JPS6038493B2 - サブフロ−ト付潅漑用表層水取水装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、伸縮式の取水管の上端に漏斗状の取水盤を設
け、該取水盤上に、スベーサーを介し算盤玉状のフロ−
トを設けた藩７既用表層水取水装置において、その取水
盤の下面に、下面を適宜閉口した環状の空気室を設ける
ことによって、取水管の浮力の増加をはかると共に、空
気室の下面を閉口させることにより、水圧による空気室
の損壊をなくし、使用鋼板を薄くすることができ、設備
費の軽減をはかることができうるようにしたサブフロー
ト付藩主鏡用表層水取水装置に関するものである。

伸縮式の取水管の上端に漏斗状の取水盤を設け、該取水
盤上に、スベーサ−を介し算盤玉状のフロートを設けて
、取水盤とフロートとの間から池沼等の表層水を港？既
用水として取水するようにした取水装置があるが、この
取水装置は、材料に重量のかさむ鋼板を使用しているた
め、算盤玉状のフロ−トだけでは浮力が充分ではなく、
このため、取水盤の下面に密閉型の空気室を設けて、こ
の空気室をサブフロートとしたものがあるが、この空気
室は密閉型のため、水圧の影響が大きく、特に冬期に於
ては変形する虜れがあるため、装置全体に厚い鋼板を使
用しなければならず、多大の設備費がか）る等の欠点を
有していた。

本発明は叙上の欠点を除去するため、なされたもので、
以下、これを一実施例である図面により説明する。

伸縮式の取水管ｌの上端に漏斗状の取水盤２を設け、該
取水盤２上に、スベーサー３を介し算盤玉状のフロート
４を設けた溝波用表層水取水装置において、取水盤２の
下面に適宜の開口部５を有する環状の空気室６を設けて
なるものである。

前記関口部５にはゴミ防止用スクリーン７を張着するこ
とが好ましい。本発明は上述のように、取水盤２の下面
に空気室６を設けるに於て、該空気室６の下面を適宜開
□せしめて、外部の水圧と同じ圧が該空気室６内にか）
るようにしたことによって、前記の従来のサブフロート
の欠点を完全に除去し得たものである。

即ち、従来のサブフロ−トとしての空気室は密閉型のた
め、水圧による悪影響が大きく、特に冬期に於ては変形
する塵れがあるため、空気室６関係の装置全体に相当な
肉厚の鋼板を使用せざるを得ないことになり、多大の設
備費を要し、且つ重量も大となり浮力に悪影響がある等
の欠点があったのであるが、本発明に於ては、サプフロ
ートとしての空気室６の下面を適宜開口せしめて空気室
６内外の庄が同一であるようにしたから、この空気室６
内への水圧の影響がなく、従って、空気室関係の装置全
体に使用する鋼板の厚さを小さくして、設備費の節減を
はかると共に、重量の軽減による浮力への良い影響を癒
し得た等の大きな利点を燈したものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係るサブフロート付漣亨既用表層水取水
装置の一実施例を示すもので、第１図は要部を切欠いた
第一実施例の正面図、第２図は要部の拡大縦断正面図、
第３図は同底面図、である。 １は取水管、２は取水盤、３はスベーサ−、４はフロー
ト、５は開口部、６は空気室、７はスクリーン。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 伸縮式の取水管の上端に漏斗状の取水盤を設け、該
   取水盤上にスペーサーを介し、フロートを設け、該取水
   盤の下面に空気室を設けた潅漑用表層水取水装置に於て
   、 前記空気室の下面を適宜開口せしめて、外部の水圧
   と同じ圧が該空気室内にかゝるようにしたことを特徴と
   するサブフロート付潅漑用表層水取水装置。