JPS6039712B2 - ポリエステル系ホツトメルト接着剤組成物 - Google Patents

ポリエステル系ホツトメルト接着剤組成物

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JPS6039712B2
JPS6039712B2 JP5870476A JP5870476A JPS6039712B2 JP S6039712 B2 JPS6039712 B2 JP S6039712B2 JP 5870476 A JP5870476 A JP 5870476A JP 5870476 A JP5870476 A JP 5870476A JP S6039712 B2 JPS6039712 B2 JP S6039712B2
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JP
Japan
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hot melt
melt adhesive
polyester
adhesive composition
epoxy resin
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義治 新浪
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポリエステル系ホットメルト接着剤に関し、更
に詳しくは金属およびガラスに対して著しく密着性の向
上したポリエステル系ホットメルト接着剤組成物に関す
る。
従来から耐熱性ホットメルト接着剤としてポリエステル
系ホットメルト接着剤がその特性を生かした用途に使用
されているが、金属およびガラスへの接着性は不充分で
あり、用途を限定して使用されているのが現状である。
このような次点を改良するためポリエステル系ホットメ
ルト接着剤にェポキシ樹脂を配合してこれらの欠点を補
ういくつかの技術が提案されている。たとえば特開昭5
0−63025号公報では、ポリエチレンテレフタレー
トをエチレングリコール以外のグリコールとグリコール
交換させて得た英重合ポリエステルにェポキシ樹脂を添
加する方法が提案されている。しかし、この技術は上記
の如き特定の共重合ポリエステルに限定され、しかも1
000○以上の高温度でのエージングおよび耐ヒートシ
ョック性において著しい欠点を有している。さらにホッ
トメルト接着剤として使用する時、高温で長時間加熱す
ると徐々にゲル化が起り、到底使用できない。共重合ポ
リエステル樹脂とェポキシ樹脂をホットメルト接着剤と
して使用するべく高温度で長時間加熱したときに起る溶
融粘度の著しい上昇の原因については、現在まだはっき
り判明していないが、共重合ポリエステル樹脂中の末端
カルボキシル基とェポキシ樹脂のヱポキシ基との反応が
起るために三次元化が生じ、その結果として溶融粘度の
著しい上昇およびゲル化が起ると考えられる。
本発明の目的はこのようなゲルで○現象を生起せず、し
かも単にポリエステル系ホットメルト接着剤とェポキシ
樹脂を混合したときより、更に金属およびガラスへの密
着性が著しく向上した接着剤を提供することである。本
発明者は、このような観点から鋭意検討を重ねた結果、
ポリエステル系ホットメルト接着剤にェポキシ樹脂とモ
ノアミン化合物を配合すると所期の目的が達成されるこ
とを見出し、本発明に到達した。すなわち本発明は2種
以上のジカルボン酸成分と1種以上のグリコール成分か
らなる共重合ポリエステル樹脂に、ェポキシ樹脂とモノ
アミン化合物を添加したことを特徴とするポリエステル
系ホットメルト接着剤組成物である。一般にェポキシ樹
脂の硬化剤としては、ァミン化合物、酸無水物等が良く
知られている。
本来ェポキシ樹脂はこれらの硬化剤と併用して使用し、
三次元化させて耐熱性および凝集力を向上させて使用さ
れているが、硬化反応を完全に防止する技術は全く開発
されていなかった。ところが、本発明においてはじめて
ェポキシ樹脂と共重合ポリエステル樹脂の硬化反応を防
止するにはモノァミン化合物が著しい効果のあることが
見出されたのである。本発明の共重合ポリエステル樹脂
を構成するジカルボン醸成分は2種以上のジカルボン酸
成分からなり、特にi)2種以上の芳香族ジカルボン酸
またはii)芳香族ジカルポン酸と脂肪族ジカルポン酸
からなる。芳香族ジカルボン醸成分としてはテレフタル
酸、ィソフタル酸、2,6ーナフタレンジカルボン酸等
が挙げられる。
また、脂肪族ジカルボン酸成分としてはァジピン酸、ア
ゼラィン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸等が挙げら
れる。
更に本発明の英重合ポリエステル樹脂を構成するグリコ
ール成分としては、エチレングリコール、トリメチレン
グリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタ
ンジオール、1,6ーヘキサンジオール、ネオベンチル
グリコール等のアルキレングリコールあるいはポリ(オ
キシアルキレン)グリコールなどが挙げられる。
ェポキシ樹脂としてはビスフヱノールAとェピクロルヒ
ドリンとの反応で得られるビスフェノールA型ェポキシ
樹脂、たとえばェピコート812,815 820,8
27,828,1001,1004,1007,100
9(シェル化学製)、アラルダイト252,6010,
6020,6030,6071,60槌,6097,6
099(チバ社製)などがあり、ノボラツク等とェピク
ロルヒドリンとの反応で得られるノボラック型ェポキシ
樹脂、たとえばェピコート154(シェル化学製)DE
R431,438、(ダウ・ケミカル社製)などがあり
、さらにポリオキシアルキレン型ェポキシ樹脂、たとえ
ばDER732,736などがあり、その他、レゾルシ
ソとェピクロルヒドリンとの反応で得られるレゾルシン
型ェポキシ樹脂等が挙げられるが、特に好ましくはビス
フェノールA型ェポキシ樹脂である。
また、本発明におけるモノアミン化合物とは第1級モノ
アミン化合物または第2級モノアミン化合物であって、
たとえばラウリンアミン、ステアリルアミン、ジラウリ
ルアミン、ジベンジルアミン等の脂肪族モノアミン化合
物、アニリン、N−メチルアニリン、Pーアミノジフヱ
ニルスルホン、P−アミノジフエニルエーテル、Qーナ
フチルアミン、8−ナフチルアミン等の芳香族モノアミ
ン化合物が挙げられる。
特に第2級モノアミンが好ましい。本発明の英重合ポリ
エステル樹脂の量としては全混合物中、40〜95重量
%が好ましい。
4の重量%未満のときには、接着剤として英重合ポリエ
ステル樹脂の特性が失われる。
また95重量%を超えると金属およびガラス等への接着
性向上が望めない。また、ヱポキシ樹脂の童としては全
混合物中、60〜5重量%が好ましい。
更にモノアミン化合物の量としてはェポキシ樹脂中のェ
ポキシ基量と当量以上が少なくとも必要である。
特に好ましくは、窒素原子/ェポキシ基として3〜0.
5が好ましい。窒素原子/ェポキシ基が0.5未満のと
きにはゲル化防止の効果が得られず、また3を超えると
共重合ポリエステルおよびェポキシ樹脂の特性が失われ
、接着性をかえって低下する。本発明における共重合ポ
リエステル樹脂の製造方法としては特に制限なく、ジカ
ルボン酸とグ1」コールとの直接ェステル化法もしくは
、ジカルボン酸のアルキルェステルとグリコールとのェ
ステル交換法によってジカルボン酸のグリコールェステ
ルを得、これに必要に応じてェステル化触媒もしくは、
重縮合触媒などを用いることができる。
また使用目的および要求される各種の物性により種々の
添加剤、安定剤、他の熱可塑性樹脂を本来の性質を損わ
ない程度に添加してもさしっかえない。本発明のポリエ
ステル系ホットメルト接着剤は金属およびガラスに対し
て著しく密着性に優れるとともに100qo以上の高温
度でのエージングあるいは耐ヒートショク性にも優れる
さらに高温で長時間加熱したときゲル化が生じないとい
う優れた特徴を有している。以下、本発明を実施例を用
いて説明する。
実施例中、単に部とあるのは重量部を示す。各種の物性
の測定方法は以下の方法で行った。
1 還元粘度(d‘/g) フェノール/テトラクロルェタン(6/4重量比)の混
合溶媒を用い、ポリマー濃度0.1g/25の‘で30
午○で測定した。
2 融点(℃) 示差走査型熱量計により昇温速度20qo/分にて測定
した。
3 耐ヒートショック性(%) 切断接着力の測定試験片を12000にて30分間保持
した後、直ちに一30℃に調整した恒温室に入れ1粉ご
間保持した。
その後この試験片をとり出し、20ooにて奥断接着力
を測定し、耐ヒートショック性試験前の2ぴCにおける
敷断接着力に対する割合で示した。4 ポットライフ(
溶融安定性)(%) ポリマーを210ooで窒素気流下に10畑時間加熱し
たときの溶融粘度の初期溶融粘度に対する割合で示した
溶融安定性=21ぴCIO岬寿間後の溶融粘度XI。
〇(%)初期溶融粘度5 期断接着力(k9/仇) 2枚のアルミニウム板(大きさ10弧×1肌厚さ1.6
肋)の間に厚さ50仏のフィルム状の接着剤をはさみ、
220005kg/のにて3現砂間ヒートシールした試
験片をテンシロンにて引張速度2比舷/分で2枚のアル
ミニウム板を接着面に対して水平にそれぞれ反対方向に
引張ったときの接着強度を測定した。
6 密着性 アルミニウム板(1.6柵厚、昭和アルミ製)上に溶融
したポリマーを塗布した(塗布厚み100ム)。
次いでNTカッターで1仇蚊×1仇舷に10び分割し、
セロテープを貼付して剥離テストを行った。(評価方法
は耐水性と同じ)7 耐水性 密着性測定試験片を5ぴ○の温水中に7日間浸渡した後
、NTカッターで1仇舷×IQ肋‘こ100分割しセロ
テープ剥離テストを行った。
90〜100ノ100:0 0〜50/100:×50
〜90/100:△ (非剥離コマ数/全コマ数)8
溶融粘度(ポィズ) B型回転粘度計を用いて20ぴ○、窒素気流下で測定し
た。
実施例 1 ジメチルテレフタレート35碇部(1.8モル)、エチ
レングリコール410部(66モル)、酢酸亜鉛0.2
碇部(0.0009モル)、および三酸化アンチモン0
.31部(0.0009モル)を反応釜に投入し、窒素
気流下140qo〜210oCでェステル交換反応を行
った。
次いでドデカンジオン酸276部(1.2モル)を加え
、210qo〜26ぴ0まで30分間をかけて加溢し、
次いで徐々に減圧にしながら30分間で0.1凧日舞威
圧とし、この温度ならびに減圧条件下で1時間重縮合を
行いポリエステルAを得た。このポリエステルAの還元
粘度は0.650の/gであった。同様にしてポリマー
組成が第1表に示されるような英重合ポリエステルB〜
Eを製造した。得られた共重合ポリエステル樹脂A〜E
にェポキシ樹脂(ェピコート1004 シェル化学社製
)およびアニリンを加えてホットメルト接着剤組成物を
得た。各物性を第2表に示す。比較のためアニリンを配
合しない場合、およびェポキシ樹脂とアニリンを配合し
ない場合も示す。
第1表 DMT:ジメチルテレフタレート EG:エチレングリ
コールDMI:ジメチルイソフタレート DDA:ドデカンジカルポン酸 SA :セバシン酸 AA :アジピン酸 第2表 ★)共重合ポリエステル樹脂への添加量 実施例 2 ジメチルテレフタレート291部(1.5モル)、1,
4ーブタンジオール594部(6,6モル)および綾酸
チタン酸カリウム0.53部(0.0015モル)を反
応釜に投入し、窒素気流下で140℃〜210午○でェ
ステル交換反応を行った。
次いでドデカンジオン酸345部(1.5モル)を加え
210q0〜260qoまで30分間をかけて加溢し、
次いで徐々に減圧にしながら3粉ご間で0.1側日蟹威
圧とし、この温度ならびに減圧条件下で1時間軍縮合反
応を行い、ポリエステルFを得た。このポリエステルF
の還元粘度は0.65の/gであった。同機にしてポリ
マー組成が第3表に示されるような共重合ポリエステル
G〜日を製造した。
得られた共重合ポリエステル樹脂に各種ェポキシ樹脂お
よび各種モノアミン化合物を配合してホットメルト接着
剤組成物を得た。各物性を第4表に示す。第3表 BD :1,4−ブタンジオール PTMG:ポリ(テトラメチレンオキシド)グリコ−−
/しNPG :ネオベンチルグリコール 第4表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2種以上のジカルボン酸成分と1種以上のグリコー
    ル成分とからなる共重合ポリエステル樹脂に、エポキシ
    樹脂とモノアミン化合物を配合してなるポリエステル系
    ホツトメルト接着剤組成物。
JP5870476A 1976-05-20 1976-05-20 ポリエステル系ホツトメルト接着剤組成物 Expired JPS6039712B2 (ja)

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JPS60221451A (ja) * 1984-04-18 1985-11-06 Toyobo Co Ltd 耐熱性の改良されたポリエステル弾性体組成物
JPS62297147A (ja) * 1986-06-18 1987-12-24 帝人株式会社 易接着性ポリエステルフイルムおよびその製造方法

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