JPS6038198Y2 - 擬似黒体放射源 - Google Patents

擬似黒体放射源

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JPS6038198Y2
JPS6038198Y2 JP5103380U JP5103380U JPS6038198Y2 JP S6038198 Y2 JPS6038198 Y2 JP S6038198Y2 JP 5103380 U JP5103380 U JP 5103380U JP 5103380 U JP5103380 U JP 5103380U JP S6038198 Y2 JPS6038198 Y2 JP S6038198Y2
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JP
Japan
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temperature
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radiant energy
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JP5103380U
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Inventor
正彦 山本
敏彦 柴田
国俊 渡辺
徹 井内
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新日本製鐵株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鏡面的反射を利用する放射測温に用いる擬似
黒体放射源に関する。
鏡面的反射を利用する放射測温方法および装置は例えば
特開昭54−85078に詳しく説明されているが、概
要を述べると、第1図に示すように被測温体10の法線
Nの両側にほぼ同じ角θを持たせて黒体放射源14と放
射温度計12を配置し、放射源14より放射線(熱線)
を被測温体10に投射し、その反射放射線と被測温体1
0が放出する放射線を温度計12に与え、測温する。
数式で説明すると、温度計12が受ける放射エネルギE
2.E3は、被測温体10の角θ方向の放射率をE(θ
)、温度をT1、放射源14の温度をT2.T3とする
と、 E2=t(θ)・Eb (Tt) +(1t (θ)
)Eb(T2)
・・・(1)E3=r(θ)・Eb (T1) +(
1t (θ))Eb (T3)
・・・(2)であり、これより被測
温体10の放射率ξ(θ)、および放射エネルギEb
(Tl)は2−E3 ’ (e) ”I EKT2) gbcr、)”(31
Eb (T、)=4と一ヒバリ・Eb (T3)・・・
(4)E(θ) ξ(θ) として求められる。
T1とEb (TI)の関係は例えばブランクの式など
により表わされるからこれを解いてT1を求めてもよい
が、簡単にはグラフ化しておいてそれより求めるのがよ
く、いずれにしてもEb(T1)が分れば被測温体1o
の温度T1が求まる。
この測温方式は非接触型で、高温の測定が可能であるか
ら移動加熱鋼板の測温に好適である。
しかし実用化するに当っては解決を要する問題も若干あ
る。
その1つは黒体放射源14である。放射源14は本測温
方式では黒体放射源っまりt=1の放射源として吸って
おり、熱電対などにより測温した放射源14の温度T2
.T3からその放射エネルギEb (T2)、 Eb
(T3)を温度T2.T3の黒体の理論放射エネルギ値
として得ている。
従って放射源14がξ岬1であると1−tに比例する測
定誤差が生じることになる。
黒体放射源としては第2図a9 b、 c等に示す形状
のものが実用に供されている。
aは耐火物製の球体22に小孔24をあけたもので、ヒ
ータ26により加熱されて小孔24から放射エネルギを
放出する。
ξはは>’lである。これは次のように考えることがで
きる。
即ち放射率Eは熱平衡状態では吸収率αに等しいが、第
2図aでは矢印方向から孔24に入射した放射線は球内
で多重反射するだけで小孔24から外部へ出ることはな
く(球内面は拡散反射面でありそして孔24は充分に小
さいとする)、従ってα″F1であるからt f−1で
ある。
第2図すは無限に長い耐火物円筒28にヒータ26を取
付けたもので矢印方向から入射した放射線は無限に長い
円筒に入ったきりで出ることはないからα=1、従って
t=■である。
円錐形の孔32を持つ耐火物30にヒータ26を設けた
もので、この場合も矢印方向から入った放射線は多重反
射しながら円錐頂点へ収斂、吸収されるからα==1、
t f−1である。
ところがか)る黒体放射源は一般に大きさが大きくなる
例えば第2図すのものは、無限長というのは実際には実
現できないから有限長にするが、近似黒体放射源とする
にはL/Dが10.工業的でも5以上は必要である。
そして第1図の測温に使用する場合は径りが成る程度以
上大きいことが望まれ、そうでないと前述の測温原理の
基礎条件が満足されず、測定結果が被測温体の形状、位
置変化などで大きく変動してしまう。
しかし径りが大になれば長さLはその5〜川倍の割合で
大になり、放射源は異常に大きくなってしまう。
第2図aのものも同様で、孔24の径はb図のDに相当
するものであるから、このDを大にしかつ孔24を小孔
とするには球体22は相当に大でなければならない。
第2図Cのものも、円錐孔は底面径に比べて高さの大な
るものが良いから、同様である。
しかし放射源が大型では、実用上種々不便がある。
第1図の部材10,12,14は一部又は全部が炉内又
は炉外に配置されるが、特に炉内配置の場合は、余り大
型では設置困難にさえなる。
それ数本考案の目的は径りが大、L/Dは小で、かつ実
用上放射測温の黒体放射源となり得る放射源を提供しよ
うとするものである。
そもそも放射測温の放射源は原理的にはEが既知のもの
であればよく、黒体放射源のようにEが厳密に1である
ことを要さない。
またEは一般には角θの関数であるが、放射測温には、
そして原理的には、ある角θを与えたときのξが既知で
あればよい。
しかしEが1でないと、また角θに応じて変るものであ
ると、それぞれ修正が必要であるから実際には不便が多
い。
そこで本考案では、第1図の如き配置において実用上E
′F=1、具体的には0.97又は0.98以上、E(
θ)=一定、の擬似黒体放射源を提供しようとするもの
である。
第3図に本考案の実施例を示す。
図で40は有底短筒体であり、内側に縦断面が台形の空
洞部42を有する。
即ちこの空洞部42の底部40aは入側の開口部40c
より広く、従ってこれらを結ぶ胴部40bは円錐状をな
す。
これらの底部おつび胴部には所定温度にそれらを加熱す
るヒータ46.48が配置される。
52は外筒であって、断熱材54を介して筒体40を収
容する。
筒体40の詳しくは内部空洞部のL/Dは1〜2程度の
値にする。
この擬似黒体放射源50は、第2の黒体放射源とはS゛
同様原理で動作する。
即ち矢印方向から入射する放射エネルギは底部40aに
当って反射し、一部は放射源50外へ出るが残部は側壁
40bに当り、該側壁は図示の如く中心側へ倒れるよう
に傾斜しているので底部40a側へ多く反射され、以下
同様のことを繰り返して結局入射放射エネルギは外部へ
出られず、α=:=1従ってE″F1となる。
この目的では胴部40b特に底部40a内面を光吸収面
としておくとよい。
例えば該内面に多数の突起または突条により断面三角状
の多数の溝を形成しておけば、第2図Cの原理による放
射エネルギ吸収が行なわれて光吸収面となる。
第1図の放射測温に使用する擬似黒体放射源にtt−;
rHg7二均−であることが重要である。
即ちって温度計12は小さな立体角の視 野で放射源50の底部を覗くことになるが、被測温体1
0が移動鋼板であると上下動、左右傾斜、表面平担度変
化などが避けられず、これらにより温度計12が覗(底
部部分は変動することになる。
従って底部温度が不均一であると、該底部の適所に配置
した熱電対により測定した底部温度から算出した放射エ
ネルギは測定に与る放射エネルギとは異なることになり
、誤差が生じる。
底部温度が均一ならこのような誤差はない。
底部温度を底部中央から周辺に亘って均一にするには筒
体胴部を加熱することが有効であり、これにより底部周
辺部の温度低下が避けられる。
また筒体40を熱の良導体にすること及び厚みを厚くす
ることなども有効である。
Dが大きく、L/Dが小さいと、第1図のような傾斜配
置では対流による筒体40の上、下部温度差発生が無視
できない。
これに対してはヒーターの線密度、電流値などを変えて
筒体上部と下部では加熱度が異なるようにするとよい。
勿論加熱は電気的加熱の他に高温流体による加熱でもよ
い。
流体の場合にはヒータの代りにパイプを設けるが、この
場合は冷却に便利である。
即ち放射源50を高温の炉内に設置し、前記の温度T2
.T3を炉温以下に設定する場合は冷却が必要になるが
、か)る場合には該パイプに低温流体を流せばよい。
筒体40の胴部にヒータを設けてそれを適当に調整する
と、見掛けの放射率を1にすることができる。
即ち胴部から放出された放射エネルギは底部に入射し、
該底部で反射して再び胴部へ戻されたりするものの、一
部は筒体外へ放出され、これは底部から放出される放射
エネルギに加わることになるので、この擬似黒体放射源
の見掛けの放射率を1またはそれ以上にもすることがで
きる。
以上説明したように本考案によればDが大きく、L/D
が小さく、E変化がなく、あっE=1にし得る、従って
移動鋼板の放射測温に使用して極めて有効、適切な放射
源が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は放射測温の原理を示す図。 第2図a〜Cは各種黒体放射源の例を示す説明図。 第3図は本考案の実施例を示す断面図である。 図面で40は有底短筒体、42はその空洞部、40cは
入側、40aは底部、40bは胴部、46.48は加熱
手段である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空洞部縦断面が台形をなして空洞部入側が底部より狭い
    該空洞部を内側に形成する有底短筒体と、該筒体の底部
    および胴部に配設された加熱手段とを備えることを特徴
    とする、放射測温用の擬似黒体放射源。
JP5103380U 1980-04-15 1980-04-15 擬似黒体放射源 Expired JPS6038198Y2 (ja)

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JP5103380U JPS6038198Y2 (ja) 1980-04-15 1980-04-15 擬似黒体放射源

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JP5103380U JPS6038198Y2 (ja) 1980-04-15 1980-04-15 擬似黒体放射源

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Publication Number Publication Date
JPS56151939U JPS56151939U (ja) 1981-11-13
JPS6038198Y2 true JPS6038198Y2 (ja) 1985-11-14

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ID=29645950

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JP5103380U Expired JPS6038198Y2 (ja) 1980-04-15 1980-04-15 擬似黒体放射源

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JPS5983021A (ja) * 1982-11-04 1984-05-14 Chino Works Ltd 黒体炉

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JPS56151939U (ja) 1981-11-13

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