JPS6046619B2 - 線路電圧降下補償器 - Google Patents
線路電圧降下補償器Info
- Publication number
- JPS6046619B2 JPS6046619B2 JP8620580A JP8620580A JPS6046619B2 JP S6046619 B2 JPS6046619 B2 JP S6046619B2 JP 8620580 A JP8620580 A JP 8620580A JP 8620580 A JP8620580 A JP 8620580A JP S6046619 B2 JPS6046619 B2 JP S6046619B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage drop
- line voltage
- phase
- current
- drop compensator
- Prior art date
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- Expired
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- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は各相電流が平衡している三相電路において電
圧調整継電器と組合せて電路の電圧を自動調整するため
に用いられる線路電圧降下補償器の改良に関するものて
ある。
圧調整継電器と組合せて電路の電圧を自動調整するため
に用いられる線路電圧降下補償器の改良に関するものて
ある。
従来使用されていた回路は1相分のみを描いた第1図に
示す如く抵抗1、リアクタンス2を有する電線路の負荷
点電圧を一定に保つために計器用変圧器3の二次電圧を
基準線路電圧として、この電圧に対して計器用変流器4
により二次側に変成された電流10によつて抵抗値Rを
有す補償抵抗器5、リアクタンス値xを有する補償用リ
アクトル6及び補償抵抗器用変成器7からなる線路電圧
降下補償器8に生じる電圧降下12り/R゜+X゜〔V
〕をベクトル的に差し引き電圧調整継電器9の入力とし
て与え電線路の負荷10に印加される電圧を常に適正な
ものとするために電圧調整継電器9より負荷時タップ切
換変圧器11に電圧調整指令を出していることを示す。
示す如く抵抗1、リアクタンス2を有する電線路の負荷
点電圧を一定に保つために計器用変圧器3の二次電圧を
基準線路電圧として、この電圧に対して計器用変流器4
により二次側に変成された電流10によつて抵抗値Rを
有す補償抵抗器5、リアクタンス値xを有する補償用リ
アクトル6及び補償抵抗器用変成器7からなる線路電圧
降下補償器8に生じる電圧降下12り/R゜+X゜〔V
〕をベクトル的に差し引き電圧調整継電器9の入力とし
て与え電線路の負荷10に印加される電圧を常に適正な
ものとするために電圧調整継電器9より負荷時タップ切
換変圧器11に電圧調整指令を出していることを示す。
また第2図は従来使用されていた第1図の回路図を三相
分について記したもので、計器用変流器4の二次側を交
叉接続することより線路電圧降下補償器8に流れる電流
10の位相を基準線路電圧(計器用変圧器3の二次電圧
)に対し負荷力率角φの位相差としている。第1図にお
いて、補償リアクタンスとしてリアクタンス調整用のタ
ップを設けて鉄心には直線性を得るためにギャップを付
けた鉄心入リアクトル6が使用されていた。
分について記したもので、計器用変流器4の二次側を交
叉接続することより線路電圧降下補償器8に流れる電流
10の位相を基準線路電圧(計器用変圧器3の二次電圧
)に対し負荷力率角φの位相差としている。第1図にお
いて、補償リアクタンスとしてリアクタンス調整用のタ
ップを設けて鉄心には直線性を得るためにギャップを付
けた鉄心入リアクトル6が使用されていた。
しカルながら従来の線路電圧降下補償器にはタップ及び
ギャップ付リアクトルを用いたために次のような欠点が
あつた。1 タップ付のために変成器製作、特に巻線作
業により多くの時間を費やしていた。
ギャップ付リアクトルを用いたために次のような欠点が
あつた。1 タップ付のために変成器製作、特に巻線作
業により多くの時間を費やしていた。
2 タップによりリアクタンス値を調整していたので選
定は段階的てあり連続可変ではなかつた。
定は段階的てあり連続可変ではなかつた。
3 補償用リアクタンスは周波数に比例して変化するた
めに50H2)60H2共用の線路電圧降下補償器は製
作できなかつた。
めに50H2)60H2共用の線路電圧降下補償器は製
作できなかつた。
’4 補償用リアクタンスとしてギャップ付鉄心入リア
クトルを用いていたので製作工程においてギャップ調整
を必要とし、唸り防止のために構造についても強固なも
のが必要とされていた。
クトルを用いていたので製作工程においてギャップ調整
を必要とし、唸り防止のために構造についても強固なも
のが必要とされていた。
5 負荷力率角φとした場合、基準線路電圧に対して位
相差φの電流12を流すためには計器用変流器二次側の
接続は交叉接続にする必要があり、定格電流が5Aの場
合は電流10の値は8.66Aで線路電圧降下補償器の
負担が大きかつた。
相差φの電流12を流すためには計器用変流器二次側の
接続は交叉接続にする必要があり、定格電流が5Aの場
合は電流10の値は8.66Aで線路電圧降下補償器の
負担が大きかつた。
6 前述の電流10を得るために計器用変流器二次側を
交叉接続にしていたが、この接続方式では計器、継電器
用の接続方式とは異なるために、線路電圧降下補償器用
と共用は出来ないものであつた。
交叉接続にしていたが、この接続方式では計器、継電器
用の接続方式とは異なるために、線路電圧降下補償器用
と共用は出来ないものであつた。
この発明は上述した欠点を改善するためになされたもの
であり、線路電圧降下補償器を構成する補償リアクタン
ス用リアクトルにタップ又はギャップを設けることなく
負荷力率角がφの場合、基準線路電圧に対して位相差ψ
及び位相差900+φの電圧降下を生じさせ、連続的に
各値を可変でき小負担そして安価又計器用変流器を計器
、継電用と共用できる線路電圧降下補償器を提供するこ
とを目的としている。
であり、線路電圧降下補償器を構成する補償リアクタン
ス用リアクトルにタップ又はギャップを設けることなく
負荷力率角がφの場合、基準線路電圧に対して位相差ψ
及び位相差900+φの電圧降下を生じさせ、連続的に
各値を可変でき小負担そして安価又計器用変流器を計器
、継電用と共用できる線路電圧降下補償器を提供するこ
とを目的としている。
以下この発明による実施例を第3図ないし第4図にもと
づいて具体的に説明する。
づいて具体的に説明する。
第3図はこの発明による線路電圧補償器を使用した回路
を示すものでありその動作を説明すると負荷時タップ切
換変圧器11より負荷力率角φなる負荷10に三相電路
によりH,.h..ITの電流が流れている。線路電圧
降下補償器12は調整抵抗器13,14及び相変換結線
変流器15を有する。上記相変換結線変流器15はM座
巻線16及びM座巻線のイbの回数を有するT座巻線1
7より成りT座巻線17の一端はM座巻線の中点と接5
続されている。
を示すものでありその動作を説明すると負荷時タップ切
換変圧器11より負荷力率角φなる負荷10に三相電路
によりH,.h..ITの電流が流れている。線路電圧
降下補償器12は調整抵抗器13,14及び相変換結線
変流器15を有する。上記相変換結線変流器15はM座
巻線16及びM座巻線のイbの回数を有するT座巻線1
7より成りT座巻線17の一端はM座巻線の中点と接5
続されている。
M座巻線16の巻回数を一次n1、二次弘巻数比?=a
1二次電流をIMとすると電路電流12RとI2Tが大
きさ等しく1200位相が異なるために3下記の(1)
式となる。
1二次電流をIMとすると電路電流12RとI2Tが大
きさ等しく1200位相が異なるために3下記の(1)
式となる。
また一次側中点における電流は下記の(3)式となる。
また(2)式より第4図は(2)式の電流し、(6)式
の電流1T及び電圧調整継電器に印加される電圧のベク
トルを示ノす。
の電流1T及び電圧調整継電器に印加される電圧のベク
トルを示ノす。
第4図のベクトル図より、負荷力率角がφ、基準電圧が
VR−ェの場合、線路電圧降下補償器12に位相差φを
有する電圧降下1MR1及び位相差90゜+φを有する
電圧降下1TR2が生じ基準電圧■8−ァより上記電圧
降下がベクトル的に差し引かれて電圧調整継電器9に印
加され所期の目的を達成できることがわかる。以上詳細
に説明したように線路電圧降下補償器として相変換変成
器を用いるので構成部品の構造が簡単になりリアクタン
ス値を連続可変可能であり、しかも小負担、安価となる
。
VR−ェの場合、線路電圧降下補償器12に位相差φを
有する電圧降下1MR1及び位相差90゜+φを有する
電圧降下1TR2が生じ基準電圧■8−ァより上記電圧
降下がベクトル的に差し引かれて電圧調整継電器9に印
加され所期の目的を達成できることがわかる。以上詳細
に説明したように線路電圧降下補償器として相変換変成
器を用いるので構成部品の構造が簡単になりリアクタン
ス値を連続可変可能であり、しかも小負担、安価となる
。
また電線路において線路電圧降下補償器専用の計器用変
成器を省略できる等の効果が期待できるものである。
成器を省略できる等の効果が期待できるものである。
第1図は従来の線路電圧降下補償器の実施例で1相分の
みを示す回路図、第2図は従来例の3相分を示す回路図
、第3図はこの発明による一実施例を示す回路図、第4
図は第3図におけるベクトル図である。 1・・・・・・抵抗、2・・・・・・リアクタンス、3
・・・・・・計器用変圧器、4・・・・・・計器用変流
器、5・・・・・・補償抵抗器、6・・・・・・補償用
リアクトル、7・・・・・・補償抵抗器用変成器、8・
・・・・・線路電圧降下補償器、9・・・・・・電圧調
整継電器、10・・・・・電線路負荷、11・・・・・
・負荷時タップ切換変圧器、12・・・・・・線路電圧
降下補償器、13・・・・・調整抵抗器、14・・・・
調整抵抗器、15・・・・・・相変換変流器、16・・
・・・・M座巻線、17・・・・・・T座巻線。
みを示す回路図、第2図は従来例の3相分を示す回路図
、第3図はこの発明による一実施例を示す回路図、第4
図は第3図におけるベクトル図である。 1・・・・・・抵抗、2・・・・・・リアクタンス、3
・・・・・・計器用変圧器、4・・・・・・計器用変流
器、5・・・・・・補償抵抗器、6・・・・・・補償用
リアクトル、7・・・・・・補償抵抗器用変成器、8・
・・・・・線路電圧降下補償器、9・・・・・・電圧調
整継電器、10・・・・・電線路負荷、11・・・・・
・負荷時タップ切換変圧器、12・・・・・・線路電圧
降下補償器、13・・・・・調整抵抗器、14・・・・
調整抵抗器、15・・・・・・相変換変流器、16・・
・・・・M座巻線、17・・・・・・T座巻線。
Claims (1)
- 1 各相電流が平衡している三相電路において、相変換
結線変流器のM座及びT座の二次側に負担としてそれぞ
れ可変抵抗器を接続し、かつ二次側巻線を直列に接続し
て負荷力率角をφとした場合、二次側端子間に基準線路
電圧に対して位相差φを有する電圧降下及び位相差90
゜+φを有する電圧降下のベクトル和を生じさせるよう
に構成したことを特徴とする線路電圧降下補償器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8620580A JPS6046619B2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | 線路電圧降下補償器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8620580A JPS6046619B2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | 線路電圧降下補償器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5713923A JPS5713923A (en) | 1982-01-25 |
JPS6046619B2 true JPS6046619B2 (ja) | 1985-10-17 |
Family
ID=13880265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8620580A Expired JPS6046619B2 (ja) | 1980-06-25 | 1980-06-25 | 線路電圧降下補償器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046619B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319714U (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-09 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59160873A (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-11 | Mitsubishi Electric Corp | 円板状記録媒体のトラツク真円度測定装置 |
JPS60100819U (ja) * | 1983-12-14 | 1985-07-09 | 北芝電機株式会社 | 制御電源回路 |
JPS62168162U (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-24 |
-
1980
- 1980-06-25 JP JP8620580A patent/JPS6046619B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6319714U (ja) * | 1986-07-18 | 1988-02-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5713923A (en) | 1982-01-25 |
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