JPS603959B2 - 空気作動のナツト・ランナ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気作動のナット・ランナに関するものである
。

トルク制限開放クラッチを有している空気圧作動のナッ
ト・ランナに関する問題は、空気モ−夕により加えられ
る駆動トルクが解放の瞬間にある一定の値を超えてしま
うことである。

駆動トルクがあまりに低いと、クラッチは少しも解放し
得なし、。その結果、極めて短かし、トルク衝撃の代り
に連続的な反動がナット・ランナノ・ゥジングに伝達さ
れることとなる。かかるトルク反動は工具並びにこれを
操作する作業者に重大な損傷を与える。ねじ継手の締付
中の回転速度が原動空気圧に基くので、所定の最小圧力
を維持することが極めて重要である。例えば本発明の出
願人に係る特関昭５１−１１９６０び号公報（特鰯昭５
１−２８６９５号）に記載の動力スパナは圧力応答遮断
弁を備えていないため上述の欠点は免がれ得ない。本発
明の目的は空気圧があまりに低くなったとき動力空気の
供給を自動的に遮断する空気作動のナット・ランナを提
供することである。

かくして解放クラッチが正しく作動しないことによる事
故の危検は回避される。本発明の上述した目的は、出力
軸を駆動するよう連結されるモータ「動力空気用の入口
通路、空気供給弁、及び空気供給弁の上流に配置される
圧力応答遮断弁を備え、前記遮断弁が弁本体、前記入口
通路よりもかなり４・ごな断面積でかつ前記弁本体の閉
鎖方向に面している端部を入口通路に連続的に蓮適する
第１の通路、前記弁本体を閉鎖位置に向かって連続的に
偏橋するばね、前記弁本体により制御されかつ弁本体が
その閉鎖位置を占めるとき弁本体の開放方向に面してい
る端部を入口通路に蓮適するよう配置される第２の通路
及び弁本体を閉鎖位置から開放位置に動かすため手で操
作し得る弁変位手段を備えている空気作動のナット。

ランナにより達成される。こうして本発明による空気圧
作動のナット。ランナは動力空気圧が所定の最小圧力よ
りも抵下した場合圧縮空気回路を自動的に遮断して締付
けられるナットやねじに過大なトルクが作用するのを防
止すると共に作業者に望ましくない衝撃が与えられるの
を禾然に防止するものである。本発明の望ましい実施例
は添付図面を参照して以下詳細に述べられるだろう。

図において、１０‘まナットランナのハウジングを示す
。

このハウジングは駆動角部の形成される出力軸１１を駆
動するよう連結されるモータ（図示せず）を包囲する。
その後端部でハウジング１０‘こは第１図に示されるよ
うに動力空気用の入口通路１２が設けられる。入口通路
１２内を流れる動力空気を制御するための供給弁１３は
、レバー１５により変位し得る弁本体１４を備えている
。

弁本体１４は環状シートｉ７と密封して共働する拡大し
た頭部’６を有する。シート１７は弾性シール要素１８
により形成される。供給弁１３と同軸に、ハウジング１
川こは円筒形の孔２０を有しているコップ状弁ハウジン
グ１９が備えられる。

孔２０内で管状弁本体２１が移動し得るよう案内される
。以下に後端部と称されるその開放方向に面している端
部で、弁本体２角‘こは環状端部分２２が形成され、こ
の部分は弁本体がその開放位置にあるとき、弁ハウジン
グ１９の端部壁でシート２３と密封して共働するよう装
置される。

同様に以下前端部と称されるその閉鎖方向に面している
端部で〜弁本体２１には環状端部分２４が形成され、こ
の部分は弾性シート要素１８により形成されるシート２
５と密封して共働するよう装置される。孔２０の直径は
弁本体２１の困りに環状のすきま２６を形成するため弁
本体２１の直径を越える。すきま２６は圧縮空気を弁本
体２１の後端部２２に導びくための通路装置を形成する
ように企図される弁本体２１は管状であり、かつ穣の隔
壁２７が設けられる。

この壁２７と弁ハウジング１９の端部壁との間には、弁
本体２１をシート２５に向かって本体の閉鎖方向に連続
的に負荷するためのばね２８が保持される。その前端部
２４で「弁本体２１には放射状関口２９則ち通路が設け
られ、これを通して圧縮空気は、たとえ弁本体がその閉
鎖位置を占めたとしても弁本体２１の前端部２４に連続
的に供給される。

弁ハウジング１９の端部壁には孔２０を大気に連続的に
運通する小断面の漏れ開口３０が設けられる。

この端部壁には大口径の圧力解放閉口３１も設けられる
。関口３１は弁３２により通常閉鎖されたままであり、
この弁はばね３３によりハウジング１９の端部壁に向か
って付勢され、かつ手動作用の押ボタン３４が設けられ
る。

その反対端部でばね３３は弁本体２１の横壁２７に対抗
して保持される。圧力解放閉口３１の横断面は弁本体２
１と孔２０の壁との間の環状のすきま２６の横断面より
かなり大きい。ナットランナの入口通路１２が圧縮空気
源に連結されるとき、遮断弁は動力空気の圧力を連続的
に感知し、かつ空気圧が予じめ定めた値以下に降下する
段階では工具に対し圧縮空気供給を自動的に遮断するよ
うになされる。

その正規の開放した位置で、弁本体２１は前端部２４上
に作用している空気圧力により影響され、これはばね２
８と３３の全員荷を超える開放力となる。この開放力は
弁本体２１がその完全に開いた位置を占めさせ、この位
置でその後端部２２がシート２２と密封して共働する。
この位置で弁本体２１の後端部２２は環状のすきま２６
と入口通路１２から封鎖される。これにより圧縮空気は
弁本体２１の後端部２２に到達し得ず、また漏れ閉口３
川まシート２３を通る漏洩の結果として、圧力が弁本体
２１のこの端部で増大するのを防止する。弁本体２１の
この位置は安定しており、かつ空気圧がばね２８，３３
の負荷により決定される望ましい最小水準を超える限り
維持される。しかしながら動力空気圧力がこの水準以下
に降下するならば、弁本体２１に作用しているばねの負
荷は優勢となり、また弁本体はその閉鎖方向に向かって
動き始めるだろう。この移動の結果として、弁本体２１
とシート２３との間の密封係合は中断され、また圧縮空
気は環状のすきま２６を通って弁本体２１の後端部に到
達することができ、これによって弁本体２１に作用して
いる閉鎖力は更に増大される。漏れ開□３０は環状のす
きま２６よりもかなり小さな横断面を有し、また弁本体
のこの織部に作り上げられる圧力には影響を及ぼされな
いだろう。そこで余りに低い圧力で弁本体２１は、それ
がナットランナの入口通路１２を封鎖するその閉鎖位置
を占める。

その閉鎖位置で弁本体２１はシート２５と密封して共倒
する。放射状開□２９を通して弁本体２１の前端部２４
は圧縮空気源に連続的に連結される。弁の閉鎖位置は、
弁本体２１の両端部が等しく圧縮されるため安定である
。

圧力増加はこの位置を変更し得ない。閉鎖位置はばね２
８と３３により保持される。ばね３３の主要な目的は、
圧力解放弁３２を保持することであるが「 しかいまね
３３が弁本体２１の隔壁２７に対抗して保持されるとき
、その負荷はばね２８の負荷に加えられねばならない。
空気圧が再び予じめ定めた最４・の値を越えるとき、弁
は圧力解放弁３２と共働される押ボタン３４を手で操作
することにより再び開き得る。

圧力解放弁は関口３１を覆わず、また弁本体２１の後端
部２２での圧力は大気圧に実質的に対応している水準に
急速に減少される。弁本体２１の後端部２２での圧力が
解放され、また弁本体の前端部２４が放射状開口２９を
介して全圧力をなお受けているとき、弁本体２１はその
開放位置に向かってばね２８と３３の作用に対抗して後
方に押し出される。弁本体の後端部２２がシート２３を
密封して係合するとき、弁本体２１のこの端部と環状の
すきま２６との間の連絡は遮断され、また圧力解放弁３
２は再び閉鎖し得る。

漏れ開口３０が連続的に開放されるという事実により、
シート２３を過ぎて漏れるかも知れない空気は弁本体２
１の後端部２２で圧力を増大することはできない。本発
明は示され、かつ記載された実施例に限定されるもので
はない。

例えば遮断弁２１の再開放は圧力解放弁によるのとは別
に達成し得る。しかしながら、弁本体２１が開かれると
き弁解放弁はその謀まった作動が弁本体に影響を及ぼし
得ないという点は都合が良い。どちらも遮断弁と供給弁
１３に共通であるシール要素１８に関しては示された実
施例に限定される発明ではない。

本発明による遮断弁は供給弁１３とは完全に無関係に作
動するようなされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による圧力応答遮断弁を備えた空気作動
ナット・ランナの部分的に破断した側面図を示す。 第２ａ図及び第２ｂ図は第１図の遮断弁の拡大した縦断
面図を示し、第２ａ図が弁の開放位置を示し、また第２
ｂ図が弁の閉鎖位置を示す。１０”””ナットランナの
ハウジング、１１””川出力軸、１２・・…・入口通路
、１３・・・・・・供Ｖ給弁、１４・・・・・・弁本体
、１５…・・・レバー、１６・・・・・・頭部、１７・
・・…シート、１８・・・…シール要素、１９・・・・
・・弁ハウジング、２０・・…・円筒形の孔、２１・・
・・・・弁本体、２２・・・・・・環状端部分（開放方
向に面している端部）、２３・・・・・・シート、２４
・・・・・・環状端部分（閉鎖方向に面している端部）
、２６・・…・環状のすきま、２７・・・・・・隔壁、
２８，３３・・・・・・ばね、２９・・・・・・放射状
開□、３０・・・・・・漏れ関口、３１…・・・圧力解
放関口、３２・・・・・・弁、３４・・・・・・押ボタ
ン。 弟Ｊ図弟そ。 図第２ｂ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 出力軸１１を駆動するよう連結されるモータ、動力
   空気用の入口通路１２、空気供給弁１３、及び前記供給
   弁１３の上流に配置される圧力応答遮断弁を備え、前記
   遮断弁が弁本体２１、前記入口通路１２よりもかなり小
   さな遮断積でかつ前記弁本体２１の閉鎖方向に面してい
   る端部を入口通路１２に連続的に連通する第１の通路２
   ９、前記弁本体２１を閉鎖位置に向って連続的に偏倚す
   るばね２８、前記弁本体２１により制御されかつ弁本体
   ２１がその閉鎖位置を占めるとき弁本体の開放方向に面
   している端部を入口通路１２に連通するよう配置される
   第２の通路２６及び弁本体２１を閉鎖位置から開放位置
   に動かすための手で操作し得る弁変位手段３１−３４を
   備えている空気作動のナツト・ランナ。 ２ 弁本体２１が円筒形であり、かつナツトランナハウ
   ジング１９内の円筒形の孔２０内を案内され、前記孔２
   ０の直径が弁本体２１の直径を超え、こうして前記孔２
   ０と弁本体２１との間に環状の隙間を形成し、前記隙間
   が第２の通路２６を形成する特許請求の範囲第１項に記
   載のナツト・ランナ。 ３ ハウジング１９には弁本体２１の開放方向に面して
   いる端部２２を大気と引続き連通する漏れ通路３０が設
   けられ、前記漏れ通路３０か前記第２の通路２６よりも
   かなり小さい断面積を有している特許請求の範囲第１項
   又は第２項に記載のナツト・ランナ。 ４ 前記弁変位手段には弁本体２１の開放方向に面して
   いる端部２２と大気との間の連通を制御するよう配置さ
   れる圧力解放弁３１−３４が設けられ、前記圧力解放弁
   が前記第２の通路２６よりもかなり大きな断面積を有し
   ており、ばね３３が前記圧力解放弁３１−３４を閉鎖位
   置に偏倚するため設けられる特許請求の範囲第３項に記
   載のナツト・ランナ。 ５ 弁本体２１にはハウジング内の環状座２３と２５と
   交互に協働するよう配置される管状端部分２２，２４が
   形成される特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれ
   か１項に記載のナツト・ランナ。