JPS603957A

JPS603957A - 連続遠心鋳造装置

Info

Publication number: JPS603957A
Application number: JP10948683A
Authority: JP
Inventors: Masami Michihiro; 道広　正己
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-06-19
Filing date: 1983-06-19
Publication date: 1985-01-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は連続して遠心鋳造を行い得る装置に関するもの
である。元来遠心鋳造法は鋳鉄管の鋳造に利用されてい
る如（、主として大型鋳造品の単体の特殊鋳造法として
知られている。その特徴とするところは注湯溶湯の殆ん
どの量が製品となる製品歩留率の高さと、丸中子を使用
せず中空部を有する製品が（挙られる有利性、および遠
心力効果により非鉄介在物を排除した緻密な組織の良品
が得られる等の利点を有する点にある。らまり遠心鋳造
法は広く鋳造品全般に亘って滲透されるべき鋳造法であ
るが、それが小物製品に活用されることが少いのは大物
用の単独鋳造法としての観念の固定化が原因と考えられ
るのである。つまり小物製品を単独で遠心鋳造したので
は経済性に乏しいので連続鋳造方式をとらざるを得ない
が、その場合には種々の難点が考えられるのである。特
に問題となるのは小物鋳造品を遠心鋳造するのであるか
ら当然少量の溶湯を頻繁に注湯しなければならないが、
その場合の注湯の温度管理を如何にする辻か、そしてその管理をしながら素早く鋳型に←湯する方
法、そしてそれを受入れる連続遠心鋳造ラインの完成等
の諸問題が、小物製品への遠心鋳造の活用を番めさせて
いたのである。この問題が解決できる連続方式があれば
遠心鋳造法は小物量産品の分野にも広く活用され、多大
の経済効果をもたらすものと考えられるのである。本発
明はその点に着ＬＩ　して為されたものである。

以下１図面により本発明の詳細な説明すると本体はター
ンテーブル（１ンと架台（２）、およ゛び回転機構とそ
れに伴う電気系統より成るものである。ターンテーブル
（１）は外周近くの同心円周」−に等間隔の複数個の貫
通孔（３）を有し、且つ中心の回転軸（４）に支えられ
る円盤状のものである。回転板（５）はターンテーブル
（１）の裏面に固定されたベアリング機構（６）を貫通
し、且つターンテーブル（１）の貫通孔（３）を貫通す
るシャフト（７）の上端に固定された円盤でアリ、その
シャフト（７）に取付けられたブーＩＪ−”（８）の回
転により回転するものである。架台（２）はターンテー
ブル（１）の回転軸（４）を支えるとともに、それを回
転させる公転用回転機構をその中心下部に設置し、更に
ターンテーブル（１）の外周部下部の部分に回転ポジシ
ョンの回転板（５）を回転させる機構を設置するもので
ある。電気系統はスイッチホックス（９）より回転ポジ
ションの回転板（５）の回転機構への系統およびターン
テーブル（１）の公転用機構への系統の２種類の系統と
なっている。今ターンテーブル（１）の回転始動スイッ
チを押すと、架台下部の公転用駆動モーター（１０）が
回転を始め、それに接続された減速機（１１）によって
減速された回転が、ターンテーブル（１）の回転軸（４
）に伝達されターンテーブル（］）が回転を始めるが、
リミ・ントスイッチとタイマースイッチの併用により、
このターンテーブル・（１）の回転はターンテーブル上
の回転板（５）間の間隔を１区画づつ回転しては停止し
、また１区画回転しては停止する回転とし、しかもその
回転の速度および停止時間も調整し得るものとする。ま
た回転板（５）の始動スイッチを押すと、架台（２）に
固定された自転用駆動モーター（Ｉ２）が回転し、その
回転に　１より走行を始めたベル）　（１３）がブーＩ
Ｊ　−（８）を回転して回転板（５）を回転させるが、
この回転は全回転板（５）のうち複数個が回転する（以
下回転ポジションという）が、他の回転板（５）は回転
をしない（以下停止Ｊニポンションという）機構である
。

仮りに第１図に示す回転板（５）を始動させると。

８個の回転板のうち３個の回転ポジション（ａＬ　（ｂ
ｌ、　（ＣＩＪ二の回転板（図においてはプーリーのみ
でターンテーブル（１）等は省略）は回転するが５個の
停止Ｌポンジョン上の回転板（５）は停止したままであ
る。

次にターンテーブル（１）の始動スイッチを押すと。

ターンテーブル（１ンが１区画公転するので、自転して
いた３個の回転板（５）の端の１個の回転板ｔｃ）が回
転ポジションを放れて停止し、同時にそれまで回転ポジ
ションの１個手前にあった停止ポジションの端の回転板
（５）が回転ポジションに移動して回転を始めるのであ
る。そして次々にターンテーブル（」）か１区画づつ回
転することによって同じことが繰返されるので、第１図
のターンテーブル（１）上の８個の回転板（５）のうち
３個は常に回転し５個は常に停止していることになる。

つまりターンテーブル（１）の１区画づつの回転により
全回転板（５）は定期的な回転と停止を規則正し伶く繰
返すことになるのである。

このターンテーブル（１）で遠心鋳造を行うには。

全回転板（５）上に鋳型（１４）を設置して回転板（５
）とターンテーブル（１）を始動させると、上記の回転
が始まるので、第１回転ポジション（ａ＋の鋳型θ４）
に注湯するとこの鋳型（１４）は自転をしながら公転し
て第２回転ポジション（ｂｌに移動し、更に第１回転ポ
ジションｆｃ）に送られながら自転を継続しているが１
次の第１停止ポジシヨン（ｄ）で回転が停止される。こ
の間のタイミングを予め設定する゛ことにより、鋳型０
優内に注湯され遠心力効果により成型された製品が充分
硬化するまで回転を継続し、硬化が完了した時点以降に
停止ポジションに送られるように回転ポジションの数と
回転時間を調整するものとする。また停止ポジションに
於いて鋳型（１４）内の製品を取出すための作業を行え
る時間設定が必要である。簡単に着脱できる鋳型０→内
から簡単に製品を取出せる場合にはターンテーブル（１
）上でその作業を完了させ、鋳型（１４）を組立てて回
転板（５）ｌに設置することも可能である。或はまた停
止トポシションの回転板（５）　、ｈから鋳型（１４）
をそのまま他の場所へ送り１代りの新らしい鋳型０４）
を用意して回転板（５）」−にセットする方法の実施も
可能であろう。何れにしても第１回転ボッジョンでの注
湯をターンチーフル（１）の１区画回転の都度行うので
、可成のスピードで製品か出ることになる。試作実験の
結果では、直径１．４　ｍのターンテーブル上褐１４個
の回転板のうち５個を回転ポジションとし９個を停止ポ
ジションとして、ターンテーブルの送り速度２秒。

停止時間４秒に設定し、０．２５にの小物リング状製品
の連続遠心鋳造を行った場合、製品の必要硬化時間２０
秒を上廻る回転時間かあり、しかも夕〜ンテーブル−１
−で製品取出し作業が可能である。そして月産的５０．
０００個の小物遠心鋳造品を得ることが可能となってい
る。またこの場合の溶解・注湯作業との関連を見ると、
１ｏＯＫ９容量の高周波誘導炉とこのターンテーブルを
１セツトとして使用した場合８０に９の溶湯をターンテ
ーブルに注湯する所要時間は約３０分で約３００個の製
品が得られる。しかしこの場合は次の溶解完了まで時間
待ちがあるので、１００Ｋｒ容量の溶解炉で別途溶解し
た溶湯を１■に９保持炉に配湯し、注湯時間と溶解時間
が合致するように調整すれば、ターンテーブルへの注湯
は連続的となり能率が向上する。この場合の０．２５　
Ｋｖの単量の製品は月産約１０万個となる。そして自動
ことにより極めて能率的な省力鋳造ラインとなり得るの
である。

尚本発明の実施については、第３図に示す如く（ａ・ｂ
−ｃ＞の回転ポジシン７王塙鋳型０→に注湯し、停止ポジショ
ンで製品を取出す方式も実施可能である。また床に敷設
したレール上を車輪を有する複数個の架台が移動する如
くにし、その架台に回転ポシシ・′と停止″′”′に区
分イし得６複数個０回　１転機構を設ける方式の実施も
可能である。

以上の如く本発明を実施することにより、小物中空の鋳
造品を遠心鋳造化するための連続装置を提供し得るので
ある。

【図面の簡単な説明】第１図は本発明の一実施例含一士に鋳型を設置様を示す
平面図である。符号の説明ｌ・・・ターンテーブル　２・・・架台　３・・・貫通
孔４・・・回転軸　５・・・回転板　６・・・ベアリン
ク゛機構７・・・シャツｌ−訃・・プーリー　９・・・
スイ・ソチボツクス　１０・・・公転用駆動モーター　
１１・・・減速機　１２・・・自転用駆動モーター　１
３・・・ベルト　１４・・・鋳型（ａｌ・第１回転ポジ
ション　ｔｂ＋・・・第２回転ポジション　ＦＣ＋・・
・第３回転ポジション　ｔｄ）・・・第１停市ポノンヨ
ン。特許出願人　道　広　正　己２才１ｍ才２園

Claims

【特許請求の範囲】

駆動モーターの回転を伝達されて回転するポジション（
以下回転ポジションという）と駆動モーターの回転を伝
達されないポジション（以下停止ボッジョンという）と
に区分された２種のポジション」二の全回転板が等間隔
のまま１区画（隣接する回転板のセンター間の距離）づ
つ移動することによって２回転ポジション上にあった回
転板が停市ポジションに移動して回転を止め、同時に停
止ポジション」―にあった回転板が回転ポジションに移
動して回転を始める如くに設定し２回転ポジションの回
転板」―の鋳型に金属溶湯を注湯して遠心鋳造品を成型
し、停止ポジションでその鋳型がら製品を取出す関連作
業を行い得るようにしたことを特徴とした連続遠心鋳造
装置。