JPS6039037Y2 - ジエツトコ−スタ−等の走行遊戯装置における車輪装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 考案はジェットコースタ−等の走行遊戯装置における車
輪装置に関し、特にパイプレールを用い、途中で３６０
°回転する特殊なジェットコースタ−の車輪装置に関す
る。

パイプレールに沿って車体を安全確実にしかもかなりの
スピードをもって急カーブを走行せしめるには、車輪が
いかなる角に車体が傾斜した場合にもフィツトしていく
ことが給体に必要であり、本考案はかかる点に着目して
なされたものであり、その要旨とするところは車体シャ
ーシに固着された中実軸の端部に垂設された連結体の軸
芯に対して回動自在に前後方向枢支軸を枢支し、この前
後方向枢支軸に−・対の上下方向枢支軸の基部をそれぞ
れ回動自在に枢支させ、この一対の上下方向枢支軸の先
端部に上下方向枢支軸に対して回動自在に回転体を各別
に嵌装し、この回転体に各別にメーンホイール用連接体
、ガイドホイール用連接体およびアップホイール用連接
体を取着し、これら連接体に回転自在にメールホイール
、ガイドホイールおよびアップホイールを軸支したこと
を特徴とするジェットコースタ−等の走行遊戯装置にお
ける車輪装置に存する。

次に本考案の実施の一例を図面について説明する。

図中１は本考案に係る車輪装置であり、この車輪装置１
は車体シャーシ２の略中央下面に溶接された中実軸３の
先端に、その中実軸３と略垂直方向に設けられた連結体
４の先端にユニット式に設けられている。

この連結体４には車輪装置１の前後方向枢支軸５がその
略中央で軸受６を介して枢支され、車輪装置１を前後方
向に回動自在としている。

この前後方向枢支軸５は連結体４を嵌入する枢支孔部７
とその枢支孔部７の外壁面より直交方向に対向して連接
された一対の筒体８，８とを有している。

この筒体８，８にはその基部で端部にピン９を水平方向
に貫通させ枢支された上下方向枢支軸１０が備えられ、
車輪装置１を上下方向に回動自在としている。

更に筒体８外に突出した上下方向枢支軸１０の端部には
軸受１１を介して回動自在に嵌装された回転体１２が備
えられ、これによって車輪装置１を上下方向枢支軸１０
に対して回転自在としている。

この回転体１２には連結体１３を介してパイプレール１
４にその上方、側方、下方の三方向より当接するように
したメーンホイール１５，１５゜ガイドホイール１６，
１６、アップホイール１７よりなる車輪群１８が軸受１
９をもって枢支されている。

このメーンホイール１５．１５とアップホイール１７と
はその軸心が逆三角形になるように配設され、ノーンホ
イール１５下端とアップホイール１７上端との間隔はパ
イプレール１４の曲りによる間隔の変動を許容するよう
にパイプレール１４の直径よりも大きくなっている。

パイプレール１４の各種油り方に応じて前後方向枢支軸
５、上下方向枢支軸１０、回転体１２の連係作用をもっ
て各車輪群１８が常にパイプレール１４フイツトし、車
両が安定し安全な走行が保たれるようにしている。

車輪群１８の軸受室２０内には、軸受用潤滑油が収容さ
れており、ガイドホイール１６では通常潤滑油が下方に
溜まっているが、遊戯装置が３６００回転して宙返りす
るため軸受１９が下方に位置して潤滑油が供給される。

尚図中２１はクッション用ゴムスプリングである。

本考案は上述のように構成され、その動作を説明すると
、パイプレール１４の平面的な左右の曲り方には前後方
向枢支軸５をもって、パイプレール１４の上下の曲り方
には回転体１２をもって、ねじれたパイプレール１４に
あっては、各枢支軸５．１０及び回転体１２の連係作用
をもって対応でき、したがってパイプレール１４のどの
ような曲り方に対しても各車輪群１８を常にフィツトさ
せて、車両の安定した走行ができるものである。

本考案は車体シャーシに固着された中実軸の端部に垂設
された連結体の軸芯に対して回動自在に前後方向枢支軸
を枢支し、この前後方向枢支軸に一対の上下方向枢支軸
の基部をそれぞれ回動自在に枢支させ、この一対の上下
方向枢支軸の先端部に上下方向枢支軸に対して回動自在
に回転体を各別に嵌装し、この回転体に各別にメーンホ
イール用連接体、ガイドホイール用連接体およびアップ
ホイール用連接体を取着し、これら連接体に回転自在に
アップホイール、ガイドホイールおよびアップホイール
を軸支したので、一対のパイプレールの平行間隔のひず
み、各パイプレールのうねり等のパイプレールのどのよ
うな曲り方に対しても各ホイール群が応動するために、
ホイール群をレールにフィツトさせることができ、かな
りのスピードをもって急カーブさせる場合であっても無
理なくカーブが切れ、遊戯装置の走行上の安全が確実に
保持される。

このように本考案は優れた利点を有しており、本考案を
実施することはその実益的価値が甚だ大なるものがある
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るジェットコースタ−等の走行遊戯装
置における車輪装置を示すもので第１図は同車輪装置を
適用した走行遊戯装置の側面図、第２図は同乗物ボデー
をとった状態の平面図、第３図は同車輪装置の一部切欠
き正面図、第４図は同車輪装置の縦断面図である。 １・・・・・・車輪装置、２・・・・・・車体シャーシ
、３・・・・・・中央部、４・・・・・・連結体、５・
・・・・・前後方向枢支軸、６・・・・・・軸受、７・
・・・・・枢支孔部、訃・・・・・筒体、９・・・・・
・ピン、１０・・・・・・上下方向枢支軸、１１・・・
・・・軸受、１２・・・・・・回転体、１３・・・・・
・連接体、１４・・・・・・パイプレール、１５・・・
・・・メーンホイール、１６・・・・・・ガイドホイー
ル、１７・・・・・・アップホイール、１訃・・・・・
車輪群。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 車体シャーシに固着された中実軸の端部に垂設された連
   結体の軸芯に対して回動自在に前後方向枢支軸を枢支し
   、この前後方向枢支軸に一対の上下方向枢支軸の基部を
   それぞれ回動自在に枢支させ、この一対の上下方向枢支
   軸の先端部に上下方向枢支軸に対して回動自在に回転体
   を各別に嵌装し、この回転体に各別にメーンホイール用
   連接体、ガイドホイール用連接体およびアップホイール
   用連接体を取着し、これら連接体に回動自在にメールホ
   イール、ガイドホイールおよびアップホイールを軸支し
   たことを特徴とするジェットコースタ−等の走行遊戯装
   置における車輪装置。