JPH0397507A - 台車型連続式製管機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、コンクリート製品のうちの、主にヒューム管
の生産設備に用いる機械に関する。

すなわち、ヒューム管を形成するために用いる型枠を製
管機に乗せて、低速回転をさせながら空型枠の内側に生
コンクリートを投入し、又は、低速回転を与える前に生
コンクリートを投入し、高速回転の遠心力によって成形
し、後に生製品入りの型枠を加熱養生して硬化させて製
品を取り出すまでの行程に於いて、詳しくは型枠を乗せ
て、生コンクリートを投入し、遠心力に依ってヒューム
管に成形させる設備の台車型連続式製管機に関するもの
である． 〈従来技術〉 従来の製管機には、定置式と連続式が知られているが、
定置式製管機（二連、三連、或いはそれ以上の連数のも
の）は、所定数量の型枠を乗せて型枠を低速回転させな
がら生コンクリートを投入して遠心戒形を行う．この製
管機は遠心成形を完了する迄同じ場所で作業を行い、遠
心成形後は製管機を止めて、戒形した製品と共に型枠を
製管機から外して、再度新しい空型枠を製管機に乗せて
生コンクリートを投入して遠心成形を行うことの反復作
業をしている。

又、従来の連続式製管機は、型枠を乗せて回転させる製
管受動ローラユニットを連続移動させる装置即ちチェー
ン、ベルト等の環状のものく以下、これらはチェーン等
と略称する。〉を用いて一定のピッチの所に取付けてい
る。チェーン等が新しい内は、個々の製管機の受動側ロ
ーラと本体フレームの駆動側ローラが同じ垂直位置で重
なり接触して円滑に動力を伝達出来る。

しかし、運転している内にチェーン等が摩耗してピッチ
が大きくなったりすると、一台目の受動ローラは同じ垂
直位置で重なって円滑に動力を伝達しても、二台目以上
は段々とずれを生じてローラ同士の接触が悪くなり、動
力の伝達が不能となるので、度々、チェーン等の調整と
交換を余儀なくされる。

加えて製管受動ローラユニットをチェーン等に所定のピ
ッチに取り付けてコンベア一式に連続運転をしているの
で、製管受動ローラユニットが上面で水平に居るところ
は遠心成形の作業が出来るが、他のところは上面に戻っ
て来る迄、遠心成形の作業が出来ないので、その間は遊
休させなければならない。

く　発明が解決しようとする課題　〉 従来の定置式製管機は一工程終了の度に製管機を止めな
ければならないので、運転停止の無駄があり、又、従来
の連続式製管機の製管受動ローラユニットの移送機構で
あるチェーン等を用いて所定のピッチに取り付けて運転
すると、半分以上が運転中に遊休するので、無駄が多く
、加えて運転している内にチェーン等が延びて駆動ロー
ラと受動ローラが接触不能と成るので、常に調整又は取
り替え等の保守点検が必要となる。

本発明は断続運転及びメンテナンス作業による運転停止
の無駄を無くし、更に製管受動ローラユニットの運転中
の遊休の割合を極力少なくして、稼働率を上げ、効率の
よい連続の遠心戒形ができる製管機の提供を目的とする
。

〈　課題を解決するための手段　〉 本発明による課題解決手段は、型枠乗せ製管ローラ部が
個々に独立ユニット化され移動方向端部が互に当接され
た複数台の製管台車と、この複数台の製管台車を連続し
て乗せるための本体フレームの台車レールと、常に一定
時間毎に一定ピッチだけ複数台の製管台車を台車レール
上で移動させる本体フレームの揺動機とを備えている。

さらに、型枠を一本または複数本連続して製管台車に乗
せた状態で個々の製管台車内の受動ローラに接触させて
順次遠心戒形の作業をするよう本体フレーム内に設置し
ている各々の駆動ローラと、遠心成形後の型枠がクレー
ンで取外され製管台車を、下降リフター、移送機、上昇
リフター等を装備し終点位置から始点位置迄で戻す本体
フレーム内下部の返還装置とを備えている。

〈作用〉 上記課題解決手段において、遠心成形作業に於いて稼働
率の高い連続製管方式にするため、型枠を連続して製管
機の上に乗せて遠心戒形終了の度に連続式製管機を止め
ることなく型枠を個々に取り出し、しかも製管台車が効
率よく稼働する様に製管台車の連続送り機構は揺動機を
用いて常に一定の送りピッチで移動する。

遠心成形終了後の製管台車の返還は、遠心成形の送り機
構とは別の方式にし、製管台車が遊休すことなく常に遠
心成形の稼働できる位置に戻る様、製管台車の返還は遠
心成形の送り装置と分けて単独で作動する終点位置から
始点位置まで停滞することなく速やかに返す。

く実施例〉 以下、本発明の一実施例を第１，２図に基づいて説明す
る。第１図は本発明の連続式製管機の平面図、第２図は
同じく側面図である。

そして、本発明台車型連続式製管機は、型枠Ｓ乗せ製管
ローラ部が個々に独立ユニット化され移動方向端部が互
に当接された複数台の製管台車１と、この複数台の製管
台車１を連続して乗せるための本体フレーム２の台車レ
ール３と、常に一定時間毎に一定ピッチだけ複数台の製
管台車ｌを台車レール３上で移動させる本体フレーム２
の揺動機Ｐ（台車の前後方向長さ分のストロークを有す
る油圧シリンダ）とを備えている。

さらに、型枠Ｓを一本一本連続して製管台車１に乗せた
状態で個々の製管台車１内の受動ローラ４に接触させて
順次遠心成形の作業をするよう本体フレーム２内に設置
している各々の駆動ローラ５と、遠心成形後の型枠Ｓが
クレーンで取外され製管台車１を、下降リフタ−６、移
送機７、上昇リフタ−８等を装備し終点位置Ａｌｌから
始点位置Ａｌ迄で戻す本体フレーム２内の下部の返還装
置Ｒとを備えている。

前記下降りフタ−６は、ストツパ６ａとキャリアローラ
とを有する昇降枠６ｂと、これを支持するパンタグラフ
６Ｃと、これを伸縮するための油圧シリンダー６ｄとか
らなっている．前記上昇りフタ−８は、キャリアローラ
を有する昇降枠８ｂと、これを支持するパンタグラフ８
Ｃと、これを伸縮するための油圧シリンダー８ｄとから
なっている。

そして、個々の製管台車１は、本体フレーム２に設置し
ている揺動機Ｐにて始点位置Ａ１から順次第二、第三の
位置へと一台一台送って型枠Ｓを乗せ、製管台車ｌの受
動ローラ４が本体フレーム２の第二〜第九位置Ａ２〜Ａ
９の駆動ローラ５及び第十位置ＡＩＯの制動ローラ９上
の位置に常に来るよう各々の製管台車１の幅と、本体フ
レーム２の駆動ローラ５のピッチを同じにしている．第
三、四位ＷＡ３．Ａ４の低回転及び加振位直における加
振の構造は、第３図に示すように加振モーターＭ４をＯ
Ｎにした時、偏心シャフト１０が回転する事により加振
ローラ１１は偏心回転を行う構造となっている。又、加
振ローラ１ｌの偏心回転を停止する時は、加振モーター
Ｍ４をＯＦＦにして偏心シャフト１０の回転を停止させ
る事により、ベアリング１２によって加振ローラ１１が
回転するので偏心回転を行わない構造となっている．ま
た、第４図は、駆動モーターＭｌ，Ｍ２．Ｍ３のシャフ
ト１３に固定された駆動ローラ５が示されている。

なお、加振を行う事によっての利点は下記である。

く１）低スランフ゜（固練り）コンクリートを型枠Ｓ内
に均一に仲ばず。

（２）Ｂ形ヒューム管の場合、ソケットのコンクリート
充填を良くする。

ヒューム管型枠Ｓの形状は、第５図の正面図、第６図の
左側面図、第７図の右側面図の如き公知のものであり、
製管台車１の形状は、第８図の側面図、第９図の正面図
の通りであり、この受動ローラ４の上に型枠Ｓの円筒部
Ｓ１が載架される。

そして、製管台車１の受動ローラ４と、駆動ローラ５と
、型枠Ｓとの相対間係は、第１０図の側面図の通りであ
る。

各モーターの回転数については、低速用駆動モーターＭ
１は約３００　ｒｐｍ　〜５００　ｒｐｍ、中速用駆動
モーターＭ２は約５０ＯｒＰｍ〜８００ｒｐｍ、高速用
駆動モーターＭ３は約１　０００　ｒｐｍ〜１８００ｒ
ｐｍが適している．低速用駆動モーターＭ１は二台、中
速用駆動モーターＭ２は二台、高速用駆動モーターＭ３
は三台（内一台は超高速用）となっているが、このモー
ターの数は増減することもあり、それによって各モータ
ーの回転数は上記述の範囲でない場合もある．制動モー
ターＭ５については、製管台車１が超高速回転位置Ａ９
より制動位置Ａ１０に移動した時に、製管台車１上の型
枠Ｓ内製品の仕上げ等を行い、その後制動モーターＭ５
（電磁式〉にて徐々にブレーキをかけて製管台車１の回
転を停止させる楕造となっている。

台車リターン用シリンダー１４については、昇降枠６ｂ
付きの下降リフタ−６が始点位置Ａ１の箇所で製管台車
１を受けると、下降リフタ−６が下降して、リターン用
駆動モーターＭ６によって動いているチェーンコンベア
−１５上に製管台車１を送ります．チェーンコンベア−
１５に引掛けられることによって製管台車１は上昇リフ
タ−８の手前まで送られ、台車リターン用シリンダー１
４によって製管台車１は、下降リフタ−６と同楕造の上
昇リフタ−８上に送り込まれる。

なお第九位置Ａ９では必要に応じて超高速回転にして遠
心戒形をする．このとき超高速回転の際に押さえ装置１
６を用いる．この装置１６は、押えローラ１６ａ、その
アーム１６ｂ，そのアーム支柱１６ｃおよびアームの回
動シリンダ１６ｄから構成されている． 台車型連続式製管機全体の動作は次の通りである． （１）製管台車送りシリンダーすなわち揺動機Ｐによっ
て製管台車１を始点位置Ａ１よりーピッチ分だけ送り込
む． （２）製管台車１が終点位置Ａｌｌに来ると、下降リフ
タ−６が下降し、リターン用駆動モーターＭ６によって
動いているチェーンコンベアーにて上昇リフタ−８の手
前まで送る． （３）上昇リフタ−８の手前まで送られた製管台車１は
台車リターン用シリンダー１４にて上昇リフタ−８上に
送られる． （４〉上昇リフタ−８が上昇し、台車１は始点位置Ａ１
に到る。

以下、（１）〜（４）の工程を繰り返す．なお、第一位
置Ａ１は製管台車１の上昇位置、第二位置Ａ２は製管台
車１の待機位置くコンクリート投入〉、第三，四位置Ａ
３，Ａ４は低速回転及び加振位置、第五，六位置Ａ５．
Ａ６は中速回転位置、第七，八位ｌＡ７，Ａ８は高速回
転位置、第９位ＩＡ９は超高速回転位置、第十位置Ａ１
ｏは制動位置（製品仕上げ）、第十一位置Ａｌｌは製管
台車１の下降位置でもある． また、各位置において、台車側に設けられた爪（図示せ
ず〉は、本体フレーム２側の油圧クランブシリンダ（図
圧せず）によりクランプされ、停止状態を保持され、移
動時にはクランプを解除される． 型枠Ｓは第二位置Ａ２で個々の製管台車１に順次乗せて
第三．第四位置へと揺動機Ｐにて送っていく． 第二位置Ａ２で型枠Ｓ内に生コンクリートを投入し、第
三，第四位置Ａ３，Ａ４は同様に低速の回転を掛けなが
ら加振ローラ１ｌで型枠Ｓに振動を加え、型枠Ｓ内の生
コンクリートを均等にならし、管内の円周と長さ方向の
厚みを一定にする．第五，第六位置Ａ５，Ａ６は中速、
第七〜九位置Ａ７〜Ａ９の型枠Ｓは高速回転にして遠心
戒形をする．第九位置Ａ９では必要に応じて超高速回転
にして遠心戒形をする。このとき超高速回転の際に押さ
え装置１６を用いる．第十位置Ａ１０で回転している型
枠Ｓを制動ローラ９にてブレーキを掛けて止める．始点
位置Ａ１で製品の入った型枠Ｓを所定の取出装置にてＸ
水平矢視方向Ｇ，ｍ取出して、製管台車１は返還装置Ｒ
の下降リフタ−６にて終点位置Ａｌｌまでおろし、Ｙ水
平矢視方向にコンベア−１５、さらにシリンダ１４にて
Ｚ位置迄移動させる、更に垂直矢視方向に上昇リフタ−
８にて最初の始点位置Ａ１に戻す． 以上要するに、本発明では、遠心戒船作業に於いて稼働
率の高い連続製管方式にするため、第１、２図の如く、
型枠Ｓを連続して製管機の上に乗せて遠心成形終了の度
に連続式製管機を止めることなく型枠Ｓを個々に取り出
し、しかも製管台車１が効率よく稼働する様に製管台車
１の連続送り機構は揺動機Ｐを用いて常に一定の送りピ
ッチで移動する． 遠心成形終了後の製管台車１の返還は、遠心成形の送り
ＩＮ楕とは別の方式にし、製管台車１が遊休すことなく
常に遠心成形の稼働できる位置に戻る様、製管台車１の
返還は遠心成形の送り装置と分けて単独で作動する上昇
リフタ−８、移送機７、下降リフタ−６等を装備した返
還装置Ｒで第２図の終点位置Ａｌｌから′如点位１ｆＡ
１まで停滞することなく速やかに返す． なお、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく
、本発明の範囲内で上記実施例に多くの修正および変更
を加え得ることは勿論である。

例えば、製管台車に空型枠を一本ずつ乗せる代わりに複
数本（二または三本）ずつ乗せて複数本ずつ遠心成形を
するように台車および各装置を改造しても良いし、複数
台の台車に各一本ずつ、すなわち複数本ずつ型枠を乗せ
て一定時間毎に複数台の台車分の寸法を移動するよう各
装置を改造しても良い。

く発明の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本発明の台車型連続式製
管機は、製管受動ローラユニットをチェーン等に取付け
ないで、製管台車型にして本体フレームの台車レール上
に乗せ、揺動機に依って製管台車を送り込み、その上に
空型枠を一本または複数本乗せ、生コンクリートを投入
して遠心或形をする。或形後は製品入りの型枠を取り出
し、製管台車は返還装置にて速やかに揺動機で送り込む
位置迄戻すので、従来の定置式と連続式製管機と比べる
と、下記の効果があ゛る． （１）本発明の連続製管機は、型枠を連続して乗せて遠
心戒形するので、製管機を止めることがない。従って定
置式製管機より作業時間の無駄を無くすことができる． （２）本発明の連続式製管機は、揺動機に依って常に同
ピッチで製管台車を移動させるので、遠心或形での送り
ピッチのズレはない。更に遠心戒形後の製管台車は、返
還装置に依って速やかに始点位置まで移動させるので遊
休することがない。

〈３）遠心成形作業の送り装置にチェーン等を用いてい
ないので、メンテナンス作業が少なくてすむ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の台車型連続式製管機の実施例を示す全
体平面図、第２図は同じく側面図、第３図は同じく加振
ローラ部の断面図、第４図は同じく駆動ローラ部の断面
図、第５図はヒューム管型粋の公知形状の正面図、第６
図同じく左側面図、第７図は同じく右側面図、第８図は
本発明製管台車の側面図、第９図同じく正面図、第１０
図は、製管台車の受動ローラと駆動ローラと型枠との相
対関係を示す側面図である。 Ｓ：型枠、Ｐ：揺動機、Ｒ：返還装置、１：製管台車、
２：本体フレーム、３：台車レール、４：受動ローラ、
５：駆動ローラ、６：下降りフター、７：移送機、８：
上昇りフター 第３１１ 第４ｍ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 型枠乗せ製管ローラ部が個々に独立ユニット化され移動
   方向端部が互に当接された複数台の製管台車と、 この複数台の製管台車を連続して乗せるための本体フレ
   ームの台車レールと、 常に一定時間毎に一定ピッチだけ始点位置から終点位置
   迄での複数台の製管台車を台車レール上で移動させる本
   体フレームの揺動機と、 型枠を一本または複数本ずつ連続して製管台車に乗せた
   状態で個々の製管台車内の受動ローラに接触させて順次
   遠心成形の作業をするよう本体フレーム内に設置された
   各々の駆動ローラと、遠心成形後の型枠が取外され製管
   台車を終点位置から始点位置迄で戻す本体フレーム下部
   の返還装置と、 を備えたことを特徴とする台車型連続式製管機。