JPS603940A

JPS603940A - 鋳造方法

Info

Publication number: JPS603940A
Application number: JP11119783A
Authority: JP
Inventors: Tadao Oota; 太田　忠雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-06-20
Filing date: 1983-06-20
Publication date: 1985-01-10
Also published as: JPS6240099B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は蹄通鋼、特殊層、鋳嘴などを用いる鋳造方法
に関するものである。

第１図ないし第４図は従来から行なわれている鋳造方法
を示すもので、何れも製品の重着が１０００Ｋｙを越え
る大物の鋳造の場合を示している。

第１図、第２図は曲管の鋳造状態を示１．、鋳物砂で造
った鋳型１は水平に造られている。この鋳型１は同材料
からなる中子２を有し、上端に注口３を有する湯道４が
垂直に形成され、その下端で直角に左右に分岐して分岐
湯道５となり、その先でさらに分岐して先端湯１ｉｔ６
となって鋳造用空所７に通じ、この空所７の上部には複
数の押湯孔８を設けである。

このような鋳型１においては注口３から所要の金属溶湯
を注入すると湯道４を流下した溶湯はその下端で直角に
曲って分岐湯道５に入り、さらに分れて先端湯道６から
上向きとなって空所７に流れ、この空所７に充満して曲
管９が鋳造されるとともに余分の溶湯は押湯孔８に流入
して固まり押湯部１０となる。また、鋳型１の適当個所
には試験片採取用凹所があり、ここにも溶湯が流入して
試験片１１を形成する。

第３図、第４図は従来方法による分岐管の鋳造の場合を
示し、１２は鋳型、１３は中子、１４は　１２個所の注
口で、この各注１コに続く湯１Ｍ１５は垂直でその下端
はそれぞれ直角に分れて２叉の分岐湯道１６となり、こ
の各分岐湯道１６の先端が合流点１７において合流した
のち、再び分れて先端湯道１日となり、その先端が並置
となって鋳造用空所１９の下部に通じている。

また、第３図の一方の分岐湯道１６の途中をさらに分岐
して湯道２０を作り、その先端を２叉に分岐して分岐部
鋳造空所２１に連通させ、空所１９゜２１１、の適所に
は複数の押湯孔２２を設ける。

上記の場合も２＠所の注口１４から注入した溶湯は各湯
道１５を・流下して直角に曲りつつ湯道１６゜１８．２
０を経て空所１９．２１に流入して分岐管２３を鋳造し
、余分の溶湯は押湯孔２２へ流入して固まり、押湯部２
４となり試験片採取用凹所に入って試験片２４を形成す
る。

を記の各従来例の場合、湯道は最初垂直でこれがｌα角
に折れ曲り、水平となり最ｔｌｋに上向きになって鋳造
用空所に流入して曲管や分岐管のような製品となるので
あるから、湯の流れに伴なうエアー（ガス）も同様の流
れとなり、溶湯の流れに抵抗が生じ円滑を欠き、しかも
エアーの埃けも悪くなって巣ができやすいという欠点か
あり、これを防止するためには鋳型や溶湯の温度を最・
１ヲな範囲に保ちなから鋳込みを行なう必要があり、こ
の最適温度は鋳造物の形状や大きさおよび溶湯の材質に
よっても異なるのできわめて面倒である。

この発明は上記のような従来の鋳造Ｈ法の欠点を解決す
ることを目的とするもので、鋳型の鋳造用空所を水平面
に対して傾斜状にして溶湯の面が空所内において鋳型に
対して斜になるようにしてエアーやガス抜きが円滑に行
なえるようにしたものである。

以下にこの発明の詳細を第５図ないし第８図に基づいて
説明する。

第５図、第６図の曲管用の鋳型２５の場合、鋳型２５と
中子２６て構成される鋳造用空所２７は水平面に対して
傾斜している。この傾斜角θは製品の大きさと形状、溶
湯の材質や温度条件に応して適当に定める。　１２８は注口であるが、この注口２８も空所２７とほぼ同
じ角度に傾斜させ、かつ溶湯が流れ易いように深い漏斗
伏とし、その下端に同様に傾斜した湯道２９を連続して
作る。この湯道２９は途中の分岐点３０において緩やか
な角１０−で左右に分れて分岐部ｉｉ　３１となり、ｔ
Ｙらかな曲線となって空所、２７のＦ部内ｆ１１１に通
じる。

また、空所２７のＬ端は押湯孔３２として鋳型２５の１
−面へそのまま開放する。

この例の場合、第５図のように注口２日へ注入した溶湯
３３は湯道２ｑに沿って滑らかに流れ、分岐点３０から
分岐湯道３１に分れて空所２７のＦ端内ｌ１ｌｌ：に流
れ込み、溶湯表面が空所２７内を−上昇して押湯孔３２
の−１一端に達して固まり、押湯部３４と曲管３５が形
成される。また、試験片５０は空所２７の一部を凹ませ
て凹所５１を形成しておくことにより得られる。

その後、鋳型２５および中子２６を崩１．て鋳造製品を
取出ｉ−１湯道部と押湯部を除去して製品とする。

第７　ｈ、第８図は分岐管の鋳造の例を示ｌ２、この場
合も鋳型３６と中子４日で形成される鋳造用空所３７は
水平面に対して所定の角度傾斜してＧ）る。

３８は深い漏斗伏の注口で、これに続く湯１４３９とと
もに空所３７と平行するように傾斜させるｌｆｉ、この
注口３８と湯道３９は２組設ける。

各湯道３９はそれぞれ途中の分岐点４０力）ら緩やかな
角度で左右に分岐させて分岐湯道４．１となり、この湯
道４，１は滑らかな曲線となって空所３７の最下端の部
分と、空所３７の分岐部Δ、９とにＪ＋じる。また、空
所３７には吊手造成用の１１！１所４２を設けるが、こ
の凹所４２の全て１こガス抜き、ｒ１７ＬＩを設ける。

さらに空所３７の１端にＣ′１押ｉ易イＬ７＋、４を形
成する。

この例の場合も第７図のように各法１」３　Ｂ　１こ１
日時に溶湯４５を注入すると、この溶湯ζま各湯道３９
に沿って滑らかに流れ、各分岐点４０力）ら各分岐湯道
４１に分れて空所３７内に流れ込み溶湯表面が空所３７
内を上昇して各押湯孔４４の先端に達して固まり分岐管
４６が形成される。

その後、鋳型３６および中子４８を崩１７、鋳３貴製品
を取出し、湯道部と押湯部４７を除去して製品とする。

この発明方法は」１記の各実施例のように製品が水・ｌ
１面に対して傾斜状に鋳造されるように鋳型に鋳造用空
所を形成し、この鋳型に設ける湯道は鋳型上端の注口か
ら傾斜状に設けるとともに滑らかな弧状に湾曲させ、か
つ、この湯道を複数に分岐させて鋳造用空所の下端に達
仕しめ、鋳造用空所の上端の適所には鋳型上部に開口す
る押湯孔を設けた鋳型を用い、鋳型上端の傾斜した漏斗
状の注口から金ＩＲ溶湯を注入して鋳造することを特徴
とするものであるから、鋳造にさいして注「ｊに注入し
た金１４溶湯は従来のような湯道の直角屈曲による抵抗
を受けることなく、傾斜した湯道内を迅速に下降して鋳
造用空所の下端に流入したのち、そのす面が空所内を上
昇するが、空所が傾斜しているため、液面が空所に対し
て傾斜することになる。

このため、従来の垂直の鋳型に比較して空所内の液面の
面積が広くなり、ガス抜きの効果が大きく、しかも抵暁
の少ない湯道を、溶湯が流れるので巣のない優良な鋳造
品が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の曲管の鋳造状態の一例を示す横断平面図
、第２図は第１図Ａ−Ａ線の展開縦断面図、第３図は従
来の分岐管の鋳造状態の一例を示す横断平面図、第４図
は第３図Ｂ−１３線の縦断面図、第５図はこの発明方法
による曲管の鋳造状態の縦断正面図、第６図は第５図Ｃ
−Ｃ線の縦断面図、第７図はこの発明方法による分岐管
の鋳造状態の縦断正面図、第８図は第７図１）＝Ｄ線の
縦断面図である。２５．３６・・・鋳型、２６．４８・・・中子、２７．
３７・・・鋳造用空所、２８．３８・・・注口、２９．
３９・・・湯道、３０．４０・・・分岐点、３１．４１
・・・分岐湯道、３２．４４・・・押湯孔。特許出願人　太　１）忠　雄同　代理人　鎌　１）又　二第１図第２図第３図２３　１６　１）　１９

Claims

【特許請求の範囲】

製品が水平面に対して傾斜状に鋳造されるように鋳型に
鋳造用空所を形成し、この鋳型に設ける湯道は、鋳型上
端の注口から傾斜状に設けるとともに滑らかな弧状に湾
曲させ、かつ、この湯道を複数に分岐させて鋳・開用空
所の下端に達せしめ、＃造用空所の１端の適所には鋳型
上部に開１コする押湯孔を設けた鋳型を用い、鋳型ト端
の傾斜した用１−状の注に１から金属溶湯を注入して鋳
造することを特徴とする鋳造方法。