JPS6038177Y2 - 路盤の上・下動自動測定装置 - Google Patents
路盤の上・下動自動測定装置Info
- Publication number
- JPS6038177Y2 JPS6038177Y2 JP10181879U JP10181879U JPS6038177Y2 JP S6038177 Y2 JPS6038177 Y2 JP S6038177Y2 JP 10181879 U JP10181879 U JP 10181879U JP 10181879 U JP10181879 U JP 10181879U JP S6038177 Y2 JPS6038177 Y2 JP S6038177Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- movable
- roadbed
- road surface
- measuring device
- upward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、線路、道路の路盤が、季節により凍上もし
くは融下の影響で上下動し、または列車、自動車の通過
で沈下するとき、その上下動の変位量を自動的に測定し
、記録可能な路盤の上下動自動測定装置に係るものであ
る。
くは融下の影響で上下動し、または列車、自動車の通過
で沈下するとき、その上下動の変位量を自動的に測定し
、記録可能な路盤の上下動自動測定装置に係るものであ
る。
冬季たとえば鉄道線路の盛土、切取りの個所において土
が寒さのために凍結し、その中の水分が霜柱となり、そ
の上部を押し上げ、一定の大きな力となる現象即ち凍上
が発生し、そしてこの凍上量は場所に一様でないことか
ら線路は直線状態を保持できず、所謂軌道狂いが発生し
、列車の脱線、転覆という大事故を誘起する惧れがある
。
が寒さのために凍結し、その中の水分が霜柱となり、そ
の上部を押し上げ、一定の大きな力となる現象即ち凍上
が発生し、そしてこの凍上量は場所に一様でないことか
ら線路は直線状態を保持できず、所謂軌道狂いが発生し
、列車の脱線、転覆という大事故を誘起する惧れがある
。
従ってこのような惧れを未然に阻止するため、レール底
部とまくら木との間に、狂いの量に応じた厚さをもった
はさみ木(パツキン)を挿入しているのが現状である。
部とまくら木との間に、狂いの量に応じた厚さをもった
はさみ木(パツキン)を挿入しているのが現状である。
しかしてこの凍上防止工法の対策・検討および現道床の
保守作業を行なう上で、凍上量の変位状態を知る必要が
あり、また凍上とは反対に春季における土の凍結現象か
ら溶触現象への変化即ち融下についても前記同様に融下
量の変位状態を知る必要があり、また道路上を走行する
特に大型自動車の大量通過による路盤の沈下する量の変
位状態を知り、路盤の造成・保守等に必要な資料を作成
することになる。
保守作業を行なう上で、凍上量の変位状態を知る必要が
あり、また凍上とは反対に春季における土の凍結現象か
ら溶触現象への変化即ち融下についても前記同様に融下
量の変位状態を知る必要があり、また道路上を走行する
特に大型自動車の大量通過による路盤の沈下する量の変
位状態を知り、路盤の造成・保守等に必要な資料を作成
することになる。
そこでこの考案は必要な資料を作成する過程での測定・
記録を司る路盤の上下動自動測定装置を提供しようとす
るもので、路面下に埋設・定着した外側の基準パイプ外
周に地層の厚さ調整兼用の保護筒を遊合し、該保護筒に
遊合し、かつ路面上に一部を載置した可動体の可動基準
面に、下方に捲回せるコイルスプリングで常時上端を接
触させた可動軸を、内側の基準パイプに取付けた変換器
に付設し、路面の上下動における変位量を変換器を介し
測定するようにたものである。
記録を司る路盤の上下動自動測定装置を提供しようとす
るもので、路面下に埋設・定着した外側の基準パイプ外
周に地層の厚さ調整兼用の保護筒を遊合し、該保護筒に
遊合し、かつ路面上に一部を載置した可動体の可動基準
面に、下方に捲回せるコイルスプリングで常時上端を接
触させた可動軸を、内側の基準パイプに取付けた変換器
に付設し、路面の上下動における変位量を変換器を介し
測定するようにたものである。
以下図面についてこの考案の一実施例を述べるに、凍上
・融下もしくは沈下の影響をうけない所謂基準(不動)
となる土路盤Gに、基準板1を埋入した底板2の上方に
、内・外二重の基準パイプ3.4を一体に直立・形成し
、外側の基準パイプ4外周には少許の隙間を介して地層
の厚さ調整を兼ねた保護筒5を遊合し、該保護筒5の上
方・外側には少許の間隙を介して可動体Mを遊合し、こ
の可動体Mの上方における平板部6aの中央の膨出部6
bに刻設せるネジ7に、蓋体8の下部を螺合する一方、
前記平板部6aの一部に貫通・定着せるL字形の導線被
覆管9に後述の変換器Tに付設される導線(図示しない
)を挿通可能としである。
・融下もしくは沈下の影響をうけない所謂基準(不動)
となる土路盤Gに、基準板1を埋入した底板2の上方に
、内・外二重の基準パイプ3.4を一体に直立・形成し
、外側の基準パイプ4外周には少許の隙間を介して地層
の厚さ調整を兼ねた保護筒5を遊合し、該保護筒5の上
方・外側には少許の間隙を介して可動体Mを遊合し、こ
の可動体Mの上方における平板部6aの中央の膨出部6
bに刻設せるネジ7に、蓋体8の下部を螺合する一方、
前記平板部6aの一部に貫通・定着せるL字形の導線被
覆管9に後述の変換器Tに付設される導線(図示しない
)を挿通可能としである。
また内側の基準パイプ3上方に螺合されたセンサー取付
管10の下方に保持筒11の上部を螺合・定着し、これ
らサンサー取付管10、保持筒11の内側に亘って嵌合
された主体部U内を貫通・昇降する可動軸12の下方に
コイルスプリングSを捲回し、このコイルスプリングS
の上方への弾発力により可動軸12の上端を常時、前記
蓋体8の内側における可動基準面8aに点接触させであ
る。
管10の下方に保持筒11の上部を螺合・定着し、これ
らサンサー取付管10、保持筒11の内側に亘って嵌合
された主体部U内を貫通・昇降する可動軸12の下方に
コイルスプリングSを捲回し、このコイルスプリングS
の上方への弾発力により可動軸12の上端を常時、前記
蓋体8の内側における可動基準面8aに点接触させであ
る。
しかしてセンサー取付管10はナツトnの締着て基準パ
イプ3への取付位置を容易に調節可能である。
イプ3への取付位置を容易に調節可能である。
また前記可動軸12の中間に取付けた鉄芯kを遊嵌・被
覆せる一次コイルC□と二次コイルC2を主体部Uに内
蔵し、これら一次・二次コイルC□、C2の夫々に整流
器13、発振器14を接続しである。
覆せる一次コイルC□と二次コイルC2を主体部Uに内
蔵し、これら一次・二次コイルC□、C2の夫々に整流
器13、発振器14を接続しである。
しかして一次、二次コイルC1,C2、鉄芯に1可動軸
12を含めたものを変換器Tと称し、この変換器T1底
板2、基準パイプ3,4および蓋体8を含めて測定部り
を構威し、他方整流器14に接続されたスパン調整器1
5、′Oヨ調整器16および記録計17ならびに発振器
14に接続された電源18を含めて記録部Eを構威しで
ある。
12を含めたものを変換器Tと称し、この変換器T1底
板2、基準パイプ3,4および蓋体8を含めて測定部り
を構威し、他方整流器14に接続されたスパン調整器1
5、′Oヨ調整器16および記録計17ならびに発振器
14に接続された電源18を含めて記録部Eを構威しで
ある。
図中りはバラスト、iは土壌、pは路面である。
この考案は前述のような構成であるから、路面pに平板
部6aを、土路盤Gに底板2を夫々定置し、かつ可動軸
12の上端が蓋体8の可動基準面8aに常時接触してい
ることを確認しておく。
部6aを、土路盤Gに底板2を夫々定置し、かつ可動軸
12の上端が蓋体8の可動基準面8aに常時接触してい
ることを確認しておく。
このような状態のもとにおいて、たとえば冬季、土壌i
の中に含まれる水分が凍結して凍上の現象となるとき、
土壌iの上昇で可動体Mが上方に押し上げられ、之に伴
って蓋体8も一体となり上昇し、しかしてこの際可動軸
12はコイルスプリングSの弾発力により押し上げられ
常に可動基準面8aに点接触することになる。
の中に含まれる水分が凍結して凍上の現象となるとき、
土壌iの上昇で可動体Mが上方に押し上げられ、之に伴
って蓋体8も一体となり上昇し、しかしてこの際可動軸
12はコイルスプリングSの弾発力により押し上げられ
常に可動基準面8aに点接触することになる。
よって可動軸12の押し上げられた量、即ちその変位量
は測定部りにおける変換器Tに伝達され、電気量(電圧
)に変換され、測定部Eにおける記録計17に送られ、
こ)で前記変位量が計量的に測定・記録される。
は測定部りにおける変換器Tに伝達され、電気量(電圧
)に変換され、測定部Eにおける記録計17に送られ、
こ)で前記変位量が計量的に測定・記録される。
そしてこの測定・記録された資料に基づいて凍上(触子
、沈下)の防止対策の適切な手段を検討・実施すること
になる。
、沈下)の防止対策の適切な手段を検討・実施すること
になる。
この考案によれば、土壌の凍上、触子により上下動する
可動体が路面近傍の一個所に集約されているので、調整
、点検、組付分解もしくは交換等の所作を容易に行ない
得て利用者にとっては至便であり、また下方をコイルス
プリングの弾発力により上方に付勢された可動軸の上端
を、前記可動体の可動基準面に常時、接触させであるの
で、可動体の上・下動に伴い間断なく迅速かつ確実に追
随可能にして時々刻々の状況を測定・記録できると共に
、可動軸は内側の基準パイプ側に付設されているため、
外力により不測のうちに破損する惧れがなく、常に作動
可能な状況下にあり、利用者は安心して使用し得る上に
、全体としての形態を小形化し得るので、設定空間の徒
らな拡大化を要することなく、しかも構造の複雑化を招
来しないので、堅牢・安価に製作可能であり、なお、設
定地域についての格別な配慮も要せず、所望地域に設定
できる等の実益を有するものである。
可動体が路面近傍の一個所に集約されているので、調整
、点検、組付分解もしくは交換等の所作を容易に行ない
得て利用者にとっては至便であり、また下方をコイルス
プリングの弾発力により上方に付勢された可動軸の上端
を、前記可動体の可動基準面に常時、接触させであるの
で、可動体の上・下動に伴い間断なく迅速かつ確実に追
随可能にして時々刻々の状況を測定・記録できると共に
、可動軸は内側の基準パイプ側に付設されているため、
外力により不測のうちに破損する惧れがなく、常に作動
可能な状況下にあり、利用者は安心して使用し得る上に
、全体としての形態を小形化し得るので、設定空間の徒
らな拡大化を要することなく、しかも構造の複雑化を招
来しないので、堅牢・安価に製作可能であり、なお、設
定地域についての格別な配慮も要せず、所望地域に設定
できる等の実益を有するものである。
なお、本案品は土壌に埋入する関係上、外力、腐食等を
考慮して不銹鋼を使用するのが好適であり、また前述の
説明は凍上時についての実施例であるが、触子もしくは
自動車通過による路盤沈下のときにおいても利用できる
ものである。
考慮して不銹鋼を使用するのが好適であり、また前述の
説明は凍上時についての実施例であるが、触子もしくは
自動車通過による路盤沈下のときにおいても利用できる
ものである。
図面はこの考案の一実施例にして、第1図は測定部の一
部切欠せる縦断面図、第2図は本案品のブロック図であ
る。 M・・・・・・可動体、S・・・・・・コイルスプリン
グ、T・・・・・・変換器、p・・・・・・路面、3,
4・・・・・・内・外の基準パイプ、5・・・・・・保
護筒、8a・・・・・・可動基準面、12・・・・・・
可動軸。
部切欠せる縦断面図、第2図は本案品のブロック図であ
る。 M・・・・・・可動体、S・・・・・・コイルスプリン
グ、T・・・・・・変換器、p・・・・・・路面、3,
4・・・・・・内・外の基準パイプ、5・・・・・・保
護筒、8a・・・・・・可動基準面、12・・・・・・
可動軸。
Claims (1)
- 路面下に埋設・定着した外側の基準パイプ外周面に、地
層の厚さ調整兼用の保護筒を遊合し、該保護筒に遊合し
、かつ路面上に一部を載置した可動体の可動基準面に、
下方に捲回せるコイルスプリングで、常時上端を接触さ
せた可動軸を、内側の基準パイプに取付けた変換器に付
設し、路面の上下動における変位置を変換器を介し測定
するようにした路盤の上・下動自動測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10181879U JPS6038177Y2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 路盤の上・下動自動測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10181879U JPS6038177Y2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 路盤の上・下動自動測定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5619706U JPS5619706U (ja) | 1981-02-21 |
JPS6038177Y2 true JPS6038177Y2 (ja) | 1985-11-14 |
Family
ID=29334559
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10181879U Expired JPS6038177Y2 (ja) | 1979-07-25 | 1979-07-25 | 路盤の上・下動自動測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038177Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5871430A (ja) * | 1981-10-24 | 1983-04-28 | Mitsubishi Electric Corp | 振動シミユレ−タ |
-
1979
- 1979-07-25 JP JP10181879U patent/JPS6038177Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5619706U (ja) | 1981-02-21 |
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