JPS6038270Y2 - コンデンサ - Google Patents
コンデンサInfo
- Publication number
- JPS6038270Y2 JPS6038270Y2 JP9142677U JP9142677U JPS6038270Y2 JP S6038270 Y2 JPS6038270 Y2 JP S6038270Y2 JP 9142677 U JP9142677 U JP 9142677U JP 9142677 U JP9142677 U JP 9142677U JP S6038270 Y2 JPS6038270 Y2 JP S6038270Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- capacitor element
- conductive metal
- dielectric film
- metal body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はコンデンサ破壊時に発生する圧力、素子の歪、
熱等によって熱可塑性樹脂または紙等よりなる巻芯ボビ
ン内の導電性金属体を接触させ、コンデンサ内部、ある
いは外部に設けられたヒユーズを切断するコンデンサに
関するものである。
熱等によって熱可塑性樹脂または紙等よりなる巻芯ボビ
ン内の導電性金属体を接触させ、コンデンサ内部、ある
いは外部に設けられたヒユーズを切断するコンデンサに
関するものである。
従来よりコンデンサに用いられている保安装置は、コン
デンサ破壊時の圧力によるケースの膨張を利用して動作
させていたが、動作性の面で、ケースの膨張はケースの
板厚、大きさによっても変化し、またコンデンサ破壊時
の圧力のバラツキによっても変化し、さらには、製造工
程上でケースの膨張によって切断したり、振動によって
も切断するという様な本来の役割を果たし得ないうちに
その機能を失なうという欠点があった。
デンサ破壊時の圧力によるケースの膨張を利用して動作
させていたが、動作性の面で、ケースの膨張はケースの
板厚、大きさによっても変化し、またコンデンサ破壊時
の圧力のバラツキによっても変化し、さらには、製造工
程上でケースの膨張によって切断したり、振動によって
も切断するという様な本来の役割を果たし得ないうちに
その機能を失なうという欠点があった。
また、一方では、従来の保安装置は部品点数が多い、価
格が高いといったような欠点もあった。
格が高いといったような欠点もあった。
これらの問題に鑑み、諸検討を施した結果、コンデンサ
破壊時には、発生する圧力、素子の歪。
破壊時には、発生する圧力、素子の歪。
熱等により大なり小なり熱可塑性樹脂または紙等よりな
る巻芯ボビンが変形することが確認された。
る巻芯ボビンが変形することが確認された。
このことを利用してコンデンサ素子の巻芯ボビン内に導
電性金属体を対向させた状態で挿入することにより、動
作性９価格面で大巾に改善できたものである。
電性金属体を対向させた状態で挿入することにより、動
作性９価格面で大巾に改善できたものである。
以下、本考案の一実施例を第１図、第２図を用いて説明
する。
する。
第１図は熱可塑性樹脂または紙よりなる巻芯ボビン内に
導電性金属体を対向させた状態で挿入したコンデンサ素
子の断面図で、第１図において１はコンデンサ素子で、
このコンデンサ素子１は片面または両面に電極を形成し
た誘電体フィルムを巻回腰この両端面にメタリコンによ
り端子引出部２を形成することにより構成されている。
導電性金属体を対向させた状態で挿入したコンデンサ素
子の断面図で、第１図において１はコンデンサ素子で、
このコンデンサ素子１は片面または両面に電極を形成し
た誘電体フィルムを巻回腰この両端面にメタリコンによ
り端子引出部２を形成することにより構成されている。
３はこのコンデンサ素子１巻回時に使用した巻芯ボビン
で、この巻芯ボビン３によりコンデンサ素子１内に中空
部４が形成されている。
で、この巻芯ボビン３によりコンデンサ素子１内に中空
部４が形成されている。
５は前記コンデンサ素子１の端子接続部２に半田６によ
りそれぞれ接続した板状、棒状等の導電性金属体で、こ
の導電性金属体５は前記コンデンサ素子１の中空部４の
壁面に接触させ、しかもその先端部を互いに対向させて
配設している。
りそれぞれ接続した板状、棒状等の導電性金属体で、こ
の導電性金属体５は前記コンデンサ素子１の中空部４の
壁面に接触させ、しかもその先端部を互いに対向させて
配設している。
本考案のコンデンサは第２図に示すように、コンデンサ
破壊時には、この時発生する圧力、コンデンサ素子１の
歪、熱等によって巻芯ボビン３が変形する。
破壊時には、この時発生する圧力、コンデンサ素子１の
歪、熱等によって巻芯ボビン３が変形する。
これによって、コンデンサ素子１の対極より巻芯ボビン
３の中空部４内に挿入された導電性金属体５がおさえら
れて接触し、非常に大きな短絡電流が流れ、内部、ある
いは外部に設けたヒユーズを切断することができる。
３の中空部４内に挿入された導電性金属体５がおさえら
れて接触し、非常に大きな短絡電流が流れ、内部、ある
いは外部に設けたヒユーズを切断することができる。
なお、ボビン３内は導電性金属体５の接触が必要条件に
なるため、空隙あるいは油のように接触可能な構造が必
要である。
なるため、空隙あるいは油のように接触可能な構造が必
要である。
また、本考案ではボビンレスで巻芯内が空隙の場合でも
同様である。
同様である。
一般に、金属化フィルムよりなる自己回復性コンデンサ
においては、破壊時においても自己回復性を有するため
に少ない短絡電流しか流れない。
においては、破壊時においても自己回復性を有するため
に少ない短絡電流しか流れない。
したがって内部、外部ヒユーズを切断することは難かし
く、これによってケース破壊を起こす可能性があり、煙
、火災事故をおこす原因となる。
く、これによってケース破壊を起こす可能性があり、煙
、火災事故をおこす原因となる。
すなわち、本考案のようにコンデンサ素子のボビンの中
空部内に導電性金属体を配設することによってボビンが
変形する程度の破壊時には導電性金属体が接触し非常に
大きな短絡電流が流れ、煙、火災等の事故を誘発する前
に内部、外部に設けられたヒユーズを切断することがで
き、従来の保安装置に比べ、動作性を大巾に改善でき、
構造が簡単で価格が安いという実用的価値の大きいもの
である。
空部内に導電性金属体を配設することによってボビンが
変形する程度の破壊時には導電性金属体が接触し非常に
大きな短絡電流が流れ、煙、火災等の事故を誘発する前
に内部、外部に設けられたヒユーズを切断することがで
き、従来の保安装置に比べ、動作性を大巾に改善でき、
構造が簡単で価格が安いという実用的価値の大きいもの
である。
第１図は本考案の一実施例によるコンデンサのコンデン
サ素子を示す断面図、第２図は同コンデンサ破壊時の状
態を示す断面図である。 １・・・・・・コンデンサ素子、２・・・・・・端子引
出部、４・・・・・・中空部、５・・・・・・導電性金
属体。
サ素子を示す断面図、第２図は同コンデンサ破壊時の状
態を示す断面図である。 １・・・・・・コンデンサ素子、２・・・・・・端子引
出部、４・・・・・・中空部、５・・・・・・導電性金
属体。
Claims (1)
- 少なくとも片面に電極を形成した誘電体フィルムを巻回
し、かつこの両端面に端子引出部を形成して内部に中空
部を有するコンデンサ素子を構成し、このコンデンサ素
子の入力回路にヒユーズを組込み、前記両端面の端子引
出部にそれぞれ接続した導電性金属体を前記中空部の壁
面に沿って接触させ、先端部が互いに間隔をおいて対向
配設したコンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9142677U JPS6038270Y2 (ja) | 1977-07-08 | 1977-07-08 | コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9142677U JPS6038270Y2 (ja) | 1977-07-08 | 1977-07-08 | コンデンサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5418645U JPS5418645U (ja) | 1979-02-06 |
| JPS6038270Y2 true JPS6038270Y2 (ja) | 1985-11-15 |
Family
ID=29020694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9142677U Expired JPS6038270Y2 (ja) | 1977-07-08 | 1977-07-08 | コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6038270Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-07-08 JP JP9142677U patent/JPS6038270Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5418645U (ja) | 1979-02-06 |
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