JPS6039008Y2 - 足指指圧装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、足の各指部を個々に圧迫すると同時に指先
方向に引張ることのできる空気を利用した足指指圧装置
に関するものである。

古来より、足には、一般に呼ばれているツボが多くある
とされており、たとえば、鍼灸、指圧、ヨガ等いずれも
１経路Ｉ経穴、′ツボヨと言われるところ即ち、関節部
のくぼみ、皮膚神経が筋肉から現れる所及び神経の幹部
等を刺激することにより治療及び悼康増進をしようとす
るものであり、脚が疲れた時など足の裏側即ち、土踏ま
ずの部分を他人に踏んでもらうと脚の疲れがとれて気持
が良い等のことは広＜−・般に知られていることである
が、いずれも専門技術を必要としたり、他人の力を借り
なければできない等の制約があり、効果は知られている
が一般の日常生活においては容易に実施されないもので
あった。

本考案は、上記のような制約にとられれない即ち、自分
−人でも実施可能な足指の指圧器を提供することを目的
としたものであり、その構成を説明すれば、次の通りで
ある。

この考案は、足の各指部の周囲を覆う５個の空気室２・
・・・・・を有し、該の空気室２・・曲の内側に指先方
向に傾斜した硬質舌状圧迫片３を多数設け、上記空気室
２・・・・・・にそれぞれ連通ずる空気流通管？、 ８
． ９． １０． １１を設け、該空気流通管？、
８． ９． １０． １１に圧縮空気を送ったり放出し
たりして集中的に制御することのできる空気分配器１５
とポンプ１９とから形成され１、足の各指部をそれぞれ
個々に圧迫すると同時に指先方向に引張ることができる
ようにしたことを特徴とする足指指圧装置である。

この考案の足指指圧装置の一実施例を、図面について説
明すれは次の通りである。

ゴム、革及び、プラスチック等の合成樹脂より形成され
た硬質なるカバー１の内側に、ゴｔ、質等からなり足指
即ち、親指、人差指、中指、薬指及び小指の５本の指の
それぞれに合わせるように配設された５個の空気室２・
・・・・・を有し、該空気室２・・・・・・の内側に、
シリコン及びニトリル等のゴム材、牛革及び底革等の材
質のほか合成樹脂等の月質にとられれない指向硬度程度
の舌状圧迫片３が第１図のごとく足５の指先方向に傾斜
するように多数取着されている。

上記５個の空気室２・・・・・・には、それぞれ空気流
通管？、８，９，１０．１１が接続されており、これら
は空気分配器１５に接続され、該空気分配器１５は空気
連通管２０により逆止弁を有するポンプ１９と接続され
ているものである。

上記空気分配器１５には、上記ポンプ１９の圧縮空気を
それぞれの空気流通管？、８，９，１０．１１を介して
各空気室２・・・・・・に分配できるように回転式つま
み１６が回動可能に取着され、該つまみ１６と上記空気
流通管？、８，９．１０゜１１との間にそれぞれ空気放
出弁１８が配設されている。

その他に、上記実施例においては、上記カバー２の内側
にリング状の３個の甲部空気室４・・・を有し、上記空
気室２・・・・・・と同じく空気流通管１２゜１３．１
４より上記空気分配器１５と接続されている。

次に、上記カバー１にはバンド６を有し、該バンド６に
より足５とカバー１とが使用時において離れないように
するものである。

上記のような構成により、これを使用する時は、第１図
のように足５をカバー１の内側に挿入し、バンド６によ
り固定腰空気分配器１５の目盛１７と回転式つまみ１６
の選択により希望の所即ち、指部及び甲部の８個所の内
の１個所を決定し、ポンプ１９を手等により圧縮して生
じた圧縮空気を空気室２・・・・・・及び甲部空気室４
・・・の中の１個所に送り、希望の圧力たとえば、０．
５ｋｎｃｆｔから０．８ｋｇｃｒ＋ｆぐらいの圧力にな
れば、順次回転式つまみ１６を選択して上記の方法によ
り他の希望個所全部に実施するものであり、任意の時間
が経過すれば空気放出弁１８により、それぞれ大気圧に
戻すことができる足指指圧装置である。

上記使用において、たとえば足５の親指部の空気室２に
空気流通管７により圧縮空気が送り込まれると上記空気
室２が膨張し、該空気室２に取着された上記足５の親指
部を包むように接触している舌状圧迫片３が上記親指部
を上下より圧迫すると共に、指先方向に引張るように作
用し、上記空気室２の任意の圧力の変化により、上記舌
状圧迫片３の作用の強弱を、任意に変化できると共に、
上記親指部に単独に作動する空気放出弁１８により、上
記作用時間も任意とすることができるものである。

また上記使用において、足５の甲部空気室１２に圧縮空
気が送り込まれた場合の効果としては、一般に呼ばれて
いる青竹踏みの効果があるものである。

上記実施例は、本考案の一実施例にすぎず、足５に接触
して作用する部分即ち、甲部空気室１２．１３．１４及
び舌状圧迫片３の表面に小さな凸凹状の突起物を形成し
、作用効果の増大を期待したり、５本の指部を同時に圧
迫作用させる方法や、あるいは、圧力計を設けたり、ポ
ンプ１９の手動式にかえて小型のコンプレッサー等の機
械式にする方法等のように、上記実施例にとられれるも
のではない。

このように、本考案は、人間にとって重要な要部である
足の指部及び甲部を、特別の技術を必要としないで、指
圧的に圧迫できるものであり、末梢神経を刺激すると共
に、血液の循環を良くする等のマツサージ効果の高いも
のである。

【図面の簡単な説明】

図面は、この考案による足指指圧装置の一実施例を示す
ものであり、第１図は使用時においてカバーを断面にし
て横方向から見た側面図、第２図は第１図を足の裏方向
から見たカバーを断面にした底面図、第３図は空気分配
器及びポンプの斜視図である。 図面において、１はカバー、２は５個からなる指部の空
気室、３は舌状圧迫片、４はリング状からなる甲部空気
室、５は足、６はバンド、７は親指部用空気流通管、８
は人差指用空気流通管、９は中指用空気流通管、１０は
薬指用空気流通管、１１は小指用空気流通管、１２，１
３．１４は甲部用空気流通管、１５は空気分配器、１６
は回転式つまみ、１７は回転式つまみ設定用目盛、１８
は空気室２・・・・・・の圧縮空気を大気圧に戻すため
の空気放出弁、１９は圧縮空気発生用のポンプ、２０は
空気連通管を示すものである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 足の各指部の周囲を覆う５個の空気室２・・・・・・を
   有し、該空気室２・・・・・・の内側に指先方向に傾斜
   した硬質舌状圧迫片３を多数設け、上記空気室２・・・
   ・・・にそれぞれ連通ずる空気流通管？、 ８． ９
   ． １０．１１を設け、該空気流通管７． ８． ９．
   １０．１１に圧縮空気を送ったり放出したりして集中
   的に制御することのできる空気分配器１５とポンプ１９
   とから形成され、足の各指部をそれぞれ個々に圧迫する
   と同時に指先方向に引張ることができるようにしたこと
   を特徴とする足指指圧装置。