になじみやすいオブラートや
プルラン等のフィルムがあげられる。特に、プルランフ
ィルムは加工性に富み、甘味料を高濃度に含有させても
フィルムの強度が低下せず、かつ着色するような場合で
も鮮明な色調に染まるため最も好ましい。高甘味性フィ
ルム細片中の甘味料の含有量は、0.5〜30重量%(
以下1%ョという)に設定することが好ましく、最も好
ましいのは1〜10%に設定することである。甘味料の
含有量が0.5%未満になると甘味料付与フィルムとし
ての効果が充分発揮されなくなり、逆に30%を超える
と甘味料の増大による効果がそれ以上みられなくなるか
らで”ある。このような高甘味性フィルム細片は、上記
のような各種のフィルムに甘味料をまぶすことにより製
造してもよく、またフィルム製造時に甘味料を練り込む
ようにしてもよい。
例えば、プルランフィルムに甘味料を含有させる場合に
は、プルランのペーストに適当量の甘味料を練り込みこ
れをフィルム製造機にかけてフィルム化して細片化する
ことにより行われる。このような高甘味性フィルム細片
は、必要量を小袋に充填して甘味補助剤としてチユーイ
ンガム本体に添えられる。
このように、この発明のチユーインガム菓子は、チユー
インガム本体てそれ自身の有する風味を味わつたのち、
高甘味性フィルム細片を口中に入れて味抜けしたチユー
インガム本体とともに咀噛することにより再び甘味が得
られるようになり、しかもその甘味に帯同して香りもあ
られれるようになる。
したがつて、一旦喪失した風味が再度発現するようにな
り、極めて長時間風味を楽しめるようになる。このよう
に、高甘味性フィルム細片をチユーインガム本体ととも
に咀噛すると甘味だけでなく、香りも再び発現するのは
つぎのような理由によると考えられる。すなわち、味抜
けしたチユーインガム本体には、着香料が70〜80%
程度残存しているのてあるが、甘味の抜けによつてその
着香料の香りが感じられなくなる。ところが、高甘味性
フィルム細片がチユーインガム本体とともに咀噛され、
その甘味料が溶出してくるとその溶出に伴いチユーイン
ガム本体に残存していた着香料が甘味に帯同して溶出す
るようになるためと考えられる。つぎに、実施例につい
て説明する。まず、プルランのペーストに純度90%以
上のステビア甘味料を練り込んで、この混合ペーストを
フィルム製造機に掛けてフィルム化し、ついでシエラツ
クをコーティング(フィルム/シエツクニ85/15)
し、17m角の細片に切断しこれを0.1y小袋に詰め
た。
他方、風船ガムベースに砂糖を添加し、さらにストロベ
リー香料を1%、クエン酸を0.5%添加して混合し、
厚み27rn1長さ70wn1幅20TmIn1重量3
yの板状風船ガムをつくつた。そして、この風船ガムを
50名の男女のパネル(8〜15才)に5分間咀噛させ
たのち(味抜け状態となる)、上記高甘味性フィルム細
片0.1yを口中に入れて再度咀喘させ、その咀喘時の
香りだちの程度を下記の評価基準で判断させ数値化して
次表に示した。評価基準;高甘味性フィルム細片を加え
る前に比 べて3;ストロベリーの香りが非常に強
くなつた。
2;ストロベリーの香りがはつきり惑じられ る。
1;ストロベリーの香りが少し強くなつた。
0;かわらない。
上記の表から明らかなように、風船ガムの味抜け時に高
甘味性フィルム細片0.1yを口中に入れて再度咀喘さ
せることにより、香りが喪失した噛みかすから再度スト
ロベリーの香り(甘味も当然発現している)か発現して
おり、風味か再度発現することがわかる。
参考例として、味抜けした風船ガムと、これの当初の重
量の5分の1の重量のガム片とを口中に入れて全体を再
度咀噛し、その香りたちの程度を測定して次表に示した
なお、香りの程度は最も強く感じる強さを10とし、全
く惑じないものをOとして11段階の数値表示とした。
また、パネルは前記実施例と同様である。上記の表にお
いて、風船ガムを5分間咀噛したのちガム片を加えて1
分間咀噛した時の評点は8.1である。
このとき風船ガムはすてに6分間咀喘され、ガム片は1
分間咀噛された状態である。ところで、風船ガムのみ6
分間咀喘した時の評点はOで、ガム片のみを咀喘した時
の評点は8.1であり、これらを加算すると&1となる
。この値は、先の評点8.1に等しい。したがつて、上
記風船ガムを5分間咀喘したのちガム片を加えて1分間
咀喘した場合の香りは、ガム片の香りが発現しているに
過ぎず、風船ガムからは何ら新たな香りがひき出されて
はいない。この傾向は、他の咀噛時間においても同様で
ある。以上のように、この発明のチユーインガム菓子.
は、チユーインガム本体と、このチユーインガム本体の
味抜け時にチユーインガム本体と共に咀喝する高甘味性
フィルム細片とを備えているため、風味永続性が極めて
長い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 チユーインガム基材を主要成分とするチユーインガ
    ム本体と、このチユーインガム本体の味抜け時にチユー
    インガム本体と共に咀嚼する高甘味性フィルム細片とを
    備え、上記高甘味性フィルム細片がチユーインガム基材
    以外のフィルム形成材であつて、唾液に対する溶解性を
    有するフィルム成形材で構成されていることを特徴とす
    るチユーインガム菓子。 2 高甘味性フィルム細片が、サッカリン、ズルチン、
    チクロ、ステビア、ソーマチン、アスパルテームからな
    る群から選ばれた少なくとも一種の高甘味性をオブラー
    トもしくはプルラン等のフィルム細片に含有させたもの
    である特許請求の範囲第1項記載のチユーインガム菓子
    。 3 高甘味性フィルム細片が、フィルム細片用ペースト
    に高甘味料を混練したのちフィルム化し、ついで細片化
    したものである特許請求の範囲第1項ないし第2項のい
    ずれかに記載のチユーインガム菓子。 4 高甘味性フィルム細片が、フィルムに高甘味料を付
    着させたのち細片化したものである特許請求の範囲第1
    項ないし第2項のいずれかに記載のチユーインガム菓子
JP57233149A 1982-12-29 1982-12-29 チユ−インガム菓子 Expired JPS6046939B2 (ja)

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JPS59125846A JPS59125846A (ja) 1984-07-20
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Family

ID=16950482

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JP57233149A Expired JPS6046939B2 (ja) 1982-12-29 1982-12-29 チユ−インガム菓子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61158752A (ja) * 1984-12-28 1986-07-18 Kanebo Shokuhin Kk 装飾性風船ガム
FR2651964B1 (fr) * 1989-09-20 1992-10-23 Sofalia Association comprenant un edulcorant thermolabile et un produit vegetal riche en fibres alimentaires, son procede de preparation et son utilisation en formulations alimentaires.

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JPS59125846A (ja) 1984-07-20

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