JPH11211312A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH11211312A
JPH11211312A JP1528298A JP1528298A JPH11211312A JP H11211312 A JPH11211312 A JP H11211312A JP 1528298 A JP1528298 A JP 1528298A JP 1528298 A JP1528298 A JP 1528298A JP H11211312 A JPH11211312 A JP H11211312A
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freezing
refrigerator
evaporator
quick
temperature
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Michiko Tanaka
通子 田中
Hiroshi Yamada
宏 山田
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Original Assignee
Matsushita Refrigeration Co
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Publication date
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    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2600/00Control issues
    • F25B2600/11Fan speed control
    • F25B2600/112Fan speed control of evaporator fans
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • F25D2700/12Sensors measuring the inside temperature
    • F25D2700/122Sensors measuring the inside temperature of freezer compartments

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵室温度を維持しながら冷凍室の食品を急
凍できる冷蔵庫を提供することを目的とする。 【解決手段】 圧縮機5、凝縮器6、減圧装置、冷蔵室
蒸発器8、冷凍室蒸発器7の順で冷媒管を介して直列接
続して閉ループの冷媒回路を構成し、使用者が急凍スイ
ッチ25を押したとき、急凍制御手段26は圧縮機制御
手段18と冷凍室用送風機制御手段17とに運転信号を
出力して圧縮機5と冷凍室用送風機9を強制運転し、低
温度の冷気を冷凍室4に連続的、かつ多量に導入して積
極的に冷却し、冷凍速度を向上させて金属板27に載置
された食品28が最大氷結晶生成帯を速やかに通過する
ように制御する。なお、冷蔵室蒸発器8には冷凍室蒸発
器7に先行して冷媒が流れているため、急凍時において
も冷蔵室3の温度は冷凍室蒸発器7に頼らずに維持でき
る。また、冷蔵室用送風機10の低速運転で冷凍温度を
下げることもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍室と冷蔵室と
を備えた強制通風方式の冷蔵庫に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍加工食品の充実とともに冷凍
食材が広く普及し、家庭においても時間の有効利用や経
済面から食品をまとめて購入して冷凍保存することが多
いが、味落ちするという不満もある。したがって、冷凍
保存しても味の劣化が少ない急凍機能を備えた冷蔵庫が
求められ、この種の冷蔵庫の一例が特開平8−2107
51号公報に開示されている。
【0003】以下、従来の冷蔵庫について図面を参照し
ながら説明する。図9は従来の冷蔵庫の構成を示すブロ
ック図、図10は同冷蔵庫における冷媒回路を示す冷媒
回路図である。図9および図10において、1は冷蔵庫
本体、2は冷蔵庫本体1の内部を上下に仕切る区画壁で
あり、上部に冷蔵室3、下部に冷凍室4を仕切って形成
している。5は冷蔵庫本体1の底部後方に収めた圧縮
機、6は凝縮器、7は冷凍室4内の冷凍室蒸発器、8は
冷蔵室3内の冷蔵室蒸発器、9は冷凍室蒸発器7に強制
通風する冷凍室用送風機、10は冷蔵室蒸発器8に強制
通風する冷蔵室用送風機、11は冷凍室4内の温度を検
知する冷凍室温度検知器、12は毛細管などからなる減
圧装置、13は冷媒管である。
【0004】圧縮機5、凝縮器6、減圧装置12、冷凍
室蒸発器7、冷蔵室蒸発器8の順に冷媒管13により直
列接続されて閉ループの冷媒回路が構成されている。圧
縮機5において圧縮され、凝縮器6において凝縮され、
減圧装置12において膨張した冷媒は、冷凍室蒸発器7
を通過しながら一部が蒸発し、冷蔵室蒸発器8を通過し
ながら残りが蒸発して、冷凍室と冷蔵室とにおける熱交
換機能を果たした後、ガス状態で再び圧縮機5に吸入さ
れる。
【0005】14は冷凍室温度検知器11を備えた冷凍
室温度検知手段、15は冷凍室温度検知手段14の出力
により冷凍室4の温度が設定温度範囲内か否かを判定す
る冷凍室温度判定手段、16は冷凍室温度判定手段15
の出力により冷蔵室用送風機10の運転を制御する冷蔵
室用送風機制御手段、17は冷凍室温度判定手段15の
出力により冷凍室用送風機9の運転を制御する冷凍室用
送風機制御手段、18は冷凍室温度判定手段15の出力
により圧縮機5の運転を制御する圧縮機制御手段であ
る。
【0006】上記構成における動作について説明する。
冷凍室温度検知手段14は冷凍室4内の温度を検知し、
冷凍室温度判定手段15に出力する。冷凍室温度判定手
段15は冷凍室4内の温度が設定範囲内か否かを判定
し、前記温度が所定の設定温度より高い場合は、冷蔵室
用送風機制御手段16と冷凍室用送風機制御手段17と
圧縮機制御手段18とに駆動信号を出力する。前記駆動
信号を入力した冷蔵室用送風機制御手段16、冷凍室用
送風機制御手段17、および圧縮機制御手段18は、そ
れぞれ冷蔵室用送風機10、冷凍室用送風機9、圧縮機
5に運転指令を出力して同時に運転を開始させ、これに
より冷凍室4内および冷蔵室3内が冷却される。また、
冷凍室4内の温度が所定の設定温度より低い場合は、冷
蔵室用送風機制御手段16、冷凍室用送風機制御手段1
7、および圧縮機制御手段18に停止信号を出力する。
前記停止信号を入力した冷蔵室用送風機制御手段16、
冷凍室用送風機制御手段17、および圧縮機制御手段1
8は、それぞれ冷蔵室用送風機10、冷凍室用送風機
9、圧縮機5に停止指令を出力して同時に運転を停止さ
せる。
【0007】以上の制御により、冷凍室4および冷蔵室
3は温度が上昇しても迅速に冷却され、それぞれの設定
温度を維持する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の冷蔵
庫では、冷蔵室3には冷蔵室蒸発器8と冷蔵室用送風機
10とを備え、また、冷凍室4には冷凍室蒸発器7と冷
凍室用送風機9とを備えているため、負荷が加わったと
きや周囲の温度が変化したときなどに、冷蔵室3および
冷凍室4を同時に迅速に冷却できるため、冷蔵室3およ
び冷凍室4の温度変動を抑えることができる利点を備え
ているが、格別な急凍機能は備えておらず、たとえば冷
凍室4に食品を収納しても積極的に冷却する手段がない
という欠点があった。
【0009】一般に、食品は−1〜5℃の最大氷結晶生
成帯において水分の70〜80%が凍結するため、この
温度帯を素早く通過させることにより食品の細胞内に微
細な氷結晶が生成されて細胞の損傷が抑えられ、風味の
低下が抑えられる。食品をおいしく冷凍保存するには、
積極的に冷却して食品の凍結速度を高める機能が必要と
される。
【0010】本発明は上記の課題を解決するもので、冷
蔵室内の温度を維持しながら、冷凍室蒸発器の蒸発温度
を低くし、かつ積極的に冷却することにより、食品の凍
結速度を高める急凍機能を備えた冷蔵庫を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる本発明
は、冷蔵室と、冷凍室と、圧縮機と、凝縮器と、減圧装
置と、前記冷蔵室用の冷蔵室蒸発器と、前記冷凍室用の
冷凍室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器に強制通風する冷蔵
室用送風機と、前記冷凍室蒸発器に強制通風する冷凍室
用送風機と、前記冷凍室内に備えた金属板と、使用者が
急凍を指示する急凍スイッチと、急凍時の動作を制御す
る急凍制御手段とを備え、前記圧縮機、前記凝縮器、前
記減圧装置、前記冷蔵室蒸発器、前記冷凍室蒸発器の順
に冷媒管を介して直列接続した閉ループの冷媒回路を構
成し、前記急凍制御手段は、使用者が前記急凍スイッチ
を投入したとき、投入時点から一定時間は前記圧縮機と
前記冷凍室用送風機とを強制運転させるとともに、前記
冷凍室用送風機を高回転に切換えるように制御する冷蔵
庫である。
【0012】本発明により、急凍スイッチの投入に対応
して積極的に強く冷凍室を冷却し、冷蔵室の温度を維持
しながら、連続的に冷凍室内に多量の冷気を送り込んで
食品の凍結速度を高めることができる。
【0013】請求項2に係わる本発明は、急凍制御手段
は、急凍スイッチの投入により、圧縮機を高回転に切換
えるように制御する請求項1に係わる冷蔵庫である。
【0014】本発明により、さらに低温度の冷気を冷凍
室に導入して食品の冷凍速度を高めることができる。
【0015】請求項3に係わる本発明は、急凍制御手段
は、急凍スイッチの投入により、冷蔵室用送風機を低回
転に切換えるように制御する請求項1に係わる冷蔵庫で
ある。
【0016】本発明により、冷蔵室蒸発器における蒸発
を抑制して冷凍室蒸発器の温度を低下させ、食品の冷凍
速度を高めることができる。
【0017】請求項4に係わる本発明は、急凍制御手段
は、急凍スイッチの投入時点から一定時間は冷蔵室用送
風機を高回転とし、その後、低回転に切換えるように制
御する請求項1に係わる冷蔵庫である。
【0018】本発明により、冷凍室の冷却に先だって冷
蔵室を一時的に強く予冷することにより、冷凍中におけ
る冷蔵室の温度を維持しながら食品の冷凍速度を高める
ことができる。
【0019】請求項5に係わる本発明は、冷凍室蒸発器
の温度を検知する冷凍室蒸発器温度検知手段を備え、急
凍制御手段は、急凍スイッチの投入後、冷蔵室用送風機
の回転を可変しながら冷凍室蒸発器の温度を一定に保つ
ように制御する請求項1に係わる冷蔵庫である。
【0020】本発明により、冷凍室蒸発器の温度を正確
に維持しながら冷却して食品の冷凍速度を高めることが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】請求項1に係わる本発明におい
て、急凍スイッチの投入により急凍が開始されると、圧
縮機と冷凍室用送風機とが連続的に運転され、冷凍室蒸
発器の蒸発温度が低下する。このとき、冷凍室専用の冷
凍室蒸発器を備えているため冷蔵室の扉の開閉などによ
る負荷変動時でも影響を受けず、常に冷凍室への冷気を
低い温度に保つことができ、冷凍能力を確保することが
できる。また、冷凍室用送風機は高回転で運転されるた
め、冷凍室内に多量の冷気が連続的に導入され、食品表
面の熱伝達率が向上する。同時に、金属板の底面からの
熱伝導も関与して食品の凍結が促進され、凍結速度を高
めることができる。このとき、冷蔵室蒸発器にも冷媒が
供給されているため、冷蔵室の温度は維持される。
【0022】請求項2に係わる本発明において、急凍が
開始されると、圧縮機が高回転に切換わることにより、
冷凍室蒸発器の蒸発温度をさらに低下させることができ
る。その結果、冷凍室用送風機により低温度の冷気が冷
凍室内に多量に導入され、食品の凍結速度をさらに高め
ることができる。
【0023】請求項3に係わる本発明において、急凍が
開始されると、冷蔵室用送風機を低回転に切換え、冷蔵
室の送風量が小さくなるように制御することにより、冷
蔵室蒸発器の熱交換能力を抑制し、冷蔵室用送風機の入
力を低減するとともに、冷蔵室内の循環風速を低減する
ことで冷蔵室内部の熱伝導率を低減し、冷蔵室の冷却負
荷を低減することができ、同時に、冷凍室蒸発器におけ
る冷媒蒸発を確実に行わせることができるため、冷凍室
用送風機により低温度の冷気が冷凍室内に多量に導入さ
れ、食品の凍結速度を高めることができる。
【0024】請求項4に係わる本発明において、急凍が
開始されると、食品の温度が0℃付近に到達するまでの
一定時間は冷蔵室用送風機を高回転とすることで、冷蔵
室内に多量の冷気が導入され、冷蔵室内は十分に予冷さ
れた状態となる。その後、冷蔵室用送風機を低回転とす
ることで、冷蔵室蒸発器の熱交換能力を抑制し、冷蔵室
用送風機の入力を低減するとともに、冷蔵室内の循環風
速を低減することで、冷蔵室内部の熱伝導率を低減する
ことができ、冷蔵室の冷却負担を低減する。このとき、
あらかじめ冷蔵室内は予冷されているため、温度変化が
少なく、さらに冷蔵室の冷却負荷は低減され、冷凍室蒸
発器の蒸発温度を低温度に維持でき、食品が0℃付近に
到達して凍り始めると同時に低温度の冷気が冷凍室用送
風機により多量に連続的に送り込まれるため、効率よく
食品の凍結速度を高めることができる。
【0025】請求項5に係わる本発明において、急凍が
開始されると、冷凍室蒸発器温度検知手段により冷凍室
蒸発器の温度を検知し、前記温度が設定温度より高いと
判定すると冷蔵室用送風機を低回転として冷蔵室蒸発器
の熱交換能力を抑制することにより、冷凍室蒸発器の蒸
発能力を高め、蒸発温度が設定温度範囲内になると冷蔵
室用送風機を所定の回転に戻すことにより、常に低温度
の冷気が冷凍室用送風機により冷凍室に連続的に多量に
送り込まれるため、食品の凍結速度を高めることができ
る。
【0026】以下、本発明の実施例について説明する。
【0027】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の冷蔵庫の実施例
1について図面を参照しながら説明する。本実施例は請
求項1に係わる。
【0028】図1は本実施例の構成を示すブロック図、
図2は本実施例における冷媒回路図である。なお、従来
例と同じ構成要素には同一番号を付与して詳細な説明を
省略する。
【0029】図1および図2において、19は冷蔵室3
内に設けられた冷蔵室温度検知器、20は冷蔵室温度検
知器19により冷蔵室3内の温度を検知する冷蔵室温度
検知手段、21は冷蔵室温度検知手段20が検出した冷
蔵室温度が設定範囲内か否かを判定する冷蔵室温度判定
手段、22は冷蔵室用送風機10の回転数を可変する冷
蔵室用送風機回転数可変手段、23は冷凍室用送風機9
の回転数を可変する冷凍室用送風機回転数可変手段、2
4は圧縮機5の回転数を可変する圧縮機回転数可変手
段、25は使用者が急凍を指示する急凍スイッチ、26
は急凍時の動作を制御する急凍制御手段であり、急凍ス
イッチ25が押されたことに対応して冷蔵室用送風機回
転数可変手段22、冷凍室用送風機回転数可変手段2
3、および圧縮機回転数可変手段24を制御し、急凍時
間を計測する制御時間計測手段を備えている。また、2
7は冷凍室4内に備えた金属板、28は冷凍しようとす
る食品である。
【0030】図2において、冷凍室蒸発器7と冷蔵室蒸
発器8の順序が前記従来例とは逆に接続され、圧縮機
5、凝縮器6、減圧装置12、冷蔵室蒸発器8、冷凍室
蒸発器7の順に冷媒管13によって直列接続されて閉ル
ープの冷媒回路を構成し、圧縮機5において圧縮され、
凝縮器6において凝縮され、減圧装置12において膨張
した冷媒は、冷蔵室蒸発器8を通過しながら一部が蒸発
し、冷凍室蒸発器7を通過しながら残りが蒸発して、各
室における熱交換機能を果たし、以後、冷媒はガス状態
で再び圧縮機5に吸入される。
【0031】以下、本実施例の動作について説明する。
まず、通常運転について説明する。冷凍室温度検知手段
14が冷凍室4内の冷凍室温度を検知して冷凍室温度判
定手段15に出力し、冷凍室温度判定手段15は前記冷
凍室温度が所定の設定範囲内か否かを判定し、前記冷凍
室温度が所定の冷凍設定温度より高い場合には冷凍室用
送風機制御手段17と圧縮機制御手段18とに駆動信号
を出力する。前記駆動信号を入力した冷凍室用送風機制
御手段17と圧縮機制御手段18は、それぞれ冷凍室用
送風機9と圧縮機5に運転指令を出力して運転が開始さ
れ、冷凍室4内が冷却される。また、冷凍室温度が前記
冷凍設定温度より低い場合は、冷凍室用送風機制御手段
17と圧縮機制御手段18とに停止信号を出力し、前記
停止信号を入力した冷凍室用送風機制御手段17と圧縮
機制御手段18は、それぞれ冷凍室用送風機9と圧縮機
5に停止指令を出力し、運転が停止する。
【0032】一方、冷蔵室温度検知手段20は冷蔵室3
内の冷蔵室温度を検知し、冷蔵室温度判定手段21に出
力する。冷蔵室温度判定手段21は前記冷蔵室温度が所
定の設定範囲内か否かを判定し、冷蔵室温度が所定の冷
蔵設定温度より高い場合は冷蔵室用送風機制御手段16
を介して冷蔵室用送風機10を運転させ、また、冷蔵室
温度が前記冷蔵設定温度より低い場合は冷蔵室用送風機
10を停止させる。
【0033】以上の制御により、冷凍室4と冷蔵室3は
所定の設定温度、たとえば−20℃と4℃にそれぞれ冷
却維持される。
【0034】つぎに、急凍時の運転について図面を参照
しながら説明する。図3は急凍時の動作を示すフローチ
ャートである。使用者が食品28を冷凍保存する目的で
冷凍室内の金属板27上に置いて急凍スイッチ25を押
したとき、ステップ1で急凍制御手段26は、急凍スイ
ッチ25の投入を検知し、ステップ2で急凍制御手段2
6に備えた制御時間計測手段が所定時間T1 、たとえば
150分のカウントを開始する。ステップ3で、冷凍室
用送風機回転数可変手段23により冷凍室用送風機9が
高回転に切換え、続いてステップ4で圧縮機5と冷凍室
用送風機9とが連続運転させる。これにより、冷凍室蒸
発器7は低温度になり、冷凍室4内には冷凍室用送風機
9により連続的に低温度の冷気が多量導入され、金属板
27の熱伝導冷却効果とも合わせて、食品28が最大氷
結晶生成帯を素早く通過する。
【0035】一方、冷蔵室蒸発器8にも冷媒が流れてい
るため、冷蔵室3内の温度は冷凍室蒸発器7に頼らずに
維持でき、冷凍室蒸発器7の蒸発能力の低下を抑えるこ
とができる。ステップ5で急凍制御手段26は前記制御
時間計測手段の計測時間が所定時間T1 に達したか否か
を判断し、到達していればステップ6に移行し、冷凍室
用送風機9の回転数を通常の回転数に戻し、続いてステ
ップ7で圧縮機5と冷凍室用送風機9の連続運転を解除
し、急凍運転を終了する。
【0036】以上のように本実施例によれば、急凍時に
おいては圧縮機5を連続運転することにより冷凍室蒸発
器7の蒸発温度が低下し、かつ冷凍室用送風機9を高回
転で連続的に運転することにより、低温度の冷気が冷凍
室4内に多量に導入され、食品28の食品表面の熱伝達
率が向上し、金属板27の熱伝導冷却効果と合わせて、
食品28は最大氷結晶生成帯を素早く通過することがで
き、食品28の細胞内に微細な氷結晶がつくられ、細胞
損傷が抑制される。したがって、解凍時のドリップが少
なく、冷凍保存中の品質劣化が少ない冷凍保存が可能と
なる。このとき、冷蔵室蒸発器8にも冷凍室蒸発器7に
先行して冷媒が流れているため、冷蔵室3の温度変動は
冷凍室蒸発器7に頼らずに維持できるため、冷凍室蒸発
器7の蒸発能力の低下を抑えることができる。
【0037】(実施例2)以下、本発明の冷蔵庫の実施
例2について図面を参照しながら説明する。本実施例は
請求項1および請求項2に係わる。なお、本実施例の構
成は図1および図2と同じであり、詳細な説明を省略す
る。
【0038】以下、本実施例の動作について図面を参照
しながら動作を説明する。なお、通常の動作は実施例1
と同じであり、説明を省略する。図4は本実施例におけ
る急凍時の動作を示すフローチャートである。使用者が
食品28を冷凍保存する目的で冷凍室4内の金属板27
上に置いて急凍スイッチ25を押したとき、ステップ1
で急凍制御手段26は急凍スイッチ25の投入を検知
し、ステップ2で急凍制御手段26に備えた制御時間計
測手段が所定時間T1 、たとえば150分のカウントを
開始する。続いてステップ3で圧縮機5と冷凍室用送風
機9をそれぞれ圧縮機回転数可変手段24と冷凍室用送
風機回転数可変手段23により高回転に切換え、続いて
ステップ4で圧縮機5と冷凍室用送風機9を連続的に運
転させる。このとき、圧縮機5の高回転により冷凍室蒸
発器7の蒸発温度がさらに低下することとなり、冷凍室
用送風機9により多量の低温度の冷気が冷凍室4内に導
入され、食品28は金属板27の熱伝導冷却効果と合わ
せて最大氷結晶生成帯を素早く通過する。
【0039】つぎにステップ5で、急凍制御手段26は
前記制御時間計測手段の計測時間がT1 に達したか否か
判断し、達していればステップ6に移行して圧縮機5と
冷凍室用送風機9を通常回転に戻し、続いてステップ7
で圧縮機5と冷凍室用送風機9の連続運転を解除し、急
凍運転を終了する。
【0040】以上のように本実施例によれば、急凍時に
は圧縮機5が高回転で連続運転することにより、冷凍室
蒸発器7の蒸発温度をさらに低下させることができ、か
つ、冷凍室用送風機9を高回転で連続的に運転すること
により、低温度の冷気が冷凍室4内に多量に導入され、
食品表面の熱伝達率が向上し、金属板27の熱伝導冷却
効果と合わせて食品は最大氷結晶生成帯を素早く通過す
ることができ、食品28の細胞内に微細な氷結晶がつく
られ、細胞損傷が抑制される。したがって、解凍時のド
リップが少なく、冷蔵保存中の品質劣化の少ない冷凍保
存が可能となる。このとき、冷蔵室蒸発器8にも冷媒が
流れているため冷蔵室3の温度変動は冷凍室蒸発器7に
頼らずに維持できるため、冷凍室蒸発器7の蒸発能力の
低下を抑えることができる。
【0041】(実施例3)以下、本発明の冷蔵庫の実施
例3について図面を参照しながら説明する。なお、本実
施例の構成は図1および図2と同じである。本実施例は
請求項1ないし請求項3に係わる。
【0042】以下、本実施例の動作について図面を参照
しながら動作を説明する。なお、通常の動作は実施例1
と同じであり、説明を省略する。図5は本実施例におけ
る急凍時の動作を示すフローチャートである。使用者が
食品28を冷蔵保存する目的で冷凍室4内に備えた金属
板27上に置いて急凍スイッチ25を押したとき、急凍
制御手段26はステップ1で急凍スイッチ25の投入を
検知し、ステップ2で急凍制御手段26に備えた制御時
間計測手段が所定時間T1 、たとえば150分のカウン
トを開始する。続いてステップ3で冷蔵室用送風機回転
数可変手段22により冷蔵室用送風機10を低回転に切
換えるとともに、冷凍室用送風機回転数可変手段23に
より冷凍室用送風機9を高回転に切換える。続いてステ
ップ4で圧縮機5と冷凍室用送風機9を連続的に運転さ
せる。このとき、冷蔵室用送風機10が低回転すること
により冷蔵室蒸発器8の熱交換能力を抑制し、冷蔵室用
送風機10の入力を低減するとともに、冷蔵室内の循環
風速を低減することにより、冷凍室蒸発器7の蒸発能力
が高まって蒸発温度が低下する。
【0043】このとき、冷凍室用送風機9により多量の
低温度の冷気が冷凍室4内に導入され、食品28は金属
板27の熱伝導冷却効果を合わせて、最大氷結晶生成帯
を素早く通過する。つぎに、ステップ5で急凍制御手段
26は制御時間計測手段の計測時間がT1 に達したか否
かを判断し、達していればステップ6に移行して冷蔵室
用送風機10と冷凍室用送風機9を通常回転数に戻し、
続いてステップ7で圧縮機5と冷凍室用送風機9の連続
運転を解除し、急凍運転を終了する。
【0044】以上のように本実施例によれば、冷蔵室用
送風機10の回転数を低回転にすることにより冷蔵室3
の冷却負荷を低減し、冷蔵室蒸発器8の熱交換能力を抑
制することにより冷凍室蒸発器7の蒸発能力が高まり、
蒸発温度を低温度に維持させることができる。また、冷
凍室用送風機9を高回転で連続的に運転することによ
り、低温度の冷気が冷凍室4内に多量に導入され、食品
表面の熱伝達率が向上し、金属板27の熱伝導冷却効果
と合わせ、食品28は最大氷結晶生成帯を素早く通過す
ることができ、食品28の細胞内に微細な氷結晶がつく
られて細胞損傷が抑制される。これにより、解凍時のド
リップが少なく、冷凍保存中の品質劣化の少ない冷凍保
存が可能になる。このとき、冷蔵室蒸発器8にも冷凍室
蒸発器7に先行して冷媒が流れているので、冷蔵室3の
温度を冷凍室蒸発器7に頼らずに維持することができ
る。
【0045】(実施例4)以下、本発明の冷蔵庫の実施
例4について図面を参照しながら説明する。なお、本実
施例の構成は図1および図2と同じである。
【0046】以下、本実施例の動作について図面を参照
しながら動作を説明する。なお、通常の動作は実施例1
と同じであり、説明を省略する。図6は本実施例におけ
る急凍時の動作を示すフローチャートである。使用者が
食品28を冷凍保存する目的で冷凍室4内に備えた金属
板27上に置いて急凍スイッチ25を押したとき、ステ
ップ1で急凍制御手段26は急凍スイッチ25の投入を
検知し、ステップ2で急凍制御手段26に備えた制御時
間計測手段が所定時間T1 、たとえば30分のカウント
を開始する。続いてステップ3で冷蔵室用送風機10を
冷蔵室用送風機回転数可変手段22により高回転に切換
えるとともに、冷凍室用送風機9を冷凍室用送風機回転
数可変手段23により高回転に切換える。続いてステッ
プ4で圧縮機5と冷凍室用送風機9を連続的に運転させ
る。このとき、食品28は0℃付近まで冷却されるの
で、この間に冷蔵室3内には冷蔵室用送風機10の高回
転により多量の冷気が導入されて予冷される。
【0047】つぎに、ステップ5で前記制御時間計測手
段がT2 、たとえば120分のカウントを開始し、続い
て冷蔵室用送風機10を冷蔵室用送風機回転数可変手段
22により低回転に切換える。冷蔵室用送風機10を低
回転とすることにより、冷蔵室蒸発器8の熱交換能力を
抑制して冷蔵室用送風機10の入力を低減するととも
に、冷蔵室3内の循環風速を低減することで、冷蔵室3
内の熱伝導率を低減することができ、冷蔵室3の冷却負
荷が低減する。このとき、前記T1 時間中にあらかじめ
冷蔵室3内を冷却しているため、さらに冷蔵室3の冷却
負荷が低減することとなり、冷凍室蒸発器7の蒸発能力
が高まって蒸発温度が低下し、冷凍室用送風機9により
低温度の冷気が多量に冷凍室4内に導入されることとな
る。食品28は凍り始める温度まで冷却されているため
金属板27の熱伝導冷却効果と合わせて、一気に最大氷
結晶生成帯を素早く通過する。つぎにステップ8で急凍
制御手段26は制御時間計測手段は計測時間が前記T2
に達したか否かを判断し、達していればステップ9に移
行し、冷蔵室用送風機10と冷凍室用送風機9を通常回
転数に戻し、ステップ7で圧縮機5と冷凍室用送風機9
の連続運転を解除し、急凍運転を終了する。
【0048】以上のように本実施例によれば、冷蔵室用
送風機10の回転数を所定のT1 時間、高回転に切換え
ることにより冷蔵室3内が予冷されるため、その後に冷
蔵室用送風機10の回転数を低回転にしても、冷蔵室3
内の温度は十分に保たれており、冷蔵室3の冷却負荷が
さらに低減され、冷蔵室蒸発器8の熱交換能力が抑制さ
れる。その結果、冷凍室蒸発器7の蒸発能力が高まり、
蒸発温度を低温度に維持させることができる。食品28
が凍り始めると同時に冷凍室用送風機9で低温度の冷気
を冷凍室4内に多量に導入し、食品表面の熱伝達率が向
上させ、金属板27の熱伝導冷却効果と合わせて食品2
8は最大氷結晶生成帯を素早く通過することができ、食
品28の細胞内に微細な氷結晶がつくられ細胞損傷が抑
制される。これにより、解凍時のドリップが少なく、冷
凍保存中の品質劣化の少ない冷凍保存が可能となる。こ
のとき、冷蔵室蒸発器8にも冷凍室蒸発器7に先行して
冷媒が流れており、予冷がされているため、冷蔵室3の
温度は冷凍室蒸発器7に頼らず維持できる。
【0049】(実施例5)以下、本発明の冷蔵庫の実施
例5について図面を参照しながら説明する。本実施例は
請求項1ないし請求項5に係わる。
【0050】図7は本実施例の構成を示すブロック図で
ある。なお、実施例1と同じ構成要素には同一番号を付
与して詳細な説明を省略する。図7において、29は冷
凍室蒸発検知器、30は冷凍室蒸発検知器29を備えた
冷凍室蒸発器温度検知手段である。
【0051】以下、本実施例の動作について図面を参照
しながら説明する。なお、通常の動作は実施例1と同じ
であり、説明を省略する。図8は本実施例における急凍
時の動作を示すフローチャートである。使用者が食品2
8を冷凍保存する目的で冷凍室4内に備えた金属板27
上に置いて急凍スイッチ25を押したとき、ステップ1
で急凍制御手段26は急凍スイッチ25の投入を検知
し、ステップ2で急凍制御手段26に備えた制御時間計
測手段が所定時間T1 、たとえば150分のカウントを
開始する。続いてステップ3で冷凍室用送風機9を冷凍
室用送風機回転数可変手段23により高回転に切換え、
続いてステップ4で圧縮機5と冷凍室用送風機9を連続
的に運転させる。ステップ5で冷凍室蒸発検知器29お
よび冷凍室蒸発器温度検知手段30により冷凍室蒸発器
7の温度が所定温度t1℃ よりも高いか否かを判定し、
前記所定温度よりも高いと判断した場合はステップ6に
移行し、冷蔵室用送風機回転数可変手段22により冷蔵
室用送風機10の回転数を低回転とする。
【0052】続いてステップ7で冷凍室蒸発検知器29
および冷凍室蒸発器温度検知手段30により前記t1℃
より低いか否かを判定し、低いと判定した場合は冷蔵室
用送風機10の回転を通常に戻し、また、高いと判定し
た場合はステップ9に移行する。また、ステップ5で前
記t1 ℃より低いと判定した場合はステップ8に移行し
て冷蔵室用送風機10の回転数を通常回転とし、ステッ
プ9に移行する。ステップ9では制御時間計測手段の計
測時間がT1 に達したかどうか判定し、達していなけれ
ば、以上の動作を繰り返す。このとき、冷凍室蒸発器7
の温度を検知し、温度が上昇した場合は蒸発能力が低下
していると見なして冷蔵室用送風機10の回転数を低回
転とすることにより、冷蔵室蒸発器8の熱交換能力を抑
制し、冷凍室蒸発器7の蒸発能力が高まり、常に低温度
の蒸発温度を維持することができ、冷凍室4内に低温度
の冷気が連続的に導入されることとなる。ステップ9で
計測時間がT1 に達したとき、冷凍室用送風機9と冷蔵
室用送風機10の回転数を通常回転に戻し、続いて圧縮
機5と冷凍室用送風機9の連続運転を解除し、急凍運転
を終了する。
【0053】以上のように本実施例によれば、冷凍室蒸
発器温度検知手段30により冷凍室蒸発器7の温度を検
知し、温度が上昇した場合は冷凍室蒸発器7の蒸発能力
が低下していると見なして冷蔵室用送風機10の回転数
を低回転とすることにより、冷蔵室蒸発器8の熱交換能
力を抑制して冷凍室蒸発器7の蒸発能力を高め、常に低
温度の蒸発温度を維持することができ、冷凍室4内に低
温度の冷気が連続的に導入されることとなり、食品表面
の熱伝達率が向上し、金属板27の熱伝導冷却効果と合
わせて食品28は最大氷結晶生成帯を素早く通過するこ
とができ、食品28の細胞内に微細な氷結晶がつくられ
細胞損傷が抑制される。これにより、解凍時のドリップ
が少なく、冷凍保存中の品質劣化の少ない冷凍保存が可
能となる。このとき、冷蔵室蒸発器8にも冷媒の一部が
流れており、冷蔵室3の温度は冷凍室蒸発器7に頼らず
に維持することができる。
【0054】
【発明の効果】請求項1に係わる本発明は、冷蔵室と、
冷凍室と、圧縮機と、凝縮器と、減圧装置と、前記冷蔵
室用の冷蔵室蒸発器と、前記冷凍室用の冷凍室蒸発器
と、前記冷蔵室蒸発器に強制通風する冷蔵室用送風機
と、前記冷凍室蒸発器に強制通風する冷凍室用送風機
と、前記冷凍室内に備えた金属板と、使用者が急凍を指
示する急凍スイッチと、急凍時の動作を制御する急凍制
御手段とを備え、前記圧縮機、前記凝縮器、前記減圧装
置、前記冷蔵室蒸発器、前記冷凍室蒸発器の順に冷媒管
を介して直列接続した閉ループの冷媒回路を構成し、前
記急凍制御手段は、使用者が前記急凍スイッチを投入し
たとき、投入時点から一定時間は前記圧縮機と前記冷凍
室用送風機とを強制運転させるとともに、前記冷凍室用
送風機を高回転に切換えるように制御する冷蔵庫とする
ことにより、冷凍室に冷気が多量に導入され、金属板に
よる底面からの熱伝導効果と合わせて食品の冷凍速度を
向上させ、味落ちしない冷凍保存を実現できるととも
に、冷蔵室蒸発器にも冷媒が流れているため冷蔵室の温
度も維持することができる。
【0055】請求項2に係わる本発明は、急凍制御手段
は、急凍スイッチの投入により、圧縮機を高回転に切換
えるように制御する請求項1に係わる冷蔵庫とすること
により、低温度の冷気を一層多量に冷凍室に導入して冷
凍速度をさらに向上させることができる。
【0056】請求項3に係わる本発明は、急凍制御手段
は、急凍スイッチの投入により、冷蔵室用送風機を低回
転に切換えるように制御する請求項1に係わる冷蔵庫と
することにより、冷蔵室蒸発器の熱交換能力を抑制し、
その分だけ冷凍室の温度をさらに低くして冷凍速度をさ
らに向上させることができる。
【0057】請求項4に係わる本発明は、急凍制御手段
は、急凍スイッチの投入時点から一定時間は冷蔵室用送
風機を高回転とし、その後、低回転に切換えるように制
御する請求項1に係わる冷蔵庫とすることにより、冷蔵
室を十分に予冷したのち冷凍室の冷却に移行するので、
冷蔵室の温度変動を小さくしながら食品の冷凍速度を向
上させることができる。
【0058】請求項5に係わる本発明は、冷凍室蒸発器
の温度を検知する冷凍室蒸発器温度検知手段を備え、急
凍制御手段は、急凍スイッチの投入後、冷蔵室用送風機
の回転を可変しながら冷凍室蒸発器の温度を一定に保つ
ように制御する請求項1に係わる冷蔵庫とすることによ
り、冷凍室を常に低温度に維持して食品の冷凍速度を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の実施例1の構成を示すブロッ
ク図
【図2】同実施例における冷媒回路を示す冷媒回路図
【図3】同実施例の急凍時の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の冷蔵庫の実施例2の急凍時の動作を示
すフローチャート
【図5】本発明の冷蔵庫の実施例3の急凍時の動作を示
すフローチャート
【図6】本発明の冷蔵庫の実施例4の急凍時の動作を示
すフローチャート
【図7】本発明の冷蔵庫の実施例5の構成を示すブロッ
ク図
【図8】同実施例の急凍時の動作を示すフローチャート
【図9】従来の冷蔵庫の構成を示すブロック図
【図10】同従来例における冷媒回路を示す冷媒回路図
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体 2 区画壁 3 冷蔵室 4 冷凍室 5 圧縮機 6 凝縮器 7 冷凍室蒸発器 8 冷蔵室蒸発器 9 冷凍室用送風機 10 冷蔵室用送風機 11 冷凍室温度検知器 12 減圧装置 13 冷媒管 14 冷凍室温度検知手段 15 冷凍室温度判定手段 16 冷蔵室用送風機制御手段 17 冷凍室用送風機制御手段 18 圧縮機制御手段 19 冷蔵室温度検知器 20 冷蔵室温度検知手段 21 冷蔵室温度判定手段 22 冷蔵室用送風機回転数可変手段 23 冷凍室用送風機回転数可変手段 24 圧縮機回転数可変手段 25 急凍スイッチ 26 急凍制御手段 27 金属板 28 食品 29 冷凍室蒸発検知器 30 冷凍室蒸発器温度検知手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷蔵室と、冷凍室と、圧縮機と、凝縮器
    と、減圧装置と、前記冷蔵室用の冷蔵室蒸発器と、前記
    冷凍室用の冷凍室蒸発器と、前記冷蔵室蒸発器に強制通
    風する冷蔵室用送風機と、前記冷凍室蒸発器に強制通風
    する冷凍室用送風機と、前記冷凍室内に備えた金属板
    と、使用者が急凍を指示する急凍スイッチと、急凍時の
    動作を制御する急凍制御手段とを備え、前記圧縮機、前
    記凝縮器、前記減圧装置、前記冷蔵室蒸発器、前記冷凍
    室蒸発器の順に冷媒管を介して直列接続した閉ループの
    冷媒回路を構成し、前記急凍制御手段は、使用者が前記
    急凍スイッチを投入したとき、投入時点から一定時間は
    前記圧縮機と前記冷凍室用送風機とを強制運転させると
    ともに、前記冷凍室用送風機を高回転に切換えるように
    制御する冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 急凍制御手段は、急凍スイッチの投入に
    より、圧縮機を高回転に切換えるように制御する請求項
    1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 急凍制御手段は、急凍スイッチの投入に
    より、冷蔵室用送風機を低回転に切換えるように制御す
    る請求項1記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 急凍制御手段は、急凍スイッチの投入時
    点から一定時間は冷蔵室用送風機を高回転とし、その
    後、低回転に切換えるように制御する請求項1記載の冷
    蔵庫。
  5. 【請求項5】 冷凍室蒸発器の温度を検知する冷凍室蒸
    発器温度検知手段を備え、急凍制御手段は、急凍スイッ
    チの投入後、冷蔵室用送風機の回転を可変しながら冷凍
    室蒸発器の温度を一定に保つように制御する請求項1記
    載の冷蔵庫。
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