JPS6039715B2 - 合成潤滑油組成物 - Google Patents
合成潤滑油組成物Info
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- JPS6039715B2 JPS6039715B2 JP50011073A JP1107375A JPS6039715B2 JP S6039715 B2 JPS6039715 B2 JP S6039715B2 JP 50011073 A JP50011073 A JP 50011073A JP 1107375 A JP1107375 A JP 1107375A JP S6039715 B2 JPS6039715 B2 JP S6039715B2
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Description
本発明は、合成潤滑油組成物に関するものであり、特に
、ネオベンチル構造を有する多価アルコールとカルボン
酸とのェステルであって、分子内に遊離のヒドロキシル
基を有するものとポリオレフィン油との混合物を基油と
する合成潤滑油組成物に関するものである。 従来、自動車エンジン用潤滑油および工業用潤滑油とし
ては、雛油が広範に使用されている。 鍵油系潤滑油は、一般に、原明の減圧蒸留の留出油およ
び浅漬油を溶剤精製、水素化精製または白土処理等の精
製工程を経て製造される炭化水素油を潤滑油基油とする
ものである。また、ポリオレフイン油、例えば、約12
5〜700の平均分子量を有する液状ポリブテンを水素
化して潤滑油として使用することもすでに提案されてい
る(例えば、英国特許第112428び号公報)。 しかしながら、このような、ポリオレフィン油は、前記
の溶剤精製鉱油に比し、粘度指数が高いこと、高温安定
性が磯れていること等高品質を有するが、他方、その成
分がパラフィン系炭化水素であり、無極性有機化合物で
あるため、酸化劣化正成物の溶解性が小さく、スラツジ
を発生しやすく、また、摩擦係数の低下、防錆性等の界
面化学的性状に難点を有する本発明者らは、以上の観点
から高品質潤滑油について種々検討したところ、前記の
ようなポリオレフイン油に分子内に遊離のヒドロキシル
基を有する合成ヱステルを混合することにより溶解性お
よび界面化学性状を顕著に改善できることを見出した。 すなわち、本発明は、下記のの成分約5〜約80重量%
と‘8’成分約20〜約95重量%とを基油とする合成
潤滑油組成物に関するものである。 凶 ネオベンチル構造を有する多価アルコールとカルボ
ン酸との合成ヱステルであって、分子内に遊離のヒドロ
キシル基を有するもの(以下「ネオベンチルポリオール
の部分ェステル」と略称する。 )
、ネオベンチル構造を有する多価アルコールとカルボン
酸とのェステルであって、分子内に遊離のヒドロキシル
基を有するものとポリオレフィン油との混合物を基油と
する合成潤滑油組成物に関するものである。 従来、自動車エンジン用潤滑油および工業用潤滑油とし
ては、雛油が広範に使用されている。 鍵油系潤滑油は、一般に、原明の減圧蒸留の留出油およ
び浅漬油を溶剤精製、水素化精製または白土処理等の精
製工程を経て製造される炭化水素油を潤滑油基油とする
ものである。また、ポリオレフイン油、例えば、約12
5〜700の平均分子量を有する液状ポリブテンを水素
化して潤滑油として使用することもすでに提案されてい
る(例えば、英国特許第112428び号公報)。 しかしながら、このような、ポリオレフィン油は、前記
の溶剤精製鉱油に比し、粘度指数が高いこと、高温安定
性が磯れていること等高品質を有するが、他方、その成
分がパラフィン系炭化水素であり、無極性有機化合物で
あるため、酸化劣化正成物の溶解性が小さく、スラツジ
を発生しやすく、また、摩擦係数の低下、防錆性等の界
面化学的性状に難点を有する本発明者らは、以上の観点
から高品質潤滑油について種々検討したところ、前記の
ようなポリオレフイン油に分子内に遊離のヒドロキシル
基を有する合成ヱステルを混合することにより溶解性お
よび界面化学性状を顕著に改善できることを見出した。 すなわち、本発明は、下記のの成分約5〜約80重量%
と‘8’成分約20〜約95重量%とを基油とする合成
潤滑油組成物に関するものである。 凶 ネオベンチル構造を有する多価アルコールとカルボ
ン酸との合成ヱステルであって、分子内に遊離のヒドロ
キシル基を有するもの(以下「ネオベンチルポリオール
の部分ェステル」と略称する。 )
【B} 炭素原子が2〜14個のオレフィン系炭化水
素の重合体または共重合であって、約泌0〜約3000
の平均分子量を有するポリオレフイン油。 本発明に於けるネオベンチルポリオールの部分ェステル
を形成する原料として用いられるネオベンチルポリオー
ルとしては8一位に水素を結合していない多価アルコー
ルであり、好ましくは、少なくとも2個のヒドロキシル
基を有するものである。例えば、ジアルキルプロパンジ
オール、トリメチルロールアルカン、ベンタエリストリ
ールおよびジベンタェリストリール等である。ここに、
ジアルキルブロパンジオールとしては、約5〜19個の
炭素原子を有するものが適当であり、特に、好ましいジ
アルキルプロパンジオールは、ネオベンチルグリコール
、2−メチル−2ープロピルー1,3ープロパンジオー
ル、2ーブチルー2ーエチルー1,3ープロパンジオー
ル、2−ブチル−2ーヘキシル−1,3ープロパンジオ
ールおよび2−へキシルー2ーオクチル−1,3−プロ
パンジオール等である。又トリメチロールアルカンは、
約5〜1劫固の炭素原子を有するものが適当であり、特
に、好適なトリメチロールアルカンは、1,1,1一ト
リメチロールエタソ、1,1,1−トリメチロールプロ
パン、1,1,1一トリメチロールプタン、1,1,1
ートリメチロールヘキサン、1,1,1−トリメチロ−
ルオクタンおよび1,1,1−トリメチロールデカン等
である。本発明においては、これらのネオベンチルポリ
オールの一種を単独で、または二種以上を混合してェス
テル化原料として使用することができる。 本発明に於けるネオベンチルポリオールの部分ェステル
を形成する原料としてのカルボン酸としては、直鎖脂肪
酸、分岐脂肪酸、ナフテン酸、および芳香族カルボン酸
を使用する。ここに、直鎖脂肪酸としては、約4〜12
の炭素原子を有するもの、例えば、酢酸、青草酸、カプ
ロン酸、ェナント酸、カプリル酸、ベラルゴン酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およ
びステアリン酸等を使用することが好ましい。分岐脂肪
酸としては、前記直鎖脂肪酸に対応するものを使用する
ことができるが、2ーェチルヘキシル酸、3,5,5ー
トリメチルヘキシル酸、ィソオクチル酸、ィソステアリ
ン酸および各種ネオ酸等が適当である。ナフテン酸とし
ては、約6〜3の固の炭素原子を有し、一分子中に1〜
3個のカルボキシル基を有するものが適当である。また
、芳香族カルボン酸は、ベンゼン核に直接カルポキシル
基が結合した化合物のよび側鎖にカルボキシル基を有す
る化合物であり、例えば、安息香酸、アルキル安息香酸
等を使用することができる。本発明の潤滑油組成物のネ
オベンチルアルコールとのヱステルを合成するには、上
記のカルボン酸の一種または二種以上を使用することが
できる。例えば、カプロン酸とカプリン酸のような直鎖
脂肪酸の組合せ、少なくとも一種の直鎖脂肪酸と少なく
とも一種の分N皮脂肪酸との組合せ、同様に、脂肪酸と
ナフテン酸との組合せ、脂肪酸と芳香族カルボン酸、な
らびに、脂肪酸、ナフテン酸および芳香族カルポン酸と
の組合せを使用して得られるェステルが本発明の潤滑油
組成物の成分として好ましい。これらの二種以上のカル
ボン酸は、各々、単独で順次ェステル化反応に供するか
、または、あらかじめ混合して同時にェステル化反応に
供することができる。また、本発明による潤滑油組成物
に使用するェステルとしては、少なくとも一種のネオベ
ンチルポリオールと一種のカルボン酸との合成ェステル
とを混合して得られるのでもよい。本発明による潤滑油
組成物の基油の成分としてのネオベンチルポリオールの
ェステルは、遊離のヒドロキシル基を有するものである
。 遊離のまま残存するヒドロキシル基は、ヒドロキシル価
として約20〜約12雌OHmp/gの範囲に相当する
ように調整される。ネオベンチルポリオールの部分ェス
テルは、ネオベンチルボリオールを、溶媒を使用しまた
は使用せずに触媒の存在下または不存在下において約2
0〜約12皿OHの9/gのヒドロキシル価を有するヱ
ステルを得るような化学量論以下の調整された量のカル
ボン酸と反応させることにより製造することができる。 溶媒としては、ヘキサン、ヘプタンまたはオクタン等の
飽和脂肪酸炭化水素、ベンゼン、トルェンまたはキシレ
ン等の芳香族炭化水素を、また、触媒としては、硫酸、
パラトルェンスルホン酸等の公知のェステル化触媒を使
用することができる。ェステル化の反応条件としては、
約100〜約2300C、好ましくは、約150〜約2
10午0の範囲の反応温度、常圧または加圧の反応圧力
を採用すればよい。ェステル化反応が終了した後、反応
生成物から溶媒を常技または減圧蒸留その他適当な方法
で除去し、中和、水洗および脱水等の処理を行ない合成
ェステルを得る。本発明において使用する「ポリオレフ
ィン油」は炭素原子が2〜14個、好ましくは、4〜l
q固の範囲のオレフィン系炭化水素の一種の単独重合、
または二種以上の共重合により得られる平均分子量約2
20〜約3000のポリオレフインであり、ネオベンチ
ルポリオールの部分ェステルと相溶性を有するものであ
る。 また、このポリオレフイン油は、聡.ぴ0において約0
.8〜約700比stの粘度を有するものであり、水素
化し不飽和結合を除去したものが好適である。 単量体としては、エチレン、プロピレン、ブテン、イソ
ブテン、ベンテン、イソベンテン、ヘキセン、イソヘキ
セン、ヘプテン、イソヘプテン、オクテン、.イソオク
テン、ノネン、イソノネソ、ヂセン、ドデセソおよびテ
トラデセン等を使用することができる。本発明で用いら
れるポリオレフィン油は上記した単量体が適宜選択した
一種を単独で重合するか、あるいは二種以上を共重合さ
せて得られるものである。また、使用するオレフインに
対応するジオレフィンを少量添加して使用することもで
きる。本発明に明し、られるポ1’オレフィン油は、約
220〜約3000の平均分子量を有することが必要で
あり、平均分子量が約泌0以下のポリオレフィン油は、
潤滑油として十分な潤滑性能を発揮せず、また約300
0以上においても同機に不適当である。特に、好ましい
ポリオレフィン油は、ポリブテン、Qーオレフィン・オ
リゴマーおよびエチレン・Q−オレフイン共重合体であ
る。ポリブテンとしては、イソブテンを主体とするもの
で、ィソブテンが約20〜約100%、ブテンー1が0
〜約50%およびブテンー2が0〜約50℃の単量体温
合物を共重合させて得られる。 次の性状を有するものが好適である。平均分子量
350〜2700粘 度 csK@3
7.ず0 30以上csK@則Sぱ0
4.5〜4400比 重 15/4
00 0.830〜0920引火点
。 0 120〜240色 相 ガー
ドナ− 1以下残留炭素 重量%
略々ゼロQーオレフィン・オリゴマ−として
は、炭化水素の熱分解または低級オレフインの二量化乃
至三塁化により得られる炭素数約6個〜IN固のQ−オ
レフィンの共重体が好適である。 例えば、ヘキセンー1が25〜50%、オクテンー1が
30〜総%およびデセンが約15〜40%の混合物を前
記の平均分子量の範囲に共重合したものが好ましい。ま
た、エチレン・q−オレフイン共重合体は、エチレンが
40〜90%、Qーオレフインが10〜60%の割合の
単量体を共重合したものを使用することができる。 しかして、Qーオレフインとしては、プロピレンが好ま
しい。このようなポリオレフイン油は、潤滑油組成物の
用途により、分子量および粘鳥等を製品規格に合格させ
るように調整することができる。 例えば、自動車エンジン油の成分としては、約400〜
約1000の平均分子量に、また、作動油には約240
〜約500の平均分子量を有すように調整したものが適
当である。ポリオレフィン油は、公知の重合触媒、例え
ば、塩化アルミニウム、フッ化ホウ素等のフリーデル・
クラフッ型触媒、チグラー型触媒および酸化クロム等の
酸化物触媒を使用して製造することができる。 製造方法としては、単量体を触媒と共に重合反応帯城に
供V給し、溶剤の存在下において反応温度により分子;
を調整しながら反応させる方法を採用することができる
。また、ポリオレフィン油の水素化は、上記のようにし
て得られた重合体から触媒を除去した後、溶媒の存在下
または非存在下において加温加圧下で水素化触媒および
水素と接触させればよい。 反応は、連続式またはバッチ式のいずれかの方法でも行
なうことやできる。水素化触媒としては、允素周期律表
第町族金属および/または第血族金属の酸化物または硫
化物を耐火性坦体、例えば、アルミナ、シリカ、アルミ
ナ−シリカ、マグネシア、ジルコニアおよびチタニア等
に担持させたものが適当である。反応条件としては、約
60〜約350ooの反応温度、約、100〜約200
k9/仇の反応圧力、約1〜約lq時間の反応時間を採
用する。水素化反応の結果ポリオレフィン中に残存する
二重結合が飽和され、色相等の安定性を改良することが
できる。本発明による潤滑油組成物は、風ネオベンチル
ポリオールの部分ェステル約5〜約8の重量%、好まし
くは、約10〜約5の重量%と{B’ポリオレフイン油
約20〜約95重量%、好ましくは、約50〜約9の重
量%とを混合して得られる。 部分ェステルを僅か約1の重量%混合することにより得
られる混合油が界面化学的性状の改良において顕著な効
果を発揮することは容易に想到し得ないことである。す
なわち、この混合油は、高温安定性および高粘度指数を
有することの他に、酸化劣化物の溶解性が高いので、品
質安定性が優れ、また、摩擦係数、防錆性等の界面化学
的性状が大中に改良されたものである。特に、自動車エ
ンジン油のように窒素酸化物と接触する場合にも優れた
抵抗性を示す。後述の実施例においても明らかなように
、ネオベンチルポリオールの部分ェステルを使用すると
き、完全ェステルに比してこれらの品質の向上効果が顕
著である。この理由は、明確ではないが、ェステル結合
よりもヒドロキシル基の効果によるものである。すなわ
ち、部分ェステル分子が金属表面に吸着して膜を生成し
錆の発生を防止し、摩擦係数を低下させるものと推定さ
れる。以上のようにして製造した基油には、必要に応じ
て酸化防止剤、清浄分散剤および極圧添加剤等の潤滑油
添加剤を有効量加えることができる。添加量としては、
添加剤の化合物の種類に依存するが、酸化防止剤は、約
0.3〜4重量%、清浄分散剤は、金属系添加剤の場合
、約0.2〜6重量%、魚灰清浄分散剤の場合、約0.
5〜15重量%、樋圧添加剤は、約0.1〜5重量%、
および粘度指数向上剤は、約0.5〜25重量%の範囲
で添加することができる。本発明による合成潤滑油組成
物の用途としては、自動車エンジン油、2ーサィクルェ
ンジン油、隆鯛用ガスタービン油(発電機、機関車、船
舶および自動車のガスタ−ビン用潤滑油)、駆動油又は
、油圧作動油等の潤滑油の適している。 特に、窒素酸化物に対して抵抗性が優れていることから
、自動車エンジン油(クランクケース油)に好適である
。次に、本発明の説明において使用した分析法について
述べるとポリオレフィン油の平均分子量は、ASTM
D 2503(Test わr Molec山arW
eight o‘Hydr Carbo船 by Te
rmo−ElectricMeasurementof
Vapor Pressure)により、また、部分ェ
ステルのヒドロキシル価は、日本工業規格(JIS)K
1525に規定する測定法によるものである。 以上述べたように、本発明は、下記の風成分約5〜約8
の重豊%と佃成分約20〜約95重量%とを基油とする
合成潤滑油組成物に関するものであり、産業上寄与する
ところが極めて大きいものである。 風 ネオベンチルポリオールの部分ヱステル‘B} 炭
素原子が2〜14個のオレフイン系炭化水素を重合また
は共重合して得られるポリオレフィン油。 以下に実施例を以つて本発明を説明する。 実施例 1 表1に記載の1,1,1−トリメチロールプロパンの部
分ェステル(TMP部分ェステル)、ば−オレフインオ
リゴマーおよびポリブテンを各々混合して、防錆性、腐
蝕酸化安定性および摩擦係数を評価した。 尚、比較のために、1,1,1−トリメテロールプロパ
ソの完全ェステル(TMPェステル)およびジイソデシ
ルアジベート(DIDA)も併記した。 雌 試料油の調製 TMP部分ェステル 1,1,1−トリメチロールプロ
パン1モル、カブロン酸0.22モル、カプリル酸1.
78モルおよびそれらの混合物に対し2の重量%のトル
ェンをガラス製反応容器に入れ20ぴ0で約2q時間反
応させた。 約5%の苛性カリ水溶液で中和し、その後洗液が中性を
示すまで水洗して過剰の酸を除き、残っているトルェン
を11ぴ○の常圧蒸留、続いて3肋Hg、13ぴ○の減
圧蒸留で除いた。このようにしてトリメチロールプロパ
ンの各種ヱステル混合物(トリメチロールプロパンの3
個のヒドロキシル基のうち平均して2個がェステル化さ
れ、残りの1個がそのまま残っているェステル混合物)
が得られた。これをTM円部分ェステルを呼ぶ。TMP
エステル 1,1,1ートリメチロールプロパン1モル
、上記と同じカプロン酸0.4モル、カブリル酸3.2
モルを原料として同様な操作を行なった。 このようにしてできたトリメチロールプロパンのトリェ
ステルが得られた。これをTM円ェステルと呼ぶことに
する。DIDA(ジイソデシルアジベート)ァジピン酸
とィソデシルアルコールとのジェステル(市販品を使用
)。 Q−オレフイン・オリゴマー ヘキセン−1 36%、オクテンー1 乳%、およびデ
センー1 30%の混合物のオリゴマ−。 平均分子量:57畔占度:6.8次St@擬.ぴ○ボリ
ブテン イソブテン滋%、ブテンー1 13%およびブ
テン−2 3%の混合物の重合体。平均分子量;430
・粘度;10.$St@期.ぴ○防錆性TMP部分ェス
テルとポリブテンとの混合油について日本工業規格(J
IS)K2510の方法でさび止め性能試験を行なった
。 試験結果を表2に示す。本発明によるTMP部分ェステ
ル1の重量%とボリブテソ9の量童%との混合油は、9
畑馬間の試験時間のさび止め試験に合格した。表2 1 試験条件;JBK 25106び0・真水2 JI
SK 2510の判定基準に従い次のように定義した。 合格:表面にさびが認められない場合軽微:径1肌以下
のさびのはん点が6コをこえない場合中度:表面の5%
以下にさびが認められた場合高度:表面の5%以上にさ
びが認められた場合窒素酸化物に対する抵抗性 TMm部分ェステル10重量%とポリブテン90重量%
との混合油を試料油とし、これを120午0に加熱し、
空気、二酸化窒素およびオレフィンとの混合ガスを吹き
込みながら6時間保持した。 終了後、試料油のカルボニル基の吸収を赤外吸収分析に
より測定したところ、ポリブテンのみの場合に比して顕
著な結果を得た。腐蝕酸化安定性 TMP部分ェステル30重量%とQーオレフィンオリゴ
マ一7の童蜜%との混合油に、フェニルーQーナフチル
アミンを1重量%添加し、FederalTestMe
比のSTD7916−53雌に従い腐蝕酸化安定性を評
価した。 比較のためにTMPェステル3の重土%とQ−オレフィ
ンオリゴマ−7の重量%との混合油についても撞様に試
験し、表3に示す結果を得た。表3 1)試験法 Federa乙TestMethod S
TD 7916‐53082)いずれの試料油Kもフェ
ニル‐o‐ナフチルァミンを1重量努づつ添加試験条件
:175℃,120時間摩擦試験 TMP部分ェステルとポリブテンとの混合油を倉田式振
子式試験器(油溢は常温とした。 )で摩擦試験を行なったところ第1図に示す結果を得た
。比較のためにDIDAとポリプテソとの混合油および
TMPェステルとポリプテンとの混合油についても種様
に評価した。図から、本発明によるTMP部分ヱステル
とポリブテソとの混合油が、ェステル5〜2の重量%の
範囲でDIDAとポリブテンとの混合油に比し顕著に低
い摩擦係数を示す。 以上の試験結果から、本発明によるネオベンチルポリオ
ールの部分ェステルとポリオレフィン油から成る潤滑油
組成物は、ネオベンチルポリオールの完全ェステルとポ
リオレフィン油との混合油、二塩基酸ェステルとポリオ
レフイン油との混合油等より優れたものであることが明
らかである。 実施例 2 1,1,1ートリメテロールプロ/ぐン、カプロソ酸お
よびカプロン酸を使用して実施例1と同機の操作により
ヒドロキシル価の異なるTM円部分ェステルを調製した
。 これらのTMP部分ェステルをQ−オレフインオリゴマ
ー及びポリプテンと各々混合して、防鈴性、腐蝕酸化安
定性および摩擦係数を評価した。Q−オレフィンオリゴ
マー及びポリブテンは実施例1で使用したものと同のも
のを使用た。防錆性 ヒドロキシル価が1皿OH雌/g〜】34KOHの夕/
gにわたる5種類のTMP部分ェステルとポリブテンと
の混合油を調製し日本工業規格UIS)K2510の方
法でさび止め性能試験を行なった。 この試験では、混合油はポリブテン9の重量%とTMP
部分ェステル1の重量%の同一割合とし、TMP部分ェ
ステルのヒドロキシル価の相違が潤滑油組成物のさび止
め性能に与える効果について評価した。試験結果を表4
に示す。試験条件及び判定基準は、実施例1と同一にし
た。表4 * 日本石油■製ポリブテン(平均分子量:43雌占度
:10.9st @聡.9qo)** トリメチロール
プロパンは広柴化学■製、脂肪酸は新日本理化■製を使
用。 1 試験条件;JIS K 2510 (6000・真
水使用)2 判定基準(合格:表面にさびが認められな
い場合、軽微:直径1肌以下のさびの斑点が6箇を越え
ない場合、高度:表面の5%以上にさびが認められた場
合)腐蝕酸化安定性 TM円部分ェステル30重量%とQ−オレフィンオリゴ
マー7の重量%との混合油にフェニル−Q−ナフチルア
ミンを1重量%添加し、FederalTestMet
hのSTD791B−53雌に従い腐蝕酸化安定性を評
価した。 TMPェステルは、ヒドロキシル価が1雌OHM9/g
〜13必OHのo/gにわたる6種類のものを使用した
。 結果を表5に示す。摩擦試験 TM円部分ェステルとボリブテンとの混合油について曽
田式振子試験器を使用して摩擦試験を行なった。 試験結果を第2図に示す。前述のさび止め性能試験、腐
蝕酸化安定性試験及び摩擦試験において本発明によるネ
オベンチルポリオール部分ェステルのヒドロキシル価の
潤滑油性能に与える効果や顕著であり、臨界性の存在交
ることが明らかである。 船 ○ ○ 甘 の 馨雲 ミ【 窓 の ○且【 ききY 三母町 ミ乞 い【 t坦辻 ÷磯途 )船紙 ト *
素の重合体または共重合であって、約泌0〜約3000
の平均分子量を有するポリオレフイン油。 本発明に於けるネオベンチルポリオールの部分ェステル
を形成する原料として用いられるネオベンチルポリオー
ルとしては8一位に水素を結合していない多価アルコー
ルであり、好ましくは、少なくとも2個のヒドロキシル
基を有するものである。例えば、ジアルキルプロパンジ
オール、トリメチルロールアルカン、ベンタエリストリ
ールおよびジベンタェリストリール等である。ここに、
ジアルキルブロパンジオールとしては、約5〜19個の
炭素原子を有するものが適当であり、特に、好ましいジ
アルキルプロパンジオールは、ネオベンチルグリコール
、2−メチル−2ープロピルー1,3ープロパンジオー
ル、2ーブチルー2ーエチルー1,3ープロパンジオー
ル、2−ブチル−2ーヘキシル−1,3ープロパンジオ
ールおよび2−へキシルー2ーオクチル−1,3−プロ
パンジオール等である。又トリメチロールアルカンは、
約5〜1劫固の炭素原子を有するものが適当であり、特
に、好適なトリメチロールアルカンは、1,1,1一ト
リメチロールエタソ、1,1,1−トリメチロールプロ
パン、1,1,1一トリメチロールプタン、1,1,1
ートリメチロールヘキサン、1,1,1−トリメチロ−
ルオクタンおよび1,1,1−トリメチロールデカン等
である。本発明においては、これらのネオベンチルポリ
オールの一種を単独で、または二種以上を混合してェス
テル化原料として使用することができる。 本発明に於けるネオベンチルポリオールの部分ェステル
を形成する原料としてのカルボン酸としては、直鎖脂肪
酸、分岐脂肪酸、ナフテン酸、および芳香族カルボン酸
を使用する。ここに、直鎖脂肪酸としては、約4〜12
の炭素原子を有するもの、例えば、酢酸、青草酸、カプ
ロン酸、ェナント酸、カプリル酸、ベラルゴン酸、カプ
リン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およ
びステアリン酸等を使用することが好ましい。分岐脂肪
酸としては、前記直鎖脂肪酸に対応するものを使用する
ことができるが、2ーェチルヘキシル酸、3,5,5ー
トリメチルヘキシル酸、ィソオクチル酸、ィソステアリ
ン酸および各種ネオ酸等が適当である。ナフテン酸とし
ては、約6〜3の固の炭素原子を有し、一分子中に1〜
3個のカルボキシル基を有するものが適当である。また
、芳香族カルボン酸は、ベンゼン核に直接カルポキシル
基が結合した化合物のよび側鎖にカルボキシル基を有す
る化合物であり、例えば、安息香酸、アルキル安息香酸
等を使用することができる。本発明の潤滑油組成物のネ
オベンチルアルコールとのヱステルを合成するには、上
記のカルボン酸の一種または二種以上を使用することが
できる。例えば、カプロン酸とカプリン酸のような直鎖
脂肪酸の組合せ、少なくとも一種の直鎖脂肪酸と少なく
とも一種の分N皮脂肪酸との組合せ、同様に、脂肪酸と
ナフテン酸との組合せ、脂肪酸と芳香族カルボン酸、な
らびに、脂肪酸、ナフテン酸および芳香族カルポン酸と
の組合せを使用して得られるェステルが本発明の潤滑油
組成物の成分として好ましい。これらの二種以上のカル
ボン酸は、各々、単独で順次ェステル化反応に供するか
、または、あらかじめ混合して同時にェステル化反応に
供することができる。また、本発明による潤滑油組成物
に使用するェステルとしては、少なくとも一種のネオベ
ンチルポリオールと一種のカルボン酸との合成ェステル
とを混合して得られるのでもよい。本発明による潤滑油
組成物の基油の成分としてのネオベンチルポリオールの
ェステルは、遊離のヒドロキシル基を有するものである
。 遊離のまま残存するヒドロキシル基は、ヒドロキシル価
として約20〜約12雌OHmp/gの範囲に相当する
ように調整される。ネオベンチルポリオールの部分ェス
テルは、ネオベンチルボリオールを、溶媒を使用しまた
は使用せずに触媒の存在下または不存在下において約2
0〜約12皿OHの9/gのヒドロキシル価を有するヱ
ステルを得るような化学量論以下の調整された量のカル
ボン酸と反応させることにより製造することができる。 溶媒としては、ヘキサン、ヘプタンまたはオクタン等の
飽和脂肪酸炭化水素、ベンゼン、トルェンまたはキシレ
ン等の芳香族炭化水素を、また、触媒としては、硫酸、
パラトルェンスルホン酸等の公知のェステル化触媒を使
用することができる。ェステル化の反応条件としては、
約100〜約2300C、好ましくは、約150〜約2
10午0の範囲の反応温度、常圧または加圧の反応圧力
を採用すればよい。ェステル化反応が終了した後、反応
生成物から溶媒を常技または減圧蒸留その他適当な方法
で除去し、中和、水洗および脱水等の処理を行ない合成
ェステルを得る。本発明において使用する「ポリオレフ
ィン油」は炭素原子が2〜14個、好ましくは、4〜l
q固の範囲のオレフィン系炭化水素の一種の単独重合、
または二種以上の共重合により得られる平均分子量約2
20〜約3000のポリオレフインであり、ネオベンチ
ルポリオールの部分ェステルと相溶性を有するものであ
る。 また、このポリオレフイン油は、聡.ぴ0において約0
.8〜約700比stの粘度を有するものであり、水素
化し不飽和結合を除去したものが好適である。 単量体としては、エチレン、プロピレン、ブテン、イソ
ブテン、ベンテン、イソベンテン、ヘキセン、イソヘキ
セン、ヘプテン、イソヘプテン、オクテン、.イソオク
テン、ノネン、イソノネソ、ヂセン、ドデセソおよびテ
トラデセン等を使用することができる。本発明で用いら
れるポリオレフィン油は上記した単量体が適宜選択した
一種を単独で重合するか、あるいは二種以上を共重合さ
せて得られるものである。また、使用するオレフインに
対応するジオレフィンを少量添加して使用することもで
きる。本発明に明し、られるポ1’オレフィン油は、約
220〜約3000の平均分子量を有することが必要で
あり、平均分子量が約泌0以下のポリオレフィン油は、
潤滑油として十分な潤滑性能を発揮せず、また約300
0以上においても同機に不適当である。特に、好ましい
ポリオレフィン油は、ポリブテン、Qーオレフィン・オ
リゴマーおよびエチレン・Q−オレフイン共重合体であ
る。ポリブテンとしては、イソブテンを主体とするもの
で、ィソブテンが約20〜約100%、ブテンー1が0
〜約50%およびブテンー2が0〜約50℃の単量体温
合物を共重合させて得られる。 次の性状を有するものが好適である。平均分子量
350〜2700粘 度 csK@3
7.ず0 30以上csK@則Sぱ0
4.5〜4400比 重 15/4
00 0.830〜0920引火点
。 0 120〜240色 相 ガー
ドナ− 1以下残留炭素 重量%
略々ゼロQーオレフィン・オリゴマ−として
は、炭化水素の熱分解または低級オレフインの二量化乃
至三塁化により得られる炭素数約6個〜IN固のQ−オ
レフィンの共重体が好適である。 例えば、ヘキセンー1が25〜50%、オクテンー1が
30〜総%およびデセンが約15〜40%の混合物を前
記の平均分子量の範囲に共重合したものが好ましい。ま
た、エチレン・q−オレフイン共重合体は、エチレンが
40〜90%、Qーオレフインが10〜60%の割合の
単量体を共重合したものを使用することができる。 しかして、Qーオレフインとしては、プロピレンが好ま
しい。このようなポリオレフイン油は、潤滑油組成物の
用途により、分子量および粘鳥等を製品規格に合格させ
るように調整することができる。 例えば、自動車エンジン油の成分としては、約400〜
約1000の平均分子量に、また、作動油には約240
〜約500の平均分子量を有すように調整したものが適
当である。ポリオレフィン油は、公知の重合触媒、例え
ば、塩化アルミニウム、フッ化ホウ素等のフリーデル・
クラフッ型触媒、チグラー型触媒および酸化クロム等の
酸化物触媒を使用して製造することができる。 製造方法としては、単量体を触媒と共に重合反応帯城に
供V給し、溶剤の存在下において反応温度により分子;
を調整しながら反応させる方法を採用することができる
。また、ポリオレフィン油の水素化は、上記のようにし
て得られた重合体から触媒を除去した後、溶媒の存在下
または非存在下において加温加圧下で水素化触媒および
水素と接触させればよい。 反応は、連続式またはバッチ式のいずれかの方法でも行
なうことやできる。水素化触媒としては、允素周期律表
第町族金属および/または第血族金属の酸化物または硫
化物を耐火性坦体、例えば、アルミナ、シリカ、アルミ
ナ−シリカ、マグネシア、ジルコニアおよびチタニア等
に担持させたものが適当である。反応条件としては、約
60〜約350ooの反応温度、約、100〜約200
k9/仇の反応圧力、約1〜約lq時間の反応時間を採
用する。水素化反応の結果ポリオレフィン中に残存する
二重結合が飽和され、色相等の安定性を改良することが
できる。本発明による潤滑油組成物は、風ネオベンチル
ポリオールの部分ェステル約5〜約8の重量%、好まし
くは、約10〜約5の重量%と{B’ポリオレフイン油
約20〜約95重量%、好ましくは、約50〜約9の重
量%とを混合して得られる。 部分ェステルを僅か約1の重量%混合することにより得
られる混合油が界面化学的性状の改良において顕著な効
果を発揮することは容易に想到し得ないことである。す
なわち、この混合油は、高温安定性および高粘度指数を
有することの他に、酸化劣化物の溶解性が高いので、品
質安定性が優れ、また、摩擦係数、防錆性等の界面化学
的性状が大中に改良されたものである。特に、自動車エ
ンジン油のように窒素酸化物と接触する場合にも優れた
抵抗性を示す。後述の実施例においても明らかなように
、ネオベンチルポリオールの部分ェステルを使用すると
き、完全ェステルに比してこれらの品質の向上効果が顕
著である。この理由は、明確ではないが、ェステル結合
よりもヒドロキシル基の効果によるものである。すなわ
ち、部分ェステル分子が金属表面に吸着して膜を生成し
錆の発生を防止し、摩擦係数を低下させるものと推定さ
れる。以上のようにして製造した基油には、必要に応じ
て酸化防止剤、清浄分散剤および極圧添加剤等の潤滑油
添加剤を有効量加えることができる。添加量としては、
添加剤の化合物の種類に依存するが、酸化防止剤は、約
0.3〜4重量%、清浄分散剤は、金属系添加剤の場合
、約0.2〜6重量%、魚灰清浄分散剤の場合、約0.
5〜15重量%、樋圧添加剤は、約0.1〜5重量%、
および粘度指数向上剤は、約0.5〜25重量%の範囲
で添加することができる。本発明による合成潤滑油組成
物の用途としては、自動車エンジン油、2ーサィクルェ
ンジン油、隆鯛用ガスタービン油(発電機、機関車、船
舶および自動車のガスタ−ビン用潤滑油)、駆動油又は
、油圧作動油等の潤滑油の適している。 特に、窒素酸化物に対して抵抗性が優れていることから
、自動車エンジン油(クランクケース油)に好適である
。次に、本発明の説明において使用した分析法について
述べるとポリオレフィン油の平均分子量は、ASTM
D 2503(Test わr Molec山arW
eight o‘Hydr Carbo船 by Te
rmo−ElectricMeasurementof
Vapor Pressure)により、また、部分ェ
ステルのヒドロキシル価は、日本工業規格(JIS)K
1525に規定する測定法によるものである。 以上述べたように、本発明は、下記の風成分約5〜約8
の重豊%と佃成分約20〜約95重量%とを基油とする
合成潤滑油組成物に関するものであり、産業上寄与する
ところが極めて大きいものである。 風 ネオベンチルポリオールの部分ヱステル‘B} 炭
素原子が2〜14個のオレフイン系炭化水素を重合また
は共重合して得られるポリオレフィン油。 以下に実施例を以つて本発明を説明する。 実施例 1 表1に記載の1,1,1−トリメチロールプロパンの部
分ェステル(TMP部分ェステル)、ば−オレフインオ
リゴマーおよびポリブテンを各々混合して、防錆性、腐
蝕酸化安定性および摩擦係数を評価した。 尚、比較のために、1,1,1−トリメテロールプロパ
ソの完全ェステル(TMPェステル)およびジイソデシ
ルアジベート(DIDA)も併記した。 雌 試料油の調製 TMP部分ェステル 1,1,1−トリメチロールプロ
パン1モル、カブロン酸0.22モル、カプリル酸1.
78モルおよびそれらの混合物に対し2の重量%のトル
ェンをガラス製反応容器に入れ20ぴ0で約2q時間反
応させた。 約5%の苛性カリ水溶液で中和し、その後洗液が中性を
示すまで水洗して過剰の酸を除き、残っているトルェン
を11ぴ○の常圧蒸留、続いて3肋Hg、13ぴ○の減
圧蒸留で除いた。このようにしてトリメチロールプロパ
ンの各種ヱステル混合物(トリメチロールプロパンの3
個のヒドロキシル基のうち平均して2個がェステル化さ
れ、残りの1個がそのまま残っているェステル混合物)
が得られた。これをTM円部分ェステルを呼ぶ。TMP
エステル 1,1,1ートリメチロールプロパン1モル
、上記と同じカプロン酸0.4モル、カブリル酸3.2
モルを原料として同様な操作を行なった。 このようにしてできたトリメチロールプロパンのトリェ
ステルが得られた。これをTM円ェステルと呼ぶことに
する。DIDA(ジイソデシルアジベート)ァジピン酸
とィソデシルアルコールとのジェステル(市販品を使用
)。 Q−オレフイン・オリゴマー ヘキセン−1 36%、オクテンー1 乳%、およびデ
センー1 30%の混合物のオリゴマ−。 平均分子量:57畔占度:6.8次St@擬.ぴ○ボリ
ブテン イソブテン滋%、ブテンー1 13%およびブ
テン−2 3%の混合物の重合体。平均分子量;430
・粘度;10.$St@期.ぴ○防錆性TMP部分ェス
テルとポリブテンとの混合油について日本工業規格(J
IS)K2510の方法でさび止め性能試験を行なった
。 試験結果を表2に示す。本発明によるTMP部分ェステ
ル1の重量%とボリブテソ9の量童%との混合油は、9
畑馬間の試験時間のさび止め試験に合格した。表2 1 試験条件;JBK 25106び0・真水2 JI
SK 2510の判定基準に従い次のように定義した。 合格:表面にさびが認められない場合軽微:径1肌以下
のさびのはん点が6コをこえない場合中度:表面の5%
以下にさびが認められた場合高度:表面の5%以上にさ
びが認められた場合窒素酸化物に対する抵抗性 TMm部分ェステル10重量%とポリブテン90重量%
との混合油を試料油とし、これを120午0に加熱し、
空気、二酸化窒素およびオレフィンとの混合ガスを吹き
込みながら6時間保持した。 終了後、試料油のカルボニル基の吸収を赤外吸収分析に
より測定したところ、ポリブテンのみの場合に比して顕
著な結果を得た。腐蝕酸化安定性 TMP部分ェステル30重量%とQーオレフィンオリゴ
マ一7の童蜜%との混合油に、フェニルーQーナフチル
アミンを1重量%添加し、FederalTestMe
比のSTD7916−53雌に従い腐蝕酸化安定性を評
価した。 比較のためにTMPェステル3の重土%とQ−オレフィ
ンオリゴマ−7の重量%との混合油についても撞様に試
験し、表3に示す結果を得た。表3 1)試験法 Federa乙TestMethod S
TD 7916‐53082)いずれの試料油Kもフェ
ニル‐o‐ナフチルァミンを1重量努づつ添加試験条件
:175℃,120時間摩擦試験 TMP部分ェステルとポリブテンとの混合油を倉田式振
子式試験器(油溢は常温とした。 )で摩擦試験を行なったところ第1図に示す結果を得た
。比較のためにDIDAとポリプテソとの混合油および
TMPェステルとポリプテンとの混合油についても種様
に評価した。図から、本発明によるTMP部分ヱステル
とポリブテソとの混合油が、ェステル5〜2の重量%の
範囲でDIDAとポリブテンとの混合油に比し顕著に低
い摩擦係数を示す。 以上の試験結果から、本発明によるネオベンチルポリオ
ールの部分ェステルとポリオレフィン油から成る潤滑油
組成物は、ネオベンチルポリオールの完全ェステルとポ
リオレフィン油との混合油、二塩基酸ェステルとポリオ
レフイン油との混合油等より優れたものであることが明
らかである。 実施例 2 1,1,1ートリメテロールプロ/ぐン、カプロソ酸お
よびカプロン酸を使用して実施例1と同機の操作により
ヒドロキシル価の異なるTM円部分ェステルを調製した
。 これらのTMP部分ェステルをQ−オレフインオリゴマ
ー及びポリプテンと各々混合して、防鈴性、腐蝕酸化安
定性および摩擦係数を評価した。Q−オレフィンオリゴ
マー及びポリブテンは実施例1で使用したものと同のも
のを使用た。防錆性 ヒドロキシル価が1皿OH雌/g〜】34KOHの夕/
gにわたる5種類のTMP部分ェステルとポリブテンと
の混合油を調製し日本工業規格UIS)K2510の方
法でさび止め性能試験を行なった。 この試験では、混合油はポリブテン9の重量%とTMP
部分ェステル1の重量%の同一割合とし、TMP部分ェ
ステルのヒドロキシル価の相違が潤滑油組成物のさび止
め性能に与える効果について評価した。試験結果を表4
に示す。試験条件及び判定基準は、実施例1と同一にし
た。表4 * 日本石油■製ポリブテン(平均分子量:43雌占度
:10.9st @聡.9qo)** トリメチロール
プロパンは広柴化学■製、脂肪酸は新日本理化■製を使
用。 1 試験条件;JIS K 2510 (6000・真
水使用)2 判定基準(合格:表面にさびが認められな
い場合、軽微:直径1肌以下のさびの斑点が6箇を越え
ない場合、高度:表面の5%以上にさびが認められた場
合)腐蝕酸化安定性 TM円部分ェステル30重量%とQ−オレフィンオリゴ
マー7の重量%との混合油にフェニル−Q−ナフチルア
ミンを1重量%添加し、FederalTestMet
hのSTD791B−53雌に従い腐蝕酸化安定性を評
価した。 TMPェステルは、ヒドロキシル価が1雌OHM9/g
〜13必OHのo/gにわたる6種類のものを使用した
。 結果を表5に示す。摩擦試験 TM円部分ェステルとボリブテンとの混合油について曽
田式振子試験器を使用して摩擦試験を行なった。 試験結果を第2図に示す。前述のさび止め性能試験、腐
蝕酸化安定性試験及び摩擦試験において本発明によるネ
オベンチルポリオール部分ェステルのヒドロキシル価の
潤滑油性能に与える効果や顕著であり、臨界性の存在交
ることが明らかである。 船 ○ ○ 甘 の 馨雲 ミ【 窓 の ○且【 ききY 三母町 ミ乞 い【 t坦辻 ÷磯途 )船紙 ト *
第1図及び第2図は、本発明による潤滑油組成物および
公知の潤滑油組成物の亀田式振子試験器による各々の摩
擦試験結果を示すものである。 第1図第2図
公知の潤滑油組成物の亀田式振子試験器による各々の摩
擦試験結果を示すものである。 第1図第2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 下記の(A)成分約5〜約80重量%と、(B)成
分約20〜約95重量%とを基油とする合成潤滑油組成
物。 (A)ネオペンチル構造を有する多価アルコールとカル
ボン酸との合成エステルであつて、分子内に遊離のヒド
ロキシル基を有し、ヒドロキシル価が約20〜約12K
OHmg/gであるもの。 (B)炭素原子が2〜14のオレフイン系炭化水素を重
合または共重合して得られる約220〜約3000の平
均分子量を有するポリオレフイン油。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50011073A JPS6039715B2 (ja) | 1975-01-27 | 1975-01-27 | 合成潤滑油組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50011073A JPS6039715B2 (ja) | 1975-01-27 | 1975-01-27 | 合成潤滑油組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5186668A JPS5186668A (ja) | 1976-07-29 |
JPS6039715B2 true JPS6039715B2 (ja) | 1985-09-07 |
Family
ID=11767791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50011073A Expired JPS6039715B2 (ja) | 1975-01-27 | 1975-01-27 | 合成潤滑油組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS6039715B2 (ja) |
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JP2554668B2 (ja) * | 1987-09-22 | 1996-11-13 | 出光興産株式会社 | 内燃機関用潤滑油基油および組成物 |
JP2520923B2 (ja) * | 1987-11-30 | 1996-07-31 | 出光興産株式会社 | 二サイクルガソリンエンジン用潤滑油基油 |
WO1999018175A1 (en) * | 1997-10-03 | 1999-04-15 | Infineum Usa Lp | Lubricating compositions |
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Citations (2)
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JPS4827867A (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-12 | ||
JPS4839202A (ja) * | 1971-09-18 | 1973-06-09 |
-
1975
- 1975-01-27 JP JP50011073A patent/JPS6039715B2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4827867A (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-12 | ||
JPS4839202A (ja) * | 1971-09-18 | 1973-06-09 |
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JPS5186668A (ja) | 1976-07-29 |
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