JPS6038654B2 - 水中の懸濁物濃度及び有機物指標測定法並びにその測定装置の検出部 - Google Patents
水中の懸濁物濃度及び有機物指標測定法並びにその測定装置の検出部Info
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- JPS6038654B2 JPS6038654B2 JP54031807A JP3180779A JPS6038654B2 JP S6038654 B2 JPS6038654 B2 JP S6038654B2 JP 54031807 A JP54031807 A JP 54031807A JP 3180779 A JP3180779 A JP 3180779A JP S6038654 B2 JPS6038654 B2 JP S6038654B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は糊水、河川水、海水、上下水道水、各種工場排
水等に含まれる懸濁物質濃度及びCOD、BOD、TO
C等の有機物指標を光学的手法により測定する方法に係
るものである。
水等に含まれる懸濁物質濃度及びCOD、BOD、TO
C等の有機物指標を光学的手法により測定する方法に係
るものである。
水中の懸濁物質濃度及びCOD、80D、TOC等の有
機物指標の測定は、従来より前者は重量法により、後者
は化学分析手法により測定されているが、近年迅速測定
の必要から光学的手法による測定が実施されている。
機物指標の測定は、従来より前者は重量法により、後者
は化学分析手法により測定されているが、近年迅速測定
の必要から光学的手法による測定が実施されている。
懸濁物質の濃度の光学的測定法は、懸濁物質の種類及び
状態が概ね一定の範囲にある場合、懸濁液に光を透過し
たときに、懸濁物に吸収及び散乱されることによる減衰
係数は概ね懸濁物質の濃度に比例する原理を用いている
ものである。
状態が概ね一定の範囲にある場合、懸濁液に光を透過し
たときに、懸濁物に吸収及び散乱されることによる減衰
係数は概ね懸濁物質の濃度に比例する原理を用いている
ものである。
しかしこれらの方法では可視光を使用している為綾存態
有機物の吸光に起因する誤差があり、測定値を不正確と
している。またこれらの測定装置の多くは卓上式のもの
が多く。孫水から計測までの時間変化により水中のある
がままの状態で計測できず、測定装置内で懸濁物の沈降
、変質を生じ、誤差の原因となっている。またフロー方
式による測定装置もあるが、これらの装置とても、途中
の配管中にスラィムを生じ、誤差を生じる結果となって
いる。水中濁度計と称して、水中に投入して測定する装
鷹も一部には市販され、上述の他の装贋の欠点は解決さ
れているが、光の波長に対する配慮がなく測定方式自身
が不充分である。一方COD、BOO、TOC等の有機
物指標は近年紫外吸光度法による装置により測定されて
いる。
有機物の吸光に起因する誤差があり、測定値を不正確と
している。またこれらの測定装置の多くは卓上式のもの
が多く。孫水から計測までの時間変化により水中のある
がままの状態で計測できず、測定装置内で懸濁物の沈降
、変質を生じ、誤差の原因となっている。またフロー方
式による測定装置もあるが、これらの装置とても、途中
の配管中にスラィムを生じ、誤差を生じる結果となって
いる。水中濁度計と称して、水中に投入して測定する装
鷹も一部には市販され、上述の他の装贋の欠点は解決さ
れているが、光の波長に対する配慮がなく測定方式自身
が不充分である。一方COD、BOO、TOC等の有機
物指標は近年紫外吸光度法による装置により測定されて
いる。
この装置は卓上又はフロー方式の装置である為前述のご
とき誤差を生じるものとなっており、かつ懸濁態有機物
と溶存態有機物の分離が考慮されていない不都合がある
。本発明の目的は、水中の懸濁物質濃度及び有機物指標
を連続的に、且つ精度よく測定する方法を提供するにあ
る。
とき誤差を生じるものとなっており、かつ懸濁態有機物
と溶存態有機物の分離が考慮されていない不都合がある
。本発明の目的は、水中の懸濁物質濃度及び有機物指標
を連続的に、且つ精度よく測定する方法を提供するにあ
る。
すなわち本発明に係る測定方法は「短波可視光、近紫外
光又は紫外光(以下単に紫外光という)、及び長波可視
光又は近赤外光(以下単に近赤外光という)による試料
中の懸濁物のみの頬衰係数As,及びAsoから、両減
衰係数の比Qを予め求めておき、試料層に近赤外光を透
過してその減衰係数AToを求め、当該減衰係数ATo
により試料中の懸濁物濃度を演算すると共に:試料層に
紫外光を透過してその減衰係数AT,を求め、当該減衰
係数AT,からト前記近赤外減衰係数AToに前記比Q
を乗じて得られる紫外光における懸濁物による減衰係数
相当量QA,oを差し引いた値A虹により、溶存態有機
物濃度を演算し;次に実績に基〈懸濁物中の有機物質含
有量の所定の比率yを前記の懸濁物濃度に乗じた値と、
前記の溶存態有機物濃度との合量を有機物指標としたこ
とを特徴とする。
光又は紫外光(以下単に紫外光という)、及び長波可視
光又は近赤外光(以下単に近赤外光という)による試料
中の懸濁物のみの頬衰係数As,及びAsoから、両減
衰係数の比Qを予め求めておき、試料層に近赤外光を透
過してその減衰係数AToを求め、当該減衰係数ATo
により試料中の懸濁物濃度を演算すると共に:試料層に
紫外光を透過してその減衰係数AT,を求め、当該減衰
係数AT,からト前記近赤外減衰係数AToに前記比Q
を乗じて得られる紫外光における懸濁物による減衰係数
相当量QA,oを差し引いた値A虹により、溶存態有機
物濃度を演算し;次に実績に基〈懸濁物中の有機物質含
有量の所定の比率yを前記の懸濁物濃度に乗じた値と、
前記の溶存態有機物濃度との合量を有機物指標としたこ
とを特徴とする。
従って本発明による測定法の第1の特徴は懸濁物質濃度
の測定を、溶存有機物による吸収が無視できる近赤外光
を試料層に透過し、その減衰係数により懸濁物質濃度を
演算することにより行うことである。本発明による測定
法の第2の特徴は熔存機有機物濃度の測定はその減衰が
大きい紫外光域で実施し、懸濁物質による吸収及び散乱
による減衰を補正し溶存有機物濃度を演算していること
である。本発明による測定法の第3の特徴は港存有機物
と懸濁物質中の有機物の合量により有機物指標を算出し
ていることである。次に、本発明による測定法を更に詳
細に説明する。
の測定を、溶存有機物による吸収が無視できる近赤外光
を試料層に透過し、その減衰係数により懸濁物質濃度を
演算することにより行うことである。本発明による測定
法の第2の特徴は熔存機有機物濃度の測定はその減衰が
大きい紫外光域で実施し、懸濁物質による吸収及び散乱
による減衰を補正し溶存有機物濃度を演算していること
である。本発明による測定法の第3の特徴は港存有機物
と懸濁物質中の有機物の合量により有機物指標を算出し
ていることである。次に、本発明による測定法を更に詳
細に説明する。
強さがLである単色光はこの光を吸収する溶存物質の濃
度がCg/1で層の長さが1仇の液層を通過し、物質に
よる吸収のために1という強さに弱められた時、その物
質の減衰係数A=a・c(但しaはその物質の吸光係数
)とすると、その滅小の割合はランバート・ベールの法
則により次式で示される。
度がCg/1で層の長さが1仇の液層を通過し、物質に
よる吸収のために1という強さに弱められた時、その物
質の減衰係数A=a・c(但しaはその物質の吸光係数
)とすると、その滅小の割合はランバート・ベールの法
則により次式で示される。
1=L・e−a・1・c:1。
e−N …・・・m○}式はまた■式の如く変形される
。A=÷舷士 肌■ 懸濁物質によっても光が吸収散乱されるが、懸濁物質の
性状が概ね一定の範囲にあるときは光を吸収する溶存物
質と同様に概ねランバート・ベールの法則が成立すると
されている。
。A=÷舷士 肌■ 懸濁物質によっても光が吸収散乱されるが、懸濁物質の
性状が概ね一定の範囲にあるときは光を吸収する溶存物
質と同様に概ねランバート・ベールの法則が成立すると
されている。
従って測定すべき懸濁物質及び漆存物質の標準的なもの
について、それらの濃度と減衰係数の関係を測定し、予
め相関図表(一般に直線である。を作成しておき、試料
の減衰係数を測定しこれと比較することにより、その試
料の懸濁物質又は港存物質の濃度を推定することは最近
の光透過法に盛んに使用されている。この発明の方法に
おいては波長20仇m〜50仇mの短波可視光又は近紫
外、紫外光領域及び波長55仇m〜80仇mの長波可視
光又は近赤外光領域の2種の光東を試料水に透過せしめ
る。
について、それらの濃度と減衰係数の関係を測定し、予
め相関図表(一般に直線である。を作成しておき、試料
の減衰係数を測定しこれと比較することにより、その試
料の懸濁物質又は港存物質の濃度を推定することは最近
の光透過法に盛んに使用されている。この発明の方法に
おいては波長20仇m〜50仇mの短波可視光又は近紫
外、紫外光領域及び波長55仇m〜80仇mの長波可視
光又は近赤外光領域の2種の光東を試料水に透過せしめ
る。
波長^oの近赤外光及び波長^,の紫外光を試料層を透
過した場合の減衰係数をそれぞれATo及びAT,とす
る。
過した場合の減衰係数をそれぞれATo及びAT,とす
る。
減衰係数ATo及びAr,には勿論水自身及び装置等に
よる減衰は含まれてなく、■式の如く懸濁物質、溶存物
質によるものである。また波長入0及び入1の光を透過
した場合の懸濁物質及び溶存有機物の減衰係数をそれぞ
れAs仇 As,(吸収散乱の合計。)及びAdo、A
d,(吸収)とする次式が成立する。A,o=Aso+
Ado ……‘31An=As,十A
d. ……{4ーしかして〜湖水、
河川水、海水、上下道水、各種量業排水等に含まれる溶
存態有機物は通常55仇m〜80瓜mの波長範囲では吸
光が無視できる。
よる減衰は含まれてなく、■式の如く懸濁物質、溶存物
質によるものである。また波長入0及び入1の光を透過
した場合の懸濁物質及び溶存有機物の減衰係数をそれぞ
れAs仇 As,(吸収散乱の合計。)及びAdo、A
d,(吸収)とする次式が成立する。A,o=Aso+
Ado ……‘31An=As,十A
d. ……{4ーしかして〜湖水、
河川水、海水、上下道水、各種量業排水等に含まれる溶
存態有機物は通常55仇m〜80瓜mの波長範囲では吸
光が無視できる。
従って(3)式はA,。
ニAso “””{5}とな
るので「測定減衰係数を基準減衰係数−懸濁物濃度線と
照合し、懸濁物濃度を演算することができる。懸濁物質
を含む水に光を透過した場合、吸収、散乱により光を弱
める懸濁物質の減衰係数は懸濁物質の性状が一定ならば
一定波長に対して概ね一定であり、従って入1の波長の
光における減衰係数As,と入oの波長の光における減
衰係数As。
るので「測定減衰係数を基準減衰係数−懸濁物濃度線と
照合し、懸濁物濃度を演算することができる。懸濁物質
を含む水に光を透過した場合、吸収、散乱により光を弱
める懸濁物質の減衰係数は懸濁物質の性状が一定ならば
一定波長に対して概ね一定であり、従って入1の波長の
光における減衰係数As,と入oの波長の光における減
衰係数As。
の比は一定と見級すことができる。A3,/As。
=Q ・・・・・・【6}そこで予め
基準となるべき懸濁物を含む水について懸濁物による減
衰係数As.及びAs。よりQを求めておく。試料に紫
外光(波長入,)を透過すれば減衰係数は前述の如く【
4ー式の如くなるbAT,=As,十Ad,
……【4}しかして、Adl=An−QA丁
。
基準となるべき懸濁物を含む水について懸濁物による減
衰係数As.及びAs。よりQを求めておく。試料に紫
外光(波長入,)を透過すれば減衰係数は前述の如く【
4ー式の如くなるbAT,=As,十Ad,
……【4}しかして、Adl=An−QA丁
。
……【7}となる。従って試料層に紫
外光を透過し、その減衰係数AT,を測定し、近赤外減
衰係数A,oに比Qを案じて得られる紫外光における懸
濁物による減衰係数相当量を算出し、これをAT.より
差引いた値が溶存有機物濃度に対応する減衰係数になる
のでこの値を基準減衰係数一落存有機物濃度線と照合し
溶存有機物濃度を演算する。
外光を透過し、その減衰係数AT,を測定し、近赤外減
衰係数A,oに比Qを案じて得られる紫外光における懸
濁物による減衰係数相当量を算出し、これをAT.より
差引いた値が溶存有機物濃度に対応する減衰係数になる
のでこの値を基準減衰係数一落存有機物濃度線と照合し
溶存有機物濃度を演算する。
また連続測定の対象とされる試料水中の懸濁物質は性状
が概ね一定なので、懸濁物中の有機物費含有量の比率ッ
は概ね一定と見倣すことができる。
が概ね一定なので、懸濁物中の有機物費含有量の比率ッ
は概ね一定と見倣すことができる。
従って有機物指標として示される有機物濃度(0.1)
は溶存有機物濃度(01f)と懸濁物質として含まれる
有機物濃度(01p)との合量として示されるので、■
式が成立する。式中SSは懸濁物質濃度である。01:
01f十01p=01f+oy・SS .・・.・
.【8}以上の如くして本発明の方法により水中の懸濁
物質濃度及び有機物指標を測定することができる。
は溶存有機物濃度(01f)と懸濁物質として含まれる
有機物濃度(01p)との合量として示されるので、■
式が成立する。式中SSは懸濁物質濃度である。01:
01f十01p=01f+oy・SS .・・.・
.【8}以上の如くして本発明の方法により水中の懸濁
物質濃度及び有機物指標を測定することができる。
懸濁物質及び綾存有機物による検量線は対象とされる懸
濁物質及び溶存有機物の標準的なものについて予め求め
ておくが、これは一般の現場用透過光方式による分析に
多く用いられている手段で、これらの試料水の源が決っ
ており、連続して測定される場合は誤差は少ない。また
状況が変化した場合、または或る期間経過後、例えば周
期的に、基準検量線からのずれをチェックすることによ
り精度の向上をはかれるとともに逆にこのずれを利用し
て性状の変化を検知することが出来る。本発明の方法に
おいては、更に懸濁物中の有機物質含有量の比率を実績
値を基として一定と見倣して取扱っているが、これも前
述と同様に基準険童線からのずれをチェックすることに
より精度の向上をはかるとともに逆にこのずれを利用し
て性状の変化を検知することができる。更に本発明の方
法においては、近赤外光における溶存態有機物による吸
収を無視し、減衰係数の比Qを一定と見倣しているが、
これによる誤差は極めて少ない。
濁物質及び溶存有機物の標準的なものについて予め求め
ておくが、これは一般の現場用透過光方式による分析に
多く用いられている手段で、これらの試料水の源が決っ
ており、連続して測定される場合は誤差は少ない。また
状況が変化した場合、または或る期間経過後、例えば周
期的に、基準検量線からのずれをチェックすることによ
り精度の向上をはかれるとともに逆にこのずれを利用し
て性状の変化を検知することが出来る。本発明の方法に
おいては、更に懸濁物中の有機物質含有量の比率を実績
値を基として一定と見倣して取扱っているが、これも前
述と同様に基準険童線からのずれをチェックすることに
より精度の向上をはかるとともに逆にこのずれを利用し
て性状の変化を検知することができる。更に本発明の方
法においては、近赤外光における溶存態有機物による吸
収を無視し、減衰係数の比Qを一定と見倣しているが、
これによる誤差は極めて少ない。
但しQ値は懸濁物により変る虜れがあるのでこれも基準
検量線からのずれを時々チェックすることにより精度の
向上をはかれるとともに逆にそのづれを利用して性状の
変化を検知することができる。本発明の方法により測定
される項目は全有機物含有量(TOC)、化学的酸素要
求量(COD)、生化学的酸素要求量(80D)等の有
機物指標であり、計測対象水の減衰係数と各有機物指標
の関係を前述の方法で予め求めておくことにより計測さ
れる。
検量線からのずれを時々チェックすることにより精度の
向上をはかれるとともに逆にそのづれを利用して性状の
変化を検知することができる。本発明の方法により測定
される項目は全有機物含有量(TOC)、化学的酸素要
求量(COD)、生化学的酸素要求量(80D)等の有
機物指標であり、計測対象水の減衰係数と各有機物指標
の関係を前述の方法で予め求めておくことにより計測さ
れる。
次に本発明の方法を実施する装置の一例を第1図の構成
図に基いて述べる。
図に基いて述べる。
この装置は水中に投入して測定を行うものであり、符号
1〜11を含む部分は符号6〜7間を除いて水密とされ
てある。1は光源の水銀ランプで、電源19に、指示操
作部18を通り電線で連結されてある。
1〜11を含む部分は符号6〜7間を除いて水密とされ
てある。1は光源の水銀ランプで、電源19に、指示操
作部18を通り電線で連結されてある。
水銀ランプ1よりの光は干渉フィル夕2を通り、投光側
レンズ系2Aにて細い平行光東にされる。干渉フィル夕
2は指示操作部18からの信号によりフィル夕‐切襖装
置4で切換えられ、これを通過した光は30則皿又は6
7仇mの波長の光束となる。またフィル夕2を通過した
光は光源強度検出器3により計測され電気量に変換され
る。平行光東は出射窓6から水中に照射され、水中で各
種の減衰を受け入射窓7より入射される。集光レンズ系
9A及び外光遮蔽用ピンホール9を通った平行光東だけ
が測定光検出器10に入射し、電気量に変換される。平
行光東を細くいまり、光学系で平行性を高めてある為、
受光側のピンホールを通ってくる光は外乱光(通常平行
光東の光軸とは平行でない。)の入射をカットすること
ができ、野外でもカバー等を付けずに水中に投入しても
何等支障がなく、計測水をあるがままの状態で計測する
ことができる。光検出器3及び1川こよって計測された
光量は電気量に変換されたプリアンプ5及び10で増中
され、メインアンプ12及び13を通り割算回路14で
単位光源光強度当りの測定強度lw入に変換され(1^
入も同様に求められるが、これは大気中に装置をおいて
予め求めておき、次に述べる演算回路に他の定数と共に
記憶させておくものとする。
レンズ系2Aにて細い平行光東にされる。干渉フィル夕
2は指示操作部18からの信号によりフィル夕‐切襖装
置4で切換えられ、これを通過した光は30則皿又は6
7仇mの波長の光束となる。またフィル夕2を通過した
光は光源強度検出器3により計測され電気量に変換され
る。平行光東は出射窓6から水中に照射され、水中で各
種の減衰を受け入射窓7より入射される。集光レンズ系
9A及び外光遮蔽用ピンホール9を通った平行光東だけ
が測定光検出器10に入射し、電気量に変換される。平
行光東を細くいまり、光学系で平行性を高めてある為、
受光側のピンホールを通ってくる光は外乱光(通常平行
光東の光軸とは平行でない。)の入射をカットすること
ができ、野外でもカバー等を付けずに水中に投入しても
何等支障がなく、計測水をあるがままの状態で計測する
ことができる。光検出器3及び1川こよって計測された
光量は電気量に変換されたプリアンプ5及び10で増中
され、メインアンプ12及び13を通り割算回路14で
単位光源光強度当りの測定強度lw入に変換され(1^
入も同様に求められるが、これは大気中に装置をおいて
予め求めておき、次に述べる演算回路に他の定数と共に
記憶させておくものとする。
15の演算回路で次式の如く減衰係数A?の型に演算さ
れる。
れる。
AT=÷・nk入1^入,声;W^ …‐‐‐‘9
11^入・・・空気中における単位光源光強度当りの測
定光強度1w入・・・水中における単位光源光強度当り
の測定光強度1・・・・・・光機長 Aw入・・・波長入の光の水自身による減衰係数(既知
)K入・・…・レンズ系による補正係数 フィルターの切襖によりATo、AT,がそれぞれ求め
られる。
11^入・・・空気中における単位光源光強度当りの測
定光強度1w入・・・水中における単位光源光強度当り
の測定光強度1・・・・・・光機長 Aw入・・・波長入の光の水自身による減衰係数(既知
)K入・・…・レンズ系による補正係数 フィルターの切襖によりATo、AT,がそれぞれ求め
られる。
この2つの値及び係数入力用バーニアダィアル16から
入力される各種係数により演算回路15にて演算を行い
、懸濁物質濃度及び溶存有機物指標、有機物指標の出力
17が得られる。8は光路長変更筒であり、簡単に光路
長(出射窓6、入射窓7間の距離)を変更することがで
きる。
入力される各種係数により演算回路15にて演算を行い
、懸濁物質濃度及び溶存有機物指標、有機物指標の出力
17が得られる。8は光路長変更筒であり、簡単に光路
長(出射窓6、入射窓7間の距離)を変更することがで
きる。
これにより試料水中の懸濁物質等の濃度に応じて適切な
光路長をとることができる。次に上述の測定方法及び測
定装置を用いて下水排水の懸濁物濃度、溶存態有機物指
標及び有機物指標について測定した結果に基づいて本発
明に係る測定方法の効果を説明する。
光路長をとることができる。次に上述の測定方法及び測
定装置を用いて下水排水の懸濁物濃度、溶存態有機物指
標及び有機物指標について測定した結果に基づいて本発
明に係る測定方法の効果を説明する。
なお、ここでは光東の波長は42則m及び69仇mの2
つを使用している。第2図は近赤外光(a=69仇m)
の減衰係数AT。
つを使用している。第2図は近赤外光(a=69仇m)
の減衰係数AT。
と懸濁物濃度SSとの関係を示したグラフであり、この
線図は減衰係数ATo=a′・SS(但し、a′=定数
と見なしたときの検量線である。このグラフから懸濁物
濃度SSと減衰係数AToとの間にはきわめて良好な直
線関係があることがわかる。従って、試料水の懸濁物濃
度SSを分析しなくとも、減衰係数A7oを計測するだ
けで懸濁物濃度SSの値を正確に求めることができる。
第3図は減衰係数AT。
線図は減衰係数ATo=a′・SS(但し、a′=定数
と見なしたときの検量線である。このグラフから懸濁物
濃度SSと減衰係数AToとの間にはきわめて良好な直
線関係があることがわかる。従って、試料水の懸濁物濃
度SSを分析しなくとも、減衰係数A7oを計測するだ
けで懸濁物濃度SSの値を正確に求めることができる。
第3図は減衰係数AT。
と懸濁態有機物指標との関係を示したグラフであり、こ
の線図は減衰係数AT。=b・(懸濁態有機物指標)と
見なしたときの検量線である。(但し、b=定数)ここ
では懸濁態有機物指標として懸濁態のCOD,80D,
TOC(以下CODP,BODP,POCという)をと
っている。この検量線もきわめて良好な相関関係を有し
ており、減衰係数AToを測定するだけで試料中の懸濁
態有機物指標(CODP,BODP,POC)を求める
ことができる。溶存態有機物指標については前記{7}
式のAd,=C・(溶有態有機物指標)とみなし(但し
、C=定数)、溶存態有機物指標として溶存態のCOD
,BOD,TOC(以下CODd,BOOd,DOCと
いう)を取り出すための重回帰式を次のとおり算出した
。
の線図は減衰係数AT。=b・(懸濁態有機物指標)と
見なしたときの検量線である。(但し、b=定数)ここ
では懸濁態有機物指標として懸濁態のCOD,80D,
TOC(以下CODP,BODP,POCという)をと
っている。この検量線もきわめて良好な相関関係を有し
ており、減衰係数AToを測定するだけで試料中の懸濁
態有機物指標(CODP,BODP,POC)を求める
ことができる。溶存態有機物指標については前記{7}
式のAd,=C・(溶有態有機物指標)とみなし(但し
、C=定数)、溶存態有機物指標として溶存態のCOD
,BOD,TOC(以下CODd,BOOd,DOCと
いう)を取り出すための重回帰式を次のとおり算出した
。
CODd=3.74ん,−6.6私To ・・・
・・・(10)BODd=2,4*T,−4.32AT
o ……(11)比℃こ7.47ん,−13.
23ATo ……(12)相関係数は式(10
)が「0.96」・式(11)及び(12)が「0.擬
一と良好な相関関係を示し、減衰係数A… AToを計
測するだけで、試料中の溶存態有機物指標(CODd,
80Dd,DOC)を求めることができる。
・・・(10)BODd=2,4*T,−4.32AT
o ……(11)比℃こ7.47ん,−13.
23ATo ……(12)相関係数は式(10
)が「0.96」・式(11)及び(12)が「0.擬
一と良好な相関関係を示し、減衰係数A… AToを計
測するだけで、試料中の溶存態有機物指標(CODd,
80Dd,DOC)を求めることができる。
第4図、第5図及び第6図はそれぞれ上記各種検量線か
ら求めた懸濁態有機物指標(COOP,80CP,PO
C)、溶存態有機物指標(CODd,800d.DOC
)、有機物指標(COD,80D,TOC)と化学分析
値との関係を示したグラフであり、これらのグラフから
減衰係数A↑.,AToを測定することにより、算出し
た各種有機物指標濃度と化学分析値とは良好な1対1−
の対応を示していることが確認できる。
ら求めた懸濁態有機物指標(COOP,80CP,PO
C)、溶存態有機物指標(CODd,800d.DOC
)、有機物指標(COD,80D,TOC)と化学分析
値との関係を示したグラフであり、これらのグラフから
減衰係数A↑.,AToを測定することにより、算出し
た各種有機物指標濃度と化学分析値とは良好な1対1−
の対応を示していることが確認できる。
以上のように本発明に係る測定方法によれば紫外及び近
赤外の減衰係数を正確に計測することにより、水中の懸
濁物濃度及び各種有機物指標の測定が可能となっている
。
赤外の減衰係数を正確に計測することにより、水中の懸
濁物濃度及び各種有機物指標の測定が可能となっている
。
本発明は以上の如く構成されているので、湖水、河川水
、海水、上下水道水、各種工場排水等に含まれる懸濁物
質濃度及び各種有機物指標を簡単に連続的に測定するこ
とができ、しかもその精度は実用上支障ない程度に充分
高いので産業上の利用価値が大である。
、海水、上下水道水、各種工場排水等に含まれる懸濁物
質濃度及び各種有機物指標を簡単に連続的に測定するこ
とができ、しかもその精度は実用上支障ない程度に充分
高いので産業上の利用価値が大である。
第1図は本発明の方法を実施する装置の一例の構成図、
第2図はAToと懸濁物濃SSとの関係を示すグラフ、
第3図はAToと懸濁態有機物指標との関係を示すグラ
フ、第4図はCOD測定値とCOD分析値との関係を示
すグラフ、第5図はBOD測定値とBOD分析値との関
係を示すグラフ、第6図はTOC測定値とTOC分析値
との関係を示すグラフである。 図面において1は水銀ランプ、2は干渉フィルター、3
は光源光強度検出器、6は出射窓、7は入射窓、8は光
路長変更筒、9はビンホール、I川ま測定光検出器であ
る。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
第2図はAToと懸濁物濃SSとの関係を示すグラフ、
第3図はAToと懸濁態有機物指標との関係を示すグラ
フ、第4図はCOD測定値とCOD分析値との関係を示
すグラフ、第5図はBOD測定値とBOD分析値との関
係を示すグラフ、第6図はTOC測定値とTOC分析値
との関係を示すグラフである。 図面において1は水銀ランプ、2は干渉フィルター、3
は光源光強度検出器、6は出射窓、7は入射窓、8は光
路長変更筒、9はビンホール、I川ま測定光検出器であ
る。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図
Claims (1)
- 1 短波可視光、近紫外光又は紫外光(以下単に紫外光
という)、及び長波可視光又は近赤外光(以下単に近赤
外光という)による試料中の懸濁物のみの減衰係数A_
S_1及びA_S_0から、両減衰係数の比αを予め求
めておき: 試料層に近赤外光を透過してその減衰係数
A_T_0を求め、当該減衰係数A_T_0により試料
中の懸濁物濃度を演算すると共に、 試料層に紫外光を
透過してその減衰係数A_T_1を求め、当該減衰係数
A_T_1から、前記近赤外減衰係数A_T_0に前記
比aを乗じて得られる紫外光における懸濁物による減衰
係数相当量aA_T_0を差し引いた値Ad_1により
、溶存態有機物濃度を演算し:次に 前記の懸濁物濃度
に、懸濁物中の有機物質含有量の所定の比率γを乗じた
値と前記の溶存態有機物濃度との合量を有機物指標とす
る: 水中の懸濁物の濃度及び有機物指標測定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54031807A JPS6038654B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 水中の懸濁物濃度及び有機物指標測定法並びにその測定装置の検出部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54031807A JPS6038654B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 水中の懸濁物濃度及び有機物指標測定法並びにその測定装置の検出部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55124069A JPS55124069A (en) | 1980-09-24 |
JPS6038654B2 true JPS6038654B2 (ja) | 1985-09-02 |
Family
ID=12341355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54031807A Expired JPS6038654B2 (ja) | 1979-03-20 | 1979-03-20 | 水中の懸濁物濃度及び有機物指標測定法並びにその測定装置の検出部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038654B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103792188A (zh) * | 2014-01-16 | 2014-05-14 | 陕西正大环保科技有限公司 | 一种油田回注水的水质监测装置 |
JP2016161359A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 紀本電子工業株式会社 | 光学的手法による浮遊粒子状物質測定装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02296135A (ja) * | 1989-05-10 | 1990-12-06 | Kirin Brewery Co Ltd | 浮遊植物カルス量自動測定装置 |
CN103398953A (zh) * | 2013-08-14 | 2013-11-20 | 中山欧麦克仪器设备有限公司 | 一种远距离遥控的污泥浓度检测仪 |
WO2017175261A1 (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 濁度検出装置、濁度検出方法及び液中検査装置 |
JP6145728B1 (ja) * | 2016-04-04 | 2017-06-14 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 液中検査装置及び液中検査方法 |
CN107337238B (zh) * | 2017-03-29 | 2022-10-21 | 宁波方太厨具有限公司 | 一种净水器 |
-
1979
- 1979-03-20 JP JP54031807A patent/JPS6038654B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103792188A (zh) * | 2014-01-16 | 2014-05-14 | 陕西正大环保科技有限公司 | 一种油田回注水的水质监测装置 |
JP2016161359A (ja) * | 2015-02-27 | 2016-09-05 | 紀本電子工業株式会社 | 光学的手法による浮遊粒子状物質測定装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55124069A (en) | 1980-09-24 |
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