JPS6038202Y2 - 光フアイバを用いた温度センサ - Google Patents

光フアイバを用いた温度センサ

Info

Publication number
JPS6038202Y2
JPS6038202Y2 JP7837680U JP7837680U JPS6038202Y2 JP S6038202 Y2 JPS6038202 Y2 JP S6038202Y2 JP 7837680 U JP7837680 U JP 7837680U JP 7837680 U JP7837680 U JP 7837680U JP S6038202 Y2 JPS6038202 Y2 JP S6038202Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
temperature
temperature sensor
voltage
transmission line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7837680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS572431U (ja
Inventor
公春 金丸
博 梶岡
宏郎 永野
Original Assignee
日立電線株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日立電線株式会社 filed Critical 日立電線株式会社
Priority to JP7837680U priority Critical patent/JPS6038202Y2/ja
Publication of JPS572431U publication Critical patent/JPS572431U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6038202Y2 publication Critical patent/JPS6038202Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は高圧伝送線路の温度センサに係り、特に、光フ
ァイバを用いたた温度センサに関するものである。
従来高圧送電ケーブル等の温度を測定する場合は、高圧
送電ケーブルに熱電対、サーミスタあるいは電気抵抗体
を設置して行っていた。
しかしこの方式は電気的な測定方法であるので、高電圧
部分の温度を直接精度良く測定することは不可能であっ
た。
一方、高圧送電線路は電力需要の増加につれて温度監視
が重要となっている。
高電圧部分が大気中に露出している場合は、上記電気式
以外の機械的な膨張を利用した指針式温度計等を設置し
、遠方から目視測定することも可能であるが、高電圧送
電ケーブルのように高電圧部分が絶縁層で被覆されてい
る場合は適用することができない。
本考案は従来技術の欠点を解消し、高電圧部分の温度を
直接測定することができる新規な光ファイバを用いた温
度センサを提供することを目的とし、その特徴とすると
ころは、温度変化による屈折率変化が大きいクラッドで
被覆したクラッド型光ファイバを高電圧部分に設置し、
この高電圧部分の温度を検知するごとく構成したことに
ある。
温度によって屈折率が変化するクラツド材としては、例
えばシリコンゴムが適当である。
この場合はシリカガラスよりなるコアの屈折率に対し、
クラツド材の屈折率は約30%の範囲内で変化させるこ
とができる。
したがって、温度が変化しても屈折率が殆んど変化しな
いコアに対する屈折率差が温度に比例して変化し、その
光ファイバの光伝送量の差から設置部分の温度を知るこ
とができる。
このような光ファイバを用いた温度センサは電気絶縁体
であるので、高電圧部分に設置して直接その部分の温度
を測定することが可能となる。
第1図は本考案の光ファイバの断面図である。
1はシリカガラス製のコア、2はシリコンゴム製のクラ
ッドで、クラッド形光ファイバを構成しており、その周
囲を保護層3で被覆している。
この光ファイバ4のクラッド2はコア1よりも低屈折率
であり、しかも温度によってその屈折率は大きく変化す
るので、温度上昇と共に屈折率差が変化して光ファイバ
4の光伝送量を変化させる。
第2は第1図の光ファイバを設置した高圧送電ケーブル
の断面図で、管状の導体5内の孔には第1図の光ファイ
バ4が設置されている。
導体5の周囲は絶縁体6で被覆され、絶縁体6の外周を
金属被覆層7と防蝕層8とで被覆している。
導体5の温度が上昇すると光ファイバ4の漏洩光が増加
して光伝送量が変化するので、これを測定すれば高圧送
電ケーブルの温度上昇を知ることができる。
第3図は本考案の一実施例である光ファイバを用いた温
度センサの系統図である。
破線で示す光ファイバ4を内蔵した第2図に示す高圧伝
送ケーブル9の両端にケーブル終端部11a、llbを
設けており、光源10より発生した光を光比較器12を
通してケーブル終端部11aからケーブル終端部11b
に伝送する。
光ケーブル終端部11bを出た光を再び光比較器12に
導びき、入射光量と比較しその減衰量を求める。
光比較器12で比較した光量差は温度換算器において温
度として表示される。
図に示すごとく光ファイバ4は高圧伝送ケーブル9の全
線に亘って布設されているので、この場合は高圧伝送ケ
ーブル9の平均的な温度変化が測定され、通電時の異常
な温度上昇を知ることができる。
本実施例の温度センサは、高圧伝送ケーブル全線に亘っ
てシリコンゴムをクラッドとする光ファイバを導体内に
施設し、入射光量と出射光量との比を求めることによっ
て、ケーブル全線の平均的温度変化を知ることができる
という効果をもっている。
上記実施例は高圧伝送ケーブルの導体5内に光ファイバ
4を設置した例を示しているが、充実した導体の場合に
は導体外に併設しても差支えない。
また、第3図には第1図に示す温度検知用光ファイバ4
を全線に布設しであるが、要所のみ温度検知用光ファイ
バを施設し、これに普通の光ファイバを接続して布設す
れば、要所のみの温度上昇を検知することができる。
なお、このような光ファイバを用いた温度センサを配電
盤等の部分的な高圧部分の異常検知にも適用できる。
本考案の光ファイバを用いた温度センサは、電気的な方
法による温度測定が不可能な部分、特に高電圧部分の温
度測定が安全かつ正確に検知できるので、防災上および
送電損失を防止するのに顕著な効果をもっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の光ファイバの断面図、第2図は第1図
の光ファイバを設置した高圧送電ケーブルの断面図、第
3図は本考案の一実施例である光ファイバを用いた温度
センサの系統図である。 1・・・・・・コア、2・・・・・・クラッド、3・・
・・・・保護層、4・・・・・・光ファイバ、5・・・
・・・導体、6・・・・・・絶縁体。 7・・・・・・金属被覆層、8・・・・・・防蝕層、9
・・・・・・高圧送電ケーブル、10・・・・・・光源
、11・・・・・・ケーブル終端部、12・・・・・・
光比較器、13・・・・・・温度換算器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シリカガラスをコアとするクラッド形光ファイバー
    において、温度変化による屈折率変化が大きいクラッド
    で被覆した光ファイバを高電圧部分に設置し、該高電圧
    部分の温度を検知するごとく構成したことを特徴とする
    光ファイバを用いた温度センサ。 2 上記光ファイバが、高圧伝送線路の全線に亘って布
    設し、上記高圧伝送線路の千切温度を検知するごとく設
    置した検知線路である実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の光ファイバを用いた温度センサ。 3 上記光ファイバが、高圧伝送線路の全線に亘って布
    設した光伝送線路の要部に接続し、部分的な温度を検知
    するごとく設置した検知線路である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の光ファイバを用いた温度センサ。
JP7837680U 1980-06-05 1980-06-05 光フアイバを用いた温度センサ Expired JPS6038202Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7837680U JPS6038202Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 光フアイバを用いた温度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7837680U JPS6038202Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 光フアイバを用いた温度センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS572431U JPS572431U (ja) 1982-01-07
JPS6038202Y2 true JPS6038202Y2 (ja) 1985-11-14

Family

ID=29440893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7837680U Expired JPS6038202Y2 (ja) 1980-06-05 1980-06-05 光フアイバを用いた温度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6038202Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6148772A (ja) * 1984-08-17 1986-03-10 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 絶縁監視装置
JP2873862B2 (ja) * 1990-05-10 1999-03-24 工業技術院長 光ファイバ導入装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS572431U (ja) 1982-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106855443B (zh) 电缆中间接头导体温度测量结构
CN205175574U (zh) 电缆中间接头导体温度测量结构
US6635828B2 (en) Composite electrical insulator including an integrated optical fiber sensor
JPH02144810A (ja) 電力ケーブル及びその温度分布測定方法
JPS6038202Y2 (ja) 光フアイバを用いた温度センサ
JPS5973812A (ja) 電力ケ−ブルならびに、その欠陥検出装置
CN212567718U (zh) 一种荧光光纤测温装置
CN107945981A (zh) 一种基于光纤光栅的智能双丝环绕式温度监控单芯电缆
JPH06267642A (ja) 光ファイバ内蔵加熱体
JP2642841B2 (ja) 光ファイバ複合電力ケーブル
JPH0380252B2 (ja)
JP2746424B2 (ja) 分布型歪センサー
CN110726493A (zh) 用于列车车辆电气连接点的光纤光栅温度传感监测装置
JP2761271B2 (ja) 電線短絡検知用光ファイバ温度センサ
CN216483581U (zh) 用于变压器绕组温场测量的光纤温度传感器
CN208238979U (zh) 一种测温带绕包及光纤测温系统
CN107945984A (zh) 一种基于光纤光栅的智能中心式温度监控单芯电缆
US20240266090A1 (en) Multisensing cable for overhead power transmission lines
Polycarpou et al. Equipment Parameter Investigation for a Proposed Power Conductor Hot Spot Identification system
JPH03158728A (ja) 温度検知光ケーブル
JPS5895243A (ja) Ofケ−ブル線路の漏油点検出方法
JPH02195219A (ja) 光ファイバ温度センサのセンサ部
WO2010119095A1 (en) Monitoring temperature of an overhead electrical line
Schad Fiberoptical Distributed Temperature Sensing Of Temperature Profiles Of A Transformer Model Coil
JPH08264035A (ja) センサ内蔵型電力ケーブル