JPS6039059Y2 - エアクリ−ナ用濾過エレメント - Google Patents
エアクリ−ナ用濾過エレメントInfo
- Publication number
- JPS6039059Y2 JPS6039059Y2 JP8950279U JP8950279U JPS6039059Y2 JP S6039059 Y2 JPS6039059 Y2 JP S6039059Y2 JP 8950279 U JP8950279 U JP 8950279U JP 8950279 U JP8950279 U JP 8950279U JP S6039059 Y2 JPS6039059 Y2 JP S6039059Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter paper
- filter
- air
- dust
- air cleaner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関に装着するエアクリーナ用濾過エレメ
ントに関するものである。
ントに関するものである。
第1図のようにエアクリーナ21内に収納された従来の
円筒状にひだ折りされた濾紙4てなる濾過エレメント3
はインレットパイプ20を通じて直接外気と接している
ので、吸入空気がじかに濾過エレメント3に衝突し、濾
紙4の表面に付着していたダストの内、ごく微細なダス
トが前記の衝突エネルギーによって、濾紙4の通気路を
形成している交錯した繊維空間に侵入し、該通気路をふ
さいでしまい通気抵抗の増大をまねく。
円筒状にひだ折りされた濾紙4てなる濾過エレメント3
はインレットパイプ20を通じて直接外気と接している
ので、吸入空気がじかに濾過エレメント3に衝突し、濾
紙4の表面に付着していたダストの内、ごく微細なダス
トが前記の衝突エネルギーによって、濾紙4の通気路を
形成している交錯した繊維空間に侵入し、該通気路をふ
さいでしまい通気抵抗の増大をまねく。
この現象はインレットパイプ20の基部に対面する付近
において著しく発生し濾紙4の不均一な目詰まり状態を
きた腰濾紙が全面で均一にダストを捕捉する場合に比べ
て濾過エレメントの寿命が無駄に縮まってしまう。
において著しく発生し濾紙4の不均一な目詰まり状態を
きた腰濾紙が全面で均一にダストを捕捉する場合に比べ
て濾過エレメントの寿命が無駄に縮まってしまう。
本考案は上記の欠点を改良するためになされたもので、
吸入空気の流速をエアクリーナ21内で低速化させ、か
つ濾過エレメント3の濾紙全面を均等に通過するように
して衝突エネルギーを減衰させ、微細ダストが繊維空間
に侵入することを防止し、通気抵抗を長期にわたって使
用限界内にとどめんとするものである。
吸入空気の流速をエアクリーナ21内で低速化させ、か
つ濾過エレメント3の濾紙全面を均等に通過するように
して衝突エネルギーを減衰させ、微細ダストが繊維空間
に侵入することを防止し、通気抵抗を長期にわたって使
用限界内にとどめんとするものである。
以下本考案の実施例を図面により説明する。
まず第2図について、濾過エレメント1はひだ折りした
濾紙4を円筒状に成形したもので5はひだ折り濾紙4の
小径部、6はその小径部を示す。
濾紙4を円筒状に成形したもので5はひだ折り濾紙4の
小径部、6はその小径部を示す。
小径部5には多孔内筒7が配置され、端面ば大径部6よ
り大なる端板8,9で密封されている。
り大なる端板8,9で密封されている。
大径部6から外方にはなれた位置すなわち端板8゜9の
外周には濾紙4を包囲するように、ひた折り濾紙4と同
質でなる濾過部材10を円筒状に配置し、濾紙4と濾過
部材10の対向面に空室12を形成する。
外周には濾紙4を包囲するように、ひた折り濾紙4と同
質でなる濾過部材10を円筒状に配置し、濾紙4と濾過
部材10の対向面に空室12を形成する。
濾過部材10には相互に一定の間隔をもった複数の通気
孔14が穿設されており、通気孔14の開口率は濾過部
材10の濾過面積に対し10%程度となっており、空室
12は第2図における矢視A−Aの一部断面図である第
3図のごとく、ひだ折り壁15によって順次縮少され小
径部5で最小となっている。
孔14が穿設されており、通気孔14の開口率は濾過部
材10の濾過面積に対し10%程度となっており、空室
12は第2図における矢視A−Aの一部断面図である第
3図のごとく、ひだ折り壁15によって順次縮少され小
径部5で最小となっている。
第4図に示す濾過エレメント2は端板8,9の中央に、
小径部5、大径部6を有する濾紙4と内筒7を有し、大
径部6から外方にはなれた位置に円筒状にひだ折りした
濾紙でなる大径部16、小径部17を有する濾過部材1
1を配置して濾紙4と濾過部材11の対向面に空室13
を形成する。
小径部5、大径部6を有する濾紙4と内筒7を有し、大
径部6から外方にはなれた位置に円筒状にひだ折りした
濾紙でなる大径部16、小径部17を有する濾過部材1
1を配置して濾紙4と濾過部材11の対向面に空室13
を形成する。
濾過部材11の端面は端板8,9に当接して密封され、
通気孔14は第4図の矢視B−Bを示す一部断面図であ
る第5図のごとく、ひだ折り壁18に複数穿設してあり
、空室13は濾過部材11の内側で拡大され、ひだ折り
壁15の部分では順次縮少され小径部5で最小となって
いる。
通気孔14は第4図の矢視B−Bを示す一部断面図であ
る第5図のごとく、ひだ折り壁18に複数穿設してあり
、空室13は濾過部材11の内側で拡大され、ひだ折り
壁15の部分では順次縮少され小径部5で最小となって
いる。
第6図は第5図のひだ折り壁18に穿設した通気孔14
と濾過部材11を一部立体的に図示したものである。
と濾過部材11を一部立体的に図示したものである。
第7図は通気孔14をひだ折り壁18の大径部16と小
径部17に穿設した他の実施例を示すものであり本考案
に係る濾過エレメントは第1図に示したエアクリーナ2
1のケーシング内に収納して用いる。
径部17に穿設した他の実施例を示すものであり本考案
に係る濾過エレメントは第1図に示したエアクリーナ2
1のケーシング内に収納して用いる。
次に濾過エレメント1の作用効果を説明する。
ケーシング内に流入した空気の大部分はまず濾過部材1
0に衝突して流速を低下して通過し、衝突した空気中の
ダストの一部は濾過部材10で捕捉される。
0に衝突して流速を低下して通過し、衝突した空気中の
ダストの一部は濾過部材10で捕捉される。
他の一部の空気は通気孔14を通過して空室12に流入
する。
する。
該空気は通気孔14で絞られたのち空室12へ拡がるか
ら空室12て流速が低下し濾過部材10を通過した空気
と合流して濾紙4を通過する。
ら空室12て流速が低下し濾過部材10を通過した空気
と合流して濾紙4を通過する。
そのさいには濾紙4全面にわたり均等に低速化した状態
となって濾紙4の表面でダストが捕捉された清浄空気と
なる。
となって濾紙4の表面でダストが捕捉された清浄空気と
なる。
使用中濾過部材10のダスト捕捉量が増大すると空室1
2へ流入する空気量は、通気孔14以外の部分よりも通
気孔14を通過する量が多くなり、通気孔14周辺に顕
著なダスト付着現象をまねき、通気孔14の上流側に第
8図のようなじょうご状周壁19を形成する。
2へ流入する空気量は、通気孔14以外の部分よりも通
気孔14を通過する量が多くなり、通気孔14周辺に顕
著なダスト付着現象をまねき、通気孔14の上流側に第
8図のようなじょうご状周壁19を形成する。
この周壁19が通気孔14を通過する空気に制限孔とし
て作用し、空室12に流入する空気の流速を効果的に低
速化する。
て作用し、空室12に流入する空気の流速を効果的に低
速化する。
上記の濾過部材と空室の作用によりインレットパイプか
ら流入した高速空気は均等に低速化して濾紙4の全面に
達するので濾紙4で捕捉したダストは流入空気の衝突に
よって濾紙4の繊維間隔に侵入することがなく、表面に
のみ堆積されるのでその分だけ濾過エレメント1の使用
寿命を延長する効果を有する。
ら流入した高速空気は均等に低速化して濾紙4の全面に
達するので濾紙4で捕捉したダストは流入空気の衝突に
よって濾紙4の繊維間隔に侵入することがなく、表面に
のみ堆積されるのでその分だけ濾過エレメント1の使用
寿命を延長する効果を有する。
他の実施例である第4図のひだ折りした濾過部材11は
、ひだ折り壁18によってケーシング内を旋回する空気
の流速を低下させることができ、対面する位置に穿設し
た通気孔14は空室13におけるダストを含んだ空気を
拡散し濾紙4の表面へダストを均一に堆積させる効果を
有す。
、ひだ折り壁18によってケーシング内を旋回する空気
の流速を低下させることができ、対面する位置に穿設し
た通気孔14は空室13におけるダストを含んだ空気を
拡散し濾紙4の表面へダストを均一に堆積させる効果を
有す。
通気孔14を大径部16と小径部17に穿設した第7図
の実施例においては、ダストがひだ折り壁18の間隔に
そって第9図のごとく堆積して第8図同様の制限孔とし
ての効果を発揮し、堆積ダストによって小径部17の通
気孔14が閉塞されても大径部16の通気孔14は閉塞
されることがなく外気を空室13へ流入させることがで
きる。
の実施例においては、ダストがひだ折り壁18の間隔に
そって第9図のごとく堆積して第8図同様の制限孔とし
ての効果を発揮し、堆積ダストによって小径部17の通
気孔14が閉塞されても大径部16の通気孔14は閉塞
されることがなく外気を空室13へ流入させることがで
きる。
以上のように本考案はケーシング内に流入した外気の流
速を減速して均等に小径部の全面に行きわたらせること
により、通気抵抗の増加をまねくことなく小径部全面に
均等にダストを堆積でき、濾過エレメントの寿命延長に
すぐれた効果を有するものである。
速を減速して均等に小径部の全面に行きわたらせること
により、通気抵抗の増加をまねくことなく小径部全面に
均等にダストを堆積でき、濾過エレメントの寿命延長に
すぐれた効果を有するものである。
第1図は従来の濾過エレメントを収納したエアクリーナ
の断面図。 第2図は本考案の濾過エレメントを示す断面図。 第3図は第2図の矢視A−Aを示す一部断面図。 第4図は他の実施例を示す本考案に係る濾過エレメント
の断面図。 第5図は第4図の矢視B−Bを示す一部断面図。 第6図は第5図の濾過部材と通気孔を示す要部断面図。 第7図は第5図における通気孔の他の実施例を示す要部
断面図。 第8図と第9図は通気孔周辺に付着したダスト状態を示
す一部断面図。 2.3・・・・・・濾過エレメント、4・・・・・・濾
紙、6・・・・・・大径部、8,9・・・・・・端板、
10.11・・・・・・濾過部材、12,13・・・・
・・空室、14・・・・・・通気孔、16・・・・・・
山部、17・・・・・・谷部、18・・・・・・ひだ折
り壁。
の断面図。 第2図は本考案の濾過エレメントを示す断面図。 第3図は第2図の矢視A−Aを示す一部断面図。 第4図は他の実施例を示す本考案に係る濾過エレメント
の断面図。 第5図は第4図の矢視B−Bを示す一部断面図。 第6図は第5図の濾過部材と通気孔を示す要部断面図。 第7図は第5図における通気孔の他の実施例を示す要部
断面図。 第8図と第9図は通気孔周辺に付着したダスト状態を示
す一部断面図。 2.3・・・・・・濾過エレメント、4・・・・・・濾
紙、6・・・・・・大径部、8,9・・・・・・端板、
10.11・・・・・・濾過部材、12,13・・・・
・・空室、14・・・・・・通気孔、16・・・・・・
山部、17・・・・・・谷部、18・・・・・・ひだ折
り壁。
Claims (1)
- 円筒状ひだ折り濾紙と、その外方に配設され複数の通気
孔が穿設された濾紙でなる円筒状の濾過部材と、両者の
両端面を密封する端板とて戊り、前記ひだ折り濾紙と前
記濾過部材との対向面間に空室を形成したエアクリーナ
用濾過エレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8950279U JPS6039059Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | エアクリ−ナ用濾過エレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8950279U JPS6039059Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | エアクリ−ナ用濾過エレメント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS568838U JPS568838U (ja) | 1981-01-26 |
JPS6039059Y2 true JPS6039059Y2 (ja) | 1985-11-22 |
Family
ID=29322658
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8950279U Expired JPS6039059Y2 (ja) | 1979-06-29 | 1979-06-29 | エアクリ−ナ用濾過エレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6039059Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5831837A (ja) * | 1981-08-21 | 1983-02-24 | Hitachi Ltd | 自動給紙装置 |
JPS5889530A (ja) * | 1981-11-18 | 1983-05-27 | Hitachi Ltd | 紙葉送出装置 |
DE3503168A1 (de) * | 1985-01-31 | 1986-08-07 | Mannesmann Kienzle GmbH, 7730 Villingen-Schwenningen | Einrichtung zur vereinzelung von aufzeichnungstraegern |
DE202006003137U1 (de) * | 2006-02-24 | 2007-07-12 | Mann+Hummel Gmbh | Filterrohrleitung |
US8506664B2 (en) | 2006-02-24 | 2013-08-13 | Mann +Hummel GmbH | Filter pipeline |
-
1979
- 1979-06-29 JP JP8950279U patent/JPS6039059Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS568838U (ja) | 1981-01-26 |
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