JPS6043182B2 - 噴霧器 - Google Patents

噴霧器

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Publication number
JPS6043182B2
JPS6043182B2 JP53033909A JP3390978A JPS6043182B2 JP S6043182 B2 JPS6043182 B2 JP S6043182B2 JP 53033909 A JP53033909 A JP 53033909A JP 3390978 A JP3390978 A JP 3390978A JP S6043182 B2 JPS6043182 B2 JP S6043182B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
liquid
valve
sprayer
seal piece
Prior art date
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Expired
Application number
JP53033909A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54104015A (en
Inventor
哲也 多田
正治 甘利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canyon Corp
Original Assignee
Canyon Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Canyon Corp filed Critical Canyon Corp
Priority to JP53033909A priority Critical patent/JPS6043182B2/ja
Publication of JPS54104015A publication Critical patent/JPS54104015A/ja
Publication of JPS6043182B2 publication Critical patent/JPS6043182B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は容器に収納された液体をピストンの摺動に
よりシリンダ内に吸上げかつ圧力をかけて噴霧する噴霧
器に関する。
この種の噴霧器はピストンの下降と同時に噴霧がはじ
まるのでなくピストンが一定ストローク下降したときは
じめて液体を噴霧しはじめるように、いわゆる噴霧の立
上りを考慮して、構成されている。
そして噴霧の立上りを生じるまでのピストンの下降スト
ロークは液体の蓄圧に応用されている。噴霧の立上りを
改良するために、大小のシリンダを直列に形成し大径シ
リンダから小径シリンダヘの加圧液の流出を利用して二
次弁を開放する構成の噴霧器がよく知られている。 こ
の発明は良好な噴霧の立上りを得ることのできる、従来
と全く異なる簡潔な構成の、噴霧器の提供を目的として
いる。
またこの発明は組立ての容易な構成の噴霧器の提供を別
の目的としている。
以下図面を参照しながらこの発明の好ましい一実施例に
ついて詳細に説明する。
この発明に係る噴霧器10は、第1図かられかるように
、シリンダ12内を摺動するピストン14を具備し、ピ
ストン14は縦列に順次嵌合されて一体的に移動可能な
3個のピストン部15,16,17より構成されている
第1のピストン15はたとえばブッシュボタン(図示し
ない)に嵌合・固定されている。そして第1のピストン
部15とシリンダ12との間には液体の収納された容器
(図示しない)の負圧化を防止する負圧パッキン18が
配設されている。そして第2、第3のピストン部16,
17の外周下端にはスカート状シール片20,22が形
成されてそれらのシール片間に残存加圧液の滞留空間2
4を規定している。ピストン14の下死点つまり第3の
ピストン部17の下死点に近接した領域のシリンダ内壁
には、シリンダ12内の残存加圧液を滞留空間24内に
放出するために第3のピストン部のシール片22を部分
的に変形させる、たとえば等角的に配設された4個のリ
ブ26が設けられている。またピストン14が一定距離
だけ下降した後で第3のピストン部17がリブ26によ
つて変形する前に空間24内の滞留残存加圧液を放出す
るために第2のピストン部16のシール片24を部分的
に変形させる、たとえば等角的に配設された4個の、リ
ブ28がシリンダ内壁に更に設けられている。符号30
は一次弁を、符号32は残存加圧液を容器内に戻す放出
路をそれぞれ示している。ピストン14内には軸線方向
にのびた液体流路34が形成され、二次弁36が流路3
4内に配設されている。
二次弁36は第2のピストン部16に形成された弁座3
8に圧縮コイルばね40によつて押圧されることによつ
て流路34を開放可能に常時閉塞している弁部42を備
えている。
そして二次弁は弁部42が弁座38から離反した後も液
体の通行・を一時的に妨げるスカート状シール片44を
更に備えている。つまりこのシール片44は、第1のピ
ストン部15の内壁に沿つて液密的に所定距離Cだけ摺
動した後、第1のピストン部15の内壁に形成された環
形溝46内に入り込むように構成されている。従つて弁
部42と弁座38との間を介して流れた液体は、シール
片44によつて規定された空間48内に一時的に収納さ
れる。弁部42とシール片44とは部品数を少なくする
ためおよび構成を簡潔とするための一体的に形成するこ
とが好ましい。図示の実施例において、環形路46の代
りにリブを設けてもよいし、リブ26および28の代り
)に環形路を形成してもよいことはいうまでもない。
またスカート状シール片の液密状態を必要に応じて解放
する構成であれば環形路、リブ以外の手段でもかまわな
い。またピストン14は3個のピストン部より構成する
ことなく一体的に構成し・てもよい。ピストン14の下
死点近傍において、第3のピストン部17のスカート状
シール片22がリブ26によつて変形すれば残存加圧液
はシール片22をへて滞留空間24内に流出する。
そしてピストbン14への下方の押圧力を除去すればコ
イルばね40によつて二次弁36の弁部42は弁座38
に押圧されて流路34を閉塞し、ピストン14自体もコ
イルばね40によつて上方に押圧され第1のピストン部
15が負圧パッキン18に拘束されるまで上昇する。そ
してシリンダ12内には一次弁30を介して容器から液
体が吸上げられる。その後次の噴霧工程のためにピスト
ン14に下方への押圧力が加えられてシリンダ12内の
液体が加圧・蓄圧される。そして二次弁36に加わる加
圧力がコイルばね40の偏倚力をこえれば弁部42を弁
座38より離反させるように二次弁36は上方に動かさ
れる。しかしながらスカート状シール片44が所定距離
Cだけ更に上方に移動しない限り、加圧液はシール片4
4によつてその通行を妨げられ空間48内に一時的に収
納される。そレζシール片44を所定距離Cだけ移動さ
せるために、ピストン14には更に下方への押圧力が加
えられその間のピストンの下降ストロークは追加的蓄圧
ストロークとして利用されて液体を更に加圧・蓄圧する
。そしてシール片44が環形溝A6内に入り込んでシー
ル片44の液密状態が解除され、二次弁36が完全に開
放された時点で液体は十分に蓄圧されているため、立上
りの良好な噴霧が得られる。また液圧が低下した場合に
もコイルばね40の偏倚力によつてシール片44が環形
溝46より離脱して更び液密状態が迅速に設定されるた
め、噴霧が瞬間的に停止し切れ味のよい噴霧が得られる
。ここでシリンダ12内の液体および滞留空間24内の
残存加圧液がピストン14の下降に伴なつて加圧される
ため、ピストンの押圧力は増加する。
しかしながら第2のピストン部16のスカート状シール
片20がリブ28によつて変形されれは滞留空間24内
の残存加圧液はシール片20を介して上方に放出される
。従つて滞留空間24内の残存加圧液による抵抗は消滅
する。従つてピストン14に加えられる押圧力は下降初
期においては大きいにもかかわらずあるストローク下降
すると急激に減少する。そのためピストンに加えられる
押圧力の減少し始める時点と二次弁36の開放される時
点とを適当に組合わせることによソー層良好な立上りを
得ることができる。従来の噴霧器では、プラスチックの
シリンダが金属の円筒形容器に嵌合・固定されているた
め、組立てがめんどうであるとともに容器内の液の補充
等が困難である欠点がある。この欠点を除去するため、
第2図に示すように、噴霧器10のシリンダ12は容器
50と一体的にプラスチック成形されている。容器50
はシリンダ12の連結部を形成する中間壁52を上下に
のびた中空形をしている。そして容器50の下方開口に
は、着脱自在なプラグ54を備えたボトムカバー56が
熱溶着によつて固定されている。またブッシュボタンが
昇降可能に上方開口を介して容器内に収納されることは
いうまでもない。更に展示、搬送等におけるピストンの
下降を防止するようにオーバーキャップ58が容器50
の外周にスナップ止めされている。上記のようにこの発
明によれば二次弁は弁座から弁部が離反した後も液密状
態を保つて液体の通行を妨げ、更にピストンがある距離
だけ下降して更に蓄圧されたときはじめてその液密状態
を解除するスカート状シール片を備えている。
従つて液体は十分に蓄圧され、立上りおよび切れ味の良
好な微細な噴霧が得られる。そして大小のシリンダ内を
液体が流れる従来の構成に比較して簡潔な構成が得られ
る。またピストンの外周に離間した一対のスカート状シ
ール片を形成して、それらのシール片間に残存加圧液の
ための滞留空間を規定し、一定ストロークピストンが下
降したとき滞留空間内の残存加圧液を放出させることに
よりピストンの押圧力を急激に減少せしめて噴霧の立上
りを一層良好にすることができる。加えて、噴霧を一層
微細にすることができる。この発明に係る噴霧器はたと
えば風邪薬のように微細な噴霧を必要とする場合に特に
有効に利用できる。
風邪薬用の噴霧器として利用する場合には、オーバーキ
ャップは除去され、ロングノーズタイプのノズルが回動
可能にブッシュボタンに取付けられる。ノズルは不使用
時は容器の側面に沿つて位置し、使用の際所望の角度、
たとえば900回動されて、のどの奥に挿入される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の好ましい一実施例に係る噴霧器の主
要部を示す部分縦断面図、第2図はシリンダとハウジン
グとの関係を示す概略縦断面図である。 10・・・・・・噴霧器、12・・・・シリンダ、14
・・Lピストン、15,16,17・・・・・ゼストン
部、20,22・・・・・ゼストン部のスカート状シー
ル片、24・・・・・・滞留空間、34・・・・・・流
路、36・・・・・・二次弁、38・・・・・・弁座、
40・・・・・・圧縮コイルばね、42・・・・・・弁
部、44・・・・・二次弁のスカート状シール・片、4
8・・・・・空間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 容器に収納された液体をピストンの摺動により一次
    弁を介してシリンダ内に吸上げ、かつ圧力をかけてこの
    圧力が所定値に達する事により二次弁を開放して噴霧す
    る噴霧器において、ピストン内に形成された液体流路を
    開閉する二次弁が圧縮ばねによつて弁座に常時押圧され
    た弁部と、ピストンの内壁に沿つて液密的に摺接し弁部
    が弁座より離反した後も液体の通行を一時的に妨げ弁部
    が更に弁座より離反する事によりピストンの内壁より離
    間して液密を解除するスカート状シール片とを備えて形
    成されていることを特徴とする噴霧器。 2 二次弁の弁部とシール片とは一体的に形成されてい
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の噴霧器
    。 3 二次弁のスカート状シール片はある距離だけピスト
    ンの内壁に沿つて液密的に摺動した後ピストン内壁に形
    成された環状溝内に入り込むことによりその液密状態を
    解除することを特徴とする特許請求の範囲第1項または
    第2項記載の噴霧器。 4 二次弁のスカート状シール片はある距離だけピスト
    ンの内壁に沿つて液密的に摺接した後ピストン内壁に形
    成されたリブによつて部分的に変形されることによつて
    その液密状態を解除することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項または第2項記載の噴霧器。 5 離間した一対のスカート状シール片をピストンの外
    周に形成してそれらのシール片間に残存加圧液の滞留空
    間を形成し、ピストンが下死点近傍に下降したときシリ
    ンダ内の残存加圧液を一次弁サイドのシール片を介して
    滞留空間に放出させるとともにピストンが下死点にいた
    る前に一定距離下降したとき滞留空間内の残存加圧液を
    二次弁サイドのシール片を介して放出させることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の噴霧器。
JP53033909A 1978-03-24 1978-03-24 噴霧器 Expired JPS6043182B2 (ja)

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JP53033909A JPS6043182B2 (ja) 1978-03-24 1978-03-24 噴霧器

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JP53033909A JPS6043182B2 (ja) 1978-03-24 1978-03-24 噴霧器

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Publication Number Publication Date
JPS54104015A JPS54104015A (en) 1979-08-15
JPS6043182B2 true JPS6043182B2 (ja) 1985-09-26

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ID=12399633

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53033909A Expired JPS6043182B2 (ja) 1978-03-24 1978-03-24 噴霧器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5385302A (en) * 1990-10-25 1995-01-31 Contico Low cost trigger sprayer

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JPS54104015A (en) 1979-08-15

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