JPS6039351B2 - アントラキノン系中間物の製造法 - Google Patents
アントラキノン系中間物の製造法Info
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- JPS6039351B2 JPS6039351B2 JP15506279A JP15506279A JPS6039351B2 JP S6039351 B2 JPS6039351 B2 JP S6039351B2 JP 15506279 A JP15506279 A JP 15506279A JP 15506279 A JP15506279 A JP 15506279A JP S6039351 B2 JPS6039351 B2 JP S6039351B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアントラキノン系中間物の改良された製造法に
関する。
関する。
更に詳しくは、本発明は1,4−ジアミノーアントラキ
ノンー2,3−ジスルホン酸もしくはその塩を水性媒体
中、第4級アンモニウム化合物の存在下、シアノ化剤と
反応させて1,4ージアミノ−2,3−ジシアノアント
ラキノンとすることを特徴とするアントラキノン系中間
物の製造法である。
ノンー2,3−ジスルホン酸もしくはその塩を水性媒体
中、第4級アンモニウム化合物の存在下、シアノ化剤と
反応させて1,4ージアミノ−2,3−ジシアノアント
ラキノンとすることを特徴とするアントラキノン系中間
物の製造法である。
1,4−ジアミノ−2,3ージシアノアントラキノンは
、アントラキノン系染料の重要中間物であり、1,4ー
ジアミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸の水
溶液を、シアン化合物と反応させることにより得られる
ことが、独国特許第935669号、米国特許第320
3751号、特公昭49一17643号などにより知ら
れている。
、アントラキノン系染料の重要中間物であり、1,4ー
ジアミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸の水
溶液を、シアン化合物と反応させることにより得られる
ことが、独国特許第935669号、米国特許第320
3751号、特公昭49一17643号などにより知ら
れている。
しかし、これらの公知方法は副生成物として1,4ージ
アミノ−2ーシアノアントラキノンー3ースルホン酸お
よび主生成物、副生成物の二次的な加水分解生成物を生
じ、更に禾反応物が主生成物中に必ず混入してくるため
に収率および純度は低く、収率は高々90%程度、純度
は86〜88%程度であり、精製工程を加えずに以後の
染料を製造した場合、鮮明な色相のものを得ることはで
きない。
アミノ−2ーシアノアントラキノンー3ースルホン酸お
よび主生成物、副生成物の二次的な加水分解生成物を生
じ、更に禾反応物が主生成物中に必ず混入してくるため
に収率および純度は低く、収率は高々90%程度、純度
は86〜88%程度であり、精製工程を加えずに以後の
染料を製造した場合、鮮明な色相のものを得ることはで
きない。
本発明者らは、1,4ージアミノアントラキノンー2,
3−シスルホン酸をシアノ化して、1,4−ジアミ/一
2,3ージシアノアントラキノンを得るに当り、前記の
ような不純物、特に1,4ージアミノ−2−シアノアン
トラキノン−3ースルホン酸の創生を押え、更に未反応
物の混入、副次的な加水分解を生じないか、あるいは生
じてもその量が最終製品の染料の品質に実質的に悪影響
がない程度であるような品質、収率のすぐれた製造方法
について鋭意検討した結果、反応系に第4級アンモニウ
ム化合物を添加することにより目的が達成できることを
見出した。
3−シスルホン酸をシアノ化して、1,4−ジアミ/一
2,3ージシアノアントラキノンを得るに当り、前記の
ような不純物、特に1,4ージアミノ−2−シアノアン
トラキノン−3ースルホン酸の創生を押え、更に未反応
物の混入、副次的な加水分解を生じないか、あるいは生
じてもその量が最終製品の染料の品質に実質的に悪影響
がない程度であるような品質、収率のすぐれた製造方法
について鋭意検討した結果、反応系に第4級アンモニウ
ム化合物を添加することにより目的が達成できることを
見出した。
本発明において、反応に第4級アンモニウム化合物を使
用することにより、従来法でさげられなかった5〜7%
前後の1,4−ジアミノ−2一シアノアントラキノン−
3ースルホン酸、原料の1,4−ジアミノ−アントラキ
ノンー2,3ージスルホン酸等のスルホン酸類の含有量
を1〜3%、またはそれ以下にまで低下させることがで
き、ひいては目的物の収率を著しく高めることができる
。
用することにより、従来法でさげられなかった5〜7%
前後の1,4−ジアミノ−2一シアノアントラキノン−
3ースルホン酸、原料の1,4−ジアミノ−アントラキ
ノンー2,3ージスルホン酸等のスルホン酸類の含有量
を1〜3%、またはそれ以下にまで低下させることがで
き、ひいては目的物の収率を著しく高めることができる
。
また、本発明方法によれば反応終了後の反応混合物は、
1,4ージアミノ−2,3−ジシアノアントラキノン以
外の有機物はほとんど溶解しているので、単に炉遇する
だけで純度の高い目的物を容易に得ることができる。
1,4ージアミノ−2,3−ジシアノアントラキノン以
外の有機物はほとんど溶解しているので、単に炉遇する
だけで純度の高い目的物を容易に得ることができる。
また、第4級アンモニウム化合物は、炉液中からアルカ
リを用いることにより、第4級アンモニウム化合物とし
てそのまま、又は第4級アンモニウムハイドロオキサィ
ドとして有機溶剤により抽出分離後、酸性水により逆抽
出することにより無駄なく回収再利用することができる
。本発明において第4級アンモニウム化合物としては、
具体的には次のものがあげられる。テトラメチルアンモ
ニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、
テトラメチルアンモニウムメチル硫酸塩、テトラエチル
アンモニウムエチル硫酸塩、テトラブチルアンモニウム
ブロマィド等の低級アルキル4級アンモニウム化合物ラ
ウリルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチル
アンモニウムクロリド等の高級アルキル4級アンモニウ
ム化合物トリメチルベンジルアンモニウムクロリド、ト
リェチルベンジルアンモニウムクロリド等のトリアルキ
ルベンジルアンモニウム化合物Nーメチルピリジニウム
クロリド、Nーエチルピリジニウムクロリド、Nーブチ
ルピリジニウムクロリド、N−ラウリルピリジニウムク
ロリド、Nーステアリルピリジニウムクロリド等のN−
アルキルピリジニウム化合物およびN−アルキルピコリ
ニゥム化合物上記化合物のクロリド‘こ対応するブロマ
イド、アィオタ′ィド硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩あるい
はそれらの混合物工業的にはトリメチルベンジルアンモ
ニウムクロリド、トリエチルベンジルアンモニウムクロ
リド等のトリアルキルベンジルアンモニウム化合物が好
ましく用いられる。
リを用いることにより、第4級アンモニウム化合物とし
てそのまま、又は第4級アンモニウムハイドロオキサィ
ドとして有機溶剤により抽出分離後、酸性水により逆抽
出することにより無駄なく回収再利用することができる
。本発明において第4級アンモニウム化合物としては、
具体的には次のものがあげられる。テトラメチルアンモ
ニウムクロリド、テトラエチルアンモニウムクロリド、
テトラメチルアンモニウムメチル硫酸塩、テトラエチル
アンモニウムエチル硫酸塩、テトラブチルアンモニウム
ブロマィド等の低級アルキル4級アンモニウム化合物ラ
ウリルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルト
リメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチル
アンモニウムクロリド等の高級アルキル4級アンモニウ
ム化合物トリメチルベンジルアンモニウムクロリド、ト
リェチルベンジルアンモニウムクロリド等のトリアルキ
ルベンジルアンモニウム化合物Nーメチルピリジニウム
クロリド、Nーエチルピリジニウムクロリド、Nーブチ
ルピリジニウムクロリド、N−ラウリルピリジニウムク
ロリド、Nーステアリルピリジニウムクロリド等のN−
アルキルピリジニウム化合物およびN−アルキルピコリ
ニゥム化合物上記化合物のクロリド‘こ対応するブロマ
イド、アィオタ′ィド硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩あるい
はそれらの混合物工業的にはトリメチルベンジルアンモ
ニウムクロリド、トリエチルベンジルアンモニウムクロ
リド等のトリアルキルベンジルアンモニウム化合物が好
ましく用いられる。
第4級アンモニウム化合物の使用量は、用いる第4級ア
ンモニウム化合物によっても異なるが、一般に、反応水
溶液又は水懸濁液(第4級アンモニウム化合物と水との
和)に対し2〜9の重量%であり、低級アルキル4級ア
ンモニウム化合物の場合には30〜8の重量%、好まし
くは40〜70重量%、高級アルキル4級アンモニウム
化合物の場合には10〜9堰重量%、好ましくは15〜
8の重量%、トリアルキルベンジルアンモニウム化合物
の場合には2〜8の重量%好ましくは2.5〜7の重量
%、N−アルキルピリジニウム化合物又はN−アルキル
ピコリニウム化合物の場合には2−5の重量%好ましく
は5〜4の重量%が適当である。
ンモニウム化合物によっても異なるが、一般に、反応水
溶液又は水懸濁液(第4級アンモニウム化合物と水との
和)に対し2〜9の重量%であり、低級アルキル4級ア
ンモニウム化合物の場合には30〜8の重量%、好まし
くは40〜70重量%、高級アルキル4級アンモニウム
化合物の場合には10〜9堰重量%、好ましくは15〜
8の重量%、トリアルキルベンジルアンモニウム化合物
の場合には2〜8の重量%好ましくは2.5〜7の重量
%、N−アルキルピリジニウム化合物又はN−アルキル
ピコリニウム化合物の場合には2−5の重量%好ましく
は5〜4の重量%が適当である。
たとえばペンジルトリェチルアンモニウムクロリドの場
合、反応水溶液または水懸濁液に対し10〜8の重量%
、好ましくは15〜6匹重量%である。第4級アンモニ
ウム化合物の親油性がこれより強い場合、添加量は更に
少なくてよく、また逆に親油性が弱い場合はこれよりも
多く使用することにより目的は達成される。本発明にお
いてシアノ化剤としては、例えばアルカリ金属またはア
ルカリ士類金属のシアン化物、例えばシアン化ナトリウ
ム、シアン化カリウム、シアン化アンモニウム、シアン
化マグネシウム、シアン化カルシウムまたはこれらの混
合物が用いられる。これらの中で特に好ましく用いられ
るのは、シアン化ナトリウムとシアン化カリウムである
。また、アセトンシアンヒドリンのような水中でシアン
イオンを生成するシアンヒドリン類も使用できる。その
使用量は1,4ージアミノ−アントラキノン−2,3ー
ジスルホン酸に対して2.0なし、し10モル比の割合
である。本発明の反応は好ましくはpH8〜11、更に
好ましくはpH8.5〜10.5の範囲で行う。
合、反応水溶液または水懸濁液に対し10〜8の重量%
、好ましくは15〜6匹重量%である。第4級アンモニ
ウム化合物の親油性がこれより強い場合、添加量は更に
少なくてよく、また逆に親油性が弱い場合はこれよりも
多く使用することにより目的は達成される。本発明にお
いてシアノ化剤としては、例えばアルカリ金属またはア
ルカリ士類金属のシアン化物、例えばシアン化ナトリウ
ム、シアン化カリウム、シアン化アンモニウム、シアン
化マグネシウム、シアン化カルシウムまたはこれらの混
合物が用いられる。これらの中で特に好ましく用いられ
るのは、シアン化ナトリウムとシアン化カリウムである
。また、アセトンシアンヒドリンのような水中でシアン
イオンを生成するシアンヒドリン類も使用できる。その
使用量は1,4ージアミノ−アントラキノン−2,3ー
ジスルホン酸に対して2.0なし、し10モル比の割合
である。本発明の反応は好ましくはpH8〜11、更に
好ましくはpH8.5〜10.5の範囲で行う。
これより低pH減の場合は系外へのシアン化水素の遊離
がみられ、シアノ化剤の有効な利用が損われる頃向にあ
る。また、高pH城の場合は、反応の途中で中間体およ
び主生成物の高次の加水分解を促進するので望ましくな
い。反応混合物のpH値は、たとえば充分な量の通常の
緩衝混合物の添加により制御することができる。
がみられ、シアノ化剤の有効な利用が損われる頃向にあ
る。また、高pH城の場合は、反応の途中で中間体およ
び主生成物の高次の加水分解を促進するので望ましくな
い。反応混合物のpH値は、たとえば充分な量の通常の
緩衝混合物の添加により制御することができる。
また、シアン化物との反応中に適当な酸、たとえば塩酸
、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等の強酸ま
たは弱酸を滴下することにより制御してもよい。
、硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸等の強酸ま
たは弱酸を滴下することにより制御してもよい。
本発明においてシアノ化反応は実質的に水煤中で行われ
るが、第4級アンモニウム化合物として比較的灘溶性の
ものを用いる場合、水可溶性の有機溶媒を添加すること
も可能である。
るが、第4級アンモニウム化合物として比較的灘溶性の
ものを用いる場合、水可溶性の有機溶媒を添加すること
も可能である。
これらの溶媒としては、たとえばエチレングリコール、
エチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレン
グリコールモノアルキルエーテル、トリエチレングリコ
ール、トリエチレングリコールモノアルキルエーテル、
ホルムアミド、メチルホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド、N−アルキルピロリドン、ジメチルスルホキシド
、スルホラン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタ/−ル、ピリジ
ン、ピコリンまたはこれらの混合物があげられる。本発
明において反応温度は40〜100℃、好ましくは50
〜90qCが適当である。高温側では反応は速いが、高
次の加水分解を防ぐうえで軸はなるべく低めに設定する
のが好ましく、逆に低温側では柵11を越さない限りで
きるだけ高めで行うことが好ましい。本発明は具体的に
は、たとえば以下のように行う。
エチレングリコールモノアルキルエーテル、ジエチレン
グリコールモノアルキルエーテル、トリエチレングリコ
ール、トリエチレングリコールモノアルキルエーテル、
ホルムアミド、メチルホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド、N−アルキルピロリドン、ジメチルスルホキシド
、スルホラン、ヘキサメチルリン酸トリアミド、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタ/−ル、ピリジ
ン、ピコリンまたはこれらの混合物があげられる。本発
明において反応温度は40〜100℃、好ましくは50
〜90qCが適当である。高温側では反応は速いが、高
次の加水分解を防ぐうえで軸はなるべく低めに設定する
のが好ましく、逆に低温側では柵11を越さない限りで
きるだけ高めで行うことが好ましい。本発明は具体的に
は、たとえば以下のように行う。
1,4ージアミノーアントラキノンー2,3−ジスルホ
ン酸もしくはその塩(ナトリウム、カリウムまたはアン
モニウム塩など)を、第4級アンモニウム化合物と水と
の混合物に溶解し、場合によりアルカリ金属またはアル
カリ士類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩または酢酸
塩を用いてpHを7.0に調整した後、更に場合により
緩衝剤を添加し、ついでシアノ化剤を添加し、好ましく
はpH8〜11のpH範囲、40〜100℃、好ましく
は50〜90qoの温度にてシアノ化反応を行う。
ン酸もしくはその塩(ナトリウム、カリウムまたはアン
モニウム塩など)を、第4級アンモニウム化合物と水と
の混合物に溶解し、場合によりアルカリ金属またはアル
カリ士類金属の水酸化物、炭酸塩、重炭酸塩または酢酸
塩を用いてpHを7.0に調整した後、更に場合により
緩衝剤を添加し、ついでシアノ化剤を添加し、好ましく
はpH8〜11のpH範囲、40〜100℃、好ましく
は50〜90qoの温度にてシアノ化反応を行う。
緩衝剤が充分でない場合は叢酸の滴下により反応の進行
に伴って遊離する水酸イオンを中和し、最適のpH範囲
内にpH制御を行う。場合によってはシア/化剤の添加
を所定のpH値、温度内で連続的に滴下する方法で行っ
てもよい。反応終了後、過剰のシアノ化剤を次亜塩素酸
ナトリウムあるいは過酸化水素等で消去した後炉過して
、1,4ージアミノー2,3−ジシアノーアントラキノ
ンを得る。
に伴って遊離する水酸イオンを中和し、最適のpH範囲
内にpH制御を行う。場合によってはシア/化剤の添加
を所定のpH値、温度内で連続的に滴下する方法で行っ
てもよい。反応終了後、過剰のシアノ化剤を次亜塩素酸
ナトリウムあるいは過酸化水素等で消去した後炉過して
、1,4ージアミノー2,3−ジシアノーアントラキノ
ンを得る。
本発明方法によれば、公知の方法に比べて、得られた1
,4−ジアミノー2,3−ジシアノアントラキノンの純
度、収率はかなり高く、1,4ージアミノ−2ーシアノ
アントラキノンー3−スルホン酸および原料の1,4ー
ジアミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸等の
スルホン酸類の含有量も極めて少ない。従って精製工程
を加えずに以後の染料を製造しても、充分鮮明な色相の
染料を得ることができる。以下実施例によって本発明を
説明する。
,4−ジアミノー2,3−ジシアノアントラキノンの純
度、収率はかなり高く、1,4ージアミノ−2ーシアノ
アントラキノンー3−スルホン酸および原料の1,4ー
ジアミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸等の
スルホン酸類の含有量も極めて少ない。従って精製工程
を加えずに以後の染料を製造しても、充分鮮明な色相の
染料を得ることができる。以下実施例によって本発明を
説明する。
文中、部、%は特記しない限り重量部、重量%を意味す
る。実施例 1 ペンジルトリエチルアンモニウムクロリド360部およ
び水840部の混合物に、純度80.0%の1,4−ジ
アミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸156
.5部を蝿梓下に仕込み、室温において全部が溶解する
まで燈拝した。
る。実施例 1 ペンジルトリエチルアンモニウムクロリド360部およ
び水840部の混合物に、純度80.0%の1,4−ジ
アミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸156
.5部を蝿梓下に仕込み、室温において全部が溶解する
まで燈拝した。
ついで28%水酸化ナトリウム溶液を用いてpHを7.
0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液38
2.1部を滴下した。
0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液38
2.1部を滴下した。
充分に鷹辞しながら混合物を70〜75℃に加熱し、ク
ロマトグラフィーにより出発物質がほとんど消失するま
で反応させた。この間系内のpHは30%硫酸水溶液を
用い、9.0〜9.5に維持した。ついで次亜塩素酸で
過剰のシアン化ナトリウムを分解した後、炉適し、温水
で洗浄し、乾燥して階青色の結晶性粉末磯.7部を得た
。
ロマトグラフィーにより出発物質がほとんど消失するま
で反応させた。この間系内のpHは30%硫酸水溶液を
用い、9.0〜9.5に維持した。ついで次亜塩素酸で
過剰のシアン化ナトリウムを分解した後、炉適し、温水
で洗浄し、乾燥して階青色の結晶性粉末磯.7部を得た
。
1,4ージアミノーアントラキノン−2,3ージスルホ
ン酸に対する収率を求めたところ下記の結果を得た。
ン酸に対する収率を求めたところ下記の結果を得た。
1,4ージアミノー2,3−ジシアノ
アントラキノン 96.0%1
,4ージアミノー2ーシアノアントラキノンー3ースル
ホン酸および未反 応原料 2.0%目的物
の純度は97%であり、これは従来法に比し、はるかに
高純度である。
,4ージアミノー2ーシアノアントラキノンー3ースル
ホン酸および未反 応原料 2.0%目的物
の純度は97%であり、これは従来法に比し、はるかに
高純度である。
参考例 1
(第4級アンモニウム化合物不存在の場合)実施例1と
同じ1,4ージアミノーアントラキノンー2,3ージス
ルホン酸156.5部を水1200部に鷹梓下に仕込み
、室温において全部が熔解するまで燈拝した。
同じ1,4ージアミノーアントラキノンー2,3ージス
ルホン酸156.5部を水1200部に鷹梓下に仕込み
、室温において全部が熔解するまで燈拝した。
ついで28%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7
.0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液3
82.1部を滴下した。
.0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液3
82.1部を滴下した。
充分に燈拝しながら混合物を70〜75qCに加熱し、
クロマトグラフィーにより出発物質がほとんど消失する
まで更に燈辞した。ついで次亜塩素酸で過剰のシアン化
ナトリウムを分解した後、炉過し、温水で洗浄し、乾燥
して晴青色の結晶性粉末95.3部を得た。1,4ージ
アミノ−アントラキノンー2,3−ジスルホン酸に対す
る収率を求めたところ、下記の結果を得た。
クロマトグラフィーにより出発物質がほとんど消失する
まで更に燈辞した。ついで次亜塩素酸で過剰のシアン化
ナトリウムを分解した後、炉過し、温水で洗浄し、乾燥
して晴青色の結晶性粉末95.3部を得た。1,4ージ
アミノ−アントラキノンー2,3−ジスルホン酸に対す
る収率を求めたところ、下記の結果を得た。
1,4−ジアミノー2,3ージシア/アントラキノン
91.5%1,4−ジアミノー
2−シアノアントラキノン−3−スルホン酸および未反 応原料 5.0%目的物
の純度は87.0%であり、反応条件を種々変えて反応
を行ったが、これ以上良好な品質および収率のものは得
られなかった。
91.5%1,4−ジアミノー
2−シアノアントラキノン−3−スルホン酸および未反 応原料 5.0%目的物
の純度は87.0%であり、反応条件を種々変えて反応
を行ったが、これ以上良好な品質および収率のものは得
られなかった。
実施例 2
ラウリルトリメチルアンモニウムクロリド600部およ
び水400部の混合物に、純度80.0%の1,4−ジ
アミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸156
.5部を縄梓下に仕込み、室温において全部が溶解する
まで燭拝した。
び水400部の混合物に、純度80.0%の1,4−ジ
アミノーアントラキノンー2,3ージスルホン酸156
.5部を縄梓下に仕込み、室温において全部が溶解する
まで燭拝した。
ついで炭酸ナトリウムを用いてpHを7.0に調整した
後、25%シアン化ナトリウム水溶液305.6部を滴
下した。充分に燈拝しながら混合物を65〜7000に
加熱し、クロマトグラフィーにより出発物質がほとんど
消失するまで反応させた。この間系内のpHを30%リ
ン酸水溶液を用いて9.0〜9.5に維持した。反応終
了後、過酸化水素で過剰のシアン化ナトリウムを分解し
た後、炉過し、温水で洗浄し、乾燥して階青色の結晶性
粉末89.$部を得た。
後、25%シアン化ナトリウム水溶液305.6部を滴
下した。充分に燈拝しながら混合物を65〜7000に
加熱し、クロマトグラフィーにより出発物質がほとんど
消失するまで反応させた。この間系内のpHを30%リ
ン酸水溶液を用いて9.0〜9.5に維持した。反応終
了後、過酸化水素で過剰のシアン化ナトリウムを分解し
た後、炉過し、温水で洗浄し、乾燥して階青色の結晶性
粉末89.$部を得た。
1,4ージアミノーアントラキノンー2,3−ジスルホ
ン酸に対する収率を求めたところ下記の結果を得た。
ン酸に対する収率を求めたところ下記の結果を得た。
1,4−ジアミノー2,3ージシア/
アントラキノン 94.5%1
,4ージアミノー2ーシアノアントラキノンー3ースル
ホン酸および未反 応原料 3.0%目的物
の純度は95.2%であった。
,4ージアミノー2ーシアノアントラキノンー3ースル
ホン酸および未反 応原料 3.0%目的物
の純度は95.2%であった。
実施例 3
Nーブチルピリジニウムクロリド6碇部、ピリジン36
疎部および水78碇部の混合物に、純度80.0%の1
,4−ジアミノアントラキノンー2,3ージスルホン酸
156.5部を蝿梓下に仕込み、ついで28%水酸化ナ
トリウム水溶液を用いて舟を7.0に調整した後、25
%シアン化カリウム水溶液310.の部を滴下した。
疎部および水78碇部の混合物に、純度80.0%の1
,4−ジアミノアントラキノンー2,3ージスルホン酸
156.5部を蝿梓下に仕込み、ついで28%水酸化ナ
トリウム水溶液を用いて舟を7.0に調整した後、25
%シアン化カリウム水溶液310.の部を滴下した。
充分に燈拝しながら混合物を75〜80qoに加熱し、
クロマトグラフィーにより出発物質が殆んど消失するま
で反応させた。この間系内のpHは30%硫酸水溶液を
用い、9.3〜9.6に維持した。ついで次亜塩素酸で
過剰のシアン化カリウムを分解した後、炉遇し、温水で
洗浄し「乾燥して階青色の結晶性粉末91.5部を得た
。1,4−ジアミノアントラキノンー2,3ージスルホ
ン酸に対する収率を求めたところ、下記の結果を得た。
1,4ージアミノー2,3−ジシアノ アントラキノン 94.1%1
,4ージアミノー2−シアノアントラキノン3−スルホ
ン酸および未反応 原料 2.1%目的物
の純度は93.2%であった。
クロマトグラフィーにより出発物質が殆んど消失するま
で反応させた。この間系内のpHは30%硫酸水溶液を
用い、9.3〜9.6に維持した。ついで次亜塩素酸で
過剰のシアン化カリウムを分解した後、炉遇し、温水で
洗浄し「乾燥して階青色の結晶性粉末91.5部を得た
。1,4−ジアミノアントラキノンー2,3ージスルホ
ン酸に対する収率を求めたところ、下記の結果を得た。
1,4ージアミノー2,3−ジシアノ アントラキノン 94.1%1
,4ージアミノー2−シアノアントラキノン3−スルホ
ン酸および未反応 原料 2.1%目的物
の純度は93.2%であった。
実施例 4
ペンジルトリエチルアンモニウムクロリド480部およ
び水320部の混合物に純度80.0%の1,4−ジア
ミノアントラキノンー2,3ージスルホン酸156.5
部を損洋下に仕込み室温において全部が溶解するまで燈
拝した。
び水320部の混合物に純度80.0%の1,4−ジア
ミノアントラキノンー2,3ージスルホン酸156.5
部を損洋下に仕込み室温において全部が溶解するまで燈
拝した。
ついで28%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7
.0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液2
42.1部を滴下した。
.0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液2
42.1部を滴下した。
充分に欄拝しながら混合物を65〜70ooに加熱し、
クロマトグラフィーにより出発物質がほとんど消失する
まで反応させた。この間系内のpHは30%硫酸水溶液
を用い、9.0〜9.5に維持した。ついで過酸化水素
で過剰のシアン化ナトリウムを分解した後、炉過し、温
水で洗浄し、乾燥して時青色の結晶性粉末90.碇部を
得た。1,4ージアミノアントラキノンー2,3ージス
ルホン酸に対する収率を求めたところ、下記の結果を得
た。
クロマトグラフィーにより出発物質がほとんど消失する
まで反応させた。この間系内のpHは30%硫酸水溶液
を用い、9.0〜9.5に維持した。ついで過酸化水素
で過剰のシアン化ナトリウムを分解した後、炉過し、温
水で洗浄し、乾燥して時青色の結晶性粉末90.碇部を
得た。1,4ージアミノアントラキノンー2,3ージス
ルホン酸に対する収率を求めたところ、下記の結果を得
た。
1,4−ジアミノー2,3ージシアノ
アントラキノン 96.7%1
,4ージアミノー2ーシアノアントラキノンー3ースル
ホン酸および未反 応原料 1.7%目的
物の純度は97.3%であった。
,4ージアミノー2ーシアノアントラキノンー3ースル
ホン酸および未反 応原料 1.7%目的
物の純度は97.3%であった。
実施例 5
テトラ一n−ブチルアンモニウムフロマイド60の部と
水60の部の混合物に純度80.0%の1,4ージアミ
ノアントラキノン−2,3−ジスルホン酸156.5部
を織投下に仕込み、室温において全部が溶解するまで婿
拝した。
水60の部の混合物に純度80.0%の1,4ージアミ
ノアントラキノン−2,3−ジスルホン酸156.5部
を織投下に仕込み、室温において全部が溶解するまで婿
拝した。
ついで28%水酸化ナトリウム水溶液を用いてpHを7
.0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液2
42.1部を滴下した。
.0に調整した後、25%シアン化ナトリウム水溶液2
42.1部を滴下した。
充分に蝿拝しながら混合物を65−70qCに加熱し、
クロマトグラフィーにより出発物質が殆んど消失するま
で反応させた。
クロマトグラフィーにより出発物質が殆んど消失するま
で反応させた。
この間、系のpHは、30%硫酸水溶液を用い、9.4
〜9.8に維持した。
〜9.8に維持した。
ついで過酸化水素水で過剰のシアン化ナトリウムを分解
した後、炉過し、温水で洗浄し、乾燥して暗青色の結晶
性粉末89.4部を得た。1,4−ジアミノアントラキ
ノンー2,3ージスルホン酸に対する収率を求めたとこ
ろ、下記の結果を得た。
した後、炉過し、温水で洗浄し、乾燥して暗青色の結晶
性粉末89.4部を得た。1,4−ジアミノアントラキ
ノンー2,3ージスルホン酸に対する収率を求めたとこ
ろ、下記の結果を得た。
1,4−ジアミノ−2,3−ジシアノアントラキノン9
6.0%1,4ージアミノ−2−シアノアントラキノン
−3−スルホン酸及び禾反応原料1.7%目的物の純度
は97.3%であった。
6.0%1,4ージアミノ−2−シアノアントラキノン
−3−スルホン酸及び禾反応原料1.7%目的物の純度
は97.3%であった。
Claims (1)
- 1 1,4−ジアミノアントラキノン−2,3−ジスル
ホン酸もしくはその塩を、水性媒体中、第4級アンモニ
ウム化合物の存在下、シアノ化剤と反応させて1,4−
ジアミノ−2,3−ジシアノアントラキノンとすること
を特徴とするアントラキノン系中間物の製造法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15506279A JPS6039351B2 (ja) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | アントラキノン系中間物の製造法 |
GB8033363A GB2066281B (en) | 1979-10-26 | 1980-10-16 | Anthraquinone dye intermediate |
US06/197,625 US4299771A (en) | 1979-10-26 | 1980-10-16 | Process for producing anthraquinone compounds |
DE3039262A DE3039262C2 (de) | 1979-10-26 | 1980-10-17 | Verfahren zur Herstellung von 1,4-Diamino-2,3-dicyanoanthrachinon |
IT49988/80A IT1188961B (it) | 1979-10-26 | 1980-10-23 | Procedimento per la produzione di composti antrachinonici |
FR8022702A FR2468585A1 (fr) | 1979-10-26 | 1980-10-23 | Procede de preparation de la 1,4-diamino-2,3-dicyanoanthraquinone |
CH795180A CH645613A5 (de) | 1979-10-26 | 1980-10-24 | Verfahren zur herstellung von 1,4-diamino-2,3-dicyanoanthrachinon. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15506279A JPS6039351B2 (ja) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | アントラキノン系中間物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5677251A JPS5677251A (en) | 1981-06-25 |
JPS6039351B2 true JPS6039351B2 (ja) | 1985-09-05 |
Family
ID=15597827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15506279A Expired JPS6039351B2 (ja) | 1979-10-26 | 1979-11-29 | アントラキノン系中間物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039351B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62216658A (ja) * | 1986-03-15 | 1987-09-24 | Yoshiki Asano | 散水ノズル |
JPS6325162U (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-19 | ||
JPS6343658U (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-23 | ||
JPH01120961U (ja) * | 1988-02-08 | 1989-08-16 |
-
1979
- 1979-11-29 JP JP15506279A patent/JPS6039351B2/ja not_active Expired
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62216658A (ja) * | 1986-03-15 | 1987-09-24 | Yoshiki Asano | 散水ノズル |
JPS6325162U (ja) * | 1986-08-04 | 1988-02-19 | ||
JPS6343658U (ja) * | 1986-09-08 | 1988-03-23 | ||
JPH01120961U (ja) * | 1988-02-08 | 1989-08-16 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5677251A (en) | 1981-06-25 |
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