JPS6040151B2 - 電熱線埋込用の絶縁材料 - Google Patents

電熱線埋込用の絶縁材料

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JPS6040151B2
JPS6040151B2 JP15710479A JP15710479A JPS6040151B2 JP S6040151 B2 JPS6040151 B2 JP S6040151B2 JP 15710479 A JP15710479 A JP 15710479A JP 15710479 A JP15710479 A JP 15710479A JP S6040151 B2 JPS6040151 B2 JP S6040151B2
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JP
Japan
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talc
weight
particle size
insulating material
silicone varnish
Prior art date
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Expired
Application number
JP15710479A
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English (en)
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JPS5679879A (en
Inventor
幸一 竹迫
泰三 日比野
正 田村
慶樹 浜
進 浦田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5679879A publication Critical patent/JPS5679879A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コンロ、ホットプレート、コーヒー沸し器等
の熱盤に用いられる埋込型ヒータやシーズヒータにおけ
る電熱線埋込用の絶縁材料に関し、特に絶縁粉末の欠落
およびクラックの発生を防止するとともに高価な結合剤
の使用量を少なくし、絶縁性能を向上させようとするも
のである。
一般に、この種の埋込型ヒータは、金属製熱盤に溝を形
成し、この溝の中央に電熱線を位置させるように絶縁材
料で埋設してなるものである。従来上記、理込型ヒータ
に用いられる絶縁材料はシリカ、タルク、マグネシアの
混合絶縁粉末に水溶性のリン酸アルミニウムおよびシリ
コンーワニスを添加したものが用いられていた。シリカ
、マグネシアは高価なうえ、この絶縁粉末は混合種類が
多く各種類ごとの計量が必要なため工数が多くなり、ま
た、高価なリン酸アルミニウムとシリコンーワニスの2
種類の結合剤を必要とするうえ水落性のリン酸アルミニ
ウムと不溶性のシリコンーワニスを混合する必要があっ
たので、さらに複雑な工数を必要とするため、全体とし
て高価になるという欠点があった。また、シリコンーヮ
ニスの使用量が多いと焼成時シリコーン樹脂特有の焼き
しまりによる収縮が大きく、熱盤の熱膨脹率との差が大
となり、絶縁材料にクラックが生じ、このクラック発生
部分の電熱線が大気と接触するので電熱線の酸化が急速
に進み断線、絶縁抵抗の低下の原因となっていた。また
、絶縁材料は、クラックが入ることにより細切れとなり
熱盤より剥離しやすくなる欠点もあった。本発明は、上
記従来の埋込型ヒータ等における電熱線埋込用の絶縁材
料の欠点を解消するもので以下に本発明の実施例につい
て添付図面を参照して説明する。
第1,2図において、1はアルミダィキャスト製または
、鉄鋳物製の熱盤であり、一側表面には断面略U字状の
溝2が形成されている。3は絶縁材料であり、溝2の中
央位置に電熱線4を埋設している。
なお絶縁材料3の充填後、例えば100kg/c椎の圧
力でプレスされ、さらに380℃5時間の焼成が行われ
る。本発明者らは、材料を安価なタルク(虫Mg○,4
Si02,日20)とシリコンーヮニスに限定し配合割
合を種々変化させて実験を行なった。まず、粉末の混合
、プレス成形時に若干粒度が細かくなることを考慮し、
成形、焼成された状態で粒度が100〃mのタルク7の
重量%と粒度が30仏mのタルク3の重量%となるよう
に混合し、この混合したタルクに対し、シリコーン樹脂
を溶媒で溶かしたシリコンーワニスの量を変化させた。
なお、ここで示す粒度は中心粒度であり、実際の粒度は
各々の±10仏m範囲内の粒度のものが95重量%以上
含まれている。以下の説明にでてくる粒度は同一の考え
方である。また、以後用いられるシリコンーワニスは樹
脂分を一定割合としたものを用いた。
この結果、シリコンーワニスの樹脂分すなわち、シリコ
ーン樹脂がタルクに対して2重量%未満になると、シリ
コン−ワニスの量が少ないので全タルク粒子間に浸透せ
ず、結合剤として作用しない。そのため、成形はできる
が耐久テストを行うと絶縁材料3が欠落し、使用に供し
得なかった。また、シリコンーワニスの樹脂分がタルク
に対し1の重量%を超えると、後工程の焼成によりシリ
コーン樹脂特有の焼きしまりによる収縮が大きくなり熱
盤1の熱膨脹率との差が大となるので絶縁材料3にクラ
ックが生じてしまった。上記実験の結果より、シリコン
ーワニスの樹脂分が夕ルクに対し2〜1の重量%の範囲
が適当であることが判明し、6重量%が最適であった。
なお、後で説明する粒度、配合割合の限界内でタルクの
粒度、配合割合を変化させてもシリコンーワニスの添加
量を変える必要はなかった。次に発明者らは、シリコン
ーワニスの樹脂分がタルクに対して7重量%となるよう
にして、夕ルクの配合割合を種々検討した。まず、プレ
ス成形、焼成された状態で粒度100仏mのタルク70
重量%と、以下の第1表に示す各種粒度のタルクを3の
重量%となるように種々混合し、この混合したタルクに
対し6重量%の樹脂分となるようにシリコンーヮニスを
添加した。この結果を第1表に示す。第1表 この第1表に示す結果より明らかなように、粒度100
仏mのタルク7の重量%に対し、30重量%のタルクの
粒度は40仏m以下であることが必要である、望ましく
は30仏mであった。
次に、成形・焼成された状態で粒度30仏mのタルク3
の重量%と、以下の第2表に示す各種粒度のタルク7の
重量%とを種々混合し、この混合したタルクに対し6重
量%の樹脂分となるようにシリコン−ワニスを添加して
調べた。この結果を第2表に示す。第2表 なお、7の重量%のタルクの粒度は2000仏m以上と
することもできるがプレス成形、例えば100X9ノc
虎の圧力でプレス成形すると粉砕され、粒度がloo0
レm以下となるので評価はできなかった。
この第2表の結果より粒度30仏mのタルク30重量%
に対し7の重量%のタルクの粒度は80仏m以上である
ことが必要であり、100ムmが最適であった。なお、
3の重量%のタルクの粒度が40仏m以下であれば70
重量%のタルクの粒度は100仏mと限定されず80ム
m以上であればよい。また、70重量%のタルクの粒度
が80仏m以上であれば30重量%のタルクの粒度は3
0仏mと限定されず40一m以下であればよいことが別
の実験で確認できた。更に発明者らは、粒度の異なるタ
ルクの配合割合について検討した。この結果を第3表に
示す。なお、タルクに対し6重量%の樹脂分となるよう
にシリコンーヮニスを添加した。
第3表 なお、混入物として例えば40〜80一mのタルク、金
属酸化物等が5重量%以下含まれても40仏m以下のタ
ルクが15重量%以上、80仏m以上のタルク10重量
%以上で両者の合計が95重量%以上であれば性能には
何ら影響なかった。
この第3表に示す結果より粒度100山mのタルクの量
が少なくとも1の重量%以上、30山mのタルクの量が
少なくとも15重量%以上あることが必要であるととも
に微粒子と粗粒子の総量が95重量%以上必要であると
判明した。また、粗粒子が80〜1000rm、微粒子
が0.1〜40山mの範囲の粒度にした場合にも同一の
配合割合で同等の性能がでることを確認した。なお、こ
の範囲外では、粒子間に空隙が形成され、温度上昇に伴
い、この空隙が膨脹しクラックが発生する。また、粒度
100山mの夕ルクの量が70重量%、粒度30山mの
タルクの量が30一mの場合が最適であった。鱗片状結
晶構造を有するタルクに代え、同一結晶構造を有する蟻
石、雲母、カオリナイト、ナクライト、デフカイト、ハ
ロイサィト等の材料を用いても同様な結果が果られた。
また、第6図は従来のシリカ、夕ルク、マグネシアを混
合した絶縁材料Bと本実施例の絶縁材料Aを用いた各埋
込型ヒータを温度4000湿度90%中において、絶縁
性能を比較したものである。本実施例の絶縁材料を用い
た埋込型ヒータは、粒子が密着しやすい鱗片状結晶構造
の粉末を使用し、粒子間空隙が埋るように粒度配合を行
ない、さらに、シリコーン樹脂が入りこみ絶縁性能が向
上し、高温高温中においても、ほとんど絶縁劣化のない
埋込型ヒータとなる。なお、第7図は粒度10仏mのタ
ルク30重量%と、粒度100山mのタルク7の重量%
と、これら夕ルクに対し7重量%の樹脂分となるように
添加したシリコンーワニスとを有し、溝2に充填後10
0k9/地の圧力でプレスし、380005時間の焼成
を行った絶縁材料の断面の電子顕微鏡写真である。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば粒度4
0山m以下の鱗片状結晶構造をもつ微粒子を15重量%
以上と、粒度80仏m以上の鱗片状結晶構造をもつ粗粒
子を少なくとも1の重量%以上を混合して微粒子と粗粒
子を95重量%以上とした混合絶縁末に対し、2〜1の
重量%の樹脂分となるようにシリコンーワニスを添加し
た絶縁材料を用いると、絶縁材料の欠落、クラックの発
生がなく且つ、絶縁性能が向上した良好な電熱線埋設状
態の埋込型ヒータが得られる。また、従来使用していた
マグネシア等に比べ約1/8のコストであるタルク等を
使い、さらに、絶縁粉末の種類が少なく計量等の工数が
少なくなるとともに、鱗片状結晶構造で粒子間の密着の
よい粉末を使っているので結合材はシリコーン樹脂一種
類でよく、その必要量も少なくてすみ、安価な製品を提
供できる。なお、本発明の絶縁材料をシーズヒータに用
いてもタルクの発生を防止できるなど、同等の効果を奏
することは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す埋込型ヒータの断面図
、第2図は同要部拡大断面図、第3図は本発明の一実施
例における絶縁材料の模式図、第4図および第5図は他
の実施例における絶縁材料の模式図、第6図は本発明の
一実施例を示す埋込型ヒータおよび従来の埋込型ヒータ
の絶縁抵抗の時間特性図、第7図は本発明の一実施例を
示す絶縁材料の電子顕微鏡写真である。 3・・・絶縁材料。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鱗片状結晶構造を有し、粒度が40μm以下の微粒
    子が15重量%以上であり、鱗片状結晶構造を有し、粒
    度が80μm以上の粗粒子が10重量%以上であり、か
    つ前記微粒子と前記粗粒子が95重量%以上である絶縁
    粉末に対し、2〜10重量%のシリコーン樹脂を含有し
    てなる電熱線埋込用の絶縁材料。
JP15710479A 1979-12-03 1979-12-03 電熱線埋込用の絶縁材料 Expired JPS6040151B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP15710479A JPS6040151B2 (ja) 1979-12-03 1979-12-03 電熱線埋込用の絶縁材料

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JP15710479A JPS6040151B2 (ja) 1979-12-03 1979-12-03 電熱線埋込用の絶縁材料

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JPS5679879A JPS5679879A (en) 1981-06-30
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JP15710479A Expired JPS6040151B2 (ja) 1979-12-03 1979-12-03 電熱線埋込用の絶縁材料

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104871639A (zh) * 2012-12-25 2015-08-26 株式会社克拉比 绳状加热器和片状加热器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN104871639A (zh) * 2012-12-25 2015-08-26 株式会社克拉比 绳状加热器和片状加热器

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JPS5679879A (en) 1981-06-30

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