JPS5959148A - 収縮の少ないチユ−インガム組成物 - Google Patents

収縮の少ないチユ−インガム組成物

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JPS5959148A
JPS5959148A JP58158926A JP15892683A JPS5959148A JP S5959148 A JPS5959148 A JP S5959148A JP 58158926 A JP58158926 A JP 58158926A JP 15892683 A JP15892683 A JP 15892683A JP S5959148 A JPS5959148 A JP S5959148A
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chewing gum
filler
weight
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ウエイン・ジエイ・プグリア
ガリ−・ケホ−
ウオ−レン・クラ−ク
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はチューインガム組成物、さらに詳しくは、改良
された柔らかさ、良好なフィルム形成性および収縮の少
ない特性を有する新規チューインガム組成物、ことに風
船ガム組成物に関する。
今日知られているようなチューインガム組成物は、一般
に、ある期間の咀噛により消散する水溶性のフレーバ一
部分と、不溶性、不活性の、かつ、咀噛の間を通じて口
腔内に保持されるベース部分からなる。最終的なチュー
インガム製品の所望の効果に応じて、これらの異なった
部分はその所望のガム製品を得るに必要な特性を有する
成分と混合される。
該ベース部分は、通常、例えば、主としてエラストマー
成分(天然、合成またはその組合せとすることができる
〕と、樹脂成分からなる。エラストマーは該不溶性部分
に、咀嗜による変形から持続的に回復するための弾性を
与え、樹脂は咀噌物に均一な可塑性を与える。これらの
成分は、終始所望の性質を有する一体となった均質な咀
噛物を形成するために相溶化されなければならない。こ
の完全に混合した物理的状態は、ある種のエラストマー
と樹脂が比較的不混和性のため、常に容易に達成される
とは限らない。相溶性の問題を克服するため、ある種の
特有な可塑剤を用いて、ガムベース中で得られる均質性
を増強することができる(1982年5月13日に出願
した米国特許出願第377804号参照)。
ガムベースに配合できるもう1つ別の成分は炭酸カムシ
ウム、タルク(3Mg0・4 S s 02・H20〕
、炭酸マグネシウムなどの不活性無機充填剤であり、ガ
ムベースの約40%(重量係、以下、特に断らない限り
、チは重量係を意味する)までの量で配合される。充填
剤は粒状の形状であるので、これをガムベースに配合す
ると、不連続性を生じさせるので、そのため、咀噌によ
って咀噌物の分離を生じさせることのないようにガムベ
ースに配合できる量が制限される。
例えば、米国特許第3984574号(ωmli o)
はポリイソブチレンとポリ酢酸ビニルを配合したガムベ
ースを開示しており、これはさらに、ガムベースの5〜
50%の量の水素添加または部分水素添加植物油または
動物脂およびガムベースの5〜40%までの充填剤のよ
うな他の成分を必要としている。通常、該ガムベースは
ガム組成物全体の約25〜30%以下を占め、この限り
においては、チューインガム組成物全体中に存在する充
填剤の量は約12係以下であり、通常、約7.0%であ
る。
チューインガム組成物の可溶性部分は種々の甘味剤、フ
レーバーおよび着色剤からなる。ガム組成物を咀嗜する
と、これらの成分は可溶化され、消化されて、チューイ
ンガムの最初の大きさの単位のわずか約30係の体積の
咀噛物を残す。その結果、消費者には、不満足な、大き
さの減少した、甘味剤の消失で速かに硬化するガム片が
残されることになる。
この、チューインガムにおける期待はずれの咀噛物体積
の消失を克服する試みは全く成功していない。不溶性ガ
ムベースの可溶性部分に対する割合を増加させることは
、ガム組成物における糖の量の相対的減少になり、した
がって、全体の甘味レベルを維持するために、高価な、
強力な甘味剤の使用が要求される。
ケホーら(Kehoe et al)の米国特許第42
52830号においては、本質的に水溶性成分を含有し
ない、実質的にカロリーのない、咀噌できるフレーバー
付けされたチューインガムベースが開示されており、こ
れは少なくとも50%から85係以上までもの不活性充
填剤と、少なくとも10容量係の閉じ込められた気孔を
有する。しかし、ケホーらのガム組成物全体は糖を含ま
ず、その結果、強力な甘味剤を含有しなければならない
。さらに、ケホーらの特許では、そこに開示されている
スチレン−ブタジェン・ベースが柔らかい組織を維持し
た良好なフィルム形成能を有することについて何らの示
唆もなされていない。
本発明は、ガムベースおよびガムベースに添加する水溶
性物質と置き換える成分の両方に多量の炭酸カルシウム
のような不活性無機充填剤を含有させることにより、良
好なフィルム形成性を有する収縮の少ないチューインガ
ム組成物を提供するものである。すなわち、本発明は、
ガム組成物全体に基いて約14〜35%の不活性無機充
填剤およびガム組成物全体に基いて約16〜30チの非
スチレン−ブタジェン・ベースからなり、該充填剤がガ
ムベースの成分として、また、ガムベース形成後の添加
成分としてガム組成物に配合されていることを特徴とす
る良好なフィルム形成性を有する収縮の少ないチューイ
ンガム組成物を提供するものである。また、本発明は、
ガム組成物の16〜30%を構成するに充分な量の充填
剤含有非スチレン−ブタジェン・ベースを調製し、これ
に、追加の充填剤および非充填剤成分を添加して、ガム
組成物全体に基いて14〜35%の充填剤を含有するチ
ューインガム組成物を得るととを特徴とする良好なフィ
ルム形成性を有する収縮の少ないチューインガム組成物
の製法も提供するものである。
本発明のチューインガム組成物に用いるに適した充填剤
としては、これに限定するものではないが、炭酸カルシ
ウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウ
ム、リン酸二カルシウム、タルク(3Mg0・4 S 
t 02・H2O)、トリ珪酸マグネシウム、水酸化マ
グネシウム、珪酸アルミニウムおよびシリカゲルが挙げ
られる。炭酸カルシウムが好ましい。しかし、サッカリ
ンの遊離酸、酸性サイクラメートまたはアスバルターム
(Agpar tame)Rのような酸性フレーバーお
よび/または酸性甘味剤を最終のチューインガム中に用
いる場合、非チョーク系充填剤、好ましくは、タルクを
用いることが望ましい。
充填剤はガムベース中、該ガムベースの重量に基いて約
20〜35%の量で配合する。
ガムベースには、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、
インブチレン−イソプレン共重合体、ポリ酢酸ビニル、
ポリエチレン、石油ワックスのような合成起源の非SB
R型咀喘物ならびにゴムラテックス固形、チクル、クラ
ウンガム、ニスペロ(nisperol Cllフジ/
ハ(rosidinha) 、シェルトング(jelu
tong)、ベンダー(pendare) 、ペリo 
(perilloλニガー・ゲッタ(niger gu
tta)、ッヌ(tunu)などの天然起源の咀噛物が
包含される。このエラストマーまたは咀噛物はガムベー
スの重量に基いて約5〜20チの範囲内の量で用いられ
る。
水不溶性ガムベースは、例えば、米国特許第30525
52号および第2197719号に開示されるような種
々のベースのいずれからなるものでもよい。
ガムベースの組成中に配合される典型的な成分はつぎの
とおりである。
ベースI              重量部エステル
ガム             88ゴムラテツクス固
形           10レシチン       
         2ベース■           
   重量部チクル               3
0シエルトング             60ゲツタ
・ンー(gutta 5oh)         3.
5レシチン                26−ス
1              重量部部分酸化チクル
            98レシチン       
          2ベース■          
    重量部シェルトング〔乾燥〕80 ゲッタ・シアタ(guLta 5iak)      
18レシチン                2加え
て、該ガムベースは、トリ酢酸グリセリル、アセチル化
モノグリセライド、安息香酸ベンジ/L−%酪酸ベンジ
ル、フェニル酢酸ベンジル、2−デセン酸ブチル、酪酸
シトロネリル、酢酸クレシル、酢酸エチル、マロン酸ジ
エチル、セバシン酸ジエチル、クエン酸トリエチル、コ
ハク酸ジエチル、トリ酪酸グリセリル、ラウリン酸エチ
ル、アセト酢酸エチル、酒石酸ジエチノ域乳酸エチルま
たはブチル、クエン酸アセチルトリエチル、リンゴ酸ジ
エチル、オレイン酸エチル、ショ糖オクタ酢酸エステル
、モノおよびジグリセライドのジアセチル酒石酸エステ
ル、クエン酸ステアリルモノグリセリジル、ヒマシ油、
スクシニル化モノグリセライド、脂肪酸のラクチルおよ
びグリセリルラクトエステルまたはこれらの組合せのよ
うな咀噌物ガムベース用可塑剤をガムベースの約2〜1
5%の量で含有し、トリ酢酸グリセリルおよびアセチル
化モノグリセライドの組合せが好ましい。
また、ガムベースは滑剤として作用する、融点約35℃
以上、好ましくは、約50℃以上のワックスを含有する
こともできる。かかるワックスの例には、カンデリラワ
ックス、カルナウバワックス、オシケライト、オリキュ
リー、マイクロクリスタリンワックス、精製パラフィン
ワックスなどが包含される。これらのワックスはガムベ
ースに基いて約O〜18%、好ましくは、約3〜12%
の範囲内の量で用いる。好ましいワラ1クスはマイクロ
クリスタリンワックスとパラフィンワックスで、ガムベ
ースに基いてマイクロクリスタリンワックスが約0〜1
8チ、パラフィンワックスが約0〜18%となるように
マイクロクリスタリンワックスとパラフィンワックスを
組合せて用いる。
ワックスは最終ガム組成物の凝集性を著しく減少させる
ことなく、その粘着性を減少させることが判明している
また、ガムベースに親水性/疎水性バランスを付与し、
それにより、唾液を吸収してガムベースが滑らかになる
ように、乳化剤を配合することもできる。乳化剤はガム
ベースに基いて約0〜10チ、好ましくは、約3〜9%
の範囲内の量で用いる。かかる乳化剤の例にはモノステ
アリン酸グリセリル、レシチンおよびケファリンのよう
なホスファチド類、ツイーン類(Tween)、スパン
類(Span)およびこれらの混合物が包含される。
加えて、ガムベースは二酸化チタンのような着色剤/色
素や、ガムベースに基いて1o o o ppmまでの
量のブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキ
シトルエン、没食子酸プロピルのような抗酸化剤(本発
明に関与する以外の成分の安定化に必要な場合)を含有
することもできる。
本発明による一般的なガムベース処方を以下に示す。
成 分         ガムベースに基くチェラスト
マー:ポリインブ チレン、ポリインプレン、 インブチレンーインプレン 共重合体等             5〜20樹脂:
ポリ酢酸ビニル        2〜25天然咀噌物 
            0〜5可塑剤ニトリアセチン
、ア セチル化モノグリセライド、 ポリリモネン、ペトロラタム 等                      1〜
50充填剤:CaCO3、タルク等     20〜3
5ワツクス              0〜18組織
形成/乳化剤          0〜10いずれの場
合も、本発明において有”用な該ガムベースはチューイ
ンガムを形成する前に予め形成させることができ、チュ
ーインガムに基いて約10〜40チ、好ましくは、約1
5〜30%の範囲内の量で存在させる。
本発明のチューインガムは糖含有または非糖含有(シュ
ガーレス)のいずれでもよい。用いることのできる甘味
剤の例としては、例えば、アラビノース、キシロース、
リボース、グルコース、マンノース、ガラクトース、フ
ルクトース、デキストロース、ソルボースのような炭素
数5〜6の単糖類またはそれらの2種以上の混合物、サ
トウキビまたはビート糖のようなショ糖、乳糖、マルト
ースまたはセロビオースのととき三糖類、部分氷解澱粉
またはデキストリンのような多糖類のごと含糖類、ソル
ビトール、マンニトール、キシリトール、これらの混合
物のごとき糖アルコール、水添澱粉氷解物またはインマ
ルチトール、これらの糖および/または糖アルコールの
2種以上の混合物が挙げられる。
前記の糖のいずれもは、チューインガムに基いて約30
〜70%、好ましくは、約55〜65%の範囲内の量で
存在させることができる。また、糖アルコールが存在す
る場合、チューインガムに基いて約30〜70%、好ま
しくは、約55〜65%の範囲内の量で用いる。
意外にも、本発明のガム組成物で用いる糖の量を、ガム
組成物の甘味レベルの低下なしに、通常用いられる量の
約15〜25チまで減少させることができる。
適当な甘味を維持するための強力な甘味剤を使用するこ
とは必須ではないが、本発明のチューインガムはまた、
前記の糖または糖アルコールのいずれかの代りに、ある
いは、それらに加えて、例えば、アスパルタームに、サ
イクラメート、サッカリンあるいは後記のような他の甘
味剤のごとき人工甘味剤を含有することもできる。該人
工甘味剤はチューインガムに基いて約0〜1.5%、好
ましくは、約0.05〜03チの量で存在させる。
本発明で用いることのできる人工および天然甘味剤の例
としては、サッカリンのナトリウム、カルシウムまたは
アンモニウム塩、ジヒドロカルコン類、グリチルリチン
、グリチルリチンシカルシウム、グリチルリチン酸アン
モニウム、L−アスパルチル−し−フェニルアラニンメ
チルエステル(アスパルターム)、3.4−ジヒドロ−
6−メチル−1,2,3−オキサチアジン−4−オン−
2,2−ジオキサイドのナトリウム、アンモニウムまた
はカルシウム塩、3.4−ジヒドロ−6−メチル−1゜
2.3−オキサチアジン−4−オン−2,2−ジオキサ
イドのカリウム塩〔アセスルファーム(Acesul−
(ame)−K)ならびにゾウマトコツカス・ダニエリ
(Thomatococcus dani el l 
i i 、ゾウマチン(Thauma t i n)I
およびn)、7.テビ7−レポウジアナ(Stevia
 rebaudiana 、 スfビオサイド〕、リカ
ルブラ・ドルシフイカ(Richardelladul
cifica、  ミラクル・ベリー)、ジオスコレオ
フイルム・クミンシイ(Dioscoreophyl 
l umcurrrninsii 、セレンジピテイ・
ベリー(Serendipity berry)) 、
サイクラメート塩など、および、これらの2種以上の混
合物が挙げられる。
本発明のチューインガムは、酸もしくはフルーラフレー
バーまたは非酸もしくはミントフレーバーのようなフレ
ーバーを最終のチューインガム製品に基いて約0.5〜
2チの範囲内の量で含有することができる。該フレーバ
ーは合成フレーバーおよび植物、葉、花などから由来す
るオイルで構成することができる。代表的なフルーラフ
レーバー添加物にはアジピン酸、クエン酸、コハク酸お
よびフマル酸のような酸類、レモンオイル、オレンジオ
イル、ライムオイル、グレープフルーツオイルのような
柑橘オイル、アップルエツセンス、ペアエツセンス、ピ
ーチエツセンス、ストロベリーエツセンス、アプリコツ
トエツセンス、ラスヘリ−エツセンス、チェリーエッセ
ンス、プラムエツセンス、パイナツプルエツセンスのよ
うなフルーツエッセンス、ペパーミントオイル、スペア
ミントオイル、ペパーミントオイルとスペアミントオイ
ルの混合物、クローブオイル、ペイオイル、アニスオイ
ル、ユーカリオイル、タイムオイル、シダーリーフオイ
ル、シナモンオイル、手ツメグオイル、セージオイル、
ビターアーモンドオイル、カッシアオイル、サリチル酸
メチル〔ウィンターグリーンオイル〕のようなエツセン
シャルオイルが包含される。ミックスドフルーツのよう
な種々の合成フレーバーも、通常の保存料と共に、また
は保存料なしでガムベース中に配合できる。
最後に、不活性無機充填剤の追加量も、予め形成された
ガムベースに添加する通常の水溶性成分に配合される。
この水溶性成分と共に添加される追加の充填剤の量はチ
ューインガム組成物の重量に基いて約10〜30%とす
ることができ、これにより、全体の充填剤の量がガム組
成物の約14〜35%、好ましくは、約16〜25%に
上昇する。
本発明による一般的なチューインガム組成物処方はつぎ
のとおりである。
成 分           チューインガム組成物に
基くチ 本発明のガムベース      16〜30粉糖   
          35〜55コーン・シロップ  
      O〜15充填剤            
10〜30フレーバー           0.2〜
3乳化剤             0〜4着色剤  
           0〜2強力な甘味剤     
     0〜1.5糖アルコール         
O〜15従来、咀噌物体積または可溶性成分を抽出した
後に残る不溶性ベース物質がチューインガム適格性の1
つの尺度と考えられている。風船ガムの場合、咀噛物体
積は、風船の大きさおよび、ある程度、風船をふくらま
せることのできる容易性を決定するので重要である。咀
噌物体積は空気中および既知密度の液体中におけるガム
咀噌物の重量の差によって測定できる。典型的には、8
.145/の重量の、体積654dの風船ガム片は10
分間咀I’l、約2.26c+I?の咀噌物体積となり
、これは65.4%の体積減である。本発明により製造
された823gの重量の、初期体積6.26cfRの風
船ガム試料は10分間の咀噌後、3.99cJの咀噌物
体積となり、これは、わずか363%の体積減である。
第1表参照。
第1表 体積変化の測定に用いた液体は密度1,048g/dの
フタル酸n−ブチル 本発明のチューインガム組成物は優れたフィルム形成性
を有するばかりでなく、収縮の著しく減少した特徴も有
しており、これにより、咀嗜後に残る不溶性咀噌物の大
きさが該組成物により製造したチューインガムの最初の
大きさ単位の約60〜70容量係に維持される。これは
、通常のガムを咀噛すると、チューインガムから水溶性
成分が消散した後に残る咀噛物の体積が最初のガムの大
きさ単位の約30〜37%であることと比較して、約5
0%の増加である。
さらに、本発明のチューインガム組成物の官能的な甘味
性は、より水溶性または非強力せ味剤約10〜20%を
含有するチューインガムと同じレベルに維持される。
本発明のもう1つ別の利点は得られたチューインガムが
最初、非常に柔らかで、咀噌を続けた後も非常に柔らか
く、これは、従来、ポリマー組成物において充填剤濃度
を増加させると′、硬さの増加が伴うとされている事実
からみて予期しえないことである。
好ましい具体例において、本発明のチューインガムは同
時押出ガム製品に好適である。特に、本発明の柔らかい
ガムは芯部として同時押出でき、これにより、製品全体
をより柔らかくでき、大きい咀嗜物体積を残すようにす
ることができる。
つぎに実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明する。
実施例 つぎの処方に従い、本発明のチューインガムを製造した
ガムベース処方 成 分         ガムベースに基くチポリイソ
ブチレンエラスト マー                12.5樹脂:
ポリ酢酸ビニル(分 子量2万〜4万)等        32.5可塑剤:
例えば、ポリリモニ ン、トリ酢酸グリセリルおよび アセチル化モノグリセライド     15.25炭酸
カルシウム充填剤        29,5ワツクス 
              10.50チユ一インガ
ム組成物処方 成 分          チューインガム組成物に基
くチ 前記ガムベース           22.50粉糖
                51・0高フルクト
ース・コーン会 シロップ(DE90)          4.0ソル
ビトール・シロップ        8.0炭酸カルシ
ウム充填剤        13.5フレーバー   
           0.8着色剤        
        0.1ベースを製造するため、シグマ
・ブレード・ミキサーに、ポリイソブチレンエラストマ
ーを適当な可塑剤の一部と共に入れ、ついで、ポリ酢酸
ビニルおよび充填剤の一部を入れ、約120℃で混合し
た。ついで、残りのポリ酢酸ビ霊ル、充填剤およびワッ
クスと共に、さらに可塑剤を添加した。
得られたガムベースを160°Fのミキサー中で溶融さ
せ、少量の粉糖、高フルクトースシロップおよび充填剤
を加え、4〜6分間混合した。その後、通常のチューイ
ンガム製造法に従って残りの成分を添加し、収縮の少な
い、柔らかな、優れたフィルム形成性と良好な甘味を有
する風船ガムを形成させた。
本発明による柔らかい高充填剤含量のチューインガム製
造に関する予測しえない効果を示すため、この実施例で
得られたガムの試料を用いて、つぎのテストを行なった
柔らかさを測定することのできる1つのタイプのテスト
は硬度の測定、すなわち、物体の局所的変形に対する抵
抗の測定である。通常、硬度のテストは、特定の条件下
における圧子または押し針の侵入(針入)深さを示す測
定になる。
チューインガムの圧縮測定用に特別に改良したツイング
ーアルバート・エレクトロニック・テンシル−テスター
−モデJl/ CI C,II (Thwi ng −
Albert  Electronic  Ten5i
le  Te5ter  ModelQ、C1II)上
で硬度を測定した。チューインガム試料を1インチX1
:25インチの2つの金属板の間に置いた。ガムは、初
め0.5インチの厚さで、これを20インチ/分の速度
で最初の厚さの半分もしくは0.25インチに圧縮した
。これらのテストは100ボンド容量のロードセルを用
い、室温(24,5℃〕で行なった。3力月保存したチ
ューインガム試料をその最初の厚さの半分に圧縮するに
必要なピーク力(ポンド〕を測定した。結果を第2表に
示す。
第2表 ×:30%充填剤含有ベース24%、糖58%、コーン
・シロップ17%、フレーバー0.8%、着色剤0.1
% 第2表の結果から明らかなごとく、本発明の実施例の試
料は対照製品より24.7%も柔らかである。
本発明のチューインガムが同様な非SBR低充填剤含量
のチューインガムにいかに匹敵するかを調べるため、官
能テストを行なった。比較に用いたガム組成物の処方は
つぎのとおりである。
比較ガムベース処方 成分        チ ポリインブチレンエラストマ−12,5樹脂     
           32.5可塑剤/ワツクス等 
        25.75充填剤         
      29.25比較チユ一インガム組成物処方 成分        係 ガムベース              24粉糖  
              58コーン・シロップ 
         17フレーバー         
     0,8着色剤              
  0.1186名の人を用いて行なったこれらの官能
テストの結果を第3表に示す。
第3表 これらの結果は、安価な充填剤を糖成分の一部の代りに
用いることのできる本発明によって匹敵、する品質のチ
ューインガムが得られることを明確に示している。
前記したと同様なチューインガムは、ポリイソプレン、
インブチレン−インプレン共重合体の単独または両者の
組合せ、あるいは、前記したような天然起源のエラスト
マーとの組合せのごとき他の非SBR型ベースを用いて
も製造することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)ガム組成物の全重量に基いて約14〜約35重量
    係の不活性無機充填剤およびガム組成物の全重量に基い
    て約16〜約30重量%の非スチレン−ブタジェン・ベ
    ースからなり、該充填剤がガムベースの成分として、ま
    た、ガムベース形成後に添加される成分としてガム組成
    物中に配合されていることを特徴とする良好なフィル云
    形成性を有する収縮の少ないチューインガム組成物。 (2)充填剤がガム組成物に基いて約16〜約25重量
    %の量で存在する前記第(1)項のチューインガム組成
    物。 (3)充填剤が、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム
    、アルミナ、炭酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、
    タルク、トリ珪酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、
    珪酸アルミニウムおよびシリカゲルからなる群から選ば
    れる前記第(1)項または第(2)項のチューインガム
    組成物。 (4)充填剤が炭酸カルシウムである前記第(3)項の
    チューインガム組成物。 (5)ヘースカζホリイソブチレンベース、ポリイソプ
    レンベースおよびインブチレン−イソプレン共重合体ベ
    ースからなる群から選ばれる前記第(1)項〜第(4)
    項いずれか1つのチューインガム組成物。 (6)ベースがポリインブチレンベースである前記第(
    5)項のチューインガム組成物。 (7)ベースが、さらに、ゴムラテックス固形、チクル
    、クラウンガム、ニスペロ、ロシジンハ、シェルトング
    、ベンダー、ペリ口、ニガー・ゲッタおよびツヌからな
    る群から選ばれる天然起源の他の咀噛物を含む前記第(
    1)項〜第(6)項いずれか1つのチューインガム組成
    物。 (8)ガムベース形成後に添加される成分が、さらに、
    ガム組成物の重量に基いて約35〜約70重量%の、糖
    、水添澱粉氷解物、糖アルコースおよびコーン・シロッ
    プからなる群から選ばれる甘味剤からなる前記第(1)
    項〜第(7)項いずれか1つのチニーインガム組成物。 (9)さらに、人工または天然起源の強力な甘味剤を配
    合した前記第(1)項〜第(7)項いずれか1つのチュ
    ーインガム組成物。 (10)充填剤がガムベース中に、ベースの重量に基い
    て約20〜約35重量係の量で配合された前記第(1)
    項〜第(9)項いずれか1つのチューインガム組成物。 (11)ベース形成後に添加する成分としてガム組成物
    に配合する充填剤の量がガム組成物の重量に基いて約1
    0〜約30重量係である前記第(1)項〜第(101項
    いずれか1つのチューインガム組成物。 (121得られた組成物が同時押出ガム製品の形態であ
    る前記第(1)項〜第(11)項いずれか1つのチュー
    インガム組成物。 (13)該組成物が同時押出ガムの窓部分である前記第
    (1)項〜第(11)項いずれか1つのチューインガム
    組成物。 (14)ガム組成物の16〜30重量係を構成するに充
    分な量の充填剤含有非スチレン−ブタジェンベースを調
    製し、これに、さらに、追加の充填剤および非充填剤成
    分を加えて、ガム組成物の全重量に基いて14〜35重
    量係の充填剤を含有するチューインガム組成物を得るこ
    とを特徴とする良好なフィルム形成性を有する収縮の少
    ないチューインガム組成物の製法。 (19ヘースがその重量に基いて20〜35重it%の
    充填剤を含有する前記第(14)項の製法。 (16)ガムベース調製後に加える追加の充填剤がガム
    組成物の重量の10〜30重量係である前記第(19項
    の製法。 (17)得られたチューインガム組成物がその3ケ月保
    存後の試料をその元の大きさの半分に圧縮するのに30
    ボンド以下の力を要するものである前記第(I4)項〜
    第(1G)項いずれか1つの製法。
JP58158926A 1982-08-30 1983-08-30 収縮の少ないチユ−インガム組成物 Pending JPS5959148A (ja)

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