JPS6039662Y2 - セラミツク製の熱伝達体 - Google Patents

セラミツク製の熱伝達体

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JPS6039662Y2
JPS6039662Y2 JP13178484U JP13178484U JPS6039662Y2 JP S6039662 Y2 JPS6039662 Y2 JP S6039662Y2 JP 13178484 U JP13178484 U JP 13178484U JP 13178484 U JP13178484 U JP 13178484U JP S6039662 Y2 JPS6039662 Y2 JP S6039662Y2
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JP
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heat transfer
fins
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heat
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JP13178484U
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朗 加藤
出 大脇
喜朗 前田
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株式会社ノリタケカンパニーリミテド
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は十字流式の熱交換器内に装着して流体流路を
形威するための熱伝達体に関するものである。
一般に、温度の異なる二種の流体を直交する方向より隣
接した流路に導き熱交換する十字流式の熱交換器におい
ては、流路形成用壁板となる熱伝達体は熱伝導性及び加
工性を良くするため、金属にて形威されているが、腐食
し易い欠点があった。
一方、省エネルギーの目的のため、高温廃ガスの熱回収
は必須のものとなっているが、各種プラントからの高温
廃ガスは一般に腐食性も大で、従来の熱交換器では取り
扱いか非常に厄介であった。
そこで本考案の目的は、耐熱性が犬で、しかも耐腐食性
をも高めたセラミック質よりなる熱伝達体を提供し熱エ
ネルギーの有効利用に貢献することにある。
また本考案の他の目的は、十字流式流体流路が形威し易
く、使用時の熱歪みによるキレンや破損が防止し得て、
かつ積み重ね方向の機械的強度を大きくなしたセラミッ
ク質よりなる熱伝達体を提供することにある。
また、本考案の他の目的は、セラミック質の熱伝達体を
複数個積み重ね接合して熱交換器を構成するに適した熱
伝達体を提供することにある。
次に本考案を実施例により図面を参照して説明する。
まず、本例の熱伝達体10を形成するための、原料とし
て約1000°Cで焼成した仮焼タルク、仮焼カオリン
、及びアルミナ(粉末状のもの)を用意し、仮焼タルク
36.0〜31.5重量部(以下単に部と略記する。
)と仮焼カオリン32.0〜28.0部と、アルミナ1
2.0〜10.5部とを混合し、水20〜30部を加え
、さらに混合して適度な可塑性を有する坏土を調製する
次いでこの坏土にて流体のまつ直ぐな流路2〜2を有す
る部局状の本体1〜1を複数個と、この各本体1〜1に
所定数ずつ取り付ける細長状のフィン4〜4とを形成す
る。
前記本体1〜1は第3図〜第5図に示す押出し成形機6
の供給口6Aに前記のように調製された可塑性を有する
坏土7を入れ、送りローラ6Bを作動させ、機内6Cに
送り込んだ坏±7を、第4図に示されるような所定形よ
りかなり肉厚な成層体6Dを押出し成形機6内で成形し
次第に第5図に示される成層体6Dより肉薄の所定形の
断面に成形するような口金に圧送することにより押出し
成形されるもので、本体1はたてよこ辺aの長さに対し
、高さbが比較的小さい部局状であり、本体1内は仕切
壁3〜3により適数個、本例では4つに区切られてまつ
直ぐな流路2〜2が形成されている。
このように押出し成形された本体1〜1は流路2の方向
に押出されるので、押出し方向に適当な長さに切断する
ことにより、板状材料から本体を形成する場合に比較し
て、容易に成層体を得ることができ、また口金寸法を適
宜選択することにより種々の大きさのものが短時間に精
度良く得ることが可能である。
なお、本例の本体1はたてよこの各−辺aが250mm
の正方形で高さbが8肋、肉厚(壁厚)Cが2TIrI
nにされている。
前記フィン4〜4はその長手方向に対する直角断面がv
字状で、その長さ1は本体1の両端に達するように25
0mm、肉厚Pは2rIrIn1頂角nの角度θは60
°にされていて、その両脚辺4A、4Aを下端にして立
てた場合の高さhが3〜9mmになるように、成形型(
図示しない)などにより形成されている。
しかして形成した本体1〜1及びフィン4〜4は適度に
乾燥させた後、本体1の上面にフィン4〜4を接着する
すなわち、各フィン4は本体1の流路方向に対し、交差
する方向に配置し、かつ配置した各フィン4〜4は並列
状になるようになしかつ各フィン4〜4は頂角nを外方
に向け、各辺4A、4Aにカオーウールセメント(イソ
ライトkk製造の耐火セメント)、あるいは、コーディ
エライト(2rv1go−2A1□03・5siO2n
)(20)質であり、1000°Cに於ける熱膨張係数
が5 X 10−’07ましくは4 X 10−6m/
℃・m以下の熱膨張係数の小さい耐火セメント(図示し
ない。
)、あるいはその他の低熱膨張係数の耐火セメントを塗
って接着し、成層体10Aを形成する(第6図の焼成済
の熱伝達体参照)。
前記成層体10Aは上面側にのみフィン4〜4を接着し
たが、下面側においても上面側のフィン4〜4と同方向
でかつ上面側のフィン4〜4とは異なる位置に並列状に
フィン4〜4を配置し、上下両面にフィン4〜4を有す
る成層体20Aを形成することもできる(第7図の焼成
済の熱伝達体参照)。
次いで成層体10A、20Aは焼成炉(黒石しない。
)に入れ、最高温度約1300〜1380℃で坑底時間
約6噌間で焼威しセラミック質になし、焼成炉より取出
し放冷して焼成後の成層体10A、20Aすなわち、熱
伝達体10.20を得る(第6図及び第7図参照)。
熱伝達体10〜10はたとえば鋼材等の外殻11Aを、
耐火レンガ等の耐火性断熱材11Bにて内張すしたケー
ス体11内に、多数個重ね、熱伝達体10〜10相互の
接触部分を前記接着剤等で接合して収納する。
熱伝達体10〜10の収納により熱伝達体10の本来の
流路、すなわち、第1流路2〜2と、熱伝達体10〜1
0間の第2流路2A〜2Aとが形成される。
ケース体11の上部にはケース体11と同構造よりなる
蓋体(図示しない。
)を嵌着して熱交換器14とされる。なお、各熱伝達体
10〜10の周辺部と、内張すされた耐火性断熱材11
Bとの間は、粘度質キャスタブル、アルミナ質キャスタ
ブルなどの耐火断熱材(図示しない。
)を介在させて、各流路の流体が混入しないように形成
され、各第1流路2〜2はケース体11に接続された第
8図で示す前後方向の第1導管12A、12Bに通ずる
ようにされ、各第2流路2A〜2Aは図示左右方向の第
2導管13A、13Bに通ずるようにされている。
第8図の熱交換器14においては、フィン4〜4を片面
にのみ形成した熱伝達体10をケース体11内に積層状
に接合し収納した場合を示したが、フィン4〜4を上下
の両面に設けた熱伝達体20の場合もフィン4〜4方向
を同じにして相互に順次積層状に接合し、ケース体に収
納することにより熱交換器(図示しない。
)となすことができる。
しかして第1導管12Aより高温の流体Kを熱交換器1
4内に送り、第2導管13Aより低温の流体Tを熱交換
器14内に送り、低温の流体Tの加熱、あるいは高温の
流体にの冷却を行なうことができる。
熱交換器14内における各熱伝達体10〜10はセラミ
ック質であるので、耐熱性が良好であり、十字流である
から熱交換器14内にて両流体に、 Tの熱交換は良好
に行なわれる。
なお十字流としたので、導管13A→流路2A−導管1
3B1および導管12A→流路2→導管12Bへの分割
、集合が容易である。
熱伝達体10.20を形成する材質は本例では前述の組
成よりなる坏土を使用したが、これに限定するものでは
なく、セラミック質を形成するような諸材料が適用でき
る。
たとえば(イ)粘度質、(ロ)アルミナ、マグネシア、
黒鉛、炭化珪素、窒化珪素、サイアロン及び窒化ホウ素
などを主成分とする材質、(ハ)コーディエライト (
2MgO−2AI。
03・5Si02 )質、(ニ)β−スポジウメン(I
i20・A1゜03・4S102)質、(ホ)ガラスセ
ラミックス(パイロセラム)質、サイアロン質などのも
のが適し、これらのものは水等の水性媒体を加え適度な
可塑性を有する成形可能な状態となして成形する。
そしてこれら材質よりなる焼成体はいずれも耐熱性、耐
腐食性が良好なセラミック質となすことができる。
特に、高温で使用し得る低熱膨張、耐熱衡撃性の高いβ
−スポジウメン焼結体、コーディエライト焼結体、アル
ミニウムチタネート(A1□03・TiO2)焼成体な
どが熱伝達体材料として好適である。
部組状の本体1に接着するフィン4〜4の形状は前記し
た実施例では頂角nの角度θが60°の断面V字状に形
成したが、この角度は約30〜120゜になしたもので
あれば、熱伝達体10.20の積層に際し、熱伝達体の
本体1上面あるいは下面と、他の熱伝達体のフィン4と
の接触部分が小さいので非定常状態での蓄熱性が小さく
、非定常時の熱の伝達に有利となる。
しかしながら、フィン4の形状は断面U字状のものに限
らず、第9図に示す熱伝達体30のように断面がU字状
のフィン31であってもよい。
以上説明したように本考案は、一定方向にまつ直ぐに貫
通された複数の流路を有する部組状の本体の片面あるい
は両面に、前記流路の方向に対し交差方向に細長状のフ
ィンを複数本紀しかつ各フィンは各々並列状になして突
設せしめた熱伝達体であるから、十字流式の熱交換器ケ
ース体内に積層状に接合し収納することにより所定の各
流路を有する熱交換器となし得るものであり、十字流式
の熱交換器の形成がし易い。
そしてこの熱伝達体は本体および各フィンがセラミック
質よりなり、耐熱性及び耐腐食性が高い。
また、本体はたてよ二辺の長さに対し高さの小さい部組
状となしかつ内部に流路形成用の仕切壁を設けであるの
で、単に板状体を接合して組立てたものに比し、本体の
機械的強度が大きく、さらに外面に取り付けられるフィ
ンにより本体強度が増大される利点がある。
そして、本体外面に取付けられる各フィンは、本体流路
の方向に対し交差方向に位置しかつ本体の両端に達する
長さでかつ外縁側が尖った断面V字状あるいは外縁側が
円弧状となった断面U字状の中空状をなす細長状に形成
されているため、平板状のフィンを立設した従来の熱伝
達体の場合に較べ、本考案の熱伝達体はフィン外縁に負
荷された荷重は同フィン左右の基部側(平板接着側)に
二分割されて下方の平板に伝達されフィンの荷重支持力
が著しく高められる。
したがって本考案の熱伝達体によれば十字流式の熱交換
器の流路が形成し易いことは勿論であり、かつ熱伝達体
を形成するセラミック質の高強度の材質特性、及びフィ
ン構造の特性によって強固な熱交換器とされるものであ
る。
さらに本考案の熱伝達体はそのフィンが断面U字状ある
いは断面U字状の中空形状に形成されているので、熱交
換の際に蓄熱性が小さく熱伝達に有利である。
しかして、本考案の熱伝達体によれば、所定のケース体
内にフィン方向を同じ向きにした熱伝達体を積み重ねて
収納することにより、耐腐食性が大で耐熱性が高く、機
械的強度が大でコンパクトで且つ熱交換能力の大きい十
字流式の熱交換器を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は熱伝達体の製造工程を示すもので、第
1図は成形した本体の斜視図、第2図は成形したフィン
の斜視図、第3図は本体成形用の押出し成形機の断面図
、第4図は第3図rV−TV線における断面図、第5図
は第3図■−■線における断面図、第6図は焼成後の熱
伝達体の斜視図、第7図は熱伝達体の別個を示す側面図
、第8図は熱伝達体を組み込んだ熱交換器の説明図、第
9図は断面U字状のフィンを設けた熱伝達体の側面図で
ある。 1・・・・・・本体、2,2A・・・・・・流路、3・
曲・仕切壁、 4゜ 31・・・・・・フィン、 10゜ 20゜ 30・・・・・・ 熱伝達体、 10A。 20A・・・・・・成形体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)温度の異なる二種の流体を隣接した流路に導き、
    熱交換する十字流式の熱交換器内に、流路形成および伝
    熱用に装着される熱伝達体であって、一定方向にまつ直
    ぐに貫通された複数の流路を有する部局状の本体の片面
    あるいは両面には、前記流路の方向に対し交差方向に位
    置しかつ本体の両端に達する長さでかつ外縁側が尖った
    断面v字状あるいは外縁側が円弧状となった断面U字状
    の、中空形状をなす細長状のフィンを並列状に複数本突
    設せしめ、前記本体および各フィンがセラミック質にて
    形威されていることを特徴としたセラミック製の熱伝達
    体。
  2. (2)前記フィンが本体の両外面に設けられ、両外面の
    フィン方向が同方向であり、かつ一面のフィンの位置が
    他面のフィンの位置の中間に位置している実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のセラミック製の熱伝達体。
JP13178484U 1984-08-29 1984-08-29 セラミツク製の熱伝達体 Expired JPS6039662Y2 (ja)

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JPS6071895U JPS6071895U (ja) 1985-05-21
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