JPS6040922Y2 - 超高圧シ−ル装置 - Google Patents
超高圧シ−ル装置Info
- Publication number
- JPS6040922Y2 JPS6040922Y2 JP10427280U JP10427280U JPS6040922Y2 JP S6040922 Y2 JPS6040922 Y2 JP S6040922Y2 JP 10427280 U JP10427280 U JP 10427280U JP 10427280 U JP10427280 U JP 10427280U JP S6040922 Y2 JPS6040922 Y2 JP S6040922Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seal ring
- cylinder
- sealing device
- hard
- axial direction
- Prior art date
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- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は例えはブルドーザ等のキャタピラ案内ローラ用
のショックアブソーバ等に適用する超高圧シール装置の
耐圧性及び耐久性を向上させることを目的としている。
のショックアブソーバ等に適用する超高圧シール装置の
耐圧性及び耐久性を向上させることを目的としている。
例えば、ブルドーザのキャタピラ案内用ローラ用のショ
ックアブソーバにおいては、キャタピラが障害物に衝突
した場合、ショックアブソーバには状況により1000
1g/cft以上の超高圧が加圧室内に発生する。
ックアブソーバにおいては、キャタピラが障害物に衝突
した場合、ショックアブソーバには状況により1000
1g/cft以上の超高圧が加圧室内に発生する。
しかるに従来これだけの超高圧に耐えかつ耐久性も良好
なシール装置がなく、その出現が待たれていた。
なシール装置がなく、その出現が待たれていた。
本考案はこの要求に合致した耐圧性及び耐久性を向上さ
せたシール装置を提供するものである。
せたシール装置を提供するものである。
図面により本考案を以下に説明する。
第1図は、本考案になる超高圧シール装置をショックア
ブソーバに適用した場合の一実施例の横断面図である。
ブソーバに適用した場合の一実施例の横断面図である。
図において、1は一端を閉塞した金属製シリンダーであ
り、2はシリンダ一孔の中心に軸方向に摺動自在に配し
た金属製ピストンロッドである。
り、2はシリンダ一孔の中心に軸方向に摺動自在に配し
た金属製ピストンロッドである。
21はピストンロッド片端に螺合した金属製ピストン部
材である。
材である。
3は、シリンダー1とピストンロッド2の間に配したシ
ール装置である。
ール装置である。
シール装置3は以下のように構成する。即ち、311,
312,312,313,313はピストンロッド2の
外周に嵌合する合成樹脂硬質シールリングであり、軸方
向に積層配置している。
312,312,313,313はピストンロッド2の
外周に嵌合する合成樹脂硬質シールリングであり、軸方
向に積層配置している。
材料としては、硬質ではあるが荷重により適度に変形し
てシール性を有し、耐摩耗性及び耐クリープ性に優れ摩
擦係数が小さく、しかもピストンを傷つけないものが良
く、例えば、充填剤入りTFE樹脂が適している。
てシール性を有し、耐摩耗性及び耐クリープ性に優れ摩
擦係数が小さく、しかもピストンを傷つけないものが良
く、例えば、充填剤入りTFE樹脂が適している。
各シールリングの硬度は、中央のりング311を最も柔
かくし、両側に行く程硬くしている。
かくし、両側に行く程硬くしている。
両端のリング313,313はショアーD80以上、中
央のりング311はショアーD55〜60とし、中間の
リング312,312はこの中間の硬度としている。
央のりング311はショアーD55〜60とし、中間の
リング312,312はこの中間の硬度としている。
321、・・・は、上記硬質シールリング群の外周に嵌
合すると共にシリンダ一孔内周に嵌合する4個のゴム製
軟質シールリングであり、各々が2個の硬質シールリン
グ間にまたがるようにして軸方向に積層配置されている
。
合すると共にシリンダ一孔内周に嵌合する4個のゴム製
軟質シールリングであり、各々が2個の硬質シールリン
グ間にまたがるようにして軸方向に積層配置されている
。
軟質シールリングは耐衝撃性に優れかつ弾性を有するシ
ール材料、例えば、天然ゴム、ニトリルゴム、クロロプ
レンゴム等を用いる。
ール材料、例えば、天然ゴム、ニトリルゴム、クロロプ
レンゴム等を用いる。
上記両シールリング群は略同じ積層厚さとなるようにす
る。
る。
33及び34は該シールリング群の両側面に配した第1
及び第2の金属製押え板であり、内径はピストンロッド
外径と、外径はシリンダー内径とそれぞれほぼ等しくし
ている。
及び第2の金属製押え板であり、内径はピストンロッド
外径と、外径はシリンダー内径とそれぞれほぼ等しくし
ている。
35は軸に平行に設けた金属製ガイドピンであり、同一
円周上に均等間隔で複数本配置されており、軟質シール
リングに接触する部分には合成樹脂製硬質スリーブ35
1を嵌合し、押え板33.34及び軟質シールリング3
21・・・に設けた貫通孔331.3211,341に
嵌装されている。
円周上に均等間隔で複数本配置されており、軟質シール
リングに接触する部分には合成樹脂製硬質スリーブ35
1を嵌合し、押え板33.34及び軟質シールリング3
21・・・に設けた貫通孔331.3211,341に
嵌装されている。
従って貫通孔331,341はガイドピンの外周に、貫
通孔3211はスリーブの外周に嵌合する。
通孔3211はスリーブの外周に嵌合する。
なおスリーブ351は省略しても良い。
352はガイドピン35の頭部分であり、第1の押え板
33にはこの頭部分352に対応して座式332を設け
ている。
33にはこの頭部分352に対応して座式332を設け
ている。
36は第1の押え板をバックアップする第3の押え板で
あり、ガイドピン35が抜は出ないようにすると共に、
シリンダー1の内周部に設けた段部11に当接するよう
にしている。
あり、ガイドピン35が抜は出ないようにすると共に、
シリンダー1の内周部に設けた段部11に当接するよう
にしている。
37はシリンダ一孔の開口側と螺合させて、押え板、シ
ールリング群を段部11との間で挾圧してシリンダー内
に保持するための押圧部材である。
ールリング群を段部11との間で挾圧してシリンダー内
に保持するための押圧部材である。
ガイドピンに嵌合したスリーブ351を押圧部材37に
より押え板33及び34の間で挾圧することにより、シ
ール装置3が構成される。
より押え板33及び34の間で挾圧することにより、シ
ール装置3が構成される。
本考案のシール装置は、上記のような構造を有するため
下記の効果を奏する。
下記の効果を奏する。
(1)摺動するピストンロッドとのシールには耐摩耗性
の合成樹脂製硬質シールリングを用いているため、シー
ルの耐久性が向上する。
の合成樹脂製硬質シールリングを用いているため、シー
ルの耐久性が向上する。
(2)硬質シールリングの外周にゴム製軟質シールリン
グを配しているため、押え板33.34間で挾圧された
軟質シールリングが硬質シールリングをピストンロッド
側に押圧する働きをなし、このため硬質シールリングの
シール性が向上する。
グを配しているため、押え板33.34間で挾圧された
軟質シールリングが硬質シールリングをピストンロッド
側に押圧する働きをなし、このため硬質シールリングの
シール性が向上する。
(3)硬質シールリングを多分割体として軸方向に積層
配置しているため、仮に、シールリングの1箇に割れが
発生しても残りのリングでシールすることができるため
シールの信頼性が向上する。
配置しているため、仮に、シールリングの1箇に割れが
発生しても残りのリングでシールすることができるため
シールの信頼性が向上する。
又、損傷したシールリングを良品と交換する場合も一体
物とした場合に比べ安価となる。
物とした場合に比べ安価となる。
さらに一体物に比ベリングの柔軟性が向上する。
(4)軟質シールリングも多分割体として軸方向に積層
配置しているため、上記(3)に示すと同様の効果を有
する。
配置しているため、上記(3)に示すと同様の効果を有
する。
(5)硬質シールリング群を、中央のシールリングをや
や柔らか目にし、両側に行く程硬目としているため、中
央のシールリングから見て、外側のシールリングは内側
のシールリングに対してバックアップリングとしての作
用することとなり、従ってシール効果が向上する。
や柔らか目にし、両側に行く程硬目としているため、中
央のシールリングから見て、外側のシールリングは内側
のシールリングに対してバックアップリングとしての作
用することとなり、従ってシール効果が向上する。
(6)軟質シールリングの各々が2箇の硬質シールリン
グにまたがるように配置されているため、硬質シールリ
ングの積層面間のシールを充分行うことができる。
グにまたがるように配置されているため、硬質シールリ
ングの積層面間のシールを充分行うことができる。
(7) ピストンロッドと平行に複数本のガイドピン
35を配し、第1及び第2の押え板33.34に設けた
孔に嵌合するようにしたから、押え板33は加圧室の圧
力変動に応じてピストンに平行にスムーズに移動するこ
とができるため、加圧室からの圧力を均等にシールリン
グ群に与えることができ、而して、シール装置としての
耐久性が向上し、また、押え板33の内周でピストンロ
ッド外周を損傷することがない。
35を配し、第1及び第2の押え板33.34に設けた
孔に嵌合するようにしたから、押え板33は加圧室の圧
力変動に応じてピストンに平行にスムーズに移動するこ
とができるため、加圧室からの圧力を均等にシールリン
グ群に与えることができ、而して、シール装置としての
耐久性が向上し、また、押え板33の内周でピストンロ
ッド外周を損傷することがない。
(8)ガイドピン35の外周に合成樹脂製硬質スリーブ
351を嵌装した場合は該スリーブ35が押圧部材37
で押え板33.34間に挾圧されるため、押え板33.
34とスリーブ351間には隙間を無くすことができる
ため、これがない場合に生じたガイドピンと押え板に設
はり孔の間隙に軟質シールリングが喰い込み損傷すると
いう問題を解消し得る。
351を嵌装した場合は該スリーブ35が押圧部材37
で押え板33.34間に挾圧されるため、押え板33.
34とスリーブ351間には隙間を無くすことができる
ため、これがない場合に生じたガイドピンと押え板に設
はり孔の間隙に軟質シールリングが喰い込み損傷すると
いう問題を解消し得る。
本考案は、上記のようなショックアブソーバに限らず、
シリンダーとピストンロッド間の超高圧シール装置とし
て有用である。
シリンダーとピストンロッド間の超高圧シール装置とし
て有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の超高圧シール装置の一実施例の横断面
図である。 1・・・・・・シリンダー 2・・・・・ゼストンロツ
ド、3・・・・・・シール装置、 4・・・・・・加圧室、 311゜ 1 2゜ 313・・・・・・合成樹脂製硬質シールリング、21
・・・・・・ゴム製軟質シールリング、33゜ 34・・・ ・・・押え板、 35・・・・・・ガイドピン。
図である。 1・・・・・・シリンダー 2・・・・・ゼストンロツ
ド、3・・・・・・シール装置、 4・・・・・・加圧室、 311゜ 1 2゜ 313・・・・・・合成樹脂製硬質シールリング、21
・・・・・・ゴム製軟質シールリング、33゜ 34・・・ ・・・押え板、 35・・・・・・ガイドピン。
Claims (1)
- シリンダーの孔の中心に軸方向に摺動自在に配したピス
トンロッドの外周に嵌合する合成樹脂製硬質シーリング
と、該硬質シールリングの外周に嵌合すると共にシリン
ダ一孔内周に嵌合するゴム製軟質シールリングとを各々
複数枚軸方向に積層配置し、該シールリング群の両側面
に2枚の押え板を配し、さらに該2枚の押え板と軟質シ
ールリング群とを軸方向に貫通して設けた複数の貫通孔
に複数本のガイドピンを嵌装するごとくシ、かつ該2枚
の押え板、シールリング群をシリンダーの開口側から押
圧部材で押圧してシリンダー内に保持するようにしたこ
とを特徴とする超高圧シール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10427280U JPS6040922Y2 (ja) | 1980-07-22 | 1980-07-22 | 超高圧シ−ル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10427280U JPS6040922Y2 (ja) | 1980-07-22 | 1980-07-22 | 超高圧シ−ル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5727550U JPS5727550U (ja) | 1982-02-13 |
JPS6040922Y2 true JPS6040922Y2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=29465651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10427280U Expired JPS6040922Y2 (ja) | 1980-07-22 | 1980-07-22 | 超高圧シ−ル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040922Y2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59120464U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-14 | 株式会社土屋製作所 | 水検知体 |
JPS59120463U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-14 | 株式会社土屋製作所 | 水検知体 |
JPS59120462U (ja) * | 1983-01-31 | 1984-08-14 | 株式会社土屋製作所 | 水検知体 |
JPS6168153A (ja) * | 1984-09-10 | 1986-04-08 | Nippon Donarudoson Kk | サイクロン分離器 |
JPH0229249Y2 (ja) * | 1985-07-13 | 1990-08-06 | ||
JP2632279B2 (ja) * | 1993-01-12 | 1997-07-23 | 新日本製鐵株式会社 | プロセスデータの収集装置 |
JP2000329236A (ja) * | 1999-05-18 | 2000-11-30 | Arai Pump Mfg Co Ltd | 往復動軸用密封装置 |
JP6816743B2 (ja) * | 2018-06-15 | 2021-01-20 | Jfeスチール株式会社 | 軸封装置 |
-
1980
- 1980-07-22 JP JP10427280U patent/JPS6040922Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5727550U (ja) | 1982-02-13 |
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