JPS6041009Y2 - Pcm信号処理装置の入力回路 - Google Patents
Pcm信号処理装置の入力回路Info
- Publication number
- JPS6041009Y2 JPS6041009Y2 JP14117077U JP14117077U JPS6041009Y2 JP S6041009 Y2 JPS6041009 Y2 JP S6041009Y2 JP 14117077 U JP14117077 U JP 14117077U JP 14117077 U JP14117077 U JP 14117077U JP S6041009 Y2 JPS6041009 Y2 JP S6041009Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- noise signal
- audio signal
- circuit
- emphasis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は音声信号などのオーディオ信号をPCM記録す
る場合に使用されるPCM信号処理装置の入力回路、特
に帰還型プリエンファシス回路を有する入力回路に係る
。
る場合に使用されるPCM信号処理装置の入力回路、特
に帰還型プリエンファシス回路を有する入力回路に係る
。
PCM信号処理装置に用いられる入力回路は一般に第1
図に示す如く構成される。
図に示す如く構成される。
端子1に供給されたオーディオ信号はボリューム2を介
してプリエンファシス回路3を構成する帰還型の増巾器
3Aの非反転入力端子に供給され、その出力はローパス
フィルタ4を通じてA/D変換器(図示せず)に供給さ
れることによってPCM化され、これが記録される。
してプリエンファシス回路3を構成する帰還型の増巾器
3Aの非反転入力端子に供給され、その出力はローパス
フィルタ4を通じてA/D変換器(図示せず)に供給さ
れることによってPCM化され、これが記録される。
プリエンファシス回路3は次のように構成される。
1は増巾器3Aの出力端子と反転入力端子間の帰還路を
示し、これには帰還用の抵抗器6が直列接続される。
示し、これには帰還用の抵抗器6が直列接続される。
増巾器3Aの反転入力端子と例えば、接地などの、電源
端子との間には第1の抵抗器7が接続されると共に、こ
の第1の抵抗器7と並列に高域増強用の直列回路9が切
換スイッチS1を介して接続される。
端子との間には第1の抵抗器7が接続されると共に、こ
の第1の抵抗器7と並列に高域増強用の直列回路9が切
換スイッチS1を介して接続される。
直列回路9は図のようにコンデンサ9Aと第2の抵抗器
9Bとで構成され、切換スイッチS1を図示するように
切換えたとき、コンデンサ9Aの介在でオーディオ信号
の高域成分が増強され、すなわちプリエンファシスされ
る。
9Bとで構成され、切換スイッチS1を図示するように
切換えたとき、コンデンサ9Aの介在でオーディオ信号
の高域成分が増強され、すなわちプリエンファシスされ
る。
ところで、オーディオ信号をPCM記録する場合でオー
ディオ信号のレベルが低い場合には、このままでPCM
化すると、再生オーディオ信号が高調波歪を受けるため
、通常は所定レベルと所定の周波数帯域(例えば1kH
z以上)をもつ雑音信号をオーディオ信号に重畳した上
でPCM化することにより、上述の歪が現われないよう
にしている。
ディオ信号のレベルが低い場合には、このままでPCM
化すると、再生オーディオ信号が高調波歪を受けるため
、通常は所定レベルと所定の周波数帯域(例えば1kH
z以上)をもつ雑音信号をオーディオ信号に重畳した上
でPCM化することにより、上述の歪が現われないよう
にしている。
すなわち、ディザという信号処理が行なわれる。
第1図に示す入力回路もこのような構成が採られ、10
は重畳すべき雑音信号の発生源を示す。
は重畳すべき雑音信号の発生源を示す。
雑音信号はボリューム11を介して、増巾器3Aの非反
転入力端子と例えば、接地などの、電源端子との間に接
続された複数の、この例では直列接続された3個の、抵
抗器13A〜13Cのうち抵抗器13Aと13Bとの接
続中点に供給され、増幅器3Aに入力するオーディオ信
号に重畳される。
転入力端子と例えば、接地などの、電源端子との間に接
続された複数の、この例では直列接続された3個の、抵
抗器13A〜13Cのうち抵抗器13Aと13Bとの接
続中点に供給され、増幅器3Aに入力するオーディオ信
号に重畳される。
プリエンファシスが行なわれるときには、オーディオ信
号と同時にこの雑音信号までも高域成分が増強されてし
まうので、このままでは再生時のS/Nが劣化するから
、プリエンファシス時には、雑音信号のレベルを予め減
衰させるようにしている。
号と同時にこの雑音信号までも高域成分が増強されてし
まうので、このままでは再生時のS/Nが劣化するから
、プリエンファシス時には、雑音信号のレベルを予め減
衰させるようにしている。
そのため、抵抗器13A、13Bとの間には、切換スイ
ッチS1と連動する切換スイッチS2が設けられ、プリ
エンファシス時には、雑音信号が抵抗器13B、13C
との間で分圧され、抵抗器13Aを介して増巾器3Aの
入力オーディオ信号に重畳されるため、通常の伝送時と
比較して重畳される雑音信号のレベルが低減するように
変更される。
ッチS1と連動する切換スイッチS2が設けられ、プリ
エンファシス時には、雑音信号が抵抗器13B、13C
との間で分圧され、抵抗器13Aを介して増巾器3Aの
入力オーディオ信号に重畳されるため、通常の伝送時と
比較して重畳される雑音信号のレベルが低減するように
変更される。
ところで、このように増巾器3Aの入力段でオーディオ
信号と雑音信号の重畳が行なわれる場合、スイッチS2
の切換によって増巾器3Aに入力するオーディオ信号の
レベルが変動する。
信号と雑音信号の重畳が行なわれる場合、スイッチS2
の切換によって増巾器3Aに入力するオーディオ信号の
レベルが変動する。
同様にボリューム2で入力オーディオ信号のレベルを制
御すると、これに伴って雑音信号のレベルが変動してし
まうので、このような従来回路にあっては、ボリューム
2と雑音信号が重畳される接続点との間に必ずバッファ
回路15が必要になり、従って従来回路では入力回路の
回路構成が複雑化し、かつ2個の切換スイッチS1.S
2を必要とする。
御すると、これに伴って雑音信号のレベルが変動してし
まうので、このような従来回路にあっては、ボリューム
2と雑音信号が重畳される接続点との間に必ずバッファ
回路15が必要になり、従って従来回路では入力回路の
回路構成が複雑化し、かつ2個の切換スイッチS1.S
2を必要とする。
なお、増巾器3Aの入力段で雑音信号を重畳する代りに
、その出力段、すなわちプリエンファシスされたオーデ
ィオ信号に雑音信号を重畳させることも考えられるが、
この構成ではA/D変換器に供給される雑音信号のレベ
ルは全帯域に亘り一様であるため、再生オーディオ信号
は高域成分のみS/Nが向上することになる。
、その出力段、すなわちプリエンファシスされたオーデ
ィオ信号に雑音信号を重畳させることも考えられるが、
この構成ではA/D変換器に供給される雑音信号のレベ
ルは全帯域に亘り一様であるため、再生オーディオ信号
は高域成分のみS/Nが向上することになる。
これに対し、重畳すべき雑音信号の帯域を高域成分だけ
に制限することも考えられるが、こうすると、エンファ
シスをかけない通常の伝送状態では雑音が高域成分に集
中する結果、再生オーディオ信号の音質が劣化してしま
う。
に制限することも考えられるが、こうすると、エンファ
シスをかけない通常の伝送状態では雑音が高域成分に集
中する結果、再生オーディオ信号の音質が劣化してしま
う。
本考案はこのような点を考慮したもので、S/Nの劣化
がない構成簡単な入力回路を提案するものである。
がない構成簡単な入力回路を提案するものである。
第1図と対応する部分には同一符号を付しその説明は省
略するも、本考案では第2図に示すように、ボリューム
2で設定されたオーディオ信号が直接増巾器3Aに供給
されると共に、雑音信号が反転入力端子に供給されオー
ディオ信号に重畳される。
略するも、本考案では第2図に示すように、ボリューム
2で設定されたオーディオ信号が直接増巾器3Aに供給
されると共に、雑音信号が反転入力端子に供給されオー
ディオ信号に重畳される。
それがため、直列回路9にはさらに第3の抵抗器9Cが
加えられ、その接続点P1に第4の抵抗器20を通じて
雑音信号が供給される。
加えられ、その接続点P1に第4の抵抗器20を通じて
雑音信号が供給される。
抵抗器9B、9Cは増巾器3Aの反転入力端子に供給さ
れる雑音信号のレベルをスイッチS1のオン・オフによ
って変更するためのもので(抵抗器9Bがないとレベル
は変更できない)、このときの雑音信号はオーディオ信
号そのもの及び伝送系に含まれる雑音信号を加味した上
でそのレベルが決定される。
れる雑音信号のレベルをスイッチS1のオン・オフによ
って変更するためのもので(抵抗器9Bがないとレベル
は変更できない)、このときの雑音信号はオーディオ信
号そのもの及び伝送系に含まれる雑音信号を加味した上
でそのレベルが決定される。
なお、この例では抵抗器9B、9Cの比は1:2程度に
選定される。
選定される。
第4の抵抗器20は第1の抵抗器7に比し十分大きな抵
抗値に選定され、例えば第1の抵抗器7が2にΩ程度の
場合、第4の抵抗器20は200にΩ程度に選ばれる。
抗値に選定され、例えば第1の抵抗器7が2にΩ程度の
場合、第4の抵抗器20は200にΩ程度に選ばれる。
そのため、今スイッチS1を破線図示のように切換えた
場合には、増巾器3Aの反転入力端子に接続された直列
回路9の抵抗器9Cが接地されず開放状態となるので、
プリエンファシスの効果はなく、通常の伝送状態となる
が、雑音信号は第4の抵抗器20を通じてオーディオ信
号に重畳される。
場合には、増巾器3Aの反転入力端子に接続された直列
回路9の抵抗器9Cが接地されず開放状態となるので、
プリエンファシスの効果はなく、通常の伝送状態となる
が、雑音信号は第4の抵抗器20を通じてオーディオ信
号に重畳される。
ここで、第4の抵抗器20は上述のように高抵抗なので
、帰還量には何ら影響を与えない。
、帰還量には何ら影響を与えない。
依って、プリエンファシスオフ時の周波数特性は平坦と
なり、雑音信号のレベルもまた全周波数帯域に亘って第
3図直線21の如く一様である。
なり、雑音信号のレベルもまた全周波数帯域に亘って第
3図直線21の如く一様である。
これに対腰スイッチS0を実線の如く切換えれば、直列
回路9の存在でオーディオ信号は高域増強という周波数
特性が付与され、プリエンファシスされる。
回路9の存在でオーディオ信号は高域増強という周波数
特性が付与され、プリエンファシスされる。
これと同時に雑音信号も周波数特性が付与される。
すなわち、スイッチS1の切換で、第3の抵抗器9Cが
接地されるため接続点P2に重畳される雑音信号自体の
レベルが接続点P1で分圧されて低下し、雑音信号の高
域成分側ではコンデンサ9Aの存在で、そのレベルが増
強される。
接地されるため接続点P2に重畳される雑音信号自体の
レベルが接続点P1で分圧されて低下し、雑音信号の高
域成分側ではコンデンサ9Aの存在で、そのレベルが増
強される。
従って、プリエンファシス時における雑音信号の周波数
特性は曲線22の如くなり、デエンファシス回路を通し
て再生されたオーディオ信号に含まれる雑音信号のレベ
ルはエンファシス量に応じて低域から高域に亘り一様に
低下する。
特性は曲線22の如くなり、デエンファシス回路を通し
て再生されたオーディオ信号に含まれる雑音信号のレベ
ルはエンファシス量に応じて低域から高域に亘り一様に
低下する。
そのため、特に高域側のS/Nだけが改善されたり、プ
リエンファシスしないときの音質が低下したりすること
はない。
リエンファシスしないときの音質が低下したりすること
はない。
なお、第3図において、周波数f1は1〜3kHz。
周波数f2は10〜11kHzに選定されている。
以上説明した本考案の構成によれば、増巾器3Aの反転
入力端子を介して雑音信号を重畳したのでレベルの低下
した雑音信号をオーディオ信号とともに同時にプリエン
ファシスすることができる。
入力端子を介して雑音信号を重畳したのでレベルの低下
した雑音信号をオーディオ信号とともに同時にプリエン
ファシスすることができる。
そして増巾器3Aはバッファとしても作用するから、端
子1に供給されたオーディオ信号を直接増巾器3Aに供
給しても、ボリューム2によって雑音信号のレベル変動
はなく、またスイッチS1を切換えてもオーディオ信号
の入力レベルが変動するようなことはない。
子1に供給されたオーディオ信号を直接増巾器3Aに供
給しても、ボリューム2によって雑音信号のレベル変動
はなく、またスイッチS1を切換えてもオーディオ信号
の入力レベルが変動するようなことはない。
従って、本考案ではスイッチS2及びバッファ回路15
を省略でき、回路構成の簡略化を遠戚できる。
を省略でき、回路構成の簡略化を遠戚できる。
しかも、プリエンファシスされたオーディオ信号に雑音
信号を重畳する従来例に比し、エンファシス効果が十分
に発揮され、またS/Nの低下を遠戚できるなどの効果
を有する。
信号を重畳する従来例に比し、エンファシス効果が十分
に発揮され、またS/Nの低下を遠戚できるなどの効果
を有する。
なお、スイッチS□はボリュームでもよく、さらには高
域レベルでボリュームの値が変更される電子式アッテネ
ータとしてもよい。
域レベルでボリュームの値が変更される電子式アッテネ
ータとしてもよい。
第1図は従来の入力回路の接続図、第2図は本考案によ
る入力回路の一例を示す接続図、第3図はその動作説明
図である。 3はプリエンファシス回路、1は帰還路、7゜9B、9
C及び20は抵抗器、10は雑音信号の発生源、Slは
切換スイッチである。
る入力回路の一例を示す接続図、第3図はその動作説明
図である。 3はプリエンファシス回路、1は帰還路、7゜9B、9
C及び20は抵抗器、10は雑音信号の発生源、Slは
切換スイッチである。
Claims (1)
- プリエンファシス回路を構成する帰還型増巾器の反転入
力端子と電源端子との間に、第1の抵抗器が接続される
と共に、この第1の抵抗器と並列に、コンデンサ、第2
の抵抗器、第3の抵抗器及び切換スイッチよりなる直列
回路が接続され、この直列回路の第2の抵抗器と第3の
抵抗器の接続中点には比較的抵抗値の高い第4の抵抗器
を通じて雑音信号が供給されるようになされたPCM信
号処理装置の入力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14117077U JPS6041009Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | Pcm信号処理装置の入力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14117077U JPS6041009Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | Pcm信号処理装置の入力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5466829U JPS5466829U (ja) | 1979-05-12 |
JPS6041009Y2 true JPS6041009Y2 (ja) | 1985-12-12 |
Family
ID=29116758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14117077U Expired JPS6041009Y2 (ja) | 1977-10-20 | 1977-10-20 | Pcm信号処理装置の入力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041009Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-10-20 JP JP14117077U patent/JPS6041009Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5466829U (ja) | 1979-05-12 |
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