JPS6046184B2 - 自動車車体のリン酸塩化成処理方法 - Google Patents

自動車車体のリン酸塩化成処理方法

Info

Publication number
JPS6046184B2
JPS6046184B2 JP52147052A JP14705277A JPS6046184B2 JP S6046184 B2 JPS6046184 B2 JP S6046184B2 JP 52147052 A JP52147052 A JP 52147052A JP 14705277 A JP14705277 A JP 14705277A JP S6046184 B2 JPS6046184 B2 JP S6046184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
automobile body
phosphate chemical
phosphate
motor
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52147052A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5480244A (en
Inventor
昌治 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Parkerizing Co Ltd
Original Assignee
Nihon Parkerizing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Parkerizing Co Ltd filed Critical Nihon Parkerizing Co Ltd
Priority to JP52147052A priority Critical patent/JPS6046184B2/ja
Publication of JPS5480244A publication Critical patent/JPS5480244A/ja
Publication of JPS6046184B2 publication Critical patent/JPS6046184B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)
  • Chemical Treatment Of Metals (AREA)
  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車車体の連続浸漬方式リン酸塩化成処理方
法に関するものである。
従来、自動車車体のリン酸塩化成処理方法は、一般にリ
ン酸(P0、0.1〜10%)、硝酸(N000.05
〜5%)、亜鉛(Zn0.02〜2%)、ニッケル塩(
Ni0.005〜0.5%)その他酸化剤等によりなる
化成処理液を用いてコンベヤにより連続的に予備脱脂一
脱脂→水洗→水洗一リン酸塩化成処理→水洗→水洗→純
水水洗→乾燥の公知の方法で行われている。
近年自動車車体の耐食性を長期間にわたつて確保するこ
との必要性が重視され、また一方自動車車体のリン酸塩
化成処理ラインにおける低温処理などの省エネルギー技
術の確立が重要となつてきた。
この目的に応するものとしてリン酸塩化成処理を従来の
スプレー方式に替えて、浸漬法によるI ツiA−↓一
ー1ゝル ゛ 、八 ιゝιで←^ 9プレー法では処
理液の到達しえない自動車車体の閉鎖部位、袋部位、重
ね合せ部位にまて処理液が浸入する結果、これらの部位
のリン酸塩化成処理は従来のスプレー法に較べて大きく
向上した。しかし、リン酸塩化成処理をスプレー法から
浸漬法にきりかえ、リン酸塩化成処理液を低温化させる
と、皮膜化成時間が長くかかるため多数の自動車車体を
コンベヤによつて連続的にリノ酸塩化成処理槽の底面に
平行移動させて処理する場合、リン酸塩化成処理槽の長
さを大きくとらなければならず、これによつて工場内の
作業スペースが無駄になつたり、リン酸塩化成処理槽の
容量が大きくなり種々経費が無駄になつたり、更に被処
理物である自動車車体表面にリン酸塩化成処理の副産物
であるリン酸塩スラッジが付着し、次工程の塗装に悪影
響を及ぼすという欠点があつた。また、自動車車体をリ
ン酸塩化成処理の後水洗するが、この自動車車体に付着
していたリン酸塩化成処理液は水洗時水洗液に混入して
水洗槽から・オーバーフローし工場排水となつて公害の
原因となる。
よつて最近クローズドシステムが研究されるようになり
、リン酸塩化成処理工程後の水洗を多段工程とし、水洗
槽のオーバーフロー水を順次前工程に戻してオーバーフ
ロー水を濃縮する方法・がとられるようになつたが、こ
の方法で濃縮させても最終水洗槽の水を清浄に保つには
ある程度の清水量を供給しなければならず、オーバーフ
ロー水の絶対量を減らすのに限度があり、更に良いオー
バーフロー水の減量法が期待されていた。本発明はこれ
らの問題点をなくすことを目的としている。そこで上記
の問題点をなくすために本発明者等■く種々研究の結果
、1 自動車車体をコンベヤによる連続式浸漬法により
リン酸塩化成処理する方法に於て、モーターシャフトに
偏心重量が取付けられた振動モーターを内部に設けた密
閉函体を自動車車体に装着し、該自動車車体を振動させ
ながらリン酸塩化成処理する自動車車体のリン酸塩化成
処理方法、2 自動車車体をコンベヤによる連続式浸漬
法によりリン酸塩化成処理する方法に於て、シャフト軸
に偏心重量を有する回転シャフトと無端ベルトを介して
これを駆動せしめるモーターとを密閉函体内部に設け、
該密閉函体を自動車車体に装着し、自動車車体を振動さ
せながらリン酸塩化成処理する自動車車体のリン酸塩化
成処理方法、3自動車車体をコンベヤによる連続浸漬方
式によりリン酸塩化成処理する方法に於て、モーターシ
ャフトに偏心重量が取付けられた振動モーターを自動車
車体を懸吊するハンガーに装着し、自動車車体を振動さ
せながらリン酸塩化成処理する自動車車体のリン酸塩化
成処理方法、により本発明の目的を達成出来ることを見
出して.本発明を完成した。
振動モーターは、普通の偏心重量がモーターシャフトの
両端に取付けられて振動を発生し、該振動が自動車車体
に与えられるようになつている。
或は偏心重量を回転シャフトに固定し、モーター.を作
動的に接続させたり、或はハンガーに振動モーターを取
付けてもよい。同相回転することのできる平衡偏心重量
を有する振動モーターまたは位相はずれの回転のできる
不平衡の即ち曲つている偏心重量を有する振動モ・ータ
ーのいずれでも使用出来る。
本発明に於て、自動車車体をリン酸塩化成処理液に浸漬
する場合は振動モーター等の振動発生装置を密閉函体に
収容しなければならない。
該密閉函体は水密であればよく、振動発生装置をマグネ
ット、ボルト締等の任意の方法で固定することが出来る
。振動発生装置を密閉函体を介して自動車車体のトラン
クルーム、ダッシュボード等にそれぞればね治具によつ
て装着する。
装着する振動発生装置は1個または2個以上の複数個を
取付けることが出来る。モーター電源は懸吊レールとほ
ぼ平行に走る電ノ源により供給される。
被処理自動車車体は処理槽上に且つ進行方向に延びた車
体懸架用レールに移動進行用タイヤを通じて懸架され、
レースの上下変化によつて車体はリン酸塩化成処理槽中
に浸漬される。
懸架索条の適当部分にスプリング設置して車体の振動を
緩衝する。被処理自動車車体がレール上を走る台車上に
設置されて処理される場合もほぼ同様であるが、この場
合は台車と被処理車体との間並びにまたは台車とレール
間に振動を緩衝するスプリング、その他の弾性体を設置
する。
本発明を図面について説明すると、第1図は連続式リン
酸塩化成処理槽に振動モーターを内部に固着した密閉函
体を取付けた自動車車体を浸漬した簡略側面図、第2図
はハンガーに振動モーターを取付け連続式リン酸塩化成
処理槽に自動車車体を浸漬した正面図で、第1図で1は
振動モーター6を内部に設けた密閉函体を取付けた自動
車車体3をハンガー2で吊下げて搬送するコンベヤで、
脱脂後水洗し清浄にされた自動車車体3を振動モーター
を付勢しながらリン酸塩化成処理液4を入れた化成処理
槽5に浸漬する。
モーター電源は懸架レールとほぼ平行に走る架線の電源
より供給されており(図示せず)、自動車車体は振動し
ながらリン酸塩化成処理され、次いで化成処理槽5から
出ながら振動によりリン酸塩化成処理液が振り切られ、
次の水洗工程に移動する。第3図は振動モーターを内部
に設けた密閉函体の断面図でモーターシャフト7の両端
に偏心重量9,9が取付けられた振動モーターで密閉函
体13内に固着されており、該密閉函体の一端面は自動
車車体取付部14になつている。
第4図はシャフトの両端に異なる偏心重量を有する回転
シャフトと無端ベルトを介してこれを駆動せしめるモー
ターを設けた密閉函体の断面図で回転シャフト保持筒1
1内にベアリング12,12により回転自在に保持され
た回転シャフト8の両端に偏心重量9,9が取付けられ
て、回転シャフト保持筒11の上端面を貫通した該シャ
フト8にプーリ−16が嵌合されて密閉函体13内に固
定されており、モーター10を連結治具15により密閉
函体13内に固定しモーターシャフト7にプーリ−16
を嵌合させ、モーターのプーリ−16と回転シャフト8
のプーリ−16とはベルト17により係合されており、
密閉函体13の回転シャフト保持筒11の底部は自動車
車体取付部14となつている。
本発明を実施することにより、リン酸塩皮膜化成力が増
大するのて、処理液の低温化及び処理時間の短縮化がは
かられ、それによつて処理槽の短縮化に伴なう工業内作
業スペースの有効利用及び処理槽の縮小化に伴なう種々
経費の節減が出来る。
更に自動車車体表面のスラッジの付着を防止し後工程の
塗装作業性を向上させる。更にまた自動車車体のリフテ
イング時、振動により自動車車体表面に付着したリン酸
塩化成処理液が振り切れるので、次工程の水洗槽に持込
まれるリン酸塩化成処理液が減少し、それに伴なつて水
洗槽を清水に保つための供給水を減量させることができ
、オーバーフロー水を減量させ事後の排水処理の負担を
軽減させることが出来る。このように本発明を実施する
ことにより、省エネルギー化、低公害化を促進し、社会
に貢献することが出来る。
以下本発明を実施例をあけて説明する。実施例 55〜60℃に加温した全酸度15ポイント、遊離酸度
0.7ポイント、促進剤1.5ポイントのリン酸亜鉛化
成処理液(商品名 ボンデライト#311亀日本パーカ
ライジング(株))が45y/eの割合で含有し満たさ
れた307T1の化成処理槽に、コンベアに懸吊された
脱脂、水洗が終了し清浄にされた11811Pの振動モ
ーターを取付けた自動車車体の内側部に20×10cm
の鋼板5種類ずつを点溶接して、その自動車車体を入槽
角度200、入槽速度1.1m/分(搬送速度3.0T
r1./分)で2分間浸漬してリン酸亜鉛化成処理後、
25℃の新鮮水が37T1/分供給され清浄に保たれて
いる25Tr1水洗槽に浸漬して水洗した。
リン酸亜鉛皮膜の形成状態を観察して評価した結果を第
1表に示す。
対照として自動車車体に振動モーターを取付けない以外
は実施例と同一条件でリン酸亜鉛化成処理後水洗した結
果も第1表に示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は振動モーターを内部に固着した密閉函体を取付
けた自動車車体を連続式リン酸塩化成処理槽に浸漬した
簡略側面図、第2図はハンガーに振動モーターを取付け
連続式リン酸塩化成処理槽に自動車車体を浸漬した正面
図、第3図は振動モーターを内部に設けた密閉函体の断
面図、第4図はシャフトの両端に偏心重量を有する回転
シャフトと無端ベルトを介してこれを駆動せしめるモー
ターを設けた密閉函体の断面図で、1はコンベヤ、2は
ハンガー、3は自動車車体、4はリン酸塩化成処理液、
5は化成処理液槽、6は振動モーター、7はモーターシ
ャフト、8は回転シャフト、9は偏心重量、10はモー
ター、11は回転シャフト保持筒、12はベアリング、
13は密閉函体、14は自動車車体取付部、15は連結
治具、16はプーリ一、17はベルト、18はスプリン
グである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 自動車車体を連続浸漬方式によりリン酸塩化成処理
    する方法に於いて、振動発生装置を内部に備えた密閉函
    体を自動車車体または自動車車体を懸吊するハンガーに
    装着して該自動車車体を振動させながらリン酸塩化成処
    理することを特徴とする自動車車体のリン酸塩化成処理
    方法。
JP52147052A 1977-12-09 1977-12-09 自動車車体のリン酸塩化成処理方法 Expired JPS6046184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52147052A JPS6046184B2 (ja) 1977-12-09 1977-12-09 自動車車体のリン酸塩化成処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52147052A JPS6046184B2 (ja) 1977-12-09 1977-12-09 自動車車体のリン酸塩化成処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5480244A JPS5480244A (en) 1979-06-26
JPS6046184B2 true JPS6046184B2 (ja) 1985-10-15

Family

ID=15421404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52147052A Expired JPS6046184B2 (ja) 1977-12-09 1977-12-09 自動車車体のリン酸塩化成処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6046184B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4877385A (ja) * 1972-01-25 1973-10-17
JPS498594A (ja) * 1972-03-24 1974-01-25
JPS4938010A (ja) * 1972-08-24 1974-04-09

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4877385A (ja) * 1972-01-25 1973-10-17
JPS498594A (ja) * 1972-03-24 1974-01-25
JPS4938010A (ja) * 1972-08-24 1974-04-09

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5480244A (en) 1979-06-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2001293745C1 (en) Device and method for the surface treatment of workpieces
US2598201A (en) Apparatus for treating vehicle bodies
CN109487191B (zh) 螺栓热镀锌工艺
CN107557708A (zh) 一种闭环热镀锌生产线及控制方法
JPS6046184B2 (ja) 自動車車体のリン酸塩化成処理方法
JP2950481B2 (ja) 金属表面処理方法
JPS5825505B2 (ja) 板金構成物の塗装前処理方法及びその装置
GB654118A (en) Improvements in or relating to methods of and apparatus for cleaning, rustproofing and prime coating sheet metal articles such as vehicle bodies on a quantity productionbasis
CN213802520U (zh) 一种全自动热浸镀锌前处理结构
CN212024585U (zh) 一种组合式热镀锌吊装工装
CN201065429Y (zh) 链轮式小零件连续热浸镀装置
CN210886243U (zh) 一种热镀锌用振动酸洗装置
JP2816138B2 (ja) 被メッキ物搬送用通路の構造
CN112458388A (zh) 一种紧固件防腐蚀热镀锌装置
CN209778970U (zh) 一种节能型镀锌装置
JP2004018865A (ja) 塗装前処理装置及び塗装前処理方法
JP2604650B2 (ja) 表面処理方法
CN114932062A (zh) 一种无缝钢管用镁铝金属涂层涂覆工艺
JPS60125275A (ja) デイツプ槽における被処理物の均一処理法
CN220148559U (zh) 盖板搬运装置
CN212794457U (zh) 一种管道机械除锈装置
JPH0414453Y2 (ja)
CN219113717U (zh) 一种灌装机管道清洗装置
CN107805771A (zh) 用于热浸镀设备的自动上料装置及热浸镀设备
JPH01136994A (ja) 自動車車体の電着塗装方法