JPS6039101A - 粉末成形用金型 - Google Patents

粉末成形用金型

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JPS6039101A
JPS6039101A JP14710783A JP14710783A JPS6039101A JP S6039101 A JPS6039101 A JP S6039101A JP 14710783 A JP14710783 A JP 14710783A JP 14710783 A JP14710783 A JP 14710783A JP S6039101 A JPS6039101 A JP S6039101A
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JP
Japan
Prior art keywords
mold
powder
die
press
metallic
Prior art date
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Pending
Application number
JP14710783A
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English (en)
Inventor
Takeshi Aiba
相場 丈志
Takeshi Oba
大場 毅
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粉末冶金法において使用される粉末成形用金型
の表面処理に関するものであり、その目的とする所は、
本処理によって金型から圧粉体を抜き出す時の摩擦力を
減少させて、圧粉体に発生ずるクラックを防止すること
を主目的としたものである。
粉末冶金法で鉄系高強度部品を加圧成形する場合に、圧
粉体にクラックが発生する場合がある。
特に形状が複雑で、下パンチを複数個に分割した場合に
は、この傾向が著しい。成形時に発生したクラックは、
以後の工程で消滅させることはでき1− ないので、検査で発見されない場合には製品中にクラッ
クのある品物が混入することになり、製品の信頼m上重
人な問題となる。この防II対策としては、クラックの
原因が金型、圧粉体それぞれの歪みおJ:び金型と圧粉
体間の摩擦抵抗にあるところから、通常ダイ内面に抜き
勾配を付け、または端部を曲面とする等の形状的な方法
と、ダイ材質の選択、即ち超硬合金を使用する方法が経
験的に用いられている。
本発明者らはこれ以外の対策を検討した結果、金型各部
材の圧粉体に接する面に窒化処理を施すことが、クラッ
クの防11oに有効なことを見出したものである。以下
にこの内容を説明する。
第1図に断面形状を示した汁粉体について、成形プレス
の動作条件を変えで、クラックの発生した圧粉体を作成
した。クラックの発に1」ッだ個所は図中に矢印で示し
た3箇所であった。水圧粉体に樹脂を含浸さ1!たのち
、切lIi?in磨して、クラック発生部分の組織を調
べ、また原料粉を金型に充填する”際に、着色粉末を層
状に充填し、成形による−2= 原わl’l)の流動状態を調べた。この」;うにしてク
ラックの発生原因の推定を行(79た結果、前記の試r
l中には、原料粉の加圧成形中の局部的な過剰変形に起
因すると考えられるものはなく、その全数が金型から圧
粉体が抜き出(\れる時に、局部的に大きな応力が加わ
り破断l〕だと推定された。なお前記の実験11’l 
mは鉄系原yp+粉を使用した外径おJ:び内径がそれ
ぞれ1/I4および35n+n+の圧粉体に対する二す
のである。
汁粉体は塑性変形した原料粉が単に機械的に接合したに
過ぎず、極めて脆弱(通常、引っ張り強さ2〜3 kq
/−程度)であることを考慮すれば、クラックの発生は
、JT粉体を金型から抜き出す時に作用する力、即ち抜
き出し力が汁粉体に対し、局部的に集中して作用1れば
、イの応力値は容易に限W値を越え、破断してクラック
を発生させると説明される。
従ってクラックを防1にする方法は大別して2種に分類
できる。イの第一は、金型の構造の改善。
プレスの運転条(’lの最適値の把握等により、前記の
応力集中を避けることである。第二の方法は抜き出し力
を低下させて、年中応力の値を低下させることである。
実際には製品形状とプレスの構造から、金型の構造はほ
ぼ定まり、またプ1ノスの運転条件の範囲にも限界があ
るため、前者で解決することは少ない。後者の抜き出し
力は、圧粉体を金型から扱き出す時のダイが圧粉体にり
える側圧ど、両者間の摩擦係数との積となる。この側圧
は成形圧力、ダイおJ:び圧粉体の形状と、これらの材
料の弾+11率で定まる。材料力学的手法で算出すれば
、ダイの祠オ′11を鋼から弾性率がより高い超硬合金
に代えることにより、側圧が減少することが容易に判る
。前記の経験的事実は、クラックの防I[には前記の考
え方は正しく、摩擦力を減少させることが有効な手段で
あることを示している。
本発明は、通常粉末冶金法の粉末成形用金型に使用され
る鋼製金型について、汁粉体と接する面に表面処理を行
なって、両者間の摩擦係数を11(下さ1t1前記とほ
ぼ同様な効果を冑たbのである。
水沫の特徴は、安価な鋼材を使用したにも拘ら3− ず高価な超硬合金に近い効果を得られることと、研削ス
ノ[の乏しい超硬合金よりも金型を加I 71−る際に
加11.やすいことにある。
表面処理について述べれば、まず高圧力下で剥離しては
いけない。これは高強度鉄系焼結材では成形圧は通常5
〜6t/caであり、この程度の圧力下でも安定に存在
する必要がある。また本処理により金型に寸法変化を生
ずることは当然好ましくない。これらの点から金型表面
への塗布方法よりも、その表面層を反応さ1!、圧粉体
に対し摩擦係数の低い物質を生成させる方式が望ましい
また鋼製金型の通常の製作工程は、焼ぎなまし材を粗加
工によりほぼ所定の形状とし、熱処理により硬化したの
ちイ1\l二げ加工を行なうので、本処理は仕上げ加工
後に行ない、1つこの時の処理温度が前記熱処理の焼き
戻し温度を越えないことが必要条件となる。これらの諸
点を考慮i)で、表面処理方法として窒化を選んだ。以
下に水沫の適用の可能性WI認を目的とした実験の内容
、および実用金型に適用した実施例について、本発明の
内容4− を述べる。
実 験 ダイおよび−1,下パンチは高速度鋼S K l−19
よりなり、所定の焼入れ焼き戻しを行なって、硬さをH
RC65とした。ダイの内径は11.3111111.
上下パンチの外径は共に11.25nunとした。ダイ
は2謹製作し、内1箇は前記の状態と1ノ、他の1mは
溶融塩浴による窒化処理(タフトライド処理)工程を追
加した。本処理の温度は570℃であり、生成した化合
物層の厚さは3〜5μであった。
使用した原料粉は、100メツシコ以下のアトマイズ鉄
粉に潤滑剤と1ノでステアリン酸亜鉛0.5〜1%を添
加した。
成形圧3〜7t/cJとして、厚さ110ll1の円板
状の圧粉体を作成し、このどきの抜ぎ出し圧力、即ち圧
粉体の単位側面積当たりの抜き出し力および圧粉体の見
掛は密度の測定を行なった。
見掛は密度の測定値を第1表に、抜き出し力の測定結果
を第2図に示した。同図中10.20゜3・0で示した
曲線は、それぞれ潤滑剤の添加量が0、!’r、o、8
.1%の原11粉を使用1ノ、ダイの窒化処理を省いl
ご場合の舶であり、11.21.31はそれぞれ同種の
原料粉を使用し、ダイに窒化処理を施した場合の値であ
る。本図から、抜き出し力を低下さ1!るには、潤滑剤
の増加と同様に、窒化処理1プまた有効イf−T段であ
ることが判る。この事実は、潤滑剤添加量ど抜き出し圧
力の関係を示した第3図から、さらに容易に確認でさる
。2ffiお図中’IO,41で示した曲線は、それぞ
れ使用したダイの窒化処理の無しおよび有りに対する曲
線である。このJ:うに潤滑剤の通常の添加郁である0
、 5〜1%に11する抜ぎ出しカの値を、水沫の適用
により、さらに低下させることが可能となる。
またダイ表面の摩擦係数が減少することに起因して、第
1表に示すように、圧粉体の見掛は密度を高めること;
b判明した。本実験ではダイど圧ゎ)体間の摩擦にのみ
着目したが、圧粉体に接する金型表面の全てに対しても
、同様な効果を生ずる筈である。従って実施例について
は、実用金型の全面に窒化処理を施lノて確認試験を行
なった。
第1表 (成形条イ′1と見掛【プ密Nt!+/cyi
t)実施例 汁粉体はぞの断面形状を第1図に示した南中であり、圧
粉体の諸元は、端数75.歯先円および歯底円の直径は
それぞれ1/14,135mm、軸孔径、リム内径、歯
幅およびウェブ厚さはそれぞれ70.122,13.6
mmである。使用シタ金型の構造は第4図に示した。図
中1.2,3.4はそれぞれ汁粉体、ダイ、上パンチお
よびコアを示した。また5および6は2箇に分割した下
パンチであり、汁粉体の厚さの変化に対応さけた。本金
型は2粗製作し、内1組に窒化処理を行なった。
両者とも使用した材料は合金T貝鋼S K D 11で
あり、所定の焼入れ、焼き戻しを行なった。窒化処理は
「実験」の項で述べた方法で行なった。
本実験に使用した原r1粉は粒度100メツシコ以下の
アl−マイズ鉄粉に黒鉛粉0.5%および電解銅粉4%
を配合し、潤滑剤ど()てス7アリン酸亜鉛1%を添加
1ノで十分に混合したものである。
成形は圧粉体内部が均一に圧縮されるように、即ち下パ
ンチ4.5によって成形される部分の見掛G−J密度が
同一(6,90±0.05(1/ca)と4【るように
、下パンチ4.5の充填深さを調整したのら、6箇/分
の成形速疫で1000箇、連続成形を行なった。次いで
この1000箇の最初および最後から各20箇を選lυ
で成形圧力、抜き出し力を測定し、また圧粉体の外観を
目視してクラックの発生した汁粉体の個数を調べた。
抜き出し力は、下パンチ4に比べて受圧面積の大きな下
パンチ5に、線歪みゲージを貼り付け、この歪み量と下
パンチ4,5の受圧面積の和からIγ出した3、なお本
実験に使用したプレスの能力は750トンである。
実験結果を第2表に示した。木表から窒化処理にJ:っ
て、圧粉体の抜き出し力を低下させ、圧粉体に発生する
クラック防止に有効であることが確認された。また窒化
無しの金型に1つの部品を窒化有り品と交換して実施例
と同様な実験を行なった結果、最も大きな効果を示した
部分はダイの内壁であった。
第2表 (表面処理と成形不良) 上バンブに凹所がある場合には、この部分の側壁部の摩
擦に起因して、圧粉体が上パンチから離脱せず、金型や
プレスを破損する重大事故が発生する場合がある。水沫
を上パンチに適用することは、このような事故の発住防
1トにも有効であると推定される。
以上述べたように、水沫の原理は、圧粉体ど金型表面間
の摩擦を減少させることにある。従って汁粉体と接する
金型面に適用して有効であり、またそれ以外の部分に適
用しても前記の効果は示さないが、成形時に特に悲影響
は示さl、> (1)。
図面の簡11i1.T、説明 第1図は成形I4にクラックが入りやすい形状の例で市
る歯巾の断面形状ど、クラックの発生位買を示す図面、
第2図おJ:び第3図はダイの内壁に本発明を適用し/
j場合の扱き出し力の減少を示すグラフ、第4図は実施
例で使用した金型の主要部を示づ゛図面、第5図は粉末
成形装置の全体構成を示す図面である。
1・・・圧粉体 2・・・グイ(外型)3・・・十パン
ヂ 4・・・]ア「1ツド5・・・固定下パンチ 6・
・・浮動下パンチ代理人 増 渕 邦 彦 11− 成形圧力(N/cm”) 馬3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ダイおよび上下のパンチを具える粉末成形用金型に
    おいて、金型を構成する各部材中受なくともダイの材質
    を窒化可能な鋼材とし、焼入れ焼戻し後に窒化処理を施
    したことを特徴とする粉末成形用金型。
JP14710783A 1983-08-11 1983-08-11 粉末成形用金型 Pending JPS6039101A (ja)

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JP14710783A JPS6039101A (ja) 1983-08-11 1983-08-11 粉末成形用金型

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JP14710783A JPS6039101A (ja) 1983-08-11 1983-08-11 粉末成形用金型

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JPS6039101A true JPS6039101A (ja) 1985-02-28

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ID=15422672

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JP14710783A Pending JPS6039101A (ja) 1983-08-11 1983-08-11 粉末成形用金型

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0374484A (ja) * 1989-08-15 1991-03-29 Shin Etsu Chem Co Ltd シリコーンゴムを接着させた一体成形品の製造方法
JP2012092385A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Daihatsu Motor Co Ltd 金属圧粉体の製造方法
CN104550948A (zh) * 2014-12-30 2015-04-29 江西磁姆新材料科技有限公司 一种薄壁套筒类磁性材料的成型装置及方法

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