JPS603926Y2 - エンジン潤滑装置 - Google Patents
エンジン潤滑装置Info
- Publication number
- JPS603926Y2 JPS603926Y2 JP16520579U JP16520579U JPS603926Y2 JP S603926 Y2 JPS603926 Y2 JP S603926Y2 JP 16520579 U JP16520579 U JP 16520579U JP 16520579 U JP16520579 U JP 16520579U JP S603926 Y2 JPS603926 Y2 JP S603926Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- trochoid pump
- discharge
- cylinder block
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案はエンジン潤滑装置に係り、特に、トロコイド
ポンプによってオイルを圧送しているエンジン潤滑装置
に関する。
ポンプによってオイルを圧送しているエンジン潤滑装置
に関する。
一般に、エンジン潤滑装置は、オイルポンプによって、
エンジン内に構成されている軸受面や摺動面などにオイ
ルを圧送している。
エンジン内に構成されている軸受面や摺動面などにオイ
ルを圧送している。
ここで、オイルポンプとしてのトロコイドポンプは、同
容量のギヤポンプ等に比べて形状が小さく構造が簡単で
あることや、かみ合い音の小さいことから、現在最も広
く用いられている。
容量のギヤポンプ等に比べて形状が小さく構造が簡単で
あることや、かみ合い音の小さいことから、現在最も広
く用いられている。
しかしながら、このようなトロコイドポンプを備えてな
るエンジン潤滑装置においては、トロコイドポンプの吐
出容積変化が激しいことから、吐出圧力が変動し、オイ
ルフィルター等の吐出側部品に振動、騒音を引き起こす
とともに、それらの寿命を縮めてしまうという問題点が
ある。
るエンジン潤滑装置においては、トロコイドポンプの吐
出容積変化が激しいことから、吐出圧力が変動し、オイ
ルフィルター等の吐出側部品に振動、騒音を引き起こす
とともに、それらの寿命を縮めてしまうという問題点が
ある。
この考案は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであ
って、トロコイドポンプを用いている潤滑経路における
圧力変動を単純な構造によって減衰することのできるエ
ンジン潤滑装置を提供することを目的とする。
って、トロコイドポンプを用いている潤滑経路における
圧力変動を単純な構造によって減衰することのできるエ
ンジン潤滑装置を提供することを目的とする。
上記目的を遠戚するために、この考案は、シリンダブロ
ック外面に取り付けられているメルトケースにトロコイ
ドポンプが固定されてなるエンジン潤滑装置であって、
トロコイドポンプの吐出口近傍の吐出経路にシリンダブ
ロックとベルトケースとにはさまれ形成される減衰チャ
ンバを設けるようにしたものである。
ック外面に取り付けられているメルトケースにトロコイ
ドポンプが固定されてなるエンジン潤滑装置であって、
トロコイドポンプの吐出口近傍の吐出経路にシリンダブ
ロックとベルトケースとにはさまれ形成される減衰チャ
ンバを設けるようにしたものである。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。
第１図は、この考案に係るエンジン潤滑装置の一実施例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
シリンダブロック１１の下部に備えられているオイルパ
ン１２には適量のオイルが貯えられ、シリンダブロック
１１の前面側にはベルトケース１３が取り付けられ、ベ
ルトケース１３にはオイルポ、−ンプとしてのトロコイ
ドポンプ１４が固定されている。
ン１２には適量のオイルが貯えられ、シリンダブロック
１１の前面側にはベルトケース１３が取り付けられ、ベ
ルトケース１３にはオイルポ、−ンプとしてのトロコイ
ドポンプ１４が固定されている。
トロコイドポンプ１４の駆動軸に固定されているタイミ
ングプーリ１５には、クランクシャフト１６に取り付け
られているタイミングプーリ１７との間に、タイミング
ベルト１８が巻き付けられている。
ングプーリ１５には、クランクシャフト１６に取り付け
られているタイミングプーリ１７との間に、タイミング
ベルト１８が巻き付けられている。
すなわち、トロコイドポンプ１４は、外ロータと内ロー
タとが偏心状態でケーシング内に組み込まれており、ク
ランクシャフト１６の回転によって内ロータを駆動する
とともに外ロータを同一方向に回転させ、内外のロータ
によって形戒されるすき間に容積変化を生じさせてポン
プ作用を行なうようになっている。
タとが偏心状態でケーシング内に組み込まれており、ク
ランクシャフト１６の回転によって内ロータを駆動する
とともに外ロータを同一方向に回転させ、内外のロータ
によって形戒されるすき間に容積変化を生じさせてポン
プ作用を行なうようになっている。
トロコイドポンプ１４の吸込口１９には、ベルトケース
１３に形成された貫通孔を介して吸込管２０の一端が接
続され、吸込管２０の他端にはオイルパン１２内に浸漬
されているオイルストレーナ２１が取り付けられている
。
１３に形成された貫通孔を介して吸込管２０の一端が接
続され、吸込管２０の他端にはオイルパン１２内に浸漬
されているオイルストレーナ２１が取り付けられている
。
また、トロコイドポンプ１４の吐出口２２は、ベルトケ
ース１３に設けられた貫通孔を介して、第１図および第
２図に示されるように、シリンダブロック１１の陥凹部
とベルトケース１３とにはさまれ形成されている一定容
量の減衰チャンバ２３に連通され、減衰チャンバ２３の
吐出側は吐出管２４の一端が接続されている。
ース１３に設けられた貫通孔を介して、第１図および第
２図に示されるように、シリンダブロック１１の陥凹部
とベルトケース１３とにはさまれ形成されている一定容
量の減衰チャンバ２３に連通され、減衰チャンバ２３の
吐出側は吐出管２４の一端が接続されている。
吐出管２４の他端にはオイルフィルタ２５が接続され、
オイルフィルタ２５から圧送されるオイルはエンジンの
各潤滑部に供給されるようになっている。
オイルフィルタ２５から圧送されるオイルはエンジンの
各潤滑部に供給されるようになっている。
次に、上記実施例の作用について説明する。
トロコイドポンプ１４は、クランクシャフト１６の回転
によって駆動され、オイルパン１２に貯えられているオ
イルを吸込管２０を介して吸込んだ後、内外のロータに
よって形成される容積変化によって突出口２２から減衰
チャンバ２３に押し出され、吐出管２４、オイルフィル
タ２５を経てエンジンの間開滑部に供給される。
によって駆動され、オイルパン１２に貯えられているオ
イルを吸込管２０を介して吸込んだ後、内外のロータに
よって形成される容積変化によって突出口２２から減衰
チャンバ２３に押し出され、吐出管２４、オイルフィル
タ２５を経てエンジンの間開滑部に供給される。
ここで、トロコイドポンプ１４によって吐出されるオイ
ルは、激しい吐出容積の変化により、吐出圧力が変動す
るが、吐出口２２の近傍には一定容量の減衰チャンバ２
３が介在されていることから、前記吐出圧力の変動はこ
の減衰チャンバ２３において減衰され、吐出管２４から
エンジン各潤滑部に到・るオイルに大きな油圧変動を生
ずることがない。
ルは、激しい吐出容積の変化により、吐出圧力が変動す
るが、吐出口２２の近傍には一定容量の減衰チャンバ２
３が介在されていることから、前記吐出圧力の変動はこ
の減衰チャンバ２３において減衰され、吐出管２４から
エンジン各潤滑部に到・るオイルに大きな油圧変動を生
ずることがない。
すなわち、上記実施例によれば、トロコイドポンプ１４
から吐出される吐出圧力が変動しているオイルは、減衰
チャンバ２３に減衰された後、吐出管２４を経てエンジ
ン各潤滑部に供給されることから、オイルフィルタ２５
等の吐出側部品に振動、騒音を発生させることがなく、
またそれらの寿命を縮めることもない。
から吐出される吐出圧力が変動しているオイルは、減衰
チャンバ２３に減衰された後、吐出管２４を経てエンジ
ン各潤滑部に供給されることから、オイルフィルタ２５
等の吐出側部品に振動、騒音を発生させることがなく、
またそれらの寿命を縮めることもない。
なお、減衰チャンバ２３に流入するオイルは、圧力変動
を生じているが、減衰チャンバ２３を形成するシリンダ
ブロック１１およびベルトケース１３は高い剛性、を備
えていることから、それらのシリンダブロックで１、ベ
ルトケース１３等に異常な、振動、騒音等を生ずること
はない。
を生じているが、減衰チャンバ２３を形成するシリンダ
ブロック１１およびベルトケース１３は高い剛性、を備
えていることから、それらのシリンダブロックで１、ベ
ルトケース１３等に異常な、振動、騒音等を生ずること
はない。
以上のように、この考案は、シリンダブロック外面に取
り付けられているベルトケースにトロコイドポンプが固
定されてなるエンジン潤滑装置であって、トロコイドポ
ンプの吐出口近傍の吐出経路に、シリンダブロックとベ
ルトケースとにはさまれて形成される減衰チャンバを設
けるようにしたので、潤滑油の吐出経路における圧力変
動を簡単な構造によって減衰させることができるという
効果を有する。
り付けられているベルトケースにトロコイドポンプが固
定されてなるエンジン潤滑装置であって、トロコイドポ
ンプの吐出口近傍の吐出経路に、シリンダブロックとベ
ルトケースとにはさまれて形成される減衰チャンバを設
けるようにしたので、潤滑油の吐出経路における圧力変
動を簡単な構造によって減衰させることができるという
効果を有する。
第１図はこの考案に係るエンジン潤滑装置の一実施例を
示す断面図、第２図は第１図のシリンダブロックを示す
部分側面図である。 １１・・・・・・シリンダブロック、１３・・・・・・
ベルトケース、１４・・・・・・トロコイドポンプ、２
２・・・・・・吐出口、２３・・・・・・減衰チャンバ
。
示す断面図、第２図は第１図のシリンダブロックを示す
部分側面図である。 １１・・・・・・シリンダブロック、１３・・・・・・
ベルトケース、１４・・・・・・トロコイドポンプ、２
２・・・・・・吐出口、２３・・・・・・減衰チャンバ
。
Claims (1)
- シリンダブロック外面に取り付けられているベルトケー
スにトロコイドポンプが固定されてなるエンジン潤滑装
置であって、トロコイドポンプの吐出口近傍の吐出経路
に、シリンダブロックとベルトケースとにはさまれて形
成される減衰チャンバを設けたことを特徴とするエンジ
ン潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16520579U JPS603926Y2 (ja) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | エンジン潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16520579U JPS603926Y2 (ja) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | エンジン潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5681105U JPS5681105U (ja) | 1981-07-01 |
| JPS603926Y2 true JPS603926Y2 (ja) | 1985-02-04 |
Family
ID=29676128
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16520579U Expired JPS603926Y2 (ja) | 1979-11-29 | 1979-11-29 | エンジン潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS603926Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-11-29 JP JP16520579U patent/JPS603926Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5681105U (ja) | 1981-07-01 |
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