JPS6040971B2 - 耐圧ホ−スの補強層の成形方法 - Google Patents

耐圧ホ−スの補強層の成形方法

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JPS6040971B2
JPS6040971B2 JP52026493A JP2649377A JPS6040971B2 JP S6040971 B2 JPS6040971 B2 JP S6040971B2 JP 52026493 A JP52026493 A JP 52026493A JP 2649377 A JP2649377 A JP 2649377A JP S6040971 B2 JPS6040971 B2 JP S6040971B2
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JP
Japan
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reinforcing layer
inner tube
mandrel
layer
forming
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JP52026493A
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JPS53110686A (en
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弘道 橘
清吾 西脇
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Kuraray Plastics Co Ltd
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Kuraray Plastics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は繊維補強した耐圧ホースの補強層を成形するに
あたり、その内管の変形を生じさせないで補強層を安定
に成形する方法および装贋に関するものである。
一般に耐圧ホースとしてゴムまたは合成樹脂材料からな
る内管の外表面に繊維糸あるいは金属線等からなる補強
層を捲回機もしくは編組機によって成形した後、この補
強層を保護するゴムまたは合成樹脂材料からなる外管を
施したものが知られている。
従釆このような耐圧ホースをつくるに際しては、ホース
内管に直接螺旋糸をまきつけ補強層を成形するため、内
管がその糸の捲回力(締めつけ力)のため第1図のよう
に変形を生ずる。
したがって、この変形を防止するためには管を適当長に
切断し、この管の中に空気、その他の圧力媒体を充顛し
、管の両端を密封したものを内管となし、該内管の外表
面に捲回機あるし、は編組機により補強層を成形する方
法がある。しかしながらこの方法によると内管に圧力媒
体を封入するため、内管は径方向に膨張し、内管の内径
は大きくなる。また内管の外表面に補強層を成形する際
には補強層を形成するために捲回糸または編絹糸には張
力が必要で、各々張力のかかつた状態で捲回あるいは編
組される内管はやはり第1図に示す如く補強層により絞
られて、内管は長さ方向に伸ばされ、内径は4・さくな
る。このように各製造工程により内管の内径が大きくな
ったりあるいは小さくなったりするため、でき上った耐
圧ホースの内径、肉厚等寸法精度を高めることができな
いという欠点がある。また、できあがった耐圧ホースを
使用する時には両端を切開し、封入されている圧力媒体
を排除する必要があるが、圧力媒体を排除することによ
り耐圧ホースは径方向および長さ方向への緊張が解かれ
、径方向および長さ方向へ縮みが発生する。ところが補
強層は内管や外管に比し縮み率が小なるため、各層間で
縮み率が異なりこの結果内管の外表面と補強層および補
強層と外管の間でズレが生じ、各々の密着性を妨げる欠
点がある。更に捲回機を使用して補強層を成形する場合
においては、ホースのねじれの要因なる方向性のある捲
回力を相殺する目的で先に捲回した螺旋糸層と逆の捲回
方向をもつ螺旋糸層を捲回するが、先の捲回と後の捲回
に時間的なズレがある場合ホースのねじれを完全に発生
しやすい欠点がある。一方補強層を成形する際、内管の
前記のよな変形を排除するため内管の内部に鉄棒等を芯
棒として挿入してこの内管の外表面に総絹機あるし・は
捲回機により補強層を成形する方法がるが、この場合に
あっても補強層の絞り力により内管の外表面は絞られて
内管の肉厚が不均一となるばかりか製品性能の低下を生
ずる欠点がある。また、補強層の成形工程において内管
の内部に鉄芯が挿入されているため管に屈榛・性がなく
、管の捲取、その他の取り扱いが容易に行なえない欠点
があるばかりでなく、鉄芯の長さから制約を受け最尺物
を製造することができない。しかも、その鉄芯の抜脱作
業が必要となり、この抜脱作業に多くの労力を要する等
の欠点がある。本発明は前記のような欠点を除き、耐圧
ホ−スの補強層を簡単に成形せんとすることを目的とし
、マンドレル外周面で筒状の補強繊維層を成形し、繊維
糸等の捲回力、張力を緩和した後、該補強繊維層を内管
の外表面に被覆せんとするものであって、具体的には、
耐圧ホースのゴムまたは合成樹脂材料からなる内管の外
表面に補強層を成形する方法において、まず先細裁頭円
錐形のマンドレル表面に沿って長さ方向に複数の経糸を
管状に配列して案内し、該経糸の上に、互に逆の捲回万
向である二種の捲付糸条を巻きつけ前記経糸上に螺旋糸
層を形成することにより、該経糸と螺旋糸層との積層さ
れた筒状の繊維補強層を連続的に形成しつつ、この繊維
補強層を順次該マンドレル先端小蚤方向に移行させて捲
付糸条の張力を緩和均一化し、その先端から、該マンド
レル内の案内筒内を該マンドレル先端4・蓬方向に案内
する該内管の外表面に筒状繊維補強層を案内して被覆し
、ホースの補強層を成形することを特徴とする耐圧ホー
スの補強層の成形方法である。
以下、本発明を例図に従って説明する。
第2,3図は本発明の方法を実施する装置の一例および
その部分拡大図であって、捲回機1は一方向円周方向に
回転する回転板2と、これと逆円周方向に回転する回転
3とを有する。これら回転板2,3はモーター4からベ
ルト5を介してそれぞれ、正、逆方向に回転するよにな
っている。回転板2,3上のホース補強層となる捲付糸
条(以下螺旋糸という)6を巻いたボビン7は該回転板
に垂直にボビン軸芯に対して自由に回転するようにとり
つけてあり、ボビン押え8によってボビン7との間に適
当な摩擦力を生ぜしめて螺旋糸6が張力を保ちつつ繰り
出され、後述する教頭円錐形マンドレル9の上に移送さ
れる。つぎに管状に配列される多数の糸条である補強経
糸1川ま給糸体13に支持された経糸用ボビン11より
経糸テンション装置12経て、張力を与えられながら送
り出され、回転板2,3と同芯で捲回機1に固定したバ
ランスリング14に設けた経糸ガイド孔15を経て後述
する裁頭円錐形マンドレル9に移送される。
第3図は、前述の螺旋糸6と補強経糸10とマンドレル
9とさらに内管16の関係を示すもで、経糸1川ま教頭
円錐形マンドレル9の表面に沿って管状に配列され、そ
の外周に互に逆の捲回方向である螺旋糸6が捲回され、
この両者により節状の繊維補強層20を戦頭円錐形マン
ドレル9上で成形し、この繊維補強層は図外の管引取機
による管21の引取りにより教頭円錐形マンドレル9の
先端小径万向に順次移動する。
この場合、経糸1川ま内管の長さ方向にマンドレル上を
ほぼ直線状に移行するため、その上に形成される螺旋糸
の層は、経糸と共に、何ら形態を崩すことなく送られる
。上記マンドレル9は、先細の裁頭円錐形をなすが、さ
らにその内部には内管案内筒18が設けられている。
内管16は第2図に示すように、捲回機1に設けられた
内管案内口17より裁頭円錐形マンドレル9内に設けら
れた案内筒18内を通り、マンドレル先端小蓬方向に案
内され、その外表面にマンドレル先端部19を出た直後
にマンドレル上で成形され移送された筒状の繊維補強層
20が被覆され、繊維補強された管21を成形し、図外
の管引取機によって引き取られていく。本発明では管補
強層を円錐形マンドレル表面で前もって成形した後、直
ちに内管の外表面に案内して被覆するため、補強層を形
成するときの螺旋糸をもつ捲回力(締めつけ力)が直接
内管に影響を与えず内管が変化したり、ねじれたりする
ことがない。すなわち補強層を形成する螺旋糸のマンド
レルや、マンドレル上の経糸への捲回力はマンドレル先
端小蓬方向に補強層が移行するにつれ緩和され、均整下
されるため、捲回のもつ締めつけ力が内管に影響しない
。したがって内管上に補強層を被覆される前後において
内管の内径,肉厚に変動がなく、寸法精度の高い耐圧ホ
ースを安定して製造することができる。また一般に捲回
機や編組機を高速運転したり、ボビンに巻かれている螺
旋糸や編絹糸を消費し巻量(ボビン糸巻径)が減少する
と糸条の張力は大きくなる(例えば実測データ一を比較
するとボビン糸巻径が90m/肌の時糸条の張力は約2
00〜230gであるが、ボビン糸巻径が50の/仇の
時張力は約500〜560gと増大する)が、このよう
な糸条の張力の変化により締めつけ力が変化しても本発
明によれば内管に対しては何らの影響もないため、生産
速度の上昇が可能となる利点を有する。
さらに正逆螺旋糸の先行螺旋糸の捲回と後の螺旋糸の捲
回に時間的なズレがあっても、マンドレル上で正逆螺旋
糸の捲回力を完全に相殺した後内管の外表面に補強層が
案内されるため、ホースのねじれが発生する恐れはまっ
た〈ない。また、円錐形マンドレル内を内管が通過する
過程でマンドレルに設けられた内管案内筒が螺旋糸の捲
回時内管が左右にブレルのを防ぎ、補強層の糸目が均一
となり、内管と補強層を接着する場合、マンドレルの案
内筒通路内または出口の部分で接着剤を内管の外周全面
に均一塗布することができ、加えて接着剤が内管と補強
層間に均一に包みこまれ、接着性能向上にも大きく寄与
する等の便益を有する。
第5図は、内管の外表面に接着剤を塗布する例を示すも
ので、マンドレル9内部に設けられた内管案内筒18に
対してマンドレル後部に設けられた接着剤タンク22よ
り接着剤23を供孫合し、内管16が案内筒18を通過
する過程で内管16の外表面に接着剤を塗布し、マンド
レル先端部19で被覆される繊維補強層20と内管16
とを接着一体化するものである。接着剤としては、溶剤
タイプ接着剤、溶液状接着剤、熔融タイプ接着剤等各種
のものが使用可能である。第4図は、本発明により補強
層を形成した内管にゴム、合成樹脂等の外被を形成した
耐圧ホースを示すものである。なお、本発明において、
例えばマンドレルの長さを小とするかあるいは螺旋糸と
マンドレル表面の摩擦を小とする等ことにより、経糸を
介在させないで、補強層を内管上に移行、被覆すること
も可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従釆の補強層形成時の内管の歪みをを示す模
式図、第2図は本発明の実施態様を示す概要図、第3図
および第5図は、本発明の主要部の拡大図、第4図は、
耐圧ホースを示す概要図であり、6,10は補強層20
を形成する捲付糸条螺旋糸、経糸、9はマンドレル、1
8はマンドレル内部の内管16の案内筒を示す。 髪’図 髪之滋 多J図 多4図 多ゞ灘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 耐圧ホースのゴムまたは合成樹脂材料からなる内管
    の外表面に補強層を成形する方法において、まず先細截
    頭円錐形のマンドレル表面に沿つてその長さ方向に複数
    の経糸を管状に配列して案内し、該経糸の上に、互に逆
    の捲回方向である二種の捲付糸条を巻きつけ前記経糸上
    に螺旋糸層を形成するこにより、該経糸と螺旋糸層との
    積層された筒状の繊維補強層を連続的に形成しつつ、こ
    の繊維補強層を順次該マンドレル先端小径方向に移行さ
    せて捲付糸条の張力を緩和均一化し、その先端から、該
    マンドレル内の案内筒内を該マンドレル先端小径方向に
    案内する該内管の外表面に筒状繊維補強層を案内して被
    覆し、ホースの補強層を成形することを特徴とする耐圧
    ホースの補強層の成形方法。 2 マンドレル内の案内筒内を内管が通過する際、内管
    の表面に接着剤を施すことを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の耐圧ホースの補強層の成形方法。
JP52026493A 1977-03-08 1977-03-08 耐圧ホ−スの補強層の成形方法 Expired JPS6040971B2 (ja)

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JPH0835290A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Saburo Nakagawa コンクリート埋設用鉄筋の多段スペーサ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50126774A (ja) * 1974-02-23 1975-10-06
JPS5120232A (ja) * 1974-08-12 1976-02-18 Nippon Paint Co Ltd

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