JPS6042361B2 - 炉壁を構成する旋条付内孔型流体管のためにクロスオ−バ−回路を使用した可変圧型蒸気発生装置 - Google Patents

炉壁を構成する旋条付内孔型流体管のためにクロスオ−バ−回路を使用した可変圧型蒸気発生装置

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JPS6042361B2
JPS6042361B2 JP9466882A JP9466882A JPS6042361B2 JP S6042361 B2 JPS6042361 B2 JP S6042361B2 JP 9466882 A JP9466882 A JP 9466882A JP 9466882 A JP9466882 A JP 9466882A JP S6042361 B2 JPS6042361 B2 JP S6042361B2
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B29/00Steam boilers of forced-flow type
    • F22B29/06Steam boilers of forced-flow type of once-through type, i.e. built-up from tubes receiving water at one end and delivering superheated steam at the other end of the tubes
    • F22B29/061Construction of tube walls
    • F22B29/062Construction of tube walls involving vertically-disposed water tubes

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  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、蒸気発生装置に関し、特に、水を蒸気に変
換するために可変圧力で作動する臨界以下の、または超
臨界の貫流型蒸気発生装置に関する。
発電の分野においては、配系統の周期的な、あるいは
ピーク負荷要件を充足するために大型の化石燃料炊き蒸
気発生装置を使用することに関心が向けられている。
この用途に使用される蒸気発生装置は、作動中急速な負
荷変化を行うことができなければならない。例えば、電
力会社の配電系統は、蒸気発生装置に対して1分当り3
%もの負荷変更能力を必要とする場合があり、場合によ
つては1分当り5〜10%もの負荷変化率を必要とする
ことがある。また、大型蒸気発生装置は、夜間または週
末の作動体止の後迅速な熱間始動を行うことができなけ
ればならない。 迅速な負荷変更は、タービンの寿命を
保つという観点からみれば、蒸気発生装置を可変圧力で
作’動させることによつて行うのが最良であることは周
知である。
なぜなら、タービンヘの蒸気導入を全開にして可変絞り
圧で作動させる方式は、第1段の温度への変化を最少に
し、急速な負荷変更に適応することができ、タービンの
ロータの損傷を最少限にすることができるからである。
可変圧式作動のもう1つの利点は、蒸気発生装置の冷間
および熱間始動の際、タービンの入口部品への疲れ損傷
を制限するために流体の温度をタービンの金属温度に密
に整合させるのが容易であることである。
しかしながら、可変圧作動を行うために設計された貫流
型蒸気発生装置は、炉の流れ回路内に良好な流れ特性を
維持し、熱混乱即ち流れ回路への蒸気および水の不均一
な分配によつて惹起される回路内流れの不均衡を最少限
にしなければならない。
本出願人の米国特許第3789806号には、いろいろ
な異る負荷および圧力での炉の機能が上記欠点を克服す
るのに十分に満足なものとされた可変圧作動の可能な貫
流型蒸気発生装置の使用が教示されている。
この構成では、特に同特許の第9〜10図の実施例の構
成では、炉の回路を通しての流体の最初の通流は、炉の
囲い側壁の下方部分を通しての通流である。次いで、流
体は、混合ヘッダーへ通され、次に、炉の前壁、後壁、
および側壁端パネルを同時併行的に通された後上方側壁
部分に通される。しかしながら、この構成では、流体を
最初に通される下方側壁部分の水平方向のスパン(広が
り)が大きく、この回路部分のエンタルピー取得を制限
するために中間混合ヘッダーが用いられる。この場合ヘ
ッダーの使用は、密封および保守の面からみて望ましく
なく、しかも、製造コストを増大させる。197師2月
6日付で出願された本出願人の米国特許第10077吋
には、上記特許の構成における中間混合ヘッダーの使用
を省除する貫流型蒸気発生装置が開示されている。
即ち、炉壁管の過度の温度差または過熱を回避するとと
もに、流体通路を.画定する炉の囲壁に混合ヘッダーを
配設する必要性を回避するために炉の回路内に良好な流
れ特性を設定するようにした可変圧式蒸気発生装置が開
示されてる。この構成においては、炉の囲壁即ち炉壁の
熱の不均衡を補償し、しかも混合ヘッダー・の使用を回
避するために炉壁の一区域から他の区域へ流体を移送す
るためのクロスオーバー(交差)回路が各炉壁に接続さ
れている。上記2つの構成のいずれの場合においても、
ボイラーは2400〜3000pSi(169〜211
k9/d)の範囲の可変圧力で作動するので、いわゆる
核沸騰と称される現象を維持することが肝要である。
核沸騰の特徴は、管の熱吸収表面の、まだ水で濡らされ
ている内側表面て蒸気の気泡が発生し放出されることで
ある。この管の内側面が水で濡されていることが重要な
のである。なぜなら、管の熱吸収外面とは反対側の内面
が水て濡らされている限り、即ち、核沸騰が生じている
限りは、炉内の高”温ガスの接触および/または炉から
の熱輻射により管の金属壁を通しての熱伝達率が高い場
合であつても、管の金属壁の温度が管を弱化または損傷
させるほど管内の流体の温度を越えて上昇することがな
いからである。しかしながら、上述の比較的高い圧力範
囲においては、高い熱束帯域における望ましい核沸騰が
、いわゆる1膜沸騰ョにとつて代わられる。1膜沸騰ョ
においては、管の熱伝達面を覆つて蒸気膜が生じ、液体
が熱伝達面を濡らすのを阻止する。
従つて、この蒸気膜は断熱層の作用をし、熱が熱吸収面
から水へ伝えられるのを遅らせるので、管の金属壁の温
度が急激に上昇する。その結果、この金属温度(金属壁
の温度)が、直ちに管の破損を招くほど高くなることが
あり、そうでなくとも、腐食を促進し、究極的に管を破
損させることになる。従つて、この種の構成においては
ボイラのすべての作動条件において核沸騰が維持される
ようにすることが特に肝要である。上記米国特許願に開
示されたボイラにおいては、ボイラを通る流体の質量流
量を比較的高いレベルに維持すれば、核沸騰からの逸脱
を回避することができる。しかしながら、高い質量流量
を維持することは、その結果として回路を通しての圧力
降下が大きくなり、比較的小径の管の使用を必要とする
ので、問題がないわけではない。
従つて本発明の目的は、炉の囲壁管の過度の温度差また
は過熱を回避するために炉の流れ回路内の流れ特性が好
適な態様に維持されるようにいろいろ異なる負荷および
圧力での炉回路の作動が達成されるようにした、可変圧
作動が可能な貫流型蒸気発生装置を提供することである
本発明の他の目的は、最初の流路を画定する炉の囲壁の
側壁部分に混合ヘッダーを配設する必要なしに、上記利
点が達成されるようにした貫流型蒸気発生装置を提供す
ることである。
本発明の更に他の目的は、炉壁を構成している各管の熱
不均衡を補償するためにクロスオーバー回路を設けた、
上記型式の蒸気発生装置を提供することである。
本発明の他の目的は、比較的高いレベルの圧力を含む可
変圧力て作動し、しかも核沸騰を維持するようにした、
上記型式の蒸気発生装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、流体回路を通る流体の質量流
量を高くする必要なしに核沸騰が維持されるようにした
上記型式の蒸気発生装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、蒸気相と水相を不分離状態に
維持し、かつ、蒸気相と水相の分離のおそれなしに比較
的低い最低限負荷および流量にまて絞ることを可能にし
た上記型式の蒸気発生装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、ボイラ即ち蒸気発生器の炉部
の各管の少くとも一部分を旋条付内孔とした上記型式の
蒸気発生装置を提供することてある。
略述すれば、本発明の蒸気発生装置は、多数の流体流れ
管を連設して形成された囲壁から成る炉即ち囲い体を有
する。
流体は各壁部分を通る2つの順次流路(バス)を通して
流通させる。各管の熱の吸収を均一にするために1つま
たは幾つかの壁部分から他の壁部分へ流体を移送するク
ロスオーバー回路を設ける。各管の質量流量を比較的高
いレベルに維持することに依存することなく、核沸騰を
維持するために、囲壁構成管の少なくとも一部分は、旋
条付内孔を備えたものとする。第1〜4図を参照して説
明すると、本発明の蒸気発生装置10は、上方炉部12
および下方炉部14を有している。炉部12,14を画
定する囲い壁は、前壁16と、後壁18と、前壁と後壁
の間に延在する両側壁20,22を含む。前壁16と後
壁18の下方部分を内方に傾斜させ、下方炉部14に灰
等を慣用の態様で堆積させるためのホッパー23を形成
する。第2図に明示されるように、各壁16,18,2
0,22は、直径方向に相対向した両側部分から外方に
突出した連続フィン26を有する複数の管24を並置さ
せ、隣接する管のフィンとフィンを相互に溶接などによ
り結合させて気密構造を形成することによつて構成され
ている。
壁16,18,20,22を構成する各管24は、下方
炉部12の下端から上方炉部14の上端にまで垂直に延
長しているが、後壁18の管の一部分は、上方炉部にお
いて該後壁の平面から外方へ屈曲させることによつて分
枝壁18aを形成している。第1および3図に示される
ように、分枝壁18aは、後壁18から選ばれた幾つか
の管24を外方へ屈曲させることによつて傾斜部分と、
それから上に延びる垂直部分を形成している。その結果
、分枝壁18aの垂直部分を構成する管と管の間にも、
屈曲されずに残されている後壁18の管と管の間にも、
後述するように上方炉部分14から燃焼ガスを放出させ
るための間隙を画定する。下方炉部14の前壁16およ
び後壁18に複数のバーナ28を配設する。図示の実施
例では、各列に3つのバーナを各壁に4列配置してある
。これらのバーナは、慣用構造のものであるから概略的
に示されている。再び第1図を参照して説明すると、連
絡通路部32および対流部34を含む熱回収帯域30を
上方炉部12に隣接させ、それによつて流体連通させて
配設する。
連絡通路部32の床は、分枝壁18aの傾斜部分を構成
している管24は、ガスを連絡通路部32から対流部3
4へ通すように間隔をおいて配置してある。熱回収帯域
30は、前壁40と、後壁41と、両側壁42(第1図
には一方だけがが示されてい゛る)を有してる。
前壁40の上方部分は、連絡通路部32から対流部34
へガスを通すように互いに離隔させた複数の並置管によ
つて形成されている。後壁41、両側壁42および前壁
40の下方部分は、炉部の場合と同様に相互に結合させ
た複.数のフィン付管24によつて形成する。熱回収帯
域30内には、やはり複数の相互に連結させた管24に
よつて形成した仕切壁44を設け、熱回収帯域を前部ガ
ス流路46と後部ガス流路48とに分割する。
後部ガス流路48の下方部ノ分内に節炭器50を配設し
、節炭器のすぐ上に一次過熱器52を配設する。前部ガ
ス流路46内には再加熱管列54を設ける。上方炉部1
6内にプラテン過熱器56を設け、連絡通路32内には
プラテン過熱器56に直接流体連通させた最終過熱器5
7を設ける。
壁16,18,20,22および分枝壁18aの上端部
分ならびに熱回収帯域30の仕切壁44、側壁42およ
び後壁41の上端部分は、いずれも蒸気発生部10の上
方部分のほぼ同じ領域に終端している。
炉内の上方部分に、各々水平部分58aと垂直部分58
bを有する複数の分割壁58を配設する。
各隔壁58は、間隔をおいて施された溶接結合部でもつ
て相互に結合された複数の管によつて構成する。壁58
の水平部分58aを構成する管は、前壁16に近接して
炉外に配置されたヘッダー59から前壁16を貫通して
炉内へ延長しており、それらの管が炉内で上向きに屈曲
されて上方へ延長し、垂直部分58bを構成している。
垂直部分58bの上端は、壁16,18,20,22の
上端と同じ部位に終端させてある。分割壁の水平部分5
8aによつて貫通される前壁16の部分には溶接シール
(図示せず)を施す。分割壁58およびそのシールの細
部構造自体は、本発明の部分を構成するものではないか
ら、これ以上詳しく説明しない。蒸気発生部10の上方
部分には、炉部の前壁16から熱回収帯域30の後壁4
1にまで水平に延長させて、他の壁と同様に隣接するフ
ィン26を結合させた複数の管24から成る頂壁60を
設ける。
以上の説明から分るように、下方炉部14内のバーナ2
8からの燃焼ガスは、上方炉部12へ上昇し、熱回収帯
域30を通り、前部ガス流路46および後部ガス流路4
8から流出する。
その結果として、熱ガスは、プラテン型過熱器56、最
終過熱器57および一次過熱器52ならびに再加熱器管
54および節炭器50を被つて通り、それらの流れ回路
内を流れる流体に熱を与える。第1図に示されるように
、複数の水/蒸気分離器62を熱回収帯域30の後壁4
1に近接させて並列関係に配置し、頂壁60と一次過熱
器52の間で主流れ回路内に直接設ける。
分離器62は、装置の始動中頂壁60からの流体を液体
と蒸気に・分離する働きをする。分離器62からの蒸気
は、直接一次過熱器52へ送給し、液体はドレンマニホ
ルドおよび熱回収回路へ送り処理する。かくして、通常
作動においては、単一相の流体が分離器62を通して一
次過熱器52へ送られる。図を簡略にするために図面に
は示されてないが、上述した各壁、頂壁60、分離器お
よび熱交換器の管24を流体連通させて後述する流れ回
路を設定するように適当な導入ヘッダー、排出ヘッダー
、降下管および導管を設ける。
第1,3および4図に示されるように、各壁16,18
,20,22に対してクロスオーバー(交差連結)回路
64を設け、壁16,18に関ノしてはバーナ28の部
位の僅か上方に、壁20,22に関しても同様な高さの
ところに配置する。
クロスオーバー回路64は、各壁区域のバーナ28に対
する位置の差(遠近)や、灰被覆の不均一、バーナの作
動(発火)の不均衡などによつて・生じる、壁の各管内
の流体による熱吸収の不均衡を補正するために1つの壁
の1つの区域からその壁の、熱への暴露度合の異なる他
の区域へ流体を移し替えるためのものである。壁16の
一部分を示す第5および6図に示されているように、ク
ロ・スオーバー回路64は、壁16の1つの区分16a
から他の区分16bへ延長した複数の水平なU字管66
から成つている。各管66の一端を壁区分16aの管2
4に連結し、他端を壁区分16bの別の管24に連結す
る。第6図に示されるように、スペースの関係上、壁区
分16aと16bの一本置きの管24と24が水平クロ
スオーバー管66によつて連結させてあるが、第5およ
び6図に示される部位で連結されていない管は、第5−
6図のクロスオーバー回路のすぐ上の高さのところで別
のクロスオーバー回路によつて連結させる。例示の目的
で、壁区分16aから1つの管を符号24aで示し、壁
区分16bから1つの管を符号24bで示し、クロスオ
ーバー回路64を構成する2つの管を符号66a,66
bで示してある。クロスオーバー管66aは壁区分16
aの管24aの下方部分を壁区分16bの管24bの上
方部分に連結している。同様にして、クロスオーバー管
66bは、壁区分16bの管24bの下方部分を壁区分
16aの管24aの上方部分に連結している。このよう
にして、例えば壁区分16bが壁区分16aとは熱に対
する露呈度が異るとすれば、それらの管内を通る水の熱
吸収量の差が実質的に平衡化される。上に述べたように
、第5−6図の例におけるクロスオーバー回路64によ
つてクロスオーバー(交差連結)されていない1本置き
の管24は、クロスオーバー回路64のすぐ上の高さの
ところにおいて他の壁区分の他の管とクロスオーバーさ
せる。
この追加のクロスオーバー回路は第3図に符号68で示
されている。第3図には、図示を簡略にするために、壁
18,20に関連したクロスオーバー回路64,68の
一部だけしか示されていない。前壁16に対するクロス
オーバー回路64の具体例が、第7図に示されている。
この例では、壁16が壁区分16a〜16jに分割され
ている。各壁区分の間に示されている僅かな途切れは、
説明の便宜上設けられたものでありリ、実際は壁16は
そのような途切れはなく、連続した気密構造である。図
には壁区分16aの管24と壁区分16bの管24とを
連結するクロスオーバー管66aが、壁区分16cと1
6d1壁区分16eと16f1壁区分16gと16h1
および壁区分161と16jの管をそれぞれ連結する追
加のクロスオーバー管66と共に概略的に示されている
。この概略図には2つの壁部分を結ぶクロスオーバー管
が1本だけしか示されていないが、実際には第5〜6図
に示されたクロスオーバー管66a,66bのような2
本の管を2つの壁区分の2本の管の間に延設する。即ち
、クロスオーバー回路64は2つの壁区分からそれぞれ
対応する交互の管の対を連結し、クロスオーバー管66
の数は、各壁区分の管24の数に応じてきまる。追加の
クロスオーバー回路68は、クロスオーバー回路64の
僅かに上の位置で他の交互の管をの対を連結する。後壁
18のためのクロスオーバー回路64も、前壁16のそ
れと同じであるから第7図には示してない。
第7図に示されるように、側壁22も区分22a,22
b,22c,22dおよび22eに分割する。
(これらの壁区分の間の途切れは、前壁16に関して先
に述べたように、単に図を分り易くするだけのためであ
り、実際には壁22は連続した気密構造である。)側壁
22も、前壁16に関連して説明したのと同様の態様で
各壁部分を連結するクロスオーバー回路64を備えてい
る。クロスオーバー回路64は、左端の壁区分22aの
1つ置きの管と中央管区分22cの右側部分の対応する
1つ置きの管とを連結する複数のクロスオーバー管70
(第7図には1本だけが代表して示されている)と、右
端の壁区分22eの1つ置きの管と中央壁区分22cの
対応する1つ置きの管とを連結する複数のクロスオーバ
ー管72(1本だけが代表的に示されている)を備えて
いる。前壁16の場合と同様に、実際には、2本のクロ
スオーバー管70,72によつて2つの壁区分の各対の
管を相互に連結させ、それらの壁区分の別の1本置きの
管をクロスオーバー管70,72より僅かに上の位置に
おいて別のクロスオーバー回路68によつて連結する。
第7図にみられるように、中央壁区分22cと端部壁区
分22aとの間、および中央壁区分22cと他方の端部
壁区分22eとの間に、それぞれ延在する壁区分22b
および22dにはクロスオーバー回路が設けられていな
いが、その理由については後で説明する。
第7図には示されていないが、側壁20も、側壁22の
場合と同様に区分され、クロスオーバー回路が設けられ
ている。
本発明の特徴の1つによれば、壁16,18および壁区
分20a,20c,20e,22a,22c,22eを
構成する垂直管24の内孔を旋条付内孔とする。
即ち、管の内壁にその全長に亘つて延びる複数のら旋状
のリブを形成する。管24の一部分を図示した第8およ
び9図を参照すると、管の内壁にその全長に亘つてら旋
状に延びる複数のリブ24aが形成されている。それら
のリブは、互いに間隔を置いて設けてあり、各リブとリ
ブの間にやはりら旋状の溝24bを画定する。好ましい
実施形態においては、各管の内周面に12個のリブ24
aを設け、それらのリブの間に12個の溝12bを画定
する。また、リブ24aのピッチ、即ち、管の軸線に対
して平行に測定した隣接するリブの対応する点と点との
間の距離は、1.0インチ±0.25インチ(25.4
Tfrm±6.35T0fL)とし、各リブの幅は0.
25〜0.3インチ(6.35〜7.62Twt)とす
る。各リブの高さは0.05〜0.06インチ(1.2
7〜1.52T!Rm)とし、L/d比を約7〜10の
範囲とする(Lは旋条のリードのことであり、ピッチ×
リブの個数によつて表わされる)。旋条付内孔を備えた
管を設けることにより、上述したように核沸騰を損わせ
ることなくボイラを作動させることを可能にし、しかも
比較的低い質量流量での作動を可能にする。
本発明の蒸気発生装置の作動を第10図に従つて説明す
る。
外部供給源からの供給水は、節炭器50内へ通されて加
熱された後、炉の側壁22の壁区分22b,22dおよ
び側壁20の対応する壁区分20b,22dの下端に接
続した導入ヘッダーへ通される。この水はすべて上記壁
区分内を同時併行的に上昇して更に加熱され、それらの
壁区分の上端に接続した適当なヘッダー内に集められる
。次いで、流体(水および蒸気)は、適当な降下管を通
つて流下し、前壁16、後壁18、側壁22の区分22
a,22c,22eおよび側壁20の区分20a,20
c,20eを構成する管24の下端に接続した導入ヘッ
ダーへ集められる。次いで、流体は、壁16,18およ
び壁区分20a,20c,20e,22a,22c,2
2e内を通つて上昇し、それぞれの壁および壁区分に接
続したクロスオーバー回路64,68に達する。ここで
、流体は、先に述べたように1つの壁区分から熱暴露度
合の異なる他の壁区分へ移送され、熱の不均衡を修正し
、次いで壁16,18および壁区分20a,20c,2
0e,22a,22c,22eの残りの部分を通つて同
時併行的に上昇した後、上方炉部12の上端に配設され
ている適当なヘッダーに集められる。
次いで流体は、適当な降下管を通つて流下し、次いで分
割壁58内を通つて上昇し、その間に更に追加の熱を与
えられる。
次に、流体は熱回収帯域30の壁40,41,42,4
4内を通して導かれた後、収集され、頂壁60内を通さ
れる。頂壁60から流体は適当な収集ヘッダーを経て分
離器62へ送られ、装置の始動時ではなく通常作動時に
おいては該分離器から直接一次過熱器52へ.送られる
。過熱器52を出た流体は、スプレーによつて温度を下
げられた後プラテン型過熱器56および最終過熱器57
へ通され、しかる後乾燥した蒸気の状態でタービン等へ
送給される。本発明の蒸気発生装置の典型的な作動にお
ける−温度一エンタルピー曲線が、25%負荷時の場合
については第11図に、そして最大容量定格(MCR)
負荷の場合については第12図にそれぞれ示されている
第11図から分るように、25%負荷においては、壁区
分20b,20d,22b,22dから成る第1バス(
流路)(節炭器までの流路を除く)を通る流体は、10
00pSi(70.3k9/Clt)の一定圧で過冷(
飽和温度以下の温度)状態に維持されており、エンタル
ピー取得量は、導入部の440BTU/LB(244K
ca1/Kg)から排出部の520BTU/LB(28
8Kca1/Kg)へ上昇する。側壁20,22の他の
壁区分20a,20c,20e,22a,22c,22
eおよび壁16,18の全域から成る第2バスを通る間
に水はほぼ70重量%蒸気に変換され、エンタルピー取
得量は、1000pSi(70.3k9/c:i)の一
定圧で導入部の540BTU/LB(300Kca1/
K9)から排出部の985BTU/LB4547Kca
l/Kg)にまで増大する。第12図を参照して説明す
ると、MCR(最大容量定格)負荷においては流体は約
4000pSi(281.2k9/d)の圧力レベルで
超臨界流れとなる。第1バスにおけるエンタルピー取得
は、570BTU/LB(317ca1/K9)から6
3BTU/LB(350Kca1/K9)にまで上昇し
、第2バスにおいては630BTU/LB(350Kc
a1/K9)から935BTU/LB(519Kca1
/K9)に上昇する。
節炭器50および炉の第1バス(流路)は、第2バス(
炉流路)に流入する流体が単一相であることを保証する
ように設計されている。以上要約すれば、本発明の特徴
は、 (イ)蒸気発生装置の前壁16、後壁18および両側壁
20,22の各々を複数の壁区分に区分し、流体を最初
に通す第1バスを両側壁20,22の壁区分うちの少な
くとも1つの壁区分(実施例では壁区分20b,20d
,22b,22d)の全長によつて構成したこと、(ロ
)流体を通す第2バスを前壁および後壁の各壁区分、お
よび両側壁の前記少なくとも1つの壁区分以外の他の壁
区分(20a,20c,20e,22a,22c,22
e)によつて構成し、該第2バスの各壁区分の全長の中
間部位において前壁および後壁の各壁区分の間、および
両側壁の前記他の壁区分の間にクロスオーバー回路を設
けたこと、および(ハ)前壁16および後壁18の各壁
区分を構成する管、および両側壁20,22の第1バス
となる前記少なくとも1つの壁区分以外の他の壁区分を
構成する管を、旋条付内孔を備えた管としたことである
本発明の構成によれば、幾つかの重要な利点が得られる
即ち、第1バスにおいて両側壁の壁区分のいちの全部で
はなく、一部の壁区分だけの全長を通して、換言すれば
両側壁の全幅亘つてではなく、幅の狭い部分に亘つて流
体を通すので、流体のエンタルピーの増大を抑制するこ
とができるので、この第1バスから流体を二相(液相と
蒸気相)の混合物としてではなく、単一相(液相)の流
体として第2バスへ送給することができる。このことは
重要な意味を有する。もし、二相の、即ち水と蒸気の混
合物が第2バスへ送給されたとちすれば、第2バスにお
いて水と蒸気とが分離たすることになる。第2バスは、
多量の熱を吸収する。即ち、エンタルピー取得量の高い
流路である。従つて、蒸気発生装置が全負荷または高負
荷で作動している場合、高い割合の蒸気を受入れる第2
バスの管では流体の流量が減少し、それらの管は、蒸気
と水とが分離することと、多量の熱を吸収することから
極めて高い温度にまで加熱され、管の温度が設計限度を
越えて管が破損したしまう。これに対して、本発明では
、第1バスを両側壁の全幅の一部分だけとしたことによ
りエンタルピーの増大を抑制し、液体を第バスへ液相と
して送給することができるので、水と蒸気の混合物とし
て送給される場合に生じる問題に配慮する必要がない。
更に、第1バスを両側壁の一部壁区分の全長に亘つて通
すので管の全長の中間にヘッダーを設ける必要もない。
また、混合相を生じないので混合ヘッダーを設ける必要
もない。また、本発明においては第1バスのエンタルピ
ー取得量の増大を抑制することができるので第1バスに
膜沸騰を防止するための旋条付内孔管を用いる必要がな
く、バスの幅が狭く、熱の不均衡を生じる度合が小さい
のでクロスオーバー回路を設ける必要もない。
本発明においては、第2バスにおいて単一相の流体(水
)が前壁および後壁のすべての壁区分と、両側壁の第1
バス以外の残りの壁区分内を同時併行的に通され、加熱
されて蒸気に変換される。
そして、この第2バスの全長の中間部位においてクロス
オーバー回路によつて各壁区分間の熱の不均衡即ち過度
の温度差が修生され、管の過熱が回避される。更に、本
発明によれば、特に第2バスにおいて、各管の質量流量
は比較的高いレベルに維持することに依存することなく
、比較的低い質量流量でも1核沸騰ョを確保するために
旋条付内孔を備えた管が用いられる。
叙上のように、本発明は、前壁、後壁および両側壁の各
々を複数の壁区分に分けることと、第1バスおよび第2
バスを独特のパターンとすることと、第2バスの中間部
位にクロスオーバー回路を設けることと、少なくとも一
部分の管を旋条付内孔管とすることとを組合せることに
よつて、第1バスを画定する側壁部分に混合ヘッダーを
配設する必要性を回避すること、流体を蒸気相と水相に
分離させるおそれなしに負荷の最低限度を低くすること
、各管の熱不均衡を補償し、過熱を回避すること、およ
び流体の質量流量を高い値に維持する必要なしに核沸騰
を維持することを可能にした。
添付図には、図を簡略にするために蒸気発生装置の一部
を省略してあるが、装置10の囲い壁の周りに断熱材お
よび支持部材を配設することができ、バーナ28に慣用
の態様で燃焼用空気を供給するためにそれらのバーナの
周りに風箱を配設することができる。
また、上方炉部12および熱回収帯域30を構成する管
24の上端部分は、慣用の態様で熱膨脹を吸収するため
に装置10の上方から吊すようにしてもよい。また、旋
条付内孔を備えた管の使用もいろいろに変更することが
でき・る。例えば、クロスオーバー回路64,68を構
成する管にも、管24に関連して先に説明したのと同様
の態様で旋条を施すこともできる。以上、本発明の好ま
しい実施例を説明したが、本発明はこれり限定されるも
のではなく、本発明・の精神および範囲から逸脱するこ
となくいろいろな変更および改変が可能でることは当業
者には明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蒸気発生装置の垂直断面図、ノ第2図
は前記蒸気発生装置の炉壁の一部分の拡大透視図、第3
図は第1図の蒸気発生装置の一部分の縮少透視図、第4
図は第1図の線4−4に沿つてみた断面図、第5図は第
1図の発生装置の部分正面図、第6図は第5図の線6−
6に沿つてみた断面図、第7図は蒸気発生装置の囲壁お
よび流体回路の概略説明図、第8図は本発明の蒸気発生
装置に使用される内部旋条付管の長手断面図、第9図は
第8図の線9−9に沿つてみた断面図、第10図は本発
明の蒸気発生装置の流体回路全体の概略図、第11およ
び12図は本発明の蒸気発生装置のそれぞれ25%負荷
での作動と、最大容量定格負荷での作動におけるエンタ
ルピー曲線を示すグラフである。 図中、12,14は炉部、16は前壁、18は後壁、1
6a〜16jは壁区分、20,22は側壁、20a,2
0b,20c,20d,20e,22a,22b,22
c,22d,22eは壁区分、24は管、24aはリブ
、24bは溝、28はバーナ、64,68はクロスオー
バー回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 前壁と、後壁と、両側壁によつて一部を画定されて
    いる囲い体と、該前壁および後壁のどちらか一方または
    両方に設けられたバーナとから成り、該各壁は、複数の
    相互に結合された管によつて構成されており、前記各壁
    は複数の壁区分を有しており、流体を最初に該両側壁の
    壁区分のうちの少なくとも1つの壁区分の全長を通して
    第1パスとして通流させ、次いで、前壁および後壁の各
    壁区分、および両側壁の前記少なくとも1つの壁区分以
    外の他の壁区分を通して第2パスとして通流させるため
    の手段と、該第2パスの該各壁区分の全長の中間部位に
    おいて前壁の第1壁区分から他の壁区分へ、後壁の1区
    分から他の壁区分へ、そして各側壁の前記他の壁区分の
    うちの1壁区分から他の壁区分へ前記流体を移送するた
    めに該前壁および後壁の各壁区分および両側壁の該他の
    壁区分にクロスオーバー回路が設けられており、前記前
    壁および後壁の各壁区分を構成する管および両側壁の第
    1パスとなる前記少なくとも1つの壁区分以外の他の壁
    区分を構成する管は施条付内孔を備えたものであること
    を特徴とする蒸気発生装置。
JP9466882A 1981-06-04 1982-06-02 炉壁を構成する旋条付内孔型流体管のためにクロスオ−バ−回路を使用した可変圧型蒸気発生装置 Expired JPS6042361B2 (ja)

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US27069281A 1981-06-04 1981-06-04
US270692 1981-06-04

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JPS5840402A JPS5840402A (ja) 1983-03-09
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JP9466882A Expired JPS6042361B2 (ja) 1981-06-04 1982-06-02 炉壁を構成する旋条付内孔型流体管のためにクロスオ−バ−回路を使用した可変圧型蒸気発生装置

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DE3408981A1 (de) * 1984-03-12 1985-09-12 Kraftwerk Union AG, 4330 Mülheim Dampferzeuger mit parallelgeschalteten verdampferrohren
EP0503116B2 (de) * 1991-03-13 1997-11-19 Siemens Aktiengesellschaft Rohr mit auf seiner Innenseite ein mehrgängiges Gewinde bildenden Rippen sowie Dampferzeuger zu seiner Verwendung
EP0581760B2 (de) * 1991-04-18 2001-10-31 Siemens Aktiengesellschaft Durchlaufdampferzeuger mit einem vertikalen gaszug aus im wesentlichen vertikal angeordneten rohren
DE19717159A1 (de) * 1997-04-23 1998-10-29 Siemens Ag Durchlaufdampferzeuger

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JPS5840402A (ja) 1983-03-09
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