JPS6038488B2 - 橋梁の押し出し架設工法 - Google Patents

橋梁の押し出し架設工法

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JPS6038488B2
JPS6038488B2 JP53081972A JP8197278A JPS6038488B2 JP S6038488 B2 JPS6038488 B2 JP S6038488B2 JP 53081972 A JP53081972 A JP 53081972A JP 8197278 A JP8197278 A JP 8197278A JP S6038488 B2 JPS6038488 B2 JP S6038488B2
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bridge
shoe
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bridge girder
upper shoe
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博 多田
亘 安部
俊郎 野津
恵三 石川
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Oiles Industry Co Ltd
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D21/00Methods or apparatus specially adapted for erecting or assembling bridges
    • E01D21/06Methods or apparatus specially adapted for erecting or assembling bridges by translational movement of the bridge or bridge sections
    • E01D21/065Incremental launching
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E01CONSTRUCTION OF ROADS, RAILWAYS, OR BRIDGES
    • E01DCONSTRUCTION OF BRIDGES, ELEVATED ROADWAYS OR VIADUCTS; ASSEMBLY OF BRIDGES
    • E01D19/00Structural or constructional details of bridges
    • E01D19/04Bearings; Hinges
    • E01D19/048Bearings being adjustable once installed; Bearings used in incremental launching

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は橋梁の押し出し架設工法に関するものである。
従来、橋梁の押し出し架設工法としてはつぎのような方
法がとられている。第1図は従来の方法を示すもので、
橋桁(上部構造)Gを前方に押し(もしくは引き)出し
て橋脚(下部構造)B上に架設するに際し、譲好喬桁G
の押し(もしくは引き)出し橋台の背後に設けられた製
作台上で数メートルから数十メートルのユニット状に製
作された橋桁Gをコンクリートの硬化後、譲交葱稀Gに
手延ガーターAを付設せしめるとともに、橋脚Bにはた
とえば鋼製台、コンクリートブロックなどの適宜の支持
台上にすべり部材を配してなる仮りの支持装置Cを固定
する。
該支持装置C上に橋桁Gを戦荷して、橋桁Gに直接もし
くは橋脚Bに取付けられた押し出し装置Dを用いて、該
橋桁Gを押して(もしくは引いて)橋桁Gと支持装置C
とを沼動させて押し(もしくは引き)出す方法、あるい
は橋脚Bなどに固定された平板上に支持台を摺動し得る
ように教導して可動支持台となし、該可動支持台上に橋
桁Gを戦荷して押し出し装置Dによって該支持台を前記
平板上を押して(もしくは引いて)摺動させ、橋桁Gを
押し(もしくは引き)出す方法などである。しかしなが
ら、これらの方法は種々の問題点がある。
すなわち、上述したいずれの方法においても、橋桁Gが
架設位置に到達して架設が完了したのちは、仮りの支持
装置Cに撤去してから正規の支承装置を据え付けて橋桁
Gを支持せしめる必要があること、また仮りの支持装置
Cを撤去する作業は橋桁Gを鉛直ジャッキEなどによっ
て社上せしめて行なわれるが「該橋桁Gの江上量を施工
上大きくとれないため橋桁Gと橋脚Bとの間の隙間が十
分でなく、そのため手作業になることが多く、かつ作業
が繁雑で経済的にも好ましくないこと、などの問題点が
ある。
上述した従来の問題点を解決するべく、本出願人は先に
、待顔昭52−15106び号(以下「先行技術1」と
いう)および特顔昭53−15890号(以下「先行技
術0」という)において「仮りの支持装置を用いること
なく、初めから正規の支承装簿を用い、架設時には当該
支承装置に仮りの支持装置としての機能を発揮させ、架
設完了後には当該支承装置を橋桁側と係合固定させてそ
のまま支承装置としての機能を発揮させることのできる
押し出し架設用支承装置を提案した。
これら先行技術は、前述した従来技術の問題点を解決す
ることができたが、ここに新たな問題点が提起された。
すなわち、先行技術1は、橋桁の押し出し架設時に、橋
脚に固定された支承装置の上沓上面と橋桁との間に順次
すべり村を挿入し、橋桁を上沓上をすべらせて押し出す
という架設工法に適した支承装置で、架設後は支蜜鶴度
層の上沓上面と橋桁に固定されたソールプレートとの間
にすべり部を形成して当該すべり部で橋桁の伸縮などの
変位を許容するようにした押し出し架設用支承装置であ
る。この先行技術1の架設工法においては、架設後、支
承装置の上沓と橋桁に固定されたソールプレートとを係
合させるにあたり、橋桁を鉛直ジャッキを用いて江上さ
せることなく行なうことができるという利点があるが、
この架設工法に用いられる支承装贋としては特定の支承
装置に限られるという問題がある。
また、先行技術山ま、第2図に示すように、支承装置S
上に橋藤方向(押し出し方向)に移動可能に薄鋼板から
なる移動部材Tを配し、該移動部材T上に橋桁Gを萩荷
したのち、押し出し装置Dで諺が橋桁Gを移動部材Tと
ともに支承装置S上を架設位置まで押し出し、そこで鉛
直ジャッキを用いて橋桁Gを社上させて支承装置S上の
移動部材Tを除去し、ついで鉛直ジャッキを○下させて
支承装置Sと橋桁Gとを係合固定させる架設工法である
この架設工法においては、前述した先行技術1と異なり
、特定の支承装置に限定されることなく、一般に橋梁用
支承として用いられている上・下沓間に橋桁の伸縮なら
びに傾きなどの変位を許容する可動部を有する支承装置
、すなわち、可動部がロ−ラ−あるいはロッカーのごと
きころがり支承tピンなどのヒンジ支承、すべり板ある
いは曲面部を有するベアリングプレートなどのすべり支
承トゴムなどのゴム支承「 これらを組合わせた各種支
承、を使用することができるが、架設後の該支承装置と
橋桁側との係合困定に問題がある。
すなわち、この架設工法においては、橋桁Gが架設位置
に到達した後、あらかじめ橋桁Gに固定されたソールプ
レートと支承装置の上沓とを結合固定するに際し、鉛直
ジャッキを用いて橋桁Gを江上させて上沓上に配された
移動部材Tを除去しなくてはならないこと、この橋桁G
を江上させる作業は橋桁Gに偏荷重が発生しないよう各
橋脚B上でほぼ同時に行なわなければならないこと、ま
た移動部材Tの除去作業は人力による手作業で行なわな
ければならないこと、などの問題である。本発明は先行
技術1の利点に鑑み、先行技術ロに改良を加えたもので
、架設後、橋桁と支承装置の上沓とを結合固定するに際
し、橋桁を江上させることなく行なうことができ、橋桁
と支承装置間に作用する水平力に対しより強固な結合方
法を備えた橋梁の押し出し架設工法を提供するものであ
る。すなわち、上面に橋軸直角方向に沿う凹条部を備え
た上沓と下沓と後と該上・下沓間に構成された橋桁の伸
縮ならびに煩きを許容する可動部とからなる支承装置を
橋脚上に固定し、該上沓と下沓との間に、架設時の該上
・下沓間の橋軸方向の相対移動を規制する係止部材を配
する。
該支承装置の上沓上に、上面にすべり材を備えた仮受部
材を仮固定するとともに該仮受部材のすべり材上に移動
部材を橋軸方向に移動可能に配置し、橋桁にはあらかじ
め定められた支承装置と合致する位置に下面中央部に凹
部を有するソールプレートを固定する。
該橋桁を前記移動部村上に萩荷し、その後押し出し装置
で、養分橋桁を移動部材とともに仮受部村上を橋軸方向
の架設位置近傍まで連続的に押し出し、該架設位置近傍
において、上面中央部に係合部を備えかつ下面に橋軸直
角方向に沿う凹条部を備えた連結部材を、該係合部を前
記ソールプレートの下面凹部に係合させて該ソールプレ
ートに固定する。
該上沓上の仮受部村の仮固定を解除した後、再び押し出
し装置で橋桁を押し出し、上沓上の仮受部材を連結部村
で押圧して該仮受部村および移動部材とを置換せしめる
とともに該連結部材の下面凹条部を上沓上面の凹条部に
合致させて該連結部村を上沓上に位置せしめ、該位置で
、上沓の凹条部と連結部材の凹条部間に係止弁を挿入固
定するとともに上沓を連結部材を介してソールプレート
に固定することを特徴とする橋梁の押し出し架設工法で
ある。
以下、本発明をその実施例を示す添付図面によつて詳細
に説明する。
1は橋脚Bと橋桁Gとの間に配される支承装置で、該支
承装置は橋脚Bに固定される下沓2と該下沓2上に配さ
れ、橋桁Gの煩きなどの変位および伸縮を許容する可動
部3と該可動部3上に配される上沓4とから構成されて
いる。
5は橋桁Gに固定されるソールプレート、6は架設後、
該ソールプレート5と上沓4とを連結する連結部村、7
,7′は該上・下沓4,2の橋軸方向の両端に配された
保持装置、8は該保持装置7,7′に支持され、上沓4
上を橋鞠方向に移動可能に配された薄鋼板からなる移動
部材である。
該下沓2はその上面に可動部3を構成する一方の面に凸
曲面部10を有し、他方の面に平面部11を有するベア
リングプレート12の該凸曲面部10と沼接する凹曲面
部13と該凹曲面部13を挟んで橋麹直角方向の両端に
該上面より突出する凸出部14,14を備えており、該
下沓2はアンカーボルト9などによって橋脚Bに固定さ
れている。上沓4はその上面15の中央に前記連結部材
6との係合部16を構成する橋鞠直角方向に沿う凹条部
17と橋軸万向の両端に該ソールプレート5との係止孔
18,18を備えている。
また、該上沓4には橋軸直角方向の両端に段部19,1
9が形成されているとともに該段部19,19には橋軸
方向の両端に耳部20,20を残して前記下沓2の凸出
部14,14と係合する切り欠き部21,21が形成さ
れており、該上沓4の下面22は下沓2の凹曲面部13
に鉄装されたベアリングプレート12の平面部11と摺
接している。
23,23は下沓2の凸出部14,14にボルトなどに
よって固定されたフック状のサイドブロックであり、該
サイドブロック23,23は上沓4の段部19,19を
上下方向に係止している。
ソールプレート5にはその下面24の中央に前記連結部
材6の係合部25と係合する下向き凹部26と該連結部
材6を固定するボルト孔28,28が設けられていると
ともに橋軸万向の両端には上沓4の前記係止孔18,1
8と合致するボルト孔27,27が設けられている。該
ソールプレート5は橋桁Gの製作時に養分橋桁Gが架設
後に橋脚Bに戦層された支承装置1と合致する位置にあ
らかじめアンカーボルト29,29などによって下面2
4を該橋桁Gの下面と同一面として埋設固定されている
連結部材6には上面30の中央に前記ソールプレート5
の下面に設けられた下向き凹部26との係合部25を構
成する凸部31が一体に形成されているとともに橋藤方
向の両端には該ソールプレート5のボルト孔27,27
と該上沓4の係止孔18,18に合致するよう貫通孔3
2,32が形成されており、さらに該凸部31の周りに
はソールプレート5のボルト孔28,28と合致する係
合孔33,33と形成されている。
また、該連結部材6の下面34には中央に上沓4の上面
15に形成された凹条部17と合致する凹条部35と、
橋軸直角方向の両端に橋軸方向に沿う凸条部36,36
が相対向して形成されており、該凸条部36,36は該
凸条部36,36の内側面間に上沓4が鉄合するように
該上沓4の橋軸直角方向の長さに等しい間隔をもって形
成されている。
37,37は該凸条部36,36の一方の織部、すなわ
ち上沓4が該凸条部36,36間に嫁入する側の端部に
それぞれ形成されたテーパ一部で、該テーパ一部37,
37は上沓4に連結部村を競合するさし、のガイドの役
割を果すものである。
保持装置7,7は、一方の保持装置7を支承装置1に対
して押し出し方向の後方、換言すれば押し出し女合点側
に、他方の保持装置7′を支承装置1に対して押し出し
方向の前方に位置せしめ、それぞれの基体部がボルトな
どによって橋脚Bに固定されている。
そして、支承装置1の後方に配された保持装置7はロー
ル巻きなどされて支持された移動部材8を架設特に送り
出す役割をなし、前方に配された保持装置7′は上沓4
上を通過した移動部材8を巻き取る役割を果すものであ
る。
38,38′は該保持装置7,7′の押圧レバーで、該
押圧しバ一38,38′は先端にローフ−39,39′
を有し、架設時に橋桁Gに上下方向の微小変位が生じて
も常に該ローラー39,39′を介して移動部材8を橋
桁Gに押圧せしめるものである。
40,40は上・下沓4,2間に配された係止部材で、
該係止部材40,40は上沓4の切り欠き部21,21
と該切り欠き部21,21に係合する下沓2の凸出部1
4,14との間に微小隙間をもって配され、連結部材6
と後述する仮受部村との置換作業時に生じる橋桁Gの額
きなどの変位には追従するが、架設時の支承装置1の上
沓4と下沓2との相対移動を拘束するものである。
41は上沓4の上面15に配された仮受部材で、該仮受
部材41は方形状をなし、かつその橋軸直角方向の側面
に下方に延設された脚部42,42を有する断面コの字
状に形成されているとともにその上面には凹部43が設
けられており、該凹部43にはすべり材44が俄着され
ている。
該仮受部材41はすべり材44上を移動部材8が摺接す
るとき、該仮受部材41が上沓4上を動いてしまうこと
がないようにその脚部42,42を上沓4の橋軸直角方
向の側面に競合し、ボルトなどにより該上沓4に固定さ
れている。第6図および第7図において、45は前記上
沓4の上面に形成された凹条部17と連結部材6の下面
に形成された凹条部35とにわたって鉄合される係止片
で、上沓4と蓮結部材6との係合部16を構成している
つぎに橋桁Gの押し出し架設工法について詳述する。
橋脚B上に上沓4と下沓2と該上・下沓4,2間に構成
された可動部3(ベアリングプレート12)とからなる
支承装置1を固定するとともに該上沓4上にすべり材4
4を俵着保持した仮受部材41を脚部42,42をボル
トなどで仮固定して配置する。
また橋脚B上に移動部材8を保持した保持装置7と該移
動部材8を巻き取るもう一つの保持装置7′を支穣装置
1を挟んで固定し、移動部材8を仮受部材41上に引き
出すとともにその端部を保持装置7に係合する。
ついで、該仮受部村41上に移動部材8を介して橋台の
背後に設けられた製作台上で製作され、手延ガータ−A
が付設された橋桁Gを戦荷する。
しかる後、橋脚Bもしくは橋桁Gのいずれかに取付けた
押し出し装置Dを使用して橋桁Gを押し出す。該劾喬桁
Gは仮受部村41に嫁着されたすべり村44と移動部村
8との摺髪で該仮受部材41上を移動部村8とともに前
方に押し出され、空いた製作台上では前方に押し出され
た橋桁Gにコンクリートを打ち継いで、藷が喬桁Gに固
定されたソールプレート5があらかじめ定められた支承
装置1と合致する近傍まで順次押し出される。
支承装置1の近傍において、橋桁Gに固定されたソール
プレート5に連結部材6を該連結部材6の凸条部36,
36の内側面内に上沓4の橋軸直角方向の側面が嫁入す
るように、該凸条部36,36に設けられたテーパー部
37,37を該上沓4と対向せしめるとともに該ソール
プレート5の下向き凹部26に該連結部材6の上面30
1こ設けられた凸部31を係合し、係合孔33,33に
配したボルトをソールプレート5のボルト孔28,28
に螺着して、該ソールプレート5と連結部材6を一体に
固定する(第3図イ、第4図および第5図参照)。仮受
部材41を上沓4に仮固定せしめたボルトを除去すると
ともに押し出し側の保持装置7から送り出される移動部
材8を上沓4の端部で切り離し、橋桁Gを再び押し出し
装置Dで押し出すことによって仮受部材41と連結部材
6を置換せしめる。
すなわち、ソールプレート5に固定された連結部材6で
該連結部村6の下面に設けられた凹条部35と上沓4の
上面に設けられた凹条部17が合致するように該連結部
材6の凸条部36,36間に上沓4を案内し、該上沓4
上の仮受部材41を押圧して該仮受部村41と該仮受部
材41上の移動部材8を押し出すことによって該仮受部
材41と連結部材6とを置換する(第3図口参照)。
該仮受部材41と連結部材6の置換が完了した状態で、
上沓4の凹条部17と連結部材6の凹条部35間に該上
沓4と連結部村6を係合する係止片45を配するととも
に上沓4の係止孔18,18および連続部材6の貫通孔
32,32に配されたボルトをソールプレート5のボル
ト孔27,27に螺着して、該上沓4を連結部材6を介
してソールプレート5に固定する。そして、上・下沓4
,2間に配され、架設時の両者間の相対移動を拘束した
係止部材40,40を除去するとともに押し出し装置D
および保持装置7,7′を撤去して架設を完了するもの
である(第6図および第7図参照)。
なお、仮受部材41と連結部材6とは上沓4の上面15
と摺接して置換されるため、該上沓4の上面15もしく
は仮受部材41の下面あるいは連結部材6の下面34の
いずれかに円滑な置換が行なわれるようにする自己潤滑
性を有するすべり材の被覆層を形成することは好ましい
ことである。
上述した架設工法によって架設された橋桁Gの額きおよ
び伸縮などの変位は、支承装置1の可動部3を構成する
ベアリングプレート12の凸曲面部10と下沓2の凹曲
面部13との摺姿および該ベアリングプレート12の平
面部11と上沓4の下面22との摺後で許容される。ま
た、一体化されて橋桁側に固定された上沓4と連結部材
6とソールプレート5の橋軸方向への所定量以上の移動
は、上沓4の切り欠き部21,21が下沓2の凸出部1
4,14に当接することによって規制され、橋軸直角方
向の移動は該上沓4の切り欠き部21,21と下沓2の
凸出部14,14との当援によって規制される。
支承装置に作用する水平力に対して、ソールプレート5
と連結部材6間においては該ソールプレート5の下面凹
部26に藤合した連結部材6の凸部31によって、連結
部村6と上沓4間においては上沓4の凹条部17と連結
部材6の凹条部35間に挿入された係止片45によって
抗する。
架設後の橋桁Gの浮き上りに対しては上沓4と下沓2が
、該下沓の凸出部14,14に固定されて該上沓の段部
19,19を上下方向に孫止するサイドブロック23,
23で抗し、上沓4とソールプレート5は連結部材6を
介して螺着されたボルトによって抗する。本実施例では
上沓4と連結部村6を係合せしめる係止弁45を、該上
沓の上面15と連結部材の下面34の中央にそれぞれ形
成した凹条部17,35に挿入する例を示したが、凹条
部17,35の位置を上沓4上面および連結部材6の下
面の中央に限定することなく、また複数本設ける態様も
探ることができる。
また、上下沓2,4間に構成される可動部3にベアリン
グプレート12を用いた態様を示したが、該ベアリング
プレート12を用いることなく同様の機能を有する可動
部3、たとえば下沓2の上面に鍋状凹部を設け該凹部に
ゴム弾性体とすべり都材を付帯せしめた中間板を配し、
すべり都材と上沓4との摺鞍で橋桁Gの伸縮を、かつゴ
ム弾性体の変形で懐きなどの変位を許容する密閉ゴム型
とした態様もしくはローラーを用い該ローフ−の転勤で
橋桁Gの伸縮ならびに懐きなどの変位を許容するローラ
ー型の態様も採用できるものである。
第8図は他の実施例を示すもので、連結部材6の上面に
ソールプレートの下向き凹部26と合致する上向き凹部
46を設け、該上向き凹部46と下向き凹部26に別体
に製作した係止材47を挿入せしめ、該連結部材6とソ
ールプレート5間の水平力に対する抵抗部を該係止材4
7で行なわせしめる態様を示したものである。
本発卵ま上述の構成よりなり、押し出し架設工法で架設
される橋桁と支承装置、すなわち、橋桁側に固定された
ソールプレートと橋脚側に配された上沓の固定を、該上
沓上に仮受部材を配して、該仮受部材上で橋桁を架設位
置近傍まで押し出し「 しかる後、橋桁Gに固定された
ソールプレ−トに連結部材を装着して、該連結部材で仮
受部材を押し出して該仮受部材と連結部材とを置換せし
めることによって、橋桁を江上せしめることなく仮受部
村の除去ならびに上沓とソールプレートの固定を容易に
行なうことができ、架設作業の能率向上が計れる多大な
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、押し出し架設工法の概略図、第2図は、従来
の支承装置を用いた押し出し架設工法の説明図、第3図
は、本発明の橋梁の押し出し架設工法の説明図、第4図
は、橋桁の押し出し1こおける支承装置の一部縦断側面
図、第5図は、支承装置の上沓および仮受部村ならびに
連結部材そしてソールプレートの形状および配設方法を
示す斜視図、第6図は、架設後の支承装置の一部縦断側
面図、第7図は、その一部縦断正面図、第8図は、橋桁
の押し出し時における他の実施例の支承装置の一部縦断
側面図である。 1:支承装置、2:下沓、3:可動部、4:上沓、5:
ソールプレート、6:連結部材、8:移動部材、15,
30:上面、16,25:係合部、17,35:凹条部
、24,34:下面、26,46:凹部、31:凸部、
40:係止部村、41:仮受部材、45:係止片、47
:係止材。 発1図第2図 第3図 第6図 莞フ図 完4図 籍8図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ) 上面に橋軸直角方向に沿う凹条部を備えた
    上沓と該上沓と相対向する下沓と該上・下沓間に構成さ
    れ橋桁の伸縮ならびに傾きを許容する可動部とからなる
    支承装置を橋脚上に固定する(ロ) 該上沓と下沓との
    間に、架設時の該上・下沓間の橋軸方向の相対移動を規
    制する係止部材を配する。 (ハ) 該支承装置の上沓上に、上面にすべり材を備え
    た仮受部材を仮固定するとともに該仮受部材のすべり材
    上に移動部材を橋軸方向に移動可能に配置する。 (ニ) 橋桁にあらかじめ定められた支承装置と合致す
    る位置に下面中央部に凹部を有するソールプレートを固
    定する。 (ホ) 該橋桁を前記移動部材上に載荷する。 (ヘ) 押し出し装置で、該橋桁を移動部材とともに仮
    受部材上を橋軸方向の架設位置近傍まで連続的に押し出
    す。(ト) 該架設位置近傍において、上面中央部に係
    合部を備えかつ下面に橋軸直角方向に沿う凹条部を備え
    た連結部材を、該係合部を前記ソールプレートの下面凹
    部に係合させて該ソールプレートに固定する。 (チ) 該上沓上の仮受部材の仮固定を解除した後、再
    び押し出し装置で橋桁を押し出し、上沓上の仮受部材を
    連結部材で押圧して該仮受部材および移動部材とを置換
    せしめるとともに該連結部材の下面凹条部を上沓上面の
    凹条部に合致させて該連結部材を上沓上に位置せしめる
    。 (リ) 該位置で、上沓の凹条部と連結部材の凹条部間
    に係止片を挿入固定するとともに上沓を連結部材を介し
    てソールプレートに固定する。 以上(イ)〜(リ)からなることを特徴とする橋梁の押
    し出し架設工法。 2 連結部材の上面係合部は該連結部材の上面中央部に
    一体に形成され、該ソールプレートの下面凹部に係合す
    る凸部である特許請求の範囲第1項記載の橋梁の押し出
    し架設方法。 3 連結部材の上面係合部は該連結部材の上面中央部に
    形成され、該ソールプレートの下面凹部と合致する凹部
    と両凹部間に挿入される係止材とからなる特許請求の範
    囲第1項記載の橋梁の押し出し架設工法。
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