JPS603830B2 - インビトロでの植物細胞の培養法 - Google Patents

インビトロでの植物細胞の培養法

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JPS603830B2
JPS603830B2 JP56169391A JP16939181A JPS603830B2 JP S603830 B2 JPS603830 B2 JP S603830B2 JP 56169391 A JP56169391 A JP 56169391A JP 16939181 A JP16939181 A JP 16939181A JP S603830 B2 JPS603830 B2 JP S603830B2
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    • C12M23/00Constructional details, e.g. recesses, hinges
    • C12M23/58Reaction vessels connected in series or in parallel
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N5/00Undifferentiated human, animal or plant cells, e.g. cell lines; Tissues; Cultivation or maintenance thereof; Culture media therefor
    • C12N5/04Plant cells or tissues
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/24Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
    • C12N9/2402Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
    • C12N9/2468Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1) acting on beta-galactose-glycoside bonds, e.g. carrageenases (3.2.1.83; 3.2.1.157); beta-agarase (3.2.1.81)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/91Cell lines ; Processes using cell lines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S435/00Chemistry: molecular biology and microbiology
    • Y10S435/813Continuous fermentation

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は植物細胞の培養法、更に詳しくは植物細胞によ
る代謝産物の製造法に関する。 「代謝産物」という用語は、植物細胞によって製造され
る生合成物質、生体内変換物質または生成内分解生成物
を意味する。ィンビトロで植物細胞を培養すると、ある
場合には、経済的価値のある生合成代謝産物または生体
内変換代謝産物が得られることは既に知られている(M
.日,畑NK:Theimpactofplantce
llcultmeonindustry、inT.AT
HORPE(編集者):The lntematio岬
1$sociationforplanttissue
c山ture−Calgaひ197&1〜14頁)。 従来の生物反応器を用いた場合、植物細胞培養が高価に
つくので、この活性物質を工業的に利用することは非常
に制限されていた。微生物を使用する場合よりもずっと
高価になるのは、細胞の増殖が遅く、そのために培養時
間が長くかかることによる。参考までに、各種の微生物
および植物細胞の最大成長率(速度)および世代時間を
以下の表に示す。 表1 最大成長率は以下の比で表わされる: 質量の変化 初期質量×時間 この比較は、微生物の寸法を考慮に入れていないので、
生物学的見地からはほとんど何の意味もないが、操作上
の見地からは、少なくとも所望の生成物の生産が、生物
体を生産することに直接依存している場合には、植物細
胞は、生物工業的操作を行なうのに最も不利な生物であ
ることは明らかである。 従って、普通寒天培地を使用する方法が研究され、ある
組織株は、それらが生合成した代謝産物を普通寒天培地
に排池することがある、ということが明らかにされた(
V.PETlARD、1980・Ph$i。l。gje
Veg色tab1e18・2・231〜337)。こ
れらの方法の1つは、アルギン酸塩ゲルに封じ込めるか
(A.W.ALFERMANN、SCHULLER お
よびE.REmHARD、PlanねMedica、
1980、281頁:P.BRODELIUS、DEU
S、K.MOSBACH and M.日.ZENK、
FeLetteR、1031、93〜97)あるいは種
々の担体に固定することにより、固定化された細胞用反
応体をつくりあげることにある。本発明は、同じ通常の
タイプの反応体を使用するものであるが、植物細胞を固
定する手段を使用することなく行なう方法を提供するも
のである。 植物細胞を培養する本発明方法は、細胞を固定化したり
あるいは鷹拝したりすることなく、液体塔地中で植物細
胞を培養し、その液体培地を連続的にあるいは間欠的に
除去および置き換えすることからなる。この方法は、例
えば次の様にして行なう。 反応器に入れた額辞していない液体塔地に、各種の大き
さの(単離した細胞からカルスに到る)細胞集合物の形
の植物細胞を入れる。 栄養摂取、酸素供給および必要あれば9E池された代謝
産物を抽出するために、培地を循環させる。適当なフィ
ルター、例えばガラスフリツト、ステンレスガーゼ、ナ
イロン布などにより生物体を反応器内に保持する。この
集合物の大きさによって、微生物の場合に起こりがちな
めずまり現象を最小限にすることができる。第1図に本
発明で使用する装置の1例を示す。 損拝していない液体培地中で、細胞を固定化したり封じ
込めたりする手段を用いることなく、植物細胞を培養す
る本発明方法を実施するには、その他の装置も使用する
ことができる。本発明方法は、全てのいわゆる高等植物
または顕花植物の植物細胞に適用することができる。 本発明方法の応用範囲は、通常の反応器中、懸濁状態で
植物細胞を培養する方法の場合と同様で、多種多様であ
る。即ち植物細胞の第1次または第2次代謝産物のあら
ゆる成分、例えば酵素、精油、香味成分、ステロイド、
色素、アルカロイド、フラボン、配糖体、および価値あ
る薬理活性を示す新規な化合物などの生産が包含される
。また、種々の目的で、特定の基質を特定の化合物に生
体内変換したり、特定の物質を生体内分解したりするこ
ともこの応用の1例である。従って、本発明方法は種々
の産業分野で、例えば食品分野、医薬、基礎化学、化粧
品分野などで使用することができる。 液体塔地中に静遣したカルスの形で植物組織を培養する
こと、即ち、表面交換に限られた、従って極端に制限さ
れた酸素化条件下で、培養することができる。 以下に本発明の実施例を示す。 一般に、本発明方法以外は、当業者に周知の方法が使用
されている(例えば培地の滅菌法、培養条件、抽出など
)。実施例1は、生成物を分離することなく、液体塔地
中で植物細胞を培養するものである。実施例 1Vin
caminor L(ッルニチニチ)の液浸カルスの調
整および増殖Vincaml皿r Lの組織株(記号V
ml)を、以下の組成の半固形寒天処理培地で、カルス
の形で培養した。 ‘a} 無機の多量成分を含むいわゆるHeller溶
【b’無機の徴量成分を含むいわゆるHeller溶
液(c’鉄源塩化第二鉄・細20 1秘/堵地
IZ‘d’ ビタミン溶液(記号BI)(e} 成長物
質 2一(2・4ージクロロフェノキシ)酢酸.・・.・・
1の9/そ 6一(フルフリルアミノ)ープリン(キネチン)
‐・・・・・1の9/そ【f} 炭素
源:茂糖 ・・・・・・20タ′夕鷹)
固形化剤:寒天 7夕/そ試験管内
で培地を調整し、23ooおよび以下の照射条件の均一
な条件下に置いた。 川 SylvanjaGro−luxランプからの光ス
ベクト′レ【口} 光度約5000ルックス レ→ 照明期間1即時間/日 0 発育環4週間 これらの条件下において、カルスは比較的葉緑素的(C
hiorophyllaceo雌)で非常に硬く、以下
の式に基づく成長率は225%である:W帯凶側o (WfH:収獲した新鮮な物質の重量、Wn:移植にお
ける新鮮な物質の重量)固形物含量は7%((固形物/
新鮮な物質)×100)である。 この株の継代培養の間、少量のカルスを全く同じ条件下
に置き、他のカルスは、寒天を除去するほかは全く同じ
培地を入れた。 従って、この培地は液体培地(10の‘/試験管)であ
る。接種してから約1幼時間後に、カルスは試験管の底
に落ち着き、約2.5〜3弧の液体培地で覆われる。 この条件下で、最も良好な成長を示したカルスを数回継
代培養した後、初期の条件下で培養した株と実質的に同
じ外観の株を得る。 同じ培養時間でのこの株の成長率は313%である。 従って、寒天培地上の初期の株よりも大きい。この条件
下で得られた組織の固形物含量は5.99%である。実
施例 2 Ca比aぬnthusroseusG.Don(記号C
R2)株のカラム培養−バッチ方式Catharant
h船rose雌組織の株(記号CR2)は生合成および
代謝産物の排他能が低い。 しかしその抗有糸分裂活性のために選ばれた(V.PE
TlARD、1980、″lnにr雌tionaI R
esearchCongress on NatmaI
Products as MedicinalAge
nts″)。 これはべトリ皿中、以下の組成の半固形培地上で常法通
り培養した。 【aー 多量成分のいわゆるMurashj史およびS
koog溶液‘b} 徴量成分のいわゆるHeller
溶液実施例1参照{c’ビタミン溶液(記号BI) 実施例1参照 【dー 塩化第二鉄・紺20 1‘
c} 成長物質ナフチル−1一酢酸
16−(フルフリルアミノ)ープリン 1‘f
} 炭素源:グルコース 30多′ぞ(g
} 固形化剤:寒天 7夕/そこの株
を4週間毎に規則的に縫代培養する。 4週令のこの株のカルスを、無菌条件下で、寒天を除く
ほかは同じ組成の普通塔地を入れた第1図に示す様な装
置に入れる。 この装置には、容量3その培養カラムーがあり、その低
部に液体培地から組織を分離するための手段が設けられ
ており、この手段は競綾ガラス板2からなっている。カ
ラム頂上のガラス管3から普通培地を入れることができ
る。焼結ガラス板の下のもう1つのガラス管4は、晋通
培地が組織上を循環した後、これを除去するためにあり
、この際この組織を一緒に除去してしまう危険はない。
容量5その箱入り大型ガラスびん5は温度調節すること
ができ、これには、晋通培地に空気を通したりあるいは
その特性値(例えば温度、州、熔解酸素の密度)を測定
したりするための各種の手段を取り付けることができる
。酸素移送を良好ならしめるために、この大型ガラスび
んに櫨杵手段6を導入することもできる。上部のガラス
管7は、晋通培地が培養カラムを通過した後、もどって
くることができるためのものである。もう1つのガラス
管8は下部に設置されており、これは培地が培養カラム
の方に出ていくためのものである。この装置の2個の主
要構成要素の間の圧を平衡させるために手段を取り付け
ることもできる。 ポンプ9により、培地をしてこれら2個の容器間を循環
こせることができる。この実施例では、ポンプは培地が
大型ガラスびん5に戻る巡回パイプ中に設けられている
。カラム1と大型ガラスびん5の間の循環速度は56机
上/分である。 繁地の温度は、カラムの低い部分領域で30こ0に保た
れている。組織は、培養期間を通じて実質的に同じクロ
ロフィルレベルに保たれる。この条件下で4ケ月後に生
物体および培地を回収し、分析した。 新鮮な生物体の重量は約100%増加した(4ヵ月で)
。これは、寒天培地で培養した同じ株(4週間で100
0%)とくるべて比較的生長が遅いことを示している。
この方法で得た粗アルカロイド抽出物の量は約95の9
、即ち生物体から50の9、液体済地から45雌(5.
6雌/そ/8そ)である。 このアルカロイル抽出量は、1の女のべトリ皿から収獲
した生物体に相当する接種物から4カ月で得られた。寒
天塔地上の培養により、この同じ生物体は15雌/月の
割合で(組織内に12の9、寒天培地に3の9)、即ち
4カ月で15×4=60の9を生産する。全体として、
本発明方法による粗アルカロイド抽出物の生産は、対照
条件下で得られるものの約1.針音である。組織/培地
への分散は、これら2つの方法で異なっており、本発明
方法では培地への分散が好ましいことに留意すべきであ
る。この抽出物組成物は、質的には常法により得られる
抽出物と実質的に同じである。 この抽出物にある種のアルカロイド化合物、例えばアジ
ュマリシン、セルベンチン、(一)ータベルソニンなど
が含まれていることは、二方向薄層クロマトグラフィー
で容易に検出することができる。実施例 3 Ca比aranthusroseusG.Don(記号
CR2)株のカラム培養一半連続または連続生産実施例
2に記載した同じ株を、同じタイプの装置であって、大
型ガラスびん5の領域に、半連続または連続式の普通培
地除去手段を設けた装置で培養した。 普通塔地が組織カラムをある一定時間循環した後、全部
新しくとりかえられた時点で、該培地から得られる粗ア
ルカロイド抽出物の量を以下の表2に示す。表2 * CE:組抽出物 ** LM:液体培地(ヵラム中)、SM:固形培地(
ベトリ皿)4週間の培養後収獲される同じ量の生物体の
固形塔地中での生産:15の9(12の9力ミ組織中、
3雌が堵地中)。 寒天培地上の培養からの生産を、同量の組織、即ち4週
間の培養後10べトリ皿から収穫した量と比較した。 後者の条件下では抽出物15雌が得られ、組織に12の
9、寒天堵地に3雌分散されていた。この表から以下の
ことがわかる:普通塔地とりかえの頻度(この例では1
〜4週間)と無関係に、培地中の濃度は同じであり、固
形培地上の培養と比較して、単位時間当たりおよび単位
生物体量当たりの収率の改良係数は、とりかえの頻度が
低いほど高い。上述の方法については、この比較は液体
培地から得た抽出物のみを考慮していることに留意すべ
きである。 この生産を、固形培地上の培養からの組織と培地の抽出
物とではなく、寒天処理塔地のみの抽出物と比較すれば
、この方法の価値がより一層明らかとなる。この株につ
いて、培地中にアルカロイドが存在するのは拡散平衡に
よるものと考えられる。 この条件下では、普通塔地を全てとりかえることにより
粗アルカロイド抽出物の濃度を0にすることができ、従
って生物体から培地へのアルカロイドの拡散現象を促進
することができる。同じ量の生物体に対して循環渚地容
量を増大すること、または組織/培地平衡濃度を永続的
に転換することは、この拡散現象をより好適に利用する
手段である。以下の実施例4はこれらの方法の1つの例
である。実施例 4 Ca比aranthusroseusG.Don(記号
CR2)株のカラム培養−培地中に排池された代謝産物
の半連続または連続抽出実施例2および3に記載された
ものと同じ株を、同じタイプの装置であって、培地中に
含まれるアルカロイドを連続的に抽出する手段をとりつ
けた装置中で培養した。 この手段は、水と混和しない有機溶媒(クロロホルム、
塩化メチレンなど)あるいはアルカロイドを選択的に固
定することができる樹脂(例えばアンバーライトXAD
2)を充填した抽出カラムである。この抽出カラムは、
培地循環用巡回パイプ中に直接設置することもできるし
、あるいは大型ガラスびん5と平行して設置することも
できる。これは連続的にまたは時々(例えば1日1回)
使用することができる。この方法を用いれば、実施例3
に記載した理由により、単位時間および単位生物体当た
りの液体塔地中の生産レベルは非常に増大する。寒天塔
地について収穫した組織抽出物を考慮に入れるか否かに
よって、増加率は10〜4の音となる。実施例3に記載
した方法と比較して、この増大は晋通培地をとりかえる
ことなく達成される。従って、培地を構成している物質
を失うこともない。このことは、要求量が比較的低い炭
素基質については特に重要である(これらの条件下で培
養された生物体の生長が低いことを考慮すると)。実施
例 5 Ca比aranthusrose船G.Don(記号C
R20)株のカラム培養ーバッチ式、半連続的または連
続的生産または連続抽出を伴なつた生産Cathara
n比雌rose雌(記号CR20)株を蝿杵液体塔地中
、懸濁して培養した。 この普通培地の組成は以下の通りである。‘a’無機多
量成分 他 無機微量成分 ‘C】ビタミン溶液 メソーイノシトール 100ニ
コチン酸 1チアミン
10ピリドキシン
1‘d’鉄源 エチレンジァミン四酢酸・が20 37.3硫酸
第1鉄・7日20 27.8te
ー 生長物質2−(2・4−ジクロロフェノキシ)酢酸
.・・‐‐‐1 6−(フルフリルアミノ)ープリン(キネチン)
..,...0.06{f)
炭素源:競糖 20タこの株CR
20を、三角フラスコ中、26qoで、100〜12仇
pmで灘拝しながら懸濁して培養する。 この株を新しい普通塔地中、14日毎に規則的に継代培
養する。この条件下で最大密度1.5×1ぴ細胞/地に
達する。これは非常に細かい細胞集合物であり、一部(
aliquot)を除くだけで継代培養できる。この実
施例では、この株は2段階のステップで培養した。 第1段階では、有効容量4.5その通常の生物反応器に
入れて空気導入し、蝿拝した液体培地中3000で培養
した。この条件下で培地1〆当たり新鮮な物質約250
夕の最大密度に達した。従ってこれは生物体の増殖の第
1段階である。第2段階では、この様にして得た生物体
を第1図に示し、実施例2に記載した装置に入れた。生
物体は全て、極めて迅速にカラム1の焼結ガラス坂上に
静瞳する。培養温度はカラムの底で30qoに保ち、培
地の循環速度は56机【/分とする。大型ガラスびん5
では空気導入を0.1VVM(容量/側)に保つ。組織
はずっと帯黄色白色であり、壊死の特徴である褐色化現
象は、培養期間中を通じて見られなかつた。この条件下
で4カ月培養した後、組織および培地を回収する。 成長率は約100%である。従って成長は遅く、これは
カラムー中の生物体しベルの増大によって観察された。
等量の組織において、この条件下で得られる粗アルカロ
イド抽出物の量は、同じ期間中、蝿梓液体培地中(三角
フラスコまたは反応器中)の培養から得られるものの約
2倍多い。これらの抽出物は、常法によって得られる培
養物からのものと質的には全く同じである。他の化合物
と共にアジュマリシンおよびセルベンチンがこの抽出物
中に見し、出される。株CR2についての実施例3およ
び4に記載した方法に、株C20のために各種の改良を
加えた。 それによって収率は単位時間当たり約5倍に増加した。
通常の生物反応器中で発育させた細胞懸濁液から、非蝿
梓液体培地中の植物細胞培養を得ることができる。実施
例 6 Papaversomnifermm(記号凶167)
株の力ラム培養Papaversomnifemmの1
株(PS167)を、以下の組成の半固形培地を入れた
試験管内で培養する。 ‘a} 無機多量成分のいわゆるHeller溶液(実
施例1参照)‘b)無機徴量成分のいわゆるHelle
r溶液(実施例1参照)(c} 塩化第二鉄・班20
1の9/ク側 ビタミン溶液(記号BI
)(実施例1参照){e’成長物質2一(2・4−ジク
ロロフェノキシ)酢酸.・・・・・0‐1雌′そ 6一(フルフリルアミノ)プリン(キネチン)….・・
1雌′〆{fi 炭素基質:グルコース 3
0夕/夕〔g)固形化剤:寒天 7
夕/そ実施例1のVincami皿r株について記載し
たものと同じ条件で培養する。 カルスはもろく、比較的クロロフィル性である。 この株は、形態的に分化することなくある種のケシアル
カロィドを生合成する能力を有するが故に選択された。
寒天を除いた他は上記の組成の液体培地を入れた実施例
2に記載の装置に、上記の5週令培養物を接種する。 形態学的に培養物はその外観を変えず、壊死現象を呈さ
ない。カラム1を通過する培地の循環速度は56奴/分
である。この条件下で3ヵ月培養した後、生物体と培地
を回収し、常法により抽出する。収穫した新鮮な物質の
重量は、移植のそれと比べて200%増加した。先に述
べた実施例の場合と同様、生物体と培地からの粗アルカ
ロイド抽出物の収量は、通常の条件、即ち試験管内の寒
天培地による培養によるものより僅かに多かった。 この実施例でもまた、収量の増加は主として、生産され
た抽出物の50%以上が組織上を循環する液体培地中に
存在することによる。 実施例3および4に記載の方法に改良を加えることによ
り(培地のとりかえ、連続抽出)、寒天培地上の培養と
比較して非櫨畔液体培地中の培養の価値が上がる。実施
例 7 Medica数sativa(記号NbC均)株のカラ
ム培養Medicagosativa(記号MsCK2
)株を、三角フラスコ中、細胞懸濁液の形で鷹梓下に培
養する。 階所、270で培養する。これは唯一の炭素基質源とし
てラクトースを利用する性質を有する。このラクトース
利用可能性は、2つの3−ガラクトシダーゼ活性(1つ
は細胞内にあり、1つは壁および晋通培地中にある)に
よるものであることを発酵物研究課程において明らかに
することができた。この株のための普通塔地は以下の組
成を有する。 ‘a} 無機徴量成分のいわゆるMmashigeおよ
びSkoog溶液(実施例2参照)‘b} 無機徴量成
分のいわゆるHeller溶液(実施例1参照)‘cー
鉄源:実施例5参照 {dー ビタミン溶液(記号BI)(実施例1参照){
eー 成長物質ナフチルー1−酢酸 1
雌′そ6一(フルフリルアミノ)ープリン 1の夕/ク
‘0 炭素基質:ラクトース 30夕/そこ
の実施例では、上記の株を連続した2段階で培養する。 第1段階では、有効容量3.5その発酵釜であって、8
仇pm(1分当たりの回転数)で回転する羽根付濃伴器
を備えた釜を用いて27q0で培養する。 渚地中に溶解した酸素圧は1.劫畑以上に保つ。この目
的のためには、空気導入レベルを0.03VVMから0
.5VVMにかえる。この条件下で、培養密度は、25
餌時間で1そ当たり新鮮な物質300のこ達する。第2
段階では、この様にして得た生物体を、同じ普通塔地を
入れた実施例2に記載の装置のカラム1に移す。この条
件下で組織は迅速に静暦する。 カラム1の底の温度を270に保ち、渚地の循環速度を
100の‘/分に固定する。大型ガラスびん5では空気
導入を0.25VVMに保つ。培養の形態学的外観は3
ヵ月以上同じである。 この条件下で、培養物はラクトースを加水分解する能力
を保持し(培地中のラクトースの濃度が低下し、グルコ
ースとガラクトースの濃度が上昇)、晋通培地が8ーガ
ラクトシダーゼ活性(0.N.P.G.活性)を有する
ことを明らかにすることができた。この実施例は、本発
明方法がある基質の酵素的変換の有効な手段でもあるこ
とを示している。 以上の実施例により、本発明方法は、鷹梓下にそして植
物細胞を封じ込めたり固定したりするための人工的な担
体を用いることなく、植物細胞をィンビトロで長期間培
養することを可能にし、そしてこの条件下で代謝された
ある種の活性物質を利用することを可能にするものであ
ることは明らかである。即ち、本発明方法は以下のこと
を可能にするものである:培養を、4〜6カ月以上の長
期間、ある種の代謝物を生産する状態に保持すること、
成長を容易に抑制または阻止することができるので、通
常の条件下で、全体的に成長相でない時に生産を非常に
促進することができること、普通塔地への拡散現象を最
大限に利用し、単位生物体当たりおよび単位時間当たり
の生産を著しく増大させること、生合成された物質を連
続抽出し、かくして栄養基質当たりの生産効率を改善す
ること、および損梓液体培地中で培養するのがむつかし
いかあるいは不可能であり、あるいはその生産能が、カ
ルス中の領域にのみ現れる形態学的分化の存在下でのみ
発現される株を利用すること。 簡単であるが故に、本発明方法は蝿梓液体培地中の通常
の培養法と比べて多くの他の利点を有する。 この方法には汚染の危険、使用コスト(エネルギー「消
費される培地量)および価幣価値の低下(装置の簡略化
のため)を最小限にとどめる。これらの種々の理由で、
本発明方法は全権物の抽出または有機合成と競合する程
に、植物起原の天然物質の生産または生体内変換など、
多種多用に応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための培養装置の1例を示す
概略断面図である。 1・・・・・・培養カラム、2・・・・・・嘘結ガラス
板、5・・・・・・大型ガラスびん、6・・・・・・燈
枠手段。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 植物細胞を固体化したりあるいは撹拌したりするこ
    となく該細胞を液体培地中で培養し、該液体培地を連続
    的にあるいは間欠的に除去して取り換えることからなる
    、インビトロで植物細胞を培養する方法。 2 液体培地を植物細胞を通して連続的に循環させる第
    1項に記載の方法。 3 植物細胞によって生産される代謝産物を連続的に液
    体培地から除去する第2項に記載の方法。 4 培養される植物細胞がカルス細胞である第1項〜第
    3項のいづれかに記載の方法。 5 発酵器中で生産された植物細胞懸濁液を培養する第
    1項〜第3項のいづれかに記載の方法。 6 液体培地の成分を除去することにより細胞の重量増
    加を部分的または完全に制限する第1項〜第3項のいづ
    れかに記載の方法。 7 顕花植物からの植物細胞を培養する第1項〜第3項
    のいづれかに記載の方法。
JP56169391A 1980-10-22 1981-10-21 インビトロでの植物細胞の培養法 Expired JPS603830B2 (ja)

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