JPS6038576A - 真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫 - Google Patents

真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫

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JPS6038576A
JPS6038576A JP14636783A JP14636783A JPS6038576A JP S6038576 A JPS6038576 A JP S6038576A JP 14636783 A JP14636783 A JP 14636783A JP 14636783 A JP14636783 A JP 14636783A JP S6038576 A JPS6038576 A JP S6038576A
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JP
Japan
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vacuum drying
refrigerator
drying
vacuum
freezer
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JP14636783A
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博樹 吉川
坂爪 秋郎
泰孝 野口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫に係り、特に、
真空乾燥食品を作るのに好適な真空乾燥機能付き冷凍冷
蔵庫に関するものである。
〔発明の背景〕
真空乾燥とは、液体もしくは水分を含んだ物質を、冷凍
装置等で凍結させて固形物と氷の2相状態としたのち、
これを低温で真空中において必要な昇華熱を与えること
により、氷の部分を昇華させ固形物だけの無水物に近い
乾燥状態にする乾燥方法である。
通常の加熱乾燥では、水分の蒸発は表面からのみ行なわ
れ、殆んどの場合、物質表面が収縮硬化を起こし、物質
内部の水分の拡散が十分性なわれないため、最終含水率
は10%以上となるのが普通である。これに対し、前記
真空乾燥では、水部分のみが昇華するため、被乾燥物質
はスポンジ状となり、氷の昇華は物質内部まで速やかに
行なわれ、昇路含水率は1〜2%と極めて低くすること
が可能である。また、低温で乾燥させるため品質の低下
がなく、特に、空気のない真空下であるため酸化の心配
もない。
このようにして真空乾燥された物質は、スポンジ状(多
孔質)であり表面の収縮硬化が伴ってないため、水や湯
につけると乾燥により失なっていた水分を速やかに吸収
して乾燥前と殆んど差がない状態に復元することができ
る。このため、現在いろいろな分野で応用されているか
特に食品への応用が注目されているものである。
真空乾燥食品は1食品中の水分がないため。
かび、バクテリアなどの微生物による腐敗、変質等が少
なく、貯蔵性に優れ、また重量が軽いことから輸送性に
、更に復元が速いことから簡便性に優れており、ピクニ
ック、旅行等のレジャー食、地震、災害時の非常食、お
よび不意の来客のもてなし食として有望である。
以上のような真空乾燥食品を製造するために。
従来第1図に示すような真空乾燥装置が使われている。
第1図は、真空乾燥装置を示す略示図である。
この第1図において、1は乾燥室であり、この乾燥室1
の内部に凍結済みの被乾燥食品をのせる棚2と、氷の昇
華熱を供給するヒータ6とが設けられている。
該乾燥室1内の空気は、蒸気凝縮室5を通して真空ポン
プ4によって真空状態に引く事ができる構造となってお
り、前記蒸気凝縮室5内には蒸気凝縮器6が設けられて
いる。この蒸気凝縮器6は、被乾燥食品の氷から昇華し
て生じる水蒸気を除くためのものである。この蒸気凝縮
器6がないと乾燥室1中に水蒸気圧が生じ、昇華の妨げ
となり、前記被乾燥食品が乾燥しなくなる。そこで、蒸
気凝縮器6は、被乾燥食品の温度より低温に保つ必要か
ら1通常、第1図に示すような冷凍サイクルにより冷却
されている。
すなわち、7は圧縮機であり、この圧縮機7で圧縮され
た高温高圧ガス冷媒は、凝縮器8で凝縮し、高圧液冷媒
となる。次に減圧器9で減圧されて低温2相冷媒となり
、前記蒸気凝縮器6で蒸発して、この蒸気凝縮器6を冷
却したのち。
圧縮機7へ戻って循環するというサイクルを繰り返す。
以上、現状技術による真空乾燥装置の説明をしたが、現
段階ではその殆んどが工業ペースのものであり、処理能
力も数トン−数十トンと大きなものばかりである。した
がって真空乾燥させる前処理である凍結も別の装置で行
ない、それぞれが専用機として設計されている。
上述したように、真空乾燥食品は、レジャー食、もてな
し食等に利用されることから、家庭で容易に真空乾燥が
可能となれば、真空乾燥食品自体が個性的となり、その
利用は更に拡大すると思われる。しかし、従来技術では
1価格。
大きさ、操作性などに問題があって、家庭で真空乾燥食
品を容易に作ることができる真空乾燥装置は皆無であっ
た。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した従来技術の問題点を解決して、現在
家庭用として普及している冷凍冷蔵庫の冷凍サイクルを
使用することによ、す、家庭で真空乾燥食品を容易に作
ることができる。真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の提供を
、その目的とするものである。
〔発明の概要〕 本発明に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の構成は、冷
凍室と冷蔵室とを有し、被乾燥食品を収納するだめの、
加熱源を具備した乾燥室と。
この乾燥室と一体にもしくはこれと接続して。
蒸気凝縮器を具備した蒸気凝縮室とを前記冷蔵。
室内に設け、庫外に前記乾燥室および蒸気凝縮。
室を真空にする真空ポンプを設け、前記冷凍室と冷蔵室
とを冷却する冷凍冷蔵サイクルと並列に、前記蒸気凝縮
器を通る真空乾燥用サイクルを設け、冷凍冷蔵モードと
真空乾燥モードとを切換えることができるスイッチを設
け、真空乾燥食品を作るときには、前記乾燥室内に被乾
燥食品を収納し、@記スイッチで真空乾燥モードに切換
えることにより、冷媒を前記真空乾燥用。
サイクルへ流し、前記真空ポンプを駆動し、前記加熱源
によって前記被乾燥食品の氷の部分を昇華させ、この昇
華によって生じた水蒸気を前記蒸気凝縮器によって除去
するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下不発明を実施例によって説明する。
第2図は1本発明の第1の実施例に係る真空乾燥機能付
き冷凍冷蔵庫の略示断面図、第6図は、第2図に係る真
空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫のサイクル構成図、第4図は
、第2図に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫のシステム
・フロー図、第5図は、第4図におけるマイコン内の処
理を説明するためのゼネラル・フロー図、第6図は、第
2図に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の典型的な真空
乾燥経過曲線図であり、各図において同一番号を付した
ものは同一部分である。
第2図において、10は、真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫
の箱体、11は、この箱体10内を冷凍室12と冷蔵室
13とに仕切るためのFR仕切板であり、このFR仕切
板11の冷蔵室15側には、冷凍冷蔵モードと真空乾燥
モードとを切換えることができるスイッチ42(第4図
参照)が設けられている。14は冷媒を圧縮するための
圧縮機、15は、この圧縮機14によって圧縮された高
圧ガス冷媒を凝縮する凝縮器、16は、蒸発器用減圧器
30(第3図参照)で減圧されたのちの液冷媒を蒸発さ
せて庫内空気を冷却させるための蒸発器。
17は、この蒸発器16で冷却した空気を冷凍室12へ
吹き出す送風機、18は冷凍室12の扉、19は冷蔵室
16の扉、20は、乾燥室、21は、気密性の乾燥室扉
、22は、被乾燥食品(図示せず)をの七る棚、46は
、乾燥室20内に設けられ、被乾燥食品の氷の部分を昇
華させることができる加熱源に係る加熱ヒータ、24は
、乾燥室20に接続して設けられた蒸気凝縮室、25は
、この蒸気凝縮室24内に設けられ、前記昇華によって
生じた水蒸気を凝縮して除去することができる蒸気凝縮
器26は、庫外底部に設けられ、乾燥室20内を真空に
する真空ポンプ、27は1箱体10.圧縮機14および
真空ポンプ26を保持する冷凍冷蔵庫ベースである。
第5図において、69は、冷凍室12と冷蔵室16とを
冷却する冷凍冷蔵サイクル、40は、この冷凍冷蔵サイ
クル69と並列に設けられ、蒸気凝縮器25を通る真空
乾燥用サイクルである。前記冷凍冷蔵サイクル39につ
いて詳述すると、この冷凍冷蔵サイクル59は、圧縮機
14.凝縮器15を通り1分岐点Aを過ぎて冷凍冷蔵用
二方弁28.蒸発器用減圧器60.蒸発器16を経て圧
縮機14へ戻るサイクルである。一方、前記真空乾燥用
サイクル40は、前記分岐点Aから分岐して、乾燥用二
方弁29.蒸気凝縮器用減圧器56.蒸気凝縮器25を
経て圧縮jjA14へ戻るサイクルである。
第4図において、41は、真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫
に内蔵された。システム制御用のマイコンでアリ、この
マイコン41へは、冷凍室温度T145・冷蔵室温度T
r44.被乾燥食品温度Td45およびスイッチ42が
冷間冷蔵モードか真空乾燥モードかの情報が入力され、
これらの情報を処理(詳細後述)して、冷凍冷蔵サイク
ル69.真空乾燥用サイクル40.真空ポンプ26.加
熱ヒータ46.およびスイッチ42(乾燥終了と判断し
た場合には、スイッチ42を冷凍冷蔵モードへ切換える
)を制御するものである。
このように構成した真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の動作
を説明する。
冷蔵室16の扉19および乾燥室扉21を開いて乾燥室
20内へ、冷凍室12内で凍結された被乾燥食品を入れ
る。このとき、被乾燥食品を乾燥室20内の棚22上に
、できる限り広げて置くようにすれば、乾燥時間を短く
することができる。そして、乾燥室扉21を閉め、スイ
ッチ42を真空乾燥モードに切換える。このとき、後述
するマイコン41による制御によって、冷凍室12もし
くは冷凍室15の温度が所定の温度(通常、冷凍室12
は一181ff、冷蔵室15は5で)よりも高く、冷凍
冷蔵サイクル59が働いておれば、冷凍室12および冷
蔵室15の温度が前記所定温度以下になるまで冷凍冷蔵
運転を続け、所定温度以下になった段階で真壁乾燥運転
を開始するようになっている。
すなわち、第5図のゼネラル・フロー図に示すように、
真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の運転を開始(47は運転
開始点)すると、マイコン41の処理開始点48を通り
、冷凍室温度Tf45および冷蔵室温度Tr44がそれ
ぞれの設定温度Tfo。
rro よりも高いか高くないかを比較する温度比較部
49へ至り、T/>7’10もしくはTr > Tro
のときは、冷凍冷蔵サイクル59を動作させるための信
号50を出力し、処理開始点48へ戻る。この信号50
が出力した場合には、この信号50によって圧縮機14
および冷凍冷蔵用二方弁28を動作させるパワーリレー
(図示せず)が駆動され、圧縮機14で圧縮された冷媒
が凝縮器15で凝縮され、冷凍冷蔵用二方弁28を経て
蒸発器用減圧器50で減圧され、蒸発器16で蒸発して
これを冷却し、圧縮機14へ戻るというサイクルを動作
させる。一方、Tf≦Tfo且つTr≦rraのときは
、スイッチ42によって冷凍冷蔵モードから真空乾燥モ
ードに切換えられているか否かを判断するモード判断部
51へ至る。このモード判断部51で、真空乾燥モード
であると判定すれば、真空乾燥用サイクル40.真空ポ
ンプ26および加熱ヒータ46を動作させるための信号
52を出力するが、冷凍冷蔵モードのままであると判定
すれば処理開始点48へ戻る。前記信号52が出力した
場合には、この信号52によちて圧縮機14.乾燥用二
方弁29.真空ポンプ26および加熱ヒータ46を動作
させるパワー IJレー(図示せず)が駆動され、真空
ポンプ26、加熱ヒータ46とともに圧縮機14が動作
し。
凝縮器15を通った冷媒が乾燥用二方弁29から蒸気凝
縮器用減圧器65.蒸気凝縮器25の順で流れ、。
真空ポンプ26によって乾燥室20.蒸気凝縮室24を
真空にし、加熱ヒータ46によって被乾燥食品の氷の部
分を昇華させ、蒸気凝縮器25によって前記昇華によっ
て生じた水蒸気を除去する。そして、被乾燥食品温度T
d45が設定温度Tdo(通常−5′c)であるか否か
を食品温度判定部55で判定し、Td’=;Tdoのと
きは、加熱ヒータ入力制御部54で加熱ヒータ46の入
力制御を行ない、Td=Tdaのときは処理開始点48
へ戻る。Td’R=Tdoで、加熱ヒータ46の入力制
御を行なった場合で、加熱ヒータ入力=0でもT(1>
 T(1(、の場合(55は、T(1>Tdo且つ加熱
ヒータ入力=0か否かを判定する乾燥終了判定部)には
、後述する理由によって乾燥終了とみなし、マイコン4
1からスイッチ42を冷凍冷蔵モードへ戻す信号56を
出力し処理開始点48へ戻る。
このとき真空乾燥食品の製作が終了する。
なお、前記T(1>Tdo且つ加熱ヒータ入力=0の場
合、乾燥終了であるとした理由を、第6図を使用して説
明する。
この第6図において、横軸は経過時間、縦軸は被乾燥食
品の温度を、それぞれ目盛ったものであり、37は、真
空乾燥経過曲線である。乾燥初期である範囲Bは、乾燥
室20を真空にすることにより生ずる温度低下ののち除
々に温度が上昇して一定温度(設定温度Tdo)になる
。次に温度一定の定常乾燥期(範囲C)が続き、さらに
乾燥が進むと、被乾燥食品の温度が除々に上昇する減率
乾燥期(範囲D)となり、最後に乾燥後の状態である。
範囲Eとなる。そこで1本実施例においては、省エネル
ギの面から、加熱ヒータ46を切ったのちもT(1> 
Tdo となる範囲りを検出し、これによって乾燥終了
とみなすようにしたものである。
以上説明した実施例によれば、現在家庭用として普及し
ている冷凍冷蔵庫に、乾燥室20.真空ポンプ26.蒸
気凝縮器25.加熱ヒータ46などの部品を追加するだ
け(圧縮機の追加は不要)で、家庭でも真空乾燥食品を
手軽に作ることができる真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫を
提供することができるという効果がある。
第7図は1本発明の第2の実施例に係る真空乾燥機能付
き冷凍冷蔵庫の略示断面図、第8図は、第7図に係る真
空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫のサイクル構成図、第9図は
、第7図に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫のシステム
・7o−図、第10図は、第9図におけるマイコン内の
処理を説明するためのゼネラル・フロー図である。
各図において、第2.6図と同一番号を付したものは同
一部分である。モして25は、第2図における加熱ヒー
タ46の代りに設けられた。加熱源に係る温度制御用熱
交換器である。この温度制御用熱交換器25は、第8図
に示すように。
真空乾燥用サイクル40Aの蒸気凝縮器25よりも圧縮
機側に設けられた全開から全閉まで冷媒流量が調節でき
る冷媒流量調節器に係る温度制御ぐ 用二方弁61(こ
の温度制御用二方弁61は、温度制御用減圧器52と並
列に設けられている)の下流側に設けられており、前記
冷媒流量の多少によって温度制御用熱交換器25の温度
を変えることができるものである。
第8図において、冷凍冷蔵サイクル69は、前記第6図
で説明したものと全く同様である。真空乾燥用サイクル
4oAは1分岐点Aから分岐して、乾燥用二方弁29.
温度制御用二方弁31もしくは温度制御用減圧器52.
温度制御用熱交換器25、蒸気凝縮器用減圧器55.蒸
気凝縮器25を経て圧縮機14へ戻るサイクルである。
第9図において、前記第4図に係るシステム・フロー図
と異なるところは、マイコン41で制御する機器として
、第4図では加熱ヒータ46が含まれていたが、この実
施例では加熱ヒータ4この代りに、温度制御用二方弁6
1となっている点のみである。
このように構成した真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の動作
は、基本的には前記第2図に係るものとほとんど同じで
ある。
まず、真空乾燥食品を作る動作は、乾燥室20内に被乾
燥食品を入れ、冷凍冷蔵モードと真空乾燥モードを切換
えるスイッチ42を真空乾燥モードに切換えることによ
り全自動で真空乾燥させる。すなわち、第10図のゼネ
ラル・フロー図に示すように、真空乾燥機能付き冷凍冷
蔵庫の運転開始点47から、スイッチ42により冷凍冷
蔵モードから真空乾燥モードへ切換えられているか否か
を判断てるモード判定部51までは、前記第5図に係る
ゼネラル・フロー図で説明したと全く同じである。この
モード判定部51で、真空乾燥モードであると判定すれ
ば、真空乾燥用サイクル40A、真空ポンプ26を動作
させるための信号57を出力する。この信号57が出力
されると圧縮機14.乾燥用二方弁29.温度制御用二
方弁51、真空ポンプ26を動作させるバク−リレー(
図示せず)を駆動するととも罠、マイコン41内のタイ
マーをリセットして乾燥時間の積算を開始する。前記パ
ワーリレーが動作すると、真空ポンプ26とともに圧縮
機14が動作し、冷媒を圧縮し、これを高温高圧のガス
状態にする。この高温高圧のガス冷媒は、凝縮器15か
ら乾燥用二方弁29.温度制御用二方弁51を通り温度
制御用熱交換器25へ至るが、この間、凝縮器15およ
び温度制御用熱交換器26で放熱するb温度制御用熱交
換器25での放熱量は、被乾燥食品の氷の部分を昇華さ
せるために用いられる。
凝縮器15および温度制御用熱交換器25で放熱した低
エンタルピの高圧液冷媒は、蒸気凝縮器用減圧器35で
減圧されて低温低圧の二相冷媒となり、前記昇華によっ
て生じた水蒸気を蒸気凝縮器25で凝縮させることによ
り吸熱、蒸発して圧縮機14へ戻る。
以上は、信号57が出力されたときの動作の説明である
が、モード判定部51で、冷凍冷蔵モードのままである
と判定すれば処理開始点48へ戻る。
真空乾燥モードであって信号57が出力した場合には被
乾燥食品温度Td45が設定温度Tdo (通常、−5
υ)であるか否かを食品温度制定部55で判定し、 T
d≦Tdoのときは、処理開始点48へ戻る。Td>T
doのときは、さらに前記タイマーで計測している積算
乾燥時間を積算乾燥時間判定部5日で判断し、積算時間
が一定時間内(通常は1時間)の場内には温度調節信号
59を出力し。
処理開始点48へ戻る。この信号59が出力されると、
温度制御用二方弁31の通電を断続するリレー(図示せ
ず)が駆動され、この温度制御用二方弁51を閉とする
。この状態では、乾燥用二方弁29を通った冷媒は、温
度制御゛用減圧器52の側に流れ、温度制御用熱交換器
23を低温にする。
これにより、今まで加熱源となっていた温度制御用熱交
換器25は吸熱源となり、温度の上がり過ぎた被乾燥食
品を冷却する。Td>Tcta で、積算乾燥時間が1
時間以上の場合には、前記第6図で説明した範囲りにあ
るものと判断して乾燥終了とみなし、マイコン41から
スイッチ42を冷凍冷蔵モードへ戻す信号56を出力し
、処理開始点48へ戻る。
なお9本ルーチンが働くのは、積算乾燥時間が1時間ま
でとしたが、これは大部分の被乾燥食品は1時間経過す
れば、その水分の大半を昇華し、その後は少々温度が上
昇しても融けることはないという理由によるものである
以上説明した実施例によれば、温度制御用熱交換器26
を設け、これの温度を制御するルーチンを設けるように
したので、被乾燥食品の含水率が非常に高い場合とか1
表面積が小さく乾燥し難い場合でも、乾燥終了前に被乾
燥食品温度がOυ以上になり融解して乾燥不能に陥るよ
うなことはなく、所望の真空乾燥食品を作ることができ
るという効果がある。
第11図は1本発明の第6の実施例に係る真空乾燥機能
付き冷凍冷蔵庫のキイクル構成図である。
この第11図において、第8図と同一番号を付したもの
は同一部分である。この実施例が、前記第8図に係るサ
イクルと異なる点は、第8図の冷凍冷蔵用二方弁28お
よび乾燥用二方弁29が三方切換え弁64に置き代って
いる点である。本サイクルは、冷凍冷蔵サイクル59A
と真空乾燥用サイクル40Bを同時に動作させることは
できないが、蒸気凝縮器25は乾燥中必ずしも連続して
冷却する必要はなく、三方切換え弁64の切換タイミン
グを適宜調節することにより、冷凍冷蔵と真空乾燥の両
方の機能を併行して行なうことができる。また1本実施
例は、前記第8図のサイクルに比べ、冷凍サイクルの構
成部品が1つ減り、信頼性がさらに向上するという利点
がある。
第12図は1本発明の第4の実施例に係る真空乾燥機能
付き冷凍冷蔵庫のサイクル構成図である。
この第12図において、第8図と同一番号を付したもの
は同一部分である。この実施例が、前記第8図に係るサ
イクルと異なる点は、第8図の蒸発器用減圧器50を全
閉可能な蒸発器用膨張弁65に置き代え、さらに第8図
の温度制御用二方弁51と温度制御用減圧器52を全開
Hよび全閉可能な温度制御用膨張弁66に置き代えて、
第8図の冷凍冷蔵用二方弁28および乾燥用二方弁29
を廃止したことにある。
本サイクルは、冷凍冷蔵サイクル59Bと真空乾燥用サ
イクル40Cを同時に動作させることも可能であり、さ
らに第8図に比べ1部品点数が6点少なくそれだけ信頼
性が向上するという利点がある。
第15図は1本発明の第5の実施例に係る真空乾燥機能
付き冷凍冷蔵庫の乾燥室近傍の詳細を示す要部断面−図
である。
この第16図において、第7図と同一番号を付したもの
は同一部分である。この実施例は、冷蔵室15内に、蒸
気凝縮室と一体になった乾燥室20Aを設けたものであ
る。そして、58は、この乾燥室2OA内に設けられ、
蒸気凝縮器25のある低温側と、温度制御用熱交換器2
3のある高温側との間での熱の移動を防ぐ(ただし、水
蒸気の移動を許す)ためのスリットである。
このように構成した真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の動作
は、前記第7図に係る実施例と同様であるが、蒸気凝縮
室用のタンクが不要となり、乾燥室20A用のタンクの
みを製作すればよいので、真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫
のコストが安くなるという利点がある。
なお、前記各実施例においては、圧縮機14として1回
転数一定のものを使用したが1回転数制御などの容量制
御可能な圧縮機を使用するようにしてもよい。
真空乾燥用サイクルは、被乾燥食品の含水量によって冷
凍負荷が大幅に変わるものであるので、圧m機を容量制
御可能なものにすれば、真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の
信頼性がさらに向上し、且つ省電力運転ができる。また
、容量制御可能な圧縮機を採用することにより、冷凍冷
蔵用二方弁28および乾燥用二方弁29を同時に開き(
第5.8図参照)、冷凍冷蔵サイクルと真空乾燥用サイ
クルとを同時に運転することも可−能になる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように本発明によれば。
現在家庭用として普及している冷凍冷蔵庫の冷凍サイク
ルを使用することにより、家庭で真空乾燥食品を容易に
作ることができる。真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、真空乾燥装置を示す略示図、第2図は1本発
明の第1の実施例に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の
略示断面図、第3図は、第 2図に係る真空乾燥機能付
き冷凍冷蔵庫のサイクル構成図、第4図は、第2図に係
る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫のシステム・フロー図、
第5図は、第4図におけるマイコン内の処理を説明する
ためのゼネラル・フロー図、第6図は。 第2図に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の典型的な真
空乾燥経過曲線図、第7図は1本発明の第2の実施例に
係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の略示断面図、第8図
は、第7図に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫のサイク
ル構成図。 第9図は、第7図に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫の
システム・フロー図、第10図は、第9図におけるマイ
コン内の処理を説明するためのゼネラル・フロー図、第
11図、第12図は、それぞれ本発明の第3.4の実施
例に係る真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫のサイクル構成図
、第16図は1本発明の第5の実施例に係る真空乾燥機
能付き冷凍冷蔵庫の乾燥室近傍の詳細を示す要部断面図
である。 12・・・冷保室、16・・・冷蔵室、14・・・圧縮
機、20゜20’A・・・乾燥室、25・・・温度制御
用熱交換器、24・・・蒸気凝縮室、25・・・蒸気凝
縮器、26・・・真空ポンプ28・・・冷凍冷蔵用二方
弁、29・・・乾燥用二方弁、61・・・温度制御用二
方弁、54・・・三方切換え弁、65・・・蒸発器用膨
張弁、56・・・温度制御用膨張弁、 59 、59A
、’s9B・・・冷凍冷蔵サイクル、 40 、4OA
 、 40B。 40C・・・真空乾燥用サイクル、42・・・スイッチ
、46・・・加熱ヒータ。 第 / に 第 2 図 第 3 図 /、? %4月 $5図 りb 乙 図 角−間 第 7図 第 8 図 第 q 図 茅/θ図 植 71口 %72図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 冷凍室と冷蔵室とを有し、被乾燥食品を収納するた
    めの、加熱源を具備した乾燥室と、この乾燥室と一体に
    もしくはこれと接続して、蒸気凝縮器を具備した蒸気凝
    縮室とを前記冷蔵室内釦設げ、庫外に前記乾燥室および
    蒸気凝縮室を真空にする真空ポンプを設け、前記冷凍室
    と冷蔵室とを冷却する冷凍冷蔵サイクルと並列に。 前記蒸気凝縮器を通る真空乾燥用サイクルを設け、冷凍
    冷蔵モードと真空乾燥モードとを切換えることができる
    スイッチを設け、真空乾燥食品を作るときには、前記乾
    燥室内に被乾燥食品を収納し、前記スイッチで真空乾燥
    モードに切換えることにより、冷媒を前記真空乾燥用サ
    イクルへ流し、前記真空ポンプを駆動し、前記加熱源に
    よって前記被乾燥食品の氷の部分を昇華させ、この昇華
    によって生じた水蒸気を前記蒸気凝縮器によって除去す
    るようにしたことを特徴とする真空乾燥機能付き冷凍冷
    蔵庫。 2、 加熱源を、加熱ヒータにしたのである特許請求の
    範囲第1項記載の真空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫。 3 加熱源を、真空乾燥用サイクルの蒸気凝縮器よりも
    圧縮機側に設けられた全開から全閉まで冷媒流量を調節
    できる冷媒流量調節器の下流側に設けた。前記冷媒流量
    の多少によって温度を変えることができる温度制御用熱
    交換器にしたものである特許請求の範囲第1項記載の真
    空乾燥機能付き冷凍冷蔵庫。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61159787U (ja) * 1985-03-25 1986-10-03
WO2006031136A1 (en) * 2004-09-13 2006-03-23 Andes, Antonio, Sr., M. A combination refrigerator-dryer unit
CN102494464A (zh) * 2011-12-07 2012-06-13 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 冰箱

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