JPS6041432B2 - 面状加熱装置 - Google Patents

面状加熱装置

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JPS6041432B2
JPS6041432B2 JP337979A JP337979A JPS6041432B2 JP S6041432 B2 JPS6041432 B2 JP S6041432B2 JP 337979 A JP337979 A JP 337979A JP 337979 A JP337979 A JP 337979A JP S6041432 B2 JPS6041432 B2 JP S6041432B2
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武夫 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プラスチックサーミスター(合成樹脂製感熱
体)を使用した全面の温度検出機能を有する面状発熱体
、特に発熱体層と感熱体層とが直接密着してなる簡略な
構造でありながら、容易に温度を検出して制御し得る熱
感応性面状発熱体を備えた面状加熱装置に関するもので
ある。
従来より電気カーペットや床暖房用等の面状発熱体とし
て第1図の如く、発熱体層2と感熱体層(またはプラス
チックサーミスター)6とを電気的に絶縁して分離した
構造とし、発熱体層2に商用電力を供給し、感熱体層6
にも商用電力から変圧した商用周波数の電圧を印加して
温度を検出、制御したものが知られているが、第1図で
わかるように、絶縁体層1(例えばポリエステルフィル
ム)、発熱体層2(例えばアルミニウム箔を線状にエッ
チングしたものや導電性カーボン膜等)、接着剤層3(
例えばポリエチレンのようなホットメルト接着剤)、絶
縁体層4(例えばポリエステルフィルム)、信号導体層
5(例えばアルミニウム箔)、感熱体層6(例えばポリ
アミド、ポリ塩化ビニール等)、信号導体層7(例えば
アルミニウム箔)、絶縁体層8(例えばポリエステルフ
ィルム)の如き複雑な多層構造となり、柔軟性が損われ
たり、使用材料や製造工程が多くてコストが高い等の問
題があった。
一方、かかる問題を回避する方法として、発熱体層2と
感熱体層6とを直接密着させた簡略な構造、即ち第2図
の如く、絶縁体層1、発熱体層2、感熱体層6、信号導
体層7、絶縁体層8としたものが考えられるが、実際に
かかる構造のもので発熱体層2に商用電力を供給して発
熱させ、該発熱体層2と信号導体層7間に商用電力から
変圧した商用周波数の電圧を印加して感熱体層6の温度
に対応するインピーダンスを電位差として検出しようと
すると、感熱体層6のインピーダンスが普通のプラスチ
ックスに比べて小さく、特に高温時は非常に小さくなる
ために、発熱体層2に供給した商用電力(通常は50又
は60HZ、100又は200V)が感熱体層6を通過
して、いわゆる漏れ電圧、漏れ電流として信号導体層7
に混入して温度検出回路の電圧に車畳して大きな雑音と
なり、正確な温度検出ができない問題があった。
かかる簡略な構造の面状発熱体における前述の問題を解
決する方法としては、発熱体層に商用電力を供給するの
に対し、感熱体層には直流または高周波電圧を印加して
やれば、感熱体層の温度に対応する信号には、直流また
は高周波成分の外、商用周波成分も含まれるので、不要
な商用周波成分を除去し、必要な直流または高周波成分
のみを検出することができるが、前者の直流電圧を印加
する場合は、発熱体層には徴量不純物としてイオン性物
質や、意図的に混入した熱安定剤等が含まれているため
直流電圧の印加によって直流分極を起こして非可逆的に
移動してしまい、温度〜電気特性(抵抗値)が隆時的に
変化して実用にならず、また後者の高周波電圧を印加す
る場合は、温度〜電気特性(抵抗値)が低下し温度制御
精度を低下させるなどの欠点があった。
本発明者等は、かかる状況に鑑みて鋭意研究の結果本発
明に至ったものである。
本発明の目的は、上記従釆技術の欠点を解消せしめ、簡
略な構造で柔軟性に優れ、かつ温度制御精度の高い面状
加熱装置を提供せんとするものである。
そして、上記目的を達成するため本熱明の構成は、発熱
体層、感熱体層、信号導体層の順に積層された積層構造
を有する面状発熱体と、該面状発熱体の発熱体層と信号
導体層に温度検出回路が接続され、かつ発熱体層に制御
回路が接続され商用電力の供給で制御動作する温度制御
器とからなる面状加熱装置において、前記面状発熱体の
感熱体層がハロゲン化鋼または/およびハロゲン化鋼の
銭塩を銅として200〜30蛇pm含有してなるポリア
ミドからなると共に、前記温度制御器の温度検出回路に
前記感熱体層の温度に対応するインピーダンスの値を高
周波の信号として検出するための高周波電源回路と炉波
回路とを具備した面状加熱装置を特徴とするものである
以下図面に基づいて本発明の具体的な説明をする。
第2図において、絶縁体層1,8としては、ポリエステ
ル、ポリカーポネート、ポリアミド、ポリイミド、ポリ
アミド・イミド、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
スルホン、ポリスチレン、その他の各種合成樹脂フィル
ムが使用できるが、耐熱性、耐薬品性及び接着性等の点
で、二髄配向ポリエステルフィルム、ポリィミドフィル
ム、ポリアミドィミドフィルム等が好適である。又シー
ト状物としては合成繊維基布あるいはガラス繊維基布等
にメラミン樹脂、ェポキシ樹脂、シリコーン樹脂の如き
各種合成樹脂を含浸・包埋したような複合シートも使用
できる。次に発熱体層(この場合信号導体層をも兼ねる
以下同じ)2としては、アルミニウム箔の如き金属箔を
適当な電気抵抗となるように帯状にエッチングしたもの
や、ニクロム線の如き抵抗線や炭素繊維等を織物にした
ものや、通常の織物やガラス繊維の織物に導電性塗料を
含浸したものや、あるいはフィルムやシート状基材に導
電性塗料をコーティングしたり、金属を真空蒸着、メッ
キしたものや、ゴムあるいはプラスチックスに導電性微
粒子を練込んだ導電性シート等があり、要は面状発熱体
として発熱せしめうる程度の電気抵抗、例えば数Q/口
〜数100Q/口あれば、感熱体層の電気特性検出のた
めの信号導体層としても十分作動するものであり、材料
、構造等で特に限定されるものではない。なお本発明で
いう発熱体層2には、導電性塗料を含浸あるいは塗布し
たものや導電性微粒子を練り込んだシートの如く、通電
発熱さす上で、テープ状の金属電極帯例えば電極テープ
を2本以上設けてあるものは、これを含めるものである
ここで、該面状発熱体に接続する電源電圧や使用温度に
より、単位面積当りの電気抵抗は数○/口〜数1000
/口となり、一般的に100Vの商用電源で数10qo
〜10000程度で使用する場合には数100/口〜数
1000/口が適当である。この程度の電気抵抗を得る
には、前述の種々の発熱体層の中、例えば導霧性カーボ
ン塗料をフィルム上にコーティングしたものでは、各種
のカーボンブラックの中でも、ASTMD1765−6
髪等で示されている名称で表わした場合、CF(Con
d肥tive FmMce),SCF(Super C
onductive Furnace),ECF(E幻
raConductiveFm雌ce)等のファーネス
ブラツクや、CC(ConductiveChanne
l)といったチヤンネルブラツク、あるいはアセチレン
ブラック、“ケツチエンブラツク”(ライオン・アクゾ
■の商標)等の導電性のよいカーボンブラックが望まし
く、又グラフアィト等も使れるが、特にストラクチャー
の発達したアセチレンブラックが好適であり、2種類以
上のカーボンブラックやグラフアイトを併用してもよい
。一方、これ等の導電性付与物質同志及び絶縁体層1と
を結合するバインダー樹脂としてはコープィング方式の
場合、絶縁性基村との接着力が強く、塗膜の強度、伸度
が大きく、柔軟で弾性があり、耐熱性、耐薬品性がよい
ものが好ましく、特に正の抵抗温度係数を得る点で、使
用するカーボンブラックよりも熱膨張係数の大きいもの
が好ましく、メラミン樹脂、ェポキシ樹脂、シリコーン
樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、その他任
意のものを適宜選択して用いればよく、実際には前述の
導電怪力ーボンとこれ等樹脂の一種類あるいは数種類と
、必要に応じて硬化剤、分散剤等の添加剤を加え、有機
溶剤と共に振動ミル等で分散混合して導電柱カーボン塗
料とし、リバースコーター、グラビヤコーター、ナイフ
コータ−等の適宜の塗布装置で絶縁性基材上に均一に塗
布し、加熱、乾燥、硬化せしめることにより、平滑な導
電性カーボン発熱層が得られる。
ここで、該発熱層中に占める導電性カーボンの割合は、
使用する導電性カーボンにより異なるが、アセチレンブ
ラックの場合を例にとると数%〜数10%(以下全て重
量%で表わす)が望ましく、特に15%〜35%が好適
であり、少な過ぎると電気抵抗が大きくなり過ぎて、前
述の発熱体としての数○/口〜数1000/口が得られ
ない。又多過ぎると塗膜が脆くなり、プラスチックスサ
ーミスターとの接合作業が難しくなったり、剥脱してし
まう。又、塗膜の厚さは10‐1Aオーダーから数10
ムオーダーまで可能であるが、実際の塗布作業性及び均
一性等の点で、数仏〜30山程度が好ましい。なお、導
電性カーボン層の種類としては前述の如く、導電性カー
ボン塗料とそして塗布する他に、導電性カーボンと適宜
のゴムあるいはプラスチック、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボ
ネート、ポリスルホン、ポリスチレン等と、重合段階、
粉末あるいはチップ段階、溶融押出し段階等で適宜の方
法で混合して、T型ダイス等から押出したり、あるいは
カレンダーリング加工等により平滑な導電性シートを作
り、絶縁性基村と接合して導電怪力ーボン発熱層として
もよい。
又焼成法にかるカーボンシートも同様に使用することが
できる。次に藤V熱体層6としては、ハロゲン化鋼ある
いは/およびハロゲン化銅の鍔塩を銅として200〜3
00倣pm含有してなるポリアミドが、高周波領域、す
なわち約500HZ以上、好ましくは800HZ以上で
の温度〜インピーダンス即ちインピーダンスB定数が大
きく好ましい。
ここでハロゲン化鋼あるいはハロゲン化鋼鈴塩はョウ化
銅、臭化銅、塩化第一銅、ョウ化鋼とキシリレンジアミ
ンの鍔塩、ョウ化鋼と2ーメルカプトベンズィミダゾー
ルの錆塩、臭化鋼とペンズイミダゾールとの錆塩などを
挙げることができる。
いかなる形の銅化合物であっても電気的特性の付与効果
があるわけではなく、ハロゲン化鋼あるいはハロゲン化
鋼の錯塩に限って効果が認められる。これら鋼化合物の
添加量は銅として200〜300岬pmである。
一般にハロゲン化鋼あるいはハロゲン化鋼の鎖塩はポリ
アミドの耐熱、耐膜剤として知られているが耐熱、耐候
剤として使用される場合は銅としては10〜100pp
m程度の範囲であり、添加量を増大してもより以上の耐
熱性の向上は見られないばかりでなく好ましくない着色
が見られる、製糸性が悪くなるといった問題が生成する
。ところが電気的特性に着目すると銅としては200p
pm以下の添加量では高周波数城におけるインピーダン
スの温度依存性が小さく温度検出感度が十分でない。一
方、3000ppmを越す大量の添加を行なっても、よ
り以上の効果は期待できず、しかも機械的性質の低下な
ど好ましくない副効果が生起する。
ハロゲン化銅あるいはハロゲン化鋼の錯塩をポリアミド
樹脂へ添加する方法は特に制限されない。ポリアミドの
重合段階で添加する方法、ポリアミドの粉末と銅化合物
を機械的に混合する方法あるいはポリアミドチップと混
合後押出機で溶融濃練する方法など任意の方法で実施で
きるがポリアミドチップと混合潟練する方法が適当であ
る。本発明で使用するポリアミドに特に限定はないが、
吸湿性の小さいポリアミド例えばポリウンデカソアミド
、ポリドデカンアミドなどが好ましく使用される。なお
面状発熱体においては、隣接する界面との接着力が強く
、且つ長期間維持する必要があるので、ポリアミドとし
てtポリウンデカンアミドあるいはポリドデカンアミド
に他のポリアミド形成性単量体を共重合した接着性の優
れた共重合ポリアミドが特に好ましく使用される。
該共重合ポリアミドの共重合組成比に特に制限はないが
、通常ポリウンデカンアミドあるいはポリドデカンアミ
ドを主成分とし、他の共重合成分を5〜3の重量%共重
合せしめた共重合ポリアミドが特に適している。この感
熱体層の厚さは、使用する感熱体の種類、面状発熱体の
面積、利用する電気特性、例えば抵抗変化か容量変化か
といったこと、あるいは温度検出精度等により種々異な
るが、通常のT型ダイスによる溶融押出いこより、数A
〜数100仏が可能である。次に信号導体層7としては
、電気抵抗の小さいものであればよく、金、銀、銅、ア
ルミニウム等の金属箔がよく、特にアルミニウム箔が安
価で化学的にも安定なので好適である。
但しこれら金属箔は塑性変形して雛になり易くて取扱い
難いので、予め接着剤を用いて絶縁体層8と接合してお
くのがよい。なお該信号導体層7としては、これ等の他
に、前述の発熱体層2も使用できることは言うまでもな
い。
本発明は以上の如き要素を基本とし、その製造手順は任
意であるが、一例としては、前述の如く二軸配向ポリエ
ステルフィルムの如き絶縁体層1上に、アセチレンブラ
ックとポリエステル樹脂その他よりなる導霞性カーボン
塗料をリバースコーターで塗布し、加熱、乾燥して導電
性カーボン層を設け更に通電用電極として銅箔テープを
中方向両端部のやや内側に長さ方向に設けて発熱体層と
なし、一方、絶縁体層8にも絶縁体層1と同じ二軸配向
ポリエステルフィルムを用い、ポリウレタン系接着剤を
介して前述の発熱体層2よりも広中のアルミニウム箔を
ラミネー夕−で貼合せて信号導体層7となせばよい。
このようにして得られた絶縁体層8と信号導体層7の接
合シートと、絶縁体層1と発熱体層2とが一体となった
シートとの間に、前述の感熱体層6をェクストルージョ
ンラミネート法あるいはシート状のそれを熱圧着法等で
密着積層すればよい。
以上のようにして形成された積層構造を有する面状発熱
体は第3図のように接続されて温度制御される。
すなわち、第3図において、9は発熱体層2、感熱体層
6、信号導体層7が積層された面状発熱体、18は温度
検出回路14と制御回路17等を有する温度制御器で、
面状発熱体9の発熱体層2と信号導体層7とは温度検出
回路14に各々接続され、また発熱体層2は制御回路1
7を介して商用電源10‘こ接続されている。そして、
発熱体層2と信号導体層7とに挟まれた感熱体層6に、
可変抵抗器12を介して商用周波を高周波に変換する高
周波電源回路11の高周波電圧を印加すると、感熱体層
6のインピーダンスによって電圧降下が生じる。電圧降
下として生じた電圧信号は炉波回路13で商用周波成分
が除去され高周波成分のみが出力信号となる。この出力
信号は、感熱体層6の温度に対応した高周波信号である
。さらにこの出力信号は制御回路17の温度設定信号と
対比されて偏差信号となり、制御素子16を作動させる
ので、発熱体層2に流れる電流が制御される。したがっ
て、感熱体層6の温度、すなわち発熱体層2の温度は所
定値に制御される。ただし、温度制御器18は第3図の
方式のものに限定されるものでなく、感熱体層6の温度
に対応するインピーダンスの値を高周波の電流によって
検出する方式のものであればよい。なお、本発明の面状
加熱体は柔軟性があるので特に、タンク、パイプ等の曲
面の多い個所に適用するとその曲面との密着率を高くす
ることができる。
以上の如く本発明の面状発熱体は主要構造として、発熱
体層(信号導体層をも兼ねる)と、特定の添加物を含有
せるポリアミド系感熱体層と、信号導体層とからなり、
発熱体層には商用電力を供給して発熱させ、感熱体層に
は高周波電圧を印加して温度検出し、その結果によって
温度制御器で供給電力を制御して温度制御せしめる面状
加熱装置であるので、構造が簡略で柔軟性に富み、使用
材料や製造工程が少なくてコストが安く、且つ温度検出
精度が高いなどの優れた効果を奏するものである。
以下実施例にて説明する。
実施例 1 発熱体層2の一例とそして導電性カーボン塗料を塗布し
たポリエステルフィルムを得るべく、まず導電性カーボ
ンブラックとして平均粒蓬420A、吸油量115泌/
100夕、電気抵抗0.230・弧(圧力50k9/塊
時)のアセチレンブラック9部と、バインダー樹脂とな
る熱可塑性樹脂として線状飽和ポリエステル樹脂11部
と、溶剤とそしてトルェン/メチルエチルケトン/酢酸
ブチル=8/1/5の有機溶剤75部とを振動ボールミ
ルに投入し、8時間混合分散して導電性カーボン塗料べ
−スを得た。
これを異物炉過後、耐熱性及び可擬性向上添加剤として
メトキシメラミン3部と、硬化剤として該線状飽和ポリ
エステル樹脂の両末端水酸基と化学反応しうるところの
トリメチロールプロパンとトリレンジィソシアネートと
の付加物からなる分子量が約660のィソシアネートを
過剰となるよう化学当量の約7倍の2部を添加してホモ
ミキサ−で20分間燭拝し、濃度25肌%、樹脂中の導
電性カーボンブラック含有率35wt%の硬化剤入り導
電性カーボンブラック塗料を得た。次に3本リバースコ
ーターを使用して該塗料を絶縁体層1としての厚さ50
仏の二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(東
レ■製“ルミラー”)上に乾燥後の厚さが15りとなる
ように塗布し、17000の熱風中を3分間通過させて
乾燥、硬化せしめ、表面電気抵抗が3500/口の導電
性被膜を得た。次に2条の銅箔テープと該導電性被膜を
有する2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムと
を、被膜面が接するように重ねて一方がゴムロール、一
方が金属ロールからなる熱プレスロールで温度1400
0、線圧力15k9/係にて約1秒間熱圧着し発熱体層
を得た。
この場合の金属箔テープ間隔は30cのであり、金属箔
テープ接着後の電気抵抗は3580/口であった。次に
信号導体層7として厚さ20一のアルミニウム箔を用意
し、絶縁体層8としての厚さ50仏の二重由配向ポリエ
ステルフィルムにウレタン系接着剤を塗布してうミネー
ターで貼合せ、信号導体層7と絶縁体層8とが予め接着
されたものを準備した。
次に感熱体層として、ナイロン12チップ(東レ■製)
にョウ化鋼として2000ppm添加し、ヘンシェルミ
キサーで混合してからェクストルーダーでべレタィズし
てチップ状にした。
次にこのチップをェクストルージョンラミネー夕−でT
ダィを用いて厚さ100山の溶融膿として押出し、前記
のポリエステルフィルム上に設けた導電性力−ボン塗膜
発熱体層と、ポリエステルフィルムに貼合せたアルミニ
ウム箔信号導体層とを両側からニップロールで圧着して
、第2図の如き簡略な構造の面状発熱体を得た。
該面状発熱体を熱風オープン中に入れ、lkHZにおけ
る温度〜インピーダンスを調べたところ、第4図の曲線
Aの如く勾配の大きく、80におけるサーミスターB定
数は700ぴKと大きく、感度のよい特性が得られた。
次に該面状発熱体を第3図の如く絹線し、発熱体層には
温度制御器を介して商用60HZ,100Vの電力を供
給し、感熱体層にはlkHZ,12Vの電圧を印加し、
設定温度70午○で十分満足な温度制御ができた。特に
面状発熱体(広さ:1.8仇×1.8w)の一部分を綿
の座ふくとん(広さ:0.4仇×0.4の)で局部保温
しても11000までしか昇温せず、安全性の高いもの
であった。実施例 2 実施例1において、感熱体層として、ラウロラクタムと
カプロラクタムとを重量比で85:15にして重合した
ナイロン12′年氏重合体を作製し、ョウ化銅と2−メ
ルカプトベンズィミダゾールの1:1錆塩を銅として1
50妙pm添加して、実施例1と同様に面状発熱体を作
製した。
該面状発熱体のlkHZにおける温度〜インピーダンス
特性は実施例1の曲線Aとほぼ同様であり、感度のよい
特性が得られた。
また実施例1と同様の条件で加熱制御した結果、実施例
1と同様に良好な温度制御精度を得た。なお本実施例2
のナイロン12′年共重合体の場合は、感熱体層とアル
ミニウム箔信号導体層との接着力が100夕/肌と大き
く、特に好ましかった。比較実施例 1 実施例1において、ナイロン12チップにハロゲン化鋼
あるいは/およびハロゲン化鋼の緒塩を混入しないこと
以外は実施例1と全く同様にして面状発熱体を作り、l
kHZにおける温度〜インピーダンス特性を調べたとこ
ろ、第3図の曲線Bのようになり、本発明のものに比べ
て勾配が緩く、80℃におけるサーミスターB定数は3
0000Kと小さく、感度の悪いものであった。
又該面状発熱体を実施例1と同様に結線し、7000の
設定で通電したところ、平常時はほぼ70qoに維持で
きるが、実施例1と同様の条件で局部保温すると、その
部分の温度が15000以上に昇温してしまい危険で実
用にならなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の発熱体層と感熱体層との間が電気的に
絶縁された面状発熱体の例を示す断面図、第2図は、本
発明に適用される発熱体層と感熱体層とが密着した面状
発熱体の例を示す断面図、第3図は、本発明による面状
加熱体の加熱、温度制御回路を示すブロックダイヤグラ
ム、第4図は、感熱体層の温度〜インピーダンスの関係
を示すグラフである。 1,4,8:絶縁体層、2:発熱体層、3:接着材層、
5,7:信号導体層、6:感熱体層、9:面状発熱体、
10:商用周波電源、11:高周波電源回路、13:炉
波回路、14:温度検出回路、17:制御回路、18:
温度制御器。 第1図第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 発熱体層、感熱体層、信号導体層の順に積層された
    積層構造を有する面状発熱体と、該面状発熱体の発熱体
    層と信号導体層に温度検出回路が接続され、かつ発熱体
    層に制御回路が接続され商用電力の供給で制御動作する
    温度制御器とからなる面状加熱装置において、前記面状
    発熱体の感熱体層がハロゲン化銅または/およびハロゲ
    ン化銅の錯塩を銅として200〜300ppm含有して
    なるポリアミドからなり、前記温度制御器の温度検出回
    路に前記感熱体層の温度に対応するインピーダンスの値
    を高周波の信号として検出するための高周波電源回路と
    濾波回路とを具備してなることを特徴とする面状加熱装
    置。
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