JPS6045285B2 - 動翼連結装置 - Google Patents
動翼連結装置Info
- Publication number
- JPS6045285B2 JPS6045285B2 JP929378A JP929378A JPS6045285B2 JP S6045285 B2 JPS6045285 B2 JP S6045285B2 JP 929378 A JP929378 A JP 929378A JP 929378 A JP929378 A JP 929378A JP S6045285 B2 JPS6045285 B2 JP S6045285B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- hole
- coupling device
- holes
- protrusions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はガスタービン動翼の各翼相互間を別個の連結部
品て連結する動翼連結装置に関するものである。
品て連結する動翼連結装置に関するものである。
従来、この種動翼連結装置は種々提案されているが、こ
れらのうちで各翼の先端を連結するものは主として蒸気
などの作動流体のシールおよび振動減衰を目的としたも
のであり、また各翼の中間部で連結するものは振動減衰
を主目的とするものである。
れらのうちで各翼の先端を連結するものは主として蒸気
などの作動流体のシールおよび振動減衰を目的としたも
のであり、また各翼の中間部で連結するものは振動減衰
を主目的とするものである。
第1図は後者の典型例を示したもので、各翼1に貫通穴
2を設け、その穴2にバインド線3を貫通させた後に、
銀3−4などを介して翼1とバイ、 叡一 瞥 、^
れ エセコ 一、レ ゛4TEL!−1−、を構造から
なる。
2を設け、その穴2にバインド線3を貫通させた後に、
銀3−4などを介して翼1とバイ、 叡一 瞥 、^
れ エセコ 一、レ ゛4TEL!−1−、を構造から
なる。
このような連結装置ではロータ(図示せず)が回転する
と、バインド線3は遠心力により直径がわずかに増大す
るため、バインド線3には大きな引張り応力を生ずると
共に、遠心力により曲げ応力を受ける。さらに翼の微小
振動が作用するため、溶接部4にクラックを生ずる恐れ
がある。その対策として第2図に示すように、バインド
線3を翼1の貫通穴2に遊かんして両者1、3の結合を
ルーズにしたものが提案されている。
と、バインド線3は遠心力により直径がわずかに増大す
るため、バインド線3には大きな引張り応力を生ずると
共に、遠心力により曲げ応力を受ける。さらに翼の微小
振動が作用するため、溶接部4にクラックを生ずる恐れ
がある。その対策として第2図に示すように、バインド
線3を翼1の貫通穴2に遊かんして両者1、3の結合を
ルーズにしたものが提案されている。
このような構造にすると、バインド線3の遠心力を翼1
の貫通穴2で支持するため、極部的に高接触面を生じて
リフレツテイング摩耗の原因となる。また相隣る翼1間
ではバインド線3を支持するものがないため、大きな曲
げ応力が作用する遅れがある。すなわち第3図に示すよ
うにバインド線3の分布遠心力4は翼1内の反力6によ
り支持されるから、相隣る翼1間のバインド線3は破線
7で示すように湾曲される。また、特公昭50−356
0腸公報に見られる如く、タービン翼の各翼の腹側と背
側に突起を円周方向に形成し、その両突起を貫通する穴
を設け、この穴にバインド線を貫通させる提案がなされ
ている。
の貫通穴2で支持するため、極部的に高接触面を生じて
リフレツテイング摩耗の原因となる。また相隣る翼1間
ではバインド線3を支持するものがないため、大きな曲
げ応力が作用する遅れがある。すなわち第3図に示すよ
うにバインド線3の分布遠心力4は翼1内の反力6によ
り支持されるから、相隣る翼1間のバインド線3は破線
7で示すように湾曲される。また、特公昭50−356
0腸公報に見られる如く、タービン翼の各翼の腹側と背
側に突起を円周方向に形成し、その両突起を貫通する穴
を設け、この穴にバインド線を貫通させる提案がなされ
ている。
この公知の構造によれば、バインド線は、その長手方向
に延びた突起で支えられるため曲げ応力の緩和と、局部
摩耗の緩和が期待されたが、実際には、その効果は期待
を裏切るものであつた。その原因は、バインド線は、強
大な遠心力に耐えられるように太いものが用いられるた
め、貫通穴を長くしても、バインド線は局部的にしか穴
内面と接触しないためである。本発明者等は、バインド
線の直径12?、バインド線の曲率半径1440TWt
1翼ピッチ102順のタービン翼について、バインド線
と貫通穴内壁との接触面積を実測したところ翼1枚当り
、約30iてあり、貫通穴のバインド線と接触可能な面
積(貫通孔の翼の半径方向の投影面積)の10%以下で
あつた。
に延びた突起で支えられるため曲げ応力の緩和と、局部
摩耗の緩和が期待されたが、実際には、その効果は期待
を裏切るものであつた。その原因は、バインド線は、強
大な遠心力に耐えられるように太いものが用いられるた
め、貫通穴を長くしても、バインド線は局部的にしか穴
内面と接触しないためである。本発明者等は、バインド
線の直径12?、バインド線の曲率半径1440TWt
1翼ピッチ102順のタービン翼について、バインド線
と貫通穴内壁との接触面積を実測したところ翼1枚当り
、約30iてあり、貫通穴のバインド線と接触可能な面
積(貫通孔の翼の半径方向の投影面積)の10%以下で
あつた。
更に、突起を長くして、接触可能面積を大きくしても、
実際の接触面積が大きくならなかつた。
実際の接触面積が大きくならなかつた。
このことは、単に突起を設けただけでは、局部摩耗の原
因を解決できないことを示している。〔発明の目的〕本
発明は上記にかんがみバインド線と翼の接触部の摩耗を
低減し、バインド線自体の作用応力を大幅に低下させる
動翼連結装置を提供することを目的とするものである。
因を解決できないことを示している。〔発明の目的〕本
発明は上記にかんがみバインド線と翼の接触部の摩耗を
低減し、バインド線自体の作用応力を大幅に低下させる
動翼連結装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、タービン動翼の各翼の腹側と背側に突起を円
周方向にかつ対称的に形成し、かつその両突起を貫通す
る穴を設け、これらの穴にバインド線を貫通させると共
に、前記貫通穴は、翼腹側と翼背側からあけられた2つ
の直線状の穴で構成され、前記2つの直線穴は、翼のほ
ぼ中央で一定の角度をもつて交叉するようにし、バイン
ド線に.作用する遠心力を翼の腹側および背側の2個所
で支持するようにした。
周方向にかつ対称的に形成し、かつその両突起を貫通す
る穴を設け、これらの穴にバインド線を貫通させると共
に、前記貫通穴は、翼腹側と翼背側からあけられた2つ
の直線状の穴で構成され、前記2つの直線穴は、翼のほ
ぼ中央で一定の角度をもつて交叉するようにし、バイン
ド線に.作用する遠心力を翼の腹側および背側の2個所
で支持するようにした。
本発明によれば、バインド線は、翼1枚当り、必ず2個
所で穴内面に接触するので、全体として接触面積が大き
くなるとともに、バインド線の支.”持部が突起の先端
近くにあるため、バインド線に作用する曲!ヂモーメン
トが小さくなり、リフレツテング摩耗笈び曲げ応力の緩
和が達成されるのである。
所で穴内面に接触するので、全体として接触面積が大き
くなるとともに、バインド線の支.”持部が突起の先端
近くにあるため、バインド線に作用する曲!ヂモーメン
トが小さくなり、リフレツテング摩耗笈び曲げ応力の緩
和が達成されるのである。
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第4図および第5図において、8はクリスマスツリー形
溝、8aを設けてロータ外周部、9は前記溝8aに係合
する同形溝9aを介してロータに結合された翼で、これ
らの翼9により動翼が構成されている。
溝、8aを設けてロータ外周部、9は前記溝8aに係合
する同形溝9aを介してロータに結合された翼で、これ
らの翼9により動翼が構成されている。
10a,10bは各翼9の腹側と背側に円周方向にかつ
対称的に突出して設けられた突起、11は翼9の突出部
10a,10bに設けられた貫通穴で、この貫通穴11
はその両端からあけられた2つの直線状の穴より構成さ
れその両直線穴の中心線が翼9の円周方向の中央付近で
交ノ差して角0をなすように形成されている。
対称的に突出して設けられた突起、11は翼9の突出部
10a,10bに設けられた貫通穴で、この貫通穴11
はその両端からあけられた2つの直線状の穴より構成さ
れその両直線穴の中心線が翼9の円周方向の中央付近で
交ノ差して角0をなすように形成されている。
12は貫通穴11に挿入されたバインド線で貫通穴11
と少なくとも2個所で接触している。
と少なくとも2個所で接触している。
前記角0を適当に選定することにより貫通穴11とバイ
ンド線12の接触部を突起10a,10bとの端部に近
接させることが可能である。上記バインド線12の遠心
力の支持状態を図示すると第6図のようになる。
ンド線12の接触部を突起10a,10bとの端部に近
接させることが可能である。上記バインド線12の遠心
力の支持状態を図示すると第6図のようになる。
すなわちバインド線12の分布遠心力13は1個の翼9
について2個所A,Bで反力Rにより支持される。した
がつて翼9のピッチP間に2点の支持部を有し、この支
持を等間隔にすることにより従来のもの(第3図)に比
べてバインド線12の曲げ応力は114に軽減すること
ができる。またバインド線12と翼9の接触面積も2倍
となり接触応力が低下するので、フレツテイング摩耗に
よる翼の損傷を防止すると共に翼振動を著しく減衰させ
ることができる。〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によればバインド線の摩耗
を軽減し、かつバインド線自体の作用応力を著しく低減
させることができるので、翼の損傷防止および振動減衰
効果を大幅に向上させることができる。
について2個所A,Bで反力Rにより支持される。した
がつて翼9のピッチP間に2点の支持部を有し、この支
持を等間隔にすることにより従来のもの(第3図)に比
べてバインド線12の曲げ応力は114に軽減すること
ができる。またバインド線12と翼9の接触面積も2倍
となり接触応力が低下するので、フレツテイング摩耗に
よる翼の損傷を防止すると共に翼振動を著しく減衰させ
ることができる。〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によればバインド線の摩耗
を軽減し、かつバインド線自体の作用応力を著しく低減
させることができるので、翼の損傷防止および振動減衰
効果を大幅に向上させることができる。
第1図および第2図は従来の動翼連結装置の要部断面図
、第3図は同遠心力作用状態の説明図、第4図は本発明
の動翼連結装置の一実施例を示す斜視図、第5図は第4
図の■−■線における断面図、第6図は同遠心力作用状
態の説明図である。 9・・・・・・翼、10a,10b・・・・・・突起、
11・・・貫通穴、12・・・・・・バインド線、A,
B・・・・・・支持部。
、第3図は同遠心力作用状態の説明図、第4図は本発明
の動翼連結装置の一実施例を示す斜視図、第5図は第4
図の■−■線における断面図、第6図は同遠心力作用状
態の説明図である。 9・・・・・・翼、10a,10b・・・・・・突起、
11・・・貫通穴、12・・・・・・バインド線、A,
B・・・・・・支持部。
Claims (1)
- 1 タービン動翼の各翼の腹側と背側に突起を円周方向
にかつ対称的に形成し、かつその両突起を貫通する穴を
設け、前記貫通穴は翼腹側と翼背側の両側から穿けられ
、翼のほぼ中央で任意角度で交叉する2つの直線状の穴
より構成し、その貫通穴に挿入したバインド線の遠心力
を翼の貫通孔の突起の先端近くの2個所で支持するよう
にしたことを特徴とする動翼連結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP929378A JPS6045285B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | 動翼連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP929378A JPS6045285B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | 動翼連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54103909A JPS54103909A (en) | 1979-08-15 |
JPS6045285B2 true JPS6045285B2 (ja) | 1985-10-08 |
Family
ID=11716419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP929378A Expired JPS6045285B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | 動翼連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045285B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002540335A (ja) * | 1999-03-24 | 2002-11-26 | アーベーベー・ターボ・ジステムス・アクチエンゲゼルシヤフト | ターボ機械翼 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929702A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-17 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 動翼制振構造 |
GB201511416D0 (en) | 2015-06-30 | 2015-08-12 | Napier Turbochargers Ltd | Turbomachinery rotor blade |
-
1978
- 1978-02-01 JP JP929378A patent/JPS6045285B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002540335A (ja) * | 1999-03-24 | 2002-11-26 | アーベーベー・ターボ・ジステムス・アクチエンゲゼルシヤフト | ターボ機械翼 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54103909A (en) | 1979-08-15 |
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