JPS6043456B2 - 合成繊維の延伸法 - Google Patents

合成繊維の延伸法

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JPS6043456B2
JPS6043456B2 JP18688781A JP18688781A JPS6043456B2 JP S6043456 B2 JPS6043456 B2 JP S6043456B2 JP 18688781 A JP18688781 A JP 18688781A JP 18688781 A JP18688781 A JP 18688781A JP S6043456 B2 JPS6043456 B2 JP S6043456B2
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JP
Japan
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yarn
pin
drawn yarn
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supply roller
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Expired
Application number
JP18688781A
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English (en)
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JPS5891842A (ja
Inventor
幸治 野沢
末男 久木山
満夫 山崎
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (背 景) 本発明は、合成繊維の延伸法に関するものである。
従来から合成繊維を延伸することは周知で、その方法
の一つに、合成重合体を溶融紡糸して得た未延伸糸を糸
管の形で一たん形成し、次いでその糸管から未延伸糸を
解舒し、供給ローラ、第1の延伸ピン、第2の延伸ピン
及びドロローラに接触させて延伸糸を得る方法がある(
特公46−23329号公報)。
具体的に図面(この図面は本発明を示す図面でもあるが
、主要な発明の構成が同じであ るので、従来法をもこ
の図面で示す)に沿つて説明すると次のとおりである。
即ち、糸巻1好ましくは、複数個の糸巻1、1’から解
舒された未延伸糸2、2’を、スネルガイド3、供給ロ
ーラ4、及び第1の延伸ピン5に接触させ、次いで、前
記延伸ピン5の直径より大きい直径を有し、かつ前記延
伸ピン5の軸心方向と略同じ方向の軸心となるよう配置
された回転しない第2の延伸ピ、ン6に接触させてドロ
ーローラ7によつて引張り、第1の延伸ピン5と第2の
延伸ピン6との間で半延伸糸8を得、第2の延伸ピン6
とドローローラ7との間で延伸糸9を得る方法がある。
この方法は回転しない、かつ第1の延伸ピン5より大
きな直径の第2の延伸ピン6を使用しているため、延伸
時の変形速度勾配がゆるやかで、かつ延伸応力の緩和に
よつて高強度の合成繊維延伸糸を高い延伸速度で生産で
きるので、すぐれた延伸法の一つであるが、近年更に高
強度の、かつ全繊度の高い、特に複数本の延伸糸を生産
性よく製・造する方法が要求されるに到り、この方法に
も限度があることが判明した。
そこで、本発明者らはこの限度に挑戦すべく鋭意検討
したところ、高い強度の延伸糸を得ることができない原
因が糸巻から未延伸糸を解舒するとき発生する解舒撚り
に存在することを突きとめた。
即ち太い繊度の未延伸糸を解舒してこれを供給ローラ、
次いで第1の延伸ピンに接触させて走行させると、解舒
撚りが不規則に未延伸糸に追随してゆき、延伸ムラが発
生する。すなわち、供給ローラと第1の延伸ピンとの間
に解舒撚りが残存し、残存しきれない程に増加した時点
で関を切つたように一挙に第1の延伸ピンを通過する。
そして、改めて供給ローラと第1の延伸ピンとの間に解
舒撚りが残存しはじめる。前記解舒撚りが集中した部分
は他の部分に比して延伸ムラとなる。延伸ムラが発生す
ると、そのムラのある部分が弱糸となり、結局延伸倍率
を全体に上昇させることが不可能となり結果的に全体が
高強度の延伸糸とならない。ここに高度強化の限度があ
る。(1)的) 本発明者らは、そこで解舒撚りの弊害を緩和する方法を
具体的に探索したところ、極めて簡単な手段で、従来法
の改善をはかれ得るという事実を見い出し、本発明に到
達した。
従つて、本発明の目的は、前記従来法を改良して延伸糸
の強度を飛躍的に向上させることにある。(構成) 本発明の構成は、糸管から解舒された末延伸糸を供給ロ
ーラ及び第1の延伸ピンに接触させて半延伸糸を得、次
いて該半延伸糸を、前記第1の延伸ピンの直径より2倍
以上大きい直径を有し、前記延伸ピンの軸心方向と略同
じ方向の軸心となるよう配置された回転しない第2の延
伸ピンに接触させて延伸を行う合成繊維の延伸法におい
て、単糸数が200〜400本、全繊度が6000〜1
0000デニールからなる末延伸糸の際、前記供給ロー
ラから導出した末延伸糸を、前記供給ローラと第1の延
伸ピンとの間の糸道上に設けた固体接糸体に接触させ、
引続いて前記第1の延伸ピンに導入することを特徴とす
る合成繊維の延伸法にある。
(構成の詳細) 具体的に図面に沿つて説明する。
本発明法は、糸巻1,1″から未延伸糸2,2″を解舒
し、スネルガイド3、供給ローラ4を通して第1の延伸
ピン5、第2の延伸ピン6に接触させてドローローラ7
で引取り、巻取装置10で延伸糸9をまきとるものであ
るが、従来法とは供給ローラ4と第1の延伸ピン5との
間に固体の接糸体11を設ける点が相違する。
固体の接糸体とは金属、セラミックス、プラスチック、
木、竹等の固体で未延伸糸に接触するように固定されて
いるものをいう。接触の程度は、未延伸糸が糸管から解
舒される度に発生する解舒撚りを周期的に、ないしは規
則的に、しかもゆるやかに単糸を再配列させて第1の延
伸ピン5へ送りこめる程度とする。再配列とは未延伸糸
の横断面をみた場合、各単糸の横断面が一列に並ぶこと
をいう。例えば接糸体11が極めて軽く未延伸糸に接触
していると、解舒撚りの通過抵抗が小さいため、第1の
延伸ピン5のところへ直接解舒撚りが進入してゆき、第
1の延伸ピン5のところに解舒撚りが不規則に滞り、そ
れがやがて第1の延伸ピン5と第2の延伸ピン6のとこ
ろへ入りこむ。これは、延伸ムラの発生につながる。逆
に接糸体11が未延伸糸2に大きな抵抗を付与するごと
く強くふれると、接糸体11ど供給ローラ4との間に解
舒撚りの塊ができるので、好ましくはない。接糸体11
の接触の程度の制御は、第1の延伸糸ピン5上に単糸が
並んで半延伸糸が全体としてテープ状になつたときの幅
の変動またはテープ状の半延伸糸全体の走行位置の変動
の程度をもつて行なう。いずれの変動も実質上最小にな
るよう、接糸体11の接触の程度を制御することによつ
て、供給ローラと第1の延伸ピンとの間に解舒撚りの滞
りを生することなく、発生の都度、周期的にあるいは規
則的に第1の延伸ピンに導入する。第1の延伸ピン5と
第2の延伸ピン6のそれぞれの軸心方向は略同じ方向を
向いている。
略同じ方向とは、図面に示すごとく第1の延伸ピンが傾
斜しているので完全に同じであることを意味せず、その
端面が第2の延伸ピンの端面側にあるという程度に広義
に解釈する。(効果) 以上のように供給ローラ4と第1の延伸ピンとの間に固
体の接糸体を設けて、糸管から解舒された未延伸糸に接
糸体を接触させて半延伸糸を得、ついで第1の延伸ピン
の直径より2倍以上大きい直径をを有する回転しない第
2の延伸ピンにより更に延伸を行なうことにより、高強
度の延伸糸が得られる。
なお本発明の効果を最大限に発揮するには第2の延伸ピ
ンの直径が第1の延伸ピンのそれより2倍以上大きい、
好ましくは2倍〜5倍大きいことが要求される。
また単糸本数が200本以上、好ましくは20鉢〜40
0本である場合、顕著な効果がある。
20鉢未満の場合、解舒撚りの幣害が極めて少なく、4
00本以上になると再配列効果が少なく、糸切れが生じ
やすい。
未延伸糸の全繊度は6000〜10000デニールのと
き同様に効果が顕著である。
6000デニール未満では延伸斑がさして生じないため
本発明の効果は少なく、逆に太すぎると再配列しにくい
のである。
本発明はポリアミド、ポリエステル等の合成繊維の延伸
に広く応用される。次に本発明の効果を実施例をもつて
説明する。
実施例単糸30鉢、単糸繊度9500デニールのポリカ
プラミド未延伸糸2を2個の糸巻1,1″から解舒し、
表面速度70771./分の供給ローラ4、接糸体11
(金属製1gmn直径)、第1の延伸ピン5を通して約
3市倍に延伸して半延伸糸8を得た。
この半延伸糸を1.5倍に、第2の延伸ピン6を経て熱
板に接触させドローローラ7で延伸し延伸糸9を得た。
l囃1時間経続運転の結果、糸切れ率8%、強度9.5
ダ/dの延伸糸を得た。なお糸切れ率とは(糸切れ錘数
)/(全試験錘数)×100てあられされる。比較実験
として接糸体11を外して上記同様の実験を行なつた。
その結果糸切れ率60%、強度9.5ダ/dを得た。ま
た延伸倍率を低下させ、糸j切れ率8%のとぎ強度は9
.0y/dであつた。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明法に使用され延伸装置の概略図である。 1・・・・・・糸巻、2・・・・・・未延伸糸、3・・
・・・・スネルガイド、4・・・・・・供給ローラー、
5・・・・・・第1の延伸ピン、6・・・・・・第2の
延伸ピン、7・・・・・・ドローローラー、8・・・・
・・半延伸糸、9・・・・・・延伸糸、10・・・・・
・巻取装置、11・・・・・・接糸体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 糸管から解舒された末延伸糸を供給ローラ及び第1
    の延伸ピンに接触させて半延伸糸を得、次いで該半延伸
    糸を、前記第1の延伸ピンの直径より2倍以上大きい直
    径を有し、前記延伸ピンの軸心方向と略同じ方向の軸心
    となるよう配置された回転しない第2の延伸ピンに接触
    させて延伸を行う合成繊維の延伸法において、単糸数が
    200〜4000本、全繊度が6000〜10000デ
    ニールからなる末延伸糸の際、前記供給ローラから導出
    した末延伸糸を、前記供給ローラと第1の延伸ピンとの
    間の糸道上に設けた固体接糸体に接触させ、引続いて前
    記第1の延伸ピンに導入することを特徴とする合成繊維
    の延伸法。
JP18688781A 1981-11-24 1981-11-24 合成繊維の延伸法 Expired JPS6043456B2 (ja)

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JPS5891842A JPS5891842A (ja) 1983-05-31
JPS6043456B2 true JPS6043456B2 (ja) 1985-09-28

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