JPS6039346B2 - アルキルカルボキシレ−トの製造法 - Google Patents

アルキルカルボキシレ−トの製造法

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JPS6039346B2
JPS6039346B2 JP55180311A JP18031180A JPS6039346B2 JP S6039346 B2 JPS6039346 B2 JP S6039346B2 JP 55180311 A JP55180311 A JP 55180311A JP 18031180 A JP18031180 A JP 18031180A JP S6039346 B2 JPS6039346 B2 JP S6039346B2
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iodide
alkyl
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ジヤン・ガウシエ−ル−ラフアイエ
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Rhone Poulenc Industries SA
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C51/00Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides
    • C07C51/10Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide
    • C07C51/12Preparation of carboxylic acids or their salts, halides or anhydrides by reaction with carbon monoxide on an oxygen-containing group in organic compounds, e.g. alcohols

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  • Catalysts (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一酸化炭素と水素とからなるガス状混合物をア
ルキルカルボキシレートの低位同族体と、即ちアルキル
基が望みの化合物より1炭素原子少なく含む対応するカ
ルボキシレートと反応させることによる、アルキルカル
ボキシレート、特にァルキルアセテートの製造法に関す
る。
本発明方法は下記の反応: {1} R−CO−0−R′+CO+2L→R−CO−
○−C均一R′+仏○〔式中、Rは1から16炭素原子
までを有する線状または分枝ァルキル基、3から6炭素
原子までを有するシクロアルキル基、フェニル基(C6
日5−)、基C6日5−CxH2x−または基CXH2
×十,一C6日5−(xは1から6までの整数である)
を表わし、Rは1から5炭素原子までを有する線状また
は分枝ァルキル基、または基C6は−C姐2x‐(xは
上記の意味をもつ)を表わし、更にRおよびRに対して
同一であることも可能である〕により表わすことができ
る。
R′はなるべくメチル基がよい。
Rは1から4炭素原子までを有するアルキル基、例えば
メチル、エチル、n−プロピル、ィソプロピル、n−ブ
チル、第二ブチル、ィソブチルまたは企rtーブチルが
有利である。
本発明方法は酢酸メチルから酢酸エチルの製造に特に適
している。
若干の著者等(JomM1 0f the Ameri
canchemical Society、100:1
9,1978,6,238〜6,239頁参照)は特に
ルテニウム、ヨウ素含有促進剤およびプロトン供与体(
これは反応の開始時に導入されたHIかCH31からそ
の場で生成させるか、またはカルボン酸か何れかである
)の同時存在下酢酸メチルのヒドロカルボニル化により
酢酸エチルを製造しうろことを示した。
しかし、この型の技術の工業的規模の開発は、その基本
的価値には異論がないが、用いた触媒系の低活性により
広く危ぶまれている。
最近、この反応をコバルト塩とヨウ素の存在下に行うこ
とが提唱された(フランス特許願第78/2,0843
号明細書参照)。
しかし、触媒系に対し満足しうる活性を出現させるのに
要求される高圧はこの型の工業的発展をもくろむことを
殆ど不可能にする程である。この分析から望むヱステル
に関して選択性という点で必然的な損失を伴なうことな
く工業的に申し分ない反応速度で低圧下に操作できるよ
うにする低位同族体からのアルキルカルボキシレートの
製造法を手に入れることが望ましい筈であることは明ら
かである。
出願人はいまいま相容れないこれら目的の達成を可能に
する方法をここに見出した。
従って、本発明は一酸化炭素と水素とを含むガス状混合
物をアルキルカルボキシレートの低位同族体と反応させ
ることによるアルキルカルボキシレートの製造法に関し
、その特徴とするところは、反応媒質中に有効量のルテ
ニウム、コバルト(原子比Co/Ruは1未満または1
に等しい)、少なくとも一種のョウ化アルキル、および
少なくとも一種の無機または有機イオン性ョゥ化物(そ
の陽イオンはアルカリ金属陽イオン、アルカリ士類金属
陽イオンおよび第四アンモニウム、またはホスホニウム
腸イオンからなる群から選ばれる)の同時存在下で反応
を行ない、反応媒質中に存在するヨウ素含有促進剤の総
量を原子比1/Ruがより大または5に等しいようにす
ることである。
事実、出願人は全く予想外にルテニウム含有触媒系に少
量のコバルトを添加すると遊離して用いたコバルトが実
質的に活性を示さない圧力範囲においてさえも該系の活
性を相当に増加させうろことを見出した。このようにし
て、本発明に係る触媒系の欠くことのできない構成成分
の一つはルテニウムであると思われる。
ルテニウムを反応に使用する正確な形は基本的に重要で
ない。ルテニウムカルボニル、例えばR比(CO).2
、〔Ru(CO)3Br2〕2およびRu(CO)41
2、そしてもっと一般的には反応条件下でその場でルテ
ニウムカルボニルの形成に通じることのできるどのルテ
ニウム化合物も本方法の実施に特に適している。これに
関して、徴粉化した形のルテニウム金属、三臭化ルテニ
ウム、三ョウ化ルテニウム、ルテニウム力ルボキシレー
ト(特に酢酸ルテニウム)およびルテニウムアセチルア
セトネートを特にあげることができる。使用すべきルテ
ニウムの量は特に制限がない。反応媒質中のルテニウム
の割合は反応速度に明確な影響をもっているので、到達
するのに適当と判断される速度に応じて決定される。一
般に言って、反応煤質1そ当りルテニウム0.5から1
00ミIJグラム原子(雌原子/夕)の量が満足すべき
結果に導く。
反応は1から50の9原子/そのルテニウムの割合で行
なうのがよい。触媒系の第二の欠くべからざる成分はコ
バルトである。
反応嬢質中で一酸化炭素と反応してコバルトカルボニル
鍔体を生ずることのできるコバルトのどの給源も本発明
方法の範囲内で使用できる。コバルトの典型的給源の例
は微粉砕したコバルト金属、無機塩、例えばコバルト硝
酸塩または炭酸塩、および有機塩、特にカルボン酸塩で
ある。
コバルトカルボニルまたはヒドロカルボニルも便用でき
る。本発明方法の実施に適したコバルト議導体のうち、
ギ酸コバルト、酢酸コバルト、ハロゲン化コバルト、そ
して特にョウ化コバルト、およびニコバルトオクタカル
ボニルがあげられる。
本発明方法の一特徴は反応に用いるコバルトの量を原子
比Co/Ruが常に1未満または1に等しくなるように
するという事実にある。
一般にこの比は0.01から1まで、なるべくは0.0
2から0.50まで、そして有利には0.05から0.
25までである。本発明方法はまた反応嬢質中に少なく
とも一種のョウ化アルキルの存在を必要とし、このもの
は式R″−1(式中、R″はR′に対して上に示した意
味をもち、R″およびRについて同一であることもまた
は異なることも可能である)により表わすことができる
。当然のことながら、開始時に導入することのできるョ
ウ化アルキルは、反応条件下でその場で特にヨウ素、ョ
ウ化水素酸、ョウ化アシル(R″−CO−1)、ヨウ化
コバルトおよび(または)ヨウ化ルテニウムから形成さ
れうる。
換言すれば、本発明方法を実施するために反応媒質中に
存在しなければならないョウ化アルキルの全部または一
部を上記前駆物質から生成できる。
もしコバルト化合物またはルテニウム化合物の中からヨ
ウ素譲導体を選ぶとすれば、それはョウ化アルキルの前
駆物質としてだけでなくまた金属触媒(または触媒類)
の前駆物質とも見倣しうる。
本発明の範囲内で、1から4炭素原子までを有する低級
ョウ化アルキルはョウ化アルキルの特に適当な−群をな
す。
ョゥ化メチルおよびエチルは本発明方法を実施するのに
特に適当である。本発明方法を申し分なく実施するため
には、反応媒質1そ当り少なくとも5ミリモル(ミリモ
ル/夕)のョウ化アルキル濃度が一般に要求される。し
かし、500ミリモル/その濃度を超えると利点はなく
、上記反応(1}により示される通り、水の形成のため
装置の腐食の危険が増しがちである。本発明方法はまた
反応煤質中に少なくとも一種の無機または有機イオン性
ョウ化物の存在を必要とし、その陽イオンはアルカリ金
属陽イオン、アルカリ土類金属陽イオン、および下記の
式1からm:(式中、Aは窒素またはリン原子を表わし
、R,.R2,R3およびR4は同一でも異なってもよ
く、水素、あるいはなるべくその遊離原子価が炭素原子
により運ばれ、もし適当ならば、これらの種々な基のど
の二つに対しても単一の二価の基を形成することができ
る)により表わされる第四アンモニウムまたはホスホニ
ウム陽イオンからなる群から選ばれる。
更に詳しく言えば、R,,R2,R3およびR4は高々
16炭素原子を有する線状または分枝アルキル基または
単環式シクロアルキル、アルアルキル(例えばペンジル
)またはアリール基を表わすことができ、そしてこれは
もし適切であるならば、1から4炭素原子を有する1個
から3個までのアルキル基により置換することができ、
もし適当ならば、R,からR4までの基のうち二つが一
緒になって3から6炭素原子までまたもし適当ならば1
個または2個のエチレン性二重結合を含む単一の2価の
アルキレンまたはアルケニレン基(例えばテトラメチレ
ンまたはへキサメチレン基)を形成することが可能であ
り、そして前記基に対し1から4炭素原子までを有する
1から3アルキル置換基までを有することが可能である
式中、R5,R6,R7およびR8は同一かまたは異な
り、1から4炭素原子を有するアルキル基を表わし、ま
た基R7またはR8の一つに対し水素を表わすことも可
能であり、また適当ならば、R7およびR8に対し3か
ら6炭素原子を含む一つの一価アルキレン基、例えばテ
トラメチレンまたはへキサメチレンを形成することも可
能であり、R6とR7またはR8は一緒に4炭素原子お
よびもし適当ならば1個または2個のエチレン性二重結
合を含む一つの二価アルキレンまたはアルケニレン基を
形成でき、この場合の窒素原子は複素環中に含まれて例
えばピリジニウム陽イオンを形成できる。
式中、R5およびA十は上記の意味をもち、R9(これ
はR5と同一のこともありうる)は1から4炭素原子ま
でを有するアルキル基、またはフェニル基を表わし、y
は1から10まで、なるべくは1から6までの整数であ
る。
本発明方法の実施に通したョウ化第四アンモニウムの例
として下記のョウ化物をあげることができる:テトラメ
チルアンモニウム、トリエチルメチルアンモニウム、ト
リブチルメチルアンモニウム、トリメチル−(nープロ
ピル)アンモニウム、テトラエチルアンモニウム、テト
ラプチルアンモニウム、ドデシルトリメチルアンモニウ
ム、ベンジルトリメチルアンモニウム、ベンジルジメチ
ルプロピルアンモニウム、ベンジルジメチルオクチルア
ンモニウム、ジメチルジフエニルアンモニウム、メチル
トリフエニルアンモニウム、N,Nージメチルートリメ
チレンアンモニウム、N,Nージエチルートリメチレン
アンモニウム、N,N−ジメチルーテトラメチレンアン
モニウム、N,Nージエチルーテトラメチレンアンモニ
ウム、Nーメチルピリジニウム、Nーヱチルピリジニウ
ムおよびN−メチルピコリニウム。これもまた本発明方
法の実施に通したョウ化第四ホスホニウムの例として次
のョウ化物をあげることができる:テトラメチルホスホ
ニウム、エチルトリメチルホスホニウム、トリメチルベ
ンチルホスホニウム、オクチルトリメチルホスホニウム
、ドデシルトリメチルホスホニウム、トリメチルフエニ
ルホスホニウム、ジヱチルジメチルホスホニウム、ジシ
クロヘキシルジメチルホスホニウム、ジメチルジフエニ
ルホスホニウム、シクロヘキシルトリメチルホスホニウ
ム、トリエチルメチルホスホニウム、メチルトリ−(イ
ソプロピル)ーホスホニウム、メチルートリ−(n−プ
ロピル)−ホスホニウム、メチルートリー(n−ブチル
)ーホスホニウム、メチルートリス−(2−〆チルプロ
ピル)−ホスホニウム、メチルトリシクロヘキシルホス
ホニウム、メチルトリフエニルホスホニウム、メチルト
リベンジルホスホニウム、メチルートリスー(4ーメチ
ルフエニル)−ホスホニウム、メチルトリキシリルホス
ホニウム、ジエチルメチルフエニルホスホニウム、ジベ
ンジルメチルフエニルホスホニウム、エチルトリフエニ
ルホスホニウム、テトラエチルホスホニウム、ヱチルー
トリ−(n−プロピル)ーホスホニウム、トリエチルベ
ンチルホスホニウム、エチルトリフエニルホスホニウム
、nープチルートリー(nープロピル)ーホスホニウム
、ブチルトリフエニルホスホニウム、ベンジルトリフエ
ニルホスホニウム、(8−フエニルエチル)ジメチルフ
ヱニルホスホニウム、テトラフエニルホスホニウム、お
よびトリフエニル−(4−メチルフエニル)ーホスホニ
ウム。
第四アンモニウムまたはホスホニウム腸イオンの正確な
種類は本発明の範囲内で基本的には重要でない。
これら化合物の中からの選択は反応媒質中の溶解性、入
手性および使用の便利さといった実際上の考慮により支
配される。これに関して、式(1)(式中、基R,〜R
4の何れか一つは1から4炭素原子までを有する線状ア
ルキル基の中から選ばれる)により、あるいは式(ロ)
または(皿)〔式中、R5(またはR6)も1から4炭
素原子までを有するアルキル基である〕により表わされ
る第四アンモニウムまたはホスホニウムョウ化物が特に
適している。
更にまた、特に適当なアンモニウムョゥ化物はその陽イ
オンが式(1)(式中、基R,〜R4のすべてが1から
4炭素原子までを有する線状アルキル基の中から選ばれ
、そしてそれらのうちの少なくとも三つは同一である)
に相当するものである。
同様に、特に適当なョウ化第四ホスホニウムは、基R,
〜R4の何れか一つが1から4炭素原子までを有する線
状アルキル基を表わし、他の三つの基は同一でかつフェ
ニル、トリルおよびキシリル基の中から選ばれる式(1
)にそれらの陽イオンが一致するものである。アルカリ
金属ョウ化物、特にリチウム、力IJウムおよびナトリ
ウムのョウ化物は本発明の範囲内にある特に適当な一群
のイオン性ョウ化物をなす。
ョウ化第四ホスホニウム、更に詳しく言えば、その腸イ
オンが上記式(1)(式中、基R,〜R4の一つは1か
ら4炭素原子までを有するアルキル基で、他の三つの基
は同一かつフェニル、トリルおよびキシリル基の中から
選ばれる)に相当するものは本発明方法の実施に特に効
果的なもう一つの群のイオン性ョゥ化物を構成する。反
応媒質中に存在せねばならないイオン性ョウ化物の量は
広い範囲内で変えることができるが、それは一般に比1
‐/Ruが1と100の間にあるような量であり、この
比は2から50までの範囲内に位置する値に固定するの
が有利である。
本発明方法の本質的な特徴によれば、反応媒質中に存在
するヨウ素含有促進剤の全量は原子比1/Ruが5より
大か5に等しいようにし、100の値を超えても大して
役に立たない。
反応煤質中に存在するヨウ素含有促進剤の全量は原子比
1/Ruが10と50の間にあるようにするのが有利で
ある。出願人は意外にもコバルト、ルテニウム(原子比
Co/Ru‘ま1より小または1に等しい)、ョウ化ア
ルキルおよび上で定義したイオン性ョウ化物を含む反応
媒質ヘアルカリ金属共触媒またはアルカリ士類金属共触
媒を添加すると望みのェステルに関して選択性に相当な
影響を有することを見出した。
この目的に対し、ナトリウム、カリウム、リチウム、セ
シウム、ルビジウム、カルシウムまたはマグネシウムの
無機または有機塩類、更に詳しく言えば、上記金属の酸
化物、水酸化物、炭酸塩、硝酸塩、アルコレート(R川
−○−)およびカルボキシレート(R川−CO−○‐)
(R川はRに対して上に示した意味をもち、R′′′と
Rとは同一であることも異なることも可能である)を使
用することができる。カルボキシレート、特に酢酸塩が
使用に便利であり、これに関して推奨できる。リチウム
、ナトリウム、カリウムおよびマグネシウムの酢酸塩が
本発明の実施に特に適する。この共触媒の使用は本発明
方法の有利な点を構成するが、決して使用せねばならな
いというわけではない。反応媒質中に存在するルテニウ
ム1グラム原子当りアルカリ金属またはアルカリ±頚金
属1から500グラム原子までのオーダーの共触媒の量
は申し分ない結果に導くが、もっと少量あるいは大量を
用いることもできる。
もしアルカリ金属またはアルカリ士類金属対ルテニウム
の原子比が2と250の間にあるならば好結果が得られ
る。もしョゥ化メチル、アルカリ金属ョゥ化物、および
マグネシウム塩を開始時に導入するか、または別法とし
て、ョウ化メチル、ョウ化第四ホスホニゥムおよびリチ
ウム塩を開始時に導入するならば、特に良い結果が得ら
れる。ョウ化アルキルおよび/又は上記したその前駆物
質の一つを、比1/Ruが5以上の量で開始時に導入す
る場合、アルカリ金属又はアルカリ士類金属ョゥ化物を
初めの仕込みにおいて前記の相当する金属塩のずれか1
つと置き換えることができることを本発明者は見出した
この修正された具体例の範囲内で、導入される塩の量は
アルカリ金属またはアルカリ士類金属対ョゥ化アルキル
のモル比が0.1と10の間にあるようにする。この比
は0.25と5の間の値に固定するのが有利である。も
しョウ化メチルを酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、酢酸
カリウムまたは酢酸マグネシウムと共に、比CH31/
Ruが5より大または5に等しいような量で開始時に導
入するならば好結果が得られる。本発明方法はなるべく
は液相で行なうのがよい。
触媒あるいは希釈剤、特に式R川−COO日〔式中、R
…はRに対して上で述べた意味をもち、R川とRとは同
一でも異なってもよく、そし・てこのカルボン酸は上で
考えたアルカリ金属カルボン酸塩(あるいはアルカリ士
類金属カルボン酸塩)に必ずしも一致しない〕のカルボ
ン酸を使用.することが可能である。しかしこの型の触
媒の存在は本発明方法の一つの有利な修正された具体例
を構成するに過ぎない。上記反応{1}において水が生
ずることが判る。
出願人は、この水の存在が本法の満足すべき運びを減ず
ることがなく、それどころか開始時に導入された水の存
在はある場合には反応を促進する傾向すらあることを発
見した。それ故にもし適当ならば、約1の重量%までの
水を含む工業用品等の試薬を用いることが可能である。
本発明によれば、上で定義した触媒系と出発原料ならび
にもし適当ならば触媒あるいは希釈剤を、水素および一
酸化炭素の雰囲気下、適当な材料からつくられた耐圧反
応器中に導入する。
本明細書の発端のところの反応式の化学量論により与え
られる日2/COのモル比は広い範囲内で変化すること
ができ、そして、一般には1/5と5/1の間にあり、
1/1と3/1の間が有利である。当然のことながら、
ガス混合物は不純物、特に二酸化炭素、酸素、メタンお
よび(または)窒素を含みうる。次に反応器を反応温度
に加熱する。一般に150℃以上の温度が推奨される筈
である。この温度は更に詳しく言えば175ご0と25
0o0の間にあり、190℃と23000の間の温度範
囲内で好結果が得られる。反応は加圧下で行なう。
全圧は一般に50バールより高く、600バールといっ
た高圧でもよい。それにも拘らず、本発明の主題を形成
する新規触媒系は150バールと350バールの間の圧
力範囲内で適当な結果を得ることを可能にする。本法の
もう一つの利点は生ずる液体副産物の低割合が再循環で
きる生成物から本質的に成るという事実がある。
反応の終りで、得られた生成物は例えば生じた混合物の
分別蒸留により容易に分けることができ、副産物、特に
生じたカルボキン酸は反応中に再循環させることができ
る。下記の例は本発明方法を説明するものであるが、本
発明の分野あるいは主旨を制限するものではない。
次の略号を以下に使用した。
AcOEtは酢酸エチルを指す。
MeOHはメチノールを指す。
AcHはアセトアルデヒドを指す。
EtOHはエタノールを指す。
AcOHは酢酸を指す。
V:反応に用いたコバルト1モル当り1秒につき吸収さ
れる一酸化炭素のモル数。
例1 下記のものを容量250肌のZ−8CNDT17一12
(AFNOR規格明細書)ステンレス鋼オートクレープ
中に導入する:酢酸メチル80の【(1,002ミリモ
ル)、酢酸20の【(350ミリモル)、ョウ化メチル
510の夕(3.54ミリモル)、ヨウ化メチルトリフ
エニルホスホニウム4.85夕(12ミリモル)、ジコ
バルトオクタカルボニル36.8の9(Coo.22池
原子)、ニルテニウムドデカカルボニル(Rul.31
雌原子)および酢酸リチウム50ミリモル。
オートクレープを閉じた後、140バールの圧力を日2
/CO=2/1(モル比)の混合物を用いて確立する。
往復運動系による振盤を始め、環状炉により約25分間
の過程でオートクレープを215qoに加熱する。この
ようにするとオートクレープ中の圧力は220バールと
なり、舷/COの最初の混合物を更に連続して導入する
ことにより圧力を23ルゞールと260バールの間に保
つ。示した温度において40分の反応時間後、加熱と振
濠を中止し、オートクレープを冷却し、ガス抜きする。
生じた反応混合物をガスクロマトグラフィ−により分析
する(水と1,2ージメトキシェタンの56/44昆合
物で希釈し、3鮒硫酸で酸性にした後)。このものは2
4.25夕の酢酸エチルをメタノール1.85夕、アセ
トアルデヒド0.45夕、エタノール1.95夕および
酢酸35.45夕と共に含む。それ故に酢酸エチルに関
するこの反応の生産力は次のようになる:365夕/時
間/そ(夕/時間×そ)、270夕/時間/ルテニウム
タノ(夕/時間×Ru夕)、そして2,900夕/時間
/コバルトタ(夕/時間×Co夕)。
対照実験 {a’〜‘b) 例1で記述した手順に従い一連の実験を行なった。
これら実験は本発明方法の範囲内に入らない。対照実験
{aにおいては二コバルトオクタカルボニルを省いた。
対照実験〔机こおいては、三ルテニウムドデカカルボニ
ルを省いた。
対照実験(c}においては、こコバルトオクタカルボニ
ルを当量の鉄ペンタカルポニル(鉄0.21柳原子)に
より置き換えた。
対照実験側においては、三ルテニウムドデカカルボニル
を当量の鉄ペンタカルボニル(鉄1.31の9原子)に
より置き換えた。
・対照実験(e}においては、ョゥ化メチルトリフェニ
ルホスホニゥムを省いた。
得られた比1/Ruは僅か2.7である。特別な条件お
よび得られた結果も下の表1に示すが、幾つかの条件お
よび例1で得た結果を繰り返した。
例2〜4 上記オートクレープおよび手順を用いて、一連の実験を
行ない、各実験で次のものを導入した。
一コバルトオクタカルボニルの形のコバルト0.215
脚原子、三ルテニウムドデカカルボニルの形のルテニウ
ム1.31柵原子、およびョウ化ナトリウム12ミリモ
ル(例3および4)またはョゥ化メチルトリフェニルホ
スホニウム12ミリモル(例2)。共通の操作条件は次
の通りでである。
:均/CO:2/1(モル比) 温度:215q0 示した温度における全圧:260バール 示した温度における実験の持続時間:1時間15分。
個々の条件および得られた結果を下の表(ロ)に示す。
例 5〜11上記オートクレープおよび手順を用いて一
連の実験を行ない、各実験において次のものを導入した
酢酸メチル1,000ミリモル、酢酸350ミリモル、
ヨウ化ナトリウム12ミリモル、三ルテニウムドデカカ
ルボニルの形のルテニウム1.31mg原子、およびョ
ウ化〆チルそして特に断らない限り二コバルトオクタカ
ルボニル。共通の操作条件は次の通りである:比/CO
:2′1(モル比) 温度:215qC 示した温度における全圧:260バール(特に示さない
限り)個々の条件および得られた結果を下の表(m)に
示すが、ここでMg(OAc)2は酢酸マグネシウム四
水和物を指す。
注:表(m)中に示した水の量はアルカリ金属塩と共に
導入されるかもしれない水和水を含まない。
例 12〜16 上記オートクレープおよび手順を用いて一連の実験を行
ない、各実験において次のものを導入した。
二コバルトオクタカルボニルの形のコバルト0.22の
9原子、三ルテニウムドデカカルボニルの形のルテニウ
ム、ヨウ化メチル3.55ミリモル、ョウ化メチルトリ
フエニルホスホニウム12ミリモル、酢酸メチル1,0
00ミリモル、および酢酸350ミリモル(特に断らな
い限り)。共通の操作条件は次の通りである:日2/C
O:2′1(モル比) 温度:215qo 示した温度における全圧:260バール示した温度にお
ける実験の持続時間:原則として1時間15分。
個々の条件および得られた結果を下の表Wに示す。
柱:表(m)および(N)中、Sはモル比を指す。
生じた(AcOEt) ×100生じた(
AcOEt+EtOH+AcOH+ACH)例 17〜
20上記オートクレープおよび手順を用いて、酢酸メチ
ル75のと、酢酸20舷、水5泌、ョウ化メチル18ミ
リモル、酢酸コバルト四水和物0.22ミリモル、ニル
テニウムドデカカルボニルの形のルテニウム1.31の
9原子、および酢酸ナトリウム(その導入量は下の表(
V)に示す)からなる仕込物を用いて一連の実験を行な
う。
共通の操作条件は次の通りである:Z/CO:2/1(
モル比) 温度:21500 示した温度における全圧:260バール 示した温度における実験の持続時間:40分。
個々の条件および得られた結果と下の表(V)に示す。
対照実験fは酢酸ナトリウム欠如下で行なう。
例 21〜23上記オートクレープおよび手順を用い、
酢酸メチル75の‘、酢酸20泌、水5の‘、ョワ化メ
チル18ミリモル、酢酸コバルト四水和物0.22ミリ
モル、=ルテニウムドデカカルボニルの形のルテニウム
1.3M9原子、および酢酸リチウム(その導入量は下
の表(W)に示す)からなる仕込物を用いて一連の実験
を行なう。
共通の操作条件は次の通りである: 日2/CO:2/1(モル比) 温度:2160 示した温度における全圧:260バール 示した温度における実験の持続時間:4び分。
個々の条件および得られた結果を下の表(W)に示す。
対照実験fは酢酸リチウム欠如下で行なう。
例 24上記装置および手順を用いて、酢酸メチル77
机上、酢酸20泌、水3の上、ョウ化メチル35ミリモ
ル、酢酸コバルト四水和物0.22ミリモル、三ルテニ
ウムドデカカルボニルの形のルテニウム1.31の9原
子および酢酸リチウム17ミリモルからなる仕込物を用
いて一連の実験を行なう。
日2/CO=2/1(モル比)の混合物を更に導入する
ことにより250バールに保った全圧の下で、215q
0で40分の反応時間後、下記のものを測定する。Ac
OEt=7.37夕(生産力=220タノ時間×そ)M
eOH=2.92タ AcH=0.90夕 EtOH=1.79タ AcOH=34.5タ 例 25 上の例24を繰り返すが、導入される酢酸メチルの体積
(80m‘)およびョウ化メチルの量(30ミIJモル
)だけを修正する。
得られた結果は次の通りである: AcOEt=8.71夕(生産力=260夕/時間×夕
)MeOH=1.882 AcH=0.58夕 Et〇H=1‐80汐 AcOH=33.2タ 例 26 上記の例25を繰り返すが、酢酸リチウムを酢酸ナトリ
ウム30ミリモルにより置き換える。
得られた結果は次の通りである:AcOEt=11.7
夕(生産力=350夕/時間×そ)MeOH=2.57
タ AcH=1.02夕 EtOH=1.62タ AcOH=35.6タ 例 27 例25を繰り返すが、酢酸リチウムを17ミリモルの酢
酸マグネシウム四水和物により置き換える。
結果は次の通りである。AcOEt=8.50夕(生産
力=260夕/時間×Z)MeOH=1.72タ AcH=1.18夕 EtOH=1.05夕 AcOH:35.19 例 28 上記オートクレープおよび手順を用いて、水素と一酸化
炭素との混合物、(モル)比2/1、を酢酸メチル80
の【、酢酸20の‘、水3の‘、ョウ化コバルト0.2
2ミリモル、三ルテニウムドデカカルボニルの形のルテ
ニウム1.31柵原子およびョウ化ナトリウム30ミリ
モルからなる仕込物と反応させる。
215qoにおいて20分の反応時間後(全圧は250
バール)次のものが測定される:AcOEt=6.88
夕(生産力=210夕/時間×そ)MeOH=2.41
タAcH=0.49夕 EtOH=2.08タ AcOH=35.3タ 例 29 上記オートクレープおよび手順を用いて、水素と一酸化
炭素との混合物、(モル)比2/1、を酢酸メチル76
の‘、酢酸20の‘、水3の‘、ョウ化コバルト四水和
物0.22ミリモル、三ルテニウムドデカカルポニルの
形のルテニウム1.31柵原子およびョウ化リチウム1
5ミリモル、およびヨウ化メチルトリフェニルホスホニ
ウム15ミリモルからなる仕込物と反応させる。
21500において2雌ごの反応時間後(全圧は250
バール)下記のものが測定される:AcOEt=7.7
9夕(生産力=230夕/時間×〆)MeOH=1.9
7タAcH=2.77夕 EtOH=1.09タ AcOH=39.6タ CH81=650雌 例 30 上記オートクレープおよび手順を用いて、水素と一酸化
炭素との混合物、(モル)比2/1、を酢酸メチル80
の‘、酢酸20の‘、水3泌、酢酸コバルト四水和物0
.22ミリモル、三ルテニウムドデカカルボニルの形の
ルテニウム1.31池原子およびョウ化ナトリウム30
ミリモルおよび酢酸マグネシウム四水和物17ミリモル
からなる仕込物と反応させる。
215q0で20分の反応時間後(全圧は250バール
)次のものを決定する:AcOEt=8.39夕(生産
力=250夕/時間×夕)MeOH=1.99タAcH
=0.99夕 EtOH=2.08タ AcOH=37.4タ CH31:370雌 表1 この表は少量のコバルトとルテニウムとの組合わせの特
別な性質をはっきりと示している。
更にまた、対照実験‘e’は反応煤質中に存在するヨウ
素含有促進剤の量の重要性を実証する。ND=決定不能
表0 表m * 170℃で、モル比日2/CO:1を用いて、23
0バールで行なわれた例。
** 12474ミリモルおよびCo12の形のCOI
.08奴原子を用い160バールで好をわれた例。表
iV*最初の仕込物中に酢酸を導入することなく酢酸
メチル1,253ミリモルについて行なわれた例。
**実験の持続時間は1時間である。
表V の

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一酸化炭素および水素を含む混合物をカルボキシレ
    ートの低位同族体と反応させることによりアルキルカル
    ボキシレートを製造する方法において、反応媒質中にル
    テニウム、コバルト(原子比Co/Ruは1未満か1に
    等しい)、少なくとも一種のヨウ化アルキルおよび少な
    くとも一種の無機または有機イオン性ヨウ化物(この陽
    イオンはアルカリ金属陽イオン、アルカリ土類金属陽イ
    オン、および第四アンモニウムまたはホスホニウム陽イ
    オンからなる群から選ばれ、反応媒質中に存在するヨウ
    素含有促進剤の全量は原子比I/Ruが5より大か5に
    等しいようにする)を同時に存在させて反応を行なうこ
    とを特徴とする、上記方法。 2 出発物質として使うアルキルカルボキシレートが式
    R−CO−OR′〔式中、Rは1から16炭素原子まで
    を有する線状または分枝アルキル基、3から6炭素原子
    を有するシクロアルキル基、フエニル基(C_6H_5
    −)、基C_6H_5−CxH_2x−または基CxH
    _2x_+_1−C_6H_5−(xは1から6までの
    整数である)を表わし、R′は1から5炭素原子を有す
    る線状または分枝アルキル基、または基C_6H_5−
    CxH_2x−(xは上記の意味を有する)を表わし、
    またRとR′は同一であることも可能である〕を有する
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 R′がメチル基で表わすことを特徴とする、特許請
    求の範囲第2項記載の方法。4 Rが高々4炭素原子を
    有するアルキル基を表わすことを特徴とする、特許請求
    の範囲第2項または第3項記載の方法。 5 ルテニウムの量が反応媒質1lにつき0.5mg原
    子と100mg原子の間、なるべくは1mg原子と50
    mg原子の間にあることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 6 原子比Co/Ruが0.01と1の間、なるべくは
    0.02と0.50の間にあることを特徴とする、特許
    請求の範囲第1項または第5項に記載の方法。 7 ヨウ化アルキルが式R″I(式中、R′は第2項に
    おけるR′に対して示した意味を有し、R″およびR′
    は同一であつても異なつてもよい)を有することを特徴
    とする、特許請求の範囲第1項から第6項までのいずれ
    か1項に記載の方法。 8 R″が1から4炭素原子を有するアルキル基、なる
    べくはメチル基であることを特許とする、特許請求の範
    囲第7項記載の方法。 9 イオン性ヨウ化物の陽イオンがアルカリ金属陽イオ
    ンの中から選ばれることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項から第8項までいずれか1項に記載の方法。 10 イオン性ヨウ化物の陽イオンが下記の式IからII
    I:▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、Aは窒素またはリン原子を表わし、R_1,R
    _2,R_3およびR_4は同一でも異なつてもよく、
    水素、あるいはなるべくはその遊離原子価が炭素原子に
    より運ばれる有機基を表わし、もし適当ならば、これら
    種々な基のうちの二つが一つの2価の基を形成すること
    も可能であり、R_5,R_6,R_7およびR_8は
    同一かまたは異なり、1から4炭素原子までを有するア
    ルキル基を表わし、そしてまた基R_7またはR_8の
    一つは水素を表わすことも可能であり、またもし適当な
    らば、R_7とR_8が一緒になつて3から6炭素原子
    までを含む一つの2価のアルキル基、例えばテトラメチ
    レンまたはヘキサメチレンを形成することが可能であり
    、R_6とR_7またはR_8が一緒になつて4炭素原
    子およびもし適当ならば1個か2個のエチレン性二重結
    合を含む一つの2価のアルキレンまたはアルケニレン基
    を形成することができ、この場合、窒素原子が復素環中
    に含まれ、そしてR_9はR_5と同一であつてもよく
    、1から4炭素原子を有するアルキル基、またはフエニ
    ル基を表わし、yは1と10の間、なるべくは1と6の
    間の整数である〕の第四アンモニウムまたはホスホニウ
    ム陽イオンの中から選ばれることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項から第9項までのいずれか1項に記載の
    方法。 11 イオン性ヨウ化物の陽イオンが式(I)〔式中、
    R_1からR_4までは高々16炭素原子を有する線状
    または分枝アルキル基または単環式シクロアルキル、ア
    ルアルキル(例えば、ベンジル)またはアリール基を表
    わし、これらは適当ならば1から4炭素原子までを有す
    る1個から3個までのアルキル基により置換することが
    でき、またもし適当ならば、基R_1からR_4までの
    うち二つが一緒になつて3から6炭素原子までおよびも
    し適当ならば1個か2個のエチレン性二重結合を含む一
    つの2価アルキレンまたはアルケニレン基(例えばテト
    ラメチレンまたはヘキサメチレン基)を形成することが
    可能であり、また前記基が1から4炭素原子までを有す
    る1個から3個までのアルキル置換基を有することも可
    能である〕の陽イオンの中から選ばれることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第10項記載の方法。 12 基R_1からR_4までの何れかを1から4炭素
    原子までを有する線状アルキル基の中から選ぶことを特
    徴とする、特許請求の範囲第10項記載の方法。 13 イオン性ヨウ化物の陽イオンが式(I)(式中、
    基R_1からR_4までの何れか一つは1から4炭素原
    子までを有する線状アルキル基を表わし、他の三つの基
    は同一でありそしてフエニル、トリルおよびキシリル基
    の中から選ばれる)の第四ホスホニウム陽イオンの中か
    ら選ばれることを特徴とする、特許請求の範囲第10項
    記載の方法。 14 導入されるイオン性ヨウ化物の量を比I^−/R
    uが1と100の間、なるべくは2と50の間にあるよ
    うにすることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から
    第13項までのいずれか1項に記載の方法。 15 反応媒質中に存在するヨウ素含有促進剤の全量を
    原子比I/Ruが、10と50の間にあるようにするこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第14項ま
    でのいずれか1項に記載の方法。 16 アルカリ金属共触媒またはアルカリ土類金属共触
    媒も導入することを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    から第15項までのいずれか1項に記載の方法。 17 共触媒をリチウム、ナトリウム、カリウムおよび
    マグネシウムの酢酸塩の中から選ぶことを特徴とする、
    特許請求の範囲第16項記載の方法。 18 ヨウ化メチル、アルカリ金属ヨウ化物およびマグ
    ネシウム塩を開始時に導入することを特徴とする、特許
    請求の範囲第16項により定義された方法を実施する方
    法。 19 ヨウ化メチル、第四ホスホニウム塩およびリチウ
    ム塩を開始時に導入することを特徴とする、特許請求の
    範囲第16項により定義された方法を実施する方法。 20 ヨウ化メチルを酢酸リチウム、酢酸ナトリウム、
    酢酸カリウムまたは酢酸マグネシウムと共に開始時に導
    入し、モル比CH_3I/Ruが5より大または5に等
    しいようにすることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項から第9項までのいずれか1項により定義された方法
    を実施する方法。 21 反応を液相で行なうことを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項から第20項までのいずれか1項に記載の
    方法。 22 温度が175℃と250℃の間、なるべく190
    ℃と230℃の間であることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項から第21項までのいずれか1項に記載の方
    法。 23 全圧が50バールと600バールの間、なるべく
    は150バールと350バールの間にあることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項から第22項までのいずれ
    か1項に記載の方法。 24 モル比H_2/COが1/5と5/1の間、なる
    べくは1/1と3/1の間にあることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項から第23項までのいずれか1項に
    記載の方法。
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