JPS604217B2 - 金属カルボニル化合物を触媒として含む酸素硬化性のメルカプトオルガノシロキサン組成物 - Google Patents

金属カルボニル化合物を触媒として含む酸素硬化性のメルカプトオルガノシロキサン組成物

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JPS604217B2
JPS604217B2 JP81500346A JP50034680A JPS604217B2 JP S604217 B2 JPS604217 B2 JP S604217B2 JP 81500346 A JP81500346 A JP 81500346A JP 50034680 A JP50034680 A JP 50034680A JP S604217 B2 JPS604217 B2 JP S604217B2
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C5/00Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
    • A44C5/18Fasteners for straps, chains or the like
    • A44C5/20Fasteners for straps, chains or the like for open straps, chains or the like
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    • A44HABERDASHERY; JEWELLERY
    • A44CPERSONAL ADORNMENTS, e.g. JEWELLERY; COINS
    • A44C5/00Bracelets; Wrist-watch straps; Fastenings for bracelets or wrist-watch straps
    • A44C5/18Fasteners for straps, chains or the like
    • A44C5/20Fasteners for straps, chains or the like for open straps, chains or the like
    • A44C5/2019Hooks
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/56Organo-metallic compounds, i.e. organic compounds containing a metal-to-carbon bond

Description

【発明の詳細な説明】 明細書 本発明は、硫黄含有オルガノシロキサンポリマーを含む
組成物、およびかかる組成物から高分子量生成物を形成
する方法に関する。
また、本発明は、硫黄を含むオルガノシロキサンのゲル
、ェフストマーおよび樹脂に関する。メルカプト基によ
り樹脂およびシーラントに重合される、ビニル官能性を
有しないメルカプトオルガノシロキサンを含む組成物は
当業界で公知である。
例えば、1979年1月9 日付でDowCornin
gCorporationに対して発行された米国特許
第4133939号明細書において、Boke皿anお
よびWrdonは、ベンゾフェノンのごとき増感剤と混
合したメルカプト官能性ポリジオルガノシロキサン液の
放射線硬化を包含する、シリコーン剥離塗料を用いて基
体を被覆する方法を教示している。放射線硬化法は、急
速であり、しかも熱および光の不存在下に安定な一包装
系が得られるが、比較的薄い被覆のみに有用であり、し
かも紫外線または電子線のごとき強度の高い照射源を必
要とする。また、1978年1月24日付でDow C
omingCorporationに対して発行された
HomanおよびLeeの米国特許第4070329号
明細書に開示されるとおり、ビニル不飽和を含まないメ
ルカプトオルガノシロキサンの過酸化物硬化も公知であ
る。
この特許明細書においては、室温において、または加熱
によって硬化し、シーラントおよびゴム製品として有用
なェラストマーを形成する組成物を提供する、メルカプ
トオルガノポリシロキサンと有機過酸化物と、場合によ
っては充填剤との混合物が教示されている。同様に、1
978王1月24日付でDowComingCorpo
rationに対して発行されたHomanおよび戊e
の米国特許第4070328号明細書には、メルカプト
オルガノポリシロキサンと有機ヒドロ過酸化物と窒素化
合物と、場合によっては充填剤との混合物を用いて、シ
ーラントおよびゴム製品として有用なェラストマーに室
温で硬化する組成物を生成することが特許請求の対象と
なっている。しかしながら、成分の混合直後に重合また
は硬化が始まるため、上記の組成物は一包装系ではない
。1969年5月20日にDowComingCorp
oratjonに対して発行された米国特許第3445
41y号明細書において、Vanderlindeは、
ビニル末端オルガノシロキサン上に、例えばペンタェリ
トリトールテトラキス(3ーメルカプトプロピオネート
)のごときメルカプト官能性カルボン酸ェステルをグラ
フトさせて製造される、メルカプト官能性有機化合物の
セグメントを含有するオルガノシロキサンからなる一種
のメルカプト官能性コポリマーを製造することを教示し
ている。
得られるグラフトコポリマ一にァミンのごときアルカリ
性の触媒を添加すると、空気の不存在下においては安定
であるが、空気にさらすと室温で硬化してェラストマー
になる組成物が得られる。しかしながら、この特許は、
後述する組成物の室温重合または硬化のために、金属カ
ルボニル化合物を触媒として用いることについてなんら
示唆していない。Journalof仇鞍nometa
llicChemistry149の第355〜370
頁(1978年)において、Nametkihならば、
化学量論量のFe(CO)5、Fe2(CO)9または
Fe3(CO),2と一般式RSH(式中、Rはアルキ
ルまたはアリール基である)のチオールとを溶液中で反
応させると、錆体{RSFe(CO)3}2と少量のジ
スルフィドRSSRとが室温で生成されること、および
Fe3(CO),2が最も有効な触媒であることを報告
している。
この錆体のnードデカン溶液を16000において空気
の存在下に熱分解すると、鈴体が分解してジスルフィド
を形成する。しかしながら、この論文は、後述する組成
物の室温重合または硬化に対して、Fe(CO)5、F
e2(CO)9またはFe3(CO),2が非化学量論
的な量において、触媒として作用するのであろうとは教
示していない。本発明の新規であって顕著な特徴は、金
属カルボニル触媒を用いることによって、一包装であっ
て、酸素の不存在下における貯蔵安定性を有し、しかも
空気または純粋な酸素ガスのごとき酸素雰囲気に組成物
を単にさらすだけで容易に硬化する組成物を生成するこ
とにある。
本発明の組成物は、硬化中に腐食性の副産物が発生しな
い点において、DowComingCorporati
onに対する1962年5月15日付発行の米国特許第
3035016号およびDowComingCorpo
rationに対する1963年2月12日付発行の米
国特許第3077465号明細書に見られるごときァセ
トキシ官能性、湿分硬化の一成分系組成物に較べてすぐ
れた利点を有する。ビニルに対して白金を触媒としてS
iHを添加することを応用する組成物は、一包装系に配
合した場合、加熱によって硬化させるのが望ましい。こ
れらの白金を触媒とする一包装系は、室温での硬化がき
わめて遅い。このシステムにおいて室温で急速な硬化を
達成するには、二液配合にする必要があるが、本発明の
組成物は、白金触媒の一包装系よりはるかに速く硬化す
る一包装系である。本発明は、実質的に酸素不存在下に
おいて、下記の凶 少くとも1種のメルカプト官能性オ
ルガノシロキサン10の重量部、ただし、該メルカプト
官能性オルガノシロキサンは、平均単位式および を有するメルカプト官能性シロキサン単位からなる群か
ら選ばれるメルカプト官能性シロキサン単位を分子当り
平均して少くとも2個有し、他の含有シロキサン単位が
、すべて平均単位式を有するものとし、上記式中、 各R2は、ヒドロキシル基であるか、またはR4および
3・3・3一トリフルオロプロピル基からなる群から選
ばれる有機の基であり、各R4は、R3またはORIで
あり、 各R3は、炭素数1〜4のアルキルであるか、またはフ
ヱニル基であり、各RIは、炭素数1〜4のアルキル基
であり、nは、2〜4の値を有し、W、0〜1の値を有
し、 ×は、1〜2の値を有し、 yは、0〜2の値を有し、 zは、0〜3の値を有し、そしてx+yの合計は1〜3
の値を有し、しかもメルカプト官能性オルガノシロキサ
ン中における珪素原子に対するR3、HSCnH2n−
、および3・3・3ートリフルオロプロピル基を合計し
たものの比率が0.98/1〜3.00/1の範囲内に
あるものとする;【8} 少くとも1種の充填剤0〜2
00重量部;および【C} Fe(CO)5、Fe2(
CO)9、Fe3(CO),2、ジシクロベンタジェニ
ルジ鉄テトラカルボニル、フタジェン鉄トリカルボニル
、シクロヘキサジェン鉄トリカルポニル、Ni(CO)
4、ジシクロベンタジエニルジニツケルジカルポニル、
Mn2(CO),〇、メチルシクロベンタジエニルマン
ガントリカルボニルおよびシクロベンタジエニルコノゞ
ルトジカルボニルからなる群から選ばれる触媒量の金属
カルボニル触媒を混合して得られる生成物から本質的に
なる酸素の不存在下に安定な組成物に関する。
また、本発明は、(1)上記風において定義したごとき
少くとも1種のメルカプト官能性オルガノシロキサンと
上記にlで定義した触媒量の金属カルボニル触媒とを混
合して混合物を形成する段階、および(ロ)該混合物を
酸素にさらす段階から本質的になる高分子量生成物を形
成する方法に関する。
さらに、本発明は、上記の組成物または混合物を酸素に
さらして得られる生成物にも関する。「酸素」について
は、純粋な酸素ガスまたは大気酸素の形態であってよい
気体の酸素を意味するものであると意図される。
メルカプト官能性オルガノシロキサンについては、メル
カプトオルガノシロキサンとも呼ぶことにし、これには
ジシロキサン、トリシ。キサンおよびシロキサン単位で
構成されるポリシロキサンが包含され、そのうちの若干
単位がメルカプト官能基を有する。酸素または湿分によ
って糟感される組成物の混合方法は当業界で周知である
。粘欄なメルカプトオルガノシロキサンに対しては製パ
ン用混練機を使用することができ、また粘度の低い組成
物に対しては低灘断ミキサーを用いることができる。本
発明は二つの局面を有する。
一つは、メルカプト官能性オルガノシロキサンを重合ま
たは硬化して高分子量生成物を形成する新規な方法であ
る。他は、貯蔵安定性を有する組成物の形成に関する。
第1の局面を達成するためには、メルカプト官能性オル
ガノシ/ロキサンと金属カルポニル触媒との混合物を酸
素にさらすだけでよい。従って、貯蔵安定性を必要とし
ないときは、メルカプト官能性オルガノシロキサンと金
属カルボニル触媒とを酸素の存在下において一緒に混ぜ
合わせ、直ちに重合または硬化させることができる。貯
蔵安定性を有する組成物を所望する時は、任意の周知方
法により、実質上酸素の不存在下に成分を混合する。好
ましい方法は、メルカプトオルガノシロキサンと、もし
使用するならば充填剤とを乾燥窒素雰囲気下に混合する
ことである。次に混合物に対して短時間、例えば水銀柱
3仇舷の程度の減圧処理を施して、捕捉した酸素および
水をすべて除去する。次いで、例えばトルェン、鉱油ま
たはトリメチルシロキシ末端封鎖ポリジメチルシロキサ
ン液のごとき適当な溶剤または希釈剤中の溶液として触
媒を添加することが好ましい。これらの触媒の多くは、
とりわけコバルトおよびニッケル化合物は、酸素および
水に対して敏感である(これらの化合物のなかには、二
酸化炭素も吸収するものが若干ある)。従って、貯蔵寿
命を最大にするには、混合組成物が水も酸素もすべて実
質上含まないことが望ましい。少量の水は、硬化速度を
わずかに低下させるようであり、一方酸素の存在は早期
ゲル化を惹起すると考えられる。従って、触媒入りの組
成物を貯蔵するに用いる容器については、貯蔵安定性に
はっきり悪影響を及ぼす程度の酸素透過性を有する物質
を使用しないよう、慎重に選択することが必要である。
本願発明の目的物質は、メルカプト官能性を有するオル
ガノシロキサン化合物およびポリマーに限定される。
珪素を含まないメルカプト官能性ポリマーは、これらの
出願の目的を達成するための有機ポリマ−であるとして
分類され、GaryR.HomanおよびChi−Lo
ngLeeの「金属カルボニル化合物を触媒として含む
酸素硬化性のメルカプト官能性有機化合物組成物および
それから高分子量生成物を製造する方法」(0戊y鉾n
−CmableMercapto − Functio
nal Organic CompoundCompo
sitions Catalyzed By Meta
l CarbonyICompounds 知dMet
hod of FormingHj軸erMolecu
lar WeightProductsTherefr
om)と題する197乎王12月3日付米国特許出願第
099282号の目的物質である。同様に、オルガノシ
ロキサンならびに有機化合物およびポリマーを共に含む
メルカプト官能性ポリマー組成物は、CaryR.Ho
manおよびChi−Longじeによる「金属カルボ
ニル化合物を触媒として含む酸素硬化物のメルカブト官
能有機珪素−有機化合物含有組成物およびそれから高分
子量生成物を製造する方法」(0刈鉾n−Cmable
Mercapto−FunctioMI C★gan
osilicon−○rgnic Compound
ComposMons CatalyzedBy Me
tal CarbonyI Compounds An
d Me比odof Forming Hiかer M
olecular Wei■tProductsThe
refrom)と題する197g王12月3日付米国特
許出願第099254号の目的物質である。珪素原子に
結合する置換基は、ヒドロキシル、R4または3・3・
3一トリフルオロプロピル基であってよいR2とするこ
とができる。R4はメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピルおよびブチルのごとき炭素数1〜4のアルキル基
、フヱニル基または式○R1(式中、RIは炭素数1〜
4のアルキル基である)のアルコキシ基、例えばメトキ
シ、ェトキシ、イソフ。ロポキシおよびブトキシであっ
てよい。HSCnH2n(式中、nは2〜4である)の
形で存在するメルカプト官能置換器は、例えば8−メル
カプトヱチル、y−メルカプトプロピル、3−メルカプ
トブチルおよび3ーメルカプト−2−メチルプロピルで
あってよい。別のメルカプト官能性置換器は、基の両末
端が同一の珪素原子に結合した2−メルカブトテトラメ
チレンとすることができる。平均単位式 を有する非メルカプト基含有シロキサン単位はSi02
単位、例えばモノメチルシロキサン単位、モノェチルシ
ロキサン単位、モノプロピルシロキサン単位、モノブチ
ルシロキサン単位またはモノフェニルシロキサン単位の
ごときモノ置換単位、例えばジメチルシロキサン単位、
ジェチルシロキサン単位、ジフェニルシロキサン単位、
フェニルメチルシロキサン単位、メチルブチルシロキサ
ン単位、フヱニルェチルシロキサン単位、3・3・3−
トリフルオロプロピルメチルシロキサン単位およびメチ
ルインプロピルシロキサン単位のごときジ置換単位、な
らびに例えばトリメチルシロキサン単位、フェニルジメ
チルシロキサン単位、トリェチルシロキサン単位、ジフ
ェニルメチルシロキサン単位、ジフェニルィソプロピル
シロキサン単位、3・3・3−トリフルオロプロピルジ
メチルシロキサン単位、ジフェニルブチルシロキサン単
位およびトリフェニルシロキサン単位のごときトリ置予
奥単位とすることができる。
平均単位式 または を有するメルカプト官能性シロキサン単位には、次のよ
うなHSCnH2nSi○,.5、(HSCnH2n)
2Si○、 および (式中、R1、R3およびnは前記に定義したとおりで
あり、nは好ましくは3の値を有する)が包含される。
本発明に有用なメルカプトオルガノシロキサンは、1分
子当り平均少くとも2個のメルカプト官能性シロキサン
単位を含む。−本発明により硬化した生成物の性状は、
柔軟なゲルからェラストマーを経て硬質樹脂までの範囲
にわたって変化し得る。
ジュロメーター値および硬度のごとき物理的性状は、架
橋密度と相関々係を有する。架橋密度は、いくつかの方
法で変えることができる。一つの方法は、Si−C結合
を介して結合された有機置換基(アルキル、メルカプト
官能、3・3・3一トリフルオロプロピルおよびフェニ
ルの各置換基の合計)の珪素に対する比率を調節するこ
とによる。一般的には、他の変動要素、例えば置換基の
種類および構造が同じであるとすれば、該比率が低い程
、硬化生成物は硬質になる。ェラストマー生成物におい
ては、高ジュロメーター値は、一般に架橋密度が高いこ
とを示す。架橋密度を変える別の方法は、メルカプトオ
ルガノシロキサンにおける1分子当りのメルカプト官能
性シロキサン単位の数を変えることである。1分子当り
平均わずか2個のメルカプト基を含むメルカプトオルガ
ノシロキサンのみで構成される組成物は、酸素にさらし
た際一般に連鎖延長が可能であるにすぎず、封入剤(e
ncaps山ant)として利用価値のある高分子量ガ
ムを生じる。
1分子当り平均2個をこえるメルカプト基を含む組成物
は、酸素の存在下に重合し、三次元絹状結合を形成し得
るが、その三次元網状結合は、メルカプト基の平均数が
2に近い場合における柔軟なゲルから、メルカプトオル
ガノシロキサンに含まれるシロキサン単位の合計数を基
準にしたメルカプト官能性シロキサン単位のモル%が1
00%に近い場合における硬質樹脂までの範囲で変化し
得る。
本発明の組成物は、単に組成物を酸素にさらすのみで生
じる不粘着性の表面を有するェラストマー生成物を形成
するのに特に有用である。きわめて多岐にわたる物理的
性状を有するェラストマーに硬化し得る組成物は、適正
なメルカプト官能性ポリジオルガノシロキサンを選定す
ることによって容易に配合できる。本発明の組成物に有
用である懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサ
ンは、R室Si○o.6またはR室(HO)Si○o.
5系の末端鎖用シロキサン単位とおよび からなる群から選ばれ るメルカプト官能性シロキサン単位とを含むメルカプト
オルガノシロキサンであって、残りのシロキサン単位が
いずれもR茎Si○(上記の式中、R3およびnは前記
のとおりである)であり、1分子当りのメルカプト官能
性シロキサン単位の平均数が2より大きく、しかも懸垂
官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンの数平均分
子量が400000より低いものである。
懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンのみで
構成される組成物からは、酸素にさらした際、柔軟なゲ
ルからェラストマーを経て硬質樹脂に至るまでその性状
が変化する生成物が得られる。ェラストマーに硬化可能
な配合物中において、単一型のメルカプトオルガノシロ
キサンとして懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロ
キサンを用いる時には、R3がメチルであり、nが3で
あり、そして懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロ
キサンが100000より低い数平均分子量を有し、か
つ、懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンの
全重量を基準にしてメルカプト基の%が0.14〜2.
5%の範囲内となるに充分な数のメルカプト官能性シロ
キサン単位を含むことが望ましい。
ェラストマー系シーラント、ゲルおよびゴム配合物にお
いて連鎖延長剤として有用な末端官能性メルカプトポリ
ジオルガノシロキサンは、HSCnH2n ( R3
)2Si0。
.5 、 HSCnH2n(RIO)2Si○。.5、
および からなる群から選ばれ るメルカプト官能性シロキサン単位を含み、残りのシロ
キサン単位がいずれもR茎Si○(上記の式中、R3、
RIおよびnは前記に定義したとおりである)であるメ
ルカプトポリジオルガノシロキサンであり、この末端官
能性メルカプトポリジオルガノシロキサンは、4000
00より小さい数平均分子量を有する。
各R3がそれぞれメチルであり、メルカプト官能性シロ
キサン単位がHSCH2CH2C比(CH3)2SIO
。.5およびからなる群から選ばれ、メルカプトポリジ
オルガノシロキサンの数平均分子量が100000より
小であり、そして存在するメルカプト基の重量%が、末
端官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンの全重量
の0.07〜0.45%の範囲内であるのが望ましい。
末端官能性構造体を単体で重合すると、直鎖延長のみが
可能であるため、一般にガムが生じる。本発明の組成物
に有用な別の型のメルカプトポリジオルガノシロキサン
は、懸垂のメルカプト官能性シロキサン単位をも含む末
端官能性メルカプトポリジオルガノシロキサン〔以下ハ
イブリッド官能性(hybrid−{肌ctional
)メルカプトポリジオルガノシロキサンと称する〕であ
る。
この種のメルカプトポリジオルガノシロキサンは、(H
SCnH2n)R葦Si〇。
‐5、(HSCnH地)(RIO)2Si0。.5、お
よび からなる群から選ばれ る2個の末端メルカプト官能性シロキサン単位および式
(HSCnH2n)R3Si○およびを有するシロキサ
ン単位からなる群から選ばれる少くとも1個のメルカプ
ト官能性シロキサン単位を含み、残りのシロキサン単位
がいずれもR琴Si0(上記式中、R3、RI及びnは
前記に定義したとおりである)であり、そしてハイブリ
ッド官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンの数平
均分子量は400000より4・である。
ハイブリッド官能性メルカプトポリジオルガノシロキサ
ンのみで構成される組成物からは、酸素にさらすと柔軟
なゲルからェラストマーを経て硬質樹脂に至るまで性状
に幅のある生成物が得られる。ハイブリッド官能性メル
カプトポリジオルガノシロキサンはきわめて利用度が高
く、単一型のメルカプトポリジオルガノシロキサンとし
て、エフストマーに硬化可能な配合物に用いることがで
きる。
このような配合物においては、各R3がそれぞれメチル
であり、末端メルカプト官能性シロキサン単位が、(H
SCH2CH2CQ)(CH3)2Si○o.5および
からなる群から選 ばれ、そしてハイブリッド官能性メルカプトポリジオル
ガノシロキサンが100000より低い数平均分子量を
有し、かつハイブリッド官能性;メルカプドポリジオル
ガノシロキサンの全重量を基準にして、メルカプト基の
重量%が0.14〜3%の範囲内となるに充分な数のメ
ルカプト官能性シロキサン単位を含むのが望ましい。
メルカプトポリジオルガノシロキサンの分子量および(
または)それに含まれるメルカプト基の重量%を調節す
ることによって、高い伸び率値を有する柔軟な生成物か
ら、容易に伸ばせない硬い生成物に至るまで、性状に幅
のあるェラストマー生成物に硬化するハイブリッド官能
性メルカプトポリジオルガノシロキサンを生成すること
ができる。懸垂官能性および末端官能性メルカプトポリ
ジオルガノシロキサンの混合物を用いることにより、柔
軟なゲルから硬質樹脂、またはガムから硬質ゴムに至る
まで性状に幅のある硬化生成物を得ることができる。
同機に、ハイブリッド官能性メルカプトポリジオルガノ
シロキサンの性状も、末端官能性メルカプトポリオルガ
ノシロキサンと混合することによって変えることができ
る。ェラストマーに硬化する混合物を得るには、メルカ
プトポリジオルガノシロキサンとして好ましい前記の範
囲内にあるメルカプトポリジオルガノシロキサンを用い
るのが望ましい。従って、懸垂官能性および末端官能性
メルカプトポリジオルガノシロキサンの混合物にあって
は、混合物中のメルカプトポリジオルガノシロキサンの
全重量を基準にして少くとも0.14重量%、ただし2
.5重量%未満のメルカプト基が含まれた、一方ハイブ
リッド官能性および末端官能性メルカプトポリジオルガ
ノシロキサンの混合物にあっては、混合物中のメルカプ
トポリジオルガノシロキサンの全重量を基準にして少く
とも0.14重量%、ただし3重量%未満のメルカプト
基が含まれることになるであろう。前記のメルカプトポ
リジオルガノシロキサンの製造方法は当業界で周知であ
る。HSCnH2n(R3)Si○およびRきSj○。
.5シロキサン単位を含む一つの型の懸垂官能性メルカ
プトポリジオルガノシロキサンを製造する一つの方法は
、1967年10月10目付で蛇neraIElect
rcCompanyに発行された米国特許第33464
05号明細書においてViventiによって教示され
ている。別の方法は、さきに記載したBokerman
らの特許明細書に教示されている。例えば、恥kerm
anらの特許明細書に記載の例1においては、約94モ
ル%のジメチルシロキサン単位および約5モル%の3−
メルカプトプロピルメチルシロキサン単位で構成される
、トリメチルシロキシ基末端封鎖コポリマ−である懸垂
官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンの製造法が
教示されている。HSCnH2n(R3)Si○および
(HO)R室Si○o.5シロキサン単位を含む懸垂官
能性メルカプトポリジオルガノシロキサンは、上記のV
iventiまたは節kermanらの方法を修正する
ことによって製造できる。例えば、このヒドロキシル末
端封鎖メルカプトポリジオルガノシロキサンは、Viv
entiの教示する方法において、反応混合物からトリ
オルガノクロロシランの添加を省略することによって製
造できる。1972王4月11日付でDowComin
gCorporationに対して発行された米国特許
第3655713号明細書において、LeGrowは、
2−メルカプトテトラメチレン置換基を有するシ。
キサン単位を含む懸垂官能性を有するとともに末端官能
性も有する〆ルカブトポリジオルガノシロキサンの製造
法を教示している。HSCnH2nR登Si○o.5シ
ロキサン単位を含む末端官能性〆ルカプトジオルガノシ
キサンの製造については、数種の方法が公知である。一
つの方法は、Symーテトラメチルビス(3−メルカプ
トプロピル)ージシロキサンのごとき珪素結合メルカプ
トアルキル基を含むジシロキサンおよびオクタメチルシ
クロテトラシロキサンのごとき環式ポリジオルガノシロ
キサンを用いることを包含する。適当量のメルカプト官
能性ジシロキサンと環式ポリジオルガノシロキサンとを
、酸性触媒、例えばトリフルオロメタンスルホン酸と共
に3〜8時間加熱する。次に混合物を中和してからメル
カプト末端ポリジオルガノシロキサンを回収する。ハイ
ブリッド官能性ポリマーは、末端官能性メルカプトポリ
ジオルガノシロキサンの製造に関して上述したと同じ型
の化合物および方法を用い、例えば{HSCH2CH2
CH2(CH3)Si0}4 のごとき環式〆ルカプト
ポリジオルガノシロキサンを反応混合物に加えて、懸垂
官能基をメルカプトポリジオルガノシロキサンに導入す
ることによって製造することができる。同様に、懸垂官
能性メルカプトポリジオルガノシロキサンの製造に用い
た化合物および方法を利用して、反応混合物中、例えば
へキサメチルジシロキサンの形で導入されるような非官
能性末端封鎖単位の代わりに、Sym−テトラメチルビ
ス(3−メルカプトプロピル)ジシロキサンのごときジ
シロキサンの形で導入可能なメルカプト官能性末端封鎖
単位を用いれば、ハイブリッド官能性のものを生成する
ことができる。環式〆ルカプトポリジオルガノシロキサ
ンは種々の方法で製造できるが、そのうちの一つは、3
−クロロプロピルメチルジクロロシランのごとき対応す
るク。
ロアルキルシランを製造し、そのシランを加水分解して
直鎖状および環式のポリジオルガノシロキサンの混合物
を形成することを包含する。所望によっては、酸性触媒
の存在下に一定時間加熱を行ない、その間形成される環
式ぶIJジオルガノシロキサンを蒸留して除去し、環式
ポリジオルガノシロキサンの生成に有利な方向に反応の
平衡を変えることによって、直鎖状ポリジオルガノシロ
キサンに対する環式ポリジオルガノシキサンの比率を変
えることができる。次に、例えば、Viventiの教
示するところによれば、クロロアルキルジオルガノシロ
キサンをスルホ水素化ナトリウムと反応させてメルカプ
トポリジオルガノシロキサンを生成する。また、3ーメ
ルカプトプロピルメチルジメトキシシランのごときアル
コキシ基含有メルカプト官能性シランも、酸性触媒の存
在下において約40o 〜5030で加水分解でき、1
2000における減圧ストリップ処理によって、含有さ
れるアルコールおよび他の非所望揮発物を除去すること
ができる。また、このような混合物は、例えば3−メル
カプトプロピルメチルジメトキシシランの3−メルカプ
トプロピルメチル加水分解物と称することもできる。環
式〆ルカプトポリジオルガノシロキサンを製造する手段
がほかにもあることは当業者にとって明白であろう。例
えばHSCnH仇Si(ORI)3とR室Si(ORI
)2とのごときシランの混合物の部分加水分解によって
一つの型のメルカプト官能性オルガノシロキサン樹脂を
製造することは、Viventiの特許明細書に開示さ
れている。同様に、技Growの特許明細書に教示され
るメルカプトオルガノシロキサンにR3Si○,.5の
ごときシロキサン単位が充分な数で含まれている時は、
メルカプト官能性オルガノシロキサン樹脂が得られる。
Viventj、LeGrowおよび軌kermanほ
かによる各特許明細書は、本発明の組成物に有用なメル
カプトオルガノシロキサンの製法を教示する点に関して
、本明細書の一部として参照すべきである。式 で示される末端封鎖単位を含むメルカプトポリジオルガ
ノシロキサンは、ヒドロキシル末端封鎖ポリジオルガノ
シロキサンと、式HSCnH2nSi(ORI)3 を有する(メルカプトアルキル)トリアルコキシシラン
とを固形水酸化カリウムまたはカリウムシラノレート触
媒の存在下に反応させて製造することができる。
粘度の高いポリジオルガノシロキサンには、カリウムシ
ラノレート触媒の方が好ましい。(メルカプトアルキル
)トリアルコキシシランは、化学量論的な量より約10
モル%の過剰で用いるのが望ましい。得られる生成物は
、本質的には式の単位で末端封鎖されたポリジオルガノ
シロキサンである。
2個のSiOH基が(メルカプトアルキル)トリアルコ
キシシラン分子1個と反応した単位も少量ながら若干含
まれるが、これらの量はきわめて少ないので、末端封鎖
ポリジオルガノシロキサンの特性に著るしく変化を与え
ることはない。
上述したメルカプトポリジオルガノシ。
キサンを用いて種々の性状を有する組成物を配合できる
。一般的には、懸垂官能性メルカブトポリジオルガノシ
ロキサンのみを用いた場合には、末端官能性メルカプト
ポリジオルガノシロキサンを併せて含む配合物に比較し
てモジュラス値の高いェラストマーが得られる。後者か
らは、モジュラス値の低いシーラントが得られ、従って
このものは、硬化処理した組成物が裂ける前の伸び率が
はるかに高い。以上の結果から、懸垂官能性メルカプト
ポリジオルガノシロキサンを単独使用すると、容易に伸
びにくく、従ってシールを施すべきジョイントにおける
移動の程度の少し、ところに主として有用な硬化シーラ
ントが得られる。懸垂官能性および末端官能性メルカプ
トポリジオルガノシロキサンの混合物は、温度の変化に
起因して、比較的ジョイント移動の程度の高い場合にお
ける建築用のシーラント配合物として有用である。本発
明のェラストマー系シーラント組成物は、必らずしも普
通の建築用基材、例えばコンクリートまたは金属に対し
て非常に良好な接着力を有するとは限らず、従って用途
によてはプラィマーを使用する必要のあることを特記し
ておきたい。本発明の組成物に充填剤を使用することが
できるが、必須成分ではない。
特にェラストマ−系シーラント配合物においては、メル
カプトオルガノシロキサン10の重量部当り、10〜2
0の重量部の量で増量用充填剤を用いることができる。
適当な増量用充填剤は、二酸化チタン、炭酸カルシウム
、夕ルク、クレー、粉砕または破砕石英、珪藻士、ガラ
スまたは石綿のごとき繊維性充填剤、その他とすること
ができる。強化用充填剤、例えばヒュームドシリカ、表
面処理ヒュームドシリカ、カーボンブラック等も用いる
ことができる。
当業界で周知のごとく、強化用充填剤は、増量用充填剤
ほど多量に使用することができず、従ってこの種の充填
剤を含む配合物にあっては、メルカプトオルガノシロキ
サン100重量部に対する強化用充填剤の使用量は7の
重量部を超えることなく、好ましくは5〜3碇都である
。また、強化用充填剤を含んでいる配合物に増量用充填
剤も含ませることができるが、その使用量は、メルカプ
トオルガノシロキサン10の重量部に対して含有強化用
充填剤を差引し、た200重量部までとする。着色用顔
料、灘燃化剤等のごとき他の添加剤も、本発明において
有用であると意図される。触媒の多くは水によって悪影
響を受ける関係上、貯蔵寿命を最高にするためには充填
剤または添加剤が実質的に水を含まないことが望ましい
。日常試験によって、貯蔵寿命に及ぼす充填剤および添
加剤の影響を測定することができる。本発明を実施する
うえにおいて触媒として有用であると考えられる金属カ
ルボニル化合物は、Fe(CO)5、Fe2(CO)9
、Fe3(CO),2、ジシクロベンタジヱニルジ鉄テ
トラカルボニルすなわち{(C5日5)Fe(CO)2
}2、ブタジェン鉄トリカルボニルすなわち(C4日6
)Fe(CO)3、シクロヘキサジェン鉄トリカルボニ
ルすなわち(C6日8)Fe(CO)3、Ni(CO)
4、ジシクロベンタジエニルジニツケルジカルボニルす
なわち {C5日5Ni(CO)}2、M山(CO),
、メチルシクロベンタジェニルマンガントリカルポニル
すなわち(CH3C5日4)Mn(CO)3およびシク
ロベンタジエニルコバルトジカルボニルすなわち(C5
日5)C○(CO)2である。
触媒の必要量は臨界的要素ではない。酸素の存在下にお
いて組成物を適当に重合または硬化して、所望の最終目
的を満足させる生成物が得られる限り、触媒量は任意で
ある。触媒量を変えることにより、重合または硬化速度
が変わり、硬化生成物、特にェラストマー系生成物の性
状に変化を生じ得る。メルカプトオルガノシロキサン1
0の重量部当り、0.1〜6重量部の範囲内の金属カル
ボニル化合物で通常充分であることが認められた。好ま
しい金属カルボニル触媒は鉄を含有するもの、特にFe
(CO)5である。鉄カルポニル触媒を用いる際には、
メルカプトオルガノシロキサンに含まれるメルカプト基
(一SH)の合計モル数対触媒中の鉄原子の合計モル数
の比率(SH/Fe比)を1より大にすることが望まし
い。
すでに記載したとおり、金属カルボニル化合物の多くは
、酸素および(または)水でおかされ、なかには二酸化
炭素を吸収するものさえある。
コバルトおよびニッケル化合物において、このことは特
に顕著である。従って、化合物の取扱を容易にし、かつ
、組成物への触媒の添合を迅速処理するには、最初に化
合物を疎水性の溶剤または希釈剤、例えばトルェン、鍵
油またはトリメチルシロキサン末端封鎖ポリジメチルシ
ロキサン液に溶解させるのが好ましい。トリメチルシロ
キシ末端封鎖ポリジメチルシロキサン液中2の重量%の
ペンタカルボニル鉄〔Fe(CO)5〕溶液が好ましい
。金属カルボニル化合物は当業界において周知であり、
その製法については文献、例えばDゆ編集にかかる「オ
ルガノ金属化合物」(organome側ljcCom
pounde)第1巻「Springer−Verla
g、N.Y.(1966王)および萩原、熊田および大
河原編集にかかる「オルガノ金属化合物便覧」(日an
dめokof 仇鞍nometallic Compo
unds)第822〜903頁、W.A.Senjam
jnCo、N.Y.(1968王)に記載されている。
なお、これらの文献は、上記の金属カルボニル化合物の
製法を教示する点に関して、本明細書の一部として参照
すべきである。金属カルボニル化合物は、叢性を有し、
しかも多少揮発性であることが知られており、従ってこ
の種の化合物の取扱には注意を払う必要があり、またこ
れらの組成物の重合または硬化の期間中、適切な換気手
段を設ける必要がある。本発明の組成物は、酸素にさら
された際、金属カルボニル触媒の作用によってジスルフ
ィド(一SS−)結合を形成するため、重合または硬化
によって高分子量生成物を生じるものと考察される。組
成物は室温で迅速に重合または硬化するが、酸素に接触
している表面から内部に向かって硬化するように思われ
る。
ェラストマー系シーラント組成物は、1斑時間以内にそ
の最終的物理的特性の85%を発揮することが認められ
た。大抵の化学反応が温度の上昇によって促進されると
同じように、加熱によって硬化速度が加速されるが、こ
のことは、樹脂の保護被覆を被塗物に塗布する際に有効
に利用される。メルカプト基の含有率が低い組成物、特
に2重量%未満のメルカプト基を含むェラストマー系シ
ーラントは、本質的に不快臭を発しない。例えば米国特
許第3035016号および第3077465号各明細
書中に開示されているような、硬化中に酢酸を発生する
湿分硬化シーラントに比較した場合、本発明の組成物は
被塗物に対する腐食性がない。本発明を実施するに当っ
ては、配合作業者は、適切な量の触媒と併用して、例え
ばェンキャップシュラントゲル、硬質樹脂、コーティン
グおよびェラストマー系シーラントのごとき硬化生成物
の得られるポリマーおよび充填剤を選ぶことができる。
以下に記載する例は、単に説明を目的とするものであり
、別紙に記載した請求の範囲で定義される本発明の枠を
制限するものと解釈すべきではない。
例1 本例において用いるために調製した触媒溶液が第1表に
要約されている。
メルカプトボリジオルガノシロキサンの同一量に対して
同じモル数の各触媒が添加されらるように、触媒溶液と
懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンとを、
実質的に酸素の不存在下で混合することによって酸素硬
化生成物を形成した。用いた懸垂官能性メルカプトポリ
ジオルガノシロキサンは、ジメチルシロキサン単位と3
−メルカプトプロピルメチルシロキサン単位とのトリメ
チルシロキシ末端封鎖コポリマーであって、含有シロキ
サン単位の合計モル数を基準にして約5モル%の3−メ
ルカプトプロピルメチルシロキサン単位を含むものであ
った。
このメルカプトポリジオルガノシロキサンの粘度は、2
500において約1.2パスカル・秒(Pa.s)であ
り、この化合物を以下ポリマーAと呼ぶ。それぞれ20
夕のポリマーAを含む8種類の試料を調製した。
各試料に対し、触媒の0.1モル溶液4夕、0.05モ
ル溶液8夕、または0.2モル溶液2夕を添加したが、
各場合とも添加量は添加すべき触媒によってそれぞれ決
めた。各組成物を室温において大気酸素にさらし、押出
した試料の表面がゲル状になるまでの時間、すなわち「
スキンオーバー時間」(‘‘skin−overtim
〆)を第1表に示すとおり記録した。スキンオーバー時
間に関しても最も有効な触媒はペンタカルボニル鉄〔F
e(CO)5〕である。例2 硬化組成物の性状に及ぼす触媒濃度の影響を立証するた
め、触媒としてのペンタカルボニル鉄〔Fe(CO)5
〕、表面処理したヒユームドシリカ(De趣ssaTe
terboro.NewJerseyの市販品であるA
erosil■R927)およびジメチルシロキサン単
位と3ーメルカプトプロピルメチルシロキサン単位との
トリメチルシロキシ末端封鎖コポリマーで構成される懸
垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサン(以下ポ
リマーBと呼ぶ)から組成物を調製したが、ポリマーB
は2500において17.0肥a.sの粘度を有し、メ
ルカプト基の含有量は0.41重量%であり、そしてポ
リジメチルシロキサン標準品を用いて高速ゲルパーミェ
ーションクロマトグラフ分析で測定した数平均分子量は
13500であった。
ポリマーBは次のように調製した。
縄梓機、温度計、還流冷却器および窒素スパージ管を備
えた3その三つ口フラスコに次の成分を加えた。へキサ
メチルジシロキサン4.1夕および3ーメルカプトプロ
ピルメチルジメトキシシランの3ーメルカプトプロピル
メチル加水分解物20.2夕。内容物を燭拝し、乾燥窒
素ガスでパージを行なったが、その間?oooに加熱し
た。7000において、トリフルオロメタンスルホン酸
0.30ミリリットル(の【)を内容物に加えてから温
度を85qoに上げた。
85qoにおいて、平均式(Meぶi○)〜4(式中、
Meは−CH3である)を有する環式ポリジメチルシロ
キサン混合物約500の‘(〜476夕)を、20分の
時間をかけて内容物に加えた。
添加の終わりにトリフルオロメタンスルホン酸0.59
Mを内容物に加えた。次に、温度を85ooに保ちなが
ら、環式ポリジメチルシロキサン混合物1050泌(〜
1000夕)を短時間で加えた。この添加作業の最後に
、蒸留水を3小滴(〜0.03夕)を加えて、重合速度
を促進させた。85q0で5時間後、重炭酸ナトリウム
8.9夕を用いて内容物を中和し、1夜室温で鷹杵した
フラスコの内容物をトルェンで希釈して炉週を容易にし
てから加圧炉過した。次に蒸留器温度が16000に達
するまで涙液を減圧蒸留し、水銀柱2柵より低い圧力で
揮発性物質を除去した。生成物は0.44亀重量%のメ
ルカブト基を含み、その粘度は2yoにおいて67.6
70Pa.sであった。粘度を下げるため、上記の生成
物を12そのフラスコに入れて約7000に加熱した。
70qoにおいて、トリフルオロメタンスルホン酸約5
.3奴および水約0.5夕を加えてから、内容物を約7
0ooにて5時間燈枠することによって生成物を再平衡
(re−equilibrate)させた。
次に、前記のごとく生成物の中和、加圧炉週および蒸留
を行なってポリマーBを回収した。三本ロール練り機を
用い、10の重量部のポリマーBと2の重量部のAer
osil■R972とを混練して基剤調製を行なった。
次に、この基剤をSemkit■チューブ(Semco
.Inc.、dMsion ofProducはRes
earch and ChmicaI Corp.、G
lendale、CAの市販品である)に入れたが、こ
のチューブは、コーキングコンパゥンド用のチューブの
外観を有し、内容物をかきまぜる手段を内蔵し、真空中
に置いた場合、チューブ内の組成物から揮発性物質が除
去されるように設計された円筒である。空気の存在下に
おいて基剤の混線を行なった関係上、水銀柱3仇肋の真
空に3び分さらすことによって、基剤を脱気した。次に
チューブを背面でシールした。次いで、このシールした
Semkit■チユーフに種種の量のペンタカルボニル
鉄触媒〔正味(neat)〕を注入し、櫨梓を用いて基
剤中に触媒溶液を均一に混合した。室温で空気の存在下
に組成物を型のなかへ押出し、1.6ミリメートル(側
)の厚さに伸ばし、ポリエチレンのシートで触れてもべ
とつかなくなるまでに要する時間の長さを記録した。室
温において空気中7日間硬化させた後の組成物の物理的
特性を第2表に示す。ジュロメーター値は、ASTM−
D−2240によって測定し、引張り強度および伸び率
はASTM−D−412によって測定した。
例3メルカプトポリジオルガノシロキサンに含まれるメ
ルカプト基の量の影響を評価した。
懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサン10の
重量部、炭酸カルシウム充填剤125重量部、および2
5℃における粘度が0.0坪a.sであるトリメチルシ
ロキシ末端封鎖ポリジメチルシロキサン液に溶かしたF
e(CO)5の2の重量%溶液4.3丸重量部からなる
混合物を例2におけるごとく調製した。用いたメルカプ
トポリジオルガノシロキサンは、ジメチルシロキサン単
位と3ーメルカプトプロピルメチルシロキサン単位との
トリメチルシロキシ末端封鎖コポリマーであった。メル
カプト基の重量%は0.23〜1.04重量%の範囲で
変動させたが、含有されるシロキサン単位の合計数は一
定に保った。試料を型のなかへ押出して1.6豚の厚さ
にならした。室温で7日間空気にさらした後で、物理的
特性を測定し、後記の第3表に記録した。100%伸び
率におけるモジュラスは、ASTM−D−412で測定
した。
メルカプト基の重量%を変えることにより、柔軟で延伸
容易なヱラストマーからより硬い、より耐久性のある製
品までの範囲の硬化生成物を得ることができる。
例4 本発明の組成物の硬化による樹脂の形成を立証するため
、メルカプト基の重量%が24.6であり、2500に
おける粘度が0.0斑a.sである3ーメルカプトプロ
ピルメチルジメトキシシランの3ーメルカプトプロピル
メチル加水分解物を調製した。
この加水分解物20夕とペンタカルボニル鉄〔Fe(C
O)5〕の1の重量%鉱油溶液5夕とを混合し、室温で
空気にさらした。15分後に表皮層(sm鷺ceski
n)が形成した。
1幼時間後に、厚さ0.38脚の表皮層が形成した。表
皮は、高度に架橋されているように見えた。室温で空気
に3日さらした後、厚さ約1.7側の脆弱層が形成され
た。6日後、その層の厚さは約2.0側であった。
一般に、保護被覆薄膜の厚さは、用途に応じて0.01
〜0.50の範囲である。従って、この種の組成物の薄
層は、被塗物上に樹脂状の保護被覆を形成するのに用い
ることができよう。例5 本例においては、硬化速度に及ぼすいくつかの変動要素
の影響についての調査を行なった。
例3に記載したごとく組成物の調製を行なった。用いた
メルカプトポリジオルガノシロキサンは、ポリマーBと
同じ型のものであった。次いで試料を種々の条件の下で
押出し、スキンオーバー時間で示される硬化速度に及ぼ
す変動要素の影響の程度を表わす尺度として、スキンオ
ーバー時間を用いた。試料を加熱した場合(硬化速度が
促進される)および試料を減圧室中に押出した場合(硬
化が本質的には起こらない)において、硬化速度に及ぼ
す最大の影響が観察された。また、このことは、空気が
硬化の機構に重要な役割を演じることを証明するもので
ある。「標準的」ぐnormar)な光源として蛍光灯
を選んだ。デー外ま、光が硬化速度にわずかな影響を及
ぼすことを示している。周囲湿度は硬化速度にさほど影
響しないように思われるが、水中での硬化速度は空気中
における速度に比べて半減する。このことは、水中にお
ける酸素濃度の低下に起因するのであろう。第4表に結
果を要約する。例6 硬化させた組成物の時間の関数としての物理的特性につ
いての研究を行なった。
本例においては、2種類のメルカプトポリジオルガノシ
ロキサン−−ジメチルシロキサソ単位と3ーメルカプト
プロピルメチルシロキサン単位とのトリメチルシロキシ
末端封鎖コポリマーで構成された懸垂官能性メルカプト
ポリジオルガノシロキサンであるポリマーCおよび3ー
メルカプトプロピルジメチルシロキシ末端封鎖ポリジメ
チルシロキサンで構成された末端官能性〆ルカプトポリ
ジオルガ/シロキサンであるポリマーD−−を調製した
。ポリマーCは、蝿梓機、温度計、還流冷却器および窒
素スパージ管を備えた5そ客三つ口フラスコに、3ーメ
ルカプトプロピルメチルジメトキシシランの3ーメルカ
プトプロピルメチル加水分解物106.6夕とへキサメ
チルジシロキサン8.1夕とを加えて調製した。
損梓および乾燥窒素ガスによるパージを行ないながら、
内容物を6000に加熱した。6び0において、トリフ
ルオロメタンスルホン酸0.5舷を加えた。
内容物を3び分蝿拝し、次に添加漏斗を用い、平均式(
MeSj○)〜4を有する乾燥環式ポリジメチルシロキ
サン混合物約961夕を徐々に加えた。この添加が終わ
った時点において、トリフルオロメタンスルホン酸1.
27の‘を加えた。次に、乾燥環式ポリジメチルシロキ
サン混合物1924夕を加え、65qoにおいて19時
間内容物を縄拝した。次いで、重炭酸ナトリウム17.
7夕を加え、室温で2岬時間内容物を雛拝した。内容物
を2その乾燥トルェンで希釈し、活性炭および珪藻士を
通して加圧炉過し、水銀社1肌未満の圧力下、150℃
の蒸留器温度まで減圧蒸留を行なって揮発性物質を除去
した。蒸留器中の生成物はポリマーCであって、その粘
度は25午0において17.00Pa.sであり、メル
カプト基を1.04重量%(沃素による滴正を行なって
測定)含有し、数平均分子量は38100であった。ポ
リマーDは、ポリマーCに用いたと同じ型のフラスコに
、環式ポリジメチルシロキサン混合物3366.6夕と
SMmーテトラメチルビス(3ーメルカプトプロピル)
ジシロキサン20.6夕とを加えて調製した。
鍵杵および乾燥窒素ガスによるパージを行ないながら、
内容物を60qoに加熱した。6000において、トリ
フルオロメタンスルホン酸1.77叫を加えてから窒素
パージを止めた。
600 〜65℃に4時間内容物を維持した。
次いで、内容物を冷却し、30夕の重炭酸ナトリウムを
加え、内容物を3時間鷹拝した。次に、トルェン1.5
〆を加えた後、珪藻土を通して内容物を加圧炉過し、水
銀柱5〜1仇舷の圧力で150ooに炉液を減圧蒸留し
てポリマーDを回収した。ポリマーDは、2500にお
いて14.0斑a.sの粘度を有し、メルカプト基0.
1軍重量%を含み、そしてその数平均分子量は35.機
0であった。用いた配合は、{aーポリマーC2の重量
部、(b}ポリマーD80重量部、【cー炭酸カルシウ
ム充填剤15の重量部、および【d}25qoにおいて
0.0印a.sの粘度を有するトリメチルシロキシ末端
鎖ポリジメチルシロキサン液中20重量%のペンタカル
ボニル鉄〔Fe(CO)5〕溶液4.鶴重量部であった
上記組成物を、例2に記載したごとく混合し、室温(2
20)において空気の存在下に押出した。種々の間隔で
物理的特性の試験を行なったが、第5表にその結果を示
す。得られたデータから、厚さ1.6側の試料の場合、
1錨時間以内において重合または硬化工程がおおむね8
5%完了していることがわかる。例7懸垂官能性対末端
官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンの比を変え
ることによって生じる硬化組成物の性状の変化について
、実験を行なった、この実験においては、例6に記載し
たと同じ種類および量の充填剤および触媒を含む全メル
カプトプトオルガノシロキサン100重量部を用いた。
懸垂官能性対末端官能性メルカプトボリジオルガノシロ
キサンの重量比を、第6表に示すごとく変化させ、硬化
組成物の性状については、室温(2か○)で空気に6日
間さらした後に測定した。一般論として、末端官能性メ
ルカプトポリジメチルシロキサンの含有量が多ければ多
いほど、硬化組成物の伸び率値は大となり、そして柔軟
性を増した。例8 シクロベンタジェン以外の共役オレフィン類を含む鉄カ
ルボェニル鍵体の触媒活性を調べた。
フタジェン鉄トリカルボニル {(C4日6)Fe(C
O)3}およびシクロヘキサジヱン鉄トリカルボニル(
C6日8)Fe(CO)3}を選択し、次の配合におい
てペンタカルボニル鉄〔Fe(CO)5〕と比較した。
例2に記載した方法により、空気の不存在下につぎの組
成物−−ポリマーBIOの重量部、炭酸カルシウム充填
剤125重量部、および組成物の合計重量に基づいて0
.5重量の各触媒(20重量%の鉱油溶液として添加)
−−を調製た。室温において空気の存在下に試料を押出
し、室温で7日間空気にさらした後、各試料の性状を測
定した。第7表のデー外ま、本発明の組成物を配合する
うえにおいて、これらの触媒もやはり有用であることを
示す。例9 シクロベンタジヱニルコ/)レトジカルボニル(C5日
5)Co(CO)2の有用性を次の実験で立証した。
懸垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサン10夕
を(C5&)Co(CO)2(正味)0.1夕と混合し
、室温(2〆○)において空気にさらした。懸垂官能性
メルカプトポリジオルガノシロキサンはポリマーBと同
じ一般式を有するものであったが、別の仕込バッチから
のものであって、2500における粘度が38.9がa
.sであり、メルカプト基含有量が0.41重量%であ
り、数平均分子量が80500のものであった。40分
後に表皮層が形成した。
60分後に、表皮層は鮮明かつ不粘着性となったが、下
面における物質は依然として流動性であった。
9庇ご後において、硬化組成物の表面層の厚さ1ま約0
.38肌であった。
例 10 性状およびコストを最適にする目的で、表面処理したシ
リカ充填剤と炭酸カルシウム充填剤との両者を用い、2
種類の配合物を調製した。
本例に使用したポリマーEは、ポリマーBと同じ型の懸
垂官能性メルカプトポリジオルガノシロキサンであり、
ジメチルシロキサン単位と3ーメルカプトプロピルメチ
ルシロキサン単位とのトリメチルシロキシ末端封鎖コポ
リマーであって、2500における粘度は48.9斑a
.sであり、メルカプト基0.4箱重量%を含むもので
あった。第1の配合物は、汎用シーラントとして使用す
るように意図され、10碇部のポリマーEと2陪Bの表
面処理したシリカ充填(Aerosil■R972、例
2参照)とを混合した後、これらの成分を炭酸カルシウ
ム充填剤75部と混合して製造したものである。
次に、トリメチルシロキシ末端封鎖ポリジメチルシロキ
サン液20.6部を加えた。次に、三本ロール練り機を
用いて、この基剤を完全に混和した。次に、この基剤を
SemKit■チューブに入れ、例2に記載したごと〈
触媒添加の組成物を調製した。注入した触媒溶液は、例
3で用いたと同じ型の20%Fe(CO)5溶液5.5
部であった。室温で空気の存在下に、型の中に押出した
試料の物理的特性は、スキンオーバー時間・・・・・・
・・・・・・・・・6分、タツクフリ一時間・・・…・
・・・・・・・・10〜14分であり、そして空気の存
在下に室温で7日後の性状は、ジュロメーター値・・・
・・・・・・・・・・・・28(ジョアーA)、引張り
強度・・・・・…・・・・・・・1999kPa、破壊
時伸び率・・・・・・・・・・・・…400%、および
伸び率100%におけるモジユラス…….・・……82
7kPaであった。第2の配合物は、建築用シーラソト
として使用することを意図され、ポリマーEIO碇都、
上記の表面処理したヒュームドシリカ12部、炭酸カル
シウム充填剤16碇郡、上部の0.坪a.sポリジメチ
ルシロキサン液24部および上記に用いた20%Fe(
CO)5溶液7.55部から上記と同じ方法で調製した
ものである。
室温で空気の存在下に型の中に押出した試料の物理的特
性は、スキンオーバー時間・・・…・・・・・・・・・
6〜1び分、タツクフリ一時間・・・・・・・・・・・
・・・・15〜19分であり、そして室温で約7日空気
にさらした後のジュロメーター値………・・・・・・2
9(ジョアーA)、引張り強度…・・・・・・・・…・
1517kPa、破壊時伸び率・・…・・・・・・・・
・・405%、および100%伸び率におけるモジュラ
ス・・…・・・…・・・・841kPaであった。上記
試料は、すぐれた硬化表面を示したが、大抵の基体に対
する接着性良好でなかった。この接着性は、表面プラィ
マーを用いることによって改善可能であった。SH/F
eの計算モル比は、第1配合物では2.3第2配合物で
は1.7である。第1表ジエチレングリコ−ルジメチル
エーナル 第2表 メルヵフ。
トボリジオルガノシロキサンと充填剤との合計120重
量部に対する重量部であり、トリメチルシロキン末端封
鎖ポリジメチルシロキサン液(粘度0.05pa.s)
中の20重量%溶液として添加。KPaはキロパスカル
である。第3表 第4表 第5表 第6表 第7表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 実質的に酸素の不存在下において、 (A) 少くとも1種のメルカプト官能性オルガノシロ
    キサン100重量部、ただし、該メルカプト官能性オル
    ガノシロキサンは、平均単位式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ および ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するメルカプト官能性シロキサン単位からなる群か
    ら選ばれるメルカプト官能性シロキサン単位を分子当り
    平均して少くとも2個有し、存在する他のシロキサン単
    位が、すべて平均単位式▲数式、化学式、表等がありま
    す▼を有するものとし、上記式中、 各R^2は、ヒドロキシル基であるか、またはR^4
    および 3・3・3−トリフルオロプロピル基からなる
    群から選ばれる有機の基であり、 各R^4は、R^3
    またはOR^1であり、 各R^3は、炭素原子数1〜
    4のアルキル基であるか、 またはフエニル基であり、 各R^1は炭素原子数1〜4のアルキル基であり、
    nは、2〜4の値を有し、 wは、0〜1の値を有し、 xは、1〜2の値を有し、 yは、0〜2の値を有し、 zは、0〜3の値を有し、そしてx+yの合計は1〜
    3の値を有し、しかも メルカプト官能性オルガノシロ
    キサン中における珪素原子に対するR^3、HSC_n
    H_2_n−、▲数式、化学式、表等があります▼およ
    び3・3・3−トリ フルオロプロピル基を合計したものの比率が0.98/
    1〜3.00/1の範囲内にあるものとする;(B)
    少くとも1種の充填剤0〜200重量部;および(C)
    Fe(CO)_5、Fe_2(CO)_9、Fe_3
    (CO)_1_2、ジシクロペンタジエニルジ鉄テトラ
    カルボニル、ブタジエン鉄トリカルボニル、シクロヘキ
    サジエン鉄トリカルボニル、Ni(CO)_4、ジシク
    ロペンタジエニルジニツケルジカルボニル、Mn_2(
    CO)_1_0、メチルシクロペンタジエニルマンガン
    トリカルボニルおよびシクロペンタジエニルコバルトジ
    カルボニルからなる群から選ばれる触媒量の金属カルボ
    ニル触媒を混合して得られる生成物から本質的になる、
    酸素の不存在下で安定な組成物。
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