JPS604587A - 土壌侵食防止用薬剤 - Google Patents
土壌侵食防止用薬剤Info
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- JPS604587A JPS604587A JP58110986A JP11098683A JPS604587A JP S604587 A JPS604587 A JP S604587A JP 58110986 A JP58110986 A JP 58110986A JP 11098683 A JP11098683 A JP 11098683A JP S604587 A JPS604587 A JP S604587A
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- JP
- Japan
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- soil
- polymer
- agent
- acid ester
- acrylic
- Prior art date
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- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は造成地の法面、崩落山地等へ散布して、地盤の
強化、土砂の崩落防止、風による飛散防止、降雨による
侵食防止あるいは2゛ランド、工事道路等の平地へ散布
し、砂、土の固着を行ない、土壌の飛散、侵食防止等を
図るための薬剤に関するものである。
強化、土砂の崩落防止、風による飛散防止、降雨による
侵食防止あるいは2゛ランド、工事道路等の平地へ散布
し、砂、土の固着を行ない、土壌の飛散、侵食防止等を
図るための薬剤に関するものである。
土砂崩落防止の為の薬剤散布は従来より行われており、
散布薬剤については、例えばアスファルト乳剤、酢酸ビ
ニル系樹脂など多くの有機系薬剤が提案されているが、
概して地盤や土砂の固着強度が十分でなく、又土壌への
浸透性が不十分であったり、耐水性、凍結安定性に乏し
く、このため気象的影響を受け易く、長期間にガたり土
壌を安定に維持しておくことは困難であった。
散布薬剤については、例えばアスファルト乳剤、酢酸ビ
ニル系樹脂など多くの有機系薬剤が提案されているが、
概して地盤や土砂の固着強度が十分でなく、又土壌への
浸透性が不十分であったり、耐水性、凍結安定性に乏し
く、このため気象的影響を受け易く、長期間にガたり土
壌を安定に維持しておくことは困難であった。
本発明は、上記の欠点を排除して土壌への浸透性および
土壌への固結力に優れ、かつ激しい気象変化に対しても
長期間にわたって安定な土壌を形成でき、更には植生の
目的では種子の発芽性および植物の育成にも充分な効力
を発揮しうる薬剤に関するものであり、その骨子とする
ところは、アクリル酸エステルまたは/およびメタクリ
ル酸エステルを主体とするモノマーを、水性媒体中で、
アニオン性乳化剤の存在下に乳化重合して得られるアク
リル系ポリマー分散液よりなり、該分散液のpHが5〜
9で、ポリマーのガラス転位温度(以下Tg点と称する
)が−40′C〜+20℃の範囲にある土壌侵食防止用
薬剤である。
土壌への固結力に優れ、かつ激しい気象変化に対しても
長期間にわたって安定な土壌を形成でき、更には植生の
目的では種子の発芽性および植物の育成にも充分な効力
を発揮しうる薬剤に関するものであり、その骨子とする
ところは、アクリル酸エステルまたは/およびメタクリ
ル酸エステルを主体とするモノマーを、水性媒体中で、
アニオン性乳化剤の存在下に乳化重合して得られるアク
リル系ポリマー分散液よりなり、該分散液のpHが5〜
9で、ポリマーのガラス転位温度(以下Tg点と称する
)が−40′C〜+20℃の範囲にある土壌侵食防止用
薬剤である。
上記本発明の最大の要点は、土砂への浸透性を高めるた
めに、乳化剤、pHを限定し薬剤の安定化を図ったこと
と、長期間にわたり、土壌の固結力を維持させるために
、ある範囲のTg点を有するアクリル系ポリマーを使用
することにあり、以下これらについて具体的に説明する
。
めに、乳化剤、pHを限定し薬剤の安定化を図ったこと
と、長期間にわたり、土壌の固結力を維持させるために
、ある範囲のTg点を有するアクリル系ポリマーを使用
することにあり、以下これらについて具体的に説明する
。
本発明の薬剤を構成するアクリル系ポリマーとは、アク
リル酸エステルまたは/およびメタクリル酸エステルを
主体とするモノマーの乳化重合によって得たポリマー中
に上記のエステル該当成分が50%(重量饅;以下同じ
)以上含有したポリマーであり、実質的には上記モノマ
ーによってポリマーの1゛g点が一40℃〜+20℃の
範囲内をなるように自由に選択して配合される。
リル酸エステルまたは/およびメタクリル酸エステルを
主体とするモノマーの乳化重合によって得たポリマー中
に上記のエステル該当成分が50%(重量饅;以下同じ
)以上含有したポリマーであり、実質的には上記モノマ
ーによってポリマーの1゛g点が一40℃〜+20℃の
範囲内をなるように自由に選択して配合される。
本発明において、アクリル酸エステルとメタクリル酸エ
ステルとを併用した場合の両者の配合割合は、アクリル
酸エステルとメタクリル酸エステルとの重量比で85:
15〜30ニア0の範囲が得られる樹脂の硬さの点で好
ましい。
ステルとを併用した場合の両者の配合割合は、アクリル
酸エステルとメタクリル酸エステルとの重量比で85:
15〜30ニア0の範囲が得られる樹脂の硬さの点で好
ましい。
これらアクリル酸エステル、メタクリル酸エステルにお
ける使用可能なモノマーとしてはアルキル基の炭素数が
C8〜C8の範囲のものが性能的にも又価格的にも好ま
しい。例えば、アクリル酸メチル(該ホモポリマー〇゛
rg点(以下Tg点とのみ記す)+8℃)、アクリル酸
エチル(1゛g点−26℃)、アクリル酸ブチル(Tg
点−57°C)アクリル酸インブチル(1゛g点−24
°C)、アクリル酸2エチルヘキシル(Tg点−45℃
)ナトのアクリル酸エステル、メチルメタクリレート(
7g点+105°C)、エチルメタクリレート(7g点
+65℃)、ブチルメタクリレート(1゛g点+20°
C)などのメタクリル酸エステルを挙げることが出来る
。
ける使用可能なモノマーとしてはアルキル基の炭素数が
C8〜C8の範囲のものが性能的にも又価格的にも好ま
しい。例えば、アクリル酸メチル(該ホモポリマー〇゛
rg点(以下Tg点とのみ記す)+8℃)、アクリル酸
エチル(1゛g点−26℃)、アクリル酸ブチル(Tg
点−57°C)アクリル酸インブチル(1゛g点−24
°C)、アクリル酸2エチルヘキシル(Tg点−45℃
)ナトのアクリル酸エステル、メチルメタクリレート(
7g点+105°C)、エチルメタクリレート(7g点
+65℃)、ブチルメタクリレート(1゛g点+20°
C)などのメタクリル酸エステルを挙げることが出来る
。
又上記のアクリル酸エステル、メタクリル(illエス
テルのほかに下記の及び@に記載する、重合性モノマー
の1種もしくは2種以上を配合することが出来る。
テルのほかに下記の及び@に記載する、重合性モノマー
の1種もしくは2種以上を配合することが出来る。
■ 主として土壌の固結力を与える目的でアクリル酸、
メタクリル酸等のカルボキシル基含有重合性モノマーま
たは、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシブチ
ルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレートなどの
水酸基含有重合性モノマー。好適な使用量はポリマー9
10%以下で、これ以上ポリマーに含有していると、耐
水性が悪くなり、降雨によって土壌が崩落する傾向があ
るので好ましくない。
メタクリル酸等のカルボキシル基含有重合性モノマーま
たは、ヒドロキシエチルアクリレート、ヒドロキシブチ
ルアクリレート、ヒドロキシエチルアクリレートなどの
水酸基含有重合性モノマー。好適な使用量はポリマー9
10%以下で、これ以上ポリマーに含有していると、耐
水性が悪くなり、降雨によって土壌が崩落する傾向があ
るので好ましくない。
O主として樹脂に硬さを与え、土砂への固結力を与える
目的で、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、塩
化ビニリデン等の比較的安価に入手可能なエチレン性モ
ノマー。好適な使用量はポリマーのTg点が一40〜+
20℃に入り、且つポリマー中50チ以下が望ましい。
目的で、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル、塩
化ビニリデン等の比較的安価に入手可能なエチレン性モ
ノマー。好適な使用量はポリマーのTg点が一40〜+
20℃に入り、且つポリマー中50チ以下が望ましい。
その他必要に応じて公知の連鎖移動剤、可塑剤等を11
【金時に添加し、樹脂の硬さを調製することが出来る。
【金時に添加し、樹脂の硬さを調製することが出来る。
ここにTg点とは無定形ポリマーの各種性質が急変する
温度で、この温度以下ではポリマーの無定形部分の分子
セグメントの運動が凍結されるような温度であるとされ
ている。
温度で、この温度以下ではポリマーの無定形部分の分子
セグメントの運動が凍結されるような温度であるとされ
ている。
本発明薬剤を構成するポリマーのTg点を実際にnul
l定するには、−例として種々の温度での熱膨なる直線
の交点としてTg点がめられる。
l定するには、−例として種々の温度での熱膨なる直線
の交点としてTg点がめられる。
しかし簡便的には、個々の単独ポリマーのTg点である
Tgの値が知られている事より、次の計算式によって共
重合体ポリマーのTg点をめる事ができる。
Tgの値が知られている事より、次の計算式によって共
重合体ポリマーのTg点をめる事ができる。
C人=成分Aの重量分率
CB:成分Bの重量分率
Tg人:成分A単独ポリマーのガラス転移温度(0K)
Tgn:成分B単独ポリマーのガラス転移温度(0K)
Tg:成分A、B共重合体ポリマーのガラス転移温度(
0K) ここでCA+CB = 1である。
0K) ここでCA+CB = 1である。
本発明におけるTg点−40°C〜+20℃の範囲は上
記の個々のポリマーの1゛g点よりの計算に依拠した範
囲である。
記の個々のポリマーの1゛g点よりの計算に依拠した範
囲である。
本発明の薬剤は上記モノマーを水媒体中で、アニオン性
乳化剤を使用して通常の公知の方法でラジカル乳化重合
を行なったのち、液のpHを5〜9に調整することで目
的を達することができる。
乳化剤を使用して通常の公知の方法でラジカル乳化重合
を行なったのち、液のpHを5〜9に調整することで目
的を達することができる。
この際、乳化剤として特にアニオン性乳化剤と限定し、
液のpHを5〜9に調整する目的は、薬剤を土壌へ散布
し、これを土壌に深く浸透させるには、薬剤を十分安定
化させておく必要があるためである。これに対して乳化
剤をカチオン性乳化へ深く浸透出来なくなる。また、乳
化剤としてアニオン性乳化剤を使用して乳化重合した場
合でも、液のpHが5以下ではエマルジョンの安定性が
乏しく、従ってこの場合にも土壌へ深く浸透出来にくい
。またpt−iが9以上ではpH調製剤にアンモニア、
アミン化合物等を使用した場合、散布時に悪臭が立ち、
環境汚染となったり、その他苛性ソーダ等のpi−を調
製剤を使用した場合、耐水性が低下するので好ましくな
い。
液のpHを5〜9に調整する目的は、薬剤を土壌へ散布
し、これを土壌に深く浸透させるには、薬剤を十分安定
化させておく必要があるためである。これに対して乳化
剤をカチオン性乳化へ深く浸透出来なくなる。また、乳
化剤としてアニオン性乳化剤を使用して乳化重合した場
合でも、液のpHが5以下ではエマルジョンの安定性が
乏しく、従ってこの場合にも土壌へ深く浸透出来にくい
。またpt−iが9以上ではpH調製剤にアンモニア、
アミン化合物等を使用した場合、散布時に悪臭が立ち、
環境汚染となったり、その他苛性ソーダ等のpi−を調
製剤を使用した場合、耐水性が低下するので好ましくな
い。
本発明に使用しうるアニオン性乳化剤としては、特に限
定されろものではないが、少量使用で乳化性、エマルジ
ョンの安定性などの点から、ラウリル硫酸ソーダ、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸ソーダ、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ソーダψ等の
竹酸ノータ型ノ乳化剤が好ましい。
定されろものではないが、少量使用で乳化性、エマルジ
ョンの安定性などの点から、ラウリル硫酸ソーダ、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル硫酸ソーダ、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸ソーダψ等の
竹酸ノータ型ノ乳化剤が好ましい。
本発明の薬剤におけるアクリル系ポリマーの1゛g点は
、前記した通り一40’C〜+20’Cの範囲のもので
あるが、薬剤を土壌に散布した場合、土壌へ浸透したの
ち土壌を強固に固結させる必要があり、ポリマーのTg
点が一40℃以下の場合には冬季あるいは寒冷地等でも
十分土壌の固結能を持つものの、固結力は弱いため、実
用性に欠ける。
、前記した通り一40’C〜+20’Cの範囲のもので
あるが、薬剤を土壌に散布した場合、土壌へ浸透したの
ち土壌を強固に固結させる必要があり、ポリマーのTg
点が一40℃以下の場合には冬季あるいは寒冷地等でも
十分土壌の固結能を持つものの、固結力は弱いため、実
用性に欠ける。
また、Tg点が+20℃以上の場合には樹脂が硬くなり
すぎ、固結能が悪くなり、土壌にクラックが生ずる欠点
がある。
すぎ、固結能が悪くなり、土壌にクラックが生ずる欠点
がある。
その他土壌への浸透性はポリマーの濃度、エマルジョン
の粘度、ポリマー粒子の大きさ等も当然影響される。本
発明の薬剤によれば、ポリマーの濃度は50%以下のも
のが好ましく、5〜50重8%のポリマーが水中に分散
しているものが特に好ましい。ポリマーの濃度が高いも
のは土砂への浸透性が低下する傾向どなり、低いものは
浸透性は良好であるが固結力が低下する傾向を示す。
の粘度、ポリマー粒子の大きさ等も当然影響される。本
発明の薬剤によれば、ポリマーの濃度は50%以下のも
のが好ましく、5〜50重8%のポリマーが水中に分散
しているものが特に好ましい。ポリマーの濃度が高いも
のは土砂への浸透性が低下する傾向どなり、低いものは
浸透性は良好であるが固結力が低下する傾向を示す。
本発明の薬剤の粘度については特別な制限はないが緻密
な土壌への浸透を可能ならしめるために数cps〜数十
cpsとすることが好ましく又、ポリマー粒子は0.0
1〜0.5μの範囲で任意の大きさを採用することが出
来る。これは対象となる土壌の種類、例えば砂(粒径0
. D 74mvt〜2v、ttt )の如き、比較的
粗い粒子にはポリマー粒子の大きなものを適用し、シル
ト(0,005〜0.074順)や粘土(0,001〜
0.005mm )の如き細かい粒子の土壌には粒径の
細かいポリマーエマルジョンを使用することがよい。
な土壌への浸透を可能ならしめるために数cps〜数十
cpsとすることが好ましく又、ポリマー粒子は0.0
1〜0.5μの範囲で任意の大きさを採用することが出
来る。これは対象となる土壌の種類、例えば砂(粒径0
. D 74mvt〜2v、ttt )の如き、比較的
粗い粒子にはポリマー粒子の大きなものを適用し、シル
ト(0,005〜0.074順)や粘土(0,001〜
0.005mm )の如き細かい粒子の土壌には粒径の
細かいポリマーエマルジョンを使用することがよい。
土壌への浸透深度は薬剤の散布量の調整によりコントロ
ールすることができる。すなわち、皮膜型として用いる
事も、30cm以上深く浸透させる浸透充填型としても
用いる事ができる。
ールすることができる。すなわち、皮膜型として用いる
事も、30cm以上深く浸透させる浸透充填型としても
用いる事ができる。
本発明に係る薬剤の土壌への散布量は、土質や適用目的
などによって異り、−概には云いチ1(いが土壌の空隙
を埋めて固結力を増すには土壌空隙率の約50%程度を
散布の目安とすることが望ましい。
などによって異り、−概には云いチ1(いが土壌の空隙
を埋めて固結力を増すには土壌空隙率の約50%程度を
散布の目安とすることが望ましい。
以下実施例および比較例を掲げて本発明を説明する。こ
れらの中で用いる記号は下記の意味を持つ。
れらの中で用いる記号は下記の意味を持つ。
MA : メチルアクリレート
EA : エチルアクリレート
BA : ブチルアクリレート
HA : 2エチルへキシルアクリレートMMA :
メチルメタクリレート VAC: 酢酸ブチル MAA : メタクリル酸 HEMA: 2−ヒドロキシエチルメタクリレートAP
S : 過硫酸アンモン DM : ドデシルメルカプタン なお部数はすべて重量部であり、チはすべて重量%であ
る。
メチルメタクリレート VAC: 酢酸ブチル MAA : メタクリル酸 HEMA: 2−ヒドロキシエチルメタクリレートAP
S : 過硫酸アンモン DM : ドデシルメルカプタン なお部数はすべて重量部であり、チはすべて重量%であ
る。
実施例1〜7、比較例1.2
攪拌機、温度計、冷却管、滴下ロートを装備した51四
ツ目フラスコに水400部を仕込み、80℃に昇温した
。続いて表1のモノマー及びDM混合物をポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル硫酸ソーダ50部、水4
00部でプレ乳化し、APS5部、水95部の開始剤と
共に4時間かかつて連続的に滴下した。この間重合温度
を80部2℃に保持し、滴下終了層さらに1時間同温度
で攪拌し、その後室温に冷却し、アンモニア水でpHを
6.8に調製したのち、等量の水で希釈して実施例1〜
7、および比較例1.2の各薬剤を作った。
ツ目フラスコに水400部を仕込み、80℃に昇温した
。続いて表1のモノマー及びDM混合物をポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル硫酸ソーダ50部、水4
00部でプレ乳化し、APS5部、水95部の開始剤と
共に4時間かかつて連続的に滴下した。この間重合温度
を80部2℃に保持し、滴下終了層さらに1時間同温度
で攪拌し、その後室温に冷却し、アンモニア水でpHを
6.8に調製したのち、等量の水で希釈して実施例1〜
7、および比較例1.2の各薬剤を作った。
これらの薬剤中のポリマーの192点は表1記載のごと
くであり、この薬剤を園芸用赤玉土を砕いたものに対し
、11当り、30klil散布した場合の散布1日後、
3日後の土壌硬度及び土壌への浸透実施例8 実施例3で製造した薬剤をp紙に含浸させ、その上に種
々の種子を100粒蒔き、25℃にて24時間、72時
間、168時間後の発芽数を水の場合と較べて試験した
。その結果を表2に示す。
くであり、この薬剤を園芸用赤玉土を砕いたものに対し
、11当り、30klil散布した場合の散布1日後、
3日後の土壌硬度及び土壌への浸透実施例8 実施例3で製造した薬剤をp紙に含浸させ、その上に種
々の種子を100粒蒔き、25℃にて24時間、72時
間、168時間後の発芽数を水の場合と較べて試験した
。その結果を表2に示す。
表 2
実施例9
内径40mn1の各パイプにローム土、砂質土を夫々別
個に深さ15儂迄つめ、実施例6の薬剤を、ローム土に
ついては40.9、砂質土では20&散布し、薬剤が1
0Crn迄浸透する時間゛を測定した。
個に深さ15儂迄つめ、実施例6の薬剤を、ローム土に
ついては40.9、砂質土では20&散布し、薬剤が1
0Crn迄浸透する時間゛を測定した。
その結果を表6に示す。
なお比較として実施例6の薬剤でpHを未ル14製のも
の(pi−1= 2’、2)も同様にテストしたが、ロ
ーム土では薬剤のエマルジョンの凝固が起こり、ローム
士の内部へ浸透しなかった。
の(pi−1= 2’、2)も同様にテストしたが、ロ
ーム土では薬剤のエマルジョンの凝固が起こり、ローム
士の内部へ浸透しなかった。
テストに供したローム土、砂質土の物性はつぎのような
ものである。
ものである。
表 6
実施例10
実施例乙の薬剤を水で濃度25%、15%、10係にな
る様に夫々希釈し、これを直径6儂、深さ5cIrLの
パイプに充填したローム土に夫々散布した。
る様に夫々希釈し、これを直径6儂、深さ5cIrLの
パイプに充填したローム土に夫々散布した。
薬剤散布2日后の土壌表面の硬度を山中式土壌硬度計に
より測定したところ表4の結果を得た。
より測定したところ表4の結果を得た。
表 4
実施例11
実施例5記載の薬剤をローム±60cWLに浸透させ、
2日后の固結硬度の分布を山内式土壌硬度計で測定した
。その結果を表5に示す。
2日后の固結硬度の分布を山内式土壌硬度計で測定した
。その結果を表5に示す。
表 5
実施例12
0−ム土壌を供試体として、実施例6の薬剤の濃度を水
で25%に希釈したもので一4°CX6時間の凍結、2
5°C×18時間解凍を1サイクルとして5サイクル実
施し、表面の固結硬度を調べた結果、62uであった。
で25%に希釈したもので一4°CX6時間の凍結、2
5°C×18時間解凍を1サイクルとして5サイクル実
施し、表面の固結硬度を調べた結果、62uであった。
実施例16
高さ3m、散水面積1.5 tn×2.0 m、散水量
50〜200 H1/ hrの人工降雨散水装置を用い
、平均散水時間雨量115朋で土砂流出テストを実施し
た。
50〜200 H1/ hrの人工降雨散水装置を用い
、平均散水時間雨量115朋で土砂流出テストを実施し
た。
供試上はローム土、砂質土(実施例9と同じもの)とし
、これを縦50f1m、横25C1n、深さ5−の実験
箱に詰め、傾斜度30度で実施例乙の薬剤を3倍及び5
倍希釈したもので、散布し20時間経過后、2時間散水
をおこなった。比較のために、薬剤を使用せず散水のみ
のテストも実施した。結表6 流出土量(絶乾重量1/
/m) 実施例14,15、比較例3,4 実施例6と同じモノマー組成で得タポリマ−xマルジョ
ンのアンモニアによるpH調整を種々変更した薬剤を用
い、実施例3と同様に浸透深度を測定した。その結果を
表7に示す。
、これを縦50f1m、横25C1n、深さ5−の実験
箱に詰め、傾斜度30度で実施例乙の薬剤を3倍及び5
倍希釈したもので、散布し20時間経過后、2時間散水
をおこなった。比較のために、薬剤を使用せず散水のみ
のテストも実施した。結表6 流出土量(絶乾重量1/
/m) 実施例14,15、比較例3,4 実施例6と同じモノマー組成で得タポリマ−xマルジョ
ンのアンモニアによるpH調整を種々変更した薬剤を用
い、実施例3と同様に浸透深度を測定した。その結果を
表7に示す。
表 7
表7において、比較例3(pH=2.?))の薬剤では
エマルジョンの破壊が起り、土壌内部への浸透が不能で
あった。又比較例4(pH=10.1) では土壌への
浸透性が実施例14.15に対してやや劣る傾向を示し
ており、この程度では概ね良好な範囲にあると認められ
るものの、アンモニア臭が激しく散布作業の環境上問題
があると判断された。
エマルジョンの破壊が起り、土壌内部への浸透が不能で
あった。又比較例4(pH=10.1) では土壌への
浸透性が実施例14.15に対してやや劣る傾向を示し
ており、この程度では概ね良好な範囲にあると認められ
るものの、アンモニア臭が激しく散布作業の環境上問題
があると判断された。
メチルアンモニウムクロライド)を用いた以外には実施
例2と同様にして乳化重合せしめ、カチオン性ポリマー
エマルジョンを得た。(比較例5)これと市販の酢酸ビ
ニル系エマルジョン(ノニオン性乳化剤を使用)(比較
例6)とを使用し実施例2と同様にして散布試験を行な
ったが、両者共に土壌の表層のみしか浸透せず、その浸
透深度は2〜6αであった。
例2と同様にして乳化重合せしめ、カチオン性ポリマー
エマルジョンを得た。(比較例5)これと市販の酢酸ビ
ニル系エマルジョン(ノニオン性乳化剤を使用)(比較
例6)とを使用し実施例2と同様にして散布試験を行な
ったが、両者共に土壌の表層のみしか浸透せず、その浸
透深度は2〜6αであった。
以上の実施例、比較例から明らかのごとく、本発明によ
る薬剤は植生に対するエイキョウも少なく且つ、土壌へ
の浸透充填性にすぐれていることがわかる。
る薬剤は植生に対するエイキョウも少なく且つ、土壌へ
の浸透充填性にすぐれていることがわかる。
特許出願人の名称
東亜合成化学工業株式会社
ン
手続補正書(自発)
昭和58年7月210
特許庁長官 若 杉 和 大 殿
1、事件の表示
昭和58年特許願第11 (1986弯2、発明の名称
土壌f1食防止用薬剤
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
住所 東京都港区西新橋1丁目14番1号1、補正の対
象 5、補正の内容 (1)明細書第10頁の下から7行目にrVAC:酢酸
ブチル」とあるを「VAc :酢酸ビニル」と補正する
。
象 5、補正の内容 (1)明細書第10頁の下から7行目にrVAC:酢酸
ブチル」とあるを「VAc :酢酸ビニル」と補正する
。
手続補正書(自発)
昭和58年10月デノ日
特許庁長官 若 杉 和 夫 殿
1、事件の表示
昭和58年特許願第110986号
2、発明の名称
土壌侵食防止用薬剤
6、補正をする者
事件との関係 特許出願人
住所 東京都港区西新橋1丁目14番1号4、補正の対
象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1) 明細書第6頁上から7行目に とあるを と補正する。
象 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 (1) 明細書第6頁上から7行目に とあるを と補正する。
Claims (1)
- 1、 アクリル酸エステルまたは/およびメタクリル酸
エステルを主体とするモノマーを、水性媒体中でアニオ
ン性乳化剤の存在下に乳化重合して得られるアクリル系
ポリマー分散液よりなり、該分散液のpHが5〜9であ
り、かつポリマーのガラス転位温度が一406C〜+2
0℃の範囲にある土壌侵食防止用薬剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58110986A JPS604587A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 土壌侵食防止用薬剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58110986A JPS604587A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 土壌侵食防止用薬剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS604587A true JPS604587A (ja) | 1985-01-11 |
JPH0149314B2 JPH0149314B2 (ja) | 1989-10-24 |
Family
ID=14549503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58110986A Granted JPS604587A (ja) | 1983-06-22 | 1983-06-22 | 土壌侵食防止用薬剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604587A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4981398A (en) * | 1988-03-28 | 1991-01-01 | Allied Colloids Ltd. | Dust suppressant for minerals |
DE102007043307A1 (de) | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Wacker Chemie Ag | Behandlung von Erdbaustoffen mit Kohlendioxid |
WO2017094747A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | デンカ株式会社 | 凍結融解安定性に優れる土壌侵食防止剤 |
WO2021075104A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | デンカ株式会社 | 樹脂エマルジョンの散布方法 |
WO2021090751A1 (ja) * | 2019-11-05 | 2021-05-14 | デンカ株式会社 | 土壌改質方法 |
-
1983
- 1983-06-22 JP JP58110986A patent/JPS604587A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4981398A (en) * | 1988-03-28 | 1991-01-01 | Allied Colloids Ltd. | Dust suppressant for minerals |
DE102007043307A1 (de) | 2007-09-12 | 2009-03-19 | Wacker Chemie Ag | Behandlung von Erdbaustoffen mit Kohlendioxid |
WO2017094747A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | デンカ株式会社 | 凍結融解安定性に優れる土壌侵食防止剤 |
JPWO2017094747A1 (ja) * | 2015-11-30 | 2018-09-13 | デンカ株式会社 | 凍結融解安定性に優れる土壌侵食防止剤 |
US10150916B2 (en) | 2015-11-30 | 2018-12-11 | Denka Company Limited | Soil erosion preventer having high freezing and thawing stability |
WO2021075104A1 (ja) * | 2019-10-18 | 2021-04-22 | デンカ株式会社 | 樹脂エマルジョンの散布方法 |
CN114340373A (zh) * | 2019-10-18 | 2022-04-12 | 电化株式会社 | 树脂乳液的散布方法 |
WO2021090751A1 (ja) * | 2019-11-05 | 2021-05-14 | デンカ株式会社 | 土壌改質方法 |
CN114375230A (zh) * | 2019-11-05 | 2022-04-19 | 电化株式会社 | 土壤改性方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0149314B2 (ja) | 1989-10-24 |
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